酔いどれ日記 2025年6月

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6月29日(日)
滝三昧の沢登りスポット「藤沢の滝」

「今日は午後から仕事が…午前中だけで、自然に癒やされて、思いっきり遊べる場所(沢)ないかな…?」そんな贅沢な願いを叶えてくれたのが、岩手県遠野市小友町にある「藤沢の滝」でした。連日の猛暑のなか、内陸の沢はまだ雪渓が残っていて選択肢が限られる中、ふと思い出したこの沢(山仲間tbfさんの遡行記録)。

アクセス良好、難易度ちょうどよし、そして何より、午前中でスパッと遊んで帰ってこれる。そんな理想の沢だったのです。現地に着いて驚いたのは、まるで“初心者専用テーマパーク”のような至れり尽くせりの環境。

入渓まで徒歩1分、滝は全部直登OK、ホールドもバッチリ。泳ぎもあり、へつりもあり、エスケープルートまでしっかり確保。そして下山は遊歩道で楽々。トイレも東屋も水道も完備。どこまで親切なんだこの沢は…!

「四十八滝」とも呼ばれるだけあって、滝の連続が楽しくて仕方ない!ただこの日は前日の雨で水が濁り、ちょっと泳ぐ気にはなれませんでしたが、逆に滑りやすいので慎重に歩く緊張感もいいスパイスになりました。中でも目玉は、名前も風格もバッチリな「男滝女滝(藤沢應瀧)」。女滝は逆層&ヌメヌメで登るのが至難の業。でも男滝は直登も高巻きもイケる!しかも登ったあとすぐに遊歩道に出られて、登ってきたルートを振り返りながら下山できるのが最高。!

ちょっと上流にも足を伸ばしてみましたが、そこからは単調なゴーロ歩き。ここは割り切ってメインの滝ゾーンだけで十分楽しむのが正解。全行程で1時間55分。短くても満足度は濃密で、沢登りのエッセンスが凝縮されていました。初心者を連れて行くにも、講習会にも、ちょっとした沢遊びにもピッタリ。4月から入渓可能で、シーズン最初の沢慣らしにも超オススメです。

そして何より、午前中で帰ってこられるのがありがたい。帰り道、盛岡市内でカツ丼をかきこみながら「やっぱり沢って最高だな!」としみじみ感じました。こんな風に、自然の中でほんの少しの冒険をするだけで、心も体もリフレッシュできる。「忙しいけど、自然に触れたい」そんなあなたにこそ、この藤沢の滝を体験してほしい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!自然の魅力と冒険の面白さが、少しでもあなたの心に届いたなら嬉しいです。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね!上の写真は、銚子の口瀧にて。右岸をヘツって直登。下の写真はこの沢の目玉「男滝女滝(藤沢應瀧)15m」なぜか?女滝の方が豪快でご立派!この藤沢の滝の四十八滝群は「次世代に守り伝えていくべき遠野のたからもの」「遠野遺産」のようです。

●『画像掲示板』藤沢四十八滝(遠野)


6月24日(火)
お勧めの一冊!『山恋60年』

ある日、ポストに見慣れぬ封筒が入っていました。差出人は、かつての山の大先輩・横山さん。中から出てきたのは、一冊の本。ページをめくった瞬間、30年前の空気が、山の匂いと一緒に一気に蘇ってきました。

「横山但」——登山歴60年、そして77歳の喜寿を迎える横山先輩が自らの登山人生を一冊の本にまとめたと知り、胸が熱くなりました。タイトルは『山恋60年 -生と死と安らぎと-』その名のとおり、山を愛し、山で笑い、そして時に山で仲間を失ってきた記録です。

東京時代、私たちは同じ社会人山岳会で活動し、特に沢登りでは「横山さんについて行けば間違いない!」と絶対的な信頼を寄せていました。技術だけでなく、リスクへの考え方、チームのまとめ方、そして“沢で生きる”術まで、全てを教えてくれた憧れの存在です。当時私は30代前半、山に狂ったように登っていた頃で、年間50~60本もの沢を遡行していた中で、横山さんの言葉はまさに教科書でした。

この本には、そんな“現場の声”がリアルに描かれています。決して美談ばかりではありません。遭難事故の話も赤裸々に語られており、現代の山岳会活動への警鐘とも取れる一文に、背筋が伸びる思いがしました。

特に印象的だったのは、社会人山岳会の変化についての一節。かつては信頼できる中堅リーダーたちが新人を育てる文化がありました。しかし今は「〇〇に登りたい人、この指とまれ方式」が主流となり、力量の見極めを欠いたままの登山が、悲劇を生んでしまっている。

