酔いどれ日記 2019年9月

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9月29日(日)
Fちゃんとデート in 大曲編

昨日28日(土)は、2ヶ月振りにFちゃんとデート♪たまには気分を変えて行ったことがない場所でデートしよう!てなことで、今回初めて大曲(大仙市)でデートしてみることにしました。大曲在中の山仲間に「大曲のお勧めの観光(デート)スポットはどこですか?」とラインで問い合わせたところ「う~思い付かない!」とのつれない返事…。

「こうなったら自分で探すしかないか…」とネットで調べまくりました。な~んだ、結構あるじゃん!Fちゃんと角館に朝8時15分に待ち合わせ!最初に行ったのが、国指定史跡「払田柵跡(ほったさくあと)」です。今から約1,200年前の平安時代の初め頃、国家がこの地の統一を進めるために造った、役所と軍事、儀式の役割を持ったといわれている遺跡です。

私、こういった史跡が大好きなんです♪この日は朝からいい天気!遠方には和賀山塊や真昼産地の山並みが見えます。次は、高梨神社と払田分家庭園へ行きました。明治38年、名工・円満造翁(えまぞうおう)が38歳のときに取り組んだ鯉や龍などの彫刻が素晴らしかったです。また境内の側にある幹回り約5.5m、樹高約25m、推定樹齢約600年の姥杉(大仙市指定天然記念物)がこれまた見事でした!

次に行ったのは、今回の目玉!国指定名勝「旧池田氏庭園」です。私、日本庭園も大好きなんですよ♪明治時代後期 ~大正時代、当地の旧家で大地主(東北三大地主)であった池田家の大庭園です。庭園内には四季折々の植物が咲き誇り、季節ごとにまったく異なる風景を楽しめるようです(入園料 300円)。

デートにはまさにピッタリ!心落ち着く素敵な庭園でした。その後、花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」へ行きました。去年(2018年8月5日)オープンしたばかりの新しい資料館で、とても立派でした。大曲の花火の歴史や魅力を学ぶことできます。

4面マルチシアターの「はなびシアター」では、大曲の花火大会の様子を本番さながら、大迫力の映像とサウンドで楽しめて感動しました。いつか、実物を見てみたいものです。そうそう、2年前にオープンしたばかりの産直「しゅしゅえっとまるしぇ」にも行きました。午前中だけでこれだけ廻りました。お昼は角館に戻ってランチタイムです。大正時代から続く歴史ある料亭、東海林(しょうじ)へ!以前より行ってみたいと思っていた料亭で、やっと念願が叶いました。コース料理(3,590円)で秋田の食材にこだわり、その季節の旬の美味しいお料理を提供してくれる老舗の料亭です。素朴な料理ですが、どれもこれも美味しかったです。

お部屋は個室で、とても落ち着く(昔風の)いい感じのお部屋でした。秋田の郷土料理をタップリと堪能できました。ぜひまた行ってみたいお勧めの料亭です。もうお腹パンパンで晩御飯はいらないくらいです。

食後の後は、田沢湖の「山のはちみつ屋」へ行きました。Fちゃんが大好きな場所です。それにしても、物凄い人で店内は大賑わいでした。その後、ハーブ園に行って田沢湖一周ドライブをしました。「〇〇へ行ったのって、何年前だっけ?最近、思い出せなくってね、お互い物忘れが激しくなってきたね!」って言い合いながら…。

楽しい時間はあっという間で、お別れの時間がやってきました。今日はお天気にも恵まれ、たくさん楽しみました。やはり行ったことのない観光地は、新鮮味がありワクワクして楽しいです。そして、会話も弾みます。観光とグルメ、素敵な一日でした♪昨日遊んだ分、今日は日曜日ですが、仕事(授業)を頑張りま~す!そうそう、Fちゃんが新しいパソコンを買ったそうで(NECのLaVie PC-NX850NAB)…本日届くそうです。楽しみだね♪

PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね~♪上の写真は、高梨神社にてお祈りするちゃん。真ん中な写真は旧池田氏庭園にて写真撮影に励むFちゃん。下の写真は東海林(しょうじ)にてお水で乾杯する私たち!

●『画像掲示板』デート in 大仙市


9月26日(木)
Windows10にアップグレード!

久し振りの「酔いどれパソコン講座」です。スクールで使用しているパソコンは全てWindows10なのですが、自分が愛用しているパソコンはWindows7なんです。Windows7を使い続ける理由としましては、4年前に一度、苦労してWindows10にアップグレードしたものの動作が不安定になり、元のWindows7に戻した いきさつがあります。それと…このパソコン、2012年2月に購入していますので、かれこれ7年と半年が経ちます。

人間に例えると70~80歳のご高齢、いつ壊れるか?って感じです。よって、このままWindows7のまま使い続け寿命を全う、Win7のサポートが打ち切られる今年中に(出来れば消費税が上がる前の今月中に)買い替えようと考えていました。つい最近までは…。しかし、気持ちが変わったのです。大きく分けて理由は、三つあります。

理由その1:この2ヶ月間でエアコンとテレビ、そしてドライブレコーダーを買ったため出費がかさみ、経済的な理由からパソコンの購入を先延ばししたい気持ちに駆られた。理由その2:増税前の駆け込み需要の影響でしょうか、購入しようと思っていたパソコンが、ことごとく完売御礼、売れ切れ状態で購入できない状態に。理由その3:4年前のリベンジ(完璧なWin10へのアップグレード)を果たしたかった。

