昨日9月29日(金)、盛岡市内のMOSSビル5F フォーラム盛岡にてICI石井スポーツ主催「エベレスト&ローツェ登頂報告会」が催されました。登頂されたお方は、ICI石井スポーツ現社長で私の山仲間でもある荒川さんです。
5月30日の日記にも「エベレスト登頂、おめでとう♪」のタイトルで紹介していますが、その報告会に昨夜出席させて頂きました。社長の荒川さんとガイドの奥田さん二人による楽しいトークとヒマラヤでの数々の写真はとても興味深く、まるで自分が登っているような錯覚に陥ったほどです。
荒川さんと私は同年代、かなり前より「ヒマラヤへ行きたい!出来ればエベレストに登りたい!」との夢を抱き続けていたようです。そのお気持ち、よ~くわかります。去年のこと、ICI石井スポーツの前社長に「お前、社長やってみないか!」と声を掛けられた際、「社長はやりません!」って一度断ったそうなんです。「なぜだ?」と問われ「どうしても、ヒマラヤへ行きたいんです!」って答えたとか。そしたら、前社長が「じゃ、行って来い!」との話になり、その後とんとん拍子でエベレスト遠征が決まったとか…。
出世よりもエベレストを選んだ荒川さんも凄いけど、「じゃ、行って来い!」と後押ししてくれた前社長も豪胆で凄いです!一般的に「二兎追う者は一兎も得ず」と言いますが、荒川さんの場合、夢のエベレストと社長の両方を手に入れてしまったのですから…。これを「一石二鳥」とか「一挙両得」って言うのかな。そして、本当に登頂してしまうのですから凄いお方です。
会場は映画館だったのですが、ほぼ満席状態(定員150名)で大盛況!岩手の山仲間もたくさん集まり、荒川さんの人脈の凄さを感じました。これも荒川さんの「人望の厚さ」ゆえだと思います。加齢と共に仕事や家庭のしがらみが増え、さらに体力と気力も衰え、夢と希望を抱くことさえ厳しくなっていく人が多い中、夢と仕事の両方に全力投球されている荒川さんは、まさに「中年の星」なのだと思いました。昨日の講演を聴いて、そう思ったのは、きっと私だけではないと思います。
同世代として、山仲間として、「私も、もうちょっと頑張ってみようかな!」そんな気持ちにさせてくれた素晴らしい講演だったと思います。ありがとうございました!ICI石井スポーツさんと荒川社長の益々のご発展とご活躍を心より祈っています。以下、リンクより「エベレスト&ローツェ登山隊 エベレスト&ローツェ登頂 総集編 (3分18秒)」をご覧いただけます。とても良く出来たビデオで感動しますよ♪(^_-)-☆
八幡平の紅葉スポットといえば、三ツ石山が有名です。23日(土)の地元の新聞・岩手日報にもカラー写真で「絶景パノラマ、紅葉見ごろ 三ツ石山山頂」と掲載されたほどです。9月26日(火)、たまたま午前中の予定が空いていましたので、即効で八幡平・三ツ石山を登ってくることにしました。
午後には仕事が入っていましたので、お昼には自宅に戻っていなければなりません。紅葉見たさにハイキング気分で行って参りました。7時30分前には駐車場に着いたのですが、平日にもかかわらず、既にたくさんの車が停まっていました。
何度も登っている三ツ石山、天気予報によれば今日は一日中快晴のハズでしたが、曇っていて岩手山はスッポリ雲の中でした。下山する頃になって、やっとお天気が回復し岩手山の雄姿が望めるようになりました。山頂付近の紅葉が一番綺麗で、何度見ても感動します。この三ツ石山、岩手県内で最も早く紅葉が見られるスポットとして有名なんですよ。「Fちゃんにもこの紅葉を見せてあげたいなぁ~♪」そんな思いでたくさん写真を撮りました。
下山中に偶然にも山仲間に会いました。それも三人!休日ならまだしも、今日は平日なのです。さすが人気の山だけありますね。全行程2時間40分でした。まさにお手軽ハイク♪って感じで、若いカップルもたくさん見かけました。デートコースにいいかも。下山後は、昼食にすき家で新メニューの「さんま蒲焼丼(580円)」を食べてみました。油が乗っていてとても美味しい秋刀魚でしたよ。大根おろしもたくさん付いてきて、また食べたくなりました。
今朝の盛岡はかなり冷え込み、最低気温は何と6度でした。布団から這い出るのが辛かったです。ストーブが欲しい!と思ったほどです。そろそろ冬支度の季節になったんだなぁ~!って。沢シーズンもそろそろおしまいですね。今年はまだ11本しか入っていません。あと数本、入りたいなぁ~♪今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪
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23日~24日の春分の日の連休、先月末に行った栃ヶ森山塊(桑原山塊)の北ノ俣沢桑木沢を再び遡行すべく1泊2日の山行計画を立てました。前回はイワナ釣りが目的でしたが、今回は桑木沢を最後までツメ上げて栃ヶ森山の山頂に立つことです。
前回は615m付近まで遡行しましたので、残り三分の一(半分弱かな?)を最後まで遡行してみたいと思いました。計画は、次の通りです。23日(土)の早朝出発!575mの天場にベースを張り山頂までピストン。翌24日(日)は同沢下降。
23日(土)朝4時に起き着替えて出発すべく外に出てみるとまさかの雨…え~!ウソだろう?昨日の天気予報では雨が降るようなことは言っていなかったはずなのに。インターネットで秋田県東成瀬村の天気予報をチェックすると、なんと雨マークに変わってるじゃありませんか~!ガ~ン!これはちょっと厳しいなぁ~。てなことで、意気消沈し再び寝ることにしました。
「明日24日は、どうやらお天気が回復し良くなるみたいだし、せっかくの貴重な連休、このままどこへも行かないのはもったいない!」と思い、23日の夕方出発し入渓口である成瀬ダム展望台の駐車場にテントを張って泊まり、24日は日帰りで上東山に突き上げる北ノ俣沢荒倉沢を遡行してみることにしました。車の回収の問題があるため、行けるところまで遡行し同沢をピストンする計画です。この荒倉沢、ネットでいくら検索しても遡行記録が一件も出てこない「幻の沢」なのです。どんな沢なのか?ワクワクドキドキ、とても楽しみです♪
