根菅岳

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根菅岳 1

根菅岳といっても知らない方も多いのでは? だって、2万5千図に山名すら記載されて いませんもの。高下岳より高いのに…。

位置的には高下岳の北側に位置し、 大荒沢岳(この山も2万5千図に記載されて いませんが、展望が見事な山です)との 中間地点にあります。

2010年11月21日撮影

根菅岳 2

高畑登山道から登り高下岳経由で根菅岳山頂へ その後、大荒沢岳を経て貝沢口へ下山という 縦走コースを歩いて参りました。

今回は入山口と下山口が異なる為、 車の回収用に自転車を利用(上の写真) 砂利道の林道で、しかも上り坂の 自転車走行は辛かったです。 歩いた方が早いのでは?と思ったくらい。

2010年11月21日撮影

根菅岳 3

この日の朝の道路の温度計は氷点下3度でした。 朝日に染まる霜が美しかったです(上の写真)。

貝沢登山口へ車をデポし、そこより自転車で 高畑登山口へ移動。これが重労働でした。 ふ~!やっと、登山口へ到着で~す! 登る前から汗だくなんですけど…。

2010年11月21日撮影

根菅岳 4

その高畑登山口(2万5千図に記載されて いない新道)にはこのような看板が…。 この看板、去年までなかったような…。 看板を読むと「鋭い気配りが…」とあります。

2010年11月21日撮影

根菅岳 5

この高下岳に至る高畑新道は、厳冬期か 残雪期にしか登ったことがなく、無雪期に 登るの初めてでした。 道幅が広くまるで遊歩道のように 立派で歩きやすかったです。

2010年11月21日撮影

根菅岳 6

この日のお天気は快晴♪ 青空に冴える木々の白が美しい♪ 登山者は私だけで誰にも会いませんでした。

2010年11月21日撮影

根菅岳 7

まず目指すは高下岳! 遠方にその高下岳が見えます。 まだまだだなぁ…。

2010年11月21日撮影

根菅岳 8

高下岳の山頂で~す♪ いよいよここから未知の世界、 根菅岳を目指して縦走します。

2010年11月21日撮影

根菅岳 9

高下岳山頂より和賀岳主峰を望む。

2万5千図では、高下岳から根菅岳に至る 登山道は、存在しないことになっていますが、 刈り払いされ道が作られたのは近年のこと。 とはいうものの、刈り払いされない年は ヤブがひどい状態らしい。

2010年11月21日撮影

根菅岳 10

先月、山仲間が登りに行って「刈り払いされて たよ」との話を聞き、「チャンス!」と思いました。 前方に目指す根菅岳が見えます。 登山道に雪が吹き溜まっていて ズボズボで歩きにく~い!

2010年11月21日撮影

根菅岳 11

根菅岳の山頂が近づいて参りました。 数年前、山仲間がこのルートを登った際は、 完全なヤブで、大変苦労されたようです。

入山前に刈り払い状況をネット等で確認 されることをお勧めいたします。

2010年11月21日撮影

根菅岳 12

ふぅ~!根菅岳の山頂に到着しました♪ 素晴らしい展望です!

2010年11月21日撮影

根菅岳 13

根菅岳山頂より後ろを振り返り高下岳を望む。 下の写真は反対方向(進行方向) のパノラマ光景です。

2010年11月21日撮影

根菅岳 15

ここが「根菅分岐」です。 右(北方向)へ進めば大荒沢岳。 左(西南方向)は和賀岳ですが、 現在は完全な廃道になっています。 2万5千図では登山道があることに なっていますが…。

2010年11月21日撮影

根菅岳 16

ちなみにこれが根菅分岐から見た 和賀岳方面のヤブの状況です。 ひどいヤブで道の形跡すら、まったくありません。

2010年11月21日撮影

根菅岳 17

今度は大荒沢岳目指して縦走です。 展望の素晴らしい尾根で感動♪ 左に見えるのが羽後朝日岳、 右に見えるのが大荒沢岳。

2010年11月21日撮影

根菅岳 18

大荒沢岳に向かう途中に撮影したもの。 左後ろを振り返れば、和賀岳主峰が望めます。

2010年11月21日撮影

根菅岳 19

後ろを振り返れば、今登ってきたルート 根菅岳が一望できます。

2010年11月21日撮影

根菅岳 20

大荒沢岳の最後の急登がシンド…。 この山、2万5千図に山名すら記載されて いませんが、眺望が素晴らしく、 私のお気に入りの山なんですよ♪

厳冬期、残雪期に何度登ったことか…。 特に1月~2月のラッセルはシンドイです。

2010年11月21日撮影

根菅岳 21

ふぅ~!大荒沢岳の山頂に到着で~す! 標高は1,313mあり、冬のお天気の 良い日は鳥海山まで見渡せます。

2010年11月21日撮影影

根菅岳 22

大荒沢岳より根菅岳(左)と和賀岳(右)を望む。 どちらもドッシリした見事な山です。

過去、大荒沢岳を登りながら左手に 見える根菅岳を「いつか登ってみたい!」と ず~っと思っておりました。

2010年11月21日撮影

根菅岳 23

沢尻岳(1,260m)山頂より大荒沢岳(手前)。 その奥が羽後朝日岳(1,376m)です。

羽後朝日岳も私のお気に入りの山です。 一般登山道がなく積雪期か沢を登るしか 登路がない山ですが、お花の美しい山です。

2010年11月21日撮影

根菅岳 24

木々の白が眩しいくらいに美し~い♪ 歩いていて楽しくなるほどでした。

2010年11月21日撮影

根菅岳 25

あれ?去年までこのような 看板、なかったような…。 いつ設置されたのでしょう? 下の地図は、今回歩いたGPSのトレースです

。 和賀山域の山は、2万5千図に道があるのに 現在完全な廃道で歩けない状況だったり、 また2万5千図に道がないのに新道として 刈り払いされ歩けたりします。 そこがまた面白いとこかもしれませんね。

2010年11月21日撮影

根菅岳山頂より 羽後朝日岳、大荒沢岳、沢尻岳、モッコ岳を望む

GPSの軌跡

<2010年11月21日(日)>
行動時間 5時間 55分 (休憩時間含む)

高畑登山口(7時50分)~高下岳(10時)~根菅岳(11時)~根菅分岐(11時10分)~ 大荒沢岳(11時50分)~沢尻岳(12時30分)~前山分岐(13時)~貝沢登山口(13時45分)
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