今週末は雨のようですので、山へは行かず大人しく?仕事にまい進しています。明日9月1日(日)も本来なら定休日なのですが、山へ行けない休日は仕事を入れて少しでも稼ぐことにしています。お天気ばかりは、どうしようもありませんものね。自然の摂理に従うのみです。
さて、最近読んだ本でロンダ・バーン著の『ザ・マジック』があります。一言でいえば「感謝すると奇跡が起きるよ!」という内容の本なのですが、アインシュタインやニュートンなどもこの法則を実践していたようで、なかなか説得力のある本でした。
ロンダ・バーン氏と言えば『ザ・シークレット』で世界的大ベストセラーになった(全世界で2千万部の売上を誇る)超有名なお方であります。もちろん、私も読みました。一言で言えば「引き寄せの法則」について、偉人や大富豪の偉業を例に紹介している説得力のある内容だったと思います。
日本国内だと五日市剛著の『ツキを呼ぶ魔法の言葉』があまりにも有名ですよね。ご存知の方も多いと思います。その本の概要とは…当時26歳の五日市さんは、イスラエルを旅行中トラブル続きでした。財布を無くしたり、詐欺に遭ったりと踏んだり蹴ったりの日々。ある日、70歳ほどの婦人が厚意で宿を提供してくれました。そして、彼女は「あなたが幸せになりたいのなら」と、以下のことを教えてくれたのです。それは…
嫌なことがあったら、すぐ自分に「ありがとう」と言うこと。直ぐに言えば不幸は続かないし、逆に良いことが起こる。嬉しいこと、楽しいことがあったら、「感謝します!」。すると、またそう言いたくなるような出来事が起こる。「○○になりました。感謝します」と心を込めて言い続け、努力していると願いはかないやすい。
ロンダ・バーン氏や五日市剛氏だけでなく、私が読んだ本の数々に同様のことが書かれていました。松下幸之助、中村天風、船井幸雄、小林正観、昭和の発明王・政木和三、世界的なベストセラー「神との対話」の著者ニール・ドナルド・ウォルシュなどなど。『ザ・シークレット』によれば、「これは宇宙の法則だ!」と断言しています。以下、「神との対話」の一節です。
『人生の意味とは創造である。自分を創造し、それを経験することである。創造とは三つの部分から生じるプロセスである。あながたの創造には三つの段階がある。創造の道具は、思考、言葉、行為である。全ての思考は創造から始まる。全ての創造は次に言葉になる。全ての創造は行為によって成就される。創造に感謝すること。そして、願いは当然かなえられると信じること。』
これらの本を読んで私が感じたこと、それは…『幸せは気づくもの』ということ。「当たり前のことにも常日頃感謝できる人になりたい…」そう強く思いました。3.11東日本大震災の時、痛感しました。10人に一人亡くなった陸前高田市において兄夫婦が無事であったこと。生きていてくれたことに感謝、電気のある生活に感謝、日々食べられることに感謝、布団に寝られることに感謝、パソコンが動くことに感謝、健康でいられることに感謝、仲間達に感謝…。
何よりも感謝していると、自分自身がとっても気分がい~い♪仕事でも生徒さんに感謝されると、とっても嬉し~い!その「ありがとう!」の言葉を聞きたくて一生懸命頑張っているようにも思います。昨日も、「先生の授業、とってもわかりやすかったよ!親切・丁寧に教えてくれてありがとう!」って、言って頂いた時は本当に嬉しかったです。山に行くと不便な生活が続くせいか、下界のありがたさをつくづく実感します。
最期にパナソニックの創業者、松下幸之助氏の言葉を紹介して締めくくりたいと思います。『昭和五十三年は、松下電器が創業してちょうど六十周年となる年であった。その式で松下幸之助の結びの言葉は次のようなことであった。「そういう意味で私は、この六十年間にこれだけの仕事をしてくださった皆さんに、心からお礼申し上げたい」そう言って、松下は、壇上から降りてきたが、途中で立ち止まると、社員に向って深々と三回頭を下げたのである。
一人の老創業者が、こんにち会社の発展あるのは、ひとえに社員の皆さんのおかげだと、頭を下げていたのだった。松下はそれでもなお、自分には感謝の心がまだ足りないと考えていた。「昨晩、もっともっと自分は感謝報恩の恩に徹しないといかんと、そう思ったんや。これからは不平不満が出てきたら、感謝報恩に徹しよう、徹する努力をしよう。その努力を始める今日が第一日目であること。
これから皆さんに会っても誰に会っても、感謝報恩の念で頭を下げようと思う。僕がそうでない時は皆さん、あきまへんといって注意してください!」こう話したのは、松下が八十三歳の八月であった。もともとの松下電器の成功への出発点は、感謝であったと思う。』と。「偉人ほど感謝するものなんだなぁ~!」と思いました。私も日々「感謝の心」を意識し続けたいものです。
グーグル株式会社は、タブレット端末「Nexus 7」の新モデルを、明日8月28日(水)に日本国内で発売すると発表しました。価格は16GBモデルが2万7800円、32GBモデルが3万3800円、32GB+LTEモデルが3万9800円。
持ち運びやすさの点では、ディスプレイサイズは前モデルと同じ7インチでありながら、重量は50g軽く、厚さは1.8mm薄くなり、幅についてもベゼルを狭めたことで5.5mm小さくなり、より片手で持ちやすくなったようです。
パフォーマンス面では、ディスプレイは1280×800ドット(216ppi)から1920×1200ドット(323ppi)になり、7インチタブレットの中では最も高い解像度!また、CPUは約1.8倍、GPUは約4倍高速なものになり、メモリは1GBから2GBに倍増したというから驚きです。
さらに、懸案事項だった(全モデルで不評だった)500万画素のリア(背面)カメラを搭載!またHDMI出力、NFC、ワイヤレス充電対応など、さまざまな点で強化・改善されたようです。早速明日ヤマダ電機に行って見てこようと思っています。見るだけで買わないです。欲しいけど…とっても欲しいけど…今は我慢です。
