真昼山地 湯田沢右俣 1この4連休、本当は2泊3日の沢へ行く予定が…。梅雨の長雨の影響で山行中止を余儀なくされ、急遽日帰りの沢へ。今回は、Sさんの提案で真昼山地の黒森峠に突き上げる湯田沢右俣へ。待ち合わせ場所の黒森山登山口にて。ここにSさんの車をデポ。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 2私の車で六郷ダムの林道終点(ゲートの場所)へ移動し8時5分に出発しました。昨夜から降り続いた雨も出発時には止んでくれてラッキーです。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 3この感じは、尾根(女神山への登山道「後ろのツル道」)を隔てた隣の沢、信倉沢と似てるかも?三年前の2017年10月15日に遡行したっけ。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 4おっ!滝だ~!と思いきや、堰堤でした。左岸に巻き道が付いていますが、出口がちょっと悪いです(下の写真)。湯田沢は、秋田県仙北郡美郷町六郷にあり六郷ダムから派生する沢で黒森峠へと突き上げます。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 5その出口にはロープがぶら下がっておりラッキー♪今回、湯田沢右俣の山行計画者であるSさんです。遡行記録は皆無の沢で、私自身、Sさんに聞くまでその存在すら知りませんでした。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 6湯田沢右俣、ツメ上げる黒森峠(黒森山登山口)には、舗装された道路があり、そこに車を1台デポすれば「下山の必要がない沢」になります。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 7標高250mにある倒木滝です。右岸の倒木を利用して登りました。この沢、2万5千図で判断する限り「面白い沢(遡行対象になる沢)」には思えませんでしたが、滝マークのある沢なので「せめて滝マークの滝がどれほどのものか?確認出来るだけでもよしとしよう!」とあまり期待していませんでしたが…。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 8ちょっといい感じになってきたかな?期待していた標高270mにある滝マーク!なんとその場所には、滝が存在していませんでした(ゴーロ)。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 9さらにいい感じ~♪右岸の側壁が圧巻でした。その側壁に流れるナメ滝が綺麗でした。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 10ナメが綺麗です。写真左上にSさんが小さく見えます。そこをちょっと進むと…。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 11おぉ~!2段の美しい滝が出現しました。一段目は左岸を二段目は右岸を登りましたが容易です。二つ合わせても12mくらいかなぁ~?2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 12その2段目の滝下にて。右岸の棚状から楽に登れます。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 13標高300mの二俣です。ここより右俣へと入ります。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 14右俣に入って直ぐ、ピラミダルな美しい滝が~♪容易に登れます。僭越ながら私のようです。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 15小滝ですが、ホールドが乏しく侮れません。ここは、水線突破が容易でした。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 16標高450mで突如沢が消失!かと思ったら右(左岸)の側壁に巨大な滝が~!GPSで確認すると位置が変?本流を見落としたかな?と確認のため、下って登って時間をロスすること30分。間違いない、これが本流だ!2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 17この巨大な大滝(ナメ滝)50m以上はあるかなぁ~?大き過ぎて落口が全く見えません。傾斜はそれほどなく一見登れそうに思いますが、上部が見えず判断に悩むところです。滝下にて私です。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 18枝沢をちょっと登って大滝の全容を確認します。登れるかなぁ~?2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 19ナメ滝なので万が一スリップすれば致命傷になること必須!「あの場所までは、フリーで(ロープなしで)登れそうだね!その先、どうするか?は、そこまで登ってから判断しよう!」と私。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 20その地点まで登った私たち。まずはハーケンを打ち込まなきゃ!ナメ(一枚岩)なのでハーケンを打ち込むリスを探すのに苦労しました。選択肢は三つ。①そのまま直登する。②懸垂下降で一旦降りて高巻く。③滝をトラバースし右岸のブッシュ帯に逃げ込み高巻く。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 21う~ん、なんか登れそうにも見えるけど上部がテロテロで悪そう。ハーケンが残り2枚しか持ち合わせておらず、万が一上部で行き詰ってしまったら…と思うと直登する勇気が出ませんでした。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 22で、悩んだ挙句 ②の「滝をトラバースしてブッシュ帯に逃げ込む」を選択したのですが、このトラバースが怖かった…。ホールドはなく、しかも傾斜があり、ほんの数歩が悪い感じ。!ロープを付け覚悟を決めてトラバースに挑みました。ほんの数Mの距離なのですが、久し振りに緊張しパワー全開!ふ~ヤレヤレ♪2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 23その上にも岩盤が見えます。2ピッチ目もロープを出して登りましたが正解でした。沢床への下降もルートファインディング力が試されるところです。どうにか懸垂下降なしで大滝の滝頭付近に降り立つことが出来て一安心♪2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 24つ、つ、疲れたぁ~!その大滝を過ぎて直ぐに今度はナメ滝がこれでもか~!ってくらい続きました。距離にして多段100mくらい続いたでしょうか。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 25長々と続く滑り台状のナメ滝群、直登したり高巻いたりで忙しいです。大滝の高巻きといい、腕が疲れました。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 26スリップすれば、振出しに戻ってしまいますので、落ちたくないところです。傾斜が強いナメ滝は、左右それぞれのブッシュ帯を利用して登りました。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 27最後のツメもシンドかった。この数週間の長雨の影響でしょうか?傾斜があり掴むものは草しかなくデロデロで滑るのなんのってぇ~!足を上げる度にズリ落ち「蟻地獄」状態でなかなか前に進めず体力を消耗!もうクタクタなんですけど…。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 28かなり上部まで水が流れていましたしヤブも薄かったのですが…。最後の二俣は右へ行けば最短で出られたなぁ~!と反省。無事道路に出た時は、正直ホッとしました。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 29車道を歩き車デポ地の黒森山登山口へ向かいます。朝、アプローチの途上で(仙岩トンネル付近で)強い雨が降ってきて一時はどうなるか?と心配しましたが、お天気が回復して良かったです。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 30この黒森山登山口には車3~4台ほど駐車可能です。ここでランチタイム♪長野ナンバーの車が停まっていてビックリ!なんてマニアックなお方なんだろう。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 31食後の後は、一般登山道を登って黒森山(一等三角点の山)へ向かいました。タテヤマウツボグサがたくさん咲いていましたよ♪2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 32走って登る元気いっぱいのSさんです。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 33黒森山の山頂に到着しました。登山口から20分ほどで山頂に着きますので、湯田沢遡行の際は、山頂まで登られることをお勧めします。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 34とても展望の良い山のようですが、雲が垂れ込み遠望の山々を同定できませんでしたが、山頂から横手の街並みが見えました。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 35お天気が良ければ鳥海山をはじめ栗駒山、焼石岳、秋田駒ケ岳、森吉山、太平山など、秋田県内の主な山々が望まれ、遠く寒風山や日本海、さらには早池峰山や月山までもが遠望できるそうです。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 36山頂には、神社と避難小屋(休憩所)を兼ねた建物が。山頂一帯は草原で気持ち良いところでした。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 37展望台もありましたが、老朽化のため梯子が外され登れません。梅雨の長雨の影響で約一か月振りの沢登りで体力不足は否めませんでしたが(こんなに疲れたのは久し振りかも?)、当初の予想に反し充実した沢登りが満喫できて楽しかったです。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 38帰宅後、我が家の庭。本日は庭師に来てもらい手入れをしてもらいました(特別給付金を利用)。これまではジャングル状態でしたが、見晴らしと風通しが良くなりました。2020年7月24日撮影 |
|
真昼山地 湯田沢右俣 39リニューアルしたセブンイレブンの「大盛りご飯5種唐辛子!四川風麻婆丼」を食べてみました。ピリッとした辛口でスパイシー!美味しかったですよ~♪2020年7月24日撮影 |
GPSの軌跡 |
<2020年7月24日(祝)> 行動時間 5時間 45分(休憩時間含む) 遡行:4時間40分 / 登山とランチ:1時間 5分 六郷ダム(8時5分)~標高300m二俣(9時5分)~大滝50m下(10時20分)~車道(12時45分)~黒森山登山口・車デポ地(12時50分)~黒森山(13時30分)~黒車デポ地(13時50分) |