酔いどれ日記 2019年10月

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10月28日(月)
紅葉の釜石・片羽山雄岳

10月中旬から12月までの間、私にとって中途半端な季節です。沢シーズンが終わり雪山シーズンが始まるまでのこの期間は、ほんと「どこへ行こうかな?」と行き場所に悩んでしまいます。で、今回は…。

昨日27日(日)は、柳田国男の『遠野物語』にも出てくる釜石の片羽山雄岳(1,312.2m)を登って参りました。朝方雨が降りお天気は今一つで「行くの、止めようかな?」とも思ったのですが、今日行かないと紅葉の見頃は終わってしまうな!と、重い腰を上げることにしました。片羽山雄岳は、2007年12月27日に登って以来ですので、かれこれ12年振りの再訪です。

過去2度(2月と12月)に登っていて今回で三回目、無雪期に登るのは初めてなので楽しみです。自宅から登山口まで85キロ、約2時間掛かります。日の出が遅くなり朝5時30分でも真っ暗です。のんびり6時に自宅を出発、R396を通り遠野~笛吹峠経由でアプローチしましたが、笛吹峠の紅葉がウットリするほどの美しさで感動しました。山の紅葉が楽しみです。

今回の山行の楽しみがもう一つあります。4年前に世界遺産登録された「橋野鉄鉱山」に立ち寄って見学することです。片羽山雄岳の登山口から3キロの場所にあります。橋野鉄鉱山は現存する日本最古の洋式高炉跡で、幕末から明治にかけて日本の産業化の先駆けとなった重工業分野(製鉄・製鋼、造船、石炭産業)の構成資産として登録されました。①片羽山雄岳の登山 ②世界遺産・橋野鉄鉱山の見学 ③遠野名物・ジンギスカン、この三点セットで山旅を満喫されることをお勧めします。

話戻って…12年前は登山口まで車で入れたのですが、林道が掘れて荒れているため、県道から200mほど入った広場に車をデポして歩き始めました(RV車であれば登山口までの走行は可能です)。その広場には岩手ナンバーの10名弱の団体さんがいました。

車デポ地から10分ほどで登山口に着きますので、無理に登山口まで車で行かず歩いた方が安心かもしれません。8時出発!山頂までの標高差は、800mもあります。標高950mの5合目までは緩やかで、まるで林道のような幅広い登山道が続き歩きやすいです。そして、紅葉が綺麗なこと~♪

生憎の曇り空でしたが、絵具を塗ったような見事な紅葉の美しさには感動しました♪冬に登った雪化粧で白銀に輝く片羽山も美しかったけど、今が旬の紅葉の片羽山もまた素晴らし~い!歩いていて楽しくなります。5合目を過ぎると道幅も狭くなり山道らしくなってきます。さすがに上部の紅葉は終わっていましたが、終盤の紅葉も「また良し!」です。この日は、終始風が強く ほとんど汗をかきませんでした。登ること2時間30分、山頂に到着しましたが、風が強いのなんのってぇ~!長居は無用、写真を撮ってすぐに下山!

山頂からは海(山田湾、船越湾、大槌湾、釜石湾)が見えます。霞露ガ岳、鯨山、去年の11月登った仙磐山、五葉山、愛染山、片羽山雌岳、遠野の名峰・六角牛山が一望出来ました。まさに絶景です!お天気が良ければ、岩手山、秋田駒ケ岳、栗駒山、鳥海山まで見えるようです。

いやはや満足満足!下りは1時間30分、写真撮影しながらのんびり歩いたこともあり、合計4時間(休憩時間含む)掛かりました。帰路、予定通り世界遺産の橋野鉄鉱山に立ち寄りました。ゆっくり見学したかったのですが、風が強く寒くて寒くて…。昼食は遠野のジンギスカンの人気店「あんべ」で食べようと思っていたのですが、混雑を予想して止めました。

本日は、良い気分転換が出来て楽しい山行となりました。沢でもない、雪山でもない、たまにはハイキングも楽しいものですね♪PS.上の写真は、紅葉に染まる登山道。真ん中の写真は、山頂より片羽山雌岳を望む(背後には薄っすらと五葉山と愛染山が見える)、下の写真は世界遺産の橋野鉄鉱山で日本最古の洋式高炉跡だとか。「酔いどれ画像掲示板」に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね。

