正徳沢 2

- 岩手山 -

  1. HOME
  2. 沢の扉
  3. 北東北の沢

正徳沢 1

先日購入したモンベルのラバーソールの沢靴(サワークライマー)の履き心地を試したくて正徳沢へやって参りました。この沢は、去年の10月14日に開拓した沢で結構楽しかったしラバーの沢靴を試すには絶好の沢だと思い、再訪してみることに。正徳橋を90m過ぎた左側の空きスペースに車をデポし6時45分出発です。

2024年7月13日撮影

正徳沢 2

正徳沢、短いながらも滝とナメが連続し楽しく、さらに下山も楽ちん♪寝坊した時、沢登り講習会や懇親会山行に利用するには良い沢で、ルートの選び方次第では、初級者から上級者まで幅広く楽しめる沢だと思います。最初の堰堤は右岸より高巻きます。

2024年7月13日撮影

正徳沢 3

今回は沢靴(ラバー)の検証と敢えて前回と違うルートで登ることをテーマにして遡行することにしました(色んなルートを試したくて)。二つ目の堰堤も右岸より高巻きます。

2024年7月13日撮影

正徳沢 4

堰堤を超えるとゴーロ歩きが続きます。最初に出てきた標高720mにある小滝(F1)です。去年遡行した時より明らかに水量が多いです。このところ長雨が続いたのでその影響だと思われます。

2024年7月13日撮影

正徳沢 5

じゃじゃ~ん!これが今回購入したラバーソールの沢靴(モンベルのサワークライマー)です。本日デビュー♪フリクションがバッチリで驚きました。岩にピタリと止まり素晴らし~い!

2024年7月13日撮影

正徳沢 6

前半はゴーロが続きますが…癒しのナメ~♪入渓早々、最近人が入った形跡があり(真新しい踏み跡があった)ビックリ!去年開拓したばかりなのに認知され始めたのかな?と嬉しくなりました。

2024年7月13日撮影

正徳沢 7

帰宅後、何と前日に山仲間のきつつきさんと相棒ちゃんが遡行されていたことを知りビックリ!きつつきさんのヤマップによると…このお二人、この沢の大滝を直登したそうな…。しかも、フリーで!凄いです。正徳沢、お二人にも気に入っていただいたようで嬉しい限りです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 8

標高840mにて。このあたりから小滝が連続しワクワクし始めました。赤いナメが美し~い♪

2024年7月13日撮影

正徳沢 9

最初の難所、標高860mにあるF2(10m)Y字滝です。今回は敢えて前回と違うルートで登ることをテーマにしています。色んなルートを試したくて。前回(去年)は左岸(水線右の右壁)から登り中段で水流をまたいで(ジャンプして)右岸に渡りそのまま左壁を直登しました。今回は敢えて右岸より高巻いてみましたが、容易に高巻くことが出来ました。それにしてもラバーソール、高巻きが滑らなくて超楽ちんでした。

2024年7月13日撮影

正徳沢 10

F2以降、滝の連続で楽しませてくれます。

2024年7月13日撮影

正徳沢 11

怒涛の水量です。水がとても冷たいです。渓流ソックス、モンベルの0.5mmだと足が冷え冷え状態でした。

2024年7月13日撮影

正徳沢 12

滝とナメが連続して飽きさせず楽しいです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 13

F2以降、次なる難所はこの滝でしょうか?深い釜を持った7m滝も見ごたえがありました。ここは、右岸より登りました。

2024年7月13日撮影

正徳沢 14

7m滝の直ぐ上にある深い釜を持った3m滝です。ドボンを恐れ右岸より高巻きました。

2024年7月13日撮影

正徳沢 15

標高920m、写真ではわかりませんが、左岸の側壁が凄かったです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 16

小滝が連続し、そのほとんどが登れるので楽しいです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 17

奥に大滝(2段15m)が見えてきました~!絵になる光景です。水量が多く迫力満点でした。標高930mにて。

2024年7月13日撮影

正徳沢 18

大滝の真下より撮影。水しぶきが凄かった~!滝下の右岸枝沢より高巻きました(容易)。前日にきつつきさんと相棒ちゃんがこの大滝を直登しています。マジか…。

2024年7月13日撮影

正徳沢 19

大滝の上より下を望みます。物凄い水量で怖いくらいです。そのお二人、頭から大量のシャワーを被りながら突破したというから凄いです。初登、おめでとうございます!

2024年7月13日撮影

正徳沢 20

癒しのナメです。この沢、ラバーとの相性が良いみたいでバチ効きでした。

2024年7月13日撮影

正徳沢 21

滝とナメが連続し、飽きさせず美しく楽しい沢です。多くの人に遡行してもらいたい沢だと思います。

2024年7月13日撮影

正徳沢 22

標高980mにある最後の難所?の滝(8m)です。前回は水線右を直登しましたが、今回は敢えて高巻いてみることに。右岸のスラブ帯より小さく高巻くことが出来ました。スラブの高巻き、一見厳しそうにも見えましたが、ラバーだと楽勝でした。フェルトだとちょっと苦労するかも?

2024年7月13日撮影

正徳沢 23

ゴルジュ帯を抜けました。

2024年7月13日撮影

正徳沢 24

あとは、せっせとツメるだけです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 25

滝、まだありました。倒木滝が…。これが最後の滝(標高1,040m)です。右岸より登りました。この滝を超えるとゴーロ帯になります。

2024年7月13日撮影

正徳沢 26

赤い岩が美しいです。まるで南アルプスの赤石沢みた~い!

2024年7月13日撮影

正徳沢 27

標高1090mにて。倒木が多くて歩き難いです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 28

標高1,110mの二俣を過ぎ、右俣の様子を見たくて進んでみたのですが、こんなショボイ感じが続いたので二俣まで戻ることに。

2024年7月13日撮影

正徳沢 29

標高1,110mの二俣に戻ってきました。ここでしばし休憩!前回同様、二俣を10mほど戻った枝沢よりツメ上げてコルを目指します。

2024年7月13日撮影

正徳沢 30

その枝沢は、こんな感じです。少しでもヤブ漕ぎを回避したくて…。

2024年7月13日撮影

正徳沢 31

ヤブは薄くて歩きやすいです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 32

コル付近は部分的にヤブが濃密になる所もありますが、距離は短いです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 33

コルに到着しました。あとはゲレンデ目指して下るだけです。この下りの部分が、短い距離ですが一番ヤブが濃かったです。

2024年7月13日撮影

正徳沢 34

スキー場に到着!

2024年7月13日撮影

正徳沢 35

岩手高原スキー場のゲレンデトップです。ここからの眺望が秋田駒ケ岳などが望めて最高なのですが…。この日はガスっていて見れず残念でした。お天気に恵まれれば最高のフィナーレを迎えることが出来るでしょう。

2024年7月13日撮影

正徳沢 36

スキー場にはたくさんのお花が咲き乱れていました。あとはスキー場を下山するだけですが(下山が楽!というのもこの沢のメリット)お花と絶景を満喫しながらの下山は、楽しいものでした。

2024年7月13日撮影

正徳沢 37

岩手高原スノーパークの玄関建物にて。ゲレンデトップより車デポ地まで1時間10分で下山出来るのもこの沢の魅力です。短いながらも滝とナメが連続し楽しく、さらに下山も楽ちん♪

2024年7月13日撮影

正徳沢 38

岩手高原スキー場の入口です。その後、車道をちょっと歩き車デポ地に向かいます。車デポ地より山頂駅まで3時間20分、下山に1時間20分、合計4時間40分であっという間の遡行でした。去年の遡行時に比べ30分オーバーでした。水量が多かったことと、敢えて別ルート(高巻き)したことが、その理由のように思います。

2024年7月13日撮影

正徳沢 39

下山後、網張温泉にて入浴(600円)しました。温泉が近いのもこの沢の魅力です。硫黄の匂いが凄く、私のお気に入りの温泉なんですよ。

2024年7月13日撮影

正徳沢 40

帰路、幸楽苑にてランチタイム!塩ラーメン(490円)を食べ帰りました♪ラバーの沢靴、とっても気に入りました。もっと早く出合っていれば…。

2024年7月13日撮影

GPSの軌跡

<2024年7月13日(土)>
行動時間 4時間40分(休憩時間含む)
登り:3時間20分 / 下り:1時間20分

正徳橋車デポ地(6時50分)~C860m Y字滝(7時45分)~C930m 大滝(8時10分)~1,100m二俣(9時20分)~山頂駅(10時10分)~車デポ地(11時30分)
  1. HOME
  2. 沢の扉
  3. 北東北の沢