ここ最近、生徒さんやお客様からWindows10に関するお問い合わせが増えています。「今使っているパソコンがWindows7で、Windows10にアップグレードしたいのですが、どうすれば良いのですか?」とか「今使っているパソコンをWindows10にアップグレードするか、それともWindows10パソコンを新規購入するか?迷っています。どうしたら良いでしょうか」といったご相談が多いです。その場合、後者(新規パソコンの購入)をお勧めすることが多いです。なぜなら、Windows7からWindows10にアップグレードした場合、不具合が発生する確率が高いからです(Win8からWin10の場合は、その限りではない)。

そう、私のこのパソコンのように…。その際は、専門知識がないと直せないケースが多いです。「アップグレードしたらインターネットに繋がらなくなった、音が出なくなった、動作が不安定になった…」といったような修理を、私はこれまでたくさんして参りました。特別な理由がない限り、お使いのパソコンがWindows7の場合、そのまま使い続け、サポートが打ち切られる今年中にWindows10のパソコンをご購入されるのがベターな選択だと思います。

話戻って…このパソコンをWindows10に無償アップグレードするのに1時間45分も掛かりました。昨夜その事前準備に励み、万が一に備えてOSごとバックアップを取ったり、Win10で問題が起きそうなアプリを全て削除、不要なものを極限まで削除しHD容量を確保。4年前はアップグレードに成功したものの動作が不安定になり、即刻Windows7に戻したのですが、今回は果たしてどうなることやら…?結構ハラハラドキドキしました。おぉぉ~無事起動したぞ~!今度はバッチリ大丈夫そうです。4年前と違って動作も安定しているし、特に大きな問題は発生していない様子です。

さらに数時間かけて細部に至るまで不具合の有無をチェック!ある程度の設定変更や修正は必要でしたが、現在快適に作動しています。このパソコン、2ヵ月前にハードディスクをSSDに交換したばかりです。Windows10へのアップグレードが成功したことだし、もうしばらく使い続けようと思っています。そうそう、一つだけ問題が…SDカードを差し込んでも認識しなくなりました。当面はカードリーダーで対応するしかいないかな(その後、解決済み)。本日は、何やかんやで半日掛かりの作業となりましたが、無事Windows10にアップグレード出来、4年前のリベンジを果たせて嬉しい限りです。


9月24日(火)
北八甲田 小滝沢と縦走 2

9月14~16日の三連休に行った月山の時は、まだ「夏山」って感じで、行動中は半袖でも暑いくらいだったのです。一方、先日行った八甲田では既に「秋山」って感じで、フリースを着込まないと寒いくらいでした。たった一週間でこの気温の変化にビックリです。昨日の盛岡はとても寒く、耐え切れずコタツを出してしまいました。

歳のせいか?二日休まないと山疲れが取れない感じです。昨日は筋肉痛で体もだるかったのですが、二日目の今日は疲労も取れスッカリ元気になりました。単独での泊まりの沢は荷物が重く、年々しんどくなってきています。テント、寝袋、ビリーカン(鍋)、コンロ、食料、ロープ、ハーネス、ガチャ類などの登攀具、それに食料とお酒などザックに詰めると結構な重量になります。沢登り、いつまで続けられるか、そろそろ潮時かも?って思う時も。

さて、昨日の日記の続きです。21日は仙人岱避難小屋に泊まったのですが、誰も宿泊者がおらず貸し切り状態!誰にも気兼ねすることなく一人静かな時間を過ごす事が出来ました。お酒を飲みながら音楽を聴いていると時間はあっという間に過ぎていきました。北八甲田は、スマホ(au)が繋がりますので、小屋の中でFちゃんとたくさんラインをしました。山で彼女と繋がっていられるのは嬉しいものです。写メもたくさん撮って送りました。

晩飯はカップライス「日清カレーメシ ビーフ」を始めて食べてみました。お湯を注いで5分間待つだけで完成します!水の節約にもなるし軽量化にもなります。食欲を刺激するスパイシーな味で美味しかったですよ♪雑炊みたな感じなので、食欲がない時も食べやすいと思います。

アマゾンで購入した「いわな(八海山)焼き干し」で骨酒を作って飲みましたが、いいダシが出て美味しかったです。翌朝は、これまた日清のカップヌードルというインスタント三昧の私…。単独だと、どうしても簡単なものになりがちです。

22日(日)も朝から良いお天気で本日の縦走が楽しみです。無雪期に北八甲田を縦走するのは始めてかも?まずはいきなり大岳(1,584.4m)の登りから始まります。大岳山頂からの展望は最高でした!陸奥湾、十和田湖、青森市内、南八甲田の山々、北八甲田の山々、岩木山、岩手山や早池峰山まで望め、まさに360度の絶景を堪能できました。いや~満足満足!来た甲斐がありました♪今回のルート、北八甲田の沢と縦走の両方を楽しめる「贅沢な周回コース」です。

その後、大岳を後にして井戸岳、赤倉岳へと向かいますが、まさに絶景を楽しみながらの稜線漫歩は、これまた最高でした!赤倉岳から先は、深沢温泉方面へ下るだけです。2年前の2017年に刈払いされたばかりのルートで、快適に下ることが出来ました。

下山した後の車を回収するための(車デポ地の田代平まで)5.5キロの県道歩きが辛かった…。「誰か乗せてくれないかなぁ~?」と願っていましたが、誰も停まってくれませんでした。連休という事もあり、交通量もハンパなかったです。これじゃ~停まりたくても停まれないかも?