そうそう、先日発売されたパソコン雑誌『日経PC21(10月号)』が、タブレット特集で『タブレット「わからん!」全解決』となっています。タブレットにご興味のある方は、これを読めば理解が深まることと思います。購入&設定からエクセル、電子書籍、テレビ、映画まで…解説されています。
さて、もう直ぐ9月、沢登りシーズンも残すところ1ヶ月半となりました。ここ北国・岩手では10月中旬が限界といったところでしょうか。10月中旬ともなれば、いつ雪が降ってもおかしくない時期ですから。このところ4週連続で泊まりの沢へ入りました。楽しい半面、歳のせいかな?ちょっとお疲れモードかも…。30代の頃は狂ったように全国あちこちの沢へ(しかも遠方へ)毎週行っても元気一杯だったのですが…。
来週からも3週連続で泊まりの沢の予定が既に入っています(仕事とプライベート)。今週末に泊まりの沢へ行くと8週連続の「泊りの沢」となるため、さすがに体がシンドイかなぁ…。仕事と山(沢)の両立となりますゆえ、泊りの沢へ行く週は、かなり忙しくなるのですよ(仕事と山の準備で)。よって、今週末は手頃な日帰りの沢へ行って、週末はのんびり過ごし体を少し休めようと思っています。沢以外にも、やりたいことが結構溜まっていますしね。読みたい本や勉強したいこと(主にパソコン)も一杯ありまして…。一日がほんとあっという間です。
「手頃な日帰りの沢」といってもどこへ行こうかな?出来ればまだ遡行していない沢へ行きたいし…。どこかないかなぁ?早速ネットで検索!「あった、あった、これだっ!」写真と遡行記録を見る限り、ナメと小滝が連続し、なんか面白そうな沢です。以前より目を付けていたのですが、まさか遡行記録が出てくるとは…(1件のみヒット)。週末が楽しみ、楽しみ~♪(^o^) あ~早く週末が来ないかなぁ~!最近、このような些細なことに幸せを感じる私でした。ちゃん、ちゃん!
この週末は(24日~25日)、1泊2日で八幡平の葛根田川を遡行して参りました。私にとって14回目の遡行となります。一つの沢にこれだけ多くの回数遡行した沢はないかも?です。
今回は懇意にしている盛岡S友会さんからお誘いを受け、参加させて頂きました。毎年の恒例行事って感じです。お陰さまでとっても楽しい2日間を過ごさせて頂きました。盛岡S友会の皆さんに心から感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
最初、山行計画が送られてきた時、参加人数の多さにちょっと驚きました。だって14名ですもの~!でも、沢に興味を抱いている人がそれだけ増えた!という証拠です。これは、とても喜ばしいことです。私が岩手に戻ってきた14~15年前は、県内で沢登りをする人はごくわずかしかいませんでした。やったとしても年に数本遡行する人がほとんどだったように思います。
特に近年、ここ岩手でも沢屋さんが一気に増えたように思います。ブームもあるかもしれませんが、岩手の仲間たちとアルプス方面の大渓谷の遡行を実施したり、また年に1~2度山岳会の垣根を越えた岩手県内の沢登りが好きな人が一同に集まる「岩手沢屋交流会」を開催したり、合同レスキュー訓練を開いたり、そのような地道な活動も沢屋が増えた要因かもしれません。
東京時代からそうでしたが、自分の周りに沢仲間(ザイルパートナー)がいなければ「自分で作る(もしくは育てる)しかない!」と思っていました。ただじっと待っていても仲間は増えませんものね。岩手ってね、いい沢がたっくさんあるんですよ♪岩手にいながらそのような名渓に行かないのは損です。そのうちの一つが葛根田川。山岳雑誌『岳人(2007年7月号)』によれば「日本の渓スタンダード10」に選定されるほど全国的に有名な沢です。本誌によれば「多くの人が遡行したり、遡行してみたいと憧れる定番の渓」と定義していました。
ちなみにその10本の沢とは…①奥利根川本谷 ②北アルプス・上ノ廊下 ③奥秩父・東沢釜ノ沢 ④大雪・クワンナイ川 ⑤北アルプス・北又谷 ⑥朝日連峰・八久和川 ⑦御嶽・濁川兵衛谷 ⑧谷川連峰・湯檜曽本谷 ⑨八幡平・葛根田川 ⑩南アルプス・赤石川でした(数字は順位ではありません)。私はこれら10本全て遡行済みですが、確かに素晴らしい沢ばかりでした。
さて、前置きはこの辺にして(長過ぎだよ~!)本題です。出発前夜、夜中12時頃激しく降りつける雨音で目が覚めました。「この雨量だと増水するな!」と思いました。6時、滝ノ上温泉集合!その頃には雨も止んでホッとしました。今回のメンバーの中には沢登り2回目(先月始めたばかり)という方もいましたし、葛根田川の遡行が初めて!という方もいました。年齢も20代から70代までと幅広く、これから皆と遡行するのが楽しみです。
入渓地点に行ってみると水は濁っていましたが、増水はそれほどではなく安心しました。「これらなら問題なく行けるぞっ!」北欧へ遠征し2日前に帰国したばかり、重鎮のS机リーダーより「酔いどれさん、トップお願いします!」と頼まれ「いいですよ~!」と私。過去13回も遡行していますので徒渉点は全て覚えています。減水時、平水時、増水時、それぞれに応じて徒渉点が異なりますが、体が覚えているようです。この日は、茨木から来られた3人パーティーと東京から来られた2人パーティーと我々の合計3パーティーが入渓しました。
今年は雨が多かったせいか、葛根田川はちょっと荒れている印象を受けました(特に中流部)。出発から7時間半、午後2時には本日の宿泊場所である八瀬森山荘に到着!ビールを冷たい沢水でビンビンに冷やした後、大宴会の始まりで~す♪14名もいると、そりゃ~凄いです!夜10時まで飲んでいました。ほんと楽しいひと時をありがとうございました♪この八瀬森山荘には過去14回泊まっていますが、なんと毎回貸切なんです(他パーティーとかち合ったことがない)。