23日(土)夕方3時半過ぎに自宅を出発!東成瀬村は自宅から130キロもあり結構遠いです。しかも、焼石連峰の山越えをしますので。夜道の狭くてS字カーブが連続する山道(林道)の運転は、とても疲れます。東成瀬村の「なるせ温泉・東仙歩(とうせんぼ)」にて入浴し運転疲れを癒します(400円)。そこから約20分で今宵の宿泊場所、夢仙人大橋のちょい先にある成瀬ダム展望台に到着!ここにはトイレもあるし東屋もあるし快適です。
満天の星空で、とても素晴らしかったですよ♪ところが、夜中にまさかの雨…その雨音で目を覚ましてしまいました。そして、朝5時に起きて外を見ると暑い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな空模様…え~!そんなぁ~!今日こそは晴れると言ったじゃな~い!ここでも意気消沈…え~い!もうちょっと寝ちゃえ~!と結局6時までふて寝してしまいました。
さすがに出発の準備をしないと…。でも、どうも気分が乗りません。正直、沢登りを中止にしてハイキングに変更しようかな?と思ったほどです。これでお天気が良ければ違っていたかもしれませんが…。朝食に親子丼を食べ出発の準備をしていたところ、地元のおじさんに声を掛けられ(成瀬ダムの工事関係者)、色々とお話させていただきました。このお方は、この周辺の沢に40年間通われ続けているとかで、この辺の沢について貴重な情報をたくさん得ることが出来ました。
夢仙人大橋から沢に降りる立派な道があることも教えていただきました。「イワナ釣りか?イワナは禁猟になったばかりだよ!それとも舞茸採りか?」と聞かれ、「どちらでもありません。単に沢登りに来ただけです。」と。おじさん曰く、何も収穫しないで沢や山に入るのが、どうにも信じられない(理解できない)とか…。彼らにとって山や沢は「遊び」ではなく「生活の一部」なんですね。
7時、予定より1時間遅れの渋々出発となりました。さっそく先のおじさんから教えていただいた沢へ降りる道を利用してみることに~!確かに立派な道で登山道と間違えてしまうほどです。この道を下ると木賊沢に出ます。そこより200mほど下ると北ノ俣沢(壊れた吊り橋があるところ)に出られます。
北ノ俣沢に降り立ち、まず驚いたことは「水量が少な~い!」ってことです。先月遡行したときに比べ大分少なかったです。これなら、どこでも好きな所を気軽に徒渉できそうです。前回来た時は、こんなにゴーロ歩きが長いと感じなかったなぁ~!きっとこれも水量のせいだと思いました。
遡行するにつれお天気も回復し陽が射してきました~♪やっと「やる気モード」にスイッチが入った感じです。歩き始めて1時間50分、先月遡行した本流の桑木沢出合に到着!今回はここを左俣へ進み未知の世界である支流の荒倉沢へと入ります。水量比は1対3といった感じでしょうか。沢名が示すように出合付近は荒れた感じで遡行意欲が削がれます。両岸狭まったゴルジュ地形をなし、これで厄介な滝が出没したら高巻きは大変そう。標高550mの右岸枝沢を過ぎた辺りからスッキリしてきて、さらに両岸狭まり小滝やナメや淵が連続し楽しく、ウキウキしてきました。「この沢、もしかしたら当たりかも~!」と喜んだのも束の間、その後ゴーロが続きました。
「何か硫黄の匂いがするなぁ~!」と思っていたら、標高625m付近で温泉が湧いているのにはビックリ!この日は640mまで遡行しましたので荒倉沢の全行程の7~8割は遡行した感じです。地形図から判断すると標高760mの二俣の左俣にはきっと大きな滝があるのではないか…と推測していますが。車2台であれば、上東山までツメ上げても日帰り遡行が充分可能であることがわかりました。帰りも行きと同じくらい時間が掛かりますので、往路を戻ることにしました。この日の行動時間は6時間30分で13時30分に成瀬ダムの展望台(車デポ地)に戻ってきました。帰路に「焼石クアパークひめかゆ」にて汗を流し、途中幸楽苑に寄って晩御飯を食べて帰宅したのが6時でした。やはり東成瀬村は遠いです。何はともあれ、結果的にお天気に恵まれ楽しい山行が出来ました♪やはり未知の沢って超楽し~い♪(^_-)-☆『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味なる方は、ご覧下さいね~♪(^_-)-☆
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昨日の日記の続きです。台風でテントを守る為に一睡も出来なく睡眠不足の私…。今日は久し振りにFちゃんと会いデートする日です。朝になっても台風による暴風雨は収まらず、テントの中でゴロゴロ過ごしていました。
Fちゃんとの待ち合わせは8時でしたが、この台風(特に強風)じゃ車の運転もままなりません。Fちゃんの安全を考え待ち合わせ時間を10時に変更しました。その頃になると台風も通過するはず。その待ち合わせ時間まで暇なので、道の駅象潟「ねむの丘」で温泉に入って時間を潰すことにしました。
その展望風呂からは台風で大荒れの日本海を眼下に望め、その迫力には度肝を抜かれました。このような光景は、なかなか見れるものではありませんしね。10時、Fちゃんと合流♪その頃には、お天気も回復し始め雲の切れ間から青空と太陽が見えていました。但し、まだ風が強かったですが、お昼頃には強風も収まり穏やかな天気に変わりホッとしました♪一時はどうなるかと…。
まずは、にかほ市にある「フェライト子ども科学館(入館料500円」に行きました。この施設は、秋田県にかほ市平沢に生まれた斎藤憲三氏(TDKの創業者)の生誕100年を記念して建設されたもので、斎藤氏の科学に対する情熱や、チャレンジ精神を未来に受け継ぐとともに、体験を通して楽しみながら科学する心を育てる科学館ようです。
