自分が過去遡行していない沢がいいな!このところの長雨で増水していること必須!増水していても遡行出来そうな沢がいいな!単独で行けそうな沢がいいな!これら三つの条件を満たす沢は何処に…。それは、八幡平の犬倉山と姥倉山のコルに突き上げる澄川です。
遡行記録は、皆無に等しい沢ですが(以前一回だけ、ネットで遡行記録を見たことがある)、初めて遡行する沢はどんな沢であれ冒険チックで興味深いです。「何はともあれ、どんな沢か、まずは行ってみよう!」2万5千図を見ると950m~1000mの間の等高線が詰まっています。きっと滝があるぞ!それと、標高1150mの二俣の間に湿原のマークがあり、これまた興味津々です。下山が楽なのがいいですね。
24日(日)朝6時、自宅を出発!途中牛丼の「すき家」に寄って牛丼の並を食べましたが、三分の二しか食べられませんでした。食欲がなかったわけではなく、数か月前より食事ダイエットしているのです。そのせいか、胃袋が小さくなってしまったようで食がすっかり細ってしまったのです。三分の二食べただけでお腹一杯!以前は、ペロリと食べれたのにね。生徒さんから教えて頂いた食事ダイエット、効果抜群で結構痩せましたよ。1ヶ月で3キロも痩せましたから。
松川温泉・松川荘に駐車し、いざ出発!巨大な堰堤を三つ越えると(堰堤管理用の林道あり)、898mの二俣に出ます。下流部は、大雨の影響でしょうか、結構荒れている感じです。そこより傾斜の強いゴーロ帯を標高差60mほど登ると両岸狭まりちょっとしたゴルジュに出くわしました。2段になっている10mほどの滝で一段目は左岸リッジから登り二段目のナメ状滝は右岸の壁を登りました。登り甲斐のある滝はこれだけでしたが、それ以外にも小滝(容易)がちょくちょく出てきてそれなりに楽しかったです。
澄川という名の通り、水の透明度が高く水の美しさに魅せられました。また、水が冷たいのなんのってぇ~!長時間沢水に浸かっていると足が痺れるほどでした。山はすっかり秋だなぁ~!2つ目の見どころは、1150mの二俣にある湿原でしょうか。沢を遡行した人にしか味わえない「手つかずの湿原」、規模は小さいながらもオアシス的な感じです。
この沢の核心部は、ツメではないでしょうか?判断に迷う枝沢が結構出てきて「どちらに進むか?」選択(判断)に悩むところも…。でもまぁ~上手くいって水場に出てヤブ漕ぎなしで登山道に出ました。遡行に3時間半、下山に2時間半の計6時間の行程でした。終わってみれば、とても簡単な沢でしたが、久し振りの沢登りで心ウキウキ♪とっても楽しかったです。やっぱり私は沢登りが好きなんだなぁ~!隣の赤川に比べれば、ずっと楽しい沢だと感じました。
下山後は、松川荘にて温泉に浸かり、幸楽苑にて塩野菜ラーメンを食べて帰りました。沢シーズンも残すところ1ヶ月半、一本でも多く遡行したいです。仲間と行く場合は○○や○○の沢に行ってみたいな♪単独の場合は、○○沢と○○沢は絶対に行くぞ!って、感じで遡行計画の作成に忙しいです。パーティーを組む場合、単独の場合、晴天の場合、あまりお天気が良くない場合、それぞれのシチュエーションに応じ、臨機応変に行動できるよう準備しておきたいのです。今月号の山岳雑誌『岳人』に紹介されていた「ガンガラシバナ(今早出沢)」も、以前より行きたいと思っていた沢の一本です。行きたいところ(遡行したい沢)、ほんと一杯あってね~!一つ一つ楽しみながらクリアしていきたいです。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいねぇ~♪
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沢記事を書く前に…ところで皆さんのパソコンは大丈夫ですか?「2014年8月13日公開の更新プログラム(Windows アップデート)の適用により問題が発生する場合がある」とのこと。セキュリティ情報 MS14-045 「カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される」にて公開したセキュリティ更新プログラム等などの特定の更新プログラムを適用後に、エラーが表示されパソコンが起動できないなどの問題が発生する場合があるらしいです。
「問題が発生した場合、次の症状が発生する可能性があると発表されています。〇ブルースクリーン (パソコンの画面が、真っ青になる) が発生し、パソコンの操作ができなくなる
○パソコンが起動できない ○パソコンが再起動を繰り返す。問題の現象が発生していない場合でも、予防的措置として該当する更新プログラムをアンインストールすることを推奨します。」とのこと。マイクロソフトは非を認めており、その対処方法をネットで公開しています。
「やってくれるぜ!マイクロソフト!」って感じです。ご年配の方やパソコンが苦手な方にとっては、その対処方法を施すことは難しいかもしれませんね。このアップデートの問題を知ったきっかけは、当スクールの生徒さんが「パソコンが起動しなくなった…(自動修復画面がエンドレスで表示される)なにもちょして(いじって)いないのに壊れた!」と、修理依頼に来られました。システムの復元を試みるもダメ!保証期間が残っているようでしたので「購入先のヤマダ電機さんで修理してもらった方がいいですよ!」とアドバイスさせて頂きました。
