赤湯又沢右俣右沢 3

- 虎毛山塊 -

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北上金ヶ崎ICに5時30分に集合し、秋田道で須川IC 下車、その後、下山場所の泥湯へ車をデポ。入山場所の奥小安峡・阿部旅館から350m先 (R○の標識あり)を左に入った空き地に車を デポし出発の準備をするメンバー達です。 今回のメンバーは、6名(男性3人、女性3人)!

2021年10月9日撮影

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虎毛山塊は赤湯又沢へ北上山岳会の皆さんと沢納めに行って参りました♪先月9月の葛根田川の遡行に続き、今月10月も北上山岳会さんからお招きいただき参加させていただきました。

2021年10月9日撮影

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きのこ採りのバイクでしょうか?

2021年10月9日撮影

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その空き地から道路を渡ると皆瀬川に沿った 立派な林道(作業道)があり、虎毛沢出合まで平坦な道を進んでいきます。標高417mの板井沢に掛かる橋です。

2021年10月9日撮影

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標高429m地点にある「恐怖の橋」の前にある「注意書き」です。

2021年10月9日撮影

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車デポ地より歩き始めてちょうど1時間!その「恐怖の橋」を渡ります。高度感あります。それに手すりがないので、より一層恐怖を感じます。

2021年10月9日撮影

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その「恐怖の橋」の下りはこんな感じです。 高所恐怖症の方は、要注意です。

2021年10月9日撮影

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きのこ採りのバイクが走っているほど 立派な林道(作業道)でしたが、林道入口にゲートがあるため車は入れません。皆瀬川沿いに渓谷美を堪能しながら歩けるので楽しいです♪

2021年10月9日撮影

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車デポ地から歩くこと2時間で標高470mの 虎毛沢出合(春川出合)に到着! 登山道は、ここまで!いよいよ入渓開始です。

2021年10月9日撮影

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やっと沢に入れると思うと嬉しいです♪先頭の赤い服のAちゃん30歳は、今回で沢登り3回目だとか…。

2021年10月9日撮影

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今回遡行したルート、実は私 3回目で今回案内役を務めさせていただきました。1回目は19年前(2002年9月)に12名で遡行!この時の遡行記録は、北上のS先生著『いわての沢』に記載されています。2回目は5年前(2016年10月中旬)に5名で遡行!この時も沢納めで入渓しました。

2021年10月9日撮影

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後輩にヘツリのお手本を示す沢キチの雪華さんです。今回の山行のサブリーダーで完璧な遡行計画を立案してくれました。ありがとうございます!

2021年10月9日撮影

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滝の沢出合付近の側壁を見上げるメンバーの面々です。いやはや、このスラブ圧巻でした~!

2021年10月9日撮影

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虎毛沢の象徴でもある亀甲模様に見惚れるメンバーの皆さんです。滝の沢出合より100m先にあります。

2021年10月9日撮影

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その先、ナメと釜の美しい景観が続きます。

2021年10月9日撮影

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今回の遡行ルートの中で一番美しい景観だと思います。

2021年10月9日撮影

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岩が波打っている世にも珍しい景観です。水の力で彫刻刀で掘ったように削れたのでしょう。滝の沢出合より300mほど進んだところにあります。

2021年10月9日撮影

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標高490mにて。癒し系の渓相が続きます。眠くなってしまうほどです。

2021年10月9日撮影

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ヘツルAちゃんです。沢登りは、今回で3回目だとか…。とてもお上手です♪

2021年10月9日撮影

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戸沢出合手前の標高500mの瀬にて。ここは結構深かったですが、美しい所でもありました。

2021年10月9日撮影

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その深い瀬にて左岸より攻める北上山岳会の守護神、tbfさんです。

2021年10月9日撮影

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戸沢出合をちょっと過ぎた標高510mにて。その戸沢出合から赤湯又沢出合いまでの区間が、ちょっとしたゴルジュ帯になっていて楽しませてくれます。本コースの中で、一番「沢らしく楽しい」部分です。

2021年10月9日撮影

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戸沢出合を過ぎると美しい景観が続き楽しませてくれます。

2021年10月9日撮影

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猿子倉沢90m手前にある深い淵です。ここは左岸よりヘツって越えました。ヌメリに注意!タワシが活躍しました。

2021年10月9日撮影

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猿子倉沢出合手前のプチゴルジュ帯にて。

2021年10月9日撮影

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出発してから4時間30分、やっと赤湯又沢出合いに到着です!ここでしばし休憩♪

2021年10月9日撮影

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赤湯又沢に掛かる小滝を左岸より直登し(容易)赤湯又沢へと入ります。

2021年10月9日撮影

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赤湯又沢に掛かる滝を登る面々です。

2021年10月9日撮影

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標高575mに掛かるプチゴルジュ帯です。容易で楽しく突破できます。

