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磐井川本流 12年前に三途の川を遡行し、あまりにも良かったので(久し振りに三ツ星を付けた沢)本流の磐井川を久し振りに(15年振り)遡行したくなりました。須川温泉駐車場に車をデポし、折り畳み自転車(酔いどれ2号)で入渓地点の須川橋までアプローチ!4.4キロの車道を10分で下ることが出来ました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 2須川橋付近の目立たないところに折り畳み自転車(酔いどれ2号)をデポし6時20分出発!そうそう磐井川本流は長い沢ですので自宅を3時30分に出発!高速道を使って時間節約(帰りは下道)。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 32年前の三途の川の遡行時は須川橋から直接降りて遡行しながら堰堤越えをしたのですが、今回は須川橋のちょっと上(カーブ部分)よりこの枝沢?を利用したところヤブ漕ぎなしで最後の堰堤の上にドンピシャリ出ることが出来ました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 4さすが本流!スケールが大きいです。温泉の沢ですのでアブが全くいません。温泉成分が含まれているため、三途の川出合を過ぎるまで沢水は飲まない方が良いです。ミルキーブルーが美し~い♪2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 5いや~綺麗だなぁ~!2年前に三途の川を遡行した時はお天気が今一つだったので(濃霧で視界不良)今回はお天気に恵まれ最高です。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 6右ふくらはぎ、膝、腰——トリプルパンチの痛みに襲われた私は、正直こう思っていました。「今週の沢は無理だな。温泉にでも行って湯治でもしようかな」と。ところがどうでしょう。日を追うごとに痛みが引き、気づけば「これ、週末行けるんじゃない?」というレベルまで回復していたのです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 7心が躍るような小滝やナメ床が続き、期待通りの楽しさ。何より温泉成分を含んだミルキーブルーの水が美し~い!2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 8ゴーロ歩きも楽しくなる美しさ♪2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 9本日は渓流足袋(フェルト)で遡行します。フリクションはバッチリですが、所々ヌメっている所も。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 10標高960mにある「くの字滝(7m)」セオリー通り右岸より高巻く(かすかな踏み跡有り)。ここよりゴルジュ帯が始まります。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 11くの字滝は、ここよりフリーで(懸垂下降なしで)降りることが出来ました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 12「くの字滝」を降り立った直ぐ先にある小滝です。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 13ここは2年前に三途の川を遡行した時と同じく左岸のバンドを渡り水線の右側を若干シャワーを浴びながら直登しました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 14美しいナメとナメ滝が続きます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 15ミルキーブルーの深い釜を持った小滝が美し~い!右岸をヘツってそのまま直登(容易)2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 16遡行してきたゴルジュ帯を振り返ります。楽しく突破できます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 17白く美しい滝(3m)。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 18須川橋より三途の川出合まで1時間30分で到着!かなり良いペースです。ちなみに右が2年前に遡行した「三途の川」、左が今回15年振りに遡行する磐井川本流となります。間違いやすいので注意を要する場所(二俣)です。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 19三途の川出合より50mほど進むとゴルジュ内に2段6m滝が…。登れるようですが単独なので無理は禁物!セオリー通り左岸より高巻きました。15年前は大高巻きを強いられましたので、今回は小さく巻くように心がけました。傾斜が強く骨が折れる高巻きでチェーンスパイクが威力を発揮します。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 2016~17mの懸垂下降でその滝の落口にドンピシャリ降り立つことが出来ました。高巻きながら15年前の記憶が鮮やかにフラッシュバックしました。フートファンディング力を試される高巻きです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 21快適に登れる小滝です。そうそう、三途の川出合を過ぎると一気に水量が減り源頭っぽい感じになり、ゴーロ歩きが長くなります。時々このような小滝やナメが出現する感じです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 22今日は素晴らしいお天気です。遠方の山々が見えます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 23北奥の滝(15m)です。 2万5千図では1,210M地点に記載されて いますが、実際は1,080Mにあります。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 24この沢の象徴でもある「北奥の滝」迫力あります。15mとは思えない迫力です。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 25高巻きポイントです。実際はもっと傾斜が強いですが…。