今回撮影した南八甲田の逆川の写真を18枚、「酔いどれ画像掲示板」に掲載いたしました~!写真を見て頂くと、どんな感じの沢か?ご理解いただけると思います。どれもこれも楽しく登れる滝ばかり~!また後日、大湿原編とバッカイ沢編の写真もアップする予定で~す♪乞うご期待!これからまた仕事ゆえ、今日はこの辺で~!
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不景気の影響でしょうか?「少しでも安くて良いスクールを!」と思っている方が増えているのかも知れませんね。このところ、新規の生徒さんが急増しています。お陰さまで目まぐるしい忙しさですが、とても充実した日々を過ごさせて頂いています。そんな中、昨日は沢へ行けて、ホント素晴らしい気分転換が出来たなぁ~♪って思っています。
さて、昨日の日記の続きで~す!やっと逆川の出合に到着し、いよいよ本格的な遡行開始!過去のネットの山行記録によると、上部の大湿原のことばかりがクローズアップされていて、沢自体に関しての情報は乏しかったのです。よって、「きっと大したことのない沢(印象に残らない沢)なんだろう!大湿原へのアプローチ的な沢なのかも?」って思って、あまり期待していなかったのです。
最初はゴーロ歩きが続き、その後、沢幅が狭まってきて期待が膨らみました。そのゴルジュ(沢幅が狭まったところ)に突入すると、そりゃもう、滝のオンパレードですよ~!その多くの滝が深い釜を持っていました。泳いで取りつけば楽勝で突破できるでしょうけど、朝早い時間だったゆえ水も冷たく、泳ぐ気になれず…(^^ゞ。よって、釜をヘツって滝を直登!途中スノーブリッジがあり、ハラハラさせられましたが、崩れた直後でしたので、どうにか通過することが出来ました。あと1週間も早く入渓していれば、困難だったかも?
遠目で見ると、「あの滝、果たして登れるだろうか?」と思ったりもしましたが、近づいてルートをよ~く観察すると登れるところが直ぐにわかりました。ノーザールで全ての滝を直登出来た快適な沢で、面白いのなんのってぇ~♪まさに気分爽快でした。深い釜、滝、ナメが連続し、まったく飽きさせない秀渓だったと思います。それに美渓でした。「こんな素晴らしい沢、どうして世にあまり知られていないのだろう?」って、逆に疑問に思ったほどです。まさに宝物を探し当てた気分になったほどです。遡行グレードは2級レベルだと思います。初級者をこのような沢へご案内すると、きっと沢登りを好きになってくれるかもしれませんね♪
遡行計画通り、1,050Mの二俣を左、1,100Mも左、そして1,140Mの二俣も左に入りました。このコースで進めば、2万5千図によると1,250Mラインの大湿原のド真ん中に出るハズなのです。ヤブ漕ぎを覚悟していたのですが、思いの外スッキリと高度を稼ぐことが出来ました。ところが…1,250Mラインの大湿原まで残すところ標高差30Mというところでヤブ状態に…。沢の流れ(か細い)はあるのですが、両岸からヤブが覆い被さり、しかも蛇行を繰り返しさっぱり高度があがらず…(^^ゞ。20分ほどヤブを漕いだだろうか?突如小湿原が出現!さらにちょっとヤブを漕ぐと、…「出たぁ~!大湿原だぁ~♪」 正直、大感動しましたよぉ~!あまりの美しさに、思わず奇声を発したほどです。「あぁぁ~!天国に来たぁ~!」ってネ!(*^_^*)
遠くに北八甲田の山々、そして目の前には南八甲田の櫛ケ峰が聳えていました。山々に囲まれた湿原、ほとんど人の足が踏み込まれてない大湿原♪その湿原の中には、様々な高山植物が咲き乱れていました。何時間でも居座りたくなるような天国的な場所でした。まるで映画のワンシーンのような光景です。無我夢中で写真撮影に励む私…。ゴロ寝したり花を観たりとのんびり湿原を散策しました。ここで泊まれたらどんなに幸せなんだろう?と思ったほどです。
その後、大湿原をコンパスを使って80度の角度で横断し、バッカイ沢の源頭部を探し当てなければ…。大湿原といっても、ところどころにヤブがあります。しばらく湿原帯を横断した後、ヤブに突入しました。10分もヤブを漕いだら、またさらに大湿原だぁ~♪そこには水芭蕉が咲き乱れていました。その二つ目の大湿原の端がバッカイ沢だと一目瞭然でした。ビンゴ♪まさに2万5千図の地形図通りでした。この二つ目の大湿原でのんびりとランチタイ~ム♪ここまで来れば、もう安心かな?ゆっくりとくつろぎました。あとはバッカイ沢の下降です。後日の日記に続く…。
PS.上の写真は、どこまでも果てしなく続く大湿原で~す♪その中に無数の高山植物が咲き乱れていました。まさに花の競演♪人の汚れを知らない原始的な光景!写真中央は私の臭い?ザックで~す!この沢、沢屋のデートコースには最高のお勧めかも?癒し効果、抜群ですよ♪暇を見つけて写真を整理し、「酔いどれ画像掲示板」に多数写真を紹介したいと思っています。請うご期待!最近仕事が多忙を極め、中々時間が取れず…(^^ゞ。ゴメンなさいです。
先週は突発的な依頼がたくさん入り、仕事がパニック状態でした。ありがたいことです♪睡眠不足の中、どうにか全てのノルマを消化し、生徒さん達に喜んでいただけました。先週は激務でしたので、本来なら今週末はゆっくり体を休めたいところですが、日曜日(28日)は晴れるというし…。まさに沢日和!こうなったら行くしかな~い♪(*^_^*)それとね、思いっ切り気分転換(命の洗濯)したかったのス!
多忙を極め、沢の計画や準備がまったく出来ない状況の中、27日・土曜日(昨日)の朝を迎えました。「準備するには今日"27日(土)"の午前中しかな~い!」午後からは仕事が入っていますし、それをこなした後、夕方に出発する予定でした(前夜初日帰り山行)。行きたい沢は決まっていたのです。しかし、詳細な山行計画を練っていませんでしたし、準備も全くできない状況だったので、大慌てですよ~!(^^ゞ。
その行きたい沢とは…去年から「来年の初夏には絶対行くぞぉ~!」と考えていた沢があったのです。青森県・南八甲田の荒川支流・逆川を遡行し、源頭部で大湿原を横断、その後バッカイ沢を下降するというもの。この沢の存在を知ったのは、とある山岳会(東京)の山行記録を検索した時でした。そのパーティは2001年の夏に2パーティに分かれで逆川とバッカイ沢を遡行して源頭の大湿原で合流し、登山道へ抜け1泊2日で猿倉温泉へ下りていました。
私が興味を惹いたのは、遡行記録にあった源頭部の素晴らし大湿原でした。登山道から見られる湿原と違って、沢屋だけが堪能できるまったく手つかずの(原始の姿の)大湿原♪ネットでこの逆川の遡行記録を調べても、ほんの数件しか出てこなくて…。しかも、その記録文も感想文的な内容が多く、遡行内容の詳細を知ることが出来ませんでした。この原始の大湿原をこれまで見た人は数えるほどしかいないかも?その逆川の全貌のベールを垣間見たい!それこそが、私がこの沢に魅せられた理由です。未知なる世界への好奇心と探求心!こうなったら自分の目で確かめるしかあるまい…と。
27日(土)7時起床!午後に生徒さんが来られる前に山行計画を練って食料の買い出しや装備の点検&準備をしなくては…。まずは山行計画です。上記(東京の山岳会)とは別な、とある山岳会(関西)の記録によると1,100Mの二俣を左、1,140Mの二俣を右に行ったら、1,300Mまで登るハメになり、やっと湿原に巡り合えた!と書いてありました。そこから大湿原を横断、GPSを駆使し、どうにか下降路のバッカイ沢の源頭部を探し当てたようでした。私は高価なGPS(二万五千図を読み込めるタイプ)は持っていませんし…。より安全策をとって、その1,140Mの二俣を左に進む計画を考えました。その方が確実に1,250M付近で大湿原に到達できますし、下降路のバッカイ沢の源頭部を探し当てるのが容易だからです。50Mの差は大きいです。その私が考えたルート、下手したら大湿原に辿り着く前に思いっきりヤブ漕ぎを強いられるかもしれな~い!という不安もありました(その枝沢は過去山行記録がないので)。「まぁ、現場で判断するしかあるまい!」との結論に達しました。
準備編…久し振りにお泊まり(前夜初日帰り)セットの用意です。テント、寝袋、ガスボンベ、調理器具の鍋等。それと食料の買い出しなど、あっという間に時間が経過し、どうにか生徒さんが来られる前に全ての準備を完了させることができました。そりゃも~集中力ですよ~!山の為ならいくらでも集中しちゃう私です。午後の部の授業をこなし、夕方4時前には青森は八甲田山を目指し自宅を出発することが出来ました♪(*^_^*)ここ盛岡の自宅から酸ケ湯温泉まで約3時間(高速利用)。現地に到着したものの、どこにテントを張るか?酸ケ湯温泉のキャンプ場は、ネットによると千円とか…(^^ゞ。寝るだけなのになぁ~!う~ん、ちょっと下って適当なところ(秘密の場所ゆえ無料)に幕営しました。
テントを張り一人宴会(前夜祭)♪毎度のことなのですが、前夜祭には高価なお酒とおつまみを用意します。普段節約してる分、山に行く時くらいはプチ贅沢をしたいからです。特に単独行の際は、自分の身に何が起こるかわかりませんし、悔いのないように美味しいものを食べたいのですよ~♪ほろ酔い気分になった夜9時半に就寝。翌28日(本日)は4時半に起きました。マーボー丼と豚汁で朝食を済ませ、テントを撤収し5時ちょい過ぎに出発(車)!問題は、逆川(荒川本流)に降りる秘密の?道があるという。これもネットで知ることが出来ました。右側を見ながらゆっくり車を走らせ、それらしい所を探す私…。路肩にたくさん駐車しているところを発見!もしや、コレでは?ビンゴでした。あとで知ることになるのですが、駐車の主は(私以外の方は)、皆さん山菜採りで入渓されていたようでした。無理矢理どうにか路肩駐車し、沢装備に変身し5時40分、いざ出発♪
その秘密の道は、登山道とも言えるほど立派な道でした。何の為の道かわかりませんが、ありがたいことです。その道を下ること約20分で本流の荒川に降り立つことが出来ました。そこからは荒川本流を下降し逆川出合を目指します。ふぅ~!逆川の出合に到着で~す♪いよいよ本格的な遡行開始です。「どんな沢なんだろう?」。ネットの記録では詳細はなく、私にとってまったく未知の世界です。ワクワク・ドキドキしながら歩を進めました。次回の日記に続く…。PS.上の写真は、その逆川にて。正直、あまり期待していなかったのですが、予想以上に…。乞うご期待です♪(*^_^*)
ここしばらく日記を更新していなくてゴメンなさ~い!実は、このところ、仕事が超多忙を極め、ひっちゃかめっかちゃ状態なんですぅ~!ある企業様のご依頼を受け、イラストレーターをMacで教えるハメになりまして…。Mac、数年前にちょこっと触ったことはありますが、正直あまり分からないんですけど…(^^ゞ。
ソフト自体の使い方は、WindowsもMacもほとんど差はないのですが、キーがちょっと違うんですよね。あとOS操作の違いと…。最初はお断りしようかな?と思っていたのですが、かなりお困りの様子で何度もお電話を頂き、多少なりともお役にたてれば…という気持ちでお引き受けさせていただきました。
ワード、エクセル、アクセス、ホームページ作成、フォトショップ等(イラストレーター以外のソフトなら)、突然のご要望にも大抵対応できるのですが、よりによって私が一番苦手なイラストレーターとは…(^^ゞ。何を聞かれてもいいようにと、大慌てで(徹夜の日々が続くわけですが)、授業の段取りを考えたり猛勉強に励む私…。普段使うイラストレーターの機能は覚えているのですが、それ以外は結構忘れてしまっているのです。
そんな時に限って、新規の生徒さんやPCのご相談、見学等の依頼が殺到し、ひっちゃかめっちゃかに~!日々の授業の上にさらにコレですから、いくら時間があっても足りませ~ん!来週の中盤には落ち着きそうですが、それまでは多忙の日々が続きそうです。ありがたいことです。実は、現在私が頑張っているのは、もう一つ理由があるんです。むふふ♪今週末は山へ行くぞ~♪その為にも、今頑張らないと…。先週は悪天の為、山へ行けませんでしたし、もう欲求不満が爆発しそうなんです。
生徒さん達には決してご迷惑をおかけするわけにはいきませんので、綺麗に仕事を片付けて、気分よく山へ行けるように今頑張っているのス!お陰様でこのところ仕事が殺到しています。暇な時と忙しい時とかなり波がありますが、生徒さん達の口コミで「安い、親切、丁寧」が広がり、新規の方の多くが生徒さんのご紹介なんです。ほんとありがたいことです。花巻、遠野、一関、八幡平、久慈、宮古、青森から来られる生徒さんもいまして~!時間とガソリン代掛けて、遠路来られるわけですから、そのご期待に添えるように、そしてご満足してお帰りいただけるように頑張っています。ほんとありがたいことです。感謝、感謝の毎日です♪
PS.今日の盛岡は猛暑でした(^^ゞ。30度越えたのではないでしょうか?車に乗ろうとしたらハンドルが暑くて触れなかったほどです。いよいよ沢シーズン到来ですね♪(*^_^*)今週末こそは、命の洗濯、してきま~す!久し振りに遠出の予定です。高速料金千円の恩恵を受けられそうです。
いやはや、2日間も日記の更新をさぼってしまいました…。ゴメンなさい(^^ゞ。昨日21日(日)は、仲間たち数名と八幡平の沢へ行く予定でした。前の晩に早く寝過ぎたせいか?翌朝4時には目が覚めてしまい、窓を開けると小雨が・・。「この程度の雨なら大丈夫!」と思ったものの、次第に雨が強くなり…「こりゃ無理かな?」と判断し、急遽中止にしたのでした。
ここ盛岡でさえ結構強く降りましたもの~!山ではきっと土砂降りだろう!ところが、お昼前から雨も止み晴れ出したのです。「あ~行けたなぁ~!中止にしなければ良かったかな?」と思ったものの後の祭り…。天気予報の嘘ツキ~!朝方(朝4時半)、仲間たちに山行中止のメールを送ってお互いに確認が取れた後、安心したせいか?二度寝をしてしまい目が覚めたのが10時過ぎ…。し、しまった~!この時間ともなれば、さすがに山へ行けまい…。
あ~!週に一度の休日、貴重な日曜日が…。思いっきり山を、沢を歩きたかったなぁ~!久しぶりに家でのんびり過ごすのも悪くないかな?と思ったものの、家にいると、どうも仕事をしてしまう私なのです。最近、生徒さんの中で「エクセルを習いた~い!しかも、現場で活用できる応用編!」のご依頼が急増しているんですよ。そのご希望に添うべく様々な問題集を用意してあるのですが、もっと増やそう!と思ったのでした。
今の時代、パートやアルバイトの方にもパソコンの高いスキルを要求する会社がとても増えているようでして…。中には「え~っ!こんな高いレベルのことも~!」って方もいらっしゃいました。本来なら(従来なら)、その専門部署の社員が携わる仕事内容とさえ思えてしまいました。会社の要望に応えるべく高いスキルを身に着けていないとリストラの対象にされてしまうとか…。世の中、パソコンの必要性がますます重要視されているのを実感しています。私としては、ありがたいことなのですが…(*^_^*)。
様々なご要望がありますが、例えば、「現在○○の仕事をしていて、業務の効率化を図るためにエクセルで(またはアクセスで)、○○のようなことは出来ませんか?」とのご相談が増えています。いわゆる実践的な応用編です。基本的な関数の使い方を知っている人は多いのですが、それを現場でどのように応用するか?それが出来る人は少ないように思います。
そのような生徒さんのご要望に沿うべく、特にエクセルの授業内容を「より高度」で「よりわかりやすく!」をモットーに、「現場で役に立つ応用編」の問題を増やしつつあります。これまでも様々な問題集や自作の問題を生徒さんに解いてもらい実践力を付けてもらっていました。しかし、「もっとお役にたちたい!」との思いもあり、より現場に対応した問題を探していたら、パソコン雑誌の「日経PC21」に目が止まりました。私の愛読書でもあります。これまでも「うん、これはいいぞ~!」という問題は、授業用に使わせて頂いていたのですが、この度、さらに日経PC21のバックナンバーを見直し、「目から鱗」的な問題を増やしています。
答えの解説…生徒さんにわかりやすいように文章を考え、イラストや図解を交え描いていく(エクセルに打ち込んでいく)のが結構な労力でして…。昨日は、せっせとその作業にまい進しておりました。最近の生徒さんの傾向(ご要望)を見ていますと、エクセルを基礎から学びたい!って方より、仕事で必要な関数のみを、より実践的に、より応用的に学びたい!って方が増えているように思います。例えば、IF関数やVLOOKUP関数のみ極めたい!って方や、データー分析のみにこだわって学びたい!って方など。いわゆる「仕事に必要なことだけを実践的に学びたい!」ってことなのだと思います。
個人情報漏洩の問題に各社神経過敏になっていて、生徒さん達に具体的なデータや資料をお持ちいただけないケースが多いのです。よって、よりそれに近い問題を解いて頂くことによって、実践力と応用力を付けさせて頂いています。エクセル、とっても奥が深いです。しかし、簡単な関数を上手く組み合わせることによって、高度な処理も可能なのです。熱中すると止まらない性格ゆえ?このところ、日経PC21のバックナンバーを読み漁っています。私自身にとっても良い勉強の機会となっています。何よりも、「生徒さん達のお悩みを解決したい!お役にたちた~い!」その一心であります。山も楽しいけど、パソコンも楽しいもんです♪(*^_^*)
PS.上の写真は、VLOOKUP関数で、「検索値」にMAX関数を組み込むのがミソ!IF関数とROW関数を活用することで、最新データを取り出すことが出来るのです。このように簡単な関数の組み合わせで、結構いろんな処理が出来ますよ~!8月の本番(本命)の沢まで残すところ1か月ちょい、真剣にトレーニングしなくっちゃ~!あぁ~!沢へ行きたいよ~!山に行きたいよ~!!!
