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沢登りとは… そして「沢屋」の定義とは?

沢登りを一言で表現すると…五目チャーハンだ。もっと正確に表現すると、その昔、山岳部の合宿で喰わされたヤミナベだ。残菜のごった煮なんだが、ローソクを消して一人一品何か食い物を入れて、ふたをして煮るのだが…。

行動食のクラッカーのカスや梅干の種はまだ善良なほうで、ハーケンが入っていたり、わらじが煮えてたりするんだ。沢登りはヤミナベとほとんど同じ遊びなのではなかろうか?

山、谷、森、風、雲、水、土、とにかくいろんな要素と、人間の目的、そして私たち一人一人の感性がゴチャゴチャになって、ある種の化学反応のようなことを起こす。そこで発生した得たいの知れない気体が、「沢登り」なのかもしれない。この反応は、一度として同じ反応ではなく、同じ気体は発生しないのだ。

この気体は、まっこと得もいわれぬ芳香を放つこともあるし、屁みたいな時もある。芳香を放つ遡行は、人間の側の遡行目的と、山や谷、風が握手した時に発生する。この香りに酩酊する遊びが、「沢登り」なのである。

一度、この芳香を嗅いでしまうと、たいてい中毒になり、アルパインクライミングなどには特効がある就職、結婚、出産といった解毒剤の効果も弱い。症状の重い病的酩酊者は自らを「沢屋」と称す。

吉川栄一著 『沢登り』より

掲載内容 (2013年10月現在)

収録沢本数 314本 / 写真枚数 5,568 

My Dream (私の沢に対する思い)


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