氷上山 4

- 陸前高田市 -

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氷上山 1

盛岡(自宅)より115キロ、車で約2時間30分!氷上山の登山口、陸前高田の玉乃湯に13時ちょい前に到着!玉乃湯は江戸時代に開湯した陸前高田市竹駒町の玉山金山にある温浴施設です。

2024年11月24日撮影

氷上山 2

玉乃湯一帯は金山で有名のようです。玉山金山は日本でも有数の金山でした。今は金は掘りつくされていますが、金が産出された日本で最初の金山群のひとつです。東大寺の仏像を作るために玉山金山の金が使われたり、また奥州平泉にある中尊寺金色堂も玉山金山の金が使われています。

2024年11月24日撮影

氷上山 3

2007年以来4度目の氷上山です。去年はリハビリで登りました。日帰りで登れる山なですが、山小屋でのんびり過ごしたい!と思いました。今回も小屋泊りのためザックが重いです。軽量化を全く無視して荷物を詰め込んだらこうなりました。1時間30分の辛抱ですから…。

2024年11月24日撮影

氷上山 4

氷玉の木です。「氷上山」の由来は、野焼きや山火事などの火が、風で大きくなったとしても、氷上山手前でおさまることから、火伏の神が存在するとして「ひのかみ(火の神)」が「氷上」に通じたものとされると言われています。

2024年11月24日撮影

氷上山 5

紅葉の絨毯をサクサクと登っていきます。氷上山は岩手県は陸前高田にあり、海の側に 聳える山で東北100名山にも入っています。 平安時代から地域住民の信仰の山で、 大漁と豊作を祈願する山として地元では 親しまれているようです。

2024年11月24日撮影

氷上山 6

標高690mに五合目がありました。はい、頑張ります!

2024年11月24日撮影

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標高800mが、氷上山の山頂部が見える展望地になっていました。

2024年11月24日撮影

氷上山 8

標高811mにある氷上神社・西の御殿です(2万5千分の一地形図に神社マークあり)。

2024年11月24日撮影

氷上山 9

祈祷ヶ原にて。広々としていて気持ち良い場所です。ここに山小屋(登奈孝志荘・となこしそう)があります。太平洋(広田湾)を見渡せ心地よい所です。

2024年11月24日撮影

氷上山 10

玉乃湯の車デポ地よりノンストップで登ること1時間15分で到着!今宵はここに(登奈孝志荘)泊まります。

2024年11月24日撮影

氷上山 11

山頂アタック前にしばし休憩!小屋の中はこんな感じです(入口より真正面)。入った瞬間、カメムシの強烈な臭いが…。床はなく土になっています。

2024年11月24日撮影

氷上山 12

昔ながらの「The 山小屋」って感じで、床は土だしネズミやモグラも出てきそうな感じです。過去2度ほど泊まっていますが、その時は虫の被害はありませんでした。1回目は12月末で時期的に虫は皆無、2回目は9月初旬で虫の被害はなかったのですが、小屋内の窓全てが開けられず蒸し風呂状態に…。

2024年11月24日撮影

氷上山 13

入口の右側を望みます。

2024年11月24日撮影

氷上山 14

去年の9月に来た時は、大鍋が4つほどありましたが、1個に減っていました。お玉も三つから一つに減っています。

2024年11月24日撮影

氷上山 15

登奈孝志荘命名の由来が次のように書かれています。『延喜式神明帳の中に陸奥国気仙郡の三座の神名が記されている。その三柱の神が鎮座しているのが氷上山であり、東御殿には衣太手大神、中御殿には登奈孝志大神、そして西御殿には理訓許多大神がそれぞれ鎮座していると伝えられている。』

2024年11月24日撮影

氷上山 16

上の続き『古い歴史と由緒ある中御殿近くのこの山荘に、次代を担う青少年が集い、太古よりこの地方を育んできた神の懐中で、未来の明るい豊かな郷土のために大いに語り合いつつ、健全に育って欲しいと願いを込めて、中御殿の神の御名を戴き登奈孝志荘と命名する。昭和57年5月23日』水場は小屋の直ぐ裏にあります。今の時期でも枯れることなくたくさん流れ出ていました。

2024年11月24日撮影

氷上山 17

荷物を小屋にデポし氷上山の山頂へアタックします。小屋から280m先にある展望地(まわり石)より太平洋(広田湾)を望みます。箱根山が見えます。

2024年11月24日撮影

氷上山 18

同じく小屋から280m先にある展望地(まわり石)より太平洋(広田湾)と陸前高田市の街並みを望みます。

2024年11月24日撮影

氷上山 19

もう直ぐ山頂です。

2024年11月24日撮影

氷上山 20

山頂のちょい手前が展望地になっています。

2024年11月24日撮影

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その展望地より大船渡湾をズームアップ!