「何をどう説明してよいかわからない」という生徒さんと修理先のヤマダ電機さんの仲介役を私がすることになりました。その夜、ヤマダ電機さんからお電話を頂き「現在診ていますが、きっと8月13日のアップデート問題が原因かと思われます。」「8月13日のアップデートの問題って???」早速ネットで検索してみると出るわ出るわ…。し、し、知らなかった…。道理で私のパソコンも調子が悪かったわけだ!おそらく、このマクロソフトの大問題に気づいていない方も多いのでは?と思い、この度、日記に紹介させて頂くことにした次第です。
「症状が出ていなくても、対処して下さい!」と書かれていましたので、その通り実施してみました。まずは教室のWindows 8.1(デスクトップ)、全く異常は感じられなかったのですが、念のために「システムの復元」でアップデート前(8月12日以前)の状態の戻してみたのです。そしたらですね…なんと起動するたびにエラーメッセージが出るようになったのですよ…。何度閉じてもエラーが表示されてしまい…。結局、Lenovo OneKey Rescue システム(レノボ標準バックアップソフト)にてCドライブのバックアップを取っていた1ヶ月前の状態に復元することで直りました。私は万が一に備え、月に1度、必ずシステムのバックアップを取ることにしているのです。もう一台のWindows
8.1(ノート型)に関しては、該当するアップデートプログラムを削除し対処しました。
Windows 7(デスクトップとノート型の2台)に関しては、起動は問題ないのですがデスクトップアイコンの表示がおかしくなりました(深く大きな影と文字切れ)。それとスタートメニューの文字も下半分が切れて表示されるようになりました。画面の解像度を16ビットに変更し、また32ビットに戻すことで直るのですが、再起動するとまた同じ問題が起きてしまうのです。デスクトップパソコンに関しては、先と同様レノボのバックアップソフトを使ってバックアップを取っていた1ヶ月前の状態に復元し直しました。その後、1ヶ月分の資料等の差分をコピーして元の状態にしました。ノート型パソコンに関しては、該当するアップデートプログラムをアンインストールすることで直りました。
このように、OSやパソコンによって症状もまちまち、修理方法もまちまち…。皆さんにシステムのバックアップ(システムイメージの作成)を取ることを強くお勧めします。今回のように万が一の問題が起きた時やトラブルが発生した時に大活躍してくれます。月に一度で大きな安心が得られますよ♪私は、レノボパソコンに関しては、付属ソフトのワンキーレスキューを使用、他のパソコンに関しては、市販のパーティションワークス(パソコンが起動しない時でも復元可能)を使っています。
これらパソコンの修理作業は、23日(土)夜に行いました。「明日は早起きして久し振りに沢へ行くというのに…パソコンをしっかり直してからでないと沢へは行けないな!」と。夜遅くまで掛かりながらも全部で5台、なんとか直しました。これで明日は思いっ切り沢へ行けるぞ~♪で、どこの沢へ行こうかな?と…。自分が過去遡行していない沢がいいな!このところの長雨で増水していること必須!増水していても遡行出来そうな沢がいいな!単独で行けそうな沢がいいな!近場(岩手)の沢がいいな!これら四つの条件を満たす沢は一体何処に…。あ、あった、あったぁ~!この沢へ行ってみよう♪次回は、遡行編です。お楽しみに~!(^o^)
2年前に購入したレーザープリンタ(カラー)NEC MultiWriter 5750Cのトナー(イエロー)がなくなり、ネットでリサイクルトナー(1,600円)を購入し、初めてトナーの交換を致しました。国土地理院の地形図を印刷することが多く、イエローの消耗が激しいようです。かれこれ2年も使っているのに、この持ちの良さにはビックリです。ちなみにイエロー以外のトナー(三色)は、まだ6割もの残量がありました。インクジョットプリンタより、はるかにコストパフォーマンスが高いです。何よりも高速で印刷できるメリットは大きいです。
さて、先日パソコン雑誌の「日経PC21」のバックナンバーが過去三年間分収納されているDVDを6,480円で購入しました。パソコンだけでなく、スマホやタブレットに転送して閲覧することも可能です。なぜ買ったか?と言いますと、当パソコンスクールの授業に役立つ情報が詰まっているのです。特に「実例で学ぶ」シリーズでは、エクセルやワードの実践的な例題は、目から鱗で生徒さんたちに大好評なんですよ♪その最新版を授業用に編集したかったのです。もっか、その編集作業に忙しい毎日です。
例題は易し過ぎず難し過ぎず、程よい加減の難度で、また解説もとてもわかりやすいです。ほんと職場での実戦に役立てそうな例題が多く、生徒さんの実践力を養うのに最良の問題と言えます。日経PCさんもネタ切れになるのかな?「あれ、このエクセルの問題、数年前にも同じような例題、見たことあるぞ!」と思うこともしばしば…。仕事の空き時間を見つけては、この作業に没頭しています。
