10月27日(金)私、五十肩かも?

沢登りのシーズンも終わり一段してホッとしたのも束の間…あれは10月19日(木)の朝のことでした。どうやら寝違えたらしく朝起きたら首がとても痛い!その後、パソコンをやり過ぎによる肩凝りが重なり、首と右肩(肩甲骨あたり)に激しい痛みが…。

当初は、「直ぐに治るだろう!」と軽い気持ちでいました。仕事柄パソコンを操作する時間が長いせいもあり、激しい肩凝りは時々あります。そんな時は、山へ行ったり温泉でゆっくり過ごせば治ったものです(通常であれば、これで激しい肩凝りも治るのだが…)。

一時は、パソコンが打てないほどの激痛に襲われましたが(また夜も痛みで眠れない時も)、あれから8日経ち大分良くなってきたと思います。肩凝りは血行不良によることが主な原因なので、山と温泉は最高の治療薬となるのですが、どうやらこの痛みは、単なる肩凝りではないことに気付きました。腱鞘炎の時のような痛みなのです。山へ行ったところ、かえって痛みがひどくなりましたゆえ。

単なる寝違いや肩凝りであれば、通常は数日で痛みも取れ治るのですが、今回に限っては あれから一週間以上経つものの、まだ多少痛みが残っています。でも、夜もグッスリと寝られるようになりましたしパソコンも普通に使えるようになって、とりあえずホッとしています。右腕が使えないことが、こんなにも不便だなんて思っていなかったです。右腕に感謝しなければなりませんね。そうそう、片方の肩だけが痛むような場合、単なる肩凝りではなく内臓疾患が原因である場合もあるようです。さらに「五十肩(肩関節の周囲に炎症が起こる疾患)」も考えられます。ちょうど良いタイミングで健康診断を受けたばかりでしたので、その結果が出ればハッキリしたことがわかるかもしれませんね。

しばらくは、激しい山登りは控え、安静を保ちたいと思っています。沢シーズンが終わったあとで良かったなぁ〜!って感じです。ネットで色々と調べた結果、どうやら私の今回の症状は、五十肩と一致しているのように思います。五十肩とは…関節周辺の組織に変性が起こり、生じた炎症によって痛みが起こる「肩関節周囲炎」のこと。40代以降に発症することが多く、一般的に四十肩・五十肩といいます。突然痛みが発生する急性期と、肩の動きが制限される慢性期があります。半年から1年半ほどで自然に痛みが軽くなり、肩が動かせるようになります。パソコンを自由自在に操作する右腕は、いわば私の商売道具でもありますので、末永く頑張ってもらわないと…。そのためにも健康第一であることを痛感させられた一週間でした。


10月16日(月)沢納め Part 2 女神山・信倉沢〜後ろのツル道

三年前の2014年、秋田県美郷町の六郷登山協会の方々のご尽力で女神山への登山道(古道)が数十年振りに復活したことを知り「いつか歩きたい!」と考えていました。この復活したての登山道が「後ろのツル道」です。

ちょっと変わった名前だと思いませんか?集落から見える尾根のカーブがちょうど「鍋のツル」のように見えたことから「後ろのツル」と呼ばれるようになったそうです。この「後ろのツル道」、もともとは「炭焼きの道」と呼ばれる生活道で、六郷ダムに沈んだ湯田集落の人たちが炭を運んで岩手県の湯田町まで運んだとされる「生活の為の道」だったようです。

湯田集落は国の崖地危険住宅移転事業により移転が進められ、1975年に無人化、1984年に完成した六郷砂防ダムの底に沈みました。「炭焼きの道」は湯田集落を囲む山の中にある湯田三吉神社から岩手県境に向かう尾根伝いの約5キロ。それ以降、住む人も往来する用事もなくなり廃道状態になった古道を、不退転の努力で刈払い作業を進め見事に復活させた六郷登山協会の皆様には感謝です。

実は、もう一つ「炭焼き道」があることを知りました。それは、「後ろのツル道」の沢コース版とでも言いましょうか、信倉沢の右岸側に沢と平行して付けられている道です。当時は、こちらの沢コースの方が、アップダウンも少なく楽だったと思いますが、増水時は通れなかった可能性があります。2万5千図には今もなお登山道として記載されていますが、歩いた記録が一件もヒットしないことから「おそらく廃道だろう!」と確信していました。信倉沢コースは沢登りで、後ろのツル道は尾根下り(縦走)で繋げてみよう!どうせならこの二つのルートを歩いてみよう♪と思い立ったのです。