翌25日(日)は、関東森、三ツ石山を経て滝ノ上温泉へ下山です。登山道歩きとはいえ、ロングルートです。私にとって、葛根田川の遡行より辛くて長い縦走です(^^ゞ。八瀬森山荘から大深岳直下の分岐まで(県境尾根)刈り払いされておらず、ヤブのひどい所が多々ありました。初めて来た人はビックリするかもしれません。単独もいいですが、皆とワイワイガヤガヤ楽しく遡行するのもまた楽しいものです。S友会の皆さん、本当にありがとうございました。機会あらばまたご一緒させてくださいね。今後ともよろしくです。PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね~♪(^o^)
● 『酔いどれ画像掲示板』 八幡平・葛根田川 ← 今すぐ見たい方はクリック!
さて、前回の日記の続きです。閉ざされたゲートの前で次の行動を決断しなければなりません。万が一(悪天時)のことを考え事前にサブプランを考えていましたので慌てることはありませんでした。去年単独で行って途中で渓流足袋が壊れ敗退したリベンジルートです。
樹海ラインより赤川遡行~大深岳~関東沢左俣下降~天狗湿原~東ノ又沢~三俣(幕営地)~北ノ又沢遡行~大深山荘~赤川下降の周遊コースです。黒石林道のゲートより再び赤川下降点まで戻らなければならず1時間のドライブ…(往復約2時間のロス)。
7時30分、樹海ラインより赤川の遡行開始となりました。アブがいなく幸せに感じました。50分ほどで大深山荘に到着。大深岳を経て県境分岐までは刈り払いされたばかりで超快適でハイウェイ状態♪しかし、分岐より先の県境尾根はヤブがひどかったです。そろそろ刈り払いしてもらいたいものです。
1233m地点より30mほど下った所より関東沢の左俣目がけてヤブに突入、下降しました。この左俣は予想以上にナメが続き綺麗な沢で楽しめました。その下降中に思いっ切り転倒し右足大腿部を強打してしまい、それ以降足を地面に着く度に痛みが走りシンドかったです。リーダーの立場上、弱音を吐くわけにもいかず、痛みをこらえながら懸命に歩きました。痛い方の足を無意識にかばってしまうためか、バランスが悪くスピードが出せない…。
タラさんには申し訳なかったけど、時間もタップリあるしノンビリ歩くことにしました。「一晩寝れば痛みも和らぐだろう!」とタカをくくっていました。しかし、夜寝袋に入ってからも寝返りが打てないほど痛みが激しく、翌日も痛みをこらえながらの遡行になりました(我慢できないほどの痛みではありませんでしたので)。下山して2日目になりますが、今も痛みが続いています。
関東沢左俣の1040m右岸枝沢より天狗湿原目指します。この湿原は熊の憩いの場所になっているようで「何度も通るのはゴメンだな!」と思いました。でも、開けていてお花も一杯咲いていて、まるでオアシスのような綺麗な場所でした。この天狗湿原を通ることによって、三又までかなり時間短縮が可能になります。
歩き始めて約6時間、13時20分に幕営予定地の三又(992m)に到着!その後、大深沢の名物?ナイヤガラの滝を見に行きました。私は三度目の御対面でしたが、何度も見ても感動します。タラさんにとっては「憧れの滝」だったようで、とても感激していました。幕場に戻ってからは薪を集め、早速焚火と宴会の始まりです♪今回の食当は、岩手でも名シェフで名高いタラさんに全てお任せしました。出るわ出るわ、料理の数々♪まるでレストランのフルコース状態に感動!焚火もいい感じに燃えています。こういう時「仲間と行く沢もいいなぁ♪」と思います。飲んでいる間は、足の痛みをすっかり忘れてしまうほどでした。
翌朝、朝食(タラさんの新作メニュー)を済ませ6時前に出発!先週行った虎毛の沢とは大違い!と感じるほど肌寒く秋の気配を感じました。八幡平はすっかり秋って感じです。「この寒さじゃ、アブも出て来られないな!」と思いました。本日は北ノ又沢をツメ上げます。この北ノ又沢、予想以上に綺麗な沢でした。ナメと小滝が続き、結構楽しませて(癒して)くれます。特に難所もなく、まさに「デート沢」と言ったところでしょうか。三又から上部だけでも結構楽しめます。
この沢の核心部は、何といっても最後のツメ(ヤブ漕ぎとルートファンディング)ではないでしょうか。本流をそのまま遡行すると登山道と並行して長いヤブ漕ぎを強いられます。他の遡行記録を見ても1時間以上のヤブ漕ぎを強いられているようでした。私たちは「湿原手前の1360m右岸枝沢をツメるのが、最も労力(ヤブ漕ぎ)少なく最短で登山道に出らそうだ!」と判断しました。
しかし、実際行ってみるとその1360mの枝沢が見当たりません。「見過ごしたかな?」と思い戻って探したのですが、やはりありませんでした。きっと消失したのでしょう。よって、さらに一本上の1370m右岸枝沢からツメることにしました。20分ほど蛇行しながら沢形が続きました。水が涸れてからは約20分ヤブを漕いで登山道に出ました。部分的に濃いヤブもありましたが、概ね「かわいい」部類のヤブ漕ぎだと思います。その後、赤川を下降して樹海ラインの車デポ地に戻りました。時間は9時30分。
下山後は、松川温泉・松川壮にて入浴。久し振りに訪れたのですが、中が改装されていてお風呂も立派になっていました(500円)。今回の周遊コース、お勧めかも。沢慣れた方であれば、日帰りも可能だと思いました。でも、イワナを釣ったり焚火をしたり、のんびり沢で一泊して楽しんだ方がいいかも、です。タラさん、お疲れ様でした。美味しい料理の数々、ありがとうございました♪機会あらばまたご一緒しましょうね。
PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。上の写真は、大深沢名物?の通称「ナイヤガラの滝」にてタラさんです。「憧れの滝」に対面出来てよかったですね、タラさん。
● 『酔いどれ画像掲示板』 八幡平・大深沢 ← 今すぐ見たい方はクリック!