話変わって…昨日も生徒さんのご依頼でこの度購入されたWindows 8.1パソコンの新規セットアップ、インターネットやメール設定、古いパソコンから新しいパソコンへのデータ移管作業等を行いました。Windows 8になってから、セットアップがちょっと面倒になったせいか、その類の仕事が急増しました。Windows 8が発売されてまだ2年ですが、もWindows
9の話題がネットで騒がれているようです。早くも来月9月30日には、Windows 9のプレビュー版が公開されるようです。
それによるとWindows 8の過激なタッチ志向は修正され、スタートメニューが復活し、チャームバーは廃止されるという。来年4月には、Windows
9が発売されるらしいです。今度こそ使い勝手の良いOSを提供してもらいたいものです。それにしてもOSの移り変わりの周期が早過ぎです。たった2年半で変わるとは…。パソコンスクール泣かせです。来年にはまたパソコンを買わないと…(^^ゞ。当スクールが保有しているパソコンの数々…XP、Vista、Windows
7、Windows 8.1です。なんと4世代のパソコンを持っています。
今年は雨が多いですね。そのせいか、今シーズンはさっぱり沢へ行けていません。過去最低記録かもしれません。明日は久し振りに晴れるようですので、沢登りへ行って参ります。このところの雨で沢は大増水していることが予想されますが、無理のない範囲で気を付けて行って参ります。沢シーズンも残すところ1ヶ月半、行きたい所一杯あります。特に週末、晴れてもらいたいものですね。
昨日の高校野球、皆さんは見ましたか?本県(岩手県)代表の盛岡大付属(2年ぶり8度目出場)は、優勝候補の一角、東海大相模(神奈川、4年ぶり9度目出場)を4-3と逆転で破り、8度目の挑戦で夏の甲子園初勝利を挙げました!県勢としては4強入りした昨年の花巻東に続き、2年連続の初戦突破となり嬉しい限りです。次回3回戦は、20日の第4試合(午後3時半開始予定)に登場、対戦相手は今後決まるようです。
さて、今年のお盆休みは雨、そして雨の毎日…こんなに降り続けたことは、私の山登り人生の中で、今だかつてなかったように思います。まずは、焼石連峰の合居沢へ行って参りました。今回は単独ですので、下山後、車の回収を強いられる為、折り畳み自転車を持参しました。この沢、先月も行ったのですが土砂降りで中止に。今回も水沢市を過ぎたあたりからポツポツと雨が降ってきて、前回の悪夢がよみがえってきました。
下山予定の大森山三合目の登山口に自転車をデポして、入渓口である「天正の滝」駐車場に車で向かいますが、これがまた遠いのなんのてぇ~!「え~この距離(車の回収の為)、下山後に自転車で走らなきゃいけないの?」と車を運転しながらビビる私…。傾斜の強い砂利道あり、坂道ありで、こりゃまるでトライアスロンの世界です。やはり、仲間と来るべきだったかも…。合居沢へ入渓するも、第一印象が「なんて荒れているんだろう!」その荒れ具合にビックリした次第です。
これはきっと、2008年6月14日(土)に発生し岩手宮城内陸地震(マグニチュード7.2)の影響だと思われます。側壁がガッパリ剥がれ落ち、沢中は崩落した巨岩や土砂、そして、流木で埋まっている所が多数見受けられました。2年前に仲間と遡行した合居大谷右俣に比べると、かなり規模は小さく感じます。遡行意欲が減退している中、進むと前方に巨大なスノーブリッジが…。早くも雪渓かぁ…やはり今年は雪が多いのかな?ここに雪渓があるということは、この先はもっとタチの悪いスノーブリッジがたくさん出てくる可能性が高い…。
沢の荒れ具合からすると「遡行対象としてどうなのかな?」と思う部分があり(側壁からの落石が怖い)、かつ、雪渓処理の面倒くさから(危険性から)、さらに、気分が乗らなかったこともあり、雨も降ってきたことだし、遡行を断念し下降することにしました。気分が乗らない時は、即刻撤退することにしているんです。下山後、大森山三合目まで戻って自転車を回収。「せっかく来たのだから焼石岳でも登ろうかな?」と思い、登山道を歩くも30分で嫌気がさし下山…。ワクワク感がないと登る気力も湧いてこないようです。
「そうだ、焼石連峰の沢の探索をしよう!」R397沿いの面白そうな沢をあちこち物色して参りました。これがなかなか冒険チックで結構面白かったですよ♪下山後は、近所の喜盛の湯にて温泉と読書三昧♪なんか消化不良に終わった一日でした。
その後は、ず~っと雨の毎日で沢は大増水していること必須!とても沢登り出来る感じではありません。となれば、止むを得ません「登山でもするか!」という結論に達しました。でも、どうせ登るなら、過去登っていない山がいいな♪どんな山であれ、初めて登る山ってワクワクするんですよね!で、「どこの山へ登ろうか?」と、阿部陽子さん著『岩手の山150』で物色してみることにしました。