子供に限らず大人でも充分楽しめる施設で、今回のデートの目玉でした。子供のようにはしゃぐFちゃん、ほんと楽しそうでしたよ。乳がん手術後、半年の療養を経て職場復帰してまだ1ヶ月、仕事がきついようですが良い気分転換になってくれれば…と願って止みませんでした。この科学館「体験型テーマパーク」で、遊びながら科学を学べて一石二鳥!家族連れやカップルで賑わっていました。
その後、にかほ市の「ホテルエクセルキクスイ」の一階にあるレストラン「万葉」にてランチタイム♪そういえば、前回のデートもここで食べたっけ。前回と同じ一番人気メニューの「たまて箱」を頼みました。まるで会席料理のように品数が豊富で、どれもこれも美味しかったです♪
その後、平沢漁港に行ってイカ釣り漁船や海を見て…。西目駅の案山子(かかし)の大行列にも感動♪由利本荘市西目のハーブワールドにも行きましたよ。小学生以来かな?一緒にブランコに乗って楽しかったです。
そうそう、ボートプラザ アクアパルにも行きました。由利本荘市は、ボート及びボート競技で有名なようです。そうこうしているうちに、お別れの時間がやってきました。昨夜までは「この台風の中、どうやってデートしようかな?」と不安で一杯でしたが、デートの時間にはちょうど良いタイミングで台風も去ってくれて超ラッキーでした♪まさに「奇跡のデート」といっても過言ではないと思います。鳥海山とデートの両方満喫できた楽しい三日間でした♪(^_-)-☆
PS.上と下の写真は、にかほ市のフェライト子ども科学館にて興味津々楽しそうなFちゃんです。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味なる方は、ご覧下さいね~♪(^_-)-☆
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昨日の日記の続きです。今宵の宿泊場所は、憧れの万助小屋です!扉を開けて中に入ってビックリ!ストーブはもちろんのこと(石炭も常備)、流し台まであることに驚きました。外の水場まで行かずとも蛇口をひねれば水が出てくる便利さ♪
さらに鍋やたらい・やかん等、フル装備ですよ~!その他、テーブル、毛布、ござ、巨大なランタン、時計、鏡まで置いてありビックリ!山小屋とは思えないほどの設備で、まるでペンションのような快適さなんです。
一般的な山小屋って窓が少なく中は薄暗いのですが、この小屋は窓が豊富で、とっても明るくって快適でした。協力金210円を払う必要がありますが、こんなに安くていいの?って感じです。台風の接近で、さすがに今宵は貸切だろう!と思っていたところ、4時頃だったかな?二人の女性が「こんにちは~!」って、入ってきました。なんと青森から来られたと言います(自宅から登山口まで6時間掛かったとか)。
「これも何かのご縁!」ということでテーブルをご一緒し、歓談させていただきました。このお二人(女性)、青森の「山岳同人たかじょ」さんの会員とのこと。「たかじょ」さんとは面識がないのですが、青森を中心に登山、遡行、ロッククライミング、スキーを楽しむ山岳会であり、私もヤマレコ等の山行記録を度々拝見させていただいておりました。4年前に行った白神山地の暗門~西股沢~赤石川のコースは、まさに「たかじょ」さんの山行記録を拝見し実施したもの。
「たかじょ」さん以外に精鋭的に活動されている青森の山岳会といえば「山岳同人 流転」さんです。流転さんとは何人か面識がありますので、会の中心的存在のKさんやBさん、若手のホープKさん(女性)の話をしたところ、共通の知人であることが判明し、話が盛り上がりました。ほんと世間は狭いものでビックリです。この日は女性二人に囲まれハーレム状態の私♪プチ宴会をさせていただき楽しい思い出となりました。この万助小屋、ほんと快適でまるで我が家のように熟睡できました。
翌17日(日)台風の影響か、朝から強風でテンションが下がる私…。この日は檜ノ沢(ひのそ)を遡行する予定でしたが、台風に掴まったらヤバイな!と思い、遡行を断念し下山することにしました。2時間もあれば下山してしまいますので、せっかくなので高瀬峡に寄り道し(遠回りになるけど)、滝巡りをすることにしました。
ここでハプニングが…。高瀬峡の大滝を見に行ったのですが、道がない…。GPSの地図と昭文社のエアリアマップでは、ここに滝へ至る道(分岐)があるはずなのに…。もうちょっと下かな?と思い、結構下ったのですが、それでも発見できず断念することに…。帰宅後わかったのですが、あと20メートル下れば分岐があったようです(地図と実際の分岐の位置が異なっていた)。この日の行動時間は4時間で11時前には下山できました。
その後、マックスバリュー遊佐エルパ店にて食料と地酒を買出し、あぽん西浜(日帰り温泉施設)でゆっくり過ごし時間を潰すことにしました。休憩室が有料(210円)ということもあり、とても空いていて静かでゆっくり過ごすことができました。暗くなる前にと5時過ぎに今宵の宿泊場所、奈曽川河川公園キャンプ場に到着!台風に恐れをなしてか?さすがに誰もいません。さっそく一人宴会の始まり始まり~♪地酒の男山と初孫が、とっても美味し~い!遠方に来た時ほどタブレットのありがたさを痛感します。夜になって、風雨が強まり台風の影響が出始めた頃、なんともう一人キャンパーがやってきてビックリ!向こうも私がいてビックリしただろうけど…。
台風による非常事態ということで、炊事場の中にテントを張らせていただいたのですが、それでも横殴りの雨風は物凄く、テントが壊れるのでは?と思ったほどでした。結局一晩中、暴風雨の脅威にさらされ一睡も出来ませんでした。ほんと貴重な経験をしました。いよいよ明日18日(祝)は、Fちゃんとのデートです♪こんな強風吹き荒れる(暴風雨状態の)台風の中、果たしてまともなデートが出来るのでしょうか?次回の日記に続きます。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さい~ね♪(^_-)-☆
● 『酔いどれ画像掲示板』 鳥海山と台風デート その2 ← 今すぐ見たい方はクリック!