●『画像掲示板』紅葉の片羽山雄岳


10月26日(土)
7年振りのこたつ掛布団 新調♪

マイルームのこたつ掛布団の汚れがひどくって①洗濯するか? ②クリーニングに出すか? ③新たに購入するか?検討してみました。①の洗濯とは…自宅の洗濯機では洗えませんので近所のコインランドリーで洗濯した場合ということで、1,500円ほど掛かるようです。②のクリーニング屋さんに頼むと2,500~3,000円ほど掛かります。

③の購入した場合ですが、丁度タイミングよく昨日の朝刊にニトリのチラシが入ってきて「こたつ布団」が特集されていました。お値段は5,000~6,000円のようです。検討した結果、思い切って購入することにしました。このこたつ掛布団、かれこれ7年間も使っています(ちなみにその前は14年間も愛用)。

お酒をこぼしたり食べ物をこぼしたりで、汚れがひどく衛生上よくありません。洗濯したとしても果たしてどこまで綺麗になるのか?ここは心機一転!新品を買う決断をしました。今月は、プリンタとインク、そしてカーテンの購入と自動車保険の支払い等で何かと出費がかさんでしまいましたが、ニトリのチラシを見つめているうちに購買意欲が高まり、私の足は いつの間にかニトリへと向かっていました。

さすが「お値段以上のニトリ」さんです!「こたつ掛ふとん・長方形オルテガQ チョウ」という商品を購入!長方形サイズ(幅190×奥行240)柄もシックでとても気に入りました♪ ●蓄熱わた使用 ●抗菌防臭わた使用 ●表も裏も楽しめるリバーシブルタイプ ●洗濯OK!で何と5,990円(税込)でした。表裏が使えるリバーシブルというのが気に入りました。これで清潔で暖かな冬を迎えられそうです。


10月24日(木)
40年振りのカーテン新調♪

10月13日の日記に「障子の張替え」の記事を書きましたが、その時 ふと思ったこと…。「なんてカーテンがボロボロなんだろう!」と。これまでまったく意識していかったのですが、よく見ると日に焼けボロボロのシースルー状態、しかも破れている所もあるじゃありませんか~!思えば、私が子供の頃から同じカーテンだったように思います。

おそらく40~45年間、使い続けていたのではないでしょうか?障子を張り替える次いでカーテンも新調しよう!と思ったのです。昔の家なので窓枠サイズが既製品のサイズに合わず、オーダーメイドするしかなさそうで、高い買い物になるかも?ネットで1cm単位でオーダーできるお店を探してみたところ、結構あるんですね。

色々と探した結果、福岡市博多にある「大人女子のカーテン通販専門店 インズ本店」で買うことに決めました。幅と丈が1cm単位でオーダーでき、さらに送料無料!スペシャルプライスセールもあります。また何十年も使うだろうから、奮発してちょっと良いモノ(1級遮光)を買いました。数日前に届き、さっそくパソコン教室内の部屋の古いカーテンを取り外し、新しいカーテンに交換!気のせいかもしれませんが、お部屋が輝いて見えました。

1級遮光って、ほんとにまったく光を通さないのですね。カーテンを閉めると、お昼にもかからず部屋が真っ暗になったのには驚きました。予算の関係上、今回はパソコン教室内の部屋のみ新調しましたが、時期を見て今度は自分の部屋のカーテンも新調したいと思っています。障子もカーテンも新しくなって、お部屋が立派に見えるようになり嬉しい限りです。当パソコン教室に通って下さる生徒さん達にもプチ自慢しています。


10月23日(水)
紅葉デート in きみまち阪

20日(日)は、秋田県北部 能代市二ツ井町の県立自然公園「きみまち阪」でFちゃんとデートして参りました。いつも私がデート場所を決めるのですが、今回ばかりは、Fちゃんのたっての希望できみまち阪へ行くことに決まりました。「きみまち阪」という名が付いたのは明治15年のこと。明治14年に明治天皇が東北巡幸でこの地を訪れ、その美しさに感動された明治天皇が、翌年に宮内省を通じて命名されたそうです。

この東北巡幸の際に明治天皇は皇后からの手紙(恋文)を「きみまち阪」で受け取り、このエピソードから二ツ井町は「恋文のまち」として知られるようになりました。「きみまち阪」は、明治天皇と皇后のエピソードから良縁祈願、縁結びなど「恋のパワースポット」「恋人の聖地」として、その名を知られるようになりました。し、し、知らなかった…。