今回の山行計画(周回コース)は、以下の通りです。自宅を4時30分に出発!六郷ダム駐車場に車をデポし7時出発→信倉沢を遡行(滝マークが二つもあるぞ!)→ブナ見平付近にツメ上げる(一般登山道と合流)→女神山→白糸の滝→降る滝→後ろのツル道分岐→後ろのツル道を利用して六郷ダムへ下山→六郷温泉あったか山にて入浴→帰宅。全行程約8時間 掛かるかなぁ〜?と推測していました。

予定より10分早く6時50分に六郷ダム駐車場をスタート!林道をちょっと下り信倉沢へと入ります。最初の堰堤まで左岸側に林道が伸びていました。しかし、その堰堤を越えると2万5千図に記載されている道はなく、沢に入り遡行開始です。予想以上に規模が小さくゴーロ歩きに終始します。

どんどん進んでいくと登山道らしき踏み跡が散見されますが、ヤブ茫々状態なので沢通しに歩いた方が楽です。今回、この沢を選んだもう一つの理由は「きのこ」なのです。母へのお土産にキノコを採ってたまには親孝行しないとね!気になるのは2万5千図に記載されている滝マークの滝って、どんな滝なんだろう?何メートル位あるんだろう?果たして登れる滝なのかなぁ?まずは最初の滝、沢の中間地点の標高320mにある滝はナメ滝で30m位あるかな!美しく見事な滝でした。この滝を見られた(登れた)だけでも「良し」としなきゃね。このナメ滝は、右岸からブッシュ沿いに登りました。滝の二段目にぶち切れた太いワイヤーが出てきてビックリ!その昔、このワイヤーを伝って炭を背負いながら登っていたのかもしれませんね。

二つ目の2万5千図に記載されている標高580m滝、実際に行ってみるとその場所には滝がなく、標高600mの右岸枝沢の出合に掛かる滝で20mほどの直瀑、これも見事でした!本流になくてよかったぁ〜!最後のツメはヤブ漕ぎすることなくブナ見平側の登山道に出ました。この信倉沢、全部で滝が4〜5つあったでしょうか、全て直登で来ました(どれも容易)。六郷ダムの駐車場から2時間50分でブナ見平にツメ上げていますので、後ろのツル道から登るのと、そんなに時間の差はないと思いました。

ブナ見平はじめ女神山のブナの紅葉がほんと見事で感動しました♪もしかして、ちょうど良い時期に来たのかも。一般登山道に合流してからは、たくさんの登山者に驚きました。多くの方から「お兄さん、変わった靴を履いてるわねぇ〜!」って、言われちゃいました。きっと、皆さん渓流足袋を見たことがないんだろうなぁ〜。女神山の山頂でランチタイム♪その後、白糸の滝を見て降る滝に寄り道し、後ろのツル道分岐に到着!

いよいよここから先、美郷町の六郷登山協会の皆さんが、古道でヤブに覆われた「炭焼きの道」を刈払い整理し「登山道」として蘇らせてくれた全長5キロのコースを縦走します。一般登山道と何ら遜色のない とても立派な道で感動しました。

後ろのツル道分岐から六郷ダムの駐車場まで1時間30分の行程でした(登りだと約2時間〜2.5時間らしい)。今回の全行程は7時間15分掛かり予定より45分早く下山できました(休憩含む)。下山後、六郷温泉あったか山にて入浴(400円)。盛岡市内に入ってから吉野家 46号線盛岡インター店にてちょっと早い晩飯を食べました。豚生姜焼き定食(490円)がとても美味しかったです。

そうそう、きのこですが…なめこが大量に採れましたよ〜♪ザックが重くなって大変でした(^^ゞ。沢と紅葉を楽しめ、さらに大量のきのこまで採れて最高の一日となりました♪大量のなめこに母も大喜びでしたよ!(^_-)-☆ PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。今回は一眼レフカメラを持参しましたので、いつもより写真が綺麗に撮れていると思います。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ〜♪

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10月13日(金)沢納め in 福島 吾妻連峰・塩ノ川(遡行編)

