東鴉川

- 安達太良山 -

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東鴉川 1

3連休の10月13日~14日で福島県は安達太良山の沢へ(単独)。秋の毎年恒例になっています。13日:東鴉川(ひがしからすかわ)遡行後、あだたら高原キャンプ場にテント泊。14日:同じく安達太良の湯川を遡行。我が家より300キロ、朝3時起きで自宅を出発!東鴉川の車デポ地にて(駐車2台可能)。7時15分行動開始!

2024年10月13日撮影

東鴉川 2

橋の手前より入渓(13tが目印)。車デポ地より徒歩30秒!なぜこの沢を選んだのか?中村成勝著の『沢登り』に次のように紹介されています(湯川の紹介ページ「周辺の沢」の項目で)。『安達太良山の沢はどれもナメが美しい。代表格は杉田川、石筵川、東鴉川など』と。東鴉川(日本登山体系にも掲載)は未遡行、マイナーな沢だと思っていたけど実は代表格だったのね!ぜひ遡行しなければ~!

2024年10月13日撮影

東鴉川 3

ちなみにこの沢ガイド本に紹介されている沢に外れはなく、どれも超素晴らし~い!関西と西表島以外の沢は、ほぼ全て入渓済み。全国津々浦々、初級者から上級者用の沢に至るまで幅広く網羅しており、感動的な沢ばかりでした。沢に入らず沢脇の踏み跡を利用し、沢沿いに登っていきました。ヤブが薄く歩きやすいです。

2024年10月13日撮影

東鴉川 4

車デポ地より15分で国道115号東鴉川橋に到着!ここより入渓します。

2024年10月13日撮影

東鴉川 5

沢ではなく「川」というだけあってか水量豊富です。それにしても水が冷たいこと~!あまりの冷たさに足に痛みを感じました。今の時期、ネオプレーンソックス1mmではダメですね。

2024年10月13日撮影

東鴉川 6

今日もラバーの渓流シューズ(モンベルのサワークライマー)です。ちなみに渓流ソックスは、キャラバンの渓流CRソックス1mmを履いています。

2024年10月13日撮影

東鴉川 7

F2の大滝(20m)が見えてきました~!迫力あります。手前の前衛滝(5m)は右岸より容易に登れます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 8

直登するも高巻くも、この沢の核心部のようです。単独なので無理せずに高巻くことにしました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 9

側壁が屏風岩のように聳えているので大高巻きになりそうです。

2024年10月13日撮影

東鴉川 10

側壁の基部をトラバースし側壁が切れたところで(左に枝沢が見えてきたところで)右に45度斜上、下降点を探しながら落口を目指しました。遡行記録を拝見すると、ここの高巻きに苦労されている方が多いようです。

2024年10月13日撮影

東鴉川 11

側壁基部をトラバースしながら大滝を望みます。今回の沢靴はラバーでしたので難なく高巻けましたが、フェルトだと結構滑るかもしれません。

2024年10月13日撮影

東鴉川 12

高巻きながら下界を遠望!今日は素晴らしいお天気です♪

2024年10月13日撮影

東鴉川 13

ドンピシャリ落口に!高巻き成功!懸垂下降せずに15分で高巻くことが出来ました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 14

私にとっての核心部はこのF3(15m)滝でした。

2024年10月13日撮影

東鴉川 15

完全にシャワーになると思い、あまりの水の冷たさに敬遠!左岸より高巻くとにしたのですが、途中まで高巻くも時間が掛かりそうでしたので、戻って直登することしました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 16

カッパを着て左岸より登ります。階段状で難しくはないのですが…。水の勢いが強過ぎて(特に落口付近)前は見えないは、水は冷たいわ、ヌメっているわで、低体温症になるかと思った…。いつもより(ネットの遡行記録より)水量が多いと感じました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 17

怒涛の水量で全身びしょ濡れ状態になりました。寒いのなんのって~!

2024年10月13日撮影

東鴉川 18

どうにかF3を登り終えたものの、全身びしょ濡れで寒い寒い!この水の冷たさは一体何なんだ!って感じです。

2024年10月13日撮影

東鴉川 19

あまりの冷たさに(足の感覚がなくなるほど)なるべく水に入らないように遡行しました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 20

F3以降も小滝が連続し楽しませてくれます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 21

F5(2段8m)です。右岸より容易に登れます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 22

1,310mにあるY字状の5m滝です。右岸より直登しました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 23

それを過ぎるとナメナメ尽くしで癒されます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 24

ナメが続きます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 25

まだナメが続きます。高度が上がるにつれ紅葉が美しくなって参りました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 26

標高1,460mにあるF8(6m)最後の滝です。これも快適に登れます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 27

紅葉がとても綺麗♪来て良かったぁ~!

