石筵川本流

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安達太良・杉田川

安達太良山 杉田川

東北の沢の入門コース。 私が行った時は、結構沢が荒れていて せっかく東京から新幹線を利用して 行ったのですが、チョット…。

まぁ「日本百名谷」にも選定された 沢でもあるのですが…。 でも安達太良山は良い山だと 思いましたよ! 木々に囲まれた穏やかな遡行が 楽しめます。 1996年9月8日撮影

安達太良山 石筵川本流 1

今シーズンの沢納め、どこにしよう? と考えた結果、福島県は安達太良連峰の 沢へ行くことにしました。

盛岡から高速を飛ばすこと約3時間半、 深夜12時頃到着し、母成グリーンライン入口 手前に幕営したものの、この道路は いわゆる「走り屋」さんがカーレースを やっていて、車の爆音が凄かったぁ~!

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 2

アプローチは母成グリーンラインを走っていると 右手に「安達太良登山道入口・銚子ヶ滝入口」 の大きな看板があります。

その向かいが広い駐車場になっています。 まずはそこから銚子ヶ滝への一般登山道を 登っていくのですが、よく整備された道でした。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 3

11月上旬で紅葉は既に終わっていましたが 山麓はまだちらほらと楽しめましたよ♪ 道標も至るところにありよく整備されています。

この銚子ヶ滝は日本百名瀑のひとつで、 登山者も多いようです。下山時は家族連れや アベック等、たっくさんの人に会いました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 4

駐車場からはひたすら登りでしたが、ここから 銚子ヶ滝めがけて沢へ一気に下ります。 朝の冷気がひんやりします。 11月ですものねぇ~!

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 5

おぉぉぉ~!あれだな! 遠方に銚子ヶ滝が見えてきましたぁ~♪

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 6

さらに接近!滝下へ到着! この銚子ヶ滝は高さ48M、形が酒を入れる 銚子に似ていることからこの名が付けられた ようです。またここの水は「福島の名水 30選」にも選ばれているようです。

さらにこの滝は、その昔、名主の娘が滝つぼに 身を投じ、かんばつに苦しむ村人を救ったと 言う物語が伝えられているようです。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 7

銚子ヶ滝の前にある案内板です。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 8

銚子ヶ滝に朝日が当たり、とても綺麗でした♪ しばし鑑賞!直登は絶望的…。 ここは素直に登山道に戻り、滝上から 入渓しました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 9

和尚山への登山道が石筵川を 横切るところから(銚子ヶ滝の上) いよいよ遡行開始で~す! 下流部は長~いゴーロ歩き…。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 10

さすが福島名水30選! 水の透明度がとても高く綺麗なこと♪ 水は思ったより冷たくありませんでした。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 11

ゴーロ帯の次は巨岩帯が続きま~す! といっても難しいところはなく 右へ左へとルートを探しながら 快適な遡行が続きます。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 12

いよいよこの沢の核心部! 2段20M幅広滝です。 右壁(水線右)を直登しました。 アルパイングレードでⅢ級程度でしょうか。

沢慣れた方ならフリーで登れると思いますが、 初級者同行時はザイルを出した方がいいかも? 途中残置ハーケン、残置シュリンゲあり。 クラックを利用して快適に登れました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 13

これは上の写真の2段20M滝の上段です。 水線右側を楽に登れました。 傾斜はゆるいものの、水量豊富なため 増水時はちょっと大変かも?

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 14

その2段20M滝を越えると素晴らしいナメが 続き、まさにパラダイス♪ この沢のハイライトです。 この長大なナメ、ところどころゴーロが あるものの全長で約300Mもあるとか…。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 15

これもナメ、歩けど歩けどナメ、 そしてナメ♪癒されます。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 16

1160M左岸枝沢を過ぎると、やがて2段8M滝! これも快適に直登出来ました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 17

10M幅広滝、これも快適に直登♪ 滝はこれでおしまいで、この先は ゴーロ歩きとなりました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 18

その後、スラブを持った1270M右岸枝沢を 過ぎ、1380Mの1対1の二俣に到着! 左の写真がそうです。どちらへ進もうか? 右俣の方が楽に登山道へ出れそうでしたので ここは右俣に進むことにしました。

その後1430Mの左岸枝沢をツメ、50Mほど ヤブを漕いで安達太良山と和尚山のコルに ツメ上げました。入渓から尾根(登山道)まで 約3時間半。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 19

和尚山を望む。 えぇぇぇ~あの遠方に見える山、 登るんですか…(遠い目)

この和尚山経由安達太良山の登山道は 入山者が少ないのか?登山道が あまり整備されておらずヤブっぽかったです。 11月でそう感じたくらいですから 夏はブッシュが凄そう。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 20

安達太良山を望みま~す! 山頂まで行こうかな?とも思ったのですが、 本日は昨夜の睡眠不足がたたり、 疲れたので止めました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 21

晩秋ですなぁ~! 登山道から山肌を望む。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 22

銚子ヶ滝の登山道付近から 道もよくなりました♪

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 23

紅葉がとても綺麗♪ウットリ♪

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 24

登山道はまるでビロードのじゅうたんのよう♪ この沢の全行程が(母成グリーラインの 駐車場を出発して戻ってくるまで)、約7時間も 要しました。

単独でしたし結構スピードアップで 遡行をしたつもりでしたが…。 「日本の渓谷96」の遡行記録では、10時間20分 かかっていることを思えば、まだ早い方かな? 結構疲れました…。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 25

下山後、二本松へ移動、明日遡行予定の 阿武隈川・湯川の入山地点、塩沢温泉へ♪

その付近にテントを張りあとは温泉に入って 一人宴会♪しか~し、時刻は夕方5時近くで 既に日帰り入浴はダメとのこと…ガ~ン!

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 26

てなわけで、岳温泉まで下り、その時間でも 入浴させてくれるところを探しました!

あ、あったぁ~!この「岳の湯」さんは、 素泊まりも出来る共同浴場で、入浴料は なんと300円(シャンプーなし)なり。 でも広い温泉で快適、快適♪ すっかり気に入っちゃいました。

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 27

温泉に入って汗を流し、塩沢温泉へ戻り 一人宴会の開始で~す! 二本松といえば地酒は「奥の松」ですよねぇ~! お寿司は二本松ICそばの大型スーパーにて!

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 28

さらにちゃんこ鍋も食べました♪ 体が暖まりますねぇ~!

2007年11月3日撮影

安達太良山 石筵川本流 29

これは私のテント(ジュリアン)にて。 一人ちびちび飲むお酒も美味しいもんです♪ 明日は遠征最終日、湯川を遡行しま~す! 続きはこちらをクリック!

2007年11月3日撮影
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