車の回収後、深沢温泉にて汗を流しました(ちなみに八甲田温泉は現在休業中)。昭和の香りがする古びた温泉ですが、湯質の良さは最高です!ドバドバと勢いよく温泉が吹き出る湯量の多さにビックリ!但し、石鹸やシャンプーは置いていませんので持参する必要があります(入浴料400円)。露天風呂も川を見下ろせて中々いい感じ♪この時は、誰もおらず貸し切り状態でゆっくり入れました。入浴後は、盛岡を目指して一路(高速道を使わず)下道を走りました。途中、昼食を食べたりちょっと仮眠したりで自宅まで4時間掛かりました。台風17号の接近にもかかわらず2日間ともお天気に恵まれ、沢と縦走の両方を満喫できて良かったです。PS.今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~!

●『画像掲示板』八甲田 小滝沢 2


9月23日(祝)
北八甲田 小滝沢と縦走 1

台風接近による悪天のため、東京の山仲間達との山行(沢登り)が中止となりました。急遽、白紙の状態なってしまって…。で、せっかくの貴重な三連休「少しでも楽しみたい!」との思いから、晴れる地域とお手ごろの沢を物色する私…。天気予報によると、全国で21日と22日の二日連続で晴れる地域は青森県しかありませんでした。

青森県といえば八甲田!八甲田の主な沢はほぼ全て入渓済みでして…出来れば未遡行の沢へ行きたかったのですが、調べる時間的余裕がありませんでした。で、思い付いたのが北八甲田は駒込川の小滝沢です。10年前の8月2日に単独遡行していますが「素敵な沢なので、今一度遡行してもいいかな♪」と思った次第です。

小滝沢自体は日帰り可能な沢なのですが、せっかくの連休です。小屋に泊まって翌日は久し振りに北八甲田の山々を縦走したいな♪技術的には易しく これといった難所もない沢ですので、単独でも気分的に楽チンです。山行計画は、次の通りです。21日(土)5時自宅を出発!高速道路を利用し田代平駐車場へ。8時出発、小滝沢を遡行~鞍部分岐~小岳~仙人岱避難小屋(泊)約7時間。22日(日)小屋~大岳~井戸岳~赤倉岳~深沢温泉~田代平駐車場(約5時間)~深沢温泉で入浴後、下道を走って帰宅。

10年振りの小滝沢!緊張感は無くハイキング気分です。4年前には大岳鞍部避難小屋に突き上げる本流のカラ川(井戸沢)を遡行しています。個人的には、小滝沢より井戸沢の方が面白いかな?この時のマイッタ話…赤倉岳から深沢温泉へ降りる登山道が、当時(4年前) 完全な廃道状態でヤブを必死に漕ぎながら下りましたが、あまりの濃密なヤブに「こりゃ堪らん!」と音を上げ断念。

止むを得ずロープウェイ側へ下山したのですが、タクシーも掴まらず車の回収に林道を16キロも歩かなければなりませんでした(約4時間)。 黙々と歩いていると、一台の車が停まってくれて 田代平駐車場まで乗せてくれて感謝&感謝でした♪その赤倉岳~深沢温泉へ至る登山道も2年前の2017年に刈払いされ整備されたと聞きます。

話し戻って…田代平駐車場に車をデポし上駒込橋より入渓!10年振りの小滝沢の遡行、このところの晴天の影響でしょうか?水が少な~い!下手すると今宵の泊まり場、仙人岱避難小屋の水場(八甲田清水)が涸れているかもしれないなぁ~!こりゃ、登山道へ出る前に沢で水を担ぎ上げた方が良さそうです。標高770mの最初の滝までひたすらゴーロ歩きです(約1時間30分)。しかし、その滝を越えるとナメのオンパレードで楽しいのなんのってぇ~♪その後、またゴーロ歩きが続き、上部では岩畳のオンパレードです。とても明るく開放的で楽しい沢です。山小屋の水場が涸れていることを想定し、標高1,000m付近の枝沢(ちょっと早いと思いましたが)で水を1.5Lほど補給、一気にザックが重くなってしまいました。

この沢の核心部は、最後のツメでしょうか?10年前もここで迷い1時間ほど時間をロスしました。今度は間違いないように!標高1,130mのピンクテープの枝沢(気を付けないと見過ごすほどの貧弱な枝沢)が正解で、ほとんどヤブ漕ぎすることなく登山道へ出ます。

10年前 高田大岳と小岳の鞍部から雛岳に抜ける登山道のヤブがひどかったですが、数年前に刈払いがなされスッキリ歩きやすくなっていました。無事鞍部に出て小岳を登り360度の絶景を楽しみました。岩木山もバッチリ見えます。紅葉が既に始まっていて、秋の訪れを感じさせてくれます。

やはり予想したとおり仙人岱の水場(八甲田清水)は、流れていませんでした。桶に溜まっている水は、虫が浮いていたり泳いでいたりで、とても飲めるような状態ではありませんでしたが、煮沸すれば飲めなくはないと思います。重い思いをして、水を持ち上げて良かったぁ~!さらにここで出会ったおじさんが「これ、もう使わないから あげるよ!」と500mlの水を差し入れてくれました。感謝!これで合計2L!これだけあれば、一人で使うには充分な量です。

今日は、田代平駐車場から小滝沢を遡行して仙人岱避難小屋まで、合計6時間50分歩きました(休憩含む)。三連休だし小屋は宿泊者で混雑するだろうなぁ~?と覚悟していたのですが、意外にも宿泊者は誰もおらず、私一人の貸切状態となりました。先週の月山の避難小屋(清川行人小屋)とは大違いです(この時の宿泊者数は35名)。三階建てで収容人数が15名のこじんまりした標高1,330mにある避難小屋です。そうそう、大岳鞍部避難小屋は、現在改築工事のため利用できないようです。ウォークマンで音楽を聴きながら、イワナの骨酒をチビチビ飲みながら、マッタリと一人静かな時間を過ごしました。次回は北八甲田の縦走編です。PS.今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~!