この数日間、暇を見つけては先々週の7日(日)に行った和賀山塊の行太沢と先週の14日(日)行った八幡平の小和瀬川・大沢の写真を整理し、「滝の扉」と「沢の扉」に紹介しアップしましたので、ご興味のある方はご覧下さいねぇ~♪(*^_^*)
特に抱返り渓谷の行太沢は、実際ほとんど遡行していないので「沢の扉」に入れていいものだろうか?と考え、結局「滝の扉」に掲載することにしました。この「滝の扉」はなんとですね…3年振りの更新でした(^^ゞ。数年前までは結構滝見へ行っていたのですが、今はさっぱり行かなくなり…。
今週末は仲間と八幡平の沢へ、来週は八甲田の沢へ♪特に八甲田は、今回初めて入る沢なのでとってもワクワクしているんです♪ネットで検索したら、遡行記録が2~3出てきまして、「面白そうな沢だし、上部の手付かずの大湿原を見てみた~い!」と思ったのです。お天気、晴れてくれよ~♪
TBSテレビ系列で再放送されていたドラマ、ROOKIES。昨日が最終回でした。仕事が終わった後、晩酌をしながら録画しておいたROOKIESを見るのが楽しみでした。いや~益々現在公開されている映画「ROOKIES-卒業-」、見たくなっちゃいましたよ~!この映画、大盛況のようですね。「夢って大切だよなぁ~!」ってつくづく思います。「夢が俺たちを強くした」という名言が好きです。夢を持って頑張っている人は、強くなっていくのでしょうね。
私は学生時代、山学部に入ったのがきっかけで、山という大きな夢を見つけることが出来ました。山で全ての力を出し切れた時の充実感や爽快感、達成感が完全に私のツボにハマったのです。まさか自分がここまで山登りにのめり込むとは、想像だにしていませんでした。ほんとキチガイのように毎週山通い…。この山、秋に登ったらどうだろう?冬に登ったらどんな景色に見えるのかな?別なルートから登ったら…。興味が尽きませんでした。そのうち、ヒマラヤへ憧れるようになり、帰国後は沢登りにハマり…。「もし、山登りをしていなかったら自分の人生、どうなっていたのだろう?」と思うことがあります。
特に自分が行ったことがない(初めて行く)山や沢へ行くのが大好きなんです。「どんな山なんだろう?どんな沢なんだろう?」と想像しただけで、子供のようにワクワク、ドキドキしちゃって~♪それと、私は人に連れて行ってもらうより、仲間をリーダーとして連れ行くか、単独で行くのが好きのようです。その方が、山に沢に真剣に取り組めるから…なのかも知れませんね。自分を追い詰めないと怠けてしまう性格ゆえ…(^^ゞ。夢や目標があると、何をやっても(辛いトレーニングや仕事なども)楽しく感じるから不思議です。「夢」…大切にしたいものです。
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● 『沢の扉』 八幡平、小和瀬川・大沢 ← 今すぐ見たい方はクリック!
先日16日(火)、NHKの番組「クローズアップ現代」を見ました。タイトルが「人に優しい企業の挑戦~もの作り復活の条件~」で思わず見入ってしまいました。100年に一度の大不景気、世間では減給、派遣切り、リストラ、倒産等、暗いニュースばかり…。そんな中、順調に業績を伸ばしている会社があるという。今こそ、経営のあり方そのものを見直すチャンスなのかも知れませんね。
以下、その番組の内容をご紹介いたします。『正社員のリストラ・給料カットが常識の今、「人や給料に一切手をつけない会社」が注目され全国から視察が相次いでいる。豊橋市にあるプラスチック部品メーカーは、受注が半分に減ったのに解雇なし・自宅待機なし・給料ボーナス保証を守っている。なぜそれができるのか?「不況の時は攻めの経営、好況時は守りの経営」の実践。
つまり、景気がいい時こそコストカットで内部留保を増やし、それを使って、不況時に雇用を守ったり、次を見据えた投資にあてる。根底にあるのは「社員こそが開発力の源泉」という信念だ。一方、長野県伊那市の食品メーカーは、「急成長は敵」を社訓として48年間増収増益を達成した。利益を公共施設の建設など地域貢献にあてる姿勢に共鳴、全国から優秀な人材が集まる。アメリカ型の「株主最優先」「社員はコスト」の考え方が見直されつつある今、こうした企業の姿から「会社は誰のために何のためにあるのか」を改めて考える。』
番組で紹介された経営者の多くが、松下幸之助氏に憧れ、擦り切れるほど彼の本を読み、松下的理念の経営を実践してきたようです。まさに社員を大切にする従来の日本的な経営とも言えます。「企業はひとえに利益のみを追求するところ」とする風潮の中、番組で紹介された会社の多くが、「企業は人を作る(育てる)場である」という理念に基づいているようでした。
番組の中で、松下幸之助氏の名言、『好況よし、不況さらによし』が紹介されました。私の好きな名言でもあります。その意味は…好況はよいが、不景気は困る。これが多くの経営者の正直な感懐だろう。しかし、松下幸之助の景気観は違うようです。「好景気のときは、駆け足をしているようなものだ。一方、不景気はゆるゆる歩いているようなものだ。駆け足のときは他に目が移らないから、欠陥があっても目につかないが、ゆるゆる歩いているときは前後左右に目が移るから欠陥が目につき、修復訂正ができる」という。
つまり、景気が悪く商品が売れないときは、それまで手が回らなかったアフターサービスを徹底する、社員教育に力を注ぐなど、不景気なりに利点がある。世の中が不景気で停滞しているときに、こうした努力をすれば、「不景気こそ千載一遇のチャンス!」にもなるというわけです。 以下、松下幸之助氏の「不況克服の心得十カ条」をご紹介いたします。
第一条 不況といい好況といい人間が作り出したものである。人間それを無くせないはずはない。
第二条 不況は贅肉を取るための注射である。今より健康になるための薬であるからいたずらに怯えてはならない。
第三条 不況は物の価値を知るための得難い経験である。
第四条 不況の時こそ会社発展の千載一遇の好機である。商売は考え方一つ、やりかた一つでどうにでもなるものだ。
第五条 かつてない困難、かつてない不況からはかつてない革新が生まれる。それは技術における革新、製品開発、販売、宣伝、営業における革新である。そしてかつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる。
第六条 不況、難局こそ何が正しいかを考える好機である。不況のときこそ事を起こすべし。
第七条 不況の時は素直な心で、お互い不信感を持たず、対処すべき正しい道を求めることである。そのためには一人一人の良心を涵養しなければならない。
第八条 不況のときは何が正しいか考え、訴え、改革せよ。
第九条 不景気になると商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられる。従って非常にいい経営者のもとに人が育っている会社は好況のときは勿論、不況のときにはさらに伸びる。
第十条 不景気になっても志さえしっかりと持っておれば、それは人を育て、さらに経営の体質を強化する絶好のチャンスである。
不景気を「不幸」と捉えるか、「チャンス」と捉えるか…その人の考え一つです。考え方一つで、態度が変わり、行動が変わり、企業が変わり、世の中が変わっていくのではないでしょうか…。今、松下幸之助氏の本がとても売れているといいます。時代が変わっても、彼の経営思想が受け継がれています。日本型企業経営の原点ともいえる彼の理念、私は大好きです。
さて昨日の日記の続きです~!順調に滝を登り上を目指していきました。それにしてもこの沢、結構面白~い!次から次へと滝の連続で、しかも、ほとんどが快適に直登可能なんですよ♪沢登りに興味を抱いている人を、このような楽しい所に案内すると、きっと沢登りを好きになってくれるかもしれないな~♪
いよいよ2万5千図上で標高800M付近にある滝マークの滝に到着!4年前に遡行した時は、この滝の上から本格的に雪渓が出てきまして~!さらにそこから先の沢幅が狭まるところでは延々と長大な雪渓が…。下はくぐれないし、雪渓の上も歩けないほど不安定な状態でした。よって、この時は、左岸の側壁沿いにブッシュを頼りに延々と超大高巻きを強いられ、結局枝沢へ逃げて登山道へ出たのでした。
今回は果たしてどうか?やはり標高800Mの滝上に雪渓が残ってました。しかし、4年前のそれと比べると規模は小さい!「こりゃ何とかなるかも?」と。いよいよここから先は、未知の世界です(4年前は雪の下でしたので…)。2ヶ所、大きなスノーブリッジがありましたが、難なく突破できました。さらに次から次へと小滝の連続♪「あの長大な雪渓の下は、こうなっていたのかぁ~!」標高950Mの二俣に到着!