9月16日~18日の三連休に計画していた沢は、台風18号の接近により中止を余儀なくされてしまいました。時期的に今シーズンは断念、来シーズンにでも行ってみようと思っています。せっかくの貴重な三連休、どうにかしたいもの。幸いにもFちゃん、18日がお休みとのことで急遽デートすることに決定♪
せっかく遠路、Fちゃん家まで行くのですから(鳥海山の近く)、ついでに鳥海山を登る計画を思い付いたのです。しかも、出発まで時間がなく超即効で山行計画を練った次第です。で、どのルートから登ろうか?台風18号の影響が心配ですが、天気予報によると17日(日)の午前中一杯までは、どうにかお天気持つらしい。油断は出来ないけど…。
以前、山仲間から二の滝口(山形県遊佐町)登山道沿いに流れる南ノコマイ沢について聞いたことがあり、さらにネットで遡行記録を調べると興味惹かれる沢に思えました。このコースは、沢沿いの為、たくさんの滝とブナの森を堪能しながら登ることが出来、さらに上部には、千畳ヶ原というとても美しく広大な湿原があるらしい。人気の高い万助小屋にも一度泊まってみたいと以前より思っていました。どうせなら短い沢も絡めて遡行したいな♪これら全てを満たすルートとは一体…?
ということで、今回の山行計画を思案した結果、以下の通りになりました♪9月16日(土)4時30分自宅出発~一ノ瀬登山口(8時30分出発)~二の滝口登山道(南ノコマイ沢の偵察を兼ねる)~千畳ヶ原~蛇石流分岐~万助道~万助小屋(泊)
17日(日)万助小屋~檜ノ沢(ひのそ)遡行~鳥海湖~万助道を下山~奈曽川河川公園キャンプ場(泊) 18日(祝)Fちゃんとデート。あとは台風情報を鑑み、臨機応変に対応することにしました。山中一泊、下界で一泊の計2泊3日の小旅行。もちろん、今回も単独です。
16日(土)予定通り4時30分に自宅を出発!今回は易しいルートなので緊張感もなくハイキング気分♪たまには、このような山行も楽しいものです。遡行予定の檜ノ沢は、ネット情報によると三つ道具(ロープ、ハーケン、ハンマー)は必要のないほど容易な沢のようです。
よって、今回三つ道具はもちろん、ハーネスも持たず(ダメなら途中下山するつもり)。さらに小屋泊まりなのでテントも持たず。とっても荷物が軽くてビックリ!あれ?こんなに軽くていいの!って思ったほどです。途中角館のローソンで朝食にとマーボー丼を食べて一路、山形県遊佐町を目指します。二の滝口登山道の一ノ瀬駐車場まで3時間45分も掛かっちゃいました。アプローチの途上で鳥海山の山頂が見え、期待に胸が膨らみました。用意を整え8時30分出発!一の滝、二の滝、三の滝、玉粋ノ滝、額絵ノ壷の滝見物を満喫しながら、南ノコマイ沢の状況を確認しながら登山道を登っていきます。南ノコマイ沢は、結構豪快な沢で滝やゴルジュが連続し水線突破には、泳ぎやシャワーを強いられる為、夏向きの沢だと思いました。秋はちょっと…って感じですね。
この二の滝口登山道を昭和7年に開拓した「高橋伝喜太氏小屋跡」付近は、ブナの美林が続き感動しました。その後、森の清水を過ぎ、竜ヶ滝、竜頭滝、不動滝と続き、月山沢の徒渉点。増水時は渡れなくなるらしい。
そして、つ、つ、ついに待ちに待った千畳ヶ原の大湿原に到着♪「ここは尾瀬ですか?」ってくらいに見事な湿原がどこまでも続きます。いやはや、お見事♪ほんと来て良かったぁ~!まさかここまで素晴らしいとは…。夏の高山植物の時期であれば、さらにどんなに美しいことか!後ろを振り向けば、広大な庄内平野と日本海が見渡せます。360度の大パノラマに大感動ですよ~♪
その後、蛇石流分岐より万助道を1時間ほど下り、今宵の宿泊場所である万助小屋を目指します。今日のコース、標準コースタイムは5時間なのですが、写真撮影しながら、かつ南ノコマイ沢の偵察をしながら登ったこともあり、6時間10分も掛かりました。14時40分、以前より一度泊まってみたいと憧れていた万助小屋に到着!