その中で、興味魅かれた山の一つに「須賀倉山」があります。紫波の最高峰は、てっきり東根山だと思っていたのですが、この本によると「須賀倉山」だと言います。13mほど高いようです。但し、登山道は整備されておらず、ヤブ漕ぎになるところもあるらしい。小雨降る中、いざ出発!志和稲荷神社から入り山王海ダム方面に向かうも、数百メートルも行かない内に「通行止め」に…。去年の紫波・矢巾・雫石を襲ったゲリラ豪雨で林道が決壊したものと思われます。工事関係者以外立ち入り禁止で、工事の真っ最中でした。またもや敗退か…。今度は山を登らずして完敗です。
せっかく来たのだし、志和稲荷神社(千年の歴史を伝える東北屈指の古杜)にてお参りをしました。初めて訪れたのですが、樹齢1200年の御神木(東北随一の樹齢と大きさを誇る)は、ほんと見事でしたよ!延命長寿のご利益があるようで、一見の価値あります。さらに、帰り道、矢巾町にある「煙山種苗のひまわり畑」にも寄ってみました(矢巾温泉マースの近くです)。数日前、テレビで放映されていたのを思い出した次第です。約6万本のひまわりの群生を堪能できますよ♪圧巻で感動しました!これも一見の価値あり!です。
お盆休みの最終日の本日は、これまた阿部陽子さんの本を見て、雨の降る中、滝沢市にある石ヶ森(445.8m)という山を登って参りました。低山ハイクですが、「滝沢のマッターホルン」と呼ばれているようです。ガッチャマンコースから登り、森の石松コースを下山しました。私のこの山をナメていました。恰好はと言うと…ジーパンにポロシャツ、右手に傘を差し左手にカメラ、それだけです(ザックなし)。まるでお気軽ハイカーですね。「登山道が整備されている」と書いてあったので、それで十分だと思ったのです。しかし、下山時に迷っちゃいました(^^ゞ。あちこちに道があり、しかも道標がありません。
分岐が何カ所かあり、しかも両方に目印を示すピンクテープがあるのですよ。「こっちかな?」とカンで進んで行ったところ、悪路になりヤブ漕ぎを強いられたり徒渉をしたりで泥だらけ~!下山時はビショビショですよ…。いや~でもね、冒険チックで楽しかったです♪何か得した気分になりました。
帰宅後、ネットで調べてみたところ、次のような記事を発見!『筆界基準調査とか地籍調査で方々が刈り払いされてピンクリボンがたくさん付いています。そのため、この森の石松コース下山時に、道に迷う方が増えています。』とのこと。どうやら、私もその一人になってしまったようです。方向さえ間違わなければ車道に出ますが、方向音痴の方は要注意ですね。雨の中の登山でしたが、緑がとても美しく楽しかったです。沢へ行けない悪天時は、過去登っていない近隣の低山歩きも楽しいな♪と思いました。出来ればワクワクできるような冒険チックな山がいいな~♪
PS.『酔いどれ画像掲示板』にあれこれ写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。今シーズンは、さっぱり沢へ行けてないなぁ…(^^ゞ。後半戦、晴れてもらいたいものです。のんびり過ごせるのは、今日まで!明日から仕事、忙しくなりそうです。
● 『酔いどれ画像掲示板』 雨降りのお盆、あれこれ ← 今すぐ見たい方はクリック!
先月7月20日、約2ヶ月半掛けて制作した岩手の写真家・多賀谷真吾様のホームページ『いわて旬華愁凍』を公開させて頂きました。本日、その多賀谷様からお礼のお手紙と共に8月1日に発売されたばかりの新しい写真集「いわて四季彩々」、お酒、おつまみ等、たくさん届きビックリしました。本来なら、私の方がお礼しなければならない立場なのに…ネ!
そのお手紙によると、「作成して頂いたホームページ、各方面から大変な評判です!」とのありがたいお言葉が書かれていました。ほんと嬉しい限りです。ホームページ作成途上時、日々送られてくる多賀谷様からの写真を見るのが、いつしか私の楽しみになっていました。「やはりプロは違うなぁ~!」と思うだけでなく「岩手のさりげない風景」、地元岩手県民でも「岩手の魅力、再発見!」を思わせる素敵な写真の数々に感動する日々でした。
その多賀谷様が、今月8月1日に新しい写真集を出版されました。タイトルの『いわて四季彩々- 北の大地から -』です。4年前に出版された前作『いわて旬華愁凍 - イーハトーブの国から -』に次いで二作目になります。「多賀谷さんの写真って、どうしてこんなに感動するのだろう?」と思った時、「岩手の素のままの光景」が正直に写し出されているから…と思ったのです。
彼は述べています。『本書に収められた写真は、岩手らしさを象徴するものであり有名な観光スポットの写真ではない。』と。まさにその通りだと思いました。「これが岩手なんだ!」と思わせる心に沁みるステキな写真の数々に感動しました。また、一枚一枚写真の解説が丁寧に書かれていて、多賀谷様がどのような心境でシャッターを押されたのか?その鼓動が伝わってくるようです。この写真集、母にも見せましたが、「凄いねぇ~!感動するねぇ~♪」と絶賛していました。多賀谷氏のサイン入りの写真集をご希望の方は、こちらからお買い求めになれますよ♪私も、サイン入りを貰っちゃいました!