前回の日記の続きです。いよいよ、本日は塩ノ川の遡行です。まずは、起点となる貯水池までのアプローチですが、今年の夏に車で突っ込み大変な思いをしましたので(車でヤブ漕ぎ状態)、今回はこの林道を歩くことにしました。

というのは、この狭い林道(舗装されているが)は刈払いされておらず、道路両脇にブッシュがはみ出し車に傷がついてしまう恐れがあるからです。今は秋ゆえ、夏に比べブッシュの勢いは大分大人しくなったとはいえ、貯水池までたった2.3キロ(約30分)の距離ですので歩くことにしました。

その貯水池から先は、廃道状態の林道を終点まで進みます。そこから先、ネットの記録によると「踏み跡を辿る」とありますが、それらしきものは見当たりませんでした。ピンクテープがあったのですが、どうやら方向が違っているようでしたので、方向を見定め軽いヤブ漕ぎをしながら登山道を目指しました。その後、登山道を250mほど進み赤布のある所から急斜面を塩ノ川 目掛けてトラバースしながら990m付近の沢床へ降り立ちました。

塩ノ川は「沢」ではなく「川」ということもあり、予想以上のスケールの大きさにビックリ!中流域でも尚、この水量!しかも、一つ一つの岩のでかいこと〜!圧倒的な迫力です。巨岩越えが重労働で時間も掛かるので高低差の少ない右岸の際を攻めました。やがて、最初の難所、くらげ滝15mです。写真では迫力が伝わらないのですが、かなり立派な滝でした。セオリー通り右岸より高巻きますが、上部で岸壁帯に阻まれ念の為にロープを出し登りました。続いてその上の12m滝も左岸高巻き。その次の深く大きな釜を持った3m滝は泳ぎを嫌って左岸高巻き。

この後も小滝は続き7m、4mの滝は右岸を小さく捲いて通過。一旦沢床に戻りちょっと遡行すると「あじろ滝」がゴルジュの先に見えてきました。落差は10mほどでしょうか。奥まで進み写真撮影を済ませ、高巻き出来そうな地点まで戻り右岸を高巻きました。その後、直瀑13mの立派な銚子滝に到着!ここも登れそうになく左岸を高巻きました。入渓してから滝を高巻いては沢床に降り、また高巻いて…の繰り返しで重労働!体力がどんどん吸い取られていくようです。どれもこれもご立派過ぎる滝の連続で、かつ水量が多過ぎて(または深過ぎて)高巻きしか選択肢がないように思われました。盛夏であれば、泳いで突破できそうな滝もありましたが…。

歩き出してから貯水池経由で塩ノ川の沢床に降りるまで1時間、遡行開始してから銚子滝を越えるまで2時間20分、計3時間20分も行動しているにもかかわらず、沢全体の6分の1程度しか進んでいません。ひぇ〜!急がないと暗くなっちゃうよ〜!特にクラゲ滝からあじろ滝の区間が高巻きの連続!アップダウンの繰り返しで結構シンドかったです。銚子滝の高巻きは容易。シンドイ半面、沢もゴルジュも滝も素晴らしく、まるでソーダ水のようなコバルトブルー色に輝く水流は神秘的で美しく感動しました。

しかし、銚子滝を越えると…あら不思議?急に水量が激減し、沢も穏やかな渓相に変わったのです。あれだけ勢いがあった流れとV字の深い渓相は、一体どこへ行ったのだろうか?そこから先は、これまでの遅れを取り戻すかのごとく快進撃でした。あまりの渓相の変化に、まるで別な沢を遡行しているかのようでした。

その後、やな滝は左岸高巻き(容易)、2万5千図で滝マークのある1,330m地点が10mの枯滝で、まるで崖のように立ち塞がり行く手を阻むかのようです。水の流れは、そこで突然途絶えました。その枯滝の下は、苔のような緑色の釜になっていて、そこから水がコンコンと沸いていて、どうやら塩ノ川の水源になっているようです。その枯滝10mは右岸より高巻きましたが、ヤブ漕ぎが大変でした。その先の20m枯滝も右岸高巻き(容易)。