公園内には、恋の願いが叶うと伝えられている「恋文神社」近くには絵馬掛け所もあり、ハート型の絵馬に書くと願いが叶うとされています。手紙を投函するとハート型の消印が押され、願いが叶うとされている「恋文ポスト」、愛する人とこの鐘を鳴らせば幸せになれる「きみまちの鐘」、第1広場にあるカフェ「きみ恋カフェ」などがあり、ラブラブ満載のまるで恋人のための?珍しい県立公園です。紅葉シーズンだけでなく、県北屈指の桜の名所のようです。

朝9時、イオンモール秋田で待ち合わせ!ここから、きみまち阪まで約90キロ2時間弱も掛かり意外と遠いです。まずは去年(2018年)7月15日にオープンしたばかりの「道の駅ふたつい」に行ってみました。そう、Fちゃんは「道の駅」が大好きなのです。大規模な施設にビックリ!定番の産直・物販コーナーだけでなく、キッズコーナーや歴史・民俗資料コーナー、多目的ホール、展望デッキもあります。駐車場は満車状態!どうにか車を停めると、そこに財布が落ちていて直ぐに駐車場の警備員の方に届けました。

道の駅内は家族連れやカップルなどで大賑わい、まるでお祭りのようでした。そこで「三年連続受賞・金賞コロッケ」を食べましたが、美味しかったです♪そうそう、米代川と七座山(ななくらさん)の眺めも素晴らしかったです。

「きみまち阪公園」へは、道の駅より徒歩10分!本日は清々しい秋晴れでお散歩するには最高のお天気です。きみまち阪は、デートスポットとしても有名なだけあり、カップルが多いのも頷けます。赤や黄色に染まる美しい木々と地形を生かした雄大な景色を楽しめる整備された素敵な公園で、巨大な奇岩の屏風岩が連なり、絶壁にしがみつく緑の松と真っ赤に燃える紅葉との調和が美しく絶景です。

第一広場から第三広場まで周回できる散策路(軽登山)があり、紅葉と展望を楽しみながら歩きました。ほんと至福のひと時です。Fちゃんと交際して早5年、お付き合いした当初の新鮮な気持ちに戻れたように思います。そんな気持ちにさせてくれる素敵な公園でした。

春には1500本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所のようです。今度は来春の桜の時期に再訪することをFちゃんと約束しました。帰路、Fちゃんお勧めのラーメンを食べに能代に寄りました。「麺職人・暖家」というラーメン屋さんで、人気の定番「白神ねぎみそ(770円)」を食べましたが、美味しく特にスープが絶品で最後まで飲み干してしまったほどです。

お天気にも恵まれ、ほんと楽しい一日となりました。Fちゃんも大満足してくれたようで嬉しかったです。遠方ということもあり秋田市内に戻ってきた時には、いい時間になっていました。秋田市内から自宅(盛岡)までさらに約2時間半、本日(その日)はラクビーワールドカップの日本×南アフリカ戦、果たして間に合うかなぁ~?大会を通して日本の大活躍!元気と勇気をいただきました。ほんと素晴らしい試合だったと思います。奥森吉遠征とFちゃんとのデートで一週間で3日も仕事を休んでしまった私…。しばらくは、お休みは最小限にとどめ仕事にまい進しなくっちゃね!PS.今回撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね♪

●『画像掲示板』紅葉デート in きみまち阪


10月21日(月)
奥森吉・赤水峠と小又峡縦走 その2

赤水峠の山行翌日の17日(木)は、奥森吉・小又峡の縦走日です。本日のコースは、ノロ川橋~小又峡縦走~三階滝~太平湖の全長8キロの渓谷沿いルート!今月8日には、この小又峡の三階滝付近で遭難があり、お二人が亡くなれたばかり…追悼を兼ねてSさんの休日に合わせ行くことになりました。朝6時40分、太平湖グリーンハウスの駐車場にSさんと合流、Sさんの車をデポし私の車で小又峡登山口のノロ川橋へ。

この日は、朝6時頃から雨が降り始め、次第に強くなってきて止む気配なし。増水による痛ましい事故が起きたばかりですので「この雨、本当に大丈夫だろうか?」と心配になりました。天気予報によると午後から晴れるらしいけど「ホントかなぁ~?」と疑ってしまいたいほどの状況です。