そうそう、お手紙には、「今日から新宿入りし、写真展です!」と書かれていました。明日8月13日(水)より25日(月)まで、リコーイメージングスクエア新宿にて、多賀谷真吾写真展「いわて四季彩々 北の大地から」を開催されるようです。10:30~18:30(最終日16:00終了)入場料無料。岩手県の自然風景を紹介する写真展。東日本大震災で被害を受けた三陸沿岸についても、震災前と震災後の写真を織りまぜながら展示するカラー作品約
50点で構成。東京にお住まいの方、チャンスですよ♪ぜひ、覗いてみて下さいね。
話変わって…最近読んだ本に小阪祐司著『「買いたい!」のスイッチを押す方法』があります。日経BJのコラムニストとしても有名な小阪氏が、以前盛岡で講演された際、たまたま抽選に当たり無料で聞くことが出来ました。それ以来、小阪氏の本に興味を抱くようになった次第です。消費者がどういった理由でモノを買いたくなるのか?といったことについてマーケティング、行動心理学、脳科学の見地から仕組みを解説している本です。「そうだ、そうだよなぁ~!」と頷きながら(納得しながら)一気に読んでしまいました。自分にとって、身に覚えのある事例がたくさん載っていて説得力を感じました。
私のパソコンスクールであれば、「人はどういう時に、パソコンを習いたいと思うのか?」ということになります。数あるパソコン教室の中から、当スクールを選んでいただくにはどうすれば良いのか?つまり、他スクールでは真似の出来ない「差別化(特徴)」をどうするか?ということになります。そこを「どうしたら一目で理解して頂けるか?」それがキャッチコピーです。
Webの世界では、「三秒ルール」というものがあり、ホームページをパッと見て三秒以内に理解して頂かなければ、いけないのです(見てもらえない)。今回、三日掛かりであれやこれや考え続け、久し振りに当パソコンスクールむげんのトップページのキャッチコピーを変えてみました!どこをどう変えたのか?わかるかな?(計3ヶ所変えました。書体も)ちょっと変えただけで、反応が全然違うんですよね!過去何度か試してビックリしています。今度の反応はどうかな?後日、報告させて頂きますね。
ここ盛岡は朝からず~っと雨が降りっぱなしです。それと、昨日から気温が急激に下がりました。Tシャツ・短パン姿だと肌寒く、長袖長ズボン姿でいます。ほんとよく降る雨ですね。それもそのはず…。台風が接近中ですもの。本来なら、今頃は北アルプスの沢の中だと思うと悔しい限りですが、こればかりはどうしようもありません。
「梅雨明け二十日の晴天伝説」は、昔のこと…。ここ数年、全くあてにならなくなりました。こうなったら「晴れる日を狙って沢へ行くしかあるまい…」との結論に達しました。「確実に晴れる日にさっと準備して、さっと遡行してくる!」となれば、単独行しかありません。リスクはありますが、自分が思うように自由に行動できるメリットは大きく、その「気軽さ」がいいです。
ここみちのくの沢シーズンは短いのに、雨の為今シーズン早3回も遡行中止の決断を下しました。もう直ぐお盆です。大手企業等、本日から9連休の所もあると思います。「(北アルプスへ行くための)夏季休暇の宣言」をしたためか、さすがに生徒さんから授業の予約の電話が来ないです。こんなに授業しないのは、ほんと久し振りです。とはいうものの、「これ幸い!」と思い、普段出なかったことに励む毎日です。
午前中は、生徒さん用の例題(テキスト)作りに励み(主にワード)、午後からは読書三昧(仕事に役立つ経営やマーケティング書)、夜は今後の山行計画を練ったり写真の整理をしたり、ホームページの見直しをしたり…。時間がある時は、テレビや映画を楽しんでいます。最近読んだ本に神田昌典著の『禁断のセールスコピーライティング』があります。アマゾンによると、マーケティング・セールス部門でベストセラーランキング堂々の第一位です(経営学・キャリア・MBAの部門では第4位)。業績(売上)アップのために、「どんなメッセージを、どんな言葉を使って、どうやって書くか…」それがセールスコピーライティングです。
この本、とっても参考になり、貪るように一気に読んじゃいました。ダイレクトメールだけでなく、チラシ作りやホームページ制作時にも役立てそうです。本書は、述べています。『効果的なセールスコピーを書くためには、相手を深く理解しようと努め、相手の役に立てるように、自分が持っている経験と才能を掘り起こし、提供し続けなければならない。相手(お客様)を主語にした時、突然、世界が変わる。これは嘘じゃない、本当だ。』『「文書は情報を伝えるもの」と思ったら大きな間違い。気持ち(感情)を伝えることだ!(感情マーケッティング)』『最後に強調しておくが、これは自分の為に書かれた手紙だ!と思わせることである』