今シーズン8本目の沢にして初めてではないでしょうか?まともな遡行が出来たのが…。お天気に恵まれ(といっても終始曇り)平水状態の中、アブにも悩まされず快適な遡行を満喫できました♪今シーズンはお天気に恵まれず、ず~っと大増水の中での遡行を強いられ、まともな遡行が出来ていませんでした。
特に先週の虎毛沢(赤湯又沢)では、アブの猛攻撃と大雨による超大増水で這う這うの体で退散しましたので、余計に今回の大深沢は、「天国」とも言える快適(極楽)な山行を楽しむことが出来ました。
先々週のこと、ブログ「山の日のひとり言」のタラさんより「17日~18日で大深沢へ行きませんか?」とのお誘いメールを頂戴しました。去年の同時期に単独で行ったものの途中で渓流足袋が壊れるというアクシデントに見舞われ敗退し、もう一度行こうと思っていた所でした。「二人なら車2台で行って下流部から遡行しましょう!」ということになりました。
黒石林道を使えば下流部からの遡行が楽になります。初日は関東沢の出合で1泊、上部三又から先は北ノ又沢をツメて下山は大深山荘より赤川を下降すれば1泊2日での大深沢遡行が可能になります。大深沢は、過去3度入渓しています(内一度は未遂)。一度目は、2000年10月に畚岳直下のコルから伝左ェ門沢を大深沢下流部まで一気に下降し一泊。その後大深沢を遡行し上部は仮戸沢をツメて稜線へ出て縦走し車を回収(1泊2日)。
2度目は、2009年8月、赤川を遡行し大深山荘へ出て嶮岨森まで縦走し、コルより仮戸沢を下降。大深沢の上流部992Mの三俣に降り立つ。大深沢の一番の名所、「ナイヤガラの滝」を見物。その後、東ノ又沢を遡行し沢中で一泊。翌日はツメ上げて1,384Mの大湿原へ。大深岳まで縦走し、赤川を下降し車デポ地へ。三度目は去年の8月、大深沢・北ノ又沢を遡行すべく行ったものの、渓流足袋が壊れ途中敗退。三度とも全て単独行。
今回で4度目になります。8月17日(土)朝3時半に起き、集合場所の赤川下降点に5時半集合。タラさんの車をデポし私の車で大深沢下流部から遡行すべく黒石林道を目指しました。赤川下降点より黒石林道入り口まで約1時間(40K)のドライブでした。お天気は曇りでガスが濃く寒かったです。いよいよ黒石林道に到着したのですが、あまにもショッキングな出来事が待ち受けていたのです。
なんと最近作ったと思われる真新しいゲートが林道を塞ぎ進入禁止状態!おそらく先週の秋田県を襲った「これまで経験したことのないような記録的な大雨」により林道が崩壊し、慌ててゲートを作ったと思われます。この黒石林道、とても長いのでこれを歩くとなると1泊2日での遡行は無理となります。「これじゃ~遡行出来ないよ…う~ん、困った!どうしよう…」その後の我々の運命(行動)はいかに…。次回の日記に続きます。
当初の予定では、虎毛山塊の三滝沢遡行~赤湯又沢下降~虎毛沢遡行の2泊3日で山行計画を練りました。三滝沢と赤湯又沢は2002年に、虎毛沢は1998年(春川ダイレクトの下降に使用)と2007年(上部のみ遡行)の2回遡行済みでしたが、「この三つの沢をつなげてみたい!」と思ったのです。
一人で遡行するには手頃な(難所も特にないので)周遊コースです。それに何よりも格子模様で有名なナメが続く美しい沢なのです。出発の2日前、8日(木)までは、週間天気予報によると三日間ともお日様マークが続き「天気が崩れる心配はない!」と確信していました。
ところが…出発の前日9日(金)朝から土砂降りの大雨が…。気象庁は『秋田県と岩手県で「これまでに経験したことのないような大雨」として、記録的な大雨に関する情報を発表し最大級の警戒を呼びかけている。』とのこと。出発をひかえ何という仕打ちか…。その日は、一日中アメダスで虎毛山塊の雨量をチェックしていました。
アメダスによると、秋田県は大曲や大館市の内陸では記録的な大雨だったようですが、県南はそれほど降っていない様子でした。「ルートを変更し行くだけ行ってみて、後は現地で判断しよう!」と山行を決行することにしました。安全を期し、アプローチに三滝沢ではなく湯ノ又沢と使おう!増水で遡行困難と判断した場合は登山道を利用し尾根に出て赤湯又沢を下降する計画に変更しました。
8月10日(土)朝4時に自宅を出発!アプローチの途中、小雨が降っている地域と曇りの地域がありました。「大雨じゃなくて良かったぁ~!」と一安心したのも束の間、登山口である秋ノ宮温泉に到着するや否や、バケツをひっくり返したような土砂降りです!ひぇ~!「これはちょっと厳しいなぁ~!」まずは様子を見て小降りになるのを待つしかない…。最悪、山行自体を中止にすることも視野に入れていました。
やっと小降りになったので登山口(湯ノ又温泉跡)まで行き「湯ノ又沢を遡行するか、登山道を登るか?」検討するまでもなく湯ノ又沢は大増水していましたので、登山道(ガンジャ口)から登ることにしました。それにしても2泊3日分の荷物が詰まったザックが重~い!