Sさんと協議した結果、天気予報を信じて行くことに決定!万が一に備え補助ロープ各自10m持参し、Sさんは渓流シューズで私は長靴で歩くことに。先月ワークマンで購入した雨具のデビュー日となり、早速その威力をいかんなく発揮してくれました。蒸れないし雨をバンバン弾いてくれて感動モンです♪雨の中の山行は、ほんと久し振りです。雨に濡れたブナの森がこんなにも美しく綺麗だなんて~♪森吉の山の魅力って、この「森の美しさ」にあるのでしょう。10時頃には雨が止み、天気は回復してきました。

本コースの最大の魅力は、巨木群の尾根歩きと渓谷の俯瞰美(ふかんび)!但し、ここしばらく登山道の刈り払いがされておらず、半ヤブ状態で歩きにくい所が多々あります。この小又峡縦走コース、どれだけ変化に富み素晴らしいか!①ノロ川橋~親滝付近までは、ブナの森がほんと綺麗で感動します。②沼ノ沢出合~660mの尾根上は、ネズコ(クロベ)、キタゴヨウマツの巨木群の縦走路に感動します。まず他の山域では見られない光景かも。

③扇ノ沢出合手前~化ノ沢出合までの縦走路は、アルペンチック的な所もあり、化ノ滝や六階滝を眼下に望む渓谷のパノラマコースで圧倒的な側壁のスラブは感動モンです。④化ノ沢出合~三階滝~小又峡桟橋(フェリー乗り場)の渓谷沿いの2キロの区間は、瀑布・奇岩・深渕・怪石が連続するコースでフィナーレに相応しい景勝地です(ここは観光客がたくさん)。

最後は、フェリーに乗って太平湖を渡りグリーハウス到着でゴールとなります。グリーンハウスの従業員の話によれば、このコースを歩く人は、年に10パーティーもいないだそうです。もったいないなぁ~!半ヤブ状態だし、迷いやすいところもあるし、アップダウンも激しいし…。でも、私はこのコース好きです。

先日遭難された(増水で流された)現場(三角滝付近の橋)で線香を上げ、ご冥福をお祈りいたしました。えぇ~!ここまで増水したのか!とビックリしました。現場には、お花が手向けられていました。当初森吉山に登る予定だったようですが、悪天候で沢に変更?ベテランガイドが何故このような判断をしたのか?観光地とはいえ、そこは大自然の真っただ中であることには何ら変わらないのに…。三階滝に到着する頃には すっかり青空が広がり、今朝の雨がウソのように晴れ渡りました。紅葉を楽しめ、ほんと良い気分転換が出来た二日間になりました。PS.「酔いどれ画像掲示板」に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね♪

●『画像掲示板』奥森吉・小又峡 縦走


10月18日(金)
奥森吉・赤水峠と小又峡縦走 その1

10月16日(水)~17日(木)の二日間、秋田県は奥森吉山域へ行って参りました。16日は単独で赤水沢左沢遡行~赤水峠~九階の滝へ。夜は奥森吉青少年野外活動基地(親子キャンプ場)にテント泊。17日は太平湖のグリーンハウスにてSさんと合流、ノロ川橋~小又峡の縦走~三階の滝~太平湖のコースを追悼山行を兼ねて行って参りました。

今回、平日のしかも2日間も仕事を休んでの暴挙に出たわけですが、どうしても紅葉の時期に(かつ今年中に)行ってみたかった!ということと、Sさんの仕事休みに合わせる形となりました。本来は13日~14日の連休に行く予定でしたが、台風19号により山行中止を余儀なくされた次第です。

2年前の2017年10月に行った桃洞沢本流~中ノ又沢源流(安ノ滝)~裏安歩道の周回コースは、とっても素晴らしかったです♪桃洞沢は赤水沢への周回コースが一般的なのですが、桃洞沢の本流を忠実に詰め上げると名瀑・安ノ滝に至ることを発見!安ノ滝の上部、中ノ又沢源流のスラブと紅葉は まさに圧巻!桃洞沢以上に素晴らしいです。「素敵な周回コースを思い付いたよ!」と興奮しながらSさんに報告したところ「そのコースなら十数年前に行ったよ!」と。ガックリ…さすが地元だなぁ~!