北穂東稜での遭難事故のエピソードでは、亡くなられたHさんはじめ、登場人物は全てかつて苦楽を共にした私の山仲間であり、読みながら背筋が凍る思いでした。 「みんなで楽しく登りたい」——その気持ちは、誰しもが持っている。でも、“知らなかった”では済まされないのが山の現実。だからこそ、横山先輩が本書で語る「リーダーの責任」と「登山者としての心得」は、今を生きる私たちにこそ必要なメッセージなのです。

登山が趣味であれば誰もが経験する“仲間との関係性”や“判断の難しさ”を、ここまで深く描いた書籍はそうありません。登山者にとって、これは単なる回顧録ではなく、「これから山とどう向き合っていくか」を考えさせてくれる貴重な一冊です。特に、沢・岩・雪山といった高難度の山行に挑む方々には、ぜひ手に取ってほしい。実践と経験に裏打ちされた、生きた“山の教訓”が詰まっています。

7月15日発売、文芸社刊『山恋60年 -生と死と安らぎと-』(著:横山但、税込1,430円)は、紀伊国屋書店はじめ各書店で取り扱い予定とのこと。きっと、あなたの登山人生にも静かに、でも確かに、灯をともしてくれるはずです。この一冊に込められた、命と仲間と山への想いを、ぜひあなたの手で感じてみてください。


6月22日(日)
盛岡の宝・天峰山を空から体感!

「こんなところが、こんな近くにあったなんて…」盛岡市内から車でたったの30分。いつもの日常からふっと抜け出すだけで、まるで物語のワンシーンのような絶景が目の前に現れる場所、それが「天峰山(てんぽうざん)845m」です。市街地から少し離れたワインディングロードを登りきった瞬間、息をのむようなパノラマが広がります。

目の前に広がるのは、遮るもののない岩手山の大パノラマ。その優雅な稜線は「南部片富士」と呼ばれ、まさに名峰の風格。いつも見上げていたはずの岩手山を、同じ目線で見渡すことができるこの場所は、ただの展望スポットではありません。時間がゆっくりと流れ、心の奥深くまで澄みわたっていくような、不思議な感動を味わえる場所です。

しかもこの天峰山、登山装備は一切不要。山頂付近まで車で行けるので、アウトドア初心者でも安心して楽しめます。春の桜、夏の青空、秋の紅葉と雲海、冬の雪景色と、一年を通じて表情を変える風景は、何度訪れても飽きることがありません。そして、夜。街の灯りから離れた山頂に広がる満天の星空は、まるで宇宙に包まれているような没入感。言葉にならない感動が、そこにはあります。

また、天峰山の魅力は景色だけにとどまりません。空を舞うカラフルなパラグライダー、のびやかな風にゆっくりと回る巨大な風車、愛車を停めて風に身をまかせながらシャッターを切る人々。ドライブやツーリング、サイクリングを楽しむ人の姿が絶えないこの場所は、自然と人が心地よく共存する“癒しと冒険のフィールド”です。

今回、そんな天峰山の魅力を余すことなく伝えるべく、当スクールの生徒さんの依頼でドローン映像によるYouTube動画を制作・公開しました。ナレーション原稿はChatGPT、音声はGoogle AI Studioを使って仕上げたAI×人の共作。プロ顔負けのクオリティに仕上がっています。あなたも、心を解き放つ“天と地の間”の絶景体験を覗いてみませんか?まずは動画で、その魅力の一端をご覧ください。そして、次の休日はぜひ、カメラ片手にこの場所へ――。素敵なひとときを、あなたの思い出に。読んでいただき、ありがとうございました。


6月21日(土)
男火山・横川で心がほどけた2日間

思い通りにいかなかった週末が、最高の思い出に変わることがあります。先週、悪天候で断念した男火山・横川の沢登り。そのリベンジとして向かった今回の山行は、ただの登山では終わりませんでした。自然の中で味わった“ワクワクとドキドキ”、そしてキャンプの夜に揺れる焚き火の炎。それらすべてが、心をほぐしてくれたのです。

横川は、初めての入渓。沢屋の遡行記録は皆無で不確かな情報を頼りに「行ってみなければわからない」冒険の始まりです。悩んだ挙句 アクセスに使ったのは火の土川林道。FF車のアクアで一体どこまで入れるのか?不安もありましたが、整備された林道は意外にも快適で、風力発電の地点までスムーズに到着。想定していた長い林道歩きの時間がぐっと短縮でき、朝7時20分にスタート。

