国見温泉~笹森山~貝吹岳 
旧秋田街道

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国見~貝吹岳 1

笹森山の登山口は、国見温泉・石塚旅館 さんの真正面にあります(案内板なし) 貝吹岳、今まで幾度も登っている山ですが 積雪期(冬~春)にしか登ったことがあり ませんでした。

登山道がなく積雪期にしか 登れない山だと、ず~っと思っていたのです。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 2

石塚旅館を下るり沢を徒渉し笹森山へ。 ところが、無雪期でも登れることを知りビックリ! 10年ほど前に切り開かれた登山道があるという。 し、し、知らなかった…。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 3

しかも、こんな立派な登山道です。 毎年刈払いがされているようですが、 道中、道標はまったくありません。

さらに東北電力の巡視路が交差しているので 間違わないように気を付ける必要があります。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 4

昨日まで数日間、雨が降り続いていました。 今日は久し振りの快晴で雲海が見れました♪ 遠方に早池峰山を臨みます。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 5

笹森山の山頂付近は、シラネアオイが 咲き乱れていました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 6

笹森山の山頂にはこのような 反射板?があります。 国見温泉から30~40分で登れ 展望が素晴らしい山です。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 7

笹森山から目指す貝吹岳を望みます。

全行程でラジオや熊除け鈴や笛の音、 人の叫び声は当たり前!爆竹はバンバン 鳴り響いているし、けたたましいサイレン音 にもビックリ!皆さん、熊対策で音を鳴らし放題! かなり騒々しい感じでした。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 8

秋田駒ケ岳をズームアップ!

先月(5月27日)、同じ仙北市でタケノコ採り中に 61歳の女性が熊に襲われ亡くなったばかり なのですから、警戒する気持ちもわかります。 まさに命がけのタケノコ採り!ですね。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 9

その笹森山の山頂から鳥海山がバッチリ 見えました♪鳥海山は、まだまだ 真っ白で雪が一杯です。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 10

再び秋田駒ケ岳の雄姿の望みます。 この日は、移動性高気圧に覆われ 雲ひとつない最高のお天気でした!

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 11

国見峠にある石柱です。 「従是北東盛岡領」と書いてあります。

(これよりほくとうもりおかりょう) 盛岡藩の藩境を示す石標のようです。 江戸時代~明治8年まで使われていた 秋田街道で、江戸時代の街道です。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 12

遠方に岩手山を望みます。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 13

ヒヤ潟の側、ここで旧国道46号線と合流します。 昭和38年から52年まで利用されていました。(現在の仙岩トンネル以前のR46)

旧秋田街道。 結局14年間しか利用されなかった道路です。 ちなみに冬期はゲートが締まり通行止め。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 14

ヒヤ潟です。 秋田・岩手の県境の稜線上にある潟(沼・池 )ヒヤ潟は、国見峠・仙岩峠の名所。 明治時代の道は国見峠を通らずヒヤ潟から下る。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 15

昭和38年に開通された昭和の旧秋田街道。 建設大臣・河野一郎書による仙岩峠開通記念碑 ヒヤ潟の畔にほっそり建つ。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 16

明治8年から昭和38年まで使われていた 旧秋田街道です。まさに林道ですね。 私が1歳と時まで使われていたのだと 思うと、ほんとビックリします。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 17

ここは秋田領と盛岡領の藩境の稜線上にあり、 大正時代の地図に描かれた最も上にある。 助小屋交易の行われた場所と考えられる。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 18

目指す貝吹岳が近づいて参りました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 19

驚いたこと…タケノコ採りの皆さん、 バイクや自転車で登山道や林道を走って いるのですよ~!

バイクはわかりますが、 自転車の場合、歩いた方が速いのではないか! と思ってしまいました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 20

仙岩峠にある標柱「これより秋田領」。 明治維新とともに、藩制度が消滅して 県が生まれると、人々の交流は盛んになり文明 開化によって馬車や人力車の交通も始まった。

人と馬の通行が主で急な坂道の多い国見峠は、 時代の交通に合わなくなってきた。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 21

そのため明治9年秋田と岩手両県によって 人力車や馬車、荷車が通行できる新しい 峠道が拓かれた。

この峠道は同9年に、 盛岡から秋田へ向かい人力車で越えて いる内務卿「大久保利通」によって 「仙岩峠」と命名された。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 22

貝吹岳の山頂までもうちょっと!

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 23

ヒヤ潟から貝吹岳の山頂直下までは 林道ですが、ここより山道に変わります。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 24

歩き始めて2時間20分で山頂に到着です♪ 秋田駒ケ岳が真正面に見えます。 とても展望に優れた山頂です。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 25

山頂から岩手山を望みます。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 26

山頂から地森方面を望みます。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 27

山頂から和賀山塊を望みます。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 28

山頂から田沢湖を望みます。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 29

山頂から眼下に現在の国道46号線を望みます。 旧秋田街道の歴史を知りたい方は、 HP「山さ行がねが」をご覧くださいませ。 よくぞまぁ~ここまで調べ上げたものだ! と感心しました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 30

貝吹岳の下りで秋田駒ケ岳を望みます。 また『国見峠・仙岩峠物語』のHPも 大変参考になりました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 31

ヒヤ潟より昭和38年から52年まで14年間 利用されていた(現在の仙岩トンネル以前 の旧 R46)旧秋田街道を下ります。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 32

ちょうどタケノコ採りのシーズンで 旧秋田街道のゲート前は路上駐車で 溢れていました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 33

車道を歩き国見温泉の駐車場に到着! 全行程3時間50分、良い散歩コースでした。

今回歩いてみて、積雪期とはまったく雰囲気が 異なることに驚き、新鮮な気持ちになりました。 全行程の6~7割は林道と車道歩きに終始し ますが、それでも楽しい山行となりました♪

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 34

下山後は、やまなか家(冷麺・焼肉のお店)にて 「平日・500円ランチ」メニューの 「半冷麺+ライスセット」を頼みました。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 35

雫石のR46号を通るたびに気に なっていたのですよ! 「平日500円ランチ」の看板をね。

2017年6月6日撮影

国見~貝吹岳 36

さすがに500円では焼肉は付きませんが、 熱々のごはんにやまなか家秘伝のタレ(焼肉用) を掛けて食べた所、とっても美味しくって、 まるで焼肉を食べた気分になりました♪

2017年6月6日撮影

GPSの軌跡

<2017年6月 6日(火)>
行動時間 3時間 50分(休憩時間含む)
登り:2時間 20分 下り: 1時間 30分

国見温泉(6時50分)~笹森山(7時30分)~国見峠(7時40分)~ヒヤ潟(8時10分)~ 仙岩峠(8時40分)~貝吹岳(9時10分)~ヒヤ潟(10時)~旧国道46号~国見温泉(10時40分)
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