でっかい滝だなぁ~!カッパを着こみシャワークライミング開始!とっても気持ちい~い♪というより冷たい…(^^ゞ。そこから先は、右に左に枝沢が出てきますが、ルートを間違えるワケにはいかな~い!1か所でも間違えると登山道のない尾根に出てしまい、地獄のヤブ漕ぎを強いられてしまうのです。標高1,000Mの二俣に到着!右俣に入ると水はヒョロヒョロ状態になり「もう滝は出てこないだろう!」と安心していたら、結構滝が出てきて楽しませてくれました。1,040Mの二俣は左、1,060Mの二俣は右へ…。あとは大沢森の山頂を目指してツメるだけ…。
「この分ならヤブ漕ぎなしで登山道に出るかな?」と思いきや、1,145Mで沢形は完全に消えてしまいました(^^ゞ。大沢森の山頂は1,178Mですから標高差はたったの33Mなのです。が、この33Mがシンドかったぁ~!密度の濃い根曲がり竹のヤブでして…(^^ゞ。ジャングルのごとく猛烈なヤブの為、視界はゼロに近い…地図とコンパスで方角を定め(120度の方角)、突進開始!ところがですね、前進しようとしてもスプリングのごとく跳ね返されしまうのですよ…。さらに120度の方角といっても、まっすぐ進めるわけでもなく…少しでもヤブが少なく歩きやすいところを探しながら突進しました。「果たして大沢森へバッチリ出られるのか~!」
ヤブと格闘すること15分、突如目の前に大沢森の道標が見えました。「やったぁ~!ルートファインディング、ばっちり♪」狙い通りの場所にドンピシャリ出ましたよ~!面白い沢でしたぁ~!沢初めのウォーミングアップに単独で入渓するには、手頃な沢だったと思います。登山道に出たら、結構人がイッパ~イ!皆さん、竹の子採りのおじさんたちでした。大沢林道へと下山中に気になったことは、尾根上のいたるところにスノーダンプがデポされていまして…。これは一体…?何の目的のためにこんな場所にスノーダンプが…。まさか雪掻きするわけではあるまし…。疑問です。
帰りは雫石のあねっこの湯に寄りマッタリ♪入浴後、体重計に乗ったら59.8Kでした。やっと60K切ることができましたぁ~♪あと2K、痩せるぞ~!30代は太りたくてしょうがなかったのですが、今は痩せたくてしょうがありません。心配していた膝の調子は問題なく、お天気にも恵まれ最高の登山を満喫することができました♪めでたし、めでたし…。PS.上の写真は、標高800M付近の滝(2万5千図の4つ目の滝)にて。滝の上に雪渓が見えます。今回撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しましたので、ご興味のある方は御覧下さいね。
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いや~実は、前回の日記に続きがありまして…。小影山で日本第二位のブナの巨木を拝謁出来たまでは良かったのですが…。その後の下山でなぜか?足の膝が急に痛みだし、しかも両方の膝に激痛ですよ!これにはホトホト参りました(^^ゞ。歩かなきゃ、下山できないし…痛みをグッとを堪えてどうにか下山できました。
十数年前も一度、沢登り後の下山時に膝が痛みだし、歩行困難に陥りました。あまりの痛さに医者に行ったところ、「炎症を起こしていますね、しばらく登山は控えて下さい」とのことでした。今回もそうかなぁ~?先週は、行太沢に行った後、小影山も登っちゃって結構ハードな山行だったのです。しかも、雨の中…。体力トレーニングに!と思い、わざと荷物を重くして歩いていましたので、それが原因かな?