1,440mの二俣を右へ進むと直ぐに30mの枯滝です。三段になっていて下段と中断は斜瀑で傾斜も緩く容易、上段も容易ですが、高度感があるので念の為に安全を期してロープを出して登ることにしました。その先の3mチェックストーンは、過去の記録では「下から潜って登る」とありましたが、土石で塞がっていました(左岸より小さく巻く)。右手に吾妻小富士と登山者が見え、もう直ぐゴールの浄土平ビジターセンターです。いつの間にか、水が復活していました。13時、ビジターセンターの駐車場に到着!本日は7時間10分の行動でした。車2台でなかったら、さらにここから下山に3時ほど要することになるようです。

塩ノ川は直登できる滝こそ少ないですが、下部、中部、上部と三つの領域でそれぞれ渓相が異なり、実に変化に富み、まったく飽きさせない秀渓で楽しかったです。同行してくれてSさんも大満足してくれて嬉しい限りです。「一粒で三度美味しい沢」、それが塩ノ川の魅力なのかもしれません。また、岩手や秋田の沢にはない火山性の一種独特な渓相も魅力で、新鮮味があり楽しかったです。これで今年の沢登りはお仕舞いです。

今シーズンに計画を練ったものの悪天や様々な事情で果たせなかった沢は、以下の通りです。宿題(楽しみ)となってしまいましたが、来年は必ず実行したいと思っています。@今早出川(ガンガラシバナ)、A虎毛・春川西ノ俣沢、B南会津・御神楽沢、C蔵王・小屋ノ沢本流、D栃ヶ森山塊・成瀬川北ノ俣沢遡行〜栃川下降〜大胡桃山。PS.『酔いどれ画像掲示板』に塩ノ川の写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね〜♪(^_-)-☆

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10月11日(水)沢納め in 福島 吾妻連峰・塩ノ川(紅葉ハイク編)

さて、前回の日記の続きです。10月8日(日)3時40分に起きて4時に自宅を出発!待ち合わせの浄土平まで約300キロあります。福島飯坂IC下車後 セブンイレブンで朝食(麻婆豆腐丼)を食べ浄土平に向かうのですが既にどんどん車が上っていきます。

ウカウカしてると駐車場が満車になってしまう〜!待ち合わせ時間は9時なのですが、Sさんから「既に7時に到着しました!」とのメールが…。しかも「ぞくぞく車が来てます。9時だと厳しいかもです!」とのこと。急がなくっちゃ〜!8時15分に私も到着!どうにか無事ビジターセンターに駐車できSさんと合流を果たしました。

ここ浄土平の標高は1,600mもあり、紅葉スポットとして超有名!福島県で人気No.1であることも頷けます。紅葉の見頃は10月中旬で、まさに今が旬でウットリするような美しさに感動♪駐車場の車のナンバーを見ると、全国津々浦々から訪れているのがわかります。250台停められる広大な駐車場にドンドン車が埋め尽くされ満車になるのは時間の問題です。あと1時間遅ければ完全にアウトだったかも。浄土平は、人人人でごった返していて、まるでお祭りのような賑やかさ!ここ岩手で言うと、車で気軽に高山の紅葉を楽しめる八幡平のような感じでしょうか。

Sさんと合流後、一般登山者の列に加わり、鎌沼〜一切経山(1,948.8m)の紅葉ハイクを楽しみました。それにしても紅葉の綺麗なこと〜♪たまには、このようなお手軽ハイクも楽しいもんです。想像を絶する凄い数の登山者にビックリです。登山道も大渋滞ですよ〜!一切経山の山頂から望む五色沼…コバルトブルーの飲み込まれそうな美しさから「魔女の瞳」や「吾妻の瞳」とも呼ばれているようです。直径約300mの火口の中に水をたたえ、太陽の光の具合で刻々とその色を変化させる様は、ほんと神秘的で美しく感動しました。これを見れただけでも遠路来た甲斐があったというもの。全国から人が集まるのもわかるような気が致しました。

一切経山の登山終了後、一旦駐車場に戻り、今度は吾妻小富士(1,707m)を登り火口縁を一周しました。こちらも凄い人です。ハイキングと昼食や休憩等で結局4時間ほど楽しみ13時ちょい過ぎに今宵の宿泊場所であるパイロットファーム吾妻貯水池を目指しました。