続きは、後日の日記に続きます。上の写真は一ノ滝、真ん中の写真は千畳ヶ原。下の写真は万助小屋にて。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪(^_-)-☆
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前回の日記の続きです。今回は三連休の沢に向けて、装備と「食料の軽量化」の課題に取り組んでみたいと思います。体力を付けて軽量化が出来れば、さらに安心(余裕)できると思いますので…。
まずは、装備について。私の山用コンロは、ソト(SOTO)のレギュレーターストーブ ST-310を愛用しています。家庭用の100円ガスボンベが使えて経済的なんです。夏であればスーパーで売っている家庭用の100円ボンベでも問題ないのですが、秋~冬は寒くなるので「寒冷地用」ボンベでなければ使用出来ない(または火力が安定しない)場合があります。
ネットで調べたところ、ソト(SOTO) パワーガス 3本パック ST-7601が絶大な人気を誇っていることがわかりました。次のようなコメントも…「ここまで凄いとは思いませんでした。普通のCB缶だと火力が落ちて使用できない所でも火力も落ちず普通に使えるし 当然最後まで使えます。温度が下がる時の必需品です。」お値段は、アマゾンで三本セット674円ですから、通常のボンベの倍のお値段。100円ボンベならぬ200円ボンベ!しかしながら、寒冷地(標高の高い秋の山)でも安心して使えるのが最大の魅力!100円の違いながら「安心」を手に入れたいですものね。
次に雨具…。先日、クライミング仲間から耳寄りな情報を得ました。いんべクリーニングでは、ゴアテックスの雨具の防水(撥水)加工もしてくれるといいます。私の雨具は、汚いし雨は浸透するし…。ゴアテックスならぬシミ(ボロ)テックスなんです。早速、三連休の沢に間に合わせようと頼んできました。クリーニングと防水加工で上下雨具の料金は、2,305円でした。これでボロテックスが蘇るのであれば、安いもんです。それと、派手にお尻破れた沢ズボンの修繕もいんべさんに頼んできました。このような服やズボンの修繕もしてくれるようで、ありがたいです。
次は、「食料の軽量化」について。一昔前までの私は、山でフリーズドライ(水分を含んだ食品や食品原料をマイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥させること。民間では保存食として活用されている。)は、絶対に使わない主義でしたが、加齢(体力の衰え)とともにいつしかフリーズドライに頼るようになりました。今のフリーズドライの技術は、一昔前に比べ格段に進化していて、とても美味しくなっていることに驚かされます。30年以上前の学生時代の頃のアルファー米(乾燥米)なんて薬臭くてまずくて食べられたものではありませんでした。しかし、現在のアルファー米は、とっても美味しいです。お米だけでなくカレーやお味噌汁も本格的な味でビックリします。
今は販売されていないようですが、少し前までアマノフーズ、服部幸應推薦の「香るチキンカレー」にハマっていました。インスタントとは思えぬ本格的でスパイシーな美味しさにビックリ!服部氏が推薦するのも納得がいくウマです。レトルトカレーより絶対に美味し~い♪と思いました。Sさん達と沢へご一緒すると、決まって「定番メニュー」になっていた程です。
先日、最新のフリーズドライには、どのようなものがあるのだろう?って、ネットで調べてみました。変わったものでは…とんかつの玉子とじ、チキンカツの玉子とじ、チキンカツカレー、一人鍋(豚しゃぶ仕立て)などなど。フリーズドライは、軽量化だけでなくガスの節約、非常(保存)食としても重宝します。長期間保存が可能ですし、水さえあれば作れますので…。唯一の欠点は、値段が高い!ということでしょうか。ちなみに、先に述べた服部幸應氏推奨のフリーズドライのカレーは一個300円もします。
今回、沢へ持って行くかどうかは別にして今後の参考になれば…と思い、アマゾンとICI石井スポーツさんで色々と買ってみました。まずは、試食してみて…って感じでしょうか。この中に果たしてMさんの胃袋を満たしてくれるものがあるのかどうか?①畑のカレー 2種セット4食 ②フリーズドライ 焼豚チャーシュー ③味わうおみそ汁 豚汁 15g×10個 ④マジックパスタ ぺペロンチーノ ⑤マジックパスタ カルボナーラ ⑥どん兵衛 きつねうどん・リフィル。単独で沢へ行く時は、癒し系の沢では決まってレトルトカレー。ハード系の沢ではフリーズドライって決めています。東京時代から長きに渡り、私が食当に選ばれることがないのは(また自分がリーダーの時は、絶対に自分を食当しないのは)、そのような「事情のせい」なのかもしれません。料理の得意な人が、羨ましいです。
色んな山岳会さんと沢へ行くと、軽量化の食事メニューの勉強になります。○○山岳会さんでは、手巻き寿司とお好み焼きが定番メニューでした。お米と海苔と中に入れる具材を用意し、セルフサービスで自分の食べたい手巻き寿司を作る、という仕組み。お酒のおつまみにもなるし、自分で巻いて作る楽しさもあります。お好み焼きも小麦粉と具材あれば簡単に出来ます。そう言えば、「ひっつみ(小麦粉を用いた汁物の郷土料理)」もあったなぁ~!