下山した後も3日間位、膝に熱を帯びていました。それ以降は徐々に痛みも薄れ治ってきたように思います。ひざの痛みを治すには、やはり自然治癒力ですよね♪てなわけで、本日は秋田八幡平は小和瀬川、大沢を単独遡行して参りました。ウォーミングアップがてらの手頃の沢だと思い、この沢に決めました。実はこの沢、4年前の2005年6月19日に遡行しているんです。次から次へと滝が連続し、しかも直登出来る滝ばかりで楽しかったのを覚えています。
しかし、その時は、特に上部の雪渓が最悪の状態で(ズタズタ状態で)、完全遡行できず…。その雪渓処理では、大高巻きを強いられ結局枝沢へ逃げ登山道に出ました。今回はリベンジ!の意味合いもありますが、前回遡行出来なかった上部をぜひ見てみた~い!遡行してみた~い!って思ったのでした。今朝は4時50分に起床し、自宅を5時に出発しました。部屋のカーテンを開けると、まずまずのお天気!週末に晴れるなんて、ホント久し振りです。お天気がいいと、心までワクワクしちゃいますよね~♪
岩手と秋田の境目、仙岩トンネルを超えたら、さらに雲ひとつない超快晴♪いや~遡行前から気分は最高潮!今回の遡行のポイントは、まずは雪渓状態。今年は雪が少ないので、4年前に遡行した時ほど悪い状態ではないかな?と推測しました。今回の課題は、前回雪渓処理で超大高巻きを強いられたゴルジュ帯の突破と、さらに上部の遡行です(完全遡行)。今回は4年前に遡行した時より5日早い入渓です。今の時期、完全遡行の成否は一重に雪渓状態いかんによる!と言っても過言ではありません。
通い馴れたる八幡平・小和瀬川流域の沢、何度来ても林道の走行が長く感じられます。4年前に来た時もそうでしたが、今の時期、竹ノ子採りの車がイッパ~イ!今回遡行した大沢は、八幡平の大沢森に突き上げる沢です。沢とは別に林道のドン詰まりから大沢森の稜線に至るヒミツの?登山道があるのですよ(遡行後、下山時に利用)。竹ノ子採り皆さんは、そのルートを利用しているようです。その林道のドン詰まりまで行ったものの、路肩駐車の嵐ですよ…!しかも満車状態!Uターンできる所を探すものの、まったくなし…。これにはホント困りました。どうやって戻ろうか?私、バックは苦手なんですけど…(^^ゞ。
止むを得ず、超狭い林道を延々とバックしました。いや~これが最初の核心部でした(^^ゞ。やっとこさ、Uターン出来るところを発見!ていうか、ここに駐車しちゃえ~!沢装備に着替え、いざ出発♪30分ほど山道を歩き、その後、大沢へ入渓!入渓してちょっと歩くと最初のゴルジュがあるのですが、4年前はソコに今にも崩れそうなスノーブリッジがありました。今回はありませんでした。やはり今年は雪が少なかったのだろう。でも安心はできません。上部にはきっと巨大な雪渓が残っているはず…。ワクワクドキドキしながら一つ、また一つと順調に滝を登って上を目指しました。今回は果たして完全遡行できるのか?次回の日記に続く…。
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さて本日も前回の日記の続きで~す!小影山の山頂に到着し、いよいよここから日本第2位の巨木のブナを探しに突入で~す♪目を凝らしてよ~く見ると、かすか~な踏み跡があります。踏み跡を外さないように地形を頭に記憶しながらどんどん先に進みました。
やがて…倒木がその道を塞いでいるところがあり、「あれ?踏み跡はどこさいった?」と、しばし付近を探しまわったところ「あっ、あった!これだな♪」てっきり真っ直ぐ伸びていると思っていたら、右にカーブしていたのです。この辺の地形はノッペリしていて周りはブナとヤブに覆われ、地形上の特徴はなく非常に迷いやすいところ…。
目をつぶって三回廻ったら方向感覚を失ってしまうのではないか?と思うほどです。かすかな踏み跡も途切れ途切れの場所もあり、野生の感と共に歩いて行きました。万が一迷ってしまうことも考慮し、何度も2万5千図(地形図)で方角と位置を確認する私…。そうしないと、戻れなくなる可能性があるからです。
ありがたいことに?奥に進むほどかすかな踏み跡が多少なりともハッキリしてきたのです。去年来た時より、踏み跡がわかりやすかったのは、おそらく最近人が歩いたからだと思われます。やがて見事なブナの木が♪「やった、これだな!すっげぇ~!」。その木の周りだけが踏み固められていて、人がたくさんそこに居座ったことがわかります。待てよ…日本第2位の割にはちょっと細いような気がする…。さらに踏み跡は奥に続いているじゃないか…。
ということは、日本第2位のブナの巨木は、先(奥)ということか…。そこから5分ほど行った先にありましたぁ~!まさにコレだ!写真で見たのとまったく同じ♪踏み跡もここで終わってるし、間違いない!樹齢400年(推定)、幹周8.4M、樹高33Mの堂々たる巨木でした。しばし見惚れる私…。立派じゃのう!1993年に発見されて日本第1位になったというこの小影山のブナは、その翌年、同じ山域の白岩岳の尾根上にあるブナ(胸高の幹周り8.6m)にその地位を譲ったのでした。
去年、白岩岳の尾根上にある日本第1位のブナの巨木を見に行っていますが、それと比較すると、こちら(小影山)のブナの方が、若くてエネルギッシュに感じました。しかし、貫禄と風格で言えばやはり白岩岳のブナの方に軍配が上がるかもしれません。地面から2~3Mのところから4本に枝分かれしていてお見事!見惚れちゃいました。(完)
補足:今回行った小影山のブナも去年行った白岩岳のブナも国土地理院の地形図に登山道の表示はなく、山中にも標識や目印はありません。それは地元の方々や巨木を愛する人たちの、「このブナを後世へ伝えるために大切にそっとしておきたい!」との配慮が感じられたのです。よって、あえて具体的な場所は記載しないことにしました。ご了承のほどお願い致します。ここはクマの生息地でもあり、またとても迷いやすい場所ゆえ、安易な気持ちで行かれないよう、お願いしたいです。ヤブの中でも地図とコンパスで迷わずに歩けるだけの読図力が必要です。それとクマ対策も必須ですよ~!今回撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方は、御覧下さいね♪
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昨日の日記の続きで~す!あの百尋ノ滝を越えようか、越えまいか…う~ん!しばし考えた挙句、「今回は止めよう!」と決心しました。どうしてもその上を覗いてみたい衝動と、そのリスクを天秤にかけた結果、敗退を決意した次第です。今度は仲間と共に挑戦してみよう!雨天後の落石の危険性が大きかったのと、確保者(ビレイヤー)がいなかったのが、撤退の判断を下した大きな要因です。
元々悪条件(雨の中)の遡行でしたし、あの狭いルンぜを登攀中、もし落石が起これば命中する確率はかなり大きいですしね。その昔、雪山で骨折し、ギブスをはめた状態でパソコンの授業(仕事)をしたことがあります。そんな時、ある生徒さんからこっぴどく叱られました(^^ゞ。「山に行くのは先生の勝手ですけど、先生の授業を楽しみにしている生徒さんが大勢いるんですよ!先生一人の体じゃないんですよ!だから、お願いだから…決して無理をしないで下さい!」と、嘆願されたことがありました。
正直、この生徒さんの言葉は堪えました。私は独り身ですし、「失うものは何もない!」って思っていたのですが…。それからかなぁ~!山で無茶しなくなったのは…。「こんな私でも必要としてくれている人がいるんだな~!」と心底思いました。生徒さん達に感謝ですね。そのような思いもあり、遡行を諦め、往路を戻り駐車場に到着!往復約11K歩いたことになります。時計を見たらまだお昼前だし、体力的な余裕もまだまだぁ~!って感じ。このまま帰るのもなんだしなぁ~!
そう言えば…去年の5月29日、日本第二の巨大ブナを探しに小影山を登ったっけ。その時は、結局見つけることが出来なかったのを思い出したのでした。リベンジ!っていうより、ぜひ今度こそは見てみた~い♪幸いにも和賀山塊・小影山の登山口は、抱返り渓谷の入口にあるんですよ~!よしゃ、これから小影山を登り日本第二のブナの木を探しに行こう!
去年の5月29日のこと…その日本第二の巨大ブナ見たさに登りました。この小影山は二万五千の地形図を見ても登山道はなく、ヤブ漕ぎ覚悟で尾根に取りつきました。ところが、かすかではありますが、道らしきものがあり(半ヤブ状態)、ぐいぐいとヤブを漕ぎながら急登を登って主稜線に出たのです。そしたら、突如立派な道が出てきてビックリ!なんじゃこりゃ~!この道は一体…。上を見て直ぐにわかりました。その立派な道は送電線の管理用(電力会社)の道だったのです。無事小影山に到着!
しかし、日本第二のブナの木は、その小影山の山頂より北東に伸びる尾根上にあるという。小影山の山頂までは踏み跡があったのですが、そこから先はまったく道はなく…。ほんのかすかな踏み跡を頼りにそのブナを探しにヤブに突入したのでした。ところが、途中でそのかすかな踏み跡を見失い、その後はヤブ漕ぎ大会ですよ~!地図とコンパスを駆使しヤブの中、探し回るものの結局見つけられず…。とても迷いやすい地形で、これ以上先に進めば戻れなくなるかも~?と不安に思い敗退したのでした。
あれからちょうど1年が経ちます。なんとしても今度こそは日本第二のブナに出会いた~い!今回は去年の教訓を活かし、送電線の管理用の道を利用して難なく小影山の山頂に到着した私…。これからが勝負!その巨大ブナを探しにヤブに突入しま~す!果たして、今回はその巨大ブナと出会えるのか?続きは後日の日記にて。請うご期待!(*^_^*)
PS.上の写真はその和賀山塊・小影山の先、「巨木の森」にて。かすかな踏み跡を頼りに日本第二のブナを探しに~!いや~ここはまさに原始を感じさせる「聖なる場所」って雰囲気でしたよ。もちろん、熊のフレッシュな糞もイッパ~イ!熊さんにとっても天国のようです。
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お待たせしましたぁ~!先日の日記の続きで~す!なんと「この先、入っちゃならん!」とのこと(^^ゞ。ガ~ン!看板を読むと、「落石、倒木、崩落等による危険箇所がありますので、通行を禁止します!」とのことでした。でも、この先を行かなければ行太沢の出合いに行けませんし…。どれだけひどい状況なんだろう?この先は、自己責任の世界!まぁ、行けるところまで行ってみよう!
いざ突入!確かにこれまでのハイウェイを思わせる遊歩道とは違って、急に道幅が狭くなり多少ヤブっぽい。廃道に近い登山道って感じでしたが、踏み跡はシッカリしていました。しかし、側壁からの落石は要注意!特にこの時は雨が降っていて、落石が起きやすい状況でしたのでヘルメットをかぶる私。落石の跡が多数ありましたし。さらにどんどん奥に進むと、部分的にヤブ漕ぎを強いられたり、土砂で道が崩壊していたり…。
う~ん、確かにコリャ一般ハイカーにとっては危険なルートだべなぁ~!しかし、危険地帯を歩き慣れた沢屋にとっては、問題ないルートに感じました。正直、完全な廃道で思いっきりヤブ漕ぎを強いられると思っていたのです。
実はこの遊歩道、生保内森林軌道の廃線跡なんです。日本三大美林に数えられる「秋田杉」を搬出するために作られた軌道で、夏瀬から国鉄生保内線(現・JR田沢湖線)の神代駅まで運行していたそうです。昭和38年に廃止されてからは、抱返渓谷の遊歩道として整備されたのでした(現在は崩壊激しく、遊歩道が整備さているのは「飯村少年鬼神の地」まで)。
駐車場から歩き始めること1時間ちょい。ふぅ~無事目的地の行太沢の出合に到着で~す♪やっと遡行できるぞ~♪「あれ?なに?このヒョロヒョロな沢は…(^^ゞ!」沢の出合は小さく水量も少なく果たして遡行対象になるのかな?とちょっとガッカリ。しかも、昨日から今日にかけてず~っと雨が降っているにもかからず、この水量である。てっきり濁流状態だと思っていたのですが…。
古ぼけた看板にはそこから1.2K先に百尋(ひゃくひろ)ノ滝があって(行く太沢の下流部)、そこまで登山道が付いていることが記載されていました。途中まで登山道を利用するものの、土砂崩れやヤブ、倒木等で結構荒れていました。よって、登山道を歩いたり沢を遡行したり…。出合から30分ほどで「東北随一の瀑布」を誇る(看板にはそう書いてあった)百尋ノ滝に到着!これまでのヒョロヒョロの沢とは思えない規模の大きな滝で落差50mとか…。す、す、凄いっ!まっこと見事な滝です♪もうウットリですよ~!写真撮影に励む私。滝は被って(ハング)しているし、滝の周りは岩盤の側壁が扇状に広がっていて、「この滝をどうやって超えようか?」と…。直登はまず不可能で高巻きができそうなルートを探す。登山体系によると「左岸のルンぜより高巻く」と書いてあったっけな~!
左岸のルンぜと言えば、「あっ!あそこだ!あそこしかないな…」。しかし、見るからにヤバッチイ(危険な)感じだなぁ~!そこは垂直に近い急斜面で、周り一帯は岩盤だらけ。何よりこの数日の大雨で地盤が緩んでいて落石の危険性が大きい。ザイル、ハーケン、ハンマー等登攀具は一式持参してるものの、今回は単独ゆえ自分の安全を確保してくれる人がいないのですよ…。よって、万が一落ちれば致命傷になりかねない。過去の経験から登って登れない斜面じゃないけど、こればかりは行ってみなければわからない。問題は下りだぞ!ザイル(ロープ)の長さは30Mしかないので、登ったものの下れなくなる可能性もあるし…(ロープを半分に折って下るので15Mしか降りられない)。登ろうか、登るまいか…う~ん、しばし考え込む私…。どうしようか?続きは後日の日記にて~!
PS.上の写真は、その百尋(ひゃくひろ)ノ滝です。その他の写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね。ド迫力の百尋ノ滝がご覧いただけますよ~♪そして、そのヤバイ高巻きルートも掲載しちゃいました(^^ゞ。
● 『酔いどれ画像掲示板』 和賀山塊・行太沢 2 ← 今すぐ見たい方はクリック!
昨日の日記の最後に「続きは…」と書いたところ、予想以上にたっくさんの方々からメールを頂戴しました。なにやらその「続き」を早く読みたいようで…。ありがたいことです。で、頑張って本日書くぞぉ~!と張り切っていました。
ところが、朝一でパソコンの電源を入れたところ、なんとトラブルが…(^^ゞ。結局スタートアップの修復をするハメに。やっと修復して使えるようになったものの、昨日苦労して作ったパノラマ合成写真が全てなくなっているじゃないか~!いや~これには参りました。その後は仕事三昧の私…。で、結局本日、日記を更新できませんでした。ゴメンなさい。明日、頑張りま~す♪お許しを…(^^ゞ。
昨日は、結構ハードな山行でした。未だに疲労が残っていまして…。今宵は早めに寝ま~す!
いやはやどうして週末のお天気、これほどまでに無情なのか…(^^ゞ。この数週間、ず~っと雨じゃないか~!それでも少しの望みがあれば行ってみたいというのが人の(山屋の)情というもの。今朝は5時半起床!部屋のカーテンを開けると、外はどんよりした曇り空で今にも雨が降り出しそうな気配…。「もうちょっと様子を見よう!」
てなわけで、再び布団に入る私…。布団は気持ちいの~!(*^_^*)あっ、シマッタ!寝てしまったじゃないか~!目が覚めると6時…「このお天気じゃ、行ってもしょうがないし…」という気持ちと、「ダメ元でも行ってみた~い!」という気持ちが交差しておりました。昨日6日(土)は一日中雨が降っていましたし、沢はきっと濁流状態だろうなぁ~!遡行はまず無理だべなぁ…。でも、やっぱり週に一度は思いっきり体を動かしたいし、冒険心もあるしな~!
てなわけで、思い切って行ってみることにしました。自宅盛岡の出発時は今にも雨が降り出しそうな雰囲気でしたが、雨は降っていませんでした。ところが…仙岩トンネル付近で土砂降り…。「トンネルを抜ければ、もしかして青空かも~♪」って淡い期待を抱いたものの、トンネルを抜けたら、さらに強烈な土砂降り状態に!くぅぅぅ~!こりゃ無理だぁ~!止めようかな?行くだけ無駄だよ~!
「家でのんびりするかな~!でも、せっかくここまで来たのだ。ガソリン代がもったいないじゃないか!登山口の抱返り渓谷までもうちょっとだし、せめてそこまで行ってみよう!そこで判断しよう!」と思ったのでした。絶望的な気分で車を運転するものの、抱返り渓谷の近くまで来たら小雨になりました。「予定通りの山行は無理にしても行けるところまで行ってみよう!」とファイトが湧いてきた私。ウシウシ♪(*^_^*)
今回の山行計画は、抱返り渓谷より入山し、渓谷歩道を歩き和賀山塊の行太沢に入渓。百尋ノ滝を超えてゴルジュ帯を突破し中流部まで遡行。その後、西に派生する枝沢をツメて尾根に。その尾根を下ると日本一大きなブナに出会えるのですよ♪実は去年の4月29日、この日本一巨大なブナ(行太沢中流部の尾根上にある)を見に行っています。その時は、通常のコース、大相沢林道より入山し上部より尾根を下降、まっこと見事なブナに感動しましたぁ~♪さすが日本一です!今回は下から攻めてみた~い!と思ったのです。行太沢の遡行(核心部のみ)と日本一のブナの観賞という一石二鳥の贅沢山行を計画したのでしたが…。
三つ道具(ザイル、アイスハンマー、ハーケン)、その他登攀器具を持参し、抱返り渓谷の観光用の道を歩きました。朝早い時間で、しかもお天気も悪く、登山者は私だけ…ラッキーでした。この格好、あまりにも目立ち過ぎますゆえ…(^^ゞ。抱返神社を出発して約1.5キロで、渓谷一の見どころ「回顧(みかえり)の滝」に到着!30メートルほどの滝が頭上の絶壁から落下しています。今の新緑の頃が見ごろで、盛んに水しぶきを上げるさまに何度も振り返って見たくなることから名が付いたようです。
そのちょい先、「飯村少年鬼神の地」にて思わぬ?ハプニングが…(^^ゞ。なんと「この先入っちゃならん!」とのこと(^^ゞ。読むと、「落石、倒木、崩落等による危険箇所がありますので、通行を禁止します!」とのことでした。でも、この先を行かなければ行太沢の出合いに行けませんし…。どれだけひどい状況なんだろう?逆に興味が湧いた私…。この先は、自己責任の世界!まぁ、行けるところまで行ってみよう!果たして、行太沢の遡行が出来るのか?後日の日記に続く…。
PS.本日撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね。ソーダ水のような水の美しさにはウットリ♪(*^_^*)
● 『酔いどれ画像掲示板』 和賀山塊・行太沢 1 ← 今すぐ見たい方はクリック!
私の最大の楽しみは、週に一度の山行です♪しかも、平日は仕事ですので日曜日しかチャンスがないんです。しかし…このところ日曜日は立て続けにず~っと雨、今日も雨だし、明日の日曜日も雨らしい…。くぅぅぅ~!(^^ゞ
こうなったら、多少の雨でも行ける山(沢)を探した方がよさそうかな?って感じです。数日前までの天気予報によれば、週末はお天気(晴れ)のハズが…。増水の中の沢登りも、場所をきちんと選べば良いトレーニングになります。与えられた条件で、いかに楽しむか?
週に一度は思いっ切り体を動かし、いい汗かいて、温泉にマッタリ浸かってリフレッシュしたいですもの~!晴れてくれれば嬉しいけど、明日朝、早起きして天気予報をじっくり見てから最終判断しますが、今のところ、お天気が大きく崩れることはないようですし、行く方向で準備を進めています。いよいよ沢シーズン到来!楽しみ、楽しみ♪
以前、いわて起業家大学でお世話になった福島正伸先生の「ブログ」を拝見し、思わず笑っちゃったことがあります♪(^o^) そう言えば、授業中にも同じような事を聞いたような…。先生のプラス思考には脱帽です。閻魔大王も真っ青かなぁ?「さすが先生だなぁ~先生らしいなぁ~!」って、感動した次第です。以下、福島先生のブログからその一部をご紹介いたしますね。
「社長は、死んだら天国に行きたいですか、それとも地獄に行きたいですか?」「もし、天国がとても安楽な世界で、地獄がただ苦しいだけの世界ということなら…天国もいいところかもしれないけど、僕は地獄の方がいいかもしれないな」
「私も天国に行くと、何もせずに、お酒ばかり飲んでいるような気がするんですよ」 「そうだね、地獄ならお酒を飲んだり、遊んだりすることは、許されないだろうからね。きっと針の山なんかにさされて、苦しんでいるかもしれない」
「社長は地獄に行って、何をしたいんですか?」 「それぁ、やっぱり、地獄に行ったら、閻魔大王に夢を語りたいな!地獄を天国よりも、すばらしいところにしませんかって…」
「やっぱりそうですか!どんなに苦しい状況でも、夢を語ることはできますよね」 「僕が夢を描き、戦略を立て、そして閻魔大王が鬼達に命令するんだ。これからは、鬼といえども、みんなを苦しませるのではなく、みんなの見本となって行動し、努力することの楽しさを伝えよう!ってね。つまりね、地獄に来た者には、罰を与えるのではなく、感動を与える…そうだ!見えて来たぞ…安楽な天国とはひと味違う、充実感に溢れた感動の国!これこそが、新しい地獄のビジョンだ!」
「さすが社長ですね!…でも、そんな話、きっと閻魔大王は聞いてくれませんよ」 「地獄は、思い通りにならないところだからいいんだよ。そういうところでこそ、僕が必要にされているような気がするんだ」
「簡単にうまく行ったら、つまらないですよね?!」 「そうそう!」
「夢があれば、どんなに苦しいことでも、耐えることができますよね?!」 「そうそう!!」
「社長にとっては、地獄こそ、天国なんですよね!」 「っそ!…そうそう」
「天国に行くなら、死んだ方がマシですよね!!」 「ん~…???」
こうして、今日も私たちはやる気になりました。
てなわけで、今日も一日、頑張りましょう♪(^^)
私はあまりテレビを見ない方なのですが、最近ハマっているドラマがあります。2008年4月19日から7月26日まで、TBSテレビ系列で毎週土曜19:56
- 20:54で連続テレビドラマとして放送され、今月映画化されました。そのテレビドラマをお昼に再放送しているのです。昼は仕事があるので見れませんが、録画しておいて夜、仕事が終わった後に一杯やりながら見ています。
ドラマのあらすじは…二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一。そこで彼が出会ったのは部員の起こした不祥事により活動停止中の野球部。かつては春のセンバツ甲子園出場まで果たしていた伝統ある部も、現在では不良達の溜まり場と化し、部員達は自暴自棄になっていたのです。
しかし、そんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた教師の川藤。彼は野球の「や」の字も知らなかったのですが自ら顧問となって、野球部の再建に乗り出します。そんな川藤の親身になって根性を叩きなおそうとしてくれる態度に動かされた不良部員達が、やがて夢の甲子園を目指す物語なのです。
主人公の野球部顧問・川藤教師、まず人を信じ正面から向き合うという、今時学園ドラマにも存在しない天然の熱血教師で、夢に向かっている生徒には全力で協力しますが、夢を馬鹿にする、あるいは夢を持たない生徒に対しては夢を持つように熱く語りかけるのです。直情すぎるゆえに、時にトラブルを招くこともありますが、ニコガク野球部員はその熱血ぶりにあきれつつも尊敬するようになります。
ホント絵に描いたような熱血教師振りと、それに感化されていく野球部員たちとの学園ドラマです。見ていて、とても清々しい気持ちになれました。私の学生の頃は、残念ながら川藤先生ほどの夢を語る熱血教師には巡り合うことはできませんでした。しかし、会社設立時、お世話になった「いわて起業家大学」の恩師、福島正伸先生は、まさに毎日夢の大切さを語る熱血教師だったように思います。
「夢と感動なくして、企業は成長しない!って、毎日熱く語っていたのを思い出されます。福島先生からは特に「夢を持つ大切さ」、「諦めない心」を三年間教わりました。その福島先生の言葉を信じ、影響を受け、人生観が変わった人、成功した人、たくさん見てきました。教師との出会いって、人との出会いって、大切ですよね。私も福島先生のように、人に夢と希望を与えられる存在になりたい!って、強く思ったものです。そして、今も思い続けています。ほんと福島先生からたくさんの「人生」を教わりました。以下、福島先生の名言をいくつかご紹介させていただきます。
①夢とは…どんな困難を乗り越えても達成したいものであり、決意である。夢は行動してこそ夢。行動の伴わないものは幻である。 ②感動…うまくいかないことの先にある。大きな困難があり、不可能と感じる障害があるほど、その先には大きな感動が待っている。さらに最大の感動は、自分が努力したことで他人を感動させたときに得られる。企業活動における究極の目的は、顧客に感動を提供することである。そしてピジネスの世界で相手に感動を与えるためには、相手の想像を超える商品・サーピスを提供することが条件。顧客の想像を超えた商品・サーピスこそが感動を生む。
③プロとは…他人に感動を与えるために、日々自己成長の努力をすることができる人。プロは言い訳をしない、人のせいにしない、楽を求めない。プロはうまくいかなかった責任を環境や他人のせいにぜず、自己の責任としてとらえ、全力で自己改善に取り組む。プロのライパルは昨日の自分であり、昨日できなかったことを今日できるように努力する。プロはすべてを努力によって解決する。 ④教育とは…自らの姿勢で示し、信頼して支援すること。知識を教えるのではなく、自分から知識を身につけようとする自発性を喚起することが真の教育である。他人を成長させる最も良い方法は、何よりもまず自分が見本となって自分自身を成長させること、つまり、言葉よりも行動で育てることである。
⑤失敗…失敗とは「手段上の失敗」と「真の失敗」の2つに分けて考えることができる。手段上の失敗 私たちがやろうとする手段の9割は失敗するだろう。しかし、失敗を糧にすれぱ1つの失敗から1つのノウハウを知ることができる。つまり、失敗するほどノウハウがたまることになり、常に次のチャレンジは過去最大の成功確率があることになる。失敗するほど、やめる理由がなくなるといえる。真の失敗 どれほど成功に近づいていたとしても、自分があきらめた瞬間が真の失敗である。真の失敗は環境的要因によって決まるものではない。つまり、あきらめない限り人生に失敗はない。
⑥疲れる…夢がないときに起こる意識。疲れるというのは肉体的に疲れるのではなく、精神的に疲れるのである。そして精神的に疲れるのは、夢や目標を見失ったときに起こる。夢もなく目先の安楽のために嫌々やると、ほんのわすかな努力でも大変な疲労感となる。しかし夢があれば、肉体的に疲れることはあっても精神的に疲れることはなくなる。それは努力したことで充実感が得られるからである。疲れを感じたときは夢を確認する。
PS.上の写真は乗り物大好きなたっくんで~す!たっくん、満面の笑みでご機嫌ですよ~♪(*^_^*)
2月から4月までの三ヶ月間は、次から次へと仕事や授業が舞い込み、とっても忙しい日々が続きました。とってもありがたいことです♪母も「毎月こうだといいけどねぇ~!」って、言っていたくらいなんですよ~!ホニホニ(本当に)そう思います。先月は、のんびりできる日もあり、「これはチャンス!」とばかりに、パソコンの勉強をしたり、読書に励んでいました。
先月は一体何冊読んだだろう!って、思うくらい読み漁りました(といっても10冊くらいかな?)。まさに読書強化月間?って感じ。図書館から借りたりネットで買ったり…。はたまた以前購入した本を読み直したり…。その他、来月はどこの沢へ行こうか?と山行計画を考えたり…。仕事はとっても楽しいです。一方、リラックスしながら読書や山行計画を練るのもまた楽しいひと時ですね♪
そのたくさん読んだ本の中で、特に感銘を受けた一冊が高木善之著の『オーケストラ指揮法』です。私は音楽は???なのですが、高木氏の本は以前読んで感動したこともあり、ネットで購入してみたのです。とっても共感し、勉強になり、面白くって一気に読んじゃいました。
著者の高木氏は、1947年生まれで大学卒業後、松下電器に入社。松下中央合唱団を創設し、指揮者として活躍。1981年交通事故で瀕死の重症となりました。そして自分との対話がはじまったと言います。
『なぜ、私は悩んでいるんだろう。なぜ、私は勝ちたいのだろう。どうして音楽をやっているの?何のために生きるの?幸せとは?』、自問自答の日々が続きます。事故から半年後、高木氏は自分自身と対話しながら、自分だけが幸せな社会ではなく、みんなが幸せになる社会の実現に向けて生きていく決心をしたと言います。
すると不思議なことに、決心した時を境に、身体が回復しはじめました。切断の可能性の高かった右足も回復し、車イスに乗れるまでになりました。彼は語っています、『生きるって素晴らしい!』と。考え方、価値観を変えるだけで、彼の言動や行動も変わりました。今まで気付かなかった多くのことに気付いたといいます。そして、彼の人生は大きく変わりました。さらに、彼の周りの人たちも変わり始めたのです。幸も不幸も考え方次第なんだなぁ~!って、痛感させられた次第です。
本書を読んで、オーケストラの指揮者と演奏者との関係は、パソコンスクールの先生と生徒さんとの関係にも似ている部分があり、「どうしたら今以上にもっと楽しく自主的にパソコンを学んでもらえるのだろうか?」と常日頃考えている私にとって、大いに参考になりました。この本は、夫婦関係、子育て、チーム作りなど、全ての人間関係を根本的に変える力があります。
人は命令によって動くのではありません。人は自らの気付きによって動くのです。オーケストラの指揮者として活躍した著者が、経営、夫婦、親子…あらゆる人間関係で役立つヒントを提示しています。以下、本書より私が特に感銘を受けた一部を抜粋いたします。①指示命令はしない。指示命令では、人は本気では動きません。人はみずから気づいた時、本気で動くのです。大切なのは気づくチャンスを作ることです。②気付くチャンスを作ること。「こうしなさい」と言わずに、「どうすればいいだろう?」と聞くことです。「それは間違っている」と言わずに「もしそうすればどうなるだろう?」と聞くことです。
③気づく邪魔をしない。人はどんな時、心を閉ざし気付くことができなくなるのでしょうか?馬鹿にする、自慢する、責める、などなど。④誤りを指摘しない。「これは誤りだ」と言わずに「~の場合、どうなるだろう?」と質問することによって気付くチャンスを作ることができます。⑤目的は何か?仕事の目的は、仕事の成功ではありません。利益を上げることは、目的ではなく結果です。仕事の目的は、仕事を通じて幸せになることではないでしょうか。管理職の仕事の目的は、メンバーの幸せを実現することではないでしょうか。メンバーの幸せを実現すれば、仕事はおのずからうまくいくものです。管理とは、メンバーをよく知り一人一人の悩みや迷いをよく知り、それを解消する方向で勇気づけ、気付くチャンスを作ることだと思います。
この方法は、一人一人が自主的に問題に関わり、問題に気付き、問題を解決していくようになります。以前は指示命令によってやらされていた仕事が、自分の仕事として自分の意志でやるようになるのです。-略-みんなの幸せが私の幸せとなり、私の幸せがみんなんお幸せになったのです。』この本、お勧めですよ~♪(*^_^*)
本日の岩手は素晴らしいお天気♪新緑を見るだけで、身も心も洗われるようです。好評につき、前回に引き続き今日も比田井和孝、美恵著、「私が一番受けたいココロの授業」より一部抜粋いたします。私自身のサラリーマン時代は、以下の作業員のような気持ちで働いていたと思います。独立してからは考え方がガラリと変わりました。何のために働くのかっていう目的って、大事ですよね。
~~ ある鉄道会社の社長の話 ~~
これは、アメリカでのお話です。ある鉄道会社の社長が、路線の修理現場を視察しました。すると、一人の作業員が親しげに話しかけてきました。「久しぶりだね!君もずいぶん出世したものだね。君が社長になったと聞いた時は本当に驚いたよ。」
見ると、その作業員は約10年前に、社長と一緒に作業員として働いていた友人でした。そして、その友人は言いました。「10年前は一緒に、50ドルの日給を貰う為に働いていたのにね。君も変わったね」
社長は答えました。「…そうだったのか。君は50ドルをもらう為に働いていたのか。私は、10年前も今も、この鉄道会社の為に、そして、世の中の人に快適な旅をしてもらう為に働いているんだ。」…と、話はここまでなのですが、目的って大事ですよね。50ドルを「もらう」ために働いている友人は、10年経っても、今でも50ドルのためにしか働けないんですよ。そして、50ドル以上のものは貰えないんです。
ところが、社長になった人は、10年前も「どうやったら人の役に立てるんだろうか?」「どうやったら、人に喜びや幸せを与えられるのか…?」と「与えるため」に働いています。もちろん、今も同じです。けど、仕事の中身は大きく変わりました。10年前は作業員ですが、今は社長ですから…。多分、ものすごくたくさんの人の為にいい仕事が出来ているんじゃないでしょうか。
皆さん、どうしてこの2人にこんな大きな差が出来たか、わかりますか?「もらおう」と思って働いているのか、「与えよう」と思って働いているのかの違いです。…そんな友人は、「50ドルのため」に働いているわけですよね。1日、9時から5時まで働いて50ドルです。例えば、レールの工事をしていたとして、一日、一生懸命、必死でやって10メートル分工事しても50ドル、一日、のんびり働いて5メートル分工事しても50ドルです。同じ50ドルなら、楽な方がいいですよね。「50ドルのため」に働いているんですから。50ドルさえ貰えれば、それでいいんですから。
それに引き換え、この社長になった人は、「世の中の人のため」に働いています。「世の中の人に喜んでもらいたい」と思えば、もちろん、工事だって、出来るだけ早く進めるでしょう。一刻も早く修理を終えて、みんなに使ってもらいたいですから。少しでも早く作業を進めて、もしも時間が余れば、その時間で「世の中の人のために喜んでもらえること」を考えるでしょう。周りの人たちやお客様や…その国の人たちに与えまくっています。だから、ついには社長さんになって、高収入や地位が与えられたわけです。
-略- ホントに、何のために働くのかっていう目的って、大事ですよね。もしも皆さんがこの2人の上司だったとしたら、どちらの人と一緒に働きたいですか?「与えることそのものが楽しいんだ、与えて、相手が喜んでくれれば、それだけで嬉しいんだ!」と、そう思えたら理想です。そんな気持ちで与えていたら、忘れた頃に返ってきます。