大沢 2

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五葉山 大沢 1

今シーズン初の沢登りということで、まずは足慣らし!「沢登り」というより「沢歩き」の容易な沢なのですが、久し振りに沿岸の山を登ってみたくなったことと、どうせ登るなら沢から登頂しよう!と思った次第です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 2

大沢コースの登山口には、このような(コロナに対する))注意書きが…。本当は改築された石楠花荘に泊まってみたい!と思っていました。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 3

登山口で早速渓流足袋に履き替えます。久し振りに履く渓流足袋が心地良いです。8ヶ月振りの沢登りです。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 4

まずは大沢小屋を目指します。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 5

実はこの大沢、3年前の2017年7月2日に遡行しています。「次に遡行する時は、新緑とツツジの時期に合わせて登りたいなぁ~!」と思っていましたので、今がチャンス!

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 6

登山口から歩くこと25分で大沢小屋に到着しました!2015年10月11日に泊まっています。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 7

この鳥居を潜って尾根上を登っていくと畳石に出ますが、今回は一般登山道から離れて沢沿いの道を進みます。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 8

標高920mまで大沢沿いに道が続ていることも前回の遡行で分かっていますし、前回迷った間違いやすいポイントも把握済みです。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 9

昔は、大沢を詰めて山頂近くの神社に出る道があったらしく、その名残の道かも知れません(現在廃道状態ですが、踏み跡と所々に目印のピンクテープ有り)。顕著な道をどんどん沢沿いに進んでいきます。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 10

標高675m二俣の朽ちた橋の残骸です。立派な古道は「藩政時代は伊達藩直轄の山であり、火縄の材料となるヒノキ、ツガなどの林産資源が重要視されて「御用山」と呼ばれていた。」とのことから、伐採木の搬出路だったのかな?と山仲間のタラさんのHPに記載されていました。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 11

その標高675mの二俣にあった朽ちた道標です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 12

奥へどんどん進むにつれ踏み跡は細くなってきますが、マーカーを頼りに登っていきます。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 13

沢沿いの道ですので、水分補給には困りません。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 14

標高800mから先は、踏み跡不明瞭の部分もありますが、マーカーを探しながら登っていきます。踏み跡を見失っても沢沿いに進んでいけば問題ありません。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 15

863mの二俣まできても、まだ道は続いています。 ここは、ちょっと迷いやすい場所かもしれません。右俣と左俣の両方にピンクテープがありましたが、 左俣が正解です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 16

標高920mにて。ここで完全に踏み跡も目印のピンクテープも消失しました。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 17

標高930m付近より入渓しました。道が消失する920mから稜線上の登山道まで標高差が361mしかありません。その部分が遡行対象になります。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 18

岩に張り付いた苔がとても綺麗でした♪まるで奥多摩の沢のようです。最初に出てきた1010mにある3mほどの小滝。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 19

この紫の可憐な花が、あちこちに咲き乱れていました。心を和ませてくれます。クリンソウという花のようです。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 20

沢は明るくて開放的♪白い岩と新緑のコントラストが美しかったです。連瀑帯ぽく見えますが、容易です。白い岩に緑のマッチングがまるで「日本庭園」のような美しさで感動します。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 21

沢自体は困難な場所もなく「沢登り」というより「沢歩き」って感じです。ゴーロ歩きがこんなにも楽しく感じられる沢は、珍しいかもしれません。1130mにある滝です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 22

1150mにある滝です。短いながらも美しい渓相にウットリします♪難所は皆無で長靴でも遡行できそうなくらい容易です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 23

1160mの二俣にて。ここは水量の多い右俣へ進みました。まさに「癒しの渓」って感じ。 厳しさを求める方に向かない沢です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 24

右俣へ入ると水量はヒョロヒョロ状態に。沢屋にとって沢登りの対象にならない沢かもしれませんが、五葉山の登路として変化に富み静かな登山を満喫出来ると思います。容易と言いましても、そこは沢です。枝沢がそれなりに出てきますので読図力は必要です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 25

最後のツメもヤブを漕ぐことなく登山道に出られるのも魅力です。沿岸特有の明るい沢の雰囲気が、気持ちを開放的にさせてくれます。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 26

黒岩を望みます。登山道に出ると登山者の多さにビックリ!(山頂~畳石間が多数。大沢コースは皆無)。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 27

五葉山はツツジやシャクナゲの名所!ちょうどツツジが見頃の時期でしたので、それで登山者が多かったのではないかと思います。登ること3時間で山頂に到着!

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 28

いつか泊まってみたい石楠花荘!改築されたばかりの山小屋で、まるでペンションのようです。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 29

五葉山、歴史を感じさせる山です。古くから信仰の山として有名です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 30

畳石にて。ツツジがたくさん咲いていて綺麗でした。今回は、沢登りとお花見と新緑を堪能出来ました。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 31

その畳石にて小休止します。ここより多くの登山者と別れ、大沢コースを下りました(誰にも会わず)。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 32

これも畳石に咲いていた見事なツツジです。例年「ツツジ観賞会」が開催されるようですが、今年はコロナで中止のようです。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 33

大沢コース、新緑がとても綺麗でした。特に木々と岩が白色なので余計に緑が映えて余計綺麗に見えました。足元は、まるで芝生のように緑のじゅうたんが…。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 34

登り3時間、下り2時間、合計5時間の山行でしたが、久し振りに沢音を聞きながら遡行出来て満足しました。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 35

帰路、紫波(396沿い)の遙遙屋・夢一というラーメン屋さんでお昼を食べました。以前よりこの前を通るたびに気になっていたお店です。

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 36

当店お勧めの風神丸(830円)という味噌ラーメンを頼みましたが、とても美味しかったですよ♪

2020年6月7日撮影

五葉山 大沢 37

これが現物で~す♪いよいよ沢シーズン到来!コロナの影響で厳しい沢へは行けそうにありませんが、美渓・秀渓の「癒し系の沢」を求めて頑張ります。

2020年6月7日撮影

GPSの軌跡

<2020年6月7日(日)>
行動時間 5時間(休憩時間含む)
登り:3時間 / 下り:2時間

大沢登山口(6時50分)~大沢小屋(7時15分)~675m(7時40分)~863m(8時15分)~920m(8時30分)~ 1100m(9時5分)~登山道(9時40分)~五葉山(9時50分)~畳石(10時50分)~登山口(11時50分)
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