近年、熊による人的被害が急増しています。2日前には八甲田(酸ヶ湯温泉付近)で死亡事故が発生しました。最近の熊は、人を襲うのでほんと怖いです。年々狂暴化しているように感じます。私は山や沢へ行く際は、熊除け鈴を2つザックにぶら下げて、腰には熊撃退スプレーを携帯してます。さらに、熊の気配を感じる時は笛をピーピー吹きながら登っています。
単独で入山することが多いため、周囲の気配に神経を尖らせて登るようにしていますが、それでも、過去幾度も熊に遭遇しています。幸い、熊の方が逃げてくれて助かっていますが…。2~3mの至近距離で遭ってしまい、にらめっこして回避したことも何度か有ります。
今月初め、真昼山地の湯田沢左俣をSさんと遡行した際に「酔いどれさん、こんな熊除け商品を知っていましたか?今、注目のヒット商品なんですよ!」と見せてくれたのが、熊の忌避剤「熊をぼる(YouTube)」です。「熊をぼる」の”ぼる”とは、津軽弁で”追い払う”という意味のようです。製造元は木炭堆肥などを扱うエコ・ワーク(五所川原市)、販売元は壱岐産業(仙台市)ですが、メルカリ(送料込みで3,300円)でも購入できます。
ちなみに、私は「まごころふるさと便」より2つ購入しました。2,300円 ×2ヶ=4,600円+送料288円(ネコポス時)で、合計4,888円でした。効能は、約2~3か月(臭いが出る期間)とのこと。成分は木酢液や唐辛子から採取したカプサイシンなど自然由来。燻製に似た香りで人間は苦にしない程度だが、嗅覚が鋭く数キロ先の匂いをかぎつけるクマは嫌がる香りとのこと。
販売元の壱岐産業に以下二つの質問をしてみました。①未開封状態での商品の有効期限はどのくらいでしょうか? 製品になってから約1年です。但し、メーカーに聞いたところ、中に入っている袋のファスナーやリングなどの金属が腐食するためであって開封をしていなければ、まだ十分匂いがしていると思うので使用は可能だそうです。② 正しく保管すれば来年も使えるのでしょうか? 強烈な匂いがしている間は効果があるようです。使用しないときは密封して保管願います。そうすることによって効果が持続します。とのことです。皆さんの参考になれば幸いです。
本遡行記録は、8年前の2016年6月12日のものです。この「幻の大滝」の第一発見者はわらじの仲間さんです(2015年)。この滝の存在を教えていただき、翌年 沢仲間のAさんを誘って偵察山行に行った時の遡行記録になります。私の「沢の扉」において、遡行記録をあえて公開していない沢もありますこと、ご理解くださいませ。
あれから8年…この度公開することに致しました。年齢的に私はもう、あの大岩壁を登ることはないし…。幻(未踏)の大滝がある場所は、大深沢・湯ノ沢左俣になります。湯ノ沢右俣は、2008年7月13日に後輩のKくんと遡行していますが、倉沢山の山頂まで標高差250m残し時間切れの為、敗退しました。敗退したものの、滝がバンバン出てきて面白い沢でした。
大深沢・湯ノ沢は、八幡平の倉沢山に突き上げる沢で、日本登山体系に記載さてはいるものの、ネットを駆使して調べても当時 遡行記録は一件もヒットしませんでした。おそらく、下降ルート(道)がないことから敬遠されてのことだと思います。車デポ地より歩く(遡行する)こと2時間ちょっと…何やら巨大な壁(滝)が見えてきました。「なんじゃあれは…」あまりの巨大さにAさんと感動したことが昨日のことのようです。まるで今早出川のガンガラシバナのようでした。
滝下で登攀ルートをAさんとじっくりと検討しました。あそこから取り付いて、あ~登って、その後こ~登って…。でも、スケールが巨大過ぎて上部の様子が分からない…。いざとなったら左のブッシュに逃げられるね!って。
そんな具合に、Aさんと登攀ルートをシュミレーションしているだけで至福のひと時でした。例えこの幻の大滝を登らなくても、観賞するだけでも十分価値がある!と思うほど、迫力満点の巨大スラブ滝でした。
帰宅後、早速わらじの仲間のEさんにメールしました。「第一発見者のわらじの仲間さんに遠慮して登らなかったよ…」って。そしたら「そんなこと気にしなくて良いのに~!登っても良かったのに!っていうか、登れるもんなら登ってみんしゃ~い!」って言われましたが…。
あれから私も歳を取り「何としても登ろう!」という意欲はなくなってしまいました。誰が初登するのかなぁ~?さらにこの滝の上は、どうなっているのだろうか?2008年当時、湯ノ沢右俣を遡行し左俣を下降する計画でしたが、今となっては敗退してよかった!と思うばかりです(この幻の大滝の下降を強いられる為)。ここ北東北(秋田)に、まだ未登の大滝が残っていることに驚きです。
PS.『酔いどれ画像掲示板』に当時撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね~! 上の写真は登攀ルートを探るAさんです。右下の赤丸がAさんです。滝のスケールの巨大さが分かると思います。滝のスケールが大き過ぎて写真に収まりませんでした。
今年は膝の調子が良く「長めの沢に挑戦するためのトレーニング」の一環として八幡平の澄川右俣を遡行して参りました。自分はどれくらい歩けるのかな?本当に膝の痛みが出ないのか?試してみたかったです。左俣の沢は、ちょうど10年前の2014年8月24日に遡行しています。あれから10年も経つのか…とビックリ!「光陰矢の如し」まだ4~5年前だと思っていたのにね。
遡行記録が皆無で未知なる沢「何が出てくるのか?」分かりませんので早目の出発、6時15分に松川温泉をスタート!まずは澄川へのアプローチですが、10年前も砂防堰堤工事をしていましたが、今も続いているようです(令和6年12月20日まで)。当時は無かった澄川の右岸側に造られた砂防堰堤用の立派な管理道が出来ていました。
2万5千分の一地形図を見ると…標高950m付近より標高1,100mまで等高線が密でゴルジュ地形が想像できました。その地図上のゴルジュ地形がどんなものか?自分の目で実際に確かめてみたかったのもこの沢を選んだ理由の一つです。2つ目の巨大堰堤を超えると直ぐに898mの二俣で、今回は未知なる右俣に突入します。さっそく最初の滝(F1)が出てきて何かいい感じです。
それにしても水量豊富で勢いよく流れ、さらに水が冷たいこと~!苔むした渓相がこれまた美し~い!中々いい感じじゃないか~!と期待が膨らみました。いよいよゴルジュ地形の場所に突入です。で、実際は「傾斜の強い巨岩が連なった滝の連続」で問題なく突破できたのですが、期待外れでちょっとガッカリかな。
さらにビックリしたこと…ゴルジュ地形の終了点である標高1,100mを超えると、あれほどあった水量が突然枯れてしまったのです。つい先ほどまで怒涛の如く流れていた豊富な水量が忽然と消失…。伏流帯なのかな?ちょっと歩けば復活するだろう!と気楽に考えていたのですが、歩けど歩けど水が出てこず、ちょっとあせりました。水分補給が出来ない状態でヤブに突入するのはヤダなぁ…って。
水が枯れた状態の長いゴーロ歩きが続き…やっと水が復活したのは標高1,1160m付近で、ほんとヤレヤレ安堵しました。沢形は標高1,250mで完全消失し、いよいよヤブに突入です。かなり濃密なヤブでして…上部のルートファンディングとヤブ漕ぎがこの沢の核心部でした。登山道まで標高差たったの50mなのですが、厳しいヤブ漕ぎを強いられ汗だくヘロヘロ状態になりました。
登山道に出たら、今度は灼熱地獄が待ち受けていました。暑いのなんのってぇ~!虫も顔目掛けてたくさん襲ってくるし…。水枯れと長いゴーロ歩き、濃厚なヤブ漕ぎ、灼熱、虫等、まるで我慢比べの「修行のような沢」でしたが、これはこれで今後の沢へ向けての良いトレーニングになったと思います。久し振りに「頑張ったな!」って感じです。
良いこともありました。登山道沿いにはたくさんの高山植物が咲き乱れ身も心も癒されました。全行程6時間45分でしたが、体感的には8時間以上歩いた感じでしょうか。下山後は、久し振りに八幡平温泉館「森乃湯(600円)」で汗を流し、幸楽苑でラーメンを食べて帰りました。
PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね~! 上の写真はダバダバ状態に流れジェット水流で水量豊富な右俣沢、この写真撮影の10分後には水が完全消失しビックリ!真ん中の写真は地形図のゴルジュ地形部分、実際は「傾斜の強い巨岩が連なった滝の連続」 でした。下の写真はこの沢の核心部であるツメの「濃密なヤブ漕ぎ」です。中々前に進めず難儀しました。
2021年、登山界のアカデミー賞、登山界最高の栄誉といわれる「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞し、クライミングの歴史にその名を刻むこととなった登山家・山野井泰史さん。その挑戦の記録をたどるドキュメンタリー映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』がウェブで配信中です。
Amazonのプライム会員であれば、無料で観ることが出来ます。私は上映された初日に盛岡市内の映画館で観ましたが、劇場で見逃した人も自宅でレジェンドの情熱に触れることが出来ます。昨日、仕事が終わった後、再び観たくなり…何度見ても感動します。レベルの差は別として、同じ山を愛する者としてビンビン気持ちが伝わってきました。
「あの山に登りたい。ただそれだけ」そう語る山野井さんの眼差しは、少年のようにどこまでも澄んでいて眩しい。本当に山が好きで人生の全てを山に注ぎ込んできた山野井さん、これほどまでに純で正直に生きている人を私は他に知らない。単独・無酸素・未踏ルートに挑み続けてきた理由…彼が映画の中で語っていた次の言葉が印象的でした。『あの達成感って、ちょっと凄いんだよね…』と。
山野井氏はなぜ登るのか?彼は何故、生きて還り続けることができたのか?本映画を見ることで、その理由を感じ取ることが出来ると思います。私事で恐縮ですが、特に私の30代は、人生の全てが「沢登り」だったように思います。寝ても覚めても沢のことばかり考えていました。年間遡行本数は、50~60本というキチガイ状態でしたので…。山野井さんの名言『あの達成感って、ちょっと凄いんだよね…』私が沢登りにハマった理由でもあります。山好きな方 必見の映画で、一人でも多くの方に観ていただけたら…と思います。
小阿寺沢から下山後、遠刈田温泉の神の湯で汗を流しました。格安の400円で入浴できるまさに「神の湯」でしたが、石鹸とシャンプーはありません(ドライヤーはある)。その後、仙台市へ移動しBRANCH仙台店(みやぎ生協)にて今宵のお酒とおつまみを購入!この生協、大型店でお惣菜が充実していて、しかも安い!
買い出しの後、生協の直ぐ近くにある水の森公園キャンプに向かいました。今回の遠征で苦労したこと…それは「キャンプ場探し」でした。料金が高かったり、数ヶ月前に予約をしなければならなかったり、無料だけど焚き火はしちゃダメだったり、場所が遠かったりで中々私の希望に沿うキャンプ場を見つけることが出来ませんでした。
まずは、小阿寺沢周辺のキャンプ場を物色!遠刈田温泉にある遠刈田公園キャンプ場は、無料で温泉とコンビニも近くにあり好条件でしたが、焚き火は全面禁止なんです。蔵王自然の家は、料金は400円と安いのですが、利用日の1ヶ月前に申し込まないといけない。蔵王坊平キャンプ場は、国営のキャンプ場で料金も350円と安く当日受付も焚き火もOKなのですが、移動に35キロ約1時間も掛かってしまう(しかも、帰り道から遠ざかる)。
で、次に考えたのが帰り道沿い(R4沿い)にあるキャンプ場を探しました。そこで見つけたのが仙台市内にある「水の森公園キャンプ場」です。料金も安く人気も高いようでした。料金は1区画1,000円!16時30分以降の場合は500円。二人でも三人でも1,000円と超格安なんです。
もちろん、焚き火台を利用しての焚き火もOKですし、何より綺麗に管理されています。焚き火の灰や生ごみも捨てられます。週末の予約は数ヶ月先まで一杯でしたが、今回は平日でしたので予約が取れた感じです。
駐車場には荷物運搬用のカート(台車)があり、それぞれの区画全てにテーブルと椅子が備え付けられていて、まさに至れり尽くせりのキャンプ場でした。こんな立派で綺麗なキャンプ場に泊まるのは、初めてのことです。キャンプ場にチェックインしたのが、15時頃だったでしょうか?平日にもかかわらずキャンパーで一杯でした。この日は猛暑でしたので、早速キンキンに冷えたビールで喉を潤します。焼き鳥に枝豆などなど…私のキャンプサイトは、まさに「居酒屋状態」で幸せ一杯でした。
夕方6時過ぎに焚火を開始!焚き火の炎を見つめながら、スマホで音楽を聴きお酒とおつまみに舌鼓♪至福のひと時です。今回は、ホーマック(DCM)で購入したアカシア薪 5KG(877円)を持参したのですが、5キロの薪は2時間30分ほどで燃え尽きてしまいました。
炎がないと寂しいので焚き付け用に持参した薪をくべる羽目に…。教訓!5キロの薪じゃ、全然足りな~い!もっと持参すべし!約4時間もつようなことが記載されていましたが…。
また、先月購入したLEDランタン HEXAR UL4のデビューとなりました。明るくて、ほんと素晴らしいランタンです。夜10時頃には寝たのかなぁ?翌朝5時過ぎに起きて渋滞を回避する為に6時にキャンプ場を出発!一路盛岡を目指しました。急ぐ旅でもありませんので、高速道を使わず下道(R4)をひたすら走って…。途中早目の昼食、豚カツを食べて帰宅しました。沢とキャンプの二刀流?とても楽しい二日間を過ごすことが出来ました。
PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね~! 上の写真はナメとナメ滝が美し~い!まさに天国状態♪下の写真は核心部と言われるF4の滝です。 左右どちらからでも登れそうでしたが、暑さのあまり水浴びしたくて右壁より取り付き水流を被りながら左へトラバース、落口上部は左壁を登りました。
6月14日(金)は代休を取り宮城蔵王の小阿寺沢(こあてらさわ)にて沢登り、その後、温泉と観光を楽しみ仙台市の「水の森公園キャンプ場」にて一泊、翌15日(土)に帰宅しました。久し振りの宮城遠征!我が家より222キロ、約3時間掛かります。この日は猛暑が予想されていたことと、高速道の平日深夜30%割引(午前0時~午前4時の時間帯)を利用したくて、朝3時30分に自宅を出発!
6時50分には登山口のある宮城蔵王えぼしリゾートに到着しました。小阿寺沢(こあてらさわ)地元の沢屋さんには人気が高く入渓者も多いと聞きます。しかし、全国的には知名度が低く、ここ岩手ではあまり知られていない沢ですが、去年より行こうと思って楽しみにしていた沢の一つです。
朝から青空一杯で陽射しが強く本日も30度越えの猛暑とか…。そんな時は、沢登りに限ります。小阿寺沢の真骨頂(素晴らしさ)は、滝はさることながら「ナメの美しさ」にあると私は思います。最初の滝 F1以降、どこまでも続く(400m)長大な美しいナメは、まさに圧巻!「沢好き」にさせてくれる名渓だと思いました。10m前後の滝は全部で6つあり、F5以外は全て直登できます。
癒し系の沢で「美しさと楽しさ」を兼ね備え、もっと遡行されて良い沢だと思いました。ツメも配水管の管理道さえ見つけることが出来ればヤブ漕ぎなしで登山道(スキー場)に出られます。さらに、下山は1時間ちょっとですし「森の巨人たち100選」の「えぼし千年杉」も見られます。まさに「至れり尽くせり」の名渓だと思いました。
初心者にこのような沢を経験させることで、きっと「沢の虜」になってくれるかも知れません。ただ…F3からF4の間はちょっと中たるみで「このまま沢が終わってしまうのではないか?」と思うほどで ちょっと残念でしたが、F4以降は再び水量が復活して楽しくなります。
私にとっての核心部は、強いて挙げるなら「配水管の管理道探し」だったでしょうか?最初、見つけられずヤブ漕ぎを覚悟しましたが、直ぐに(7分後に)発見できて安堵しました。もう一つは…私が入渓した時は、ヌメリがひどく滑るのなんのってぇ~!ラバーソールだと地獄を見るかもしれませんのでご注意を!
下山後は、登山口の直ぐ側にある(5分程度)小滝という名の大滝を見に行きましたが、これがまた凄かったぁ~!怖いほどの圧倒的な側壁に流れ落ちる大滝は迫力満点!見応え充分でした。滝見含めて12時前には全ての行動が終了し、余裕で帰宅可能な時間帯でしたが、敢えて仙台市のキャンプ場で一泊する予定を組んでいました。キャンプ場編は、後日の日記に続きます。こんな立派なキャンプ場、人生初で超感動モンでしたよ~!
PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね~! 上の写真はナメとナメ滝が美し~い!まさに天国状態♪下の写真は核心部と言われるF4の滝です。 左右どちらからでも登れそうでしたが、暑さのあまり水浴びしたくて右壁より取り付き水流を被りながら左へトラバース、落口上部は左壁を登りました。
6月9日(日)のこと、暑さ増すこの頃、さすがに炬燵を撤去しなくっちゃ~!と思い、仕事の合間にお部屋の大掃除(自分の部屋とパソコン教室の部屋の両方)と炬燵の撤去、そして冬物を仕舞って夏物の衣類を出しました。
仕事(授業)と大掃除と衣替えと大忙しの一日となりました。ちなみに去年の衣替えは6月6日にやっていますので、3日遅い衣替えとなりました。温暖化の影響でしょうか?年々暑くなってきているような気がします。お部屋が綺麗になって気分も良いです♪
夏に向けて準備万端です。いよいよ沢シーズン到来!去年は膝の痛みを抱えながらも19本も沢へ入ることが出来ました。この2年間、膝の痛みに苦しめられてきましたが、今年は膝や腰の調子が良く既に5本も入渓しています。今週末も宮城蔵王の沢へ行く予定ですので、早6本目の沢となります。この先、今年は何本遡行できるかなぁ~?楽しみです。
元気で山登りや沢登りを続けられることに喜びと幸せを感じます。もちろん、元気でいられるからこそ、仕事も頑張れているわけですしね。それにしても綺麗な部屋は、実に気持ちが良いものです。仕事の効率も上がるような気がしますし、何より心が落ち着き楽しい気持ちになります。今回の大掃除、実は年末の大掃除以来でかなり徹底的に綺麗にしました。心まで衣替え出来たような気がします。
6月6日(木)真昼山地・女神山の湯田沢左俣をSさんと遡行して参りました。企画立案者はSさんで登攀隊長は私こと「酔いどれ」と言ったところでしょうか。湯田沢の右俣は、4年前の2020年7月24日にこれまたSさんと一緒に遡行しています。右俣は50mクラスの大滝と100mの長大なナメがあり、面白い沢でした。で、今回は左俣を遡行してみることに!
国土地理院の2万5千分の一地形図を見る限り、大したことない(ゴーロが長い)沢だと思い、正直あまり興味が湧きませんでした。先月泊まった美郷町の仏沢公園キャンプ場がとても気入り、その周辺の沢を物色していたところ、去年Sさんから「今度は左俣を遡行してみませんか?」とお声を掛けて頂いたことを思い出したのです。キャンプと沢のセットなら「湯田沢左俣もありかな!」と。
右俣同様、左俣の遡行記録は皆無でまったく未知の世界です。で、遡行結果は…まさに「お宝発見!二重丸の沢」でした!左俣に入ると標高380mの大滝まで次から次へと小滝が連続!まさに「滝のオンパレード」でその対応に忙殺されました。しかも、深い釜を持ち滝はテロテロ状態でホールドが細かく(逆層だったり)厄介(ボルダーチック)な滝が連発しました。
ウォーミングアップの足慣らしつもりで入渓した沢でしたが、嫌らしい滝の連続で本番さながら、結果的に本気モードで挑んだ沢になりました。正直、ここまで楽しめる沢だと思っていなかっただけに「得した気分」になり、無事登山道に出た時は…未知の沢を遡行出来た喜びと充実感に溢れていました。それにしてもSさん、よくこの沢、見つけたよなぁ~!と感心しました。沢って、実際入ってみないと分からないよなぁ~!って。