その2年前の遡行に気を良くし「奥森吉の沢をもっと堪能したいなぁ~♪」と山行記録をネット検索していたところ「ブナの沢旅」さんのホームページがヒット!「赤水沢〜赤水峠」の遡行記録を拝読し「赤水峠、まだ行ってないよなぁ~!行ってみようかな?」と思い付いた次第です。それだけだとちょっと物足りないかも?と思い、九階の滝の展望地へも帰り道に寄ってみることにしました。てなことで、16日の赤水沢左沢~赤水峠~九階の滝の山行報告からさせていただきます。

奥森吉は、ここ盛岡から遠く、我が家から4時間弱も掛かります。16日(水)朝3時半起床、真っ暗の中 4時前には自宅を出発!沢支度を整え登山口の森吉山野生鳥獣センターから歩き出したのが7時40分。天気はまずまずで薄曇りの中、時折日が差す感じ。

赤水・玉川分岐までは、桃洞沢~赤水沢下降時に過去何度も(5回かな?)歩いているコースです。いつも下ってばかりで遡上するのは今回が初めてですが、赤水渓谷は何度遡行しても両壁のスラブとナメの素晴らしさ、そして紅葉の美しさには感動します。

赤水峠へは、2万5千図上は沢沿いに道があることになっていますが(奥森吉と玉川温泉を結ぶ湯治場古道)ほぼ完全な沢登りとなります。遡行自体は難所もなく容易ですが、正確な読図力が必要で(特に沢の分岐、標高730m地点)昔あったであろう滝場の鎖もブチ切れていて使い物になりませんでした。要所に目印のピンクテープがありますが、肝心なところになかったり…。一般登山道と思って気安く入渓すると大変な思いをされるかもしれません。登りより下りの方が神経を使います。万が一滝場でスリップすると深い甌穴にドボン!ってことになるからです。

鳥獣センターより歩き始めて1時間40分、玉川・赤水分岐に到着!右沢へ進むと兎滝へ、左沢へ進むと赤水峠へ至ります。いよいよ、ここから先は未知の世界!ここで水量は半減しますが、左沢もナメとナメ滝が連続し楽しませてくれます。それに紅葉が綺麗なこと~!ウットリします。緊張感はなくハイキング気分で遡行を満喫、楽しいなぁ~♪玉川・赤水分岐より遡行すること1時間ちょっとで赤水峠に到着!そこはブナの巨木の森で紅葉がとても綺麗でした。奥森吉一帯は、携帯(スマホ)の圏外と言われていますが、ここ赤水峠ではインターネットが通じ(au)ラッキー!赤水峠は展望に恵まれませんが、東側のブナの隙間から八幡平の焼岳と畚岳を望むことが出来ました。

以下、「NPO森吉山ネイチャー協会」のホームページより抜粋します。「赤水渓谷~新玉川温泉縦走コースは、その昔より地元集落の住民が、田植えが終わった後の骨休みに通った湯治場古道である。今流に言えば「雑踏を離れ湯に浸かる」いわゆる本物の離雑湯(リゾート)があった。

その往来の記録は、ブナの幹に入れたナタ目書き(祈り、家内安全)として年月日や名前が刻まれているが、明治や大正、昭和初期の年号まで遡ると文化財的価値を持ちえている。特に赤水峠付近は、奥森吉と奥阿仁地区の往来の合流点であったため古い刻みが多く見られ、古き良き時代の湯治場遊びにかけたエネルギーを感じ取ることができる。」

帰路、九階の滝の展望地へ寄ってみました。九階の滝は(滝下まで)過去4回行っています。最後に行ったのが2008年10月に八幡平のHさんと。11年振りの再訪になります。今回は時間がないため、滝下まで行かず尾根上の展望地までとしました。この10年で九階の滝もすっかり有名になり訪問者が増えたと聞きます。出合から30分弱で展望地へ到着!九階の滝(9段135m)5回目の対面!何度見ても感動します。本日は全行程 約20キロ、7時間35分の行動でした。

今宵は奥森吉青少年野外活動基地にてキャンプします。晩飯は、セブンイレブンの「セブンプレミアムもつ煮込み」です。さらに①豆腐 ②人参 ③大根 ④ニラを加えて調理しボリュームアップ!お酒は岩手の銘酒・南部美人にイワナの燻製を入れてコツ酒にして飲みました。至福のひと時です♪朝晩はかなり寒く厚手のダウンジャケットを持参して正解!明日はSさんと合流し奥森吉・小又峡の縦走です。続きは、後日の日記にて~! PS.「酔いどれ画像掲示板」に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』奥森吉・赤水峠&九階の滝


10月13日(日)
台風19号と障子の張替え

昨日からの台風19号の上陸で日本列島の各地で甚大な被害をもたらし、今後土砂災害等の二次被害が心配です。ここ岩手県盛岡市も、昨夜から今朝にかけて暴風雨が凄かったです。今は、雨も風も止みヤレヤレとホッと一安心している状態です。せっかくの連休も台無しとなってしまいました。