●『画像掲示板』八甲田 小滝沢 1


9月20日(金)
ワークマンで雨具を買ってみた!

私が山や沢で着ている雨具(カッパ)は、ゴアテックスのの高級品で確か3万円以上したと思います。機能は一流ですが、価格も一流です。2004年にICI石井スポーツさんから購入していますので、かれこれ15年間も着用していることになります。当然、防水性は完全に失われ雨が滲みてきます。昔のゴアテックスですので生地が分厚くて強風もシャットアウト!防寒着代わりにもなります。

ただ…結構かさばって重いのです。重量を計ってみたところ、何と上下で780gもありました(今回購入したものは550g、230gの差は大きい)。以前より「そろそろ、買い換えないとなぁ~!」とは思っていたのですが、延び延びになっていました。連休に備え沢の準備をしていたところ、雨具がやけに重くてかさばることに改めて気付きました。

15年間愛用したゴア(ボロ)テックスの雨具とはおさらばし、本日 近所のワークマンで雨具を物色して参りました。様々な種類がありましたが、一番値段の高いモノを購入!それが東レが開発したエントラントG2使用をウリにしている雨具で、耐水圧10,000、透湿度10,000という優れた耐久磨耗撥水の生地のようです。性能的にはゴアテックスには叶わないとは思いますが、6,800円という安さが魅力です。通常3万円は当たり前の登山用雨具に比べると激安です。2ヶ月前に購入した「AERO STRETCH クライミングパンツ」ですっかりワークマンの商品のファンになってしまいました。今度は雨具にも挑戦してみたくなったのです。

滝のシャワークライミングなどでは役に立たないかもしれませんが、通常の雨であれば問題ないかも?と思っています。生地も結構厚いので、防寒着にも使えそうです。さらに、生地が柔らかくて着心地が良いのが気に入っていますし、デザインも結構オシャレなんです。

そうそう、明日からの三連休、東京の山仲間達(私含めて4名)で秋田のとっておきの沢を案内する予定でしたが、台風17号の接近により大事を取って中止を決定しました。遡行日初日は晴れる!問題は2日目、兵揃いですので雨天の中でも○○沢の下降は問題ないと思いますが、せっかく遠路東京から来られるわけですから、出来れば青空の下、みちのくの沢を満喫していただきたい!との思いから、中止の決断を致しました。

今度はいつになるか…?二年越しの沢なので、いい加減そろそろカタを付けないと…と思っています。明日からの三連休、どのように過ごそうか?思案中です。どこか晴れる地域を探して簡単な(お手軽な)沢にでも単独で行こうかな?と考えています。やはり週に一度は、山や沢へ行って気分転換したいですものね。よりによって三連休に台風が来るなんて…。東京の仲間達と沢へ行きたかったなぁ~!この日の為に、色々と準備を進めていたのですが、残念です。お天気には逆らえないです。また、ご一緒できる機会もあるかと思います。何はともあれ、与えられた条件で「今」を楽しみたいと思っています。


9月18日(水)
月山・立谷沢川 3 遡行編

いよいよ本日は、今回の山行のメイン、立谷沢川(清川)の遡行編です。清川橋より運動靴から渓流足袋に履き替え遡行開始しました。沢ではなく「川」というだけあって水量豊富で豪快!規模もそこそこあります。過去の遡行記録を見ると、特に7月~8月上旬は雪代の影響で増水するため敗退しているパーティーが多いようです。関東の名の知れた山岳会でさえ敗退を余儀なくされていましたので、増水時の入渓は止めた方が無難だと思います。

沢自体は3mほどの滝が一つあるだけで、ほとんどがゴーロ歩きで「沢登り」というより「沢歩き」といった感じです。しかし、何せ水量が多いので徒渉点を見極めながら遡行する必要があり、油断は出来ません。別名「清川」というだけあり、ほんと透明度が高く水の美しさに感動モンです。この透明度の高さ(美しさ)は、北アルプスの上ノ廊下に匹敵すると思います。

お天気に恵まれたこともありますが、とても明るく開放的な沢で、ゴーロ歩きさえも楽しいと思える沢でした。但し、登攀的な要素や厳しさを求める沢屋さんには向かない沢だと思います。マッタリと沢歩きを楽しみたい方向けの沢です。釣り師の入渓も多いようでイワナもたくさんいました。ビバーク適地は、清川橋から20~30m先の左岸に超快適そうな台地があり、釣り師の方がテントを張っていました。そこ以外に沢中 快適なビバーク適地はありませんでしたが、整地さえすれば標高1200m付近の左岸にも張れると思います(2~3張り可)。

でも、どうせなら超快適な清川行人小屋に泊まって、月山の夜を過ごしたいものです。ツメのヤブ漕ぎは一切なく、湿原の中を気持ち良く歩いて登山道に出ました。入渓地点の清川橋から登山道まで約4時間でした。今宵の宿泊場所は故高松宮様がお泊りになった格式高い立派な山小屋「清川行人小屋」です。避難小屋(収容人数60名)ですが、宿泊協力金1,000円必要です。この日は地元の高校生と先生方の総勢26名の他に、その受け入れ準備の為に地元の登山道及び小屋の管理者5名、その他の登山者私含めて4名の計35名となり大賑わいでした。

2年前の9月16日に泊まった鳥海山の万助小屋にも感動しましたが、この清川行人小屋も感動モンです♪避難小屋のレベルを超えています。室内はとても広く綺麗!2階建て。テーブルあり、流し台あり(なんと2ヵ所も)、食器あり、鍋などの調理器具あり、寝具あり(敷布団、毛布、枕)、暖炉(ストーブ)あり、もちろんトレイも。山にいることを忘れさせてくれるほどの快適さです。地元の管理者5名の方から月山について「あれこれ」を教わったり、キノコ汁やお酒までご馳走になりました。この登山道は800年の歴史があるんだとか…。今回私が遡行した立谷沢川は東北で唯一夏でもアブが出ない沢だとか…。楽しいひと時を過ごせて頂き良い思い出になりました。感謝♪

そうそう、小屋で一緒になった東京から来られた女性の方が、上記の管理人に月山の沢について質問されていました。管理人曰く…「彼(私のこと)が、今日 沢を登ってきたというから彼に聞いてみたら?」と。で、私は本日遡行してきた立谷沢川について概要を説明し「詳しくは後日 私のホームページにアップしますので、もし良かったらご覧になってくださいね!」と。

「なんていうホームページなんですか?」「扉のページへようこそ!」って言います。と話した所、彼女はとてもビックリされたご様子で「私、そのホームページ、よく見てます!私も沢登りが大好きで参考にさせてもらっています。もちろん、酔いどれ日記も。お会い出来るなんて光栄です!」と、とっても感動してくれまして…。こんな所で私のHPのファンに出会えるなんて、私も嬉しく思いました。

翌、山行最終日15日(日)は、再び月山を目指して標高差620mの登りです(東沢コース)。今日も朝から快晴!この登りが湿原と草原の中のとても気持ち良いルートで、登っていて楽しかったです。夏の高山植物の最盛期は、お花が咲き乱れて凄いだろうなぁ~!日曜日という事もあり、月山周辺はたくさんの登山者で賑わっていました。10時20分、姥沢駐車場に戻ってきましたが、駐車場は満車状態でした。帰りも高速道は使わず下道をのんびり走って帰りました。

今回の山行を振り返って…きっと立谷沢川の遡行だけだと満足できなかったかもしれませんが、①月山登山(100名山の素晴らしさ) ②立谷沢川の遡行(水の美しさ) ③小屋泊(小屋の快適さ)の三拍子揃った相乗効果で はじめて立谷沢川の魅力が引き立ち、心から満足のいく山行になったように思います。ほんと夢のような楽しい三日間でした。(完)PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真の一部(14日の立谷沢川の遡行から小屋泊、そして翌日15日の下山分)を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~!

●『画像掲示板』月山・立谷沢川 3


9月17日(火)
月山・立谷沢川 2 山行編

今日は、月山の山行編について書きます。自宅から車を運転すること5時間30分、ふぅ~やっと姥沢登山口に到着!平日にもかかわらず駐車場は満車に近い状態でした。お天気は快晴!まさに登山日和です。協力金200円を支払っていざ出発!リフトを利用し、あっという間に標高1,510mの高みへ。お天気が良いので姥ヶ岳経由の縦走コースを歩くことにしました。

さすが日本百名山!登山道は立派に整備されています。綺麗に(まるで芸術的に)敷き詰められた岩畳の道や木道など、ハイウェイ状態の登山道には感動しました。さらにリフトを降りたところが既に森林限界!360度の展望を満喫しながら縦走できるのも魅力です。それに草原の中を歩く心地良さといったら、そりゃもう最高です!

姥ヶ岳の山頂からは月山の雄姿はもちろんのこと、鳥海山、庄内平野、日本海が一望できました。やはり山頂から海を見渡せるのって気持ち良いものです。いや~幸せだなぁ~♪月山、最高!遠路遥々来た甲斐がありました。この人混みの中、渓流足袋で登らなくて良かったぁ~!今回は運動靴を持参して正解でした。牛首から月山までの登りがきつかったですが、重いザックを背負って登っていたこともあり、皆さん道を譲ってくれてありがたかったです。月山山頂に着く頃には生憎ガスが…。姥沢駐車場から登ること3時間で今宵の宿泊場所である頂上小屋に到着しました。

山頂で時間を潰し14時頃チェックイン!山小屋というより民宿と言った方が良いかもしれません。噂通り至れり尽くせりの快適で立派な山小屋でした。そうそう、この頂上小屋は完全予約制になっていて、突然行っても泊まれないようですのでご注意を!1泊2食で9,030円(税込み)でしたが、その価値は充分にあると思います。

月山で採れた山菜やキノコが主体の食事も豪勢で充分に満足しました。あまりにも美味しくって食べ過ぎちゃったほどです。三人の相部屋でしたが、一人は地元山形の方、もう一人は神奈川からいらした方でしたが、どちらも素敵な方で直ぐに打ち解け、山の話をたくさんして盛り上がりました。楽しいひと時を過ごさせて頂き、ありがとうございました。

翌14日(土)は日の出を見るため早起きしました。頂上小屋の良いところです。山頂から日の出を拝むのは、何年振りでしょうか?神々しい朝焼けに感動しました。朝食も豪華でビックリ!山小屋のレベルを凌越えています。小屋を後にして朝6時30分出発!本日はいよいよ立谷沢川の遡行日です。まずは、入渓地点の清川橋まで1,000mも下らなければなりません。

千本桜までは草原の中、気持ち良い下りでしたが、その後 草木が登山道を覆い足元が見えず歩き難いのなんのってぇ~!このコース、刈払いがされていないようでして…。朝露に濡れた登山道はとても滑りやすく、登山靴を持参して正解でした。下ること2時間40分、やっと清川橋に到着です!ここで渓流足袋に履き替え、いよいよ遡行開始です。やっと沢へ入れるぞ~♪続きの遡行編は、次回の日記にて~乞う、ご期待!PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真の一部(14日の頂上小屋から清川橋間で撮影した分)を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~!