山仲間のTさんが発明した?「玉子スープお茶漬け」も大ヒット♪私の沢での朝食の定番メニューとなっています。ご飯に玉子スープ2個入れて熱々のお湯を掛けてお茶漬け風にして食べるというもの(フリーズドライの玉子スープを一人2個入れるのがポイント)。余裕があれば、ハムやメンマをちょっと上に乗せただけで豪華に見えます。めちゃくちゃ美味しいだけでなく、朝起き掛けの食欲のない時にでもスルスルと食べられるのも魅力です。「三連休の沢に向けて」の三回シリーズ、今回で終了となります。ご愛読、ありがとうございました。自分の出来ることは全てやったつもりです。あとはお天気が晴れることを祈りつつ、本番を待つだけです。本日の天気予報によると、台風18号の進路次第で三連休のお天気が大きく変わるようです。A案、B案、二つのプランを準備していますので、せめてどちらかの沢には行きたいと願っています。頼むから、晴れてくれよ~♪(^_-)-☆
前回の日記の続きです。私の主な沢探しのバイブルは「日本登山体系」です。先人達の遡行記録が数多く掲載されている古典のような書物です。東京にいた時のバイブルは、白山書房の「東京付近の沢」と「関東周辺の沢」でしたが、岩手に戻ってからはもっぱら登山体系とネットの記録を参考にするようになりました。簡素な記録ですが、地元の山岳会により開拓された沢が数多く紹介されています。
その書に紹介されている和賀山塊の沢、全て遡行したと思っていたのですが、まだ遡行していない沢があることに気付いたのは去年のこと…。「和賀川上流」です。早速、ネットで遡行記録を調べると、ヒットするのは釣りの記録ばかり。沢屋さんの記録は、一件も出てこないのです。なぜなんだろう?登山体系に紹介されている沢なのに…。登山体系に載るという事は、遡行対象の沢のはず。
逆に「なぜ、記録が見当たらないのか?」その謎を解き明かしたい!と興味を抱き、去年より「近々、遡行しなければ…」と使命感に燃えていました。私の場合、どんな沢であれ、初めて入る沢はワクワク・ドキドキして楽しい気持ちになります。一方、答えがわかっている沢には、あまり興味が惹かれないようです。いざ、「謎解き」の沢へ!今回は、三連休の沢に向けてのトレーニングということもあり、あまり軽量化を考えずに「美味しいもの」をたくさん詰め込んだこともあって、ザックがとても重いです。こんな重さで歩けのるか?と不安になりましたが…。
沢の長さからすると、日帰りは絶対に無理そう。よって、沢の上部で一泊し、翌日はツメ上げて根菅岳の北方コルに出て、高下岳経由で下山する周遊コース。9日(土)朝、R46沿いにある前潟の吉野家に寄って明太子牛小鉢定食(530円)を食べエネルギーを補給しました。これ、大のお気に入りで最近私の定番メニューになっています。高下林道は、補修されたばかりで問題なく走行できましたが、FF車だと馬力不足で結構ハラハラドキドキしました。気になったのは、林道沿いの川に真新しい流木の残骸やおびただしい土石が堆積していたことです。きっと、先月8月24日から25日にかけての記録的な集中豪雨の影響でしょう。果たして、沢はどうなっているのか?
7時15分、高下登山口の駐車場に着くと既に満車に近い状態でした。この日の降水確率は0%で、終始晴れることが約束されていたからでしょう。いきなり急登から始まり汗だく状態になる私…。少しは軽量化して来れば良かった…と反省したものの、後の祭りです。歩き始めて1時間40分、和賀川徒渉点に到着!やっと遡行できる~♪どんな沢か、楽しみです。
水量はおそらく平水以下。ちょっと進むとゴルジュ帯になりますが、滝はなく難なく通過できます。しかし、増水すれば結構厳しくなると思いました。歩けど歩けどゴーロ歩きで眠くなってしまいました。でも、イワナは豊富!魚影がとても濃い沢です。
標高830mの3段7mの滝は、簡単に登れました。登山体系には「核心部、10m、8mの滝を左岸から高巻く。12m滝を慎重に越え…」と記載されていますが、そんな滝、どこにもありませんでした。きっと埋まってしまったのかもしれませんね。入渓早々は、まだ「まるで白神の沢のよう♪」って美しさもありましたが、それ以降は、先月の集中豪雨による影響でしょうか、おびただしい数の流木と巨岩の土石に驚きました。
山肌が豪雨で削り取られ流れ込んだ感じです。それはそれは、おぞましいほどの光景で目を覆いたくなったほどです。特に標高880mの二俣以降は、源頭部まで土石で埋め尽くされていました。自然(雨)の力って、ほんと凄いな!って驚嘆しました。連休にマンダノ沢や生保内川等、和賀山塊の沢に入渓される方は、覚悟した方が良いかもしれません。
別に急いだわけではありませんが、予定していた幕営地に11時前には到着してしまいました。ここで行動を打ち切るには早過ぎる時間です。かといって、この先進めば、幕営地はないと思われます。時間が早いけど、ここにテントを張って泊まるか、思い切ってツメ上げて今日中に下山してしまうか、二者択一。今日中に下山できるかどうか、時間的にギリギリで微妙(暗くなってしまう)。
う~ん!しばし考える私…で、出した結論は、今日中に下山してしまおう!そうと決まれば、急がないと…。登山道に出る50m手前からのヤブ漕ぎがシンドかったです。ファイントラックの沢用ズボンのお尻が無残に、しかも巨大に破けてしまいました。こんな哀れな姿を誰にも見られなくて良かった!単独でよかった!