台風の襲来で予定していた山へ行けなくなっただけでなく、授業のキャンセルが相次ぎ、突然やることが無くなってしまった私…。これを機に「自分の部屋の障子でも貼り替えるか~!」と。2日前、母がパソコン教室で使っている部屋の障子を全て貼り替えてくれたのです。障子が新しいと、部屋まで明るく見えます。

で「今度は自分の部屋の障子も…」と思った次第です。さすがに自分の部屋の分まで母に頼むわけにもいかず…「母さん、障子の貼り替え方、教えて!」と母に教わりながら貼り替え作業を行いました。長時間に及ぶ中腰での作業は、結構きつかったです(その影響か?今朝から筋肉痛)。近所のスーパー(ユニバース)に障子紙を買いに行ったところ、高さが低いタイプ(1段ずつ貼るタイプ)しか売っておらず、かといって台風の中、ホーマックへ買いに行くのも面倒だし…。

障子の段の高さに合わせて障子紙をカッティングする作業が大変!さらに、5mm単位で段の位置に合わせて貼る作業も大変でした。1段ずつ貼るタイプではなく、障子一枚丸ごと貼れるタイプであれば、こんな苦労をすることもなかったと思います。

全部で6枚貼り直すのに4時間も掛かってしまいました。今の障子紙はシワになりにくいのです。霧吹きを使わなくてもピンと貼れることに驚きました。出来栄えは上々、満足のいく仕上がりとなりました。

障子は立派になったのですが、カーテンがボロボロであることに気付いてしまった私…。今まで意識していなかったのですが、ほんと ひどい状態にビックリです。紫外線で生地はボロボロ、大きく破れているとこもあり、思い切ってカーテンも買い替えることにしました。思えばこのカーテン、私の子供の頃からあるような…。おそらく40~45年は経過しているかも?我が家の窓枠は、規定サイズのカーテンには当てはまらず、どうやらオーダーメイドするしかなさそうです。

インターネット検索で1cm単位でオーダー可能なカーテン屋さんを探し「カーテン通販専門店インズ」で購入!また何十年も使うだろうから、ちょっと高め(1級遮光カーテン)の優れた商品を買いました。今回は予算の関係上、パソコン教室の部屋の分だけ買ったのですが、時期を見て自分の部屋用のカーテンも購入したいと思っています。先週、自動車保険(4万2千円)を払ったばかりだし…ね。今日はお休みです。このお天気では山へも行けないし、夏物(主に衣類)を片付けて冬物を出そうと思います。読書にも励みたいです。久し振りにのんびり過ごそうと思っています。


10月8日(火)
PIXUS TS8230 プリンタ購入!

先日の6日(日)は、朝から雨で山行中止に!ところが、9時過ぎくらいからお天気が回復♪「せめて体力トレーニングだけでも…」と思い、急遽 近くの赤林山を登って参りました。ルートは、都南つどいの森からの周回コース。藪っぽいところが多々あり、雨に濡れた草木でズボンはびしょ濡れ状態!2時間ちょっとの登山でしたが、良い気分転換になりました。

さて、来月から年賀状作成シーズンが始まります。それに伴い、年賀状の作成依頼も毎年受けています。主に住所録の作成と宛名印刷ですが…。プリンタの給紙ローラーの不具合で(おそらく寿命)郵便番号の印刷位置が微妙にズレてしまっていました。てなことで、消費税が上がるギリギリのタイミングの9月30日に慌てて購入した次第です。

キャノンのPIXUS TS8230という一年前に販売された型落ちモデルで15,000円でした。ちなみに今年発売の最新モデルは、PIXUS TS8330で価格が倍の3万円もします。それでもって、旧モデルと機能的な違いはほとんどなく(無線LANの5GHzに対応したくらいでしょうか)かなりのお買い得!さらに、9月30日まで購入すれば、1,000円のキャッシュバックが貰えるのです。

ほんとビックリするほどコンパクトになりました。従来の機種(私が持っていた4年前のモデル MG7730)に比べ、大きさは2/3程度で重さが1.3キロも軽くなっています。さらにスタイリッシュなデザインで、まるでインテリアのようです。背面トレイ(A4サイズ100枚可能)があるのがありがたいです。なぜなら、背面給紙の方が年賀状の印刷時、位置がずれにくいからです。これで有線LANに対応していたら最高なんだけどなぁ~!

