西又沢左俣 2

- 太平山地・大石岳 -

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大石岳 西又沢左俣 1

久し振りに相棒のSさんと沢登り♪6時30分、羽後長戸呂駅にて待ち合わせ!私のアクアをデポしSさんの車で大石岳の登山口(林道終点の駐車場)に向かいました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 2

羽後長戸呂駅より大石山の駐車場(林道終点)まで3.6キロです。ここで沢支度をして7時出発!

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 3

7時10分、遡行開始♪実は、1ヶ月前の7月3日に偵察(単独)で入渓、標高600mまで遡行済みです。その時に比べ水量が少ないです。左俣は、遡行記録が皆無で去年より私が目を付けていた沢の一つです。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 4

標高340mの二俣にて。今回は左俣へ入ります。2018年8月11日に右俣を遡行しています。右俣は、とても美しく楽しい沢でしたので左俣にも興味を抱いたのがきっかけでした。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 5

急峻なゴーロが続き疲れます。この沢、地形図から判断して「滝が連続する沢だ!」と確信していました。果たして結果はいかに~?

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 6

今シーズンの「沢初め」というSさんです。コロナ影響で去年はご一緒できず、2年振りにSさんとご一緒させていただきました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 7

急傾斜のゴーロが続き体力が奪われていきます。特に左俣は情報がまったくない沢で、果たしてどんな沢か?ワクワクドキドキです。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 8

野イチゴがありました♪美味しそう!でも、食べませんでした。どんな沢で何が出てくるのか?まったく分かりませ~ん!よって、お互いにフル装備(三つ道具持参)で挑むことに(ロープ30m2本、ハーケン多めに持参)。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 9

車デポ地より遡行すること1時間で標高570m 連瀑帯の入口に到着!ここから怒涛の連瀑帯(滝の連続)が始まります。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 10

その滝を登るSさんです。シャワークライミングになります。私は体が冷えるのを嫌いカッパを着て登りました(容易)。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 11

標高570mの滝の直ぐ上に12mの立派な滝(大滝)が出てきました。今回唯一ロープを出して登った滝です。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 12

その大滝にて。右から登り落口で左側に移動し登りました。リードしている私です。滑ッているので慎重に登りました(ロープ使用)。一番下にこれの拡大写真があります。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 13

今度は、その滝をSさんが登ります。確保しながら撮影しました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 14

次から次へと滝が出てきて楽しませてくれます。とても綺麗な滝でした(容易)。滝の前にてSさんです。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 15

上記滝の上部です。登りながら撮影しました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 16

その次も二段の美しい滝が~♪ここは右岸より直登しました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 17

さらに滝が…。「中々いい沢(楽しい沢)じゃん!」笑いが止まりませ~ん!左岸より直登。その滝を登る私です。ここは、ロープを使用せずフリーで登りました(容易)。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 18

どんどん滝が出てきて楽しませてくれます。「こりゃ~当たりの沢」かも~♪と思った次第です。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 19

遡行記録が見当たらない沢ですが、中々どうして楽しい沢です。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 20

標高650m 連瀑帯の最後の滝を登るSさんです。この連瀑帯、全部で7つの滝がありました。二つ目の滝のみロープを使用、その他6個の滝はフリーで登りました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 21

連瀑帯(滝の連続)は、標高570m~650mまで続きました。連瀑帯が終わると再び急峻なゴーロの渓相に変わります。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 22

連瀑帯が終わった後は、急峻なゴーロ登りが続きます。「もう滝は出てこないかも?」と諦めモードで遡行していると、標高770mで再び滝が出てきて嬉しくなりました!

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 23

上の続き…。二段の滝で二段目が3mほどのハング滝。ここは滝に打たれながら水流を潜り右岸を直登(念のためにお助け紐を使用)。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 24

その3mハング滝を登るSさんです。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 25

さらに標高800mの二俣でも10mはあろうかと思う立派な滝が出てきました(左俣と右俣どちらにも滝。一番左の細い水流が左俣へと続く)。ここは左岸より直登しましたが、岩が脆くヌメっていて慎重に登りました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 26

その滝を登るSさんです。滑っているので慎重に登ります。フリーで登りましたが、高度感があるため初級者がいる場合はロープ要の滝です。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 27

標高800m上記の右俣の滝を登りながら左俣の滝を望みます。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 28

標高800mから先は、滝も終わり源頭の雰囲気になります。標高890mにてSさんです。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 29

標高900mにて完全に水が枯れてしまいました。私の左足です。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 30

標高1010mにてSさん。もうすぐ登山道!最後のツメにてSさんです。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 31

標高1032m、もう直ぐ登山道!最後はパヤパヤのヤブを漕ぐこと約3分で登山道に出ました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 32

ふぅ~!登山道に到着!ヤレヤレでした。虫が凄かったです。去年、山仲間のchemさんに教えていただいた虫除けネット帽子が役に立ちました。感謝♪

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 33

登山道から7~8分で大石岳の山頂に到着しました!車デポ地より山頂まで3時間45分でした。山頂にて私。久し振りの本人登場です。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 34

下山開始!綺麗なブナの森を下っていきます。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 35

今回 下山に使用した登山道、2018年8月11日に西又沢右俣を遡行した際にも下っていますが、その時は凄いヤブで難儀しました。去年(2021年)の秋に刈り払いされ快適な登山道に生まれ変わりました。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 36

沢も急登の連続でしたが、登山道も急登で膝が笑ってしまうほどでした。チェーンスパイク必携です。標高750m付近にてSさん。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 37

標高520m付近より秋田駒ケ岳を望みます。私の遡行計画に賛同し同行してくれたSさんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 38

ふぅ~!無事駐車場に到着しました!今回遡行してみての感想ですが…「滝がたくさん出てきて十分遡行対象になる沢」だと思いました。登り3時間45分、下り1時間45分、合計5時間30分の山行で、楽しく充実した一日となりました♪

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 39

帰路、盛岡イオンにて遅いランチタイム♪ここで食べました。右俣と左俣を比較してみると…。右俣は「美しく癒し系」、今回遡行した左俣は「荒々しく登攀系」といった所でしょか。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 40

チンジャオロースを食べました。右俣も左俣も遡行グレードは2級程度でしょうか。

2022年8月6日撮影

大石岳 西又沢左俣 41

チンジャオロースと餃子、ライス、スープ、おしんこが付いて1,200円でした。ライスとスープはおかわり自由のようです。お腹一杯!身も心も満たされました。

2022年8月6日撮影

標高570m 大滝12mを登る私

GPSの軌跡

<2022年8月6日(土)>
行動時間 5時間30分(休憩時間含む)
登り:3時間45分 / 下り:1時間45分

車デポ地(7時)~標高570m連瀑帯入口(8時)~標高650m連瀑帯出口(8時40分)~標高800m二俣(9時20分)~標高950m最後の二俣(10時10分)~登山道(10時40分)~大石岳山頂(10時45分)~車デポ地(12時30分)
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