お昼近くになると雲の切れ間から陽射しが~♪モノトーンの世界から一変してカラーの世界に!水がキラキラ輝いて綺麗だなぁ~!今日は一日天気が悪いと思っていたので、何か得した気分です。さらに時間が経つと青空が広がり猛暑になりました。それと共に、みるみる減水していくのがわかりました。朝の天気は一体何だったのか?と思うほどの天気の変わりようにはビックリです。この日の泊り場(幕営地)は赤湯又沢の中流部680mにある温泉跡地です。野湯として全国的に有名です。到着したものの、地熱で暑いのなんのってぇ~!それにアブが凄い!
先週は八幡平の沢で一匹もアブに遭わなかったので油断していました(^^ゞ。テントの中に避難するも、灼熱のサウナ状態で我慢できず…。外に出ると風が心地よいもののアブ攻撃を食らい…。どこへ逃げたらよいのやら…って感じでした。「そうだ!焚火をしよう!煙でアブが寄ってこないはず!」早速焚火をしたのですが、熱くて火の側に近寄れないのですよ…。やっぱりこの沢(赤湯又沢)は、秋に限るなぁ~!
お酒を飲むときも食事するときもアブを回避するために、歩きながら飲み食いしていました(動いているとアブが来ませんので)。座った瞬間、アブの餌食でした(^^ゞ。楽しみにしていた温泉(野湯)は土砂で埋まっていましたが、手で掘り起しどうにか一人は入れる深さまでに仕上げました。入浴中もアブ攻めに遭う私…(根性で2度も入浴しました)。普通なら夕方になるとアブはいなくなるのですが、ここのアブは地熱の影響か?夜7時半までまとわり付かれました。これって、ストーカーですよね…(^^ゞ。
夜7時半を過ぎアブも去り、やっと落ち着いて飲めます。満天の星空を見ながらひとり飲むお酒も楽しいものです♪「明日の天気も大丈夫そうだな!これで今回の山行は完全遡行出来そう!明日が楽しみ!」。就寝時も地熱でテントの中は暑くって、寝袋に入っていられないほどで寝苦しい夜となりました。翌朝、テントをたたく雨音で目が覚めました。「うそ~!これは夢かな?天気予報では雨が降るようなことは言っていなかったのに…まぁそのうち止むだろう!一時的な雨だろう!」とタカをくくっていました。その後、とんでもない事態に陥るとは…。後日の日記に続きます。PS.上の写真は、怖いほどに大増水した赤湯又沢にて。水量と水圧は、まるで5級(上級)の沢そのものでした。私の脱出劇の始まりです。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいね。
● 『酔いどれ画像掲示板』 虎毛沢 敗退の記 ← 今すぐ見たい方はクリック!
この2日間、虎毛山塊の沢へ入っていました。予定より一日早く下山し、結果は惨敗して帰って参りました。現在自宅にて幸せを噛みしめています。アブのいない世界、そして、大増水の激流から解放された世界に身を置き、幸せを実感しております。まさに修行の2日間となりました。敗退したものの、数々の下した判断が最終的に良い方向につながった(生きて下山)と思います。
当初は2泊3日の予定でしたが、大増水に見舞われ這う這うの体(ほうほうのてい)で逃げ帰って参りました。昨日8月10日(土)、増水はしていましたが、思ったほどではなく予定通り幕営地に辿り着きました。
本日11日(日)朝から降り出した土砂降りで一気に大増水!これまでに経験のないほどの大増水で(雨が降り出してから30分後には信じられない光景に)身の危険を感じるほどで、徹底するのにかなり必死でした。
昨日は膝下の水量だったところが股下から腰上ですよ~!徒渉も必死です。濁流状態で底が見えなく深さがわからないのが怖いです。「ここは5級の沢ですか?」って思うほど技術的にも(特にルートの見極め)苦戦を強いられました。減水するまでジッと待つか、枝尾根をヤブ漕ぎして登山道に出るか…真剣に考えました。昨日の出発時から今日までお天気に翻弄された2日間でした。
それとアブにボコボコにされました。静止した(立ち止まった)状態だとアブの餌食になりボコボコにされますので、絶えず動いていなければならない状態でした。よって、お酒を飲んでいる時も食事の時も歩きながら食べざるを得ませんでした。このアブのしつこさにはホトホト参りました。夜7時半まで付きまとわれました。こりゃ、まるでストーカーですよね~!