今年1月に購入したブラザーのプリビオ DCP-J973Nは、有線LANに対応しているのが決め手で買ったのですが、なんと寒い冬場は印刷できないことに驚きました。「お部屋を暖めてから印刷を実行して下さい」といったメッセージが表示されるのです。これじゃ~仕事になりません。

同じ環境下でキャノンのプリンタは問題なく印刷が出来るのにね。そんなワケで、寒くなり印刷出来なくなる前に…との思いもありプリンタを購入した次第です。昨日、当パソコンスクールの室内も衣替え、教室に炬燵を設置しました。当スクールは、和風お座敷教室なんですよ♪暑かった夏も終わり、いよいよ冬へと…。今週末は三連休、晴れてくれないかなぁ~!お天気が悪い場合は、仕事(授業)をします。


10月7日(月)
Instagram 始めました♪

今朝、とても寒く感じられたこともあり、当パソコン教室にて炬燵を出すことにしました!毎年10月初旬~中旬には出していますので、例年通りというところでしょうか。今週末の三連休、台風19号の進路と影響が気になります。

さて、先週のこと、当パソコンスクールむげんのHPからお問い合わせメールを頂戴しました。新規の方で「会社(仕事)でインスタグラムを始めることになり、画像加工の方法やアプリの使い方などを教えて欲しい!」とのこと。会社指定(公認)のアプリが次の四つで、その使い方や違いも教えて欲しいとのご相談でした。①PhontoFotor SnapseedPhotoGrid

その生徒さんが習いに来られるまで4日しかありません(実は明日なんです)。インスタグラムをまったくやったことがない私が、一体どこまで習得し、教えることが出来るのだろうか?まずは、自分のタブレットとスマホにインスタグラムと上記に述べた4つのアプリをインストール!時間がないのでインスタグラムの参考書をアマゾン(キンドル)で購入し基本操作と仕組みを習得!

次に上記4つのアプリを触りまくって「どんな機能があるのか?どんな違いがあるのか?」の習得に励みました。どれも優れたアプリで、中でも③のSnapseedが一番気に入りました。Google が開発した本格的で多機能な写真編集ツールで「操作も簡単で分かりやすく、これ一つあれば充分!」って感じです。

当初は、その生徒さんに教えるためだけのインスタグラムの習得、いわゆる「一人インスタグラム」で十分!って思っていました。よって、授業が終わったらアカウントを削除しアプリもアンインストールし辞めようと考えていたのです。正直、このホームページの運営だけで手一杯ですから…。

ところが…インスタをやり始めたら、これが結構面白くって、直ぐにフォロワーになってくれる人もいて、すっかりハマってしまいました。その昔(13年前の2006年10月)、森吉の九階の滝にご一緒した方の一人(関東の方)が直ぐに私だと気づいてくれたようで、公開すると同時にフォロワーになってくれたこともあり「もうちょっと続けてみようかな?」と。

主に沢や滝の写真ばかりですので、写真ネタは豊富♪「mugen.sawaya」という名前ですので、これで「名前検索」していただけると公開ホヤホヤの私のインスタグラムをご覧いただけます。まだ20枚ちょっとしか公開していませんが…。それにしても、皆さんの写真の上手さには驚かされます。「沢登り」や「大滝」でハッシュタグ検索するとたくさん出てきて、写真を見ているだけで楽しい気持ちになります。インスタグラム、やれる範囲で続けられたら…と思っています。

●公開したばかりの『インスタグラム』


10月2日(水)
和賀山塊 金堀沢 敗退!

和賀山塊の沢は、登山体系に記載されている沢はもちろんのこと、それ以外の沢もほぼ全て入渓済み、一つの沢を残して…。それが真木渓谷にある斉内川上流部の金堀沢です。風鞍(1,023m)に突き上げる沢で、四十八滝という有名な滝を有しています。しかし、この四十八滝、いくらネットで検索しても画像一枚出てこないのです。

東北森林管理局のホームページでも「支流の七瀬沢や金堀沢には七瀬滝や四十八滝などが存在し、真木真昼県立自然公園に指定されています。」と滝名は記載されているものの、肝心な滝の画像がありません。滝だけでなく、金堀沢の遡行記録すらネットでいくら検索しても一件もヒットしません。その謎を解明したくて、Sさんと一緒に金堀沢を遡行して参りました。