ヤブ漕ぎを覚悟していた枝沢下降のアプローチも、スッキリした樹林帯に拍子抜け。たった20分で横川本流へ。そこから中流を偵察したところ、整備された新しい林道が左岸に現れビックリ!横川林道からのアプローチも可能かも?残念ながら中流はゴーロ主体で沢登りの対象にはならず、期待は上流部へ。

するとどうでしょう。そこに広がっていたのは、滝とナメとゴルジュの“自然のテーマパーク”。快適に登れる滝が次々と現れ、笑いが止まらないほど。2万5千分の一地形図に描かれた三連滝の記号は、まさにこの絶景の予告だったのでしょう。わずか2時間半の遡行ながら、密度の濃い「当たりの沢」に大満足しました。遡行グレードは1級上といったところでしょうか。沿岸の沢なので5月から入渓可能で沢初めの足慣らしや初級者用にお勧めかも。

下山後は、星空で有名な種山高原星座の森キャンプ場へ。フリーサイトはなんと500円。当日受付OKで、薬用風呂(別途500円)まで入れるなんて、ちょっとした驚きの宝箱。牧歌的な景色と標高800mの涼風が迎えてくれました。

昼は12年振りに物見山(870.6m)を登り、本日は沢と登山の二刀流!夜は焚き火を囲んでラム肉を焼く――この上なく贅沢なひと時。涼しい風の中、焚き火の炎を眺めながら音楽を聴き、自然の中で心がふっと軽くなるのを感じました。

「忙しさに押し流されていたな」と気づけるのは、こうした静かな時間があるからこそ。翌朝6時にキャンプ場を出発し、自宅に戻ったのは8時過ぎ(仕事のため早めに帰宅)。たった一泊二日の旅なのに、心はすっかりリセットされていました。

自然と焚き火、そして沢。少しの勇気で飛び込んだ非日常が、想像以上の癒しを与えてくれました。今度は誰かと一緒に、あの沢と夜空を味わいたい。そう思わせてくれる、そんな週末でした。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね!上の写真は、超ヌメヌメで唯一高巻いた横川大滝(3段10m)迫力あります。最上段は見えていませんが…。下の写真はキャンプ場にて。フリーサイトながら車の乗り入れ可能なのも嬉しい。

●『画像掲示板』男火山・横川&種山キャンプ場


6月14日(土)
滝銀座を目前に…涙の中止!

今週末は最高の沢旅とキャンプになるはずでした。岩手県沿岸地域、気仙郡住田町の男火山・女火山エリア、上流に三つも滝記号が並ぶ地形図を見て「これは…!」と直感。滝屋さんの記録には「次々と現れる滝は九十九以上かも」とあり「中流域以上はほとんど岩盤だけでできた沢」との記述…想像するだけで胸が高鳴りました。

さらに夜は、種山高原の星座の森キャンプ場で焚き火と満天の星空、そしてラム肉&黒毛和牛の焼肉三昧!すでに食材も揃えて、準備は万端。「今年初の焚き火だ!」とテンションMAXで迎えた今朝の4時半。目覚ましよりも早く起き、いそいそと天気予報を確認しました。

…が、予報はまさかの雨に変わってる!? しかも前夜よりさらに悪化!「キャンプはムリか…せめて沢だけでも」と諦めきれず出発したものの、空はどんより曇天…山はたぶん確実に雨。「これはもう引き返すしかない」と泣く泣く帰宅しました。

せっかくの週末。昨日まではあんなに晴れていたのに…。悔しさはあったけれど、「自然相手に無理しても楽しめない」「気分が乗らない中で行くのは違うな」と思い直しました。冒険はまたできる。でも、今だからこそできることもある。急に空いた時間で、溜まっていた仕事に手をつけ、気になっていたAIの勉強をすることに。

自然を感じる週末から一転、“内なる探求”の時間になりました。もしかしたら、これはこれで意味のある時間だったのかも。次にあの沢を歩くとき、きっと今以上にワクワクできる気がしています。楽しみにしていたプランが崩れても、別の形で週末を楽しむことはできる。そう思えた一日でした。リベンジしたらレポートしますね!


6月12日(木)
Google AI Studioが凄すぎる!

