赤川右俣 2

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三ツ石山 赤川右俣 1

松川大橋ゲート前の駐車場に車を停めて歩き始めます。天気予報は、あまり良くなく「せめて体力トレーニングにでも…」と思い、悪条件でも遡行可能な赤川右俣を遡行して参りました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 2

車を停めて林道歩きから始まります。右下に松川の地熱発電所が見えます。雲海がとても綺麗でした。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 3

ここが林道終点です。「この先、土砂崩落のため通行止め」の看板が…。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 4

ここが土砂崩落の現場です。12年前に来た時は、問題なく通れたのに…。自然の力って凄いです。どうやって沢へ降りようかな?

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 5

その崩落現場の左手に沢へ降りる道がありました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 6

無事、沢へ降り立つことが出来ました♪

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 7

沢(赤川)に降り立ったところから、林道の崩落現場を望みます。ちなみに2016年の時点では、復旧されたようですが、その後 さらに崩落し「通行止め」になったのだと思われます。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 8

赤川右俣、12年前(2009年10月12日)にも遡行していますので、今回で2度目になります。「沢登り」というより「沢歩き」って感じの沢で、難所はなく遡行グレードは1級程度でしょうか。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 9

この沢は、これといった難所もなく、標高1,120mが入渓地点ですので、増水の影響をあまり受けず、体力トレーニングには良い沢です。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 10

入渓地点から標高1,200m付近までは、巨岩帯が続きボルダーチックに登れて、さらに渓相もそこそこ美しく楽しませてくれます。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 11

石楠花の花が、心を和ませてくれます。この巨岩帯、まるで日本庭園を思わせるような雰囲気でした。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 12

ツメ(源頭部)は、広大な湿原とお花畑が待ち受けています(今回は雪渓も)。最後は、三ッ沼に突き上げ感動のフィナーレを迎えることが出来る最初と最後が「素敵な沢」なのです。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 13

しかし、良いことばかりではありません。最初と最後を除いた中間部は、ひたすら長~いゴーロ歩きが続きます(1mほどの滝が一か所出てくるだけ)。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 14

長いゴーロ歩きの果てに待ち受けているのが、大湿原と大展望とお花畑と沼ですので、余計感動するのかも知れませんね。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 15

入渓地点から標高1200mまで続いた巨岩帯は、ここで穏やかな渓相に変わります。この渓相の突然の変化にビックリします。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 16

1,211mの二俣にて。今回の遡行目的の一つに左俣の偵察もあります。最初、見落として通り過ぎてしまい、戻って左俣に入ってみました。左俣は写真の通り水が流れておらずチンケで見落としてしまいます。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 17

左俣へ入ってみたものの水が流れておらず、さらに進むとヤブっぽくなってきましたので引き返し右俣へと戻りました。この間、時間をロスすること約30分!

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 18

本流の右俣へ戻って参りました。気を取り直して再遡行です。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 19

巨岩帯が終わる1,200mから源頭部の1,350mまでひたすらゴーロが続きます。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 20

1,290mに出てきた唯一の滝(1m)です。ナメ床も一か所出てきたかな。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 21

ゴーロ歩きが長いと言っても1時間30分程度の我慢です。この沢の核心部は、強いて言えば迷いやすい分岐(枝沢)が1~2か所ほど出てきますので、ルートファンディングでしょうか。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 22

ゴーロ歩きに飽きた頃、シラネアオイが心を和ませてくれます。今回は体力トレーニングが目的でしたので、あえて荷物を重くして遡行しました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 23

1,340m付近にて。源頭の様相を呈してきました。ぼやって来て半ヤブ状態に…。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 24

1,350mにて巨大な雪渓が出てきて歩きやすくなりました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 25

1,360mで大湿原に出ました~♪長いゴーロ歩きの果てに待ち受けているのがこの大湿原ですので、余計感動するのかも知れません。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 26

「ここは天国ですか?」って思うほど素晴らしい感動のフィナーレです♪源頭の素晴らしさは、岩手県内の沢の中でも5本の指に入るかもしれません。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 27

巨大な雪渓も見ごたえありました!

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 28

右奥に大深岳が見えます。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 29

大湿原に感動♪思わず寝転がりたくなります。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 30

大湿原と雪渓と大深岳のスリーショットです。絵になる光景に感動しました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 31

大湿原と岩手山です。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 32

再び大湿原と大深岳です。この赤川右俣、源頭(ツメ)の大湿原と大展望とお花畑と沼の四拍子揃った美しさは、中々ないと思います。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 33

このまま登山道に出るのかな?と思いきや、最後ちょっとした(数分程度)ヤブ漕ぎが待ち受けていました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 34

笹ヤブを抜けると三ッ沼です。長いゴーロ歩き(と言っても1時間30分程度)に堪えた人だけが味わえる感動のフィナーレです。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 35

三ッ沼付近から岩手山を望みます。山頂部にちょっと雲がかかっていました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 36

三ツ石山(1,466m)を目指します。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 37

三ツ石山の山頂付近にて。もう直ぐ山頂です。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 38

松川大橋の車デポ地より登ること3時間10分、三ツ石山の山頂に到着しました!

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 39

三ツ石山の山頂から望む岩手山です。この赤川右俣、三ツ石山の登路(ちょっとしたバリエーション)として利用するのも良いかもしれません。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 40

三ツ石山荘です。人気の高い山だけあって、人の多さにビックリしました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 41

三ツ石山荘裏手の湿原です。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 42

松川大橋分岐(1,175m)にて。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 43

その分岐に松川大橋方面「通り抜け出来ません」の大きな看板がありました。先の林道(登山道)土砂崩落のことを差しているのだと思います。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 44

林道を下山中に岩手山を望みます。お昼頃になってお天気が回復してきました。

2021年6月20日撮影

三ツ石山 赤川右俣 45

帰路、すき家にて新メニュー「シーザーレタス牛丼(500円)」を食べてみましたが、結構美味しかったです♪全行程5時間30分!良い気分転換が出来ました。

2021年6月20日撮影

GPSの軌跡

<2021年6月20日(日)>
行動時間5時間30分(休憩時間含む)
登り:3時間10分 / 下り:2時間20分

松川大橋ゲート(7時10分)~赤川入渓地点(7時30分)~1,211m二俣(8時20分)~左俣を偵察後 右俣へ戻る(8時45分)~1,350m源頭部(10時)~三ッ沼(10時20分)~三ツ石山(10時50分)~三ツ石山荘(11時10分)~松川大橋分岐1,175m(11時50分)~松川大橋ゲート(12時40分)
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