2021年10月9日撮影

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そこを登る辛口トークが面白い若手の期待の星、Y君です。

2021年10月9日撮影

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このモクモク(噴煙)が見えたら標高680mの「野湯&床暖房付き幕営地」も近いです。

2021年10月9日撮影

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野湯(温泉)です♪ちょうど良い湯加減でした。

2021年10月9日撮影

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歩くこと6時間40分、標高680mの本日の幕営地に到着しました♪北上山岳会の皆さん、以前よりここへ来たかったとか…。

2021年10月9日撮影

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幕営地の脇は地熱でぼボコボコ状態!床暖房です。このボコボコに卵を投入すると温泉卵が直ぐに完成します♪

2021年10月9日撮影

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今宵の寝床を作ります。私は、焚火係に専念しました。焚き木が少なくって、集めるのに苦労しました。さらに、芯まで濡れてるし…。

2021年10月9日撮影

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今宵の床暖房付きの寝床が完成しました~♪なんと荷物置き場の前室付きです。水場は沢を50mほど下った右岸の枝沢から汲みます。

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天場でご一緒した東京のM山岳会さんの寝床です。焚火を囲んで歓談させていただきました。私の「扉のページ」を見て下さっているとか…。ありがたいことです♪さらに先月 仮戸沢下降中にお会いしたのもM山岳会さんだと判明!

2021年10月9日撮影

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この道30年の匠の技の焚火です!結構芯まで濡れていましたが、どうにか上手くいきました♪

2021年10月9日撮影

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皆で乾杯です♪まずは、お疲れさまでした~!計画段階で「焚火で焼きたい一品を各自 必ず持参のこと!」との命が下りました。それと、遡行中にキノコを絶対に採る命も。万が一採れなければ、夜食は具なしの「汁鍋」になってしまうそうです(怖)。

2021年10月9日撮影

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ファイヤー!やっぱ焚火はいいなぁ~♪身も心も温まります。メンバーの中には「焚火&沢泊り初体験」の方もいて、感動してもらえて嬉しい限りです。

2021年10月9日撮影

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調理はもちろん全て焚火で行います。次から次へと出る豪華料理の数々、盆と正月が一緒に来たようです♪

2021年10月9日撮影

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今宵のメインディッシュ「キノコ鍋」を作ります♪今回もきのこが大量に採れました!

2021年10月9日撮影

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Aちゃんが差し入れてくれた鮭のホイル焼きです♪重いのに皆の分、担いでくれて感謝!

2021年10月9日撮影

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それが、コレで~す♪ホクホクでとっても美味しかったです。次から次へと出る豪華料理に感動♪

2021年10月9日撮影

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今宵のメインディッシュ「具沢山のキノコ鍋」の完成です!採り立てのキノコ、そりゃもう最高に美味しかったです♪

2021年10月9日撮影

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なめこ、大収穫♪ chemさんが心を込めて一生懸命洗ってくれました。感謝!

2021年10月9日撮影

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骨酒(自宅から持参)は、私からの差し入れです。大好評で良かったです♪

2021年10月9日撮影

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焼肉(カルビとロース)も最高でした~♪皆さん、ありがとうございます!沢納めにふさわしい大宴会でした♪

2021年10月9日撮影

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再び、ファイヤ~♪

2021年10月9日撮影

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何時頃寝たのかなぁ~?ほとんど記憶にございません(笑)。寝ている最中、あまりにもポカポカ過ぎて沢にいることを忘れてしまうほどでした。

2021年10月9日撮影

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入山二日目の朝10日(日)です。朝はのんびりと7時30分起床!10月とは思えないほどの暖かでした。5年前の時とは、大違いです。

2021年10月10日撮影

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ちょっと暑かったですが、私は結構快眠しました。一方で暑くて眠れない人もいたそうです。焚火の側に移動して寝ていた人もいました。

2021年10月10日撮影

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朝食の準備をします。種火が残っててラッキー♪朝から焚火、最高です。

2021年10月10日撮影

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tbfさんの「ご自慢の一品」が白金豚の高級ウィンナーでした。とっても美味しかったです♪

2021年10月10日撮影

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朝食は、超豪華うどんです。昨夜食べ切れなかったキノコもたっぷり投入します♪

2021年10月10日撮影

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具沢山でとっても美味しかったです♪沢キチの雪華さん、ごちそうさまでした!

2021年10月10日撮影

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後片付けをして、ちょっと遅めの7時50分出発です!

