桧山川(ひやまがわ)2

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五葉山 桧山川 1

去年の9月2日にも遡行(Sさんと二人で)していますので、今回で2回目(今回は単独)となります。2万5千図の599m地点付近のゲート前に車を停めて6時40分に歩き始めました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 2

林道をちょっと下り、尾根より踏み跡をたどって下っていきます。秋に山仲間大勢(おそらく10名以上)でこの沢を遡行する計画があり「沢登り初体験の方や初級者も参加予定なので、皆を案内する前に今一度下見しておきたいな!」との気持ちもあり入渓。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 3

去年よりちょっと下流部に降り立ち遡行を開始しました。車デポ地より10分ほどで入渓!去年入渓した時よりも全体的にヌメッていて滑りやすく、慎重に遡行しました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 4

まだ朝早い時間帯で渓に日が差し込んでいませんでしたが、それでもとても綺麗なナメです。遠野まではR396を通り、遠野からは先の遠野IC~滝観洞IC間は、釜石自動車道(今年3月15日に遠野IC開通)の高速道路(無料区間)を利用、アクセスが大分楽になりました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 5

川幅一杯のナメ床に感動します。まさに「癒しのデート沢」って感じです。初心者に沢登りの楽しさを知ってもらうには格好の沢だと思います。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 6

ナメナメ尽くしでウットリするほど綺麗な渓です♪美渓な上にエスケープがとりやすい沢なので、交流会など仲間大勢で入渓するにはもってこいの沢だと思います。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 7

ナメだけでなくちょっとしたゴルジュ帯もあり(水線突破可能)、楽しませてくれます。こんな素敵な沢を見つけたのは、岩手山の焼切沢以来です。これほど素敵な沢が世に埋もれていたなんて…。もっと多くの方に遡行してもらいたい沢だと思います。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 8

「沢」ではなく「川」というだけあって、そこそこ水量とスケールがあり楽しい渓です。今回は盛夏でお天気も良いので、なるべく水線通しで遡行してみることにしました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 9

滝の多くは、このような深い釜があります。盛夏なら泳ぎもタップリ堪能できそうです。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 10

入渓すること約1時間で轟音が鳴り響くほどの大きな滝が…。10mくらいあるかなぁ~?ここ数日の雨でちょっと増水気味かも?

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 11

左岸の水流沿いを容易に登れますが、この時はヌメヌメで滑りやすく慎重に登りました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 12

上の写真の滝を登ると直ぐに10m美瀑が出現します。これも左岸より容易に登れますが、ヌメヌメで滑りやすかったです。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 13

深い釜を持った小滝、去年は深い釜の左岸をヘツって登りましたが、今回は右岸よりヘツって登りました。登り比べてみて、どうやら右岸の方が楽みたいです。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 14

この沢の核心部、625mにあるチェックストーンのハング滝です。登れそうになく左岸を高巻きます。この滝から先がゴルジュ帯になっていて下降ポイントが核心部かも?

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 15

高巻き後、ここから懸垂下降をします。目印用に私のシュリンゲを残置してきましたので、どうぞお使い下さい。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 16

7mほどの空中懸垂となります。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 17

ちょうどゴルジュ(淵)の出口部分に降り立つことが出来ました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 18

懸垂下降で降り立った地点より先もゴルジュは続きますが、特に問題なく突破できます。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 19

陽が当たってキラキラ輝き、とても綺麗です。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 20

これもゴルジュ内の滝ですが、釜をヘツって右岸より登れます(容易)。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 21

これも~!

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 22

この沢で三番目に高い滝でしょうか。10mくらいあったと思います。右岸より簡単に登れます。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 23

上の写真の滝を登りながら撮影しました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 24

ゴルジュ帯を抜けた標高650m付近に掛かる美しいナメ滝。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 25

ナメと小滝が連続し楽しませてくれます。ほんと飽きさせない沢です。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 26

標高720m左岸枝沢(二俣)のちょい先に掛かる滝。これが最後の滝で、これ以降終了点までゴーロ歩きが続きます。この720m左岸枝沢からエスケープするのも手だと思います。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 27

標高720m以降は、このようなゴーロが続きます。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 28

本流をそのまま遡行していくと標高790m付近より突如右岸側に道が出てきてビックリします。最初、獣道かな?と思ったのですが、材木が積み上げられていたことから昔の作業道だと思われます。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 29

標高830mの三俣、遡行終了点付近は、緑(森)がとても綺麗でした。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 30

その遡行終了点からほんの数分で登山道(林道)へ出ます。もちろん、ヤブ漕ぎ無しです。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 31

林道を歩くこと25分であすなろ山荘に到着します。とても大きくて立派な山小屋です。小屋の前に水道があるのですが「この水は絶対に飲まないで下さい」と書かれていました。泊まる際は、沢から水を汲む必要があります。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 32

あすなろ山荘の中です。広々としていて快適です。小屋で一泊し仲間達と親睦を深めるのも良いかもしれません。また、初日は沢登りを楽しみ二日目は五葉山の登山など計画するのも良いかもしれません。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 33

昔は小屋まで車が入れたのかもしれませんね。立派な林道を歩いて下ります。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 34

昼寝したくなるような「ブナの広場」にて。桧山川、ナメあり、滝あり、ゴルジュありで変化に富み飽きさない秀渓で何度入渓しても楽しい沢です。今度は今年の秋に岩手の山仲間大勢でワイワイ・ガヤガヤ楽しく遡行してみたいと思っています。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 35

従来の駐車場のようです。今現在は標高599m地点にゲートがあります。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 36

帰路、盛岡市内の幸楽苑でランチタイム♪7月29日までの期間限定メニューの酸辣湯麺(サンラータンメン・塩味 680円)を食べてみました。

2019年7月21日撮影

五葉山 桧山川 37

あっさりとした塩味で酸味もきつ過ぎずまろやかで、とても美味しかったです♪14時には自宅に到着!生徒さんがいらっしゃる16時に余裕で間に合いました。

2019年7月21日撮影

GPSの軌跡

<2019年7月21日(日)>
行動時間 4時間 40分(休憩時間含む)
登り:3時間35分  / 下り:1時間 5分

林道599mゲート(6時40分)~桧山川入渓地点(6時50分)~580m大滝(7時50分)~625mハング滝(8時15分)~720m二俣(9時30分)~ 830m三俣(10時10分)~登山道(10時15分)~あすなろ山荘(10時40分)~ブナの広場(10時55分)~林道599mゲート(11時20分)
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