滝ノ沢

- 箱ヶ森 -

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滝ノ沢 1

GWも終盤、盛岡の最高気温が何と30度の真夏日!てなことで、今シーズン初の沢登りへ行って参りました。場所は、志和三山の箱ヶ森に突き上げる滝ノ沢。南昌第一トンネル出口に車をデポし7時35分スタート!去年の晩秋から始めた「沢から登る里山」シリーズの第三弾です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 2

入渓早々白い岩肌のナメが続き、なかなかいい感じの沢です。遡行記録が全くない沢は、冒険チックでワクワクドキドキして、とっても楽しいです。例え容易な沢でもこのワクワク感を楽しめるがの嬉しいですね。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 3

側壁がV字で凄いです!我が家から30分の近場にこんな素敵な沢があったなんて~!滝ノ沢という名前が付いているくらいなので、滝がたくさん出てくるのかなぁ?楽しみです。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 4

台風の影響でしょうか?でも、ちょっと荒れている場所もあります。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 5

側壁、迫力あります。標高が低いため、5月初旬の早い時期から入渓でき、雪が降る11月末まで遡行できるのも魅力です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 6

歩けど歩けど、白いナメが断続的に続いて癒し系の沢です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 7

小粒ながらも綺麗な渓相にウットリします。なんか虎毛チック(虎毛山塊の沢と似ている渓相)な感じです。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 8

舗装道路のようなナメが続きます。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 9

深い釜と小滝も出てきて、容易ながらも楽しい沢だと思いました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 10

これも~!フリクションは、バッチリです。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 11

時折ゴーロも出てきます。ナメ、時々ゴーロと倒木って感じでしょうか。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 12

おぉ~白い岩肌のV字谷です。まさに虎毛チック!

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 13

たくさん、咲いていました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 14

今シーズン初の渓流足袋での遡行!身が引き締まります。念のため、フル装備(三つ道具持参)で挑みました。初めて入る沢で記録もないため何が出てくるか?分からないので…。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 15

標高600m付近、再びV字谷の溝の中にナメが続きます。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 16

スミレがたくさん咲いていました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 17

まだまだ(かなり上部まで)ナメが続きました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 18

最後のツメ、もう直ぐ登山道です。ここ雪国岩手県内で5月初旬に入渓できる沢は極めて少なく限られていますが「探せばあるもんだなぁ!」と思った次第です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 19

沢形が消えてヤブに突入するもパヤパヤ状態!ヤブ漕ぎなし!といっても過言ではありません。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 20

遡行すること1時間35分、登山道に合流しました。今回遡行した滝ノ沢、沢初めの足慣らしにはもってこいの沢で、小粒でこれといった難所はないものの、全行程の7割以上が白い岩肌のナメが続く美しい沢でした。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 21

ショッキングピンクのツツジが美し~い♪

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 22

しかも、ヤブ漕ぎなしで登山道にツメ上げることが出来て、お花も楽しめてまさに一石二鳥!規模の小さな里山の沢にしては「当たりの沢」だと思います。ブナも美し~い♪立派なブナの大木に感動!

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 23

この白い花が群生していました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 24

シラネアオイもたくさん咲いていました。今の時期、新緑とお花の両方が楽しめる素敵な季節です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 25

車デポ地より2時間10分で箱ヶ森の山頂に到着しました~!

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 26

箱ヶ森山頂(865m)からの眺望です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 27

山頂は広場になっていて白い花がたくさん咲いていました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 28

核心部は「下山ルート」です。単独行の場合、車の回収をどうするか?が最大の課題。今回考えたルートが、箱ヶ森の山頂から最短で下山可能な登山道のない南西尾根(ヤブ尾根)より下山することに。この南西尾根は、箱ヶ森山頂へ至る最短ルートで厳冬期に何度も登っている尾根(過去4度)なんです。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 29

この南西尾根、過去4度の経験から①ヤブガ薄いこと ②標高600m付近まで旧道を利用することが出来ること(道あり)を知っていましたので、季節は違えど「特に問題なし!」と確信していました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 30

予想は「当たり」でヤブの程度は膝下から腰がほとんどで(たまに胸まで)済みました。標高580mから先は道(立派な踏み跡)が出てきて、快適に下山することが出来ました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 31

最大の核心部は、P544m手前の尾根上より南昌第一トンネル出口車デポ地へ下降する「急峻な下り」です。急傾斜ゆえ万が一バランスを崩したりスリップすると、下まで転げ落ちるほどの急斜面です。真ん中に見えている白い部分が急峻なスラブです。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 32

しかも、そのまま真っすぐ下降すると右岸枝沢の急峻なスラブにぶち当たり行き詰ってしまいます(30mロープを持参していましたが長さが全然足りず)。弱点を探しながらのルートファインディング(急斜面のトラバース)が核心部でした。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 33

チェーンスパイクや軽アイゼンがあれば多少は安心出ると思います。不安を感じる場合は、P544先まで行ったあと、緩やかな尾根からヤブ漕ぎし下山した方が良いかも知れません。山頂より1時間10分で車デポ地へ下山できました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 34

短いながらも沢初めの足慣らしにはちょうど良い沢で楽しかったです。本日は猛暑で汗だく状態です。車デポ地には菜の花がたくさん咲いていて心が和みました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 35

下山後は、直ぐ近くの矢巾温泉で汗を流しランチタイム♪この滝ノ沢、矢巾温泉が近く直ぐに入浴できるのも魅力です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 36

いつもの「入浴+お食事セット 1,100円」を頼みました。今月は、豚カツ定食のようです。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 37

現物はコレです!揚げたてなのでサクサクして美味しかったです。去年の晩秋から始めた「沢から里山の山頂へ」新たな里山の楽しみ方を発見した気分です。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 38

番外編!5月4日は父の命日で、家族皆でお寿司を食べながらのんびり過ごしました。

2024年5月5日撮影

滝ノ沢 39

我が家の庭のツツジです。今年のツツジは見事で最高の出来栄えです!ツツジ観賞を楽しみながらお寿司と日本酒に舌鼓、贅沢なひと時でした。

2024年5月5日撮影

GPSの軌跡

<2024年5月5日(日)>
行動時間 3時間20分(休憩時間含む)
登り:2時間10分 / 下り:1時間10分

南昌第一トンネル出口(7時35分)登山道(9時10分)~箱ヶ森(9時45分)~南昌第一トンネル出口(10時55分)
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