酔いどれ日記 2023年08月

  1. HOME
  2. INDEX
  3. 翌月
  4. 前月

8月28日(月)
リハビリ山行 in 八幡平

先日のこと…ちょっとヘマしてしまい右手小指から転倒!その時は「突き指」程度にしか考えていませんでしたが、腫れがひどく手を握る動作をすると痛くって…。「これじゃ~ロープ操作や懸垂下降が出来ないなぁ~!」来週のSさんとの沢登りの約束の日まで完治すればいいけど…。Sさんとの約束が気になり、念のために近所の整形外科で診てもらいました。

レントゲンの結果…「折れてますよ(剥離骨折)全治1ヶ月です!」とのこと。「ウソ~!折れてるんですか…」と絶句しました。山登りやトレランをされていてアスリートでもあるO医師曰く「しばらくは、沢登りやクライミングは無理だね!でも、手を使わない一般登山ならいいよ!」と。

現在、私の右手小指には簡易ギブス(プレート)が装着されています。右手小指が使えないだけで不便極まりないです。たかが小指ですが、されど小指!パソコンで文字入力の際、小指が使えないだけで不便!無意識に小指が動いてしまいます。それと、小指が使えないだけで握力は半分以下になります(握る力が出ない)。最近やっと腫れが引き、痛みも緩和されつつあります。

沢シーズンまっただ中の今回の怪我(ほんと まさか!と思う何でもない所で転倒)にショックを隠せません。行きたい沢、一杯あるのになぁ~!最近は、膝や腰の調子が良く「痛みがない状態で遡行できる喜び」に浸っていたのにね。今度は手ですか…しかも利き腕の右手とは!今はじっと耐えるしかありません。来月9月中旬の連休の「沢復帰」に向けて、今は治療に専念したいと思っています。

その沢復帰に向けて「ちょっとでも体力トレーニングをしたい!今、出来ることを!」との思いから、昨日27日(日)はお手軽コースの八幡平(沼と湿原巡り)を登って参りました。八幡平アスピーテラインに到着すると何と「通行止め!」これまたウソでしょ!

その日は、ヒルクライム(自転車)の大会があり朝7時から11時半まで通行止めとか…。私がゲートに到着したのが7時5分!5分遅れか…くぅ~!しょうがないので、樹海ラインから見返り峠へ向かいました。見返り峠に到着したものの、いつもの無料駐車場にもゲートがあって停められず…。畚岳の登山口付近の広い空き地に駐車しました。

適当な空き地に駐車し7時50分出発!アスピーテライン通行止めや大会の影響でしょうか?登山者は誰もおらず貸し切り状態!日曜日なのに(お天気も良いのに)ウソみたいです(下山する頃には多くの登山者に遭遇)。

今回の山行目的は、先週購入した新スマホの「山デビュー」で、山での性能チェックやスーパー地形アプリの実践的な使い方の検証実験も兼ねています。結果、ガーミンGPSのサブ機としてスーパー地形は使い心地や精度面から「かなり優秀である!」との結論に達しました。

この八幡平「沼と湿原を巡る周回コース」去年の秋(10月9日)以来です。この時もリハビリ山行で(左膝靭帯損傷)登りに来ていました。登山道が素晴らしく整備されておりアップダウンが少なくリハビリには最高のコースです。何より歩いていて怪我のことを忘れるほどに超楽し~い!「天上の楽園」を思わせるとても素敵な周回コースなんです。スマホをいじりながらゆっくり歩いて2時間30分!本当は茶臼岳にも登る予定でしたが、大会による通行止めでアプローチ出来ず断念しました。

来月9月中旬頃までには必ず沢へ復帰します!どうしても今年中に遡行したい沢が数本ほどありますので…。それまでの間、登山しながら体力をつけたいと思っています。今は「一日も早く治ってくれよ~!」と祈るような気持ちです。PS.今回撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』リハビリ山行 in 八幡平


8月25日(金)
大当たり!キッツ川左俣右沢

8月23日(水)は、懇意にさせていただいている北上山岳会さん(計5名)と夏油山域の経塚山に突き上げるキッツ川左俣右沢を遡行して参りました。この沢は、過去遡行記録がなく未知の沢、ワクワク・ドキドキ状態で入渓したのですが、これが「大当たりの沢」で歓喜しました。葛根田川や尿前本沢など、ここ岩手を代表する名渓に匹敵するほどの面白さと美しを兼ね備えた名渓だと思います。

