酔いどれ日記 2025年8月

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8月24日(日)
神講座!ChatGPTセールスレター講座

お盆以来ずっと行けていなかった沢登りを計画して、早朝から気合いを入れて起きたものの、目的地はまさかの雨マーク。やむなく断念して二度寝…。そんな少し残念な一日の始まりでしたが、最近とてもワクワクする出会いがありました。その名も『ChatGPTで "売れるセールスレター”を書く講座(オンライン動画講座)』です。

6時間半の長編動画は、セールスレターのバイブルとも言われる名著『コピーライティング技術大全』をベースに、AIを活用することで「売れる文章」を誰でも簡単に作れる方法を教えてくれる、まさに神講座でした。 いくつかのAIの質問に答えていくだけで、プロ顔負けのセールスレターがあっという間に完成するんです。

「どうしてそんなに売れる文章が簡単に作れるの?」 実は、セールスレターには「売れる型」があるんです。たとえば、誰もが一度は聞いたことがある「PASONAの法則」。『ジャパネットたかた』でおなじみのあのCMは、まさにPASONAの法則をフル活用していると思われます。

P(Problem:問題提起)「エアコンの買い替え時ではありませんか?」
A(Affinity:共感)「暑さで寝苦しい夜が続きますよね」
S(Solution:解決策)「人感センサー付きで、電気代も3分の1!」
O(Offer:提案)「今なら特別価格70,000円!」
N(Narrowing Down:限定性)「本日限り!先着100セットのみ!」
A(Action:行動喚起)「今すぐお電話ください!」
この流れで進めることで、「気づいたら買っていた!」という状況が生まれるんです。

AIを使えば、この「型」に沿って、あっという間にプロ並みの文章が作れてしまう。以前はプロのライターにしか作れなかったような文章が、AIによって誰でも簡単に作れるようになったんです。そして今回、このセールスレター講座で学んだ「PASBECONAの法則(パスビーコーナ)」というフレームワークとAI(ChatGPT、もしくはGemini)を使い、私が運営するパソコンスクールむげんの新講座『選べる生成AI講座』のセールスレターを作ってみました。すると、AIがこんな回答をくれたんです。

Problem(問題):
オンラインミーティングのたびに、どこか自信のない声で話している自分に気づいていませんか?自分の意見がなかなか部下に伝わらなかったり、会議で発言するタイミングをためらってしまったり...。AIの流行にも乗り遅れて、部下から「あの部長、もう時代遅れだよね…」なんて陰で言われているんじゃないか、とふと不安になる。

新しい知識や難しい操作を覚えるのは正直億劫だし、時間もない。このままだと、自分の仕事がAIに奪われるんじゃないか、と漠然とした恐怖を感じている。もしかしたら、この仕事はAIに任せて、自分はリストラ...なんて最悪の事態まで考えてしまう。そんなふうに感じていませんか?

Affinity(親近感):
でも、それは無理のないことですよね。あなたは毎日忙しく、部下のマネジメント、膨大な資料作成、そして会議の連続...。そんな中で、耳慣れないAIの最新情報や、難しいカタカナ用語をイチから勉強するなんて、正直しんどい。書店に行けばAI関連の本が山積みだし、ネットを見れば新しいツールが次々と登場して、何から手を付けていいか分からない...。

周りの若手社員は当たり前のように使いこなしているように見えるけれど、本当はみんな、あなたと同じように不安を感じながら手探りでやっているだけなんです。そして、私はそんなあなたの悩みを深く理解しています。

Solution(解決策):
そこで、あなたの興味と目標に合わせてAIを選び、仕事に活かせるようになるのが、盛岡市で24年の実績を持つ老舗パソコン教室が贈る「選べる生成AI講座」です。一人ひとりのレベルや目的に合わせて、経験豊富なプロの講師が完全マンツーマンで丁寧にサポートします。もう、難しい操作や膨大な情報に戸惑うことはありません。

Benefit (利得):
この「選べる生成AI講座」を使うと、
・AIの流行に乗り遅れる不安から解放され、自信を持って仕事に取り組めます。
・「さすが部長!」「部長って、本当に頼りになるな」と部下から尊敬され、社内での評価がぐんと向上するでしょう。
・AIに仕事を奪われる恐怖から解放され、AIを「頼れる相棒」として使いこなせるようになります。
・資料作成や情報収集の時間が大幅に短縮され、残業も減り、家族と過ごす時間や趣味に使える時間が増えます。
・自分の強みを活かした新しい仕事に挑戦できる、ワクワクするような未来が待っています。

