焼切沢・中流部 4

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岩手山 焼切沢・中流部 1

焼切沢は、我が家から近く(40キロ約1時間)変化に富んだ楽しい沢で何度遡行しても飽きません。過去何度遡行したのか?調べてみた所、今回含めて合計9回でした。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 2

1.2014年10月12日、2.2014年10月19日、3.2015年7月5日、4.2015年7月12日(沢屋交流会)5.2017年6月27日、6.2017年7月9日(沢屋交流会)7.2018年6月23日、8.2019年8月4日、9.2021年6月13日(今回)。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 3

焼切沢上流部の左俣沢は合計三回。1.2015年7月26日、2.2016年6月5日、3.2020年10月9日。中流部と上流部を含めると何と合計12回も遡行したことになります。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 4

一つの沢にこれだけ何度も入渓した沢は、珍しいです。ちなみに 第1位が葛根田川で14回、第2位が焼切沢の12回です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 5

焼切沢を最初に遡行した7年前の2014年当時は、遡行記録がまったく見当たらず、果たして遡行対象になる沢なのかどうか?もわからずワクワクドキドキ冒険気分での遡行でした。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 6

「こんな素敵な沢、皆さんにも知って欲し~い♪」との思いから、2015年と2017年に この焼切沢で「東北沢屋交流会」を開催しました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 7

さらに わらじの仲間さんがホームページに紹介していただいこともあり、遡行者が全国的に増えて行きました。この沢を世に知らしめた者として、嬉しい限りです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 8

前置きが長くなりましたが、今回の山行報告をさせていただきます。今回は、いつもの焼切沢とは違いました!

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 9

これまでの中で一番水量が多く、さらに水の冷たさも過去1番!豪快でエキサイティングな遡行を楽しめました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 10

過去11回も遡行しているのに「違う沢」のように思えたほどです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 11

相変わらず右手首の痛みが取れず(TFCC損傷)右手をかばいながらの遡行となりましたが、途中から遡行に夢中になるあまり手首の痛みを忘れてしまったほどです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 12

それにしても痺れるような水の冷たさです。6月初旬に入渓すのは、初めてです。岩手山の雪解け水が流れ込んで冷たいのだと思います。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 13

そして、雪解けによる増水も顕著でした。いつもは楽勝で突破していた所です。今回 増水の影響でかなり深く右岸をへつって突破しました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 14

この倒木が見えると第2ゴルジュ帯が直ぐそこです。ちなみにここより登山道にエスケープできる道があります。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 15

ゴルジュ帯にて。 標高 970mから1015mまで続きます。 平水であれば突破可能ですが、水量が多い 場合は、左右どちらからでも高巻き可能です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 16

物凄い水勢に驚かされます。迫力満点です!

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 17

いつもは、ここを右岸から左岸へ水流をまたいでジャンプしていた地点ですが、今回は増水でジャンプする勇気が持てませんでした。よって、右岸を高巻くことに…。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 18

パヤパヤのヤブですので、高巻きも容易です。懸垂なしで沢床へ…。それが下の写真の滝の直ぐ手前に降りました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 19

いつもは胸まで潜りながら左岸をへつって滝を登っていたのですが、今回は足が付かず泳ぐハメに…。増水のほどが伺えます。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 20

この滝を登れば核心部のゴルジュ帯も終わります。焼切沢の水が冷たく水量が多いのは、雪解け以外に 御猪苗代湖からの地下水(伏流水)が 焼切沢へ流れ込んでいるから、なそうです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 21

深い釜が美しいです。ここは左岸より登りました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 22

1040mにある幅広の美しいナメ滝♪ この沢で、一番綺麗な場所です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 23

う~ん、やっぱり結構増水しています。フリクションがバッチリ効きますので、登りやすいです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 24

この沢の特徴でもある赤いナメ床♪温泉成分の影響でしょうか?

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 25

美しいナメ♪癒されます。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 26

ナメ滝上から下を望みます。まるで滑り台のようです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 27

この日は、入渓者は私だけ!過去一番早い時期の入渓が6月下旬でした。雪解けの影響がまだ残る6月初旬に入渓するとどんな感じなのかな?と思い、今回挑戦した次第です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 28

怖いくらいのジェット水流です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 29

焼切沢中流部の中で唯一テントが張れそうな場所です。標高1,055m付近の右岸です。ちょっと高くなっている場所ですので、増水時も安心かと思います。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 30

標高1,080mに掛かる淵を持った小滝。スリムな方は右岸を、太めの方は左岸を!行けば分かります。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 31

上の小滝の写真を振り返るとこんな感じです。落ちたくないところです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 32

標高1,085m付近のゴルジュ帯です。奥に滝が見えます。滝下までは右岸を、水量が少なければ、滝は左岸から登れるようです。いつも右岸より高巻いています(容易)。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 33

標高1,100mの二俣です。ここは左俣に進んで登山道へ出ます。 2万5千図には「左保沢」と記載されていますが 正しくは「左俣沢」のようです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 34

左俣に入ると直ぐ滝です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 35

登山道に掛かる橋が見えて参りました。もう直ぐ遡行終了です。水量が多かったせいか、いつもより時間が掛かってしまいました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 36

ハクサンチドリでしょうか?今は、お花の季節なんですね♪

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 37

1時間ちょっとで下山できるのも、この沢の魅力です。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 38

下山後は、上田の「むら八」にてロースカツ定(1,188円)食を食べました♪ちょうどお昼時間ということもあり混んでいましたが、お腹も心も満たされ大満足の一日となりました。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 39

キャベツをお変わりました♪とっても柔らかくて美味しかったです。

2021年6月13日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 40

ソースが全部で4種類もありお好みに応じて味を楽しめます。帰宅後、山装備の片づけや洗濯を行い、自室(プライベートルーム)の炬燵を撤去し部屋の大掃除に励みました。

2021年6月13日撮影

GPSの軌跡

<2021年6月13日(日)>
行動時間4時間30分(休憩時間含む)
登り:3時間20分 / 下り:1時間10分

県民の森・登山口(7時20分)~七滝(7時55分)~焼切沢遡行~遡行終了点・登山道(10時40分)~県民の森・登山口(11時50分)
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