登山口より歩き始めて6時間後の13時30分(登山口から徒渉点まで1時間40分、遡行で4時間20分)、根菅岳の北方コルの登山道に出ました!ここからの下山も長いのですよ…。暗くなる前に果たして下山できるかなぁ?時間との勝負です。急がなくっちゃ!3時間10分歩いて駐車場に4時30分下山出来ました!ふぅ~!楽勝で間に合いました♪
今日は重い荷物を背負って1泊2日の沢を日帰りし9時10分も歩きました。三連休の沢に向けて、少しは自信がついたように思います。帰りにホテル森の風・沢内銀河高原にて温泉に入り、晩飯はR46の吉野家で牛カルビ生姜焼き定食(650円)を食べました。今度は三連休の沢に向けて、装備と「食料の軽量化」の課題に取り組んでみたいと思います。体力を付けて軽量化が出来れば、さらに安心(余裕)できると思いますので…。PS『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪(^_-)-☆
真ん中の写真は、標高830mの3段7mの滝。下の写真は、上流部の荒れた様子。
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8月上旬のこと、山仲間達に「来月9月の連休、久し振りに一緒に沢へ行きませんか?」と声を掛けたところ、「いいね~!全て酔いどれさんに任せるよ!」って。他のメンバーも「俺もそれにのった!」と、とんとん拍子に話が進みました。
通常であれば、リーダーの私が「○○沢へ行くけど、参加したい人は?」って、感じで募集するのですが、今回は一年振りに遡行するメンバーに声を掛けましたので、「皆の思い」を忖度(そんたく)して、遡行場所を決めることにしたのです。
その時点では、まだ遡行場所を決めていませんでした。ただ「一緒に行きませんか?」ってだけで。それから一ヶ月間、どの沢へ行こうか?と悩み考え続けました。自分が行きたい沢と仲間に満足してもらえる沢、どちらも満たす沢を捜すのは容易ではありません。誰だって、自分が行っていない沢で確実に楽しめる沢へ行きたいですもの。
特にメンバーのMさんは、沢歴50年の大ベテラン!若かりし頃は、「飯豊の沢に通い詰めていた」ほどのエキスパート。全国の主な沢(特に有名どころ)は、とっくに遡行されているはず。Mさんに限らず、メンバーの皆が遡行していない沢となれば、遡行場所を決めるのに悩みます。一ヶ月間、悩み考え続けやっと決めた遡行場所、A沢とB沢(どちらも仮名)の2案。「この沢なら、きっと皆さんに喜んでもらえるはず!」と確信しました。
ウキウキしながら皆に連絡を入れました。まずは、私を信じて「全て酔いどれさんに任せる!」って、言ってくれたAさんにメール送信後、直ぐに電話を入れたのです。Aさんが喜ぶ笑顔が目に浮かぶようです。ところが…「どちらも興味惹かれる沢だけど…いや~忙しくって。色々兼ね合いがあってさ。」その時は、キャンセルの言葉は出なかったけど、話し振りから推測して「参加は厳しくなるのだろう!」と思いました。また、そのような事情なら「止むを得ないな!」とも思いました。このように一人抜け二人抜け…。残るはMさんのみ。しかし、そのMさんとは連絡がつかない状況。Aさんの話によれば、「Mさんは、10日間ほど連絡がつかない所にいるらしい」とのこと。まだ、日本にそんな所があるのか…。一体そこって「どこ」なんだろう?
10日後、Mさんから参加表明のメールを頂きホッとしました。Aさんの突然の不参加に私同様Mさんも「ま、ま、まさか…!」と驚かれたと思います。Mさんと二人切りで遡行したのは、5年前(2012年)の朝日連峰 朝日俣沢以来です。「沢の申し子」とも言うべきお方で、体力、技術、スピード、判断力、どれをとっても秀でています。先月8月には、悪条件の中、アルプスの沢も遡行されています。
彼の足を引っ張らないように、私もやれることはやっておかないと…。先月8月は、雨ばかり続き、ほとんど沢へ行けていない私…体力不足が一番の不安要素でして。ましてや、今度行く沢は、まさに「体力とスピード」が要求される沢なのです(技術的には容易、日本100名谷で23年前に遡行済み。一方、Mさんは未遡行とのこと)。
そんな不安を少しでも解消したくて、9日(土)~10日(日)にかけて、沢中一泊で単独トレーニング山行を行うことにしました。8月24日(木)の昼から25日(金)の朝にかけて北日本や北陸を中心に襲った記録的な集中豪雨で、登山口に至る林道が決壊し通行止めになっているところが多いらしい。当初考えていたトレーニングコースが、八幡平の葛根田川、戸繋沢下降~中ノ又沢遡行の周遊コース。4年前にも単独遡行していますが、行程が長くトレーニングにはもってこい!の沢なのです。4年前に比べ、自分の体力がどのように変化(退化)しているのか?を知ることも出来ます。ここであれば、起点が乳頭温泉ですので確実にアプローチが可能です。
「出来れば、まだ遡行していない沢がいいよなぁ~!」との思いもあり、出発の2日前、ダメもとで西和賀町役場に電話し登山口までの林道状況を確認してみることにしました。『貴役場のホームページによると和賀岳の高下登山口は「通行不可」になっていますが、どの辺あたりまで入れるのでしょうか?』って。そしたら「昨日 補修工事が終わったばかりで、入れるようになりましたよ。ホームページ、まだ直していませんが…」って。「えっ!そうなんですか!私の車、FF車ですが、大丈夫ですか?」「はい、大丈夫です。問題ありません!」って。聞いてみるもんですね♪よし、和賀の沢に変更だぁ~!続きは、次回の日記にて~!