Evidence(証拠):
おかげさまで、AI講座を受講された生徒様全員から「受講して良かった!」と感謝の言葉を多数いただいています。「難しいと思っていたAIが、こんなに簡単に使えるなんて驚きました」「AIを導入したことで、今までかかっていた作業時間が半分以下になりました」といったお声も届いています。

Contents(内容):
この講座は、複数の生成AI(例: ChatGPT, Felo, Google Gemini, NotebookLMなど)を自由に選択できる完全オーダーメイドのマンツーマン講座です。あなたの業務効率化、企画書作成、画像生成など、具体的な目的に応じてカリキュラムをカスタマイズできるのが大きな強み。経験豊富な講師が、あなたのレベルやペースに合わせて丁寧に指導します。

難しいプログラミングは一切不要。明日から使える実践的な活用術を、たった90分×3回という短期間で習得できるでしょう。講師は、盛岡市で24年間パソコン教室を運営し、生徒数800名の指導実績を持つベテランです。

Offer(提案):
あなたの悩みや目標を解決し、未来への自信を与えてくれるこの講座。通常であれば、かなりの高額になってしまいますが、より多くの方にAI活用の第一歩を踏み出していただきたく、今回は特別価格でのご提供です。
90分×3回で、価格は9,000円(チケット制で有効期限は1ヶ月)。
さらに今なら、実践に役立つプロンプト集を進呈いたします。このプロンプト集を使えば、講座で学んだことをすぐに実践に活かせるので、あなたの成長をさらに加速させてくれるでしょう。

Narrow(絞り込み):
ですが、残念ながら、この講座の受講に向いていない人もいます。
・なにごとも人任せで、自分で手を動かしたくない人
・AIなんてどうせ役に立たないと、最初から決めつけている人
・新しい知識を学ぶことに対して、ネガティブな人
こういう人は、なにをやっても結果が出ないですし、お互いに時間がもったいないので、受講はご遠慮ください。

逆に、購入に向いているのはこんな人です。
・AIを仕事に活かして、もっと業務を効率化したいと考えている人
・部下から尊敬され、社内での評価を上げたいと願う、向上心のある人
・難しい操作は苦手でも、一歩踏み出して新しいことに挑戦したいと思っている人
・自分のスキルを磨き、AIに負けない存在になりたいと思っている人

Action: (行動)
AIを使いこなし、自信に満ちた未来を手に入れたいあなたは、今すぐ下記のボタンからお申し込みください。

選べる生成AI講座
・AIの流行に乗り遅れる不安から解放され、自信を持って仕事に取り組めます。
・「さすが部長!」と部下から尊敬され、社内での評価がぐんと向上するでしょう。
・AIに仕事を奪われる恐怖から解放され、自分の強みを活かした新しい仕事に挑戦できます。
さあ、AI活用の第一歩を私たちと一緒に踏み出し、未来を切り開きましょう。

どうでしょう?読者の悩みに寄り添い、共感し、そして希望を与える。これぞ、まさしく「売れる文章」だとは思いませんか?ChatGPT(あるいはGem)の質問に答えていくだけで(短時間で)立派なセールスレターが完成しました!ボリューム的にも1ページ完結型のホームページ、LP(ランディングページ)にも十分使える内容です。AIは怖いものでも難しいものでもありません。むしろ、あなたの頼れる相棒になってくれるありがたい存在なのです。この機会に、あなたもAIを学んでみませんか?


8月20日(水)
メルカリの落とし穴(ガーミンGPS)

メルカリで見つけた「ガーミンGPS(eTrex 30xJ)」。登山好きとしては見逃せず、地図付きの写真(SDカード版)が掲載されたこともあり、少し高めの34,999円で思い切って購入しました。商品が届いて手に取った瞬間は「当たりだ!」と心が躍りました。外観は新品同様で傷ひとつなく、過去の使用ログを見ても15回ほどしか使われていない良品。正直、ここまでは大満足でした。

ところが、期待していた「日本登山地形図 TOPO10M Plus Ver4(18,700円)」を入れたmicroSDカードを差し込んだ瞬間、嫌な予感が…。何度試してもGPSに認識されず、調べてみるとSDカードの中身は偽物。容量も本来の8GBではなく4GB、中身も不完全。正直、がっかりしました。とはいえ、本体に入っていた「日本詳細地形図2500/25000(無料)」は問題なく使えるので登山には支障なし。それでも「高い買い物をしたなぁ」という複雑な気持ちになりました。