●『画像掲示板』月山・立谷沢川 2


9月16日(祝)
月山・立谷沢川 1 計画編

今日は敬老の日、今朝の母の一言…「今日は敬老の日なんだから、お寿司をご馳走してくれ!母さん、スシローのまぐろがいいなぁ~♪」とのこと。どうやらGWに食べた味が忘れないようで…。さっそく、Web予約を入れました。オーダーしたのはもちろん「まぐろ三昧セット」です。この連休の三日間、思いっ切り遊んだ分、留守を守ってくれた母に感謝を込めて…。

13日(金)から15日(日)に掛けて山中2泊3日、日本百名山の月山を登って参りました。コースは、姥沢駐車場~月山山頂(泊)~清川橋~立谷沢川遡行~清川行人小屋(泊)~月山~姥沢駐車場の周回コース。沢登りを絡めて月山の魅力をタップリ堪能できる素晴らしいコースで「山よし、沢よし、小屋よし、出会いよし!」の四拍子揃った実に楽しい三日間となりました。本日は、久し振りの重労働で朝から筋肉痛ですが…。

東北にある日本百名山の中で、唯一登頂していない山が、山形の月山(1,984m)でした(100座中、76座目の登頂となる)。「どうせ登るなら沢を絡めて登ってみたいな♪」と去年より暇を見ては月山の沢を物色していたのです。月山の沢って、日本登山体系にも記載されていませんし、ネットで遡行記録を調べてもあまりヒットしません。どの沢もアプローチが悪く車の回収が困難なのです。そんな中で、比較的アプローチしやすくツメもヤブ漕ぎがなく、かつ車の回収が容易な沢といえば、立谷沢川(清川)くらいしかない!という結論に達したのです。

その数ヵ月後、岳人8月号を見てビックリ!「おすすめの沢 8選」の東日本編にな、な、なんとこの立谷沢川が紹介されていたのです。執筆者は沢登り界のカリスマ、高桑信一さん。あの高桑さんが「おすすめ」するほどの沢だから「きっと素敵な沢に違いない!」と確信しました。高桑さんとは、2016年7月に開催した「岩手沢屋交流会」にご参加頂き、八幡平の湯ノ沢を一緒に遡行させていただいたご縁があります。これで私の心が固まりました!よし、月山の立谷沢川へ行こう♪

ちなみにその岳人に掲載された立谷沢川の紹介文は、以下の通りです。『信仰の山「月山(がっさん)」を巡る渓。月山は豊富な残雪で知られるが、渓そのものは滝もなく容易。藪漕ぎひとつなく湿原が待ち受ける。終了点には、避難小屋である「清川行人小屋」が洗練された雰囲気を漂わせ、小屋の前には八方七口と言われた登拝道の名残の石仏が建つ。ぜひとも泊まって月山の夜を過ごして欲しいものである!』単独で行くには難所はなく、まさにお手頃な沢のようです。

今回の三連休にこの立谷沢川を選んだ理由がもう一つあります。今度の21日~23日の三連休に東京より山仲間が来て、秋田のとっておきの沢を一緒に遡行する約束をしています(山中2泊3日)。今シーズン、私はまだ一度も「泊まりの沢」をしていなくて、日帰り山行ばかり。泊まりとなればザックの重さもそれなり。果たして重いザックを背負って歩けるだろうか?仲間に迷惑を掛けないだろうか?と体力面に不安がありました。今さらながらですが、重いザックを背負って遡行し、少しでも体を慣らしておきたい!との思いもありました。案内役がバテテしまったら話になりませんものね。

立谷沢川をどのような計画で行くか?二転三転しました。当初は、1泊2日で山行計画を練っていました。朝3時半に起床し盛岡を出発!月山の姥沢駐車場まで高速道を利用して4時間。朝一番の8時のリフトに乗って月山山頂~清川橋~立谷沢川の標高1,200m付近でテント泊(遡行結果、ビバーク適地はなかった)。2日目は、立谷沢川をツメ上げて清川行人小屋~月山~姥沢駐車場へ。時間的には行けなくはないけど、結構キツキツかな?それに高桑さんが勧める清川行人小屋に泊まれないじゃないか~!清川行人小屋に泊まるとすれば、どのような計画になるか?思案しました。初日で清川行人小屋まで足を伸ばすのは、時間的にも体力的にも厳し~い!となれば「2泊するしかない!」との結論に達したワケです。

で、最終的に決定した計画は、以下の通りです。13日(金)朝5時30分自宅を出発、下道を走って月山の登山口・姥沢駐車場へ(自宅から5時間30分)~リフト~姥ヶ岳~牛首~月山頂上小屋(泊)1泊2食で9,030円。<2時間30分> 14日(土)頂上小屋~肘折コースを下って清川橋へ(入渓)~立谷沢川遡行~清川行人小屋(泊)協力金1,000円。<7~8時間>

15日(日)清川行人小屋~岩根沢コース~月山~牛首~リフト~姥沢駐車場<4~5時間>。帰りも高速道は使わず下道を利用。頂上小屋に泊まる費用9,030円を下道を使うことで捻出。ちなみに高速道利用時(往復)の料金は 10,690円です。

この計画だと時間的にも無理がなく、しかも小屋に2泊も出来る特典付きです。そうそう、平日の13日(金)に仕事を休んで出発した理由は、月山頂上小屋の宿泊は完全予約制になっていて、三連休の初日 14日(土)の予約は無理だと判断したからです。出発の前日12日(木)に急遽予約を入れましたが「相部屋になりますけど、いいですか?」と。もちろんOKです。頂上小屋をネットで調べてみると「食事が豪勢、ペンションみたいで綺麗!」との高評価が多く、本山行の楽しみの一つになりました。

装備は、万が一のことを考えてテントを持参(ICIゴアライト1~2人用)、その他、鋸、ヘルメット、補助ロープ、寝袋、ガスコンロ、ビリーカン(鍋)、ランタン、食料、2日分のお酒とおつまみなど。今回は1,000mの激下りがあるため、足の爪を守るために登山道は運動靴で歩くことにしました(これが大正解!)。渓流足袋は、ザックに入れると結構かさばって重いけど…。30mのメインロープやアイスハンマー、ガチャ類は持っていきませんでした。それでも結構な重量となり「こんなんで歩けるのか?自分…」と一抹の不安がありましたが、月山に登れる喜びの方が大きかったと思います。続きは、次回の日記にて~!乞う、ご期待♪PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真の一部(山行初日13日に撮影した分)を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~!