「経費を削減します」というのは、効果的なキャッチフレーズにならない。しかしこれが「あなたの経費を90日以内に、最低でも17%削減します」だと、ぐっと効果的になる。「地域一番」というのも、具体的なキャッチフレーズではない。「当店は、取扱いメーカー数71社、平時在庫商品点数473点、在庫量でも取扱商品数でも地域で一番。当店でなければ、他のどこに行ってもありません」と数字を見せることによって、「信憑性があるな」とお客に思わせる表現になるのだ。人はどういう時に「買いたい!」という衝動に駆られるのか?まさに心理学です。『想定する期待と、現実のギャップが、耐え切れないほどに広がった場合、人間は行動を起こすのである!』 「言葉って、とても大事なんだな!」と気付かせてくれる良書です。だって、文章ひとつで会社の売上が変わる(未来が変わる)のですから…。
私が運営するパソコンスクールむげんでも、ホームページのトップページのキャッチフレーズをちょっと変えただけで反応(生徒さん)が急増しましたので、「言葉の持つ力」を実感しています。当スクールの生徒さんの中には、会社社長、役員、自営業、広報担当の方もたくさんいらっしゃいます。私は、「生徒さんにとって、為になると思う情報は共有しよう!」との思いが強いです。その為の「読書」でもあります。興味のある生徒さんには、授業の合間に「私が学んだ情報」を提供するように心がけています。だって、私の生徒さんには「人生の成功者(成幸者)」になってもらいたいですもの。これがまた結構、評判が良いようです。時には「エクセルより、そっちをもっと教えて欲し~い!」と頼まれることも数知れず…。何はともあれ、「パソコン以外でも生徒さんのお役に立ちたい!」というのが私の正直な願い(想い)なんです。生徒一人、先生一人のフルタイム完全マンツーマン授業ゆえ、成せる業だと思っています。パソコン以外でも頑張る生徒さんの人生を応援出来るのことが、嬉しいです。
先週遡行した八甲田の逆川、帰宅後、メンバーの皆さんより身に余るほどの感謝とお礼のメールをたくさん頂戴致しました。「少しでも沢の魅力と楽しさをお伝えしたい!」と企画した山行でしたが、まさかこんなにも喜んで頂けるとは思っていなかっただけに、私まで感動したほどです。
帰宅後、仕事と北アルプスの沢の準備等で忙殺する毎日で、皆様から頂戴したメールに対してお返事を書いていません。この場を借りて(失礼とは思いつつ)、感謝とお礼を申し上げます。こちらこそ、本当にありがとうございました。またご一緒できる日を楽しみにしています。今度は、焚火を囲んで一杯やりたいものですね♪(^o^)
さて、その北アルプスの沢なのですが…本当は、明日7日(木)より仲間4名で出発する予定でした。事前に「本日6日(水)午前11時の天気予報で最終判断します!」と仲間には話しておいたのですが、好天の兆しは期待できず断腸の思いで「山行中止」を決定いたしました。せめて晴れる山域に1泊2日、いや、それも無理なら日帰り山行でも構わない!このメンバーで遡行したいな♪と願っていたのですが、全国的に雨マークゆえ、「こりゃ、どこへ行っても無理だ!」と判断しました。
5日もの間、全国どこへ行っても雨マークとは…台風の影響なので止むを得ません。仕事、明日から5日間もお休みを取ったのになぁ…。「この空白の5日間、どうしてくれよう!」って感じです。「こうなったら、仕事をするしかあるまい!」と思っていますが、果たして生徒さんが来てくれるかどうか…。沢は、来週末の16日~17日に期待するしかありません(今のところ、蔵王の沢へ行く予定)。今度こそは、晴れてもらいたいものです。今シーズンの沢は、雨に泣かされています。今回含め、雨で遡行中止を決定した沢が、これで3回(3本)となりました。北国、みちのくの沢シーズンは短いです。チャンスを大切に使いたいものです。
さて、話変わって…我が家の近所(徒歩5分)に「矢車寿司」というお寿司屋さん(居酒屋)があります。お寿司屋さんなのにラーメンやジンギスカンが美味しいです。過去数回、夜に山仲間達とここで飲んだことがあります(遠野のジンギスカンが名物)。最近知ったのですが、この矢車寿司、なんとランチもやっているようです。しかも、ワンコイン(500円)ですから驚きです!「ラーメン・お寿司セット!」。500円でラーメンとお寿司が食べられるなんて、ちょっと信じられませんでした。どうせ、「なんちゃってランチだろうな!」と期待していませんでした。早速、昨日のお昼に行って食べてみることにしたのです。
そしたらですね、なんちゃってどころか、ちゃんとしたランチでビックリしました♪ラーメンも旨いし、お寿司(4貫)も回転寿司のものとは違って、にぎりが大きく美味しかったです。いやはや、もうお腹一杯になりました。「残すと悪いかな…」と思って、どうにか全部食べました。「こんなに安くて、採算が合うのだろうか?」と心配になったほどです。我が家の近所で唯一の居酒屋なんですよ。
北アルプスの沢が中止になって「空白の5日間」、明日からどう過ごそうか?と思案しています。パソコンの勉強もしたいし、読書もしたい。今後の山行計画を練るのも楽しいしね♪たまにのんびり過ごすもの悪くないかな!と思っています。PS.その矢車寿司のランチセットを『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。
● 『酔いどれ画像掲示板』 盛岡・矢車寿司の500円ランチ♪ ← 今すぐ見たい方はクリック!
