鳥海山 1

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鳥海山 1

GW前半、28日(金)の午後から30日(日) まで2泊3日で、愛弟子のえるさんと共に、 秋田県は鳥海山の春山登山と三崎海岸での 岩登り、そして滝の名所巡り&お花見と 贅沢な三日間を過ごして参りました。

すっかり命の洗濯をして帰って来ました♪ これは鳥海ブルーラインに行く途中で撮影 した鳥海山で~す♪懸命に写真撮影する えるさんです。明日、あそこまで行くのかぁ~!

2006年4月28日撮影

鳥海山 2

この鳥海ブルーライン、2合目の「一の清水」の 所にゲートがあり、今の時期は道路凍結の 恐れがある為、夜間閉鎖になることは 事前調査でわかっていました。

HPの事前情報で、このゲートが閉まるのが 18時30分と思っていたら…あれまぁ~! なんと17時閉鎖!これには大ショック! この日は、鉾立登山口まで行く予定だった のにぃ~!山行計画が大幅に狂いました。

2006年4月28日撮影

鳥海山 3

翌朝の8時にならないとゲートが開かない とのこと…。やむなくゲートの近くにテントを 設営して翌朝ゲートが開くのを待つしか 手はありませんです。

ゲートの到着したのが17時40分でしたから 明日の8時までにはまだまだ時間があります。

2006年4月28日撮影

鳥海山 4

こうなれば、飲むしか手はないようです! 今宵の宴会は長引きそう!一升瓶を 買っておいてよかったなぁ~♪

備えあれば、憂いなし!ですね。 さっそく宴会開始!このあさ開きさんの「夢灯り」 飲みやすくて美味しいですよ♪

2006年4月28日撮影

鳥海山 5

今晩の飯は、私が担当! キムチチゲ鍋を作ってみました。 結構評判がよかったようですよ。最近は、私が作る機会が多いような…。

鍋は簡単で、美味しくってバランス栄養食! 酒のつまみにもピッタシ!まさに酒飲みには 喜ばれる逸品ですね♪

2006年4月28日撮影

鳥海山 6

翌朝は7時30分頃からゲートの前で待機 ゲートが開くのを待っていました。 鳥海山の鉾立登山口に近づくにつれて このような雪の回廊が!6M位あったろうか?

2006年4月29日撮影

鳥海山 7

やっと登山口に到着♪ここが鉾立登山口で~す! 歩き始めたのが8時40分! ゲートが閉まるのが夕方5時ですから 果たして登頂できるだろうか?

コースタイム的に言って、ちょっと厳しいかも? まぁ、行ける所まで頑張って登ってみよう!

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 8

これは鉾立登山口より見た鳥海山です♪ その美しさにはウットリでしたよ♪それにしても結構遠いなぁ~! 果たして登頂できるだろうか…?

2006年4月29日撮影

鳥海山 9

そんなこと言っても、歩かなければ着きません! まずは、せっせと歩くのみですね! これは歩き始めの私で~す。 思いの他、登山者が多く、ビックリ! 登山者の約8割はスキーヤーでした。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 10

ちょっと登ると、車を駐車した鉾立登山口と 日本海が見えました♪海が綺麗! 海を背に登れるなんて 感動モノでしたよぉ~♪

2006年4月29日撮影

鳥海山 11

残雪期とはいえ、今年は積雪が多かった せいか、例年より雪が多いように感じました。

白糸の滝も雪に埋もれていてまったく見え ませんでしたし…。 滝屋のえるさんは、この白糸の滝を 楽しみにしていたようです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 12

せっせと歩く私で~す! 今の時期の雪は腐れ雪で、結構 もぐるところもありました。 トレースはバッチリ付いていました!

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 13

この日は、朝から素晴らしいお天気で 絶好の登山日和♪360度のパノラマを 満喫しながら登ることができましたよ♪大陸的な光景に感動しました。 まるで飛行機から見る風景みたいでした。

2006年4月29日撮影

鳥海山 14

鳥海山の頭がちょっと見えます! 近く見えてなかなか近づきませんねぇ~! いつの間にか、私達は先頭集団に いたようです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 15

ルートは、たおやかな尾根ですので ガスったり悪天時の登山は、 ルートファインディングが難しいかも?

この日は快晴でしたので、 ルートファインディング困ることは ありませんでしたが、悪天時には 要注意かも?