●『画像掲示板』月山・立谷沢川 1


9月11日(水)
フルスイングに感動中です!

最近ノンフィクション作家、門田 隆将(かどた りゅうしょう)氏の本にハマっています。この数ヶ月間で読んだ彼の本は計10冊!①なぜ君は絶望と闘えたのか - 本村洋の3300日 ②死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の500日 ③記者たちは海に向かった - 津波と放射能と福島民友新聞 - ④オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 - すべての罪はわが身にあり -

⑤この命、義に捧ぐ - 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡 - ⑥日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」⑦慟哭の海峡 ⑧甲子園への遺言 - 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯 - ⑨狼の牙を折れ~史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部~ ⑩裁判官が日本を滅ぼす(現在読書中)

⑧の「甲子園への遺言」は、4~5年前にも一度読んでいますが、再び読みたくなって図書館から借りて読みました。この本は、NHKで「フルスイング」という名でドラマ化されました。2008年1月19日から2月23日までの毎週土曜日に、NHK総合テレビとBSハイビジョンで放送され全6話。主演は高橋克実で、自身の連続ドラマ初主演作品となりました。このドラマも当時毎週楽しみに観ておりましたが、再度見たくなり、レンタルビデオショップのツタヤから取り寄せてもらって現在見ています。

この実話に基づいたドラマのストーリーは次の通りです(以下、NHKのホームページより抜粋)。『「教える」ことに人生の全てを捧げた一人の男がいました。打撃コーチ高畠導宏さん。七つのプロ球団を渡り歩き、落合、イチロー、小久保、田口を始め、30人以上のタイトルホルダーを育てた名伯楽は、還暦間近で福岡の高校の教師になりました。高畠さんは30年のコーチ人生で培った優れたコーチング力で、悩める思春期の子どもたちと現場の教師たちを大きく変えていきます。

自ら、悩み、迷い、葛藤する姿をさらけ出す素敵さ。高みから何かを教えるのではなく、「生きる力」を伝えようとする熱意。「俺だけの先生」「私だけの先生」と子どもたちに思わせる「好きにならずにいられない」教師の姿がそこにありました。わずか1年で膵臓癌に倒れ、志半ばで逝去した新米教師「高さん」と、彼の思いを受け止め、成長していく子どもたちと教師たちの感動の実話をドラマ化します。』

プロ野球の名コーチから58歳で高校教師に転身した高畠導宏の実話をドラマ化!彼はコーチ業の合間を縫って日本大学の通信課程を五年掛かりで履修。その上で教員免許の取得に必要となる教育実習を行い、某プロ野球チームからのオファーを断り、教師の道を歩む決意!私も「人に教える仕事」をしています。この本とドラマを通じて学ぶべき所がたくさんありました。人に教える際に問われるのは、教養もさることながら「一人の人間としてのあり方」の重要性を痛感させられました。

第1回目のドラマの中で最も心に残ったのは「大きな耳」「小さな口」「優しい目」という3つの言葉でした。これは高畠氏のプロ野球コーチ時代のポリシーだったようです。相手の話を良く聞き、出しゃばらず(余計なことは言わない)常に優しい目(心)で接することを説いているのだと思います。それが「人を育てる極意」なのかも知れません。次の言葉も大好きです。「欠点は直せない、長所を伸ばせ!人生は幾つになっても勉強!」夢を持つ大切さ、諦めない心、そういった基本的で大切なことを再認識させてくれる本でありドラマです。ぜひ、皆さんにもお勧めしたい一冊です。感動すること請負です。


9月8日(日)
岩手山・柳沢&焼切沢下流部

7日(土)は午後から仕事(授業)が入っていましたので、午前中勝負で岩手山の柳沢と焼切沢下流部を遡行して参りました。柳沢は焼切沢の直ぐ隣にある沢で、ネットで検索しても遡行記録は一件も出てきません。2万5千図を見る限り平凡そうな沢だということは想像がつきましたが「ひょっとしたら焼切沢のような秀渓かも?」と一縷の望みを抱いて偵察兼ねて入渓してみることにしました。

岩手県県民の森より歩き始め、七滝より続いている道を利用し柳沢へアプローチしました。沢へ降りてみると…水が流れていな~い!涸沢で単調なゴーロ状態が続いていました。美しさはまったく無く遡行対象にならない沢でした。それでも標高946mの二俣を過ぎ、標高1,000mまで黙々と遡行したのです。

同沢を下降するのは嫌だなぁ~!と思い、ヤブを漕いで尾根を乗越し焼切沢へ降り登山道へと出ました。ある意味、ここのルートファインディングとヤブ漕ぎが核心部でした(懸垂下降一回)。勘でヤブをこいだのですが焼切沢のゴルジュ入口にドンピシャリ出ることが出来ました。そのゴルジュ入口から50mほど下った所に登山道へ出るための道があることは、以前より知っていました。

