幻の…台・鉛温泉ハイキングコース 1

- 花巻・六郎山 -

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幻の…台・鉛温泉コース 1

なぜ「幻」なのかと言いますと…その昔、生活道だったようですが、今では殆んど手が入れられておらず自然(ヤブ)のままの"アドベンチャーコース"になっているとか。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 2

この幻のコースは、台温泉~六郎山~鍋割川~鉛温泉を結ぶルートのようです。台温泉の温泉街を通って、まずは六郎山の登山口を目指します。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 3

建物に時代を感じる中嶋旅館さんです。下山したらどの温泉に入ろうかな?と考えながら、温泉街を歩くのも楽しいものです。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 4

この壊れた鳥居のある場所が、六郎山の登山口になります。道標はありません。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 5

その登山口入口のちょっと上にある石碑が目印です。山の神様に安全祈願をしてから登りましょう♪

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 6

登山口から登ること15分で台~鉛温泉の古びた道標。 ルートがどのように付けられていたのか?皆目見当も付きません。そんな中で、ヤマレコの「aoi」さんの記録がとても参考になり「どのようなコースなのか?」解明することが出来、ほんと助かり感謝です。aoiさんは、前半後半に分けて2度のトライで繫げていました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 7

ただ、aoiさんの山行ルートと異なるのは、来た道をまたヤブを漕いで戻るのも嫌だなぁ~!と思い、鍋割川を下降し周回するルートを思い付きました。よって、足には渓流足袋。鍋割川に降り立ってから先の周回ルートに関しては、まったく情報は皆無で完全なる未知の世界!ほんと、まさに「アドベンチャーコース」です。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 8

歩くこと1時間10分で六郎山の山頂に到着しました。六郎山に関しては、2017年03月(積雪期限定のお勧めコース)と今年の4月(カタクリの群生が凄かった)に登っています。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 9

六郎山の山頂より先、いよいよ冒険の始まり始まり~♪ヤブの中に目印の赤テープや木に赤くマーキングされているのがわかります。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 10

ヤブは思ったより薄く踏み跡が薄っすらと分かるし、これなら何ら問題ありません。沢屋の私からすると「ちょっと歩き難い登山道」レベルです。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 11

しかし、油断は禁物!そのマーキングを見失わないよう慎重に歩を進めました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 12

たまに踏み跡を見失う時もありました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 13

このように一般登山道と変わらず、踏み跡がハッキリしている所もあります。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 14

六郎山の下りの尾根の410m付近は、ちょっと考えました。そこは、マーカーは右方向にある。しかし、進むべき方向は左なのに…。自分を信じてヤブの中を左へ突進すると…。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 15

立派な道にぶつかりホッとしました。自分を信じて良かった~!しかし、しばらくするとまた半ヤブ状態に…。こんなことの繰り返しだったように思います。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 16

このような三角点も目印になります。本コース、かつての登山道と市町村境の三角点設置の為の作業道がゴッチャになっているように思いました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 17

ブナの森が綺麗です。人臭さがまったくなく、ほんと「静寂の森」でした。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 18

今回初めて立派な道標を発見!昔は、よく歩かれていたのかもしれませんね。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 19

ここで全コースの半分です。ここから先、鉛温泉へと道が続くようですが、今回はここまで!六郎山の山頂から鍋割川の徒渉点まで1時間5分でした。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 20

来た道を戻るのも芸がないので、鍋割川を下降して周回するルートを思い付きました。いよいよここから先は、情報が皆無のまったくの未知の世界!

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 21

この鍋割川は、ナメが発達した沢で、歩けど歩けどナメナメ尽くしの綺麗な沢。まるで舗装道路状態♪これにはビックリ!予想外の展開で何か得した気分!ほんと気持ち良い遡行を楽しめました。滝は一個も出てきませんでしたが…。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 22

標高250mの堰堤まで沢を下り、堰堤から先は車が走れるほどの立派な林道でした。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 23

てっきり完全な廃道状態の林道でヤブ漕ぎを覚悟していたのですが、これまた得した気分になりました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 24

そうそう、今回は沢を下降するので渓流足袋姿で全コース歩きました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 25

ほんと立派な林道で、車の走行も問題なさそうです。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 26

2万5千図の「鍋割川」と明記されている付近の林道分岐から花巻市と明記されている下の441m付近を結ぶ林道は、完全な廃道!と推測していましたが、これは予想が当たりました。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 27

注意して歩かないと、その林道分岐を見落としそうです。目印は、この「保安林」の黄色い看板です。

2018年9月17日撮影

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その廃道状態の林道、踏み跡は明瞭で半ヤブ状態でしたので歩く分にはまったく問題ありませんでした。

2018年9月17日撮影

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上部で登山道と合流しました。立派な道です。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 30

あとは台温泉目指して下山するだけです。

2018年9月17日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 31

全行程4時間40分!(半)ヤブ尾根歩きと鍋割川の下降(遡行)を楽しめ、プチ冒険気分を味わえてワクワクドキドキの楽しい一日となりました。身近にも意外と冒険気分を味わえる山があるんだなぁ~!と目からウロコでした。続編の鍋割川徒渉点(朽ちた橋)から鉛温泉ルートは、こちらをご覧下さい。

2018年9月17日撮影

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

<2018年 9月17日(日)>
行動時間 4時間 40分(休憩時間含む)
登り:2時間 15分 下り: 2時間 25分

台温泉車デポ地(8時30分)~六郎山(9時40分)~鍋割川徒渉点(10時45分)~堰堤(11時30分)~林道分岐(11時50分)~370m登山道コル(12時20分)~台温泉車デポ地(13時10分)
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