杣の神

- 宮古市(区界高原) -

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杣の神 1

区界高原に聳える標高1,127mの杣の神(そまのかみ)という山を登って参りました。御存じない方も多いと思います。それもそのはず、2万5千図には山名が記載されておらず、さらに登山道もなく積雪期限定ルートになるからです。車デポ地から歩いて5分の山田線の踏切にて。

2025年4月5日撮影

杣の神 2

杣の神は、区界高原「道の駅」付近が基点で、霧氷で有名な桐ノ木沢山の西3キロに位置する山です。本日は、スノーシューで登ります。去年の同時期のヤマレコの山行記録を見ると雪が少なくワカンでも大丈夫かな?と思ったものの、現地に着いたら予想以上に雪が多かったのでスノーシューにしました。

2025年4月5日撮影

杣の神 3

広大な牧野を望みながら林道を歩きます。

2025年4月5日撮影

杣の神 4

朝のうちは、雲とガスで今一の天気でしたが、時折青空が見えました。広大な牧野歩きが気持ちい~い♪

2025年4月5日撮影

杣の神 5

区界高原付近の山には「神」が付く山が多いです。兜明神岳、岩石神山、今回の杣の神など。この日は、風もなく最高でした。

2025年4月5日撮影

杣の神 6

広大な放牧地を望みながら登ります。杣の神は、往復10キロのロングコースなのですが、スター地点が約700m、山頂が約1,130mなので標高差がたったの430mしかありません。傾斜が緩く歩きやすい山でした。

2025年4月5日撮影

杣の神 7

天気予報では、本日は「晴れ」の予報でしたが…。お天気が回復することを願って歩を進めます。

2025年4月5日撮影

杣の神 8

山頂付近の霧氷です。まさに「氷のシャンデリア」です。桐ノ木沢山同様に幻想的な光景を楽しめました。

2025年4月5日撮影

杣の神 9

登ること2時間30分で山頂に到着!山頂は樹林に囲まれ展望がないのが残念です。この数か月間 右膝が痛いですが、どうにか登頂出来て嬉しい限りです。特に登り始めの1時間は、痛くて「帰ろうかな?」って、思ってしまうほどなんです。

2025年4月5日撮影

杣の神 10

山頂付近の霧氷の美しさは、息を呑むほどでした。幻想的な光景に感動♪偶然タイミングが良かっただけかもしれませんが、この一瞬に出会えただけで登った価値があったと心から思いました。

2025年4月5日撮影

杣の神 11

積雪期限定ルートですのでブッシュも多少ありますが、歩行上、特に問題ありませんでした。

2025年4月5日撮影

杣の神 12

おぉ~岩手山だぁ~♪1,080m付近にて。

2025年4月5日撮影

杣の神 13

標高950m付近のビューポイントにて。右から岩手山~秋田駒ケ岳~和賀山塊が一望できました。

2025年4月5日撮影

杣の神 14

下山時に青空が広がり、どんどんお天気が回復して参りました。

2025年4月5日撮影

杣の神 15

遠方に姫神山が見えます。

2025年4月5日撮影

杣の神 16

右奥に岩神山が見えます。岩神山は古くから信仰の対象となっており、山頂には石祠が祀られています。このような信仰の歴史が「神」という文字を山名に含める理由の一つと考えられます

2025年4月5日撮影

杣の神 17

右に兜明神岳、左に岩神山を望みます。標高800mにて。兜明神岳の山頂部には、武者がかぶる兜(甲)に似た形状の露岩があります。この特徴的な岩塊が、山名の由来の一つとされています

2025年4月5日撮影

杣の神 18

上の写真をズームアップ!

2025年4月5日撮影

杣の神 19

せっせと下ります。気温が上がり雪質はザクザク状態に…。

2025年4月5日撮影

杣の神 20

途中でスノーシューを脱いでプラ靴で下ることに。その方が楽そうだったので。

2025年4月5日撮影

杣の神 21

おぉ~!早池峰山が見えました~!これには、ちょっと感動しました。登りの時は雲に隠れて全く見えませんでしたので…。下山は約1時間50分。合計4時間20分のプチ冒険でしたが、お昼前には自宅に帰れて、午後はゆっくり過ごすことができました。

2025年4月5日撮影

GPSの軌跡

<2025年 4月5日(土)>
行動時間 4時間 20分(休憩時間含む)
登り:2時間30分 下り: 1時間50分
車デポ地(6時50分)~ビューポイント(8時15分)~P1050(8時45軍)~杣の神(9時20分)~ビューポイント(10時)~車デポ地(11時10分)
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