大深沢 関東沢左俣~北ノ又沢

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大深沢 関東沢~北ノ又沢 1

下山地点の樹海ラインの赤川下降点に 車を1台デポした後、1時間車を走らせ(約40K) 下流部から遡行すべく黒石林道へ…

ところが、その黒石林道入り口には 真新しいゲートが設置されており通行止め…。 8月9日の秋田・岩手における「これまで経験した ことのないような記録的な大雨」による被害と 思われます。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 2

万が一のことを考え、予めサブプランを 考えていた私…。再び樹海ラインの 赤川下降点(入渓点 1147m地点)まで戻りました。

去年単独で臨んだものの渓流足袋が 壊れて途中敗退した「関東沢~北ノ又沢」 の周遊コースに急きょ変更!。その赤川にて私です。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 3

赤川は大深岳に至る最短ルートです。 今シーズン8本目の沢にして初めてではない でしょうか?まともな遡行が出来たのが。

2日間、お天気に恵まれ(といっても終始曇り) 平水状態の中、アブにも悩まされず 快適な遡行を満喫できました♪

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 4

遡行すること50分で大深山荘に到着です。 これも私です。ザック、ボロボロ…。

なにせ20年以上使っていますから… そろそろ買い換えないとね~!

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 5

大深山荘から大深岳を目指します。 つい最近刈り払いされたばかりの登山道。 まるでハイウェイ状態です。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 6

大深岳の山頂です。 そうそう、今回の山行は… ブログ「山の日のひとり言」のタラさんより 「17日~18日で大深沢へ行きませんか?」 とのお誘いメールを頂戴したのですよ。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 7

八瀬森山荘へ至る県境尾根の登山道は ひどいヤブでした。これはあまりにも…。 早く刈り払いしてもらいたいものです。 ヤブ漕ぎ状態で前進します。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 8

湿原に出るとまるでオアシスに感じました。 景色に見惚れるタラさんです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 9

1233m地点より30mほど下った所より ヤブを漕いで関東沢の左俣へと降ります。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 10

関東沢左俣は長大なナメが続き とても綺麗でした。期待以上に◎♪ 下降中、思いっ切り転倒し右足大腿部を強打し 痛いのなんのってぇ~!

それ以降は、 痛めた足をかばいながらゆっくり遡行 することにしました。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 11

最初に懸垂下降した滝にてタラさんです。 フリーでも降りられそうに思いましたが、 安全を期してロープを出しました。

何と残置シュリンゲがありビックリしました。 関東沢といえば右俣の方が遡行者が多く 左俣は超マイナーなのにね。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 12

ナメと釜が美し~い♪ まさに癒しの「デート沢」です♪

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 13

この15Mほどの滝は左岸より巻き下りました。 顕著な踏み跡があり、これまたビックリ! 入渓者、いるんですね~!

この滝の位置は、1040mです。 滝を降りて直ぐの右岸枝沢に入り 天狗湿原を目指します。 この枝沢、熊の通り道のようでして…。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 14

天狗湿原に到着! とっても気持ちい~い♪ まさに天国♪

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 15

花っ子達もたくさん咲いていました♪ この天狗湿原を通ることによって、 三俣までかなりのショートカット(近道) になります。

時間短縮出来ます。 ただ、この天狗湿原、熊の憩いの場所です。 何度も通りたくないような…。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 16

天狗湿原より枝沢を下降し 東ノ又沢の1010m付近に出ます。 東ノ又沢も開放的で明るく ナメが美しい沢です。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 17

小滝や釜がアクセントを加えてくれます。 東ノ又沢、2009年8月末に単独遡行しています。 特に難所もなくヤブ漕ぎもなく登山道に出ます。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 18

三又から北ノ又沢へと入り出合に掛かる 小滝を登れば左岸に天場があります。 その小滝(ナメ滝)を登るタラさんです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 19

そのナメ滝を登る私です。 滝頭の直ぐ右側に天場があります。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 20

は~い!天場に到着で~す♪ お盆休みなので、てっきり釣り師などの 先客がいると思っていましたが 誰もいませんでした。貸切です。

きっと先日8月9日の秋田と岩手を襲った 「過去経験したことのないような記録的な大雨」 により、皆さん、敬遠したのかもしれません。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 21

早速ビールやお酒を冷やします♪ これで、二人分です。ちなみに内訳は… ビール4本、日本酒900ml、ワンカップ、 ブランディーです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 22