2024年11月24日撮影

氷上山 22

遠野の名峰、六角牛山(1,294m)を望みます。さらにその左側に早池峰山も薄っすらと見えました。

2024年11月24日撮影

氷上山 23

釜石の名峰、五葉山(1,351m)を望みます。

2024年11月24日撮影

氷上山 24

氷上山の山頂に到着!

2024年11月24日撮影

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祈祷山小屋のある祈祷ヶ原に戻って参りました。本日の行動時間は2時間15分(小屋内での休憩含む)でした。

2024年11月24日撮影

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祈祷ヶ原からの眺めも絶景です。広田湾(太平洋)をズームアップ!

2024年11月24日撮影

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陸前高田の街並みをズームアップ!

2024年11月24日撮影

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あとは、山小屋(登奈孝志荘)でのんびり過ごします。本日の一人宴会用の食材です。

2024年11月24日撮影

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本日のメインディッシュはコレ♪先週の久慈の遠島山(遠島山荘)に引き続き2週連続で山小屋泊りでの焼肉です。

2024年11月24日撮影

氷上山 30

ストープの前にテーブルをセットして一人宴会準備の完了です♪小屋内は窓が少なく昼間でも薄暗く夕方4時前にはLEDランタンを点けました(2つ持参)。

2024年11月24日撮影

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日が沈むころ、夕焼けが綺麗でした。祈祷ヶ原にて。

2024年11月24日撮影

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これも~♪見事な夕焼けに感動しました。

2024年11月24日撮影

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水場は近いしストーブと薪が置いてあり、とてもありたいです。今回 唯一困ったこと、それは…カメムシやらタマムシ?などが大量発生!光に寄ってきて追っ払っても直ぐ寄ってくるのです。

2024年11月24日撮影

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図書館から借りた笹本稜平著の『時の渚』を読む耽っていました。第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞した作品です。とっても面白くって読み出したら止まらない…。先週の遠島山荘で読んだ同氏の『還るべき場所』がとても面白く、また彼の本を読んでみたくなったのです。

2024年11月24日撮影

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6時30分頃にメインの焼肉開始♪ウィスキーを飲んでいた時「なんかカメムシの味がするなぁ~!」と思い中を覗いてみると何とカメムシが浮いていて危うく飲んでしまう所でした。その後も、カメムシとはエンドレスの戦いで、これには参りました。

2024年11月24日撮影

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果てに寝袋にもカメムシが侵入!臭いが付いてしまい、泊まる時期を間違えたかも知れません。それにしても11月の末だというのにまさかカメムシに悩まされるとは想定外でした。食後は、読書したり音楽を聴いたりしながらのんびりと過ごしました。そろそろ寝ます。お休みなさ~い♪

2024年11月24日撮影

氷上山 37

翌朝は6時半頃に自然と目が覚めました。本当は山頂でご来校を拝む予定でしたが、間に合いそうもありません。 日の出直前の太平洋(広田湾)です。小屋の直ぐ側(祈祷ヶ原)より撮影。

2024年11月25日撮影

氷上山 37

これも~!清々しい朝です。

2024年11月25日撮影

氷上山 37

小屋に戻って朝食タイム♪天ぷらそばを作る予定でしたが、昨夜食べ切れず残しておいた豚肉を玉ネギと一緒に炒めて食べることにしました。味付けは焼肉のタレで~!朝から焼肉とは豪勢です。

2024年11月25日撮影

氷上山 37

本日は下るだけですので楽です。

2024年11月25日撮影

氷上山 37

小屋より下ること55分で車デポ地の玉乃湯に到着!朝日に輝く紅葉がとても綺麗でした。これより盛岡目指して帰ります(115キロ)。

2024年11月25日撮影

氷上山 37

帰路、盛岡市内の幸楽苑で早いランチ(ラーメンと餃子のセット 690円)を食べて帰り、お昼前には自宅に到着し午後の仕事(授業)に余裕で間に合いました。一泊すると、ほんと良い気分転換になります。お天気に恵まれ楽しい山行でした。

2024年11月25日撮影

GPSの軌跡

<2024年 11月24日(日)>
行動時間 2時間 15分(休憩時間含む)

登山口・玉乃湯温泉(12時55分)~登奈孝志荘(14時10分)~氷上山(15時55分)~登奈孝志荘(15時10分)

<2024年 11月25日(月)>
行動時間 55分(休憩時間含む)

登奈孝志荘(7時40分)~登山口(8時35分)
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