滝頭が見えたら小さくトラバースし滝上に出ました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 26北奥の滝の直ぐ上にある小滝。北奥の滝以降は様相が一変。水量がガクンと減り源頭の雰囲気に…。温暖化の影響でしょうか?ヤブが目立つようになりました。ブッシュや灌木が行く手を遮ります。雪崩や台風の爪痕でしょうか、倒木や落石、土砂崩れが沢を埋め尽くし、荒れ果てた姿を見せていた場所もありました。「あれ…15年前とこんなに違ったっけ?」と思うほどに。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 27ヤブ化した沢に点在する小滝やナメ。長く続くゴーロ歩き。時折このような小滝がアクセントを加えてくれます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 282万5千図の1,210Mに記載されている「北奥の滝」 その地点にあるのは、実は6Mほどのこの滝です。水線左(右岸)より容易に直登できます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 29その6m滝を登りながら撮影しました。水がメチャクチャ(痺れるほどに)冷たかったです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 30「前はもっと軽やかに歩けていたのになぁ…」と思ったその時、ふと自分の年齢が頭をよぎります。63歳。体のバランス(体幹の弱まり)も遡行スピードも確実に落ちていて、今回の山行で「そろそろ引退も視野に入れるべきかな?」と自分自身と向き合う時間にもなりました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 31かつてのような軽快なステップは影を潜め、どこか慎重すぎる自分がそこにいました。愛してやまない沢登りとの向き合い方を、真剣に考える時が来たのかもしれません。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 32ヤブ漕ぎにストレスを感じながら遡行していたらポッカリ湿原が~♪オアシスに見えました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 33上部のツメでは蛇行するヤブ沢に翻弄され、なかなか登山道に辿り着けない焦燥感。ボクシングのジャブのように、じわじわと体力を奪われていく感覚でした。15年前は秋ということもありましたが、ヤブ漕ぎした記憶がほとんどないのです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 34やっと登山道に出ました~!つ、つ、疲れたよ…。サクッと登れると思っていましたが、ヤブ漕ぎは想定外でした(15年でこんなにも変わるのか!と驚いた)。最後のツメは、忠実にツメないで標高1,300mの左岸枝沢からツメ上げた方が楽かもしれません(ショートカット)。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 351,300m付近の左岸枝沢からツメ上げるとここに出るようです。ヤブ漕ぎ、かなり軽減されるかも?2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 36うぶ沼にて。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 37烏帽子山が見えます。これから栗駒山域の沢へ行きたいという方には、個人的には「磐井川本流」より「三途の川」をおすすめしたいです。景観も豊かで、鬼姫の滝(60m)を直登でき、ヤブ漕ぎもなく登山道にもスムーズに出られ、私の評価は「三ツ星」超お勧めです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 386年前(2019年)の4月に登った大薊山(おおあざみやま)方面の山々を望みます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 39名残ヶ原湿原にて。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 40山行のフィナーレがこの名残ヶ原湿原ですからヤブ漕ぎはちょっとシンドかったけど「終わり良ければ総て良し!」ということで。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 41疲れが吹き飛びそうです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 42須川温泉の源泉です。入浴意欲を掻き立てられます。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 43須川温泉の露天風呂にて(入浴料800円)。せっかく来たんだから「入浴したい!」と思ったのですが、帰りのことを考えると(下道で運転するので約3時間)睡魔に襲われそうで断念しました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 44朝来た時は寒くてカッパを着込むほどでしたが、今(お昼時間)は暑いくらいです。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 45たとえ荒れていても、たとえ苦しかったとしても、15年前の自分と今の自分を重ねながら歩けた今回の磐井川本流は、かけがえのない時間をくれました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 46リニューアルした「ひめかゆ」で汗を流しました。今回の学びはこうです。「沢は、今の自分を教えてくれる鏡のような場所」。またひとつ、大切な記憶が増えました。2025年8月1日撮影 |
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磐井川本流 47快晴の空の下、久しぶりの沢に足を踏み入れ、汗をかいて、最後はリニューアルした「ひめかゆ」で疲れを癒やし、「かつや」のカツカレーで締めるという最高の一日。あの沢を(特に北奥の滝)再びこの目で見られたことに感謝しかありません。2025年8月1日撮影 |
GPSの軌跡 |
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<2025年8月1日(金)> 行動時間 6時間40分(休憩時間含む) 登り:5時間20分 / 下り:1時間20分 須川温泉駐車場(6時10分)~入渓地点(6時20分)~三途の川出合(7時50分)~北奥の滝上(9時15分)~6m滝(10時)~登山道(11時30分)~須川温泉駐車場(12時50分) |