8月2日~3日は、盛岡山友会(現会員数 120名)の皆さんと総勢 12名で、青森県は南八甲田の逆川を遡行しバッカイ沢を下降して参りました。盛岡山友会さんとは、私が岩手に戻ってきた16年前から懇意にさせて頂いています。川目や岩泉(ひょうたんケイブ)の岩場でお会いしたのがきっかけだったと思います。岩に沢に雪山にと、お付き合いいただいています。今回は、ゲスト(案内人)として盛岡山友会さんの会山行にお招きいただきました。
2日(土)の午後に盛岡を出発し、その日は酸ヶ湯キャンプ場にて大宴会(入山祝い?)!翌3日(日)早起きして逆川を遡行!お天気に恵まれ、炎天下の中、楽しい遡行が出来ました。何よりも皆さんに喜んで頂けたのが嬉しかったです。この沢にしてよかった♪と思いました。
当初は、八幡平の大深沢を遡行する予定でしたが、アプローチの黒石林道が通行止めとのことで断念せざるを得ませんでした。焚火を囲んでの大宴会!イワナのお刺身に骨酒、塩焼き等、沢で泊まる楽しさを盛岡山友会の皆さんにも体験してもらいたいな♪と願っていましたが、またの機会となりました。「で、どこに行きますか?酔いどれさんのお勧め、ありませんか?初心者でも登れる沢で…」とリーダーのSさんに聞かれ…
「う~ん、そうですね~八甲田の逆川がお勧めかな!滝が一杯あって全て直登出来るし(易し過ぎず難し過ぎず手頃な難度)、何といっても飽きさせない秀渓!初心者でも要所でロープを出しフォローすれば問題ないよ!」と私。この逆川~バッカイ沢、5年前の6月末に単独遡行していますが、当時は、ネットで検索しても詳細な遡行記録は皆無に等しい状態でした。「まぁ、いっちょ行ってみっか!」ってノリで遡行したのですが、これがまたどうして面白いのなんのってぇ~!大当たりの沢でした。「この沢なら、また遡行してもいいな♪」と思ったものです。
当初の参加者は、私と重鎮のSさんと新人のKさんの三名で「3名?ちょっと寂しいかな、出来れば4~5人いたらもっと楽しくなるね!」と言っていたのですが、あれよあれよと人数が増え、最終的に12名にも膨れ上がりました。縦走ならまだしも、沢で12名とは…。「ベテランの方もいるし、何とかなるだろう!」私にとって2度目になる沢なので、ルートは全て知っていますしね。何よりも、岩手にこんなにもたくさん沢好きな方いると思うと嬉しくなります。私の「願い」それは…ここ岩手に、もっともっと「沢登り」を普及させたいです。沢屋人口を増やしたいです。岩手に戻ってきた16年前から、強く思っていました。
2日(土)、滝沢市の某場所に13時に集合、車3台に分乗しいざ出発!3時間掛からず本日の宿泊場所、酸ヶ湯キャンプ場に到着しました!このキャンプ場、7年前の2007年8月1日オープンしていますので、まだ新しく綺麗です。八甲田、緯度が高いせいか、虫はほとんどいません。早速、宴会の始まり始まり~♪出るわ出るわ、料理の数々、そしてお酒の数々♪フルコース状態です。今回は女性が4名もいますので、料理も超豪華です。山談義に花が咲きます♪気分は、まるでオートキャンプ状態!
翌3日(日)は4時半起床。朝食後、車でちょっと移動し沢支度をして、6時20分には歩き始めました。人数が多いので、早目の行動が不可欠です。次から次へと出てくる滝の連続に、皆さんちょっと興奮気味!ヘツったり直登したりその対応に忙しいですが、面白いです。落ちでも深い釜にドボンで済みますの、気が楽です。
とはいうものの、今シーズン初で沢登りされる方、また初心者の方もいましたので、安全を期して小まめにザイルを出しました。最後のツメのヤブ漕ぎは、実質15分くらいだったでしょうか…。車デポ地より歩き始めて4時間20分、突然湿原に飛び出しました!
皆さんの大歓声♪そして大感動!