2万5千図を見る限り「かなり険しそうな沢だなぁ~!」と推測していましたので、30mロープを2本、ハーケンも多めに持参しました。ここしばらく「癒し系の易しい沢」ばかり入渓していましたので、久し振りの困難な沢への入渓で、気合を入れて挑みました。真木渓谷入口に朝7時、Sさんと待ち合わせ!小路又に車をデポし7時20分出発!金堀沢の出合いまでわずか5分、出合いは水量乏しく貧弱な沢でこの奥に巨大な滝があるなんて想像出来ない感じです。

遡行すること30分でオーバーハングした巨大な滝が(落差20m位だろうか?)。最初、この滝が四十八滝だと思いましたが、GPSで位置を確認すると、どうやら四十八滝ではなく前衛滝のようです。滝の周りは岩盤に覆われ側壁は高く高巻きは厳しい感じです。滝の右側(左岸側壁)を登り落口に向かって悪そうな斜面をトラバースするしかなさそうです。う~ん、シビアなルートだなぁ~!でも、覚悟を決めて行くしかないか…。この滝を越えなければ四十八滝には辿り着けないし。もちろんロープを出して登りましたが、途中支点(ランニングビレー)が取れなかったです。岩にはハーケンを打ち込むリスがなく、支点に耐えうるブッシュもありませんでした。

四十八滝の写真がネット検索に一枚もヒットしない理由は、これだったのか…。この滝を超えるには、それなりの経験と技術がないと厳しい感じでした。高巻きは、おそらくさらに厳しくなる可能性があり、ここは側壁を登った方が楽だと思われます。その前衛滝を無事に超えると側壁がさらにどんどん高くなり、その迫力に圧倒!(見上げると首が痛くなる感じの高さ)。

こんな側壁、朝日や飯豊、アルプスの沢でもなかなか見られないかも。そのまま進むと…ついに、出たぁ~!幻の四十八滝です。圧倒的な側壁と滝の迫力は「凄い!」の一言に尽きます。これまでこの滝を見れた人は、一体何人いるのだろう?おそらく、ほんの数えるくらいの人かも?

落差はおそらく30~40m位だと思いますが、側壁の凄さとの相乗効果で、怖いほどのド迫力!滝の直登はまず不可能で、高巻きルートを探すも側壁は絶壁に近い岩盤に覆われ(しかもかなり高い)、ルートを見出すのに四苦八苦しました。右岸は絶望的で左岸に活路を見出すしかなく、弱点を探しながらどうにかじわじわとロープを伸ばしてきました。3ピッチ目、周りは全て絶壁に近い岩盤にぶち当たり、ついに行き詰ってしまいました。弱点を隈なく探すも見当たりません。もはや、これまでか…。遡行記録がないのは、そういうワケだったのか…。無理は禁物、いったん下に降りてもう一度ルートを探してみよう!

登るのも大変でしたが、急峻な斜面ゆえ下るのも大変です。ロープを2本持参して正解でした。懸垂下降でどんどん下り滝下へ到着!ダメもとで右岸の高きにもトライしてみましたが、1ピッチ目から行き詰ってしまいました。こりゃ無理だ!私の実力不足です。敗退を決意しました。

アルパインクライマーがいないと、この四十八滝の高巻きは厳しいかもしれません。帰宅後GPSの軌跡で確認すると「あともうちょっと!」だったことがわかりました。四十八滝の先も見てみたかったなぁ~!その上にも滝マークがあるんですよね。

こんなにお天気が良いのに敗退するなんて…くぅぅ~!悔し~い!!!これまで和賀山塊の沢は何十本と入渓してきた私ですが、初めての敗退となりました。でも、幻の四十八滝が見れただけでも「チャレンジして良かった!」と思っています。パートナーのSさんは申し訳なかったですが「こんな時もあります、気にしないで下さい!」との気遣いに安堵し、嬉しく思いました。私は単独遡行が多いゆえ、高巻きは得意なのですが、今回ばかりは力及ばず断念せざるを得ませんでした。

この金堀沢、遡行された方がいらっしゃいましたら「どうやって突破したのか?」教えて欲しいです。残念な結果に終わりましたが、チャレンジ出来て楽しかったです。私の計画にお付き合いいただいたSさんに感謝です。ありがとうございました!PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね~♪上の写真は前衛滝、真ん中の写真は幻の四十八滝。下の写真は天高く聳える四十八滝の圧倒的な側壁です。

●『画像掲示板』和賀山塊・金堀沢

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