さらにもう一つ困ったのは、地図データがGPS本体のストレージを圧迫していて、赤色表示が出るほど空き容量が少なかったこと。将来ルートや軌跡をたくさん保存したい自分にとっては大問題。そこでAIに相談し、地図データをSDカードに移動して解決する方法を教えてもらいました。3.6GBものファイル移動に3時間もかかりましたが、無事に問題はクリア。AIの頼もしさを改めて実感しました。

今回の経験から学んだのは、「中古でGPSを買うときは、地図データの真偽を必ず確認すべき」ということ。特にメルカリでは、出品者がよく分からないまま転売しているケースもあるため(今回がまさにそう)写真や説明を鵜呑みにするのは危険です。私自身、今回は「勉強代」と割り切りましたが、正直6〜7千円も相場より高く買ってしまったことを考えると悔しさも残ります。

もしこれから同じようにGPSを購入しようと考えている方は、値段に飛びつく前に必ず「付属地図は本物か?」を確認した方が良いかも知れません。私の失敗が、これを読んでいる方の安全で賢い買い物につながれば嬉しいです。PS.上の写真はメルカリに掲載されていた出品者の写真で「内容物は2枚目の写真が全てです」と記載されていました。写真左下に写っているのが「日本登山地形図 TOPO10M Plus Ver4(定価18,700円)」で、その商品の拡大写真も掲載されていましたが、その中身は偽物でした。


8月18日(日)
中古GPS購入(ガーミン eTrex30xJ)

登山や沢登りで頼りにしていた登山用GPS(ガーミンeTrex30xJ)。先日の水没事件(蓋が空いたままの完全水没)では一瞬ヒヤリとしましたが、奇跡的に復活し「まだ買い替えなくていい!」と胸をなでおろしました。もう9年も使っている相棒ですが、ふと「次に壊れたらどうする?」と気になり、ガーミンの公式サイトを覗いてみたのです。

そこで目に飛び込んできたのは衝撃の事実。なんと、登山用GPSの定番だったeTrexシリーズが販売終了になっていたのです。最新のeTrex SEやSolarはあるものの、沢登りや雪山に必須の詳細地図表示機能が搭載されていない…。つまり、もし今の機種が壊れたら代替品はない、という現実に直面しました。

なぜ販売終了になったのか?AIに尋ねてみると理由は明快でした。スマートフォンGPSの進化、Bluetooth非対応の不便さ、そして高額な価格帯。それらが重なり、専用GPSは時代の波に押されていったようです。確かにYAMAPなどの地図アプリは直感的で使いやすく、普段の山登りには十分。ただ、命を預ける沢や雪山では、やはり「壊れない」「電池がもつ」「どんな環境でも視認できる」専用機に勝る安心感はありません。

そこで私は決断しました。壊れる前に中古を確保しよう!と。メルカリを探し回り、最終モデル(2020年発売)の32xこそ見つからなかったものの、現在と同じeTrex 30xJを34,999円で購入。シリコンケースや保護フィルムも合わせ、合計38,371円の出費となりました。中古としては高めですが、美品で満足感は大きいです。これで、いつ現役機が突然息絶えても安心できます。

スマホアプリの便利さを享受しつつも、最後の砦としてガーミンGPSを持っていること。この組み合わせこそが、山での安心感を大きくしてくれるのだと改めて実感しました。今は、万が一愛用のGPSが壊れても「予備があるから大丈夫!」と思える心強さがあります。この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。同じように山での安全を大切にする方の参考になれば嬉しいです。あなたなら、次の相棒にどんなGPSを選びますか?


8月16日(土)
八幡平で検証!水没したGPSは復活?