2006年4月29日撮影

鳥海山 16

日本海を背に登るえるさんで~す! 結構バテテいたようです。 傾斜はゆるいものの、ひたすら 登りですからねぇ~!

2006年4月29日撮影

鳥海山 17

遠くにうっすらと月山が見えま~す♪わかるかなぁ~?

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 1

8 傾斜はゆるいものの、ジワジワと 体にこたえます。ゆっくり ゆっくりと前進あるのみ! これは私で~す!

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 19

鳥海山の山頂が大分近づいて参りました♪ しか~し!ここからが結構長かったぁ~! この鳥海山は、日本百名山に選定された だけあって、とても美しく雄大な山でした♪

2006年4月29日撮影

鳥海山 20

さらにどんどん登っていきま~す! 登山者の8~9割くらいはスキーヤー でした。来年は山スキーで登って 滑りもみたいものですね♪その為にもスキーの特訓をせねば…!

2006年4月29日撮影

鳥海山 21

これは鉾立ルートより千蛇谷雪渓に 降りるためのトラバースルートで、 標高1,820M地点にあたります。

結構傾斜が強い上に、部分的に アイスバーンになっていました。 スキーヤーの皆さん、立ち往生している 人が多かったようです。アイゼンとピッケル があれば、安心できますね。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 22

そのトラバースルートを 慎重に歩くえるさんです。 ここは落ちたくないところです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 23

これはそのトラバースルートを横断する 私です。このルートで唯一緊張を強い られるところでした。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 24

トラバースも無事通過し、 千蛇谷雪渓に降り立ったところです。 この雪渓は、雪が締まっていて とても歩きやすかったのですが 緩やかな傾斜はジワジワと 体にこたえますねぇ~。

2006年4月29日撮影

鳥海山 25

その千蛇谷雪渓を登る私です。 いやはや、長大な雪渓ですよ、コレ!

2006年4月29日撮影

鳥海山 26

後ろから続々と登山者が登って参りました。 上方から雪渓の下方を撮影したものです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 27

これはその千蛇谷雪渓の下方から 上方を撮影したものです。 スキーヤーの皆さん、息も絶え絶え 一歩一歩ゆっくりと登っていました。 実は…私達もでしたが…。

夏のコースタイムでも往復8時間30分 ですからねぇ~!結構、長いです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 28

結局、2,050mまで登り、泣く泣く下山を決意した 次第です。鳥海山の山頂は2.236mですから、残すところ186mほど残して撤退!

あと40~50分あれば登頂出来たと思いますが。 ゲートの閉まる17時までに下山が間に 合わなければ、シャレになりませんものね。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 29

その日は宿の予約もしていましたし、また翌日 の行動を考えると、何としてもその日のうちに 象潟の町へ戻っておきたかったのです。

結果は、山頂を踏むことが出来ませんでしたが お天気に恵まれ素晴らしい登山を満喫 できましたので、心残りはありません。

2006年4月29日撮影

鳥海山 30

下りでスキーを使うのなら、まだ可能性が あったのかもしれませんが、私達はワカンジキ 使用でしたので下山にも時間がかかります。 これは千蛇谷雪渓を下る私です。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 31

下りは早かったですねぇ~! 鳥海山の山頂を望みながら下るえるさんです。 今回、山頂を踏めなかった最大の原因は、 ゲートの締まる(開く)時間帯の事前調査の 甘さにありました。

HPだけを信じていたので…。 やはりこのような大切なことは、電話で確認 しなければ…と思った次第です。

2006年4月29日撮影

鳥海山 32

ここが、例の千蛇谷雪渓から尾根に 至るトラバースルートです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 33

マシュマロのような、いやソフトクリームの ような雪の美しさにはウットリでした♪

2006年4月29日撮影

鳥海山 34

これは御浜小屋で~す! 屋根しか見えませんでした。 一体積雪量はいかほどに…? 3~4Mは積もっているように思いました。

2006年4月29日撮影

鳥海山 35

元気よく下山するえるさんで~す! でも…結構ヘロヘロになっていたようです。

2006年4月29日撮影

鳥海山 36

象潟の町へ降りる途中にえるさんの リクエストにお応えし、「元滝伏流水」を 見て参りました。元滝は水がキレイ、 苔がキレイ、とにかくキレイ♪な滝のようです。

鳥海山からの水がