大仏岳 3

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大仏岳 1

番外編!5月4日、父の命日に家族皆で食べた特上寿司(2,500円/1人)です。アワビ、赤貝、エビ、大トロ、マグロ、ホタテ、イクラ、ウニ、数の子、玉子焼きでした♪

2022年5月4日

大仏岳 2

番外編!GW前は4週連続で神室山地の山へ遠出したことから、GW期間中は大人しく仕事と読書に励んでいた私…。写真は、ゴールデンウィークに読んだ山の本です。どちらも貪るように一気に読んでしまいました。

2022年5月4日

大仏岳 3

西木町と阿仁町の境上にまたがる太平山地第3位の高さを誇る大仏岳は、6年前の2016年4月10日に2回目の挑戦で登頂した思い出深い山です。今回は、浦子内(うらしない)林道よりアプローチ!

2022年5月6日

大仏岳 4

まずは2.8キロの林道歩きからスタートです。倒木や落石が道路上に散乱しており、RV車でも進入は厳しいです。橋の手前に車をデポし7時より歩き始めました。

2022年5月6日

大仏岳 5

今回は林道歩きが半分(2.8キロ、往復5.6キロ)で済む浦子内(うらしない)林道から沢を遡行して雪稜を登り山頂を目指してみることに!

2022年5月6日

大仏岳 6

このコースは、私が持っている昔の『分県登山ガイド・秋田県の山(1997年度版 )』に記載されているルートですが、現在は全くの廃道で、最近の登山ガイドの山リストからも削除されています。

2022年5月6日

大仏岳 7

本書によると『測量や造林によっての整備であり、今後の存廃が心配である。道は部分的にヤブ化が進んでおりルートファンディングに注意が必要!』と、既に25年も前に「ヤブ化」と記載されており、それから「四半世紀も経てば、廃道になって当然だろう!」と思った次第です。

2022年5月6日

大仏岳 8

近年では、kamadam(ヤマレコ名)さんが同ルートから12日前の4月24日に登られています。雪解けが一気に加速する今の時期、12日も違えば山の様相は全く異なりますが、大いに参考にさせていただきました。ここが林道終了地点となります。ここより崖を下って沢へ降り立ちます。

2022年5月6日

大仏岳 9

この急斜面を下って沢へ降りました。沢から登るか?尾根から登るか?2案を考えて現地判断!結局、尾根は雪がなくヤブだらけで断念!沢から登ることにしました。

2022年5月6日

大仏岳 10

いよいよ浦子内沢左俣の遡行開始です!今シーズン初の沢登り?長靴で遡行しました。昔、ここに登山道があっただなんて信じられません。今では、まったく面影すらありませんでした。

2022年5月6日

大仏岳 11

浦子内沢左俣の680m付近にて。踏み抜かないように慎重に遡行しました。ルートファンディングに神経を使うところです。

2022年5月6日

大仏岳 12

690m付近にて。ヤバイ滝が出来てこないか?ドキドキの遡行でしたが、これといった難所は出てきませんでした。結局、標高740m付近までツメ上げ、そこから先の遡行は危険(特に踏み抜き))と判断し、右岸側壁を登りP783の牛首を目指しました。

2022年5月6日

大仏岳 13

本日は5月とは思えないほどの猛暑日!下界では30度だったとか。沢水は雪解け水でギンギンに冷えていて、とっても美味しかったです♪

2022年5月6日

大仏岳 14

この雪のある斜面を登りP783牛首の少し上の標高800mにツメ上げました。

2022年5月6日

大仏岳 15

それがその標高800mの尾根に出る直前の写真です。この尾根上には従来の登山道があるはずでしたが…。

2022年5月6日

大仏岳 16

ブナの新緑がとても綺麗で癒されました。ブナの森には、おおかた熊もいます。熊除け鈴を2つ鳴らしながら登りました。

2022年5月6日

大仏岳 17

本来登山道があるはずの尾根上は、廃道状態でヤブ化していました。「ここまで登れば当然雪があるもの!」だと確信していたのですが、まったくの想定外!あまりのヤブに下山しようかな?って脳裏をよぎったほどです。

2022年5月6日

大仏岳 18

このようにかすかな登山道の痕跡(踏み跡)が分かる場所もありました。

2022年5月6日

大仏岳 19

登りながら隣の尾根の斜面の残雪を望みます。このまだら模様が「春らしくて」心が和みます。

2022年5月6日

大仏岳 20

標高900mまで登り、やっと雪が出てきてホッとしました♪ヤブ漕ぎから解放され一安心です。

2022年5月6日

大仏岳 21

P972より目指す大仏岳を望みます。あそこまで登るのか…目が点になる私。

2022年5月6日

大仏岳 22

標高1000m付近のブナ林は素晴らしかったです。この先、山頂まで急登が続きます。

2022年5月6日

大仏岳 23

てなことで、アイゼンを装着!このモンベルの軽アイゼン(スノースパイク6 クイックフィット)長靴でも装着できて便利です。

2022年5月6日

大仏岳 24

標高1070mより焼山(左)、八幡平(右)を望みます。

2022年5月6日

大仏岳 25

その焼山と八幡平をズームアップ!

2022年5月6日

大仏岳 26

もう直ぐ山頂です!山頂直下でまさかのヤブ漕ぎを強いられました。

2022年5月6日

大仏岳 27

登ること3時間50分、大仏岳の山頂に到着しました!

2022年5月6日

大仏岳 28

大仏岳山頂からの展望です。右に秋田駒ケ岳、左に薄っすらと岩手山を望みます。

2022年5月6日

大仏岳 29

左に秋田駒ケ岳、右斜め下に日本で最も深い湖(平均水深 280m)の田沢湖を望みます。

2022年5月6日

大仏岳 30

日本二百名山の秋田駒ケ岳(1,637m)をズームアップ!

2022年5月6日

大仏岳 31

日本百名山の岩手山(2,038 m)をズームアップ!

2022年5月6日

大仏岳 32

左に焼山、右に八幡平を望みます。

2022年5月6日

大仏岳 33

その焼山(1,366m)と八幡平(1,613m)をズームアップ!

2022年5月6日

大仏岳 34

篠岳(902m)を眼下に望みます。2016年4月2日に篠岳経由で大仏岳に挑みましたが、時間切れで敗退しました。

2022年5月6日

大仏岳 35

和賀山塊の山々をズームアップ!左に羽後朝日岳(1,376m)、右に和賀岳(1,439m)が見えます。

2022年5月6日

大仏岳 36

左に森吉山(1,454m)、右にヒバクラ岳を望みます。

2022年5月6日

大仏岳 37

南側の急峻な尾根を望みます

2022年5月6日

大仏岳 38

2017年4月6日に登った大石岳(1,058.8m)を望みます。

2022年5月6日

大仏岳 39

大仏岳の南峰(堀内明神)を望みます。本当は南峰も登りたかったのですが、予定より行動時間が押していたので断念することにしました。

2022年5月6日

大仏岳 40

大仏岳北峰の山頂は、こんな感じです。遠くに私のストックとザックが見えます。

2022年5月6日

大仏岳 41

山頂で景色を堪能した後は、せっせと下山します。

2022年5月6日

大仏岳 42

標高1,000m付近のブナ林がとても美しく、身も心が癒され気分最高でした♪

2022年5月6日

大仏岳 43

標高930mにて。新緑の緑と残雪の白のコントラストがとても綺麗でした。

2022年5月6日

大仏岳 44

標高890mにて。ブナの新緑が目に眩しいほど美しかったです♪

2022年5月6日

大仏岳 45

標高880m付近のピンクテープの所から進路を90度右に変えて南東尾根を下ります。見落としやすいところですので要注意です。

2022年5月6日

大仏岳 46

標高850m地点より今下った斜面を見上げます。この斜面が進路を南東方向へ変えた直後の場所。落ち葉で滑りやすくアイゼンを履いて下りました。

2022年5月6日

大仏岳 47

標高820mにて。ヤブをかき分け下っていきます。この日は、猛暑日で下界では30度!山も暑く、猛暑の中のヤブ漕ぎ(汗だく状態)は60歳の身に堪えました。

2022年5月6日

大仏岳 48

沢への下降点。標高800mにて。見落とさないように自分のTシャツを目印にしていました。久し振りのヤブ漕ぎも今となっては良き思い出です。

2022年5月6日

大仏岳 49

この雪渓を下って沢へと降りました。そうそう、下りでは、P972と標高880mの尾根の分岐に注意が必要です(そのまま真っ直ぐ下ってしまわないように!)。

2022年5月6日

大仏岳 50

沢へ無事降り立ちました。この日は、猛暑で下界では30度の真夏日!ギンギンに冷えた沢水の飲み放題が嬉しかったです。

2022年5月6日

大仏岳 51

帰りは、なるべく沢へ入らず沢脇の歩きやすそうな場所を探しながら下っていきました。

2022年5月6日

大仏岳 52

雪解けで結構な水量です。残雪期の沢はリスクがあるけど、頭を使いながら登れる楽しさが(まるでパズルを解くがごとく)あって楽しかったです。

2022年5月6日

大仏岳 53

最後、この急斜面を登って林道終点へ這い上がります。

2022年5月6日

大仏岳 54

無事、林道終点に出ました!あとはせっせと林道を下るだけです。今回は「林道歩き~沢登り~ヤブ漕ぎ~雪稜歩き」の、とても変化に富んだルートでタップリと楽しめました。

2022年5月6日

大仏岳 55

林道歩き、沢登り、ヤブ漕ぎ、雪登りと実に変化に富んだ充実した山行でした。大仏岳、健脚者向けのバリエーション的な山ですが、眺望が素晴らしく、もっと登られても良い山だと思います。

2022年5月6日

大仏岳 56

帰路、田沢湖にて。ゴールデンウィークと言うこともあり、多くの観光客で賑わっていました。

2022年5月6日

大仏岳 57

何度見ても感動する日本で最も深い湖、田沢湖です。

2022年5月6日

大仏岳 58

帰路、雫石の道の駅 あねっこでお風呂に入り汗を流しました。

2022年5月6日

大仏岳 59

盛岡イオン内の飲食店、タイガー餃子会館でにてちょっと早い晩飯を食べました。

2022年5月6日

大仏岳 60

婆豆腐定食・餃子付き(1,188円)を頼みました。麻婆豆腐、餃子、ライス、玉子スープ、おしんこのセットメニューです。

2022年5月6日

大仏岳 61

麻婆豆腐は山椒が効いた大人の味でガツンと辛く汗だくになりながら食べましたが、美味しかったです。

2022年5月6日

大仏岳 62

特に餃子が最高!ライスとスープが食べ飲み放題!また行ってみたいお店です。今回の山行、未知の部分も多く冒険チックな山行で、とてもワクワクして楽しかったです!

2022年5月6日

大仏岳 山頂(クリックで拡大)

GPSの軌跡(クリックで拡大)

<2022年 5月6日(金)>
行動時間 6時間50分(休憩時間含む)
登り:3時間50分 下り: 3時間

車デポ地(7時)~林道終点(7時50分)~浦子内沢左俣遡行~登山道合流(9時)~P972(10時) ~大仏岳(10時50分)~P972(11時25分)~登山道合流(12時15分)~林道終点(13時10分)~車デポ地(13時50分)
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