2021年10月10日撮影

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ちょっとしたゴルジュや小滝も出てきます。

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のんびりゆっくり遡行します。

2021年10月10日撮影

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赤湯又沢の二俣(750m)ちょい手前、標高710mにある滝です。

2021年10月10日撮影

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その上段の滝です。左岸より高巻き気味に登ります。

2021年10月10日撮影

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標高750m赤湯又沢の二俣にて。右俣に掛かるナメ滝です。我々は右俣へと進みます。ちなみに温泉の源泉は、今回遡行した右俣の方にあります。

2021年10月10日撮影

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上記写真のナメ滝を登るメンバーの面々です。赤湯又沢、一般的に左俣を遡行(もしくは、下降)するのがほとんどですが、右俣右沢を遡行した記録は19年前の当時は皆無でした。現在も遡行する人はほとんどいないと思います。

2021年10月10日撮影

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赤湯又沢750mの二俣を過ぎた760m付近のブナ林が美し~い♪

2021年10月10日撮影

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赤湯俣沢の右俣は、これといった難所は特にありません。

2021年10月10日撮影

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標高830mには湯治場(小屋)跡があり、小屋の木材の残骸や一升瓶、釜や茶わんなどゴロゴロと転がって、現在も当時の生活感が漂わせています。

2021年10月10日撮影

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その湯治場跡にある野湯ですが、熱過ぎて入れそうにありません。

2021年10月10日撮影

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赤湯又沢の右俣は、温泉沢で場所によっては足湯を楽しみながら遡行できます。火傷に注意しながら遡行します。

2021年10月10日撮影

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850mの二俣は、玉川温泉さながらボコボコ地面から噴出している様を見ることが出来ます。気を付けないと、火傷してしまいそうです。このボコボコの直ぐ手前から左の沢へ入ります。気を付けないと見落としてしまいます。

2021年10月10日撮影

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870mの二俣です。間違いやすいところです(沢床が高い)。ここは右沢へと進みましたが、おそらく左沢の方がツメのヤブ漕ぎが少ないのではないか?と推測しています。

2021年10月10日撮影

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なめこ発見♪母への良いお土産が出来ました~!「父さんは、山へ行く度にキノコを大量に採ってきたのに、お前はいつも手ぶらで帰ってくる!」って、いつも文句を言われていましたので…。

2021年10月10日撮影

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標高970mにて辛口トークが面白いY君です。赤湯又沢右俣右沢の核心部は、強いていればルートファインディングでしょうか?枝沢の分岐がたくさん出てきて迷いやすいです。

2021年10月10日撮影

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標高1130mで沢形が途絶えました。ここからヤブに突入します。意識的に左へ左へと進まないと目指す登山道には出ません。

2021年10月10日撮影

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稜線(登山道)まで標高差たったの100mなのですが、これが結構長く感じられました。

2021年10月10日撮影

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ヤブを漕ぎながら進むこと1時間10分、登山道に到着しました!Vサインで喜ぶヤブ漕ぎ初体験のAちゃんです。

2021年10月10日撮影

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今回は、先月購入したチェーンスパイクを初めて履いて下山してみることに!チェーンスパイクを渓流足袋に装着し下り始めると…あら不思議!まったく滑らないのですよ~!ビックリするほど快適なんです。

2021年10月10日撮影

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紅葉が美し~い♪本日の湯沢市の最高気温が28度と聞いてビックリ!汗をかきながら下山!とても10月とは思えないほど暑かったです。

2021年10月10日撮影

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紅葉に染まる小安岳(1291.9m)を望みます。

2021年10月10日撮影

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高松岳(1348m)を望みます。紅葉がお見事♪

2021年10月10日撮影

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黄色に染まるブナの紅葉も美し~い♪

2021年10月10日撮影

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標高1070m付近にて。登山口まで1.7キロの標柱あり。ここでしばし休憩します!

2021年10月10日撮影

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幕営地より歩くこと7時間30分、無事泥湯温泉へ下山しました♪皆さん、お疲れさまでした~!そして、ありがとうございました♪

2021年10月10日撮影

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泥湯温泉の奥山旅館の日帰り入浴は14時30分で終了でした。こちらの小椋旅館の場合は16時まででした。ここでお金を払います。

2021年10月10日撮影

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入浴場所は向かいの「山の湯」になります。400円とお安いのですが、石鹸・シャンプーの備え付けはありませんしシャワーもありません。でも、湯質は最高です。

2021年10月10日撮影

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ちょっと熱めですが、とってもいい湯でした♪あとは一路、北上~盛岡を目指して帰るだけです。キノコと焚火と温泉と豪華な食事の数々♪ほんと楽しい二日間でした!北上山岳会の皆さん、ありがとうございました♪

2021年10月10日撮影

源頭のツメ

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

<2021年10月9日(土)>
行動時間 6時間40分(休憩時間含む)
大湯・車デポ地(8時30分)~429m恐怖の橋(9時30分)~470m 虎毛沢出合(10時30分)~滝ノ沢出合(11時10分)~戸沢出合(12時20分)~赤湯又沢出合(13時) ~680m温泉・幕営地(15時10分)

<2021年10月10日(日)>
行動時間 7時間30分(休憩時間含む)
幕営地(7時50分)~750m二俣(8時25分)~800m二俣(8時50分)~850m二俣(9時30分)~1130m沢形終了点(11時40分)~登山道(12時50分)~小安岳分岐(13時30分)~泥湯温泉(15時20分)
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