八幡平の天空の散歩道を歩いた今回の山行。実はただの登山ではなく、ちょっとした実験が目的でした。というのも、先日の沢登りで蓋が空いた状態で水没させてしまった愛用のGPS「Garmin eTrex30xJ」が本当に復活したのかどうか?確かめたかったからです。そしてもうひとつは、スマホアプリ「YAMAP」の使い心地を試すこと。

結果は嬉しい誤算の連続でした。まず水没したGPSは問題なく復活。買い替えを覚悟していただけに、動作した瞬間は本当にホッとしました。そして驚かされたのはYAMAPの操作の簡単さ。ルート作成や転送に手間取る必要はなく、他人の山行記録から軌跡と地図をダウンロードして「活動開始」を押すだけで準備完了。この手軽さは、正直もう手放せない!と感じました。

振り返れば、GPSを使い始める前の15年前、登山といえば地形図(国土地理院1/25000)とコンパスだけが頼りでした。沢を遡行しながら枝沢を数え、屈曲を確認し、周囲の山の地形を見比べて「ここが現在地だ!」と推測する。地図上で合っていると確信していても、尾根(登山道)に出るまではドキドキが止まらない。そんな緊張感がありました。だからこそ無事に登山道へ抜け出せた時の喜びは大きかったものです。

一方で、GPSが登場したことで不安は減ったものの、あの「ハラハラドキドキ感」が少し薄れてしまったのは事実です。それでも、GPSだけに頼るのは危険。森が深い場所(白神山地など)やゴルジュ帯(アルプスや朝日・飯豊の沢)では現在地を見失うこともあり(衛星を補足できない時もあった)電池切れや故障のリスクもあります。だから私は、①GarminのGPS、②国土地理院の1/25000地形図とコンパスを必ず持ち歩いていましたが、今後はその簡便さから③スマホのYAMAPアプリも活用したい!と思っています。

登山において安心感は大切ですが、同時に自然と向き合うスリルも魅力のひとつ。最新の技術と昔ながらの読図技術を両立させることで、山の楽しみ方はもっと広がります。安全でワクワクする山旅を、心から楽しめるはずです。山を愛する皆さまの一歩が、より安全で豊かな体験になりますように。PS.上の写真は八幡沼と背後に岩手山を望みます。


8月14日(木)
滝・沼・湿原の三拍子!逆川~横沼

八甲田山には数々の沢がありますが、その中でも「逆川~バッカイ沢」の周回コースは人気が高く16年前(単独)と11年前(12名)に2度遡行しています。一方で大人数だと時間が掛かるのがネックでした(特に沢下降で)。もっと効率の良いルートは無いものか?とネット検索していたところ青森の山岳同人たがじょさんの山行記録が目に留まり「このコースを思い付くなんて、さすが地元だなぁ~!」って感心しました。

今回遡行した「逆川〜横沼~くの字湿原」の周回ルートは、滝登り、沼巡り、湿原散策の三つを一度に味わえる贅沢な周回コースで興味を抱き行ってみることにしました。今回は、その魅力と予想外のハプニングを交えた体験談をお届けします。

朝3時10分、まだ眠気の残る中で目を覚まし、3時30分に自宅を出発。黒石ICで高速を降り途中のコンビニで朝食を取り、車と自転車をそれぞれ入山・下山地点(城ヶ倉大橋駐車場)にデポして準備完了。6時20分、逆川の水道敷管理道入口から歩き始めました。ちなみに車をデポした場所には「熊出没注意!」の看板が設置されていました。

逆川の標高970m地点の左岸枝沢(横沼に至る沢)までは以前にも遡行したことがあるため(過去2回)不安は一切無く気が楽です。青く大きく深い釜をたたえた滝が次々と現れ、すべて直登可能。温泉成分を含む沢のおかげか、アブもいない快適な沢登りです。順調そのものでしたが、ここで思わぬ事件が発生しました。

普段はザックの雨蓋に入れているのですが…この時たまたま首から下げていたGPS(ガーミンのeTrex)が、まさかの水没!しかも、蓋が空いた状態でドボン!びしょ濡れになりながら水中を手探りで本体は救出できたものの、電池は流され行方不明。乾かして替えの電池を入れて電源は入りましたが、地図やズームが使えず、ここからは地図(国土地理院1/25000地形図)とコンパス頼り。改めてGPSのありがたみを痛感しました。

それでも無事、横沼に到着!ちなみに横沼周辺の湿原には熊が寝ころんだ跡が多数…入渓される方は、熊対策は必須です。広がる水面と咲き乱れるタチギボウシに心が奪われます。やっとスマホのインターネットが繋がり地図アプリで位置を確認出来る安心感♪沼をジャブジャブと渡り、小沢をツメ上げていくと、目印のピンクテープや刈り払い道が現れ、その先には「くの字湿原」が。そこには、広大な湿原と八甲田連峰の雄大な景色が広がり、まるで天国のようなひとときでした。