PS.上の写真は、その和賀の○○沢にて。次回の日記で、○○がわかります。下の写真は、その時の私ザックです。単独で泊まりの沢は荷物がとっても重いですが、良い体力トレーニングになります。ザックの雨蓋にあるのが、ソーラーパフ(太陽電池の照明)です。充電しながら遡行します。
9月3日(日)は、以前より気になっていた秋田駒ケ岳(乳頭温泉)の赤倉沢へ行って参りました。遡行記録が皆無に等しい沢なので、行って見なければどんな沢かわかりませんが、近場ですしトレーニングと割り切って行ってみることにした次第です。
アルパこまくさに車をデポし7時10分出発!乳頭温泉方面に20分ほど車道を歩き赤倉橋より入渓。7月末に遡行した蟹沢を思い浮かべていた私にとって、想像していたより規模が大きく期待が膨らみました。しかし、実際に入渓してみると、下流部は堰堤が多くその度に越えるのが一苦労。かつ、大雨(集中豪雨)の影響でしょうか、倒木が散乱し結構荒れている印象を受けました。
入渓して50分、最後の堰堤を越えヤレヤレと思っていたら、なんと右岸に立派なガードレールが目に飛び込んできました(標高760m)。なんと舗装されたばかりの新しい林道のようで「えっ!ここまで車、入れちゃうの?」とビックリ!ここから遡行すれば、下部の堰堤越えをしなくても済みそうだし、1時間ほどの時間短縮にもなります。標高800m~850m付近が、この沢の一番の見せ場のようで滝やナメが綺麗でした。「この沢、意外と当たりかも!」と思ったのも束の間、ここを過ぎると、またゴーロ歩きを余儀なくされました。
そうそう、標高1000m~1050mの右岸のオーバーハングした側壁も見応えがありました。但し、沢は滝がなくゴーロ状態…。もう直ぐ登山道と合流する手前の標高1500m付近もとても綺麗でした。とは言うものの、沢全体の7割はゴール歩きに終始したように思います。時々見せ場があったのが、せめてもの救いだったかな。それと、沢の上部で登山道が交差する為、ヤブ漕ぎなし!さらに、登山道に出て10分弱で秋田駒ケ岳8合目のバス停に出られるのも魅力でしょうか(下山もバスを利用できるし)。
アルパこまくさより歩き始めて沢を遡行し、秋田駒ケ岳8合目のバス停まで約4時間。当初の計画では、遡行終了後、秋田駒ケ岳山頂までピストンし8合目に戻りバスで下山する予定でしたが、風強く、かつ上部はガスに覆われ展望は期待出来そうにありませんでした。まだ4時間しか歩いていなくて、ほとんど疲れておらず「これじゃ、体力トレーニングにならないなぁ~!」と。
このままバスで下山じゃ、物足りな~い!少しでも歩きたいと思い、8合目バス停から車デポ地であるアルパこまくさまで歩いて下山することにしました。アザミのチクチク攻撃を余儀なくされる登山道を下山するよりは、車道を歩いた方が早いし快適かもしれないと判断。
1010mよりショートカットすべく車道を離れスキー場を利用し下山。8合目バス停からアルパこまくさまで1時間20分でした(ちなみにバス利用時は25分の乗車で料金は620円)。よって、本日の全行程は5時間30分!もうちょっと歩きたかったなぁ~!今日は、あまりトレーニングにならなかったかも。
今月の三連休は、久し振りに仲間達と沢遠征の予定です。今回 私がリーダーですし、結構ガチンコ(行程が長く体力勝負)になりそうな沢ですので、少しでも体力トレーニングをしておきたかったのです。沢の最盛期である8月は、雨に計画を潰され、ほとんど行けていませんでしたので…。今週末も今度は単独で泊まりの沢へ(1泊2日)、これまたトレーニング山行しに行く予定です。一体自分は、どれほど歩けるのだろうか?実験して参りたいと思っています。自分の体力の限界を知ることは、とても大切なことゆえ。
昨日は、仕事の合間を見つけ、「今週末の沢、どこへ行こうかな?」と思案していました。先月8月24日(木)の昼から25日(金)の朝にかけて北日本や北陸を中心に集中豪雨!その豪雨の影響で、登山口へ至る林道があちこちで崩壊し、通行困難、もしくは通行止めになっている所もあるようです。よって、登山される前にアプローチ状況を確認された方が宜しいかと思います。
例えば、葛根田川の拠点である滝ノ上温泉に至る車道は、土砂崩れのため現在通行止めになっています。また、和賀岳の岩手側の登山口(西和賀町)は、その雨の影響で林道が洗掘され車高の高いRV車でないと通行困難とのことです(FF車では厳しいらしい)。詳細は、西和賀町のHPや岩手県道路情報提供サービスのHPでご確認下さいね。
三連休の本番前に八幡平や和賀など近場の沢でトレーニングに励みたいと思っていた私にとって、これは痛手でした。う~ん、近場でガッツリ歩けて単独でも安心して遡行出来る癒し系の沢ってないものかなぁ~?あ、あ、ありましたぁ~!どうにか見つけましたよ~♪あとは晴れてくれることを祈るばかりです。余談ですが、先日、キャンプ用のエアー枕(インフレータブルピロー catwalk)をアマゾンで購入しました。これまでは、ザックに荷物を詰めて枕代わりにしていましたが、結構痛いのですよ…。お値段(1,400円)の割にはシッカリしていて、しかも軽くて(100g)コンパクト!今度の山行で、早速 寝心地を試してみたいと思っています。楽しみです♪(^_-)-☆
PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪(^_-)-☆
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