このまま下山するには物足りないなぁ~!と思い、登山道を七滝まで下り、そこから再び焼切沢へ入渓し、下流部を遡行してみることにしました。下流部は、巨大な堰堤がたくさんあり遡行対象にならないことは以前より知っていましたが、標高700m付近の右俣にある滝マークが気になっていました。「どんな滝か?見てみた~い!」という衝動に駆られたのです。七滝から焼切沢をどんどん下降して行くと巨大な堰堤がたくさん出てきてビックリさせられます。「堰堤マニア」なる人がいたら、小躍りして喜びそうな立派な堰堤でしたが、越えるのがこれまた重労働でした。

この日は、台風の影響で30度を越える猛暑で汗だく状態です。下流部には落差15mほどの立派な滝(標高735m)が一個あるのみで、それ以外はひたすらゴーロと巨大堰堤が続きます。2万5千図に記載されている標高705m右俣の滝は水が流れていない涸滝で30mほどあったでしょうか?滝というより「壁」って感じに見えました。

全行程5時間でした。柳沢も焼切沢下流部もハズレの沢でしたが、冒険チックでそれなりに楽しかったです。それに、良い体力トレーニングにもなりました。帰路「道の駅にしね」に寄ってランチタイム♪「豚バラと茄子の味噌炒め(850円)」を食べましたが、とっても美味しかったです♪

午後の授業に余裕で間に合いました!本日8日(日)は、本来なら仕事はお休みなのですが緊急の仕事(パソコン修理)が入りました。午後からは星渉氏の「伝え方次第で人生は思い通り『神トーーク』出版記念講演会」がアイーナで開催されます(聴講費 5,000円)。私の場合、2ヶ月前に申し込み済みで早期申し込み友達特典で2,000円!どんなお話が聞けるのか?楽しみです。PS.上の写真は、ゴーロだらけの柳沢にて。下の写真は、焼切沢下流部・標高735mにある落差15m滝。今回撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね♪

●『画像掲示板』岩手山・柳沢&焼切沢下流部


9月2日(月)
八幡平・葛根田川 南白沢右俣

消費増税前という事もあり、先月はエアコン、テレビ、そしてドライブレコーダーを購入!何かと出費がかさみました。よって、今月は出来る限り出費を控えたいものです。山も例外ではなく節約しなければ…。遠方の沢は我慢し近場の沢で、かつ未遡行の沢は無いものか?と物色する私…。

正解が分かっている沢より、例えハズレでも未知の沢に興味を惹かれます。で、閃いたのが八幡平の葛根田川・南白沢右俣(白沼沢)です。この南白沢、一般的には左俣(田代沢)が遡行され全国的には知名度が低いかもしれませんが、地元では沢登り講習会にも利用されるほど人気の高い沢です。

私は過去4回入渓しています。後輩(初級者)を連れ行ったり仲間と行ったり、単独でも行きました。適度に滝が連続し飽きさせなく、かつフィナーレのツメは、ヤブ漕ぎはなく一面お花畑の湿原帯に出るのです。盛岡から近いし日帰りするには手頃の沢だと思います。この左俣に関してはネットで検索するとたくさんの遡行記録がヒットするのですが、右俣に関しては、なぜか一件もヒットしません。2万5千図を見ると特に標高900m~1050mの間は、ゴルジュ地形になっていて「どんな沢か?」興味を抱きました。

我が家から38K、1時間足らずで基点の滝ノ上温泉に着くのも魅力!その分、朝ゆっくり出来るのがありがたいです。9月1日(日)朝起きて天気予報をチェックすると大気の状態が不安定らしく雨が降るかも…。とりあえず出発することにしました。盛岡は雲厚く今にも雨が降り出しそうなお天気…しかし、雫石に入ると雲が薄くなり時折雲の切れ間から青空が覗けました。路面がビッショリと濡れている事から昨夜か今朝に雨が降ったようです。

7時に滝ノ上温泉に到着!外へ出ると寒いのなんのってぇ~!2週間前まで暑くて大変だったのに、完全に秋って感じです。あまりの寒さに雨具を着込みました。朝食を済ませ7時10分に歩き始めました。遡行開始と同時に雨が降ってきて…「う~ん、これ以上雨が降ると遡行は厳しいかも!止めようかなぁ~?」と思いつつも「とりあえず二俣まで行ってみよう!」。車デポ地(滝ノ上園地)より歩くことちょうど1時間で二俣に到着!ここから先は未知の世界、右俣へと入ります。

右俣へ入るや否や「こりゃ荒れてるなぁ~!」沢は、土石と倒木で埋まっていました。「1時間も歩けば、土石も無くなりスッキリすかも?」と思い、黙々と遡行しました。とりあえずゴルジュ帯まで行ってみよう!二俣から50分でそのゴルジュ帯に到着したのですが、その光景に声が出ませんでした。なんとゴルジュ帯も土石で埋め尽くされていたのです。ガ~ン!しかも、側壁は高く沢は狭く「落石の巣」状態でした。ましてや降雨の後なので余計に落石の危険が増します。「もはやこれまで!撤収!」遡行を断念し同沢を下降することしました。

この南白沢右俣は「土石だらけの遡行価値の無い危険な沢」という結論に達しました。稀に見る「大ハズレの沢」でした。こんなに大きくハズレたのは、2年前に遡行した「和賀川上流部」以来でしょうか?下山を決意すると同時にお天気が回復、青空が見え始めました。くぅ~!全行程3時間40分、なんか消化不良の感は否めませんが止むを得ないです。いつもは、下山後は温泉に入って幸楽苑でラーメンを食べるパターンなのですが、今回は節約のため我慢しました。沢はハズレましたが、良い気分転換が出来ました。ハズレがあるからこそ、当たった時の喜びが大きいのです。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』八幡平・南白沢右俣

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