地図にも載っていない「タケノコ道」で楽々下山。全行程は5時間、GPS水没事件がなければ4時間半以下で回れたことでしょう。短時間で滝と沼と湿原の三拍子が満喫出来る素敵な周回コースでした。最後はデポした自転車で車を回収…と思いきや坂道が多く、ほとんど押し歩きに。酔いどれ2号(私の折り畳み自転車)活躍ならず…。帰路は下道で4時間半、高速代(3,510円)を節約しつつ、すき家の「まぐろたたき丼(680円)」で一日を締めくくりました。

ちなみに、水没したGPSは帰宅後の徹底乾燥で奇跡の復活!2016年に購入したこのガーミン eTrex 30xJ(8万6千円)は、蓋を開けたまま完全水没しても耐えるタフさに驚かされました。ハプニングも含めて、忘れられない山行になりました。滝のスリル、沼の静寂、湿原の開放感。その全てを一度に楽しみたい方には、間違いなくおすすめです。

PS..『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね!上の写真は逆川の標高 970m地点にて横沼から降り注ぐ左岸枝沢(右側に見える沢)でここをツメ上げていきます。この枝沢に入ること10分後に「GPS水没事件」が勃発します。真ん中の写真は「横沼」にて。巨大過ぎてカメラに収まり切れません。この沼をジャブジャブと爽快に歩きました(膝下の深さ)。沼を歩くか?ヤブを漕ぐのか?二者択一になります。下の写真は「くの字湿原」にて。八甲田の山々を一望できる展望地。「ここは天国ですか?」と思うほど素敵な場所でした。

●『画像掲示板』八甲田、魅惑の周回コース!逆川~横沼


8月11日(祝)
お天気に翻弄された三連休

久しぶりの三連休、せっかくならキャンプと沢登りの両方を楽しもうと計画を立てました。キャンプ場も予約済み、沢登りのルートも決定、山行計画書も完成。あとは天気予報を見て出発日を決めるだけ…のはずが、この時期らしく予報は日々コロコロ変わります。

最終判断を下したのは9日(土)のお昼。予報では10日(日)と11日(祝)はまずまずの天気。これなら大丈夫だと確信し、食料やお酒を買い込み、車にキャンプ道具と沢装備を詰め込みました(この写真がそうです)。

ところが出発当日の朝、天気予報を確認すると…なんと雨マークに変わっているではありませんか。胸の中に広がるショック。雨では焚き火もできず、増水した沢は危険。泣く泣く中止を決めました。遠出の山行は「必ず晴れる日に」と決めています。だからこそ、この計画は次回の楽しみに取っておくことにしました。

それでも、体を動かさないと週が締まらない性分。近場の沢なら多少の増水も問題ないと踏み、切り替えて準備を進めます。しかし空模様は再び崩れ、予想降水量を見て断念。6月7日の水海川での沢初め以来、9週連続で続いた遡行記録もここでストップです。猛暑続きだった日々も、この連日の雨で一気に涼しくなり、空気には秋の気配。

今回は残念な結果に終わりましたが、「必ず晴れる沢日和」を狙うワクワクは、むしろ強まりました。今回の経験は、計画通りにいかなくても次の楽しみを育ててくれる大切な時間だったのかもしれません。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。PS.上の写真は準備万端で出発を待つばかりの状態の車の中(車回収用の折り畳み自転車も搭載)。


8月8日(金)
静かでパワフルなマキタ 草刈り機

先月購入してからずっと出番を待っていたマキタ製電動草刈り機「MUR194DZ」。猛暑続きで延び延びになっていましたが、本日ついにデビュー!お盆前の草刈り、やっと決行できました。

最初に驚いたのは、その静かさ。エンジン式特有の「ガァァァ」という騒音はなく、「シュイーン」という軽やかな音だけ。これなら早朝でも夕方でも、ご近所を気にせず作業できます。ガソリンを買いに行く手間や独特の匂い、面倒なメンテナンスとも無縁。これだけで、もうエンジン式には戻れません。

「充電式はパワー不足でしょ?」と思っていた私。ところがMUR194DZはその予想を見事に裏切ってくれました。実際に使ってみると、直径1cmほどの雑草もスパッと切れる切れ味。以前の電動草刈り機では苦労していた硬い草も、今では軽くひと振り。まさにレビュー通り、「めちゃガンガン切れる!」という感覚です。