上の写真は、エスケープに使った虎毛山塊の赤湯又沢左俣です。本日の朝の光景です。しかも、上流部の枝沢でこんな感じ。ここで股下から腰上までの徒渉を強いられました。かなり真剣に突破しました。流されたらヤバイって感じでしたので…(^^ゞ。本日は疲れましたので、この辺で~!山行の詳細は、後日の日記にてご報告申し上げます。私の貴重なお盆休み、残念な結果に終わってしまいましたが、久し振りに緊張を強いられた山行となり充実し、今振り返れば楽しかったように思います。虎毛のアブのしつこさは、朝日・飯豊の比ではありませんでした。虎毛山塊の沢は、やはりアブのいない秋ですね。分かっていたのですが…(^^ゞ。
…と気象庁が発表した本日の秋田と岩手。昨日までの天気予報では、雨マークが一つもなく「週末はお天道様の元、快適な沢登りを満喫できるぞ♪」と確信し、天気に関しては何一つ心配していませんでした。今朝起きたら激しく雨が降っていて「これは夢か…!」と我が目を疑ったほどです。
明日から行く予定の沢は、よりによって秋田県なのです。「う~ん、こりゃ無理だ!ルート変更しなければ…」と、遡行計画の見直しを迫れました。私のいく山域は、それほど激しく降っていないようですが、そこは沢ですから…安全を期していつでもエスケープできる沢をアプローチに利用することにしました。
以下、気象庁の発表です。『気象庁は9日正午すぎ、岩手県で「これまでに経験したことのないような大雨」となっている地域があるとして、秋田県に続いて記録的な大雨に関する情報を発表した。
最大級の警戒を呼びかけている。』近所の梁川がこれまで見たことのないほど大増水していました。また、北上川もあんなに増水したの、見たことがありません。じっと見つめていると怖くなるほどです。上の写真は、その我が家の近所の梁川です。見物客でにぎわっていました。
準備万端ですし、まずは現地へ行って判断、臨機応変に対処したいと思っています。突っ込むか、撤退するかの見極めは慎重に行います。私を頼ってくれる生徒さんがたくさんいますので、決して無理せず出来る範囲で楽しんで来ようと思っています。年に一度の貴重な夏休みですから。明日は3時半起きですので、今日はこの辺で~!おやすみなさ~い!
先週までは雨続きの岩手でしたが、最近は猛暑の日が続いています。先日の3日(土)、ここ岩手でも梅雨明けしたようです。そうそう、当パソコンスクールむげんの夏季休暇(お盆休み)は、10日(土)~13日(火)です。14日からは平常通り開校しますのでよろしくお願い致します。お盆14日以降のご予約、既に埋まりつつあります。ご予約はお早めに~!
私の夏休みは、2泊3日で近場(秋田)の沢へ行って参ります。今月は教室用にWindows 8パソコンを購入し大きな出費でした。よってその分、節約モードで山を楽しみたいと思っています。山中2泊の沢を単独で行くの、ほんと久し振りです。現在パッキング(荷物詰め)の真っ最中ですが、結構な重さになりました。これでも、かなり軽量化したのですが…。
今日のお昼にクライミング仲間達と会ったのですが、「酔いどれさん、一人で怖くないの?寂しくないの?」って聞かれましたが(よく聞かれるんですよね!)、全く怖くないし寂しくもないんです。強がりでも何でもなくって、本当にそうなんです。4~5級の厳しい沢を単独遡行するわけではありませんし、2~3級程度のお手軽な沢ですから緊張感はほとんどありません。
過去、アルプスをはじめ、谷川連峰、東北の朝日連峰、飯豊連峰の沢も単独遡行していますが、さすがにその時は緊張しました。特に遡行前夜は。でも、緊張するのは前夜だけで、実際に遡行開始すると全神経が集中モードに入り恐怖感や緊張感は完全に払しょくされます。その時の集中力は、自分でも驚くほどです。単独ゆえ失敗は命取り!よって、頭の上から足のつま先まで、そして一歩一歩集中しながら遡行しています。単独のリスクは大きいかもしれませんが、成し遂げた時の達成感と充実感は何物にも代えがたく絶大です。
夜は焚火して星を見ながら一杯やるのが大好きです。雲や星を見ていると飽きないんですよね。だから、単独でも「寂し~い!」と感じたことは一度もありません。時には本を持っていって読書を楽しみますし。とはいうものの、仲間達と一緒に行く沢も大好きなんですよ♪単独でばかり行っていると仲間達と行きたくなるし、仲間達との遡行が続くと単独で行きたくなってしまう…。上手くバランスを取りながら沢を楽しみたいと思っています。
前置きが長くなってしまいました(長過ぎだよ!)。本日のテーマ、新しいパソコンについてでしたね。購入してから約一週間が経ちました。仕事の合間を見ては、せっせと各種設定をしたり様々なソフトをインストールしたり、チューニングを施したり…。やっと、本日全作業が完了しました♪特にソフトのインストールと様々な設定(マニアックな)には膨大な時間を要しました。