そうそう、我々が去る13時頃は駐車場に入れない車で道路は大渋滞!しかも、何キロも延々に続いていてビックリですよ〜!当初は、高湯温泉共同浴場「あったか湯(入浴料 250円」で入浴する予定でしたが既に満車状態!結局、貯水池の近くにある微温湯温泉(500円)で入浴することにしました。

15時30分、パイロットファーム吾妻貯水池の2.3キロ手前の林道入口付近にテントを張りました。Sさんの4〜5人用テントは、中が広くとても快適です♪この日は暖かくて日が沈むまで銀マットを広げ外で宴会をしました。こんな山奥なのに私のタブレット(インターネット)au回線が繋がりビックリ!まずはビールで乾杯です♪その後、豪華な鍋(ミツカン〆まで美味しい濃厚みそ鍋)をつまみに銘酒に酔いながら宴会の始まり始まり〜!楽しいひと時を過ごし9時30分就寝。明日は、いよいよ待ちに待った塩ノ川の遡行です。明日の朝は4時半起床、6時出発!どんな沢か?ワクワク・ドキドキ!続きは、後日の日記に続きます。

PS.上の写真は、一切経山からみた五色沼(別名、魔女の瞳)です。神秘的で美しかったですよ〜♪『酔いどれ画像掲示板』に8日に撮影した浄土平や一切経山、吾妻小富士の写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね〜♪(^_-)-☆

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10月10日(火)沢納め in 福島 吾妻連峰・塩ノ川(計画編)

吾妻連峰の塩ノ川から昨夜 帰宅しました。予想以上にスケールが大きく豪快で美しく、かつ変化に富み楽しく、まったく飽きさせない秀渓でした。私はこれまで350本ほど沢に入っていますが、こんな摩訶不思議な沢は初めて!驚きの連続で衝撃を受けました。


この塩ノ川、今年のお盆休み8月13日〜14日に単独で挑んだものの雨のため一歩も入渓することもなく無念の敗退を喫した「因縁の沢」でもあります。「今年中にカタをつけたい!」と願っていました。私の山行計画に賛同して下さったSさんに心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

体育の日の連休の沢(沢納めの沢)は、この塩ノ川か蔵王の小屋ノ沢本流のどちらかにしよう!と考えていました。小屋ノ沢は蔵王を代表する名渓で18年前の1999年10月に北上のS先生たちと沢納めに行った沢です。キノコがたくさん採れて皆でキノコ鍋を堪能しました。「この沢ならもう一度入ってもいいかな♪」って思っていましたし、焚き火が出来る泊まりの沢に行きたい気持ちもありました。一方で吾妻連峰の塩ノ川は、吾妻三名渓の一つ(@中津川 A松川 B塩ノ川)、夏に敗退したこともあり、リベンジしたい気持ちが強かったです。どちらにするか?迷った挙句、お天気次第で決めることにしました。

連休初日の7日(土)の降水確率は何と100%!大雨注意報が出ていたほどで沢の大増水は必至!よって、翌日8日(日)の遡行は厳しいと判断し小屋ノ沢は候補から外しました。さらに、減水するのを待った方が得策だと判断し塩ノ川の遡行日は連休最終日の9日(祝)に決定しました。せっかくの連休なので8日(日)は、福島県の紅葉スポット(まさに今が旬)で人気No.1の浄土平を起点に鎌沼経由で一切経山、そして吾妻小富士の軽登山を楽しむことにしました。一切経山から望む五色沼、別名「魔女の瞳」を一度見てみたかったのです。

経済効率がとても悪いですが、今回は車2台で行くことにしました。塩ノ川の遡行終了点が浄土平ビジターセンターですので、そこに車を1台デポしておくと下山しなくても済むので3時間以上の時間短縮が可能となります。

最近(先月)のヤマレコの遡行記録(単独)を見ると下降路(登山道)は廃道に近く背丈を没するヤブだとか…。これで時間的余裕を確保できそうです。結果、この判断は大正解でした(お金は掛かりましたが、安全にはかえられません)。

当初の計画ではSさんと浄土平ビジターセンターに11時に待ち合わせだったのですが、ビジターセンターに駐車場のことで電話し伺ったところ、先週の10月1日は10時で既に満車!福島市内から2時間30分も掛かった人もいたといいます。ちょうど紅葉のベストシーズンで、しかも今週末は連休!さらに混雑が予想されるとのこと。よって、予定より2時間早めて9時に待ち合わせすることにしました(この判断も大正解でした)。上記の内容を整理すると、今回の山行計画は、以下の通りになります。

【10月8日(日)】福島県は浄土平ビジターセンター駐車場に9時待ち合わせ。その後、鎌沼〜一切経山、吾妻小富士の紅葉と軽登山を楽しむ。Sさんの車をそのまま浄土平ビジターセンターにデポし私の車で移動。微温湯温泉にて入浴後、吾妻貯水池2.3キロ手前の林道入口(Y字路)付近にて幕営。鍋料理と銘酒で沢納めの宴を催す。

【10月9日(祝)】4時30分起床6時出発!林道を30分ほど歩き吾妻貯水池〜塩ノ川の中流部990m付近より遡行開始〜塩ノ川の遡行〜ツメ上げた浄土平ビジターセンターでゴール。Sさんの車で私の車を回収し解散。遡行予想時間は、順調にいって7時間前後と考えていました。7日(土)は大雨の予報ですが、幸いにも8日(日)と9日(祝)は晴天が約束されており楽しみが膨らみます。いざ、出発♪ 続きは次回の日記に続きますね! (^_-)-☆

PS.上の写真は一切経山の酸ヶ平避難小屋付近にて。駐車場も登山道も渋滞でした!下の写真は塩ノ川の最後の難所?30m滝を登るSさん。フリーで登れそうでしたが、高度感があるし安全を期してロープを出しました。


10月3日(火)奥森吉・桃洞沢〜中ノ又沢(安ノ滝) 新周回コース開拓!(その2)

さて、前回の日記の続きです。今日は、本コースの概要について記しますね。9月30日(土)昼食を済ませて12時30分に出発!秋田県・奥森吉は隣の県とは思えないほど、とっても遠いです(我が家から約150キロ)。途中、国民宿舎森吉山荘にて入浴しキャンプ場に到着したのが夕方16時50分、4時間20分も掛かったことになります。

そうそう、出発時の9月30日(土)は、岩手も秋田も生憎の雨でした。特に仙岩トンネル付近は、物凄い土砂降り状態で「こんなんで明日の沢、大丈夫なのだろうか?」って、心配になったほどです。しかし、森吉に到着する夕方頃にはすっかりお天気が回復し、先ほどの大雨がウソのように青空が広がりました。

宿泊場所である「奥森吉青少年野外活動基地」にて受付を済ませ、キャンプ場に行ってみると先客が二人いました。なんと京都からいらしたとか…。全国を車で旅して廻っているようで、様々なお話を聞かせてもらい有意義なひと時を過ごさせていただきました。今日の晩御飯は、「名古屋風味噌煮込おでん」です。これだけだと足りないので、豚肉と揚げ出し豆腐を追加してお酒のおつまみにしながら食べました。さらに完食後はうどんを入れて食べました。夜は結構寒かったので、熱々の料理で体もポカポカ暖まりました。

翌10月1日は、4時30分に起きて朝食を済ませ車で森吉山野生鳥獣センターに移動し5時50分に歩き始めました。今日は20キロのロングコース!桃洞沢の中〜上流部は初めての遡行で何があるのか?わからず不安、シシアナトヤバ沢も初めてでこれまた不安。さらに「裏安歩道は、ヤブに覆われ廃道状態ではないか?」との不安もあり早朝に出発した次第です。今日は時間との勝負!時間にさえあれば、多少の難所が出てきても確実にクリアできる!と思っていましたので。

まずは桃洞沢、自然と早足になっている自分…ほとんど休憩も取らず、かなりハイペースで遡行しました。男滝上の755m赤水沢への分岐(枝沢)まで1時間20分!その後、桃洞沢の本流を忠実にツメて裏安歩道の登山道に着いたのが30分後の7時40分。よって、野生鳥獣センターから1時間50分で桃洞沢の本流をツメ上げたことになります。これでかなり時間的余裕が出来てホッとしました。

桃洞沢の755mの分岐より上流の本流は初めてでしたが、これまたどこまでもナメが続きビックリ!下流部同様、難所もなくとても気持ち良い渓相が続きます。またステップが切られている所もあり、遡行していて安心感がありました。上部のツメも判断が難しい二俣にはご丁寧に目印のピンクテープがありました(835mの二俣から上部)。そのピンクテープに導かれ裏安歩道の登山道に出ました。