以前は2日かけていた庭の草刈りが、今日はわずか1時間30分で終了。作業効率が桁違いに上がりました。付属の金属刃でも十分ですが、「三陽金属 日本製 電気・充電式 草刈機用チップソー 3Sホワイト 200mm 30P(2,500円)」に替えると、さらに切れ味が増し、作業がもっと楽になります。

正直、草刈りは「仕方なくやる面倒な作業」でした。でも今は「サッと終わる快適な時間」に変わりました。静かでパワフル、手間いらず。もしあなたが今の草刈り機に不満を感じているなら、このMUR194DZは間違いなく試す価値があります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの草刈り時間が、もっと楽しく短くなりますように。


8月2日(土)
15年振りの磐井川本流(栗駒山)

右ふくらはぎ、膝、腰——トリプルパンチの痛みに襲われた私は、正直こう思っていました。「今週の沢は無理だな。温泉にでも行って湯治でもしようかな」と。ところがどうでしょう。日を追うごとに痛みが引き、気づけば「これ、週末行けるんじゃない?」というレベルまで回復していたのです。

そして頭に浮かんだのが、15年前に遡行した栗駒山の磐井川本流。2年前、同じルートで中間部まで共通する三途の川を遡行したとき、想像を超える美しさと楽しさに感動し「次は必ず天気の良い日に磐井川本流を!」と心に誓ったことを、ふと思い出したのでした。

実際に沢に足を踏み入れてみると、心が躍るような小滝やナメ床が続き、期待通りの楽しさ。何より温泉成分を含んだミルキーブルーの水が美し~い!その影響でアブは一匹もおらず。特に、北奥の滝(15m)は圧巻でした。地形図では標高1,210mに描かれているけれど、実際には1,080mに位置するのもご愛嬌。それでもこの滝を見るだけでも、この沢を選んだ甲斐があったと思えました。

しかし、北奥の滝以降は様相が一変。水量がガクンと減り源頭の雰囲気に…。温暖化の影響でしょうか?ヤブが目立つようになりました。ブッシュや灌木が行く手を遮ります。雪崩や台風の爪痕でしょうか、倒木や落石、土砂崩れが沢を埋め尽くし、荒れ果てた姿を見せていた場所もありました。「あれ…15年前とこんなに違ったっけ?」と思うほどに。

ヤブ化した沢に点在する小滝やナメ。長く続くゴーロ歩き。上部のツメでは蛇行する沢に翻弄され、なかなか登山道に辿り着けない焦燥感。ボクシングのジャブのように、じわじわと体力を奪われていく感覚でした。15年前は秋ということもありましたが、ヤブ漕ぎした記憶がほとんどないのです。

「前はもっと軽やかに歩けていたのになぁ…」と思ったその時、ふと自分の年齢が頭をよぎります。63歳。体のバランス(体幹の弱まり)も遡行スピードも確実に落ちていて、今回の山行で「そろそろ引退も視野に入れるべきかな?」と自分自身と向き合う時間にもなりました。かつてのような軽快なステップは影を潜め、どこか慎重すぎる自分がそこにいました。愛してやまない沢登りとの向き合い方を、真剣に考える時が来たのかもしれません。

とはいえ、快晴の空の下、久しぶりの沢に足を踏み入れ、汗をかいて、最後はリニューアルした「ひめかゆ」で疲れを癒やし、「かつや」のカツカレーで締めるという最高の一日。あの沢を(特に北奥の滝)再びこの目で見られたことに感謝しかありません。たとえ荒れていても、たとえ苦しかったとしても、15年前の自分と今の自分を重ねながら歩けた今回の磐井川本流は、かけがえのない時間をくれました。

PS.これから栗駒山域の沢へ行きたいという方には、個人的には「磐井川本流」より「三途の川」をおすすめしたいです。景観も豊かで、鬼姫の滝(60m)を直登でき、ヤブ漕ぎもなく登山道にもスムーズに出られ、私の評価は「三ツ星」超お勧めです。

今日の学びはこうです。「沢は、今の自分を教えてくれる鏡のような場所」。またひとつ、大切な記憶が増えました。PS..『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね!上の写真は下流部にて。本流ゆえ水量豊富でスケールが大きい。真ん中の写真は「ミルキーブルーの釜」が美し~い!下の写真は磐井川の象徴でもある「北奥の滝」にて。

●『画像掲示板』磐井川本流(栗駒山)

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