2024年10月13日撮影

東鴉川 28

ツメに入ります。

2024年10月13日撮影

東鴉川 29

大したヤブを漕ぐことなく登山道に出ました。車デポ地より3時間20分でした。

2024年10月13日撮影

東鴉川 30

登山道より紅葉した山々を望みます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 31

本当の核心はここからかも?単独ゆえ、車の回収をどうするか?標高1,290mより登山道を離脱しヤブを漕いで進みます。最初は背丈を没する深いヤブで「これ、一体どこまで続くんだ!」と先が思いやられましたが、ちょっと進むと(10分くらいだったかな)ヤブが薄くなり大分歩きやすくなってホッとしました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 32

標高1,220mで沢に合流し、大分歩きやすくなりました。急傾斜の時は沢脇を笹を掴みながら下ったりしました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 33

国道が近づいてくると傾斜も緩み、さらに歩きやすくなりました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 34

国道に到着!さらに車デポ地まで薄いヤブを漕いで斜面を下ることにしました。東鴉川、もっと遡行されて良い沢だと思いました。滝とナメが連続し、マニアックな方だけが知る「知られざる名渓」なのかも知れませんね。

2024年10月13日撮影

東鴉川 35

遡行グレードは2級程度で単独で行くには、手頃で楽しい沢だと思いました。ただ、今回は「水の冷たさに」やれた感じです。国道から下は、さらにこんな感じのパヤパヤのヤブですので、沢を下るより早いと思います。登山道離脱地点(ヤブ漕ぎ開始地点)より1時間で車デポ地に到着しました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 36

東鴉川の遡行後、あだたら高原キャンプ場に向かいました。車で20分の場所にあります。去年に引き続き今年も来ましたよ~!本日のテント宿泊者は100組以上とのこと。まずはテントを設営してから食料の買い出しに行くことにしました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 37

8月17日にアマゾンより9,980円で購入した3人用テントで今回がデビュー日です。(クイックキャンプ QC-OT210n)。設営時間はたったの15秒(YouTube)です!とても広々していて超快適です。テントの中にテーブルや荷物を置いても楽勝です。

2024年10月13日撮影

東鴉川 38

テント設営後、車で10分!ヨークベニマル 二本松インター店へ食料の買い出しへ行きました。何を食べようかなぁ~?このあだたら高原キャンプ、温泉は近いし(徒歩5分)スーパーも近いし最高の立地条件です。

2024年10月13日撮影

東鴉川 39

買い出し後、キャンプ場へ戻り温泉へGO♪キャンプ場より徒歩5分の場所にあるスカイピア「空の湯」です。

2024年10月13日撮影

東鴉川 40

入浴料は600円でした。安達太良の山々を望みながらお風呂に入れます。

2024年10月13日撮影

東鴉川 41

キャンプ場は大賑わいでした。だって無料ですものね。

2024年10月13日撮影

東鴉川 42

本日の晩飯です。先ほど買い出しした品々。左上から①刺身用解凍かつおたたきのっけ盛(429円)②ほうれん草とベーコンのおつまみサラダ(356円)③杏仁豆腐(100円) ④シャウエッセン・ポークあらびき(自宅より持参)⑤ほうれん草とベーコンのおつまみサラダ(356円)

2024年10月13日撮影

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本日のお酒です♪居酒屋状態ですね!沢納めですのでたまには豪勢に♪

2024年10月13日撮影

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直射日光が暑いのでテーブルと椅子を日陰に移動してくつろぎます。

2024年10月13日撮影

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焚き火、最高♪心まで温まります。キャンプ場での焚火も最高ですよ♪加齢と共に快楽を求め軟弱になっていく自分が怖い…。

2024年10月13日撮影

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風呂上りは、やはりコレだね♪

2024年10月13日撮影

東鴉川 47

かつおたたきのっけ盛がメチャ旨かった~♪これがまた「夢灯り(純米吟醸酒)」と合うんですよね。

2024年10月13日撮影

東鴉川 48

自社製野菜と食べる国産柔らかもつ煮込みもメチャ旨かったぁ~!幸せなひと時です。

2024年10月13日撮影

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キャンプ最高♪沢でキャンプ場泊の場合、好きなものをお腹一杯食べて思いっ切り飲むようにしています。自分へのご褒美です。沢の中での焚火も最高だけど、キャンプ場での焚火も最高です!

2024年10月13日撮影

東鴉川 50

大分暗くなって参りました。

2024年10月13日撮影

東鴉川 51

焚き火の前でスマホで音楽を聴きながら一人酔いしれる!まさに至福のひと時♪本日 遡行した沢を振り返ったり、明日の沢へ思いを馳せたり、来年の沢計画を考えたり…。加齢と共に体力的に厳しい沢へは行けなくなったけど、それでも沢登りが出来ること自体に幸せを感じます。明日の遠征2日目は、湯川を遡行します(17年振り2度目)。

2024年10月13日撮影

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

<2024年10月13日(日)>
行動時間 5時間(休憩時間含む)
登り:3時間20分 / 下り:1時間40分

車デポ地(7時15分)~橋下・入渓地点(7時30分)~大滝20m下(8時10分)~溝状の小滝(9時25分)~登山道(10時35分)~下降点(11時15分)~車デポ地(12時15分)
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