NPO森吉山ネイチャー協会さんのホームページのガイドマップによると、桃洞沢をツメ上げた登山道から中ノ又沢へ降りる道があることになっていますが、実際は5分ほど東側へ下った所に分岐がありました。その分岐からトラバースしながら10分ほど下ると中ノ又沢の810mの二俣に降り立つことが出来ました。

ここから安ノ滝の落口までは過去2度遡行していますので何の不安もありませんでした。降り立った所から安ノ滝を目指して下降しますが、深い釜や瀬が続き微妙なヘツリを要求されます。沢慣れた人であれば問題ありませんし、万が一失敗してもドボンして冷たい思いをするだけです。

標高785mのシシアナトヤバ沢の出合付近より安ノ滝の落口までが、中ノ又沢の真骨頂です♪その直ぐ下にある平滑ノ滝を境に広大なナメが延々と続き側壁のスラブが圧巻で、その美しさに圧倒されます。紅葉の時期であれば、その美しさは倍増します。また日本百名滝の安ノ滝の滝頭(落口)に立てるのも魅力ですね。その後、シシアナトヤバ沢を遡行し裏安歩道へ出たのですが、この沢も特に難所もなくこれまたナメナメ尽くしでした。唯一の反省点は、835mの二俣を左に入ったのですが(最後、多少のヤブ漕ぎ)、どうやらそこは右(本流)に入って、次の二俣850mを左に進んだ方が快適にツメ上げることが出来そうです。

不安視してた裏安歩道は、予想していたより立派な道で通常の登山道と遜色なかったです。下山は、シシアナトヤバ沢にツメ上げた裏安歩道(標高870m付近)から野生鳥獣センターまで2時間30分!お昼前(12時前)には下山できました。

よって、この日の行動時間は、総距離20キロだったにもかかわらず6時間でした。距離から推測すると、もっと掛かると思っていましたが、この周回ルート、あまりアップダウンがなく「体に優しいコース」でした。しかし、結構なハイペースで、かつあまり休憩を取らず歩いた結果が6時間でしたので(しかも単独)、このコースを遡行(周回)される方は、プラス1〜2時間見た方が良いかもしれません(パーティーの力量や条件にもよりますが…。ちなみに、今回は前日の大雨の影響で水量は少し多目でした)。

この桃洞沢本流〜中ノ又沢〜シシアナトヤバ沢〜裏安歩道〜黒石川コースを周回するルート、延々と続く舗装道路のような長大なナメと広大な側壁スラブ、まるで「もののけ姫」の世界!高場森付近にある桃洞スギ原生林の巨木群(樹齢200〜300年、全て御神木と思えるほど立派な杉林)、ブナの見事な原生林、黒石川コースの791m付近にある樹齢400年のミズナラの大木(周囲約5.2mの巨木)等、見どころ満載でした。さらに紅葉にはちょっと早かったけど綺麗でしたよ♪お天気にも恵まれ最高の一日となりました。桃洞沢〜赤水沢以外の奥森吉の沢のバリーエーションルートの一つとして、至れり尽くせりの魅力ある周回コースだと思い紹介させていただきました。

そうそう、熊います。今回も野生鳥獣センターの500m手前で小熊に遭いました。車道を熊が歩いていて私の車に驚き森に逃げていきました。今回もう一つビックリしたことが…。桃洞沢の男滝にロープが固定されていました。以前はなかったのに…ね。帰りも4時間掛けて帰宅しました。何はともあれ、この新たな周回コース、私のお勧めですよ〜♪ PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ〜♪(^_-)-☆ 上の写真は中ノ又沢の平滑ノ滝、真ん中の写真も中ノ又沢の広大なナメ、下の写真も中ノ又沢で側壁スラブが圧巻です。

『酔いどれ画像掲示板』 桃洞沢〜中ノ又沢・周回(その2) 今すぐ見たい方はクリック!