「残業が当たり前の毎日、もう限界かも…」「エクセル作業に毎回つまずいて、自己嫌悪」「SNSで目立つ動画を作りたいけど、ソフトが高すぎる!」そんなモヤモヤを抱えているあなたに、驚きのニュースがあります。

Googleが提供する“無料”のAIツール「Google AI Studio」が、まるでプロの秘書や講師、動画編集チームのように、あなたをサポートしてくれるんです。しかも、開発者向けなのに一部機能は私たち一般ユーザーも使える。これが無料って、ちょっと信じがたいレベル。

例えば、会議の録音データをアップするだけで、発言者まで自動で識別してくれる「AI議事録作成機能」。感情のニュアンスまで読み取ってくれるから、議事録が“ただの記録”ではなく、リアルな会話の再現になるんです。しかもそのままYouTube原稿に転用する人もいるほど。これがあれば、面倒な議事録づくりとサヨナラできるかもしれません。

さらに驚きなのが、まるでパーソナルトレーナーのような「ストリーム」機能。パソコン操作の悩みを話しかけるだけで、AIが最適な手順を教えてくれます。Excelの関数?もうネット検索で迷子にならなくてOK。これからは「聞けば教えてくれる時代」です。

そして、「そんなの一部のクリエイター向けでしょ?」と感じたあなた。…いえいえ、動画や画像だって神レベル。画像生成AI「Imagen」や動画生成AI「Veo 2」を使えば、まるで映画のようなビジュアルが手に入ります。特にVeo 2は、“無料”にもかかわらず、専門家も「これで十分」と太鼓判。動画制作ツールに数万円かけていた時代は、もう過去かもしれません。

今のままでいいですか?AIを使う人と、使わない人の差はこれからどんどん広がります。でも逆に言えば、今ここで一歩踏み出すだけで、その差を一気に埋めるチャンスでもあるんです。さあ、試してみませんか?やることはシンプル。「Google AI Studio」と検索して、公式サイトにアクセス。Googleアカウントでログインするだけです。

あなたの日常がちょっとでもラクに、楽しくなることを心から願っています!当パソコンスクールでは、本日ご紹介した「Google Ai Studio」はじめ「AI講座」に力を入れています。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい!当スクールの人気講座でもあります。PS.以下パソ研さんのYouTube動画がとても分かりやすいです(約40分)。

● 全て無料で使えるGoogle AI Studioが凄すぎる!(YouTube)


6月8日(日)
犬頭山・水海川(釜石)で沢初め!

6月の澄んだ空気の中、ついに今シーズンの“沢初め”へ。選んだのは、釜石・犬頭山の沢「水海川(みずうみがわ)」。今の時期、岩手県内で遡行可能な沢と言えば三陸沿岸の沢(五葉山の桧山川や大沢)なのですが…。

毎年のように通っている沿岸の沢に少し飽きが来ていた(ワクワクが感じられないと思っていた)タイミングで、mooreeさん(ヤマレコ名)が開拓・紹介してくれたこの沢の存在が気になって仕方ありませんでした。

「地元民すら知らない埋もれた名渓」「体感する沢ヤが増えることを願う」——そんな熱のこもった彼の記録を読んだ瞬間、ワクワクが止まらず、心はもう現地へと向かっていました。

アクセスにはちょっと注意が必要。我が家から片道約2時間、林道は狭くガタガタの悪路で車高の低いアクアにはやや酷(RV車が推奨)。でも、その先には想像以上のご褒美が待っていました。入渓して直ぐに小粒ながらも連続する滝にテンションが上がり、まったく飽きさせない展開!中でも3段30m?の「千丈ヶ滝」は圧巻で、思わず立ち尽くす美しさ。

直登できる滝も多く、高巻きも比較的容易。スキルや体力に応じてルートを選べる自由度の高さも魅力!5月~6月初旬の残雪期に入渓できる沢は岩手では貴重で、沢初めの足慣らしにはぴったりの沢だと感じました。岩手沿岸の沢、まだまだ開拓の余地があるかも知れません。

遡行開始は朝6時50分。膝の痛み止めを飲んで いざ出発!実は膝に痛みを抱えていて、診断では「長年の酷使と加齢が原因で完治は難しい」とのこと。33年間の沢人生の積み重ねが、とうとう身体に出たようです。

だからこそ、痛みを抱えながらも沢を遡行できることの幸せを噛み締めていました。飛んだり跳ねたりはもう出来ない、派手なムーブはもうできない…。でも、ゆっくりでも、自分のペースで自然の中に身を置けるだけで心が満たされます。

沢沿いで見かけた石垣や一升瓶、煙突の残骸に興味を惹かれ、帰宅後にAIで調べてみたところ、かつての製炭炉跡と判明。明治時代から続く釜石の製鉄業と林業の歴史がこの地に刻まれていました。自然の美しさに触れると同時に、そんな歴史にも思いを馳せられる、まさに一石二鳥の沢体験でした。