その後、大深沢をちょっと下降して… タラさんにとって念願の「ナイヤガラの滝」 を見に行きます。

ナイヤガラもさることながら、そこに至る までの広大で長大なナメも見ものです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 23

ここがナイヤガラの滝の滝頭です。 どうやって滝下へ降りようか? 懸垂下降の支点を探します。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 24

ブッシュ2か所より支点を取り分散、さらに 振られ防止にもう一か所ビナを通しました。

30mロープダブルだと下まで届かない可能性が ありましたので、シングル懸垂しました。 左上、これから降りようとするタラさんです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 25

左岸側よりナイヤガラの滝を望む。 まるで「水のカーテン」のようです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 26

ナイヤガラの滝にてタラさんです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 27

往路を戻り三又へ。 再び広大なナメを楽しめます。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 28

三又の天場に到着後、早速乾杯です♪ アブがいなくて快適です!

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 29

整地する必要が全くないほど 真っ平らな三又の天場です。 テント2張りが限界といったところでしょうか。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 30

さっそく焚火です♪ そうそう、薪をここまで上げるのに ちょっと苦労しました…。

ザイルを使って急斜面を引っ張り上げました。 「何のことやら…?」とお思いでしょうが、 行けば「その意味」が分かります。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 31

タラさんが作ってくれたまずは一品目! お酒のつまみにピッタリ♪

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 32

これも美味しかった~♪
このスパゲッティーがメインディッシュと思いきや…

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 33

何やらまた作り始めるタラさん。
何が出来るのやら、楽しみ~!

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 34

メインディッシュはチジミとのこと。 イカやエビが入っていて美味しかったです♪ ふぅ~お腹いっぱい! ご馳走様でしたぁ~!

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 35

あとは、ひたすら飲むだけ…。 朝晩は肌寒いほどでした。 八幡平はすっかり「秋」って感じです。 特に稜線上は、風が強く寒かったです。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 36

ほろ酔い気分に~!夜も更け… 寝たのは9時頃でしょか、記憶にありません。

2013年8月17日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 37

朝はご飯を炊いて~! 熱々の御飯にメンマを混ぜて さらにインスタントの卵スープ掛けます。

タラさんの新作メニュー!だとか。 とっても美味しかったです♪ これなら私でも作れそうです。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 38

本日は北ノ又沢を遡行します。 北ノ又沢もまた美しいナメが 続いて綺麗でした♪

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 39

1040m右岸枝沢に掛かる見事な滝です。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 40

左上に見えるのがその1040m枝沢の滝です。 本流は右ですが、そこにも滝が掛かっています。

その滝を登るタラさんです。 下の写真41がその1040mで 「両門の滝」状態になっています。 本流は右です。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 42

プチナイヤガラの滝です。 大深沢は、このような幅広い滝が多いです。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 43

1250mから100mほど急登が続きます。 ここの岩、結構滑ります。 その後、タラさんも転倒…。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 44

1360mの枝沢からツメる予定でしたが、 いくら探しても見つかりませんでした。 温暖化で、きっと消失したのでしょう。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 45

よって、さらに一本上の1370m 右岸枝沢からツメることにしました。 20分ほど蛇行しながら沢形が続きました。

水が涸れてからは約20分ヤブを漕いで登山道 に出ました。部分的に濃いヤブもありましたが、 概ね「かわいい」部類のヤブ漕ぎだと思います。

2013年8月18日撮影

大深沢 関東沢~北ノ又沢 46

八幡平・樹海ラインの車デポ地に戻ってきました。 下山後は、松川温泉・松川壮にて入浴。 久し振りに訪れたのですが、中が改装されていて お風呂も立派になっていました(500円)。

今回の周遊コース、まさに癒しの「デート沢」 って感じでした。お勧め ◎ かも、です。

2013年8月18日撮影

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

大深沢 関東沢~北ノ又沢 41

<2013年8月17日(土)> 
行動時間 7時間 (休憩時間含む)

樹海ライン赤川入渓点(7時35分)~大深山荘(8時25分)~関東沢下降点(11時)~関東沢(11時15分)~ 1040m枝沢(12時35分)~天狗湿原(12時50分)~東ノ又沢に合流(13時15分)~三又(13時20分)~ 休憩&設営後ナイヤガラの滝(14時5分)~三又帰着(14時35分)

<2013年8月18日(日)> 
行動時間 3時間 45分(休憩時間含む)

三又(5時50分)~1,130m二俣(6時30分)~1,370m二俣(7時50分)~登山道(8時30分)~ 樹海ライン・赤川入渓点(9時35分)
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