Office 2013のプロフェショナル版を入れましたので、ワード・エクセル・パワーポイント、アクセス、パブリッシャーの最新版を大画面(23インチ)で学べます。「Windows 8 やOffice2013(ワードやエクセルの2013バージョン)を教えて欲し~い!」って方は、まだまだ少ないですが、今後の需要を見越しての先行投資です。Windows 8の良し悪しについては賛否両論ありますが、良い所もたくさんあります。夏の間は、沢登りと仕事で超忙しくなりますが、一年で一番充実する時期かもしれません。今後とも、宜しくお願い致します。
前回の日記の続きです。葛根田川の本流に降り立ち「増水はしているものの、この水量なら全く問題ない!」と確信しました。葛根田川の増水は早いですが、減水も早いようです。「昨日のたった一日の晴天で一気に減水したんだなぁ…」心配は杞憂に終わりました。
沼ノ沢出合いを経て中ノ又沢出合までは通慣れた葛根田本流の遡行(14回目)です。水量は多く迫力あって見応えあります。この区間もとっても綺麗です。葛根田川の魅力って、渓相の美しさと水の美しさではないでしょうか。ほんとウットリします♪(^o^)
中ノ又沢に入ると小滝とナメが連続し楽しませてくれます。これまた綺麗♪しかし、そこを過ぎると(出合から20分程度)、あとはひたすらゴーロ歩き…(^^ゞ。とこまでも続くゴーロ。当初の予定では、844mか865m付近にテントを張る予定でしたが、焚火用の流木がほとんど見当たりません。長く続いた雨で流されてしまったものと思われます。幕営適地はたくさんあったのですが…。時間はまだ早いし、大白森山荘まで行くことにしました。
中ノ又沢の核心部は865mから先のルートファインディングかもしれません。ネットでヒットした2件の遡行記録によると、両隊とも姫潟の沼に詰め上げてしまい登山道までヤブ漕ぎを強いられているようです。水量の多い方に遡行すると姫潟の方向へ誘い込まれてしまうのです。「GPSがあれば間違えることもないだろう!」と思っていたのですが、見事に間違えました。ここの地形はほんとわかりにくいです。
乳頭温泉より歩き始めること約8時間、午後3時ちょい過ぎに大白森山荘に到着!この超マイナーな山小屋、「今日は当然貸切だろう!」と思っていたら先客がいてビックリです。弘前大学の山岳部の三名(男性2人+女性1人)でした。その後、山形からの単独行者のお兄さん、さらに岩泉からバイクで来られたこれまた単独のお兄さん。よって、この日この狭い山小屋に計6名も(内、単独行者が私含め3名)泊まることになりました。
これに何かのご縁!一緒に楽しく歓談&宴会させて頂きました。「山形からじゃ、結構遠いんじゃありませんか?」と聞いたところ「いや、高速を使えば3時間です」と。そしたら岩泉のおい兄さんが「私も登山口まで3時間です!」と。高速があるのとないのとでは、差が大きいです。弘前大学さんと言えば、山岳同人・流転(るてん)さんに知り合いが何人かいます(合同山岳レスキュー訓練で一緒でした)。
また89年のヒマラヤ遠征時に弘前大学OB隊の方々と一緒でした。「○○さん、お元気ですか?」って感じで、世間の狭さを感じます。何はともあれ、楽しいひと時を過ごさせていただき、皆様に感謝です!お酒(ウイスキー)やおつまみまで御馳走になり、ありがとうございました。最近歳のせいか?何を話したのか?ほとんど覚えていません。楽しかったことだけは覚えているのですが…(^^ゞ。
翌4日(日)の行動は、大白森を経て乳頭温泉へ下山するだけです。3時間ほどで下山出来そうですので、朝食を食べずに5時50分に小屋を出発しました。私のお気に入りでもある大白森の大湿原!まさに天国!「夢の世界」を歩いているようです。9時には乳頭温泉へ下山できました。「温泉に入るぞ~!」と思いきや、時間が早過ぎて入れませんでした。よって、雫石の道の駅「あねっこ」で入浴。ここは朝9時から入浴可能なんです。昼食は、幸楽苑にて冷やし担担麺(期間限定、大盛り無料)590円と餃子でお腹いっぱい!
お昼には自宅に到着し、のんびり過ごしました。早い時間に帰宅できると、ほんと楽です。久し振りの(といっても2日振り)我が家、「山もいいけど、家(自宅)もいいなぁ~♪」と泊りの沢へ行く度に思うのは、私だけでしょうか。夏の沢へ向けて良い体力トレーニングになりました。久振りに重い荷物を背負ったせいか、今朝起きたら腰が筋肉痛です(^^ゞ。何はともあれ、楽しい2日間でした。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真をド・ドーンと39枚も掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいねぇ~♪(^o^)
● 『酔いどれ画像掲示板』 八幡平・戸繋沢~中ノ又沢 2 ← 今すぐ見たい方はクリック!