10月2日(月)奥森吉・桃洞沢〜中ノ又沢(安ノ滝) 新周回コース開拓!(その1)

奥森吉の桃洞沢〜赤水沢の周回コースは、あまりに有名です。ナメが続くこの両沢は、遡行して下降することで周回できるという珍しい沢で、全国的にも超有名なコース!私も過去5〜6回遡行しています。

10年ほど前は、秋になると(10月中旬頃)決まって毎年のように森吉の沢に通っていました。その頃の紅葉がほんと素晴らしくってね。桃洞沢以外にも九階ノ滝(別名「神の滝 135m」)を有する様ノ沢にも何度も入渓しましたし、連瀬沢や打当内沢にも行きました。

意外と知られていないのが奥阿仁の中ノ又沢です。金兵衛滝や平滑ノ滝を有し、醍醐味は日本百名滝で人気第二位の安ノ滝(90m)の落口(滝頭)に立てることです。この中ノ又沢のどこまでも続く広大なナメと圧倒的な側壁のスラブは、まさに圧巻で美しく桃洞沢や赤水沢に匹敵するほどの(もしかして、それ以上の)素晴らしさで感動します。しかし、意外にも遡行記録は極めて少なく(私が「滝の扉」で紹介したページくらいかな)あまり知られていないようです。

この中ノ又沢は、過去2度(2005年と2006年の10月に)遡行しています。この時は、2回とも奥阿仁(安滝林道)側より入渓しています。久し振り(7年振り)にまた森吉の紅葉を見たくなり、かといって何度も遡行した沢に行く気にもなれず…。「新しい沢やコースはないものか?」とお酒を飲みながら2万5千図をじ〜っと眺め物色していました。その時、「もしや、これは神のお告げか?」と思うほどの「ひらめき」があったのです。

桃洞沢の755m枝沢を左に入り赤水沢への周回が一般的なのですが、左に入らずそのまま桃洞沢の本流を忠実にツメ上げると中ノ又沢の源流部(安ノ滝の滝頭1キロ手前)に降り立つことが出来ることに気付いたのです。これまで、桃洞沢と中ノ又沢は「別物」だと思っていた私にとって、まさに衝撃的で点と点が繋がった瞬間でした。「灯台もと暗し」とは、このことか…。さらに2万5千図には記載されていない裏安歩道の存在を知り、それと黒石川コースを結べば森吉山野生鳥獣センターを基点に周回出来ることに気付いたのです!

整理すると、今回私が思い付いたルートは以下の通りになります。森吉山野生鳥獣センター→桃洞沢本流を遡行し裏安歩道へ〜裏安歩道を利用して中ノ又沢に降り立つ→中ノ又沢を安ノ滝の落口(滝頭)まで下降→中ノ又沢支流のシシアナトヤバ沢(安ノ滝の落口から270m手前の左岸枝沢)を遡行し裏安歩道の870m付近にツメ上げる→裏安歩道を利用し高場森経由で高場割沢分岐→黒石川コースを利用し森吉山野生鳥獣センターに戻る。距離にして約20キロのロングコースとなります。

題名には「開拓」といった大袈裟な言葉を使いましたが、地元のガイドさん等はおそらく入っているものと思われますが、ネットで検索する限り同じルートの記録は一件もヒットしなかったもので…。桃洞沢を最後までツメ上げた記録や裏安歩道の軌跡、そして、シシアナトヤバ沢についての遡行記録等、ネットを駆使して検索するも見つけることが出来ませんでした。私にとって「未知なる領域の冒険!」って感じワクワク・ドキドキです。

唯一参考にさせていただいたのがNPO森吉山ネイチャー協会さんのホームページに記載されているガイドマップで、これにより2万5千図や山と高原地図に記載されていない「裏安歩道」がどのように付けられているのか?大まかに知ることが出来ました。総合的に判断して順調にいって7〜8時間、難所等出てくるようであれば9時間くらい掛かるかなぁ〜!って推測、「前夜初日帰りで行ける!」と判断しました。結果はいかに〜!後日の日記に続きます。PS.今回のコース、GPSの軌跡を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ〜♪桃洞沢〜赤水沢以外の新たなバリエーション(周回)ルートとして、全国の沢屋さんの参考になれば嬉しく思います。(^_-)-☆ 上の写真は桃洞滝、下の写真は安ノ滝90mの滝頭(落口)です。

『酔いどれ画像掲示板』 桃洞沢〜中ノ又沢・周回(その1) 今すぐ見たい方はクリック!



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