遡行記録のない未知の沢って、ほんとドキドキワクワクして超楽し~い!次に何が出てくるのか?まったく分からないのですから…。ハズレルことが多い沢開拓ですが、今回は久し振りの「大当たり」でした。下山後は、仏沢公園キャンプ場でテント泊する予定でキャンプ道具や食料・お酒を持参していたのですが、下山時間が早かったことと(13時)沢だけで十分満足したことから帰宅することにしました。
湯田沢左俣、大きな滝こそはありませんが、登り甲斐のある小滝の連続(易し過ぎず難し過ぎず)で滝好きには堪らない沢だと思います。さらに、ツメはほとんどヤブ漕ぎなしですし、1時間ちょっとで下山出来るのも魅力です。ほんと楽しい沢でお勧めです!平日に遊んだ分、今週末は仕事頑張ります!上の写真はテロテロ滝を登る相棒のSさん、下の写真は垂直滝を直登する私です。
本日は小雨降る中、御神坂コースより雪割小桜(ユキワリコザクラ)を見に岩手山を登って参りました(笠締まで)。本当は沢へ行きたかったのですが、連日の降雨と悪天で止む無く断念!せめて体力トレーニングだけでもしたい!どうせなら目的があった方が頑張れるかな?と…。で、思い付いたのが今回のお花見山行です。
雪割小桜は、岩手山の標高1.550m付近まで登らないと見られない高山植物なんだとか…。朝から終始小雨が降っていて、しかもガスが濃くて景色は全く望めませんでしたが、お花が楽しめただけでも良かったです。また、御神坂コースは、急登の連続で良い体力トレーニングにもなりました。
雪割小桜(ユキワリコザクラ)って、とても洒落た素敵な名前です。花名の由来をネットで調べたところ「雪解けを待って咲く、小型のサクラソウの意」花言葉は「あなたを信じます」【生育地・特徴など】 東北北部と北海道の高山帯や山地の岩場に生える多年草。ユキワリソウの変種。
本日は、笠締までしか登っていませんが、登り2時間20分、下り1時間30分、合計3時間50分でした。休むとちょっと肌寒く感じるほどで、登山には適した気温で登りやすかったです。お昼には自宅に到着し、のんびり過ごしています。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね~! 上の写真はその雪割小桜(ユキワリコザクラ)です。
かれこれこの2年間、膝痛と腰痛に苦しめられてきました。滑液包損傷に靭帯損傷、腰痛、右手首の腱鞘炎、小指の骨折などなど。加齢と共に体にガタがきているのでしょうか?よって、この2年間は、思うような山や沢へ行けず悶々としていました(特に膝や腰に負担が掛かる長時間山行など)。
この2年間、自分ができる無理のない範囲で山登りや沢登りを楽しんできました。去年は痛みを抱えながら、どうにか19本も沢へ入ることできました。今年に入ってからでしょうか、あれほど痛かったのに「あら不思議?」いつの間にか痛みが消失!これまでの痛みが嘘のようです。よって、今年は膝と腰の調子が良いです。
と思いきや、安心したのも束の間…今度は2月中旬に右手の甲をドアの角に思いっ切りぶつけかなり腫れてしまい「また骨折したかな?」と近所の病院で診てもらったのです。なんともおっちょこちょいの私です。先生曰く「骨には異常はないです。打撲です!」とのことで、放っておけば治るようなことを言われ安堵していたのですが、あれから3ヶ月半も経つのに未だに痛みが続いています。
だいぶ良くなってはいるのですが、それでも右手の握力は7割程度でしょうか。沢登り時は遡行に夢中のあまり、さほど痛みを感じませんが、クライミング時(特にハング系)には痛みを感じます。なかなか「体調万全」というわけには参りませんが、今月からいよいよ沢シーズン到来!本番に向けてトレーニングに励んでいこうと思っています。
この数か月間、週末はず~っとお天気に恵まれてきましたが、どうやら今週末は悪いようです。本当は沢へ行きたかったのですが、このお天気では厳しそうです。せめて体力トレーニングにと、どこかの山を登ってこようと思っています。たまには「お花見山行」もいいかなぁ~?って、考えています。でも、沢にも行きたいしなぁ…。