この手つかずの大湿原、咲き乱れる高山植物、目の前には北八甲田の山々の眺望!「ここは、天国ですか?」って感じ。「いや~ほんと凄い!素晴らし~い♪」との賞賛の嵐!八甲田の沢、様々入りましたが、日帰りならこの逆川が一番のお勧め、泊りなら黄瀬川が一押しです。地元の沢屋さんには結構遡行されているようですが、全国レベルでは、まだまだ知名度が低いと思います。まさに「隠れ名渓」です。
この大湿原でランチタイム!しばしの休憩を取り、湿原を大横断し下降ルートのバッカイ沢の源頭を目指します。下界では35度とか…。今日はお天気に恵まれ暑くて沢に入るのが気持ちいいです♪こんな日は、やはり沢ですね!梅雨明けして間もないので、アブがたくさんいるだろうなぁ~!と危惧していたのですが、全くいなくてラッキーでした。バッカイ沢は、結構滑ります。油断しているとスッテンコロリン!慎重に下ります。ここでも安全を期し、こまめにザイルを出しました。本日の行動時間は、8時間半(休憩含む)。人数が多いので結構時間が掛かりましたが、これも想定内です。
下山後は、大川原温泉ふくじゅ草にて一風呂浴びました。5年前に入った時はあまりの安さに驚きました。だって、200円ですよ!消費税が8%になったので、当然値上げされているだろうなぁ~!と思ったのですが、今回も200円でした。盛岡へ帰ってきたら、暑いのなんのってぇ~!山は涼しくていいです。何はともあれ、とっても楽しい2日間でした。盛岡山友会の皆さん、本当にありがとうございました♪来年こそは、泊りの沢へ行って、たき火とイワナを楽しみましょうね!PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。上の写真は、山友会のジャニーズ系
「キムタク」こと、若手のホープ K君(ナイスガイ)です。下の写真は、逆川をツメた後の原始的光景、大湿原にて。
● 『酔いどれ画像掲示板』 八甲田・逆川 ← 今すぐ見たい方はクリック!
当スクールの生徒さんの中には、自営業の方や社長さんも結構いらっしゃいます。社長さんは、会社や経営のことで日々頭が一杯です。かくいう私も…。時代に対応しながら変化していかないといけないのです。「今、○○でどうしようかと…」と言ったご相談を受けることもあります。私には、話をジックリと聞いてあげることくらいしか出来ませんが、とても感謝してくれます。
また、為になる本があったら、お互いに貸し合ったりもしています。左の写真の本は、学習塾を経営されている生徒のSさんが勧めてくれた本です。「先生、この本、チラシやホームページを作る際に役立ちますよ!」って。藤村正宏著『「モノ」を売るな!「体験」を売れ!』です。
早速、アマゾンで買って読んでみました。とても読みやすい本です。さらに彼の著書2冊も買っちゃいました。本の内容はこれまで「なんとなくわかっていた…」ことなのですが、具体例がたくさん記載されていて、より理解が深まったと思います。
では、「モノ」ではなく「体験」を売る!とは一体どういうことなのか…。以下、本書より抜粋します。『あなたのお客様は、モノやサービスが欲しいわけではない!ということなのです。そのモノを買うことによって、どういうステキな生活が手に入るか、どういう体験が起こるのか、どういう嬉しいことがあるのか。その商品の先にある「体験」を発信しなければ、モノは売れない、ということなんです。』
ひとつわかりやすい例をご紹介します。人は風邪薬が欲しいわけではありません。風邪薬を飲むことで、早く病気を治して健康な生活を取り戻したいのです。この真理を自分の会社やお店に適用してみると…。風邪薬にPOPを付ける際「プロムヘキシン塩酸塩・ビタミンC配合」そう書いてあったら買いますか?なんのこっちゃ?ですよね。一方、「仕事が休めず、風邪を早く直したい!そんなあなたにお勧めします。大正製薬○○○」つまり、商品やサービスの先にある何かを伝えなければ売れない!ということ。
以前、カーマイン・ガロ著『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』を読んだことがあるのですが、ジョブズはプレゼンの天才と言われていました。iPod、iPad、iPhoneと次々の大ヒット商品を生み出したアップルの広告塔でもあります。彼のプレゼンを聞いていると(ユーチューブで見れます)よ~くわかります。彼は商品の説明より、「あなたのライフスタイルがどのように変わるのか?」に重点をおいてプレゼンしています。「こんな生活、してみたいと思いませんか?」って具合に。つまり、これが「体験を売る」ということのようです。
もう一つ大事なこと…。多くの人は「安くしなければ売れない!」と思っているという事実…。かくいう私も以前はそうでした。「安くしなければ生徒さんが集まらない!」と固く信じていたのです。今から3年前、当スクールでは思い切った値上げに踏み切りました。このままでは経営が危ぶまれる…と判断した結果の苦渋の選択でした。今まで1時間千円だった受講料を、何と倍の二千円ですよ!(短期集中レッスンの場合は、1,250円)「倍も値上げして、もう生徒さんが来てくれなくなるのではないか?」と不安で一杯でした。また、これまで長年通ってくれた生徒さんにお叱りを受けるのではないか…と。結果、私の取り越し苦労で終わったのです。「先生、これまで大変だったでしょ!今までが安過ぎたもんね、先生、ちゃんと取らなきゃダメよ!」と、多くの生徒さんより労いのお言葉を頂戴しました。その後、経営は安定しました。
お客様は、たくさん似たような商品やお店がある中で、どこで買ったらよいのか?わからないのです。「値段以外に選ぶ判断材料がないから」安いものを買うのです。高いものを買う理由が見当たらないから、安い方を買うのです。だから、高いものを買う理由をちゃんと伝えることが出来たら、価格が高くても売れるというわけなんです。「価格以外の買う理由を、お客様に伝えましょう!」そんなことも本書に書かれています。「価格で売るな、価値で売れ!」と言っています。三冊とも為になる本でした。お勧めします。