今年の夏は異常気象で約4週間も雨が降り続き、いまだに梅雨明けしていないここ岩手…。「もう我慢でき~ん!」待ち切れず今シーズン初の泊りの沢へ行って参りました。出発の前日2日(金)、久し振りに青空を覗かせてくれました。とはいうものの、これだけ雨が降り続けば1日くらいでは平水状態に戻ることはありえず、増水覚悟で行くしかありません。
「増水していてもどうにか遡行出来そうな沢で、まだ遡行していない沢はないものか?」と2万5千図を一生懸命眺め遡行プランを検討する私…。で、思いついた計画が、乳頭温泉の大釜温泉より一般登山道を登り、主稜線からひたすら戸繋(とつなぎ)沢を下降し葛根田川の本流に降り立ち、その後、中ノ又沢を遡上し登山道に出て大白森~小森山を経て乳頭温泉へ下山。いわゆる周遊コースです。
「なかなか面白い遡行プランかも~♪まさに癒しの沢旅コース!ボッカトレーニングにいいかも~!」。でも「まさか…」と思い念のためネットで調べたところ、全く同じコースの遡行記録が何と2件ヒットしました。考えることは皆さん一緒なんだなぁ~!ヒットした遡行記録の内、一件は3泊4日。もう一件は日帰りしていました。この差は一体何なのか?距離から換算すると「1泊2日が妥当だろう!」と山行計画を練りました。今回は単独です。初めて遡行する沢ですし、増水していることは必須!私一人の身を守ることだけに全神経を集中すればよいので、気が楽です。
葛根田川本流が大増水していて遡行困難と判断した時は、戸繋沢下降~大石沢遡行(エスケープルート)に予定を変更する予定で8月3日(土)の早朝に自宅を出発しました。乳頭温泉の大釜温泉登山口より登り始めますが、蒸し暑い上にヤブ蚊の襲撃を受けました。例年ならアブの最盛期のはずですが、2日間の全行程で一匹もいませんでした。やはり、これって異常気象ですよね。それにしてもザックが重~い(単独なので止むを得ませんが…)!久し振りの重量感です。汗だくになりながら登山道を登っていると「早く沢へ入りたいよ~!」と、無意識に口から言葉が出てしまう私…(^^ゞ。
主稜線の1040mコルから戸繋沢を下降したのですが、ヤブ漕ぎ10秒で沢へ降り立ちました。しかも、降りたところに目印の赤布まであってビックリです。その後も、要所に赤布があり、また滝の高巻きルートにも顕著な踏み跡もあり「遡行記録は少ないものの、案外遡行者がいるのかな?」と思った次第です。
戸繋沢の上流部は単調なゴール歩きが続きますが、時々小滝やナメが出現しアクセントを加えてくれます。この沢の真骨頂は、やはり中流部~下流部でしょうか。ナイヤガラの滝やプチゴルジュ。そして何と言っても長大な白ナメ、赤ナメの美しい景観に心を奪われてしまいます。ほんと綺麗な沢でした。特にナイヤガラの滝は、本当に綺麗でウットリ状態♪下降するにつれ当然ながらどんどん水量が増えていきましたが(何度か泳ぎを覚悟したほど)、これといった難所もなく結果「癒しの沢」でした。
大石沢出合(754m)から葛根田川本流までは、さらに水量が増し激流状態!徒渉ポイントを上手く見つけないと流されてしまうほどの水圧です。でも、その短い間の景観がこれまた素晴らし~い♪ジェット水流ながら赤ナメのオンパレード!「うわぁ~!綺麗だなぁ~♪」と感動しながら遡行。「この沢は当たりだな!」と確信しました。
やっと葛根田川の本流に降り立ちました。果たして水量のほどは…?(これが一番心配でした)。予定通り私は無事遡行出来たのでしょうか?次回の日記に続きます。PS.上の写真は、そのナイヤガラの滝です。『酔いどれ画像掲示板』の今回の山行のGPSの軌跡を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね♪(^o^)
これじゃ、答えがわかってしまいますよね(^^ゞ。
● 『酔いどれ画像掲示板』 八幡平・戸繋沢~中ノ又沢 ← 今すぐ見たい方はクリック!
長く降り続いた雨がやっと上がり、本日は朝から青空です♪やはり青空って気持ちい~い!気分爽快です。やっとお日様ものと沢へ行けそうです。今日も仕事(授業)とパソコンの各種作業、そして山の準備に忙しいです。今日も一日頑張りま~す!『酔いどれ画像掲示板』に本日の青空を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいねぇ~!
● 『酔いどれ画像掲示板』 久し振りの青空♪ ← 今すぐ見たい方はクリック!
今週末は、久し振りに(今シーズン初)泊りの沢へ行こう♪と山行計画を練り仕事の合間にせっせと山支度していたのですが、今週も無情にも雨が降り続いております。明日からのお天気は回復傾向にあるようですが、これだけ降れば1~2日雨が止んだからといって、直ぐには水が引かないと思われます。
来週からはお盆休みに突入しますので、本番前にトレーニング兼ねて重い荷物を背負って沢を闊歩したかったのですが…。8月だというのにまだ泊りの沢へ行っていないなんて前代未聞です。でも、まぁ焦らず無理をせずじっとチャンスを待つしかありませんね。止まない雨はないのですから…。
昨日のお昼頃、先の日記に記載したパソコン本体、液晶パネル、キーボード、マウス、増設用メモリが一気に届きました(今回は各パーツをバラバラに購入)。仕事の合間を見ては組み立ててセットアップ開始!各種設定、ソフトのインストール等、気の遠くなるような作業(でも楽し~い!)ですが、コツコツと頑張っています。
今回も2年半前と同様レノボ(中国製)というメーカーのパソコンを買ったのですが、このレノボ、PC出荷台数の世界シェアで首位(16.7%を占める)になったようです。それまで首位だったヒューレット・パッカード(HP)社(アメリカ)は、直近の四半期から改善したものの、シェアは16.4%で2位に下がったようです。
但し、安い分(国産メーカーの約半値)、ソフトはほとんど何も入っていません(ワードやエクセルも)。余計なもの(機能)も一切入っていないので動作は至って快適そのものです(その分、必要なソフトは全部自分で入れなければならないので、その作業が結構大変です)。やはり新しいパソコンって、いいなぁ♪起動はめちゃ早いし、動作も軽くて快適、それに画面がとても綺麗♪さすが最新技術のIPSパネルです。
少しでも生徒さんに快適な環境で学んでいただけたら…と、思い切って購入しました。仕事の合間にせっせと作業にまい進しています。仕事とパソコンの各種作業、週末の山の準備と忙しいですが、とっても充実しています。一日があっという間でして…(^^ゞ。もう直ぐ夜8時、これから仕事帰りの生徒さんが学びにいらっしゃいますので、今日はこの辺で…。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回購入したパソコンの写真を数枚ほど掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいねぇ~♪(^o^)