それこそ、岩手山の焼切沢や五葉山の桧山川以来の「大当たりの沢」といっても過言ではありません。事の発端は、今月11日の山の日にSさんと遡行記録のないキッツ川右俣左沢を遡行した後「次は左俣だな!」と狙いを定めていました。そんな折、北上山岳会の守護神 tbfさんより「キッツの左俣、やりませんか?」とお誘いのラインを頂戴したのです。

渡りに船とはこのことか…!「実は、私も行こうと思っていたところだよ!」とメンバーに入れてもらいました。実は、tbfさんはキッツ川に最初に入渓されたお方(開拓者)で2020年8月17日に右俣右沢を遡行されています。その後、今月11日に今度は私がこれまた遡行記録のないの右俣左沢を遡行!その時の私の記録を読まれたようで、それで声を掛けてくれたようです。さらに私の大先輩で大恩人、岩手の大御所でレジェンドのS先生も参加されるというじゃありませんか~!S先生と再びご一緒できるなんて、なんて幸せなんでしょう!

北上山岳会の皆さんと沢をご一緒させていただくのは2年振りでしょうか?メンバーを見ると…皆さんアルパインクラマーで達者な方々ばかり。今の北上山岳会さんは、勢いが凄いです。私の一番の不安は、このところの連日の猛暑でした。今月初旬に遡行したドゾウ沢の時みたいに暑さでバテバテ!30分に一回も休憩してるようじゃ話になりません。

「まずは出来ることから取り組もう!」と思い、ガチャ類やロープ、ペットボトルなどたくさんザック詰め込んだ重いザックを背負い、一番暑い時間帯を狙って毎日近所の山を2時間ほど登ることに決めました(出発の前日まで日課にした)。

6時40分、キッツ川の入渓地点の八郎橋にて皆さんと合流!懐かしい再会です。tbfさんは、北上山岳会の守護神で技術・体力・判断力等、総合力に長けたお方で絶大な信頼があります。S先生は岩手の山岳会の大御所で「岩手の沢」の著者でもありレジェンド的存在(御年79歳)!eri2さんは紅一点、先月には剱岳のチンネに登ってきたバリバリのクライマー女子で若手のホープ!yamazukin1gouさんは、オールランドの山屋さんで(特に山スキーが得意)去年はヒマラヤにも行かれたらしい凄いお方。

準備を整え7時出発!第1ゴルジュ帯は時間短縮のためパス(高巻き)はじめてキッツ川に入渓される方は、第1ゴルジュ帯も併せてお楽しみください。第2ゴルジュ帯は標高610mから650mの二俣まで続き楽しませてくれて「なかなかいい沢じゃない!」と確信しました。

この沢の本当の真骨頂はその先にありました。標高700mの二俣を右に入りちょっと進むと、そこから標高860mまで美しいナメと深い釜と小滝のオンパレード!「この天国の回廊、一体どこまで続くの?」と思うほど、超凄かったぁ~!登れる滝が多く楽しく突破!まさに感激&感動の沢でした!それ以降は、ゴーロ歩きで最後はヤブ漕ぎなしで登山道に出ました。

キッツ川左俣右沢は、予想以上に素晴らしい沢で楽しめました!こんな素敵な沢がこれまで誰にも知られずに埋もれていたなんて…。ゴルジュ帯に美しいナメと小滝の連続、しかも、そのほとんどが直登可能!何より渓相が綺麗!ロープは径8mm 30mと50mの2本持参しましたが、結局一度も使いませんでした(お助け紐を多用)。心強いメンバーの面々でしたので、遡行中は終始和やかなムード!メンバーの皆さんにたくさん笑わせていただき、とっても楽しかったです。特にS先生のトークは絶好調で皆 大笑いでした。皆さん、ありがとうございました!