下山は標高490mの左岸枝沢をツメて、尾根(P657)へと抜ける静かな下山ルート(tbfさんと同ルート)。道なき道ですがヤブは薄く歩きやすい一方で、落ち葉の急斜面ゆえ滑りやすくフェルト靴での下山は慎重に。写真もたっぷり撮って、のんびり遡行し全行程は約3時間55分。初沢めとしてはちょうどいいボリュームでした。

そして、最後のご褒美は以前より気になっていた遠野(達曽部)の人気店「よねたや」で初ランチ!お昼時ということもあり順番待ち。柔らかいラム肉のジンギスカン、小ライスを付けて1,010円。味も価格も大満足!沢といいランチといい、発見と初体験づくしの最高の一日となりました。

水海川——名もなき沢のはずが、登ってみれば一度でファンになってしまうポテンシャルの塊!開拓してくれたmooreeさん、遡行記録を共有してくれたtbfさん、本当にありがとうございます。シーズンインを考えているあなた、この沢、間違いなく「当たり」です!皆さんの沢旅が、いつも安全で心踊るものになりますように。

PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね! 上の写真は、入渓早々滝の連続で飽きさせない。真ん中の写真は この沢のシンボルで迫力満点の「千丈ヶ滝」にて。滝頭には祠があり信仰の対象であったことがわかる。AIによると「修験者の修行の場であった可能性がある、時代は不明」とのこと。

下の写真は、標高310mにあった石垣。これが見えたら千丈ヶ滝も近い。この石垣ついてAIに尋ねてみたところ「製炭炉の跡である可能性が考えられる。釜石の製鉄業が盛んであった明治時代から昭和初期にかけて、木炭生産のために山中に多数の炭焼き窯が築かれたと推測される。」とのこと。歴史に思いを馳せながら遡行出来るのもこの沢の魅力かも。これでアプローチの林道さえ良ければ満点の沢なのに…万が一対向車が現れた日には、運を恨みたくなるかも?沢2級、林道3級上といったところか。

●『画像掲示板』犬頭山・水海川(釜石)沢初め!


6月2日(月)
"神音声コンテンツ”の作り方

GoogleのAI技術、進化が止まりません。最近では、特に「Google AI Studio」の新サービス「Native speech generation(ネイティブスピーチジェネレーション)」に度肝を抜かれました。音声コンテンツを作るハードルが一気に下がったと実感しています。

これまで、NotebookLMの「音声概要」も十分すごいと感じていました。アップロードした資料をAIが要約し、その要約を音声で届けてくれる便利な機能。資料を読む手間がなくなり、まるで音声ラジオのように情報を得られる点は本当に画期的でした。しかし、大きな欠点が一つ。漢字の読み間違いが多く、修正ができないんです…。これは音声コンテンツを作るうえで致命的でした。

そこで登場したのが、「Native speech generation」。これは自分で作ったスクリプト(台本)を、指定した感情や声色で読ませることができ、漢字の読み間違いの修正も簡単!会話スタイルまで調整できるなんて、まさに“声優AI”といっても過言ではありません。

「それなら、NotebookLMで台本を作って、Native speech generationで読ませたら最強じゃない?」とひらめいた私は、実際にこの2つのサービスを組み合わせて試してみました。すると…読み間違いも完全に克服できて、まるでプロが収録したような音声が完成!以下はその手順です:

1. NotebookLMで資料を要約→音声概要をダウンロード
2. Google AI StudioのChat機能に音声をアップ→文字起こし
 ※プロンプト例:添付の音声ファイルの文字起こしをして下さい。女性をSpeaker 1、男性をSpeaker 2として出力してください。「〇〇」の漢字は全てひらがなに修正し出力してください。
3. 台本を整える(読み間違いが起きそうな部分はあらかじめ平仮名に修正)
4. 完成した台本を「Native speech generation」に貼り付けて実行(声・感情・話し方などを設定)

NotebookLMの「自動要約の便利さ」と、Native speech generationの「正確さ&高品質な音声表現力」の“いいとこ取り”の最強タッグ!こうして完成した音声は、自然で、聞きやすく、情報の伝わり方も格段にアップしました。AIが自動で要約し、プロ並みの音声で届けてくれるなんて、少し前までは考えられなかったことですよね。

音声コンテンツを始めたいけど「滑舌や声に自信がない」「収録が面倒」と感じている方には、このコンボ、本気でおすすめです。伝えたいことを、ベストな形で届ける。それがAI時代の新常識かもしれません。Googleの革新的なAIツールたちに、感謝の気持ちを込めて── 素晴らしいツールを、ありがとう!

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