PS.遡行の詳細は文章が長くなりそうですので「酔いどれ画像掲示板」の方でご紹介させていただきます。tbfさんのヤマレコに今回の遡行報告の記事と写真が掲載されています。それも併せてご覧下さい。大きな滝はなく、これといった難所もなく、遡行グレードは2級上といったところでしょうか。キッツ川左俣右沢、今後「岩手の人気沢」になるのは間違いないことでしょう。

上の写真は左俣の入り口にあるプチゴルジュ。ここのヘツリと小滝登りが最初の難関かも。真ん中の写真は第2ゴルジュ帯で奮闘するアルパイン女子のeri2さんです。下の写真はナメと深い釜と小滝の連続が延々と続くこの沢のハイライト。入渓口と下山口が離れているため、早起きして車を回すのが(デポが)ちょっと大変かも。

●『画像掲示板』大当たり!キッツ川左俣右沢


8月22日(火)
神アプリ!スーパー地形

登山用地図のスマホアプリの有名どころは…①ヤマップ(780円/月・5,780円/年) ②ヤマレコ(550円/月・4,900円/年) ③ジオグラフィカ(960円 / 買い切り) ④山と高原地図(500円/月)などがあります。この4つの中で私が使っているのは、③のジオグラフィカです。とは言うものの、ガーミンのGPS(eTrex30xJ)を持っていますので、いざという時のサブ用に稀に使用する程度です。

先日のこと…カシミール3Dのスマホ版アプリ「スーパー地形」の存在を知りました(開発者は一緒でDAN杉本氏)。パソコン用登山アプリの「カシミール3D」は長年愛用していて、私の山や沢にとって欠かせない大切なアプリです。ガーミンのGPSと連携させることによって様々なことが出来て、ほんと重宝しています。普段はこの組み合わせて使っています。

スマホ版アプリ「スーパー地形(780円/年)」を先日購入したばかりのスマホにインストールし、試しに使ってみたところ…「こりゃ凄い!」とビックリしました。中でも一番感動したのが「地形図の立体表示」です。立体表示出来るのは、このアプリだけだと思います。立体表示することで、沢の地形(傾斜の強弱など)がより鮮明になり山や沢の地形(高低差)が把握しやすくなります。

機能や使い方(操作方法)は、カシミール3Dとそっくりですので直ぐに慣れましたし、実際にルートを作って近所の山でナビ実験して使い心地を試してみました。音(音声ナビ)はうるさいから止めよう!この表示は邪魔だから消そう!など。実際に使ってみて各種設定を自分好みに変えてみました。さらに、操作マニュアルを全部読み「へぇ~こんなことも出来るんだぁ~!」と驚かされることが多々ありました。

例えば…①パノラマ展望図(山頂からの山座同定が出来ます)②天気情報(行きたい山の天気予報を表示可能)③地図の一括ダウンロード(電波の届かない所でもオフラインで使用可能)④現在地情報の送信(メール、LINE、Twitter等)⑤様々な地図の切り替え(スーパー地形、空中写真、Googleマップ等)⑥オフライン機能 (オンラインとオフラインの切り替え可能)⑦カシミール3Dとの連携などなど。

これまでは①パソコン(カシミール3D)②ガーミンGPS ③デジカメの「山の三種の神器」を駆使していましたが、スーパー地形を使うことによってスマホひとつで完結!これまでとほぼ同一のことが出来ることは、とても素晴らしいです。とは言うもののバッテリー問題や安定性等考えると、今後も従来通り「三種の神器」を使い続けることになりますが、サブ用としてスーパー地形を活用していきたいと考えています(ジオグラフィカの代わりに)。

PS.そうそう、アプリ専用の参考書まで販売されていることを知り、早速アマゾンに注文しました。読むのが楽しみです。このスーパー地形、NHK『ブラタモリ』でも使用されているアプリのようです。皆様の参考になれば幸いです。


8月21日(月)
沢登り用ロープの買い替え!

スマホを格安で購入し浮いたお金で沢登り用の8mm30Mロープを買い替えることにしました。耐久的にはまだ使えそうでしたが、このロープ、吸水が凄くて水に濡れるとメチャ重くなってしまい(1.5倍位の重さに)軽量化したくて新調しました。で、購入したのは、エーデルリッド・ガイドアシストプロドライ(8.0mmx30m) をICI石スポーツさんより14,080円で購入!

このロープ、ドライ加工されていますので速乾性に優れ水分を吸収しないのが特徴です(水分吸収が僅か1~2%)。重さは1.4キロですので従来のロープより60gしか軽くなりませんが、吸水しない(水に濡れても重くならない)のが嬉しいです。同種の20mロープを一昨年購入し、とても気に入ったので「30mも欲しいなぁ~!」と思っていたのです。

沢用ロープは何種類か持っていて行く沢によって使い分けています。①単独行の場合で登攀的要素が低い場合(ダイニーマのフローティングロープ 6.5mm 40M)このロープのメリットは、何と言っても「軽くて(800g)強度がある」ことです。さらに吸水率0%ですので水に濡れても重くなりませし、コンパクト収納できます。但しファイントラック社は、このダイニーマロープは、補助用ロープであり登攀や懸垂下降の使用には警告を発していますのでくれぐれもご注意を!

②仲間と行く場合や登攀的な沢を単独で遡行する際は、上記の8mm×30Mロープを持参することが多いです。③大きな滝がない沢で補助的に使用したい場合は(お助け紐的)上記の8mm×20Mロープをが重宝します。サッと出してサッと使えてサッと仕舞えるのが良いです。特に大人数での遡行時は威力を発揮します。④朝日や飯豊連峰、アルプスなどの大渓谷を遡行する際には、1パーティー(4~5人)で8mm×40Mロープを2本持参することが多かったです。仲間や自分の命を守る大切なロープ、定期的に買い替えたいものです。

PS.写真の解説。左上の黄色のロープは、ダイニーマのフローティングロープ 6.5mm×40M その下のピンク色のロープは、エーデルリッド・ガイドアシストプロドライ(8mm×20M)。その下の紫色のロープは従来使用していた8mm×30M。画面右下の水色のロープが今回購入したエーデルリッド・ガイドアシストプロドライ(8mm×30M)です。行く沢にいよって使い分けています。


8月19日(木)
スマホ AQUOS sense5Gに感激!

16日に届いてからこの3日間、今回約5年振りに買い替えた新スマホ(AQUOS sense5G SH-M17)のセットアップから始まり旧スマホからのデータやアプリの移行、各種設定とカスタマイズ、新機能の習得など暇さえあれば触りまくっていました。セットアップとデータ移行はAQUOSの「かんたんデータコピー」を使えば、いとも簡単に、かつ短時間で出来ました。

問題は多くの方が書かれているようにAndoroid OSのアップデートでした。購入時のバージョン11で、それを13までアップグレードするのに「ダウンロードとインストール、再起動」の繰り返し作業で一日半も要しました。以前使っていた5年前に購入したスマホ(P20 light)のバージョンは5.9でしたので、何と4世代も進化したことになります。

そこで一番驚いたのが画面下にあるはずの「戻る」「ホーム」「タスク管理」の3ボタンナビゲーションが無くなってしまったことです。「あれ?どうやってホームに戻るんだろう?戻るボタンもないぞ!」って、戸惑いました。そう、仕様が変わっていたのです。「ジェスチャーナビゲーション」はAndroid 10で新たに追加されたシステムで、まったく異なる操作感を持っていました。「慣れてしまえばこっちの方が楽かも?」と思った次第です。

スマホの5年の進化は凄い!驚きました。指タッチのヌルヌル感(感度)は素晴らしいし画面も凄く綺麗♪カメラは、三つのレンズ(広角と標準と拡大)とAIも搭載されていて感動しました。省エネのIGZO液晶ディスプレイと大容量バッテリー搭載でバッテリーの持ちも素晴らしいです(カタログでは1週間持続を謳っていますが、それは無理)。指紋認証と顔認証が併用できるのも嬉しいです。5G、おサイフケータイ、防水防塵・耐衝撃対応!これで16,500円の安さですから「コスパ最高の商品」といえるでしょう!

一方で気になる点もあります。バッテリー容量が大きくなった分 重くなった(178g)感じです。それと…皆さんが指摘されているように音が悪い(モノラルスピーカー)です。購入3ヶ月前後で「再起動が無限ループする」「Wi-Fiがつながらない」「フリーズする」などの不具合が多数報告されていますので、まだ安心できませんが…。

この件に関し、SHARPは不具合を認めており修理による対応を行っていますし、新しいロットについては対策済との情報が出ているようです。あれから2年も経っていますので今回購入した機種は、おそらく対策済みのスマホだと確信していますが…。そんな悪評の影響もあり、超格安になったのかも知れません。パソコン同様、スマホの進化に驚く三日間でした。防水仕様ですので、沢でも安心して使えそうで嬉しい限りです。新しいスマホって、いいな♪


8月17日(木)
5年振りのスマホの買い替え!

この度、4年と8ヶ月振りにスマホを買い替えました!従来使っていた機種は、中国のHUAWEI (ファーウェイ)社製、当時 人気ランキングNo.1の「P20 lite SIMフリー」を価格.comから購入、お値段は 25,286円 (税込)でした。で、今回新たに購入した機種は、シャープのAQUOS sense5G(ライトカッパー)をアマゾンより何と16,500円で購入!

なぜこんなに安いのか?といいますと、型落ちモデル(2年前のモデル)だからです。発売当時は5万円近くもしたそうです。このAQUOS sense5G、発売当初からトラブル続出だったことも値落ちした要因かもしれません(今は、だいぶ改善されたらしいけど)。気付けば5年近くも使っていたことにビックリです。道理で最近バッテリーの減りがメチャ早いと思った…。

買い替えた理由は以下の通りです。①バッテリー消耗が驚くほど速くなった(バッテリーの経年劣化)。②androidのOSバージョンが9止まりで更新されなくなった(最新バージョンは13)③ストレージ容量が一杯になってきた(32GBなので)④Chromeの表示が時々崩れる、YouTubeが見れないことがある、などなど。3年周期で買い替えるのが一般的のようですが、4年も使うと こうなるのでしょうね。

今回なぜAQUOS sense5Gを購入したのか?と言いますと…①安かったから ②防水・防塵・耐衝撃に対応(山屋必須)③約1週間の電池持ち ④容量が従来の2倍の64GB ⑤NFCやおサイフケータイに対応(特にNFCは電子申告時に必要) ⑥サイズが私好みの5.8 インチ ⑦5GやデュアルSIMに対応などなど。一番の理由は、お値段と防水対応(沢屋必須)とバッテリー長持ち(泊り山行必須)のこの3点でしょうか。

4年と7ヶ月振りの新スマホ、本日届く予定でとても楽しみです♪色々と問題のある悪評スマホのようで「当たり外れ」があるみたいです。どうか「当たり」でありますように!と祈るような気持ちです。当たったかどうか?後日の日記にてお知らせ致しますね。


8月15日(火)
ただ今、ホームページ制作に夢中!

8月1日に岩手山岳ガイド様のホームページ(全67ページ、制作期間半年の超大作)の制作がやっと終わり、肩の荷が下りたかと思いきや、今度は職人さんからホームページ作成依頼が舞い込んで参りました。ほんとありがたいことです。ページ数は少ないのですが、職人さんらしく細部に至る強いこだわりをお持ちです。それからというもの、連日連夜 制作に没頭しています。

例えば…①ターゲットはスマホで閲覧する10~20代(外国人も含む)②イメージとしては、外出先(電車バスの移動時、休憩時間)などの短い時間に見るホームページ ③トップページの動画(10~20秒)が主役 ④英訳も入れる、などなど。「シンプルで見やすい(手軽に見れる)ホームページを作って欲しい!」とのご要望です。

今までにない依頼内容ですので勉強しなければならないことも多く、日々頭を悩ませながら楽しく作っています。とにかくシンプルで若者向けのデザインや色を決めるのに、何日考えたことでしょう?たくさんのサイトを見まくり勉強と研究の日々。ページ内容は「職人技なのに若者向け」という真逆な設定が難しく、そのせいか?毎日のようにホームページの(恐ろしい)夢ばかり見るようになりました。

コンテンツ(内容)を多く盛ることより削る方が余程難しいです。贅肉は徹底的にそぎ落としシンプルかつ明快なホームページ作りに邁進中です。お盆休みは授業がないのですので、朝から晩までひたすら作り作り続けています。努力の甲斐あり、どうにか形になってきて一段落しました。昨日はクライアント様に仮ホームページを見ていただき打ち合わせ!お気に召していただき嬉しい限りです。

細かい所はまだまだ時間が掛かりそうですが、大枠はほぼ完成しました。この約3週間、驚くほど働きました。よって、本日は午後よりお休みを頂戴し休息(お盆休み)したいと思っています。そして、明日からまた頑張ります!私にとってホームページ制作は、山(沢登り)と同じくらいに大好きで夢中になれることかも知れません。もしかしたら、私も職人気質なのかも?今晩は、見たかった映画をお酒を飲みながら楽しもうと思っています。


8月12日(月)
未知なる沢へ!キッツ川右俣左沢遡行

昨日の11日(祝)山の日は、相棒のSさんと金ヶ崎駒ケ岳のキッツ川右俣左沢を遡行して参りました。標高700mの二俣から駒ケ岳の山頂直下に突き上げる左沢は、遡行記録が見当たらず未知の世界!久し振りに開拓者魂に火が付きました。一方、賽の河原に突き上げる右沢の方は、数年前に北上山岳会さんにより初遡行(開拓)されたルートで多くの遡行者を迎えています。

遡行した結果、左沢は側壁が高く彫刻刀で彫ったような顕著なV字谷(ゴルジュ地形)の連続!その中に深い釜や滝が連続し全て直登可能!しかも、綺麗な渓相なのも嬉しく、実に楽しく「当たりの沢」でした!気合が入っていたせいか?普段の膝や腰の痛みも出ず遡行できたことも嬉しい限りです。

アプローチの途中 北上の吉野家で朝牛セット(499円)を食べて金ヶ崎方面に向かうと雨が…。登山口に到着する頃にはさらに雨脚が強くなってきました。金ヶ崎駒ケ岳のうがい清水登山口にSさんと6時30分 合流!天気予報ではまったく降る予報ではなかったのに~!まさかの雨にショックを受ける我々、とりあえず入渓口の八郎橋へ。7時、雨降る中 カッパを着込みいざ出発!

雨の影響で沢は増水していましたが、標高700mの二俣までは心配していませんでした。なぜなら、3年前の2020年9月11日に右俣右沢(北上山岳会ルート)を遡行していましたので…。しかし、このまま雨が降り続ければ、情報のない未知の左沢へ入るのはリスクが高く不安を感じました。

二俣まで行っても雨が降り続くようであれば「左沢の遡行は中止にし、北上山岳会ルートの右沢へエスケープしよう!」と相棒のSさんと話し合いました。その際は、またチャレンジに来れば良いのですから…。数年前より解明してみたいと思っていた左沢の遡行は、諦めたくないです。

天が我々に味方したのでしょうか?二俣に到着するちょっと前に不思議と雨が止んでくれたのです。「こりゃ~行くしかあるまい!」と意を決し未知なる左沢へと進みました。直ぐにV字谷になり険しい渓相に!側壁は急峻で聳え立っており高巻きは厳しく「もし、登れない滝が出てきたら敗退かも?」とドキドキ・ワクワクしながらの遡行でした。情報のない未知の沢って、このドキドキ感が何とも堪らないです。

結果、泳ぎあり微妙な(テクニカルな)ヘツリあり、大きな滝はないものの小滝の連続で楽しめました(全て直登可能)。標高760mにある深い淵を持った小滝の突破が左沢の核心部でしょうか。ここの傾斜のある右岸側壁のテロテロ岩を突破出来るかどうか?私はどうにか微妙なヘツリで突破できましたが、万が一失敗してもドボンで済みます。

私が突破した後、相棒のSさん曰く「ロープがあっても俺には絶対に無理!高巻くから…」と。「えっ?高巻くの?高巻きの方が大変じゃない!そもそも高巻けるの?」と私。

このSさんの高巻きで数時間待たなければならないかも?と覚悟した私ですが、素敵な高巻きルートを見つけたようで10分~15分で降りて来た時にはビックリしました。しかも、懸垂下降なしで。さすがSさん!場数を踏んでいるだけのことはあります。標高880mの三俣付近までV字の渓相が続き(時々開ける)三俣以降は穏やかになりました。標高990mで水が枯れ1040mでヤブに突入!登山道まで標高差70mの距離です。20分ほど軽いヤブを漕いで登山道へ!金ヶ崎駒ケ岳(1129.6m)の山頂は目と鼻の先、11時30分 無事山頂に到着!

雨で一時はどうなるか?と思いましたが、無事遡行出来て嬉しい限りです。全行程5時間50分、車デポ地から山頂まで4時間30分、下山に1時間20分でした。そうそう、左沢を遡行している最中に雨が完全に止み、お天気が回復してきた時は嬉しく、青空まで見えて良かった、良かった!キッツ川右俣左沢、下部のゴルジュと左沢のゴルジュの両方を満喫出来て、なかなか楽しい沢でした♪山頂も踏めますし、お勧めしたい一本です。

帰路、金ヶ崎温泉・駒子の湯(500円)で汗を流し、北上の幸楽苑で期間限定で新メニュー冷し担々麺(760円)を食べて帰りました。先週のドゾウ沢に続き今週もお付き合いいただきSさんには感謝です。ありがとうございました!相棒のSさんがヤマレコデビューされたようで、そちらにも今回の遡行記録が掲載されています。ぜひ、読んでやってくださいね。

PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~! 1枚目の写真は下流部の雨で増水したゴルジュ帯にてSさんです。2枚目の写真は標高700mより左沢へ入ると直ぐにV字の渓相(ゴルジュ地形)になります。小滝を登っているSさんです。3枚目の写真は淵を泳いで小滝を突破するSさんです。4枚目の写真は左沢の核心部で、私は右岸のテロテロの側壁をヘツって滝の落口へトラバース、突破しました(パズルを解くようで面白かった!)。ここは泳いだとしても手がかり足がかりがなく突破は無理!と判断した選択でした。

●『画像掲示板』未知なる沢へ!キッツ川右俣左沢


8月7日(月)
栗駒山・灼熱のドゾウ沢

昨日は沢仲間のSさんと栗駒山の新湯沢下降~ドゾウ沢遡行をして参りました。下界では記録的な猛暑が続いています。「そんな時は沢登りに限る!」と行って来たのですが…沢も山も暑かった~!昨日は朝から直ぐに暑く汗だく状態!一体何リットルの汗を流したことでしょう!もうバテバテですよ~!足の痛みも相まって30分に一回は休憩していた感じです。

水分補給しようにも沢の水(本流の水)には濁りがあり飲料には適さず、飲むと口の中がニガニガしました。よって、枝沢の水を飲むようにして水分補給に努めていましたが、これが温いのなんのってぇ~!キンキンに冷えた沢水が飲みたかったのに~!猛暑の中の長時間行動で、久し振りに体に堪える遡行となりました。

そんなこんなで全行程7時40分も掛かってしまいました。今朝起きたら腰は痛いわ、膝は痛いわで、全身筋肉痛で階段の上り下りがシンドイです。還暦を過ぎ、体力の衰えは否めません。3年くらい前までは、バリバリ元気で平気だったのにね。加齢と共に「自分はどのくらい歩けるのか?」の体力の限界の把握がとても重要で、身の丈にあった山行を心掛けないと。

ドゾウ沢は宮城の精鋭的な沢屋、mooreeさんの山行記録を拝見し興味を抱きました。mooreeさんの遡行記録の発表後、ドゾウ沢の遡行者が一気に増えた感じです(それまでは記録は皆無に近かった)。栗駒山といえば紅葉!去年の秋の沢納めに単独遡行を計画するも悪天で中止に!先月も計画するも、これまた記録的な長雨で中止に…今回で3度目の正直!この度、Sさんに付き合っていただき二人で行って参りました。

遡行した感想は…2008年6月14日に発生した岩手宮城内陸地震(マグニチュード7.2 最大震度6強)により、ドゾウ沢源頭部で発生した土石流は駒の湯温泉を直撃し7名の死者をもたらしました。あれから15年が経ちますがドゾウ沢は今尚、その地震の生々しい痕跡が残されていました。常に落石の危険があり、特に地盤が緩む雨天時や雨天後の入渓は避けた方が賢明です。巨岩がゴロゴロ散乱しており(側壁にも)恐ろしい光景でした。

この機会に岩手宮城内陸地震による被害状況論文に掲載されていた地震直後のドゾウ沢の空撮写真を見てみたのですが、沢全体が上から下までビッシリと完全に土砂で埋まっていました。産女川よりひどい!って感じです。それに比べれば「15年の歳月である程度浄化された(土砂が洗い流された)」といっても良いかも知れません。核心部のドゾウ滝下までは(2時間50分)ゴーロと巨岩の連続で「試練の(退屈な)遡行」が続きます。

我々は新湯沢を下降しドゾウ沢へアプローチしたのですが、朝駐車場で出会った地元宮城の沢屋さん(2名)は「車を回して駒の湯からドゾウ沢へ入渓します!」と言ってました。そうすることで、1時間は短縮できると思います。新湯沢の下降では、アブがいましたが(顔にアタックしてくる)ドゾウ沢へ入渓すると不思議とアブはいなくなりました。去年の同時期に遡行した新湯沢の中上流部にもアブはいませんでした(新湯沢は地震の影響なし)。

核心部のドゾウ滝は、右岸側壁より直登しましたが(30mロープで2ピッチ)岩が脆く落石の危険があるため、特に確保者は要注意です。ドゾウ滝を超えると渓相が一変しパラダイスが待っています。明るく開放的な渓相の中、ナメと小滝が連続し遡行者を魅了♪

特に標高980mからツメ上げる登山道までの区間は、ドゾウ沢の真骨頂!素晴らしい景色とナメと小滝の連続で「天国的な景観」が続き、楽しませてくれます。これまでの退屈なゴーロ歩きを全て帳消ししてしまうほどの魅力があると感じました。ドゾウ沢を一言でいえば「終わり良ければ総て良し!」って感じの沢でした。

帰りは下道をゆっくり走り、盛岡市内に入って「とんかつの松のや」にて味噌ロースかつ定食(690円)を食べました♪猛暑の山行となり疲労困憊でしたが、久し振りにSさんと一緒に遡行出来楽しかったです。上の写真はドゾウ滝にて。この滝を超えるとパラダイスが待っています。真ん中の写真はそのドゾウ滝を登る私。下の写真は上部の「天国的な景観」赤ナメが素晴らし~い♪

●『画像掲示板』栗駒山・灼熱のドゾウ沢


8月2日(水)
岩手山岳ガイドクラブ様 HP公開!

この度、当パソコン教室(パソコンスクールむげん)のワードプレス実践講座にて生徒のNさんと一緒に作成したホームページを公開しました!全67ページの超大作で(私自身、過去最高のページ数)完成まで約5ヶ月も要した力作です。全国の登山ガイドさんのホームページを見まくり研究し「最高のものを!」という一心で精魂込めて作りました。

NHK BSにっぽん百名山「岩手山」「早池峰山」「八幡平」のガイドを務め番組に出演された岩手を代表する登山ガイド、山田孝男さんがリーダーを務める「岩手山岳ガイドクラブ」様のホームページ制作のお手伝いをさせていただき、とても嬉しく光栄に思います。ガイド歴35年の大ベテランの山田さんを筆頭に4名の山岳ガイドクラブ。結成30年以来、無事故といいますから驚きです。

制作にあたり一番力を入れたのが「分かりやすい山行(ツアー)ガイド内容」でした。リニューアルする以前のページでは、文章だらけでページ数が少なく(全2ページ)今一つ山のイメージが想像できず「どんなツアーなのか?」把握し難い感じでした。今回のリニューアルに際し ①山行ごとの特徴を明記 ②美しい山の写真をふんだんに挿入 ③登山ルートやコースの高低差が一目でわかるように工夫しました。

私自身、沢屋であり山屋ですので「ガイドされるお客様の立場だったら、どのようなページが魅力的なのかな?」を考え、生徒であり登山ガイドのNさんと一緒に「お客様目線」で作ってみました。

全部で47もの山行ガイドプランを掲載!ガイドメンバーの皆さんより頂戴した写真、私自身が撮影した写真、有料サイトより購入した写真等をふんだんに載せてあります。写真を見ているだけで「山へ行きたくなるかも?」って感じです。

そうそう、ホームページ公開間近!というタイミングで佐々木ガイドがご家庭の事情で脱会され、新たに大塚ガイドと高橋ガイドの両名が新メンバーが加わるというドタバタ劇(メンバーの入れ替え)があり「あぁ…作り直しか~!」とショックもありましたが、昨日8月1日にどうにか無事公開出来て安堵しています。公開するまでは、どうも気が気でなくって…。

今回新たに導入したワードプレスのテーマ「SWELL(有料)」で作成したのですが、その威力をいかんなく発揮できたページとなりました。何といっても山行ツアーごとの振り分け抽出機能(各ガイドごと、月ごと、山域ごと)が驚くほど簡単で優秀!デザインも素晴らし~い!国内人気No.1テーマなのも頷けます。また更新のし易さも優れています。それと…SEO(検索エンジン最適化)も秀悦!Googleが提供する「PageSpeed Insights」で測定してみたところ、何と100満点でした!

8月!夏山シーズン本番に向けて、山を愛する一人でも多く見て頂けたら…と願っています。昨夜は、ホームページ公開の祝杯を一人であげて喜んでおりました。今は、大きな仕事をやり遂げた充実感で一杯です。制作にあたり約半年もの間、お付き合いいただいた生徒のNさんには心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました!そして、お疲れさまでした!

●『岩手山岳ガイドクラブ』様 ホームページ公開!

  1. HOME
  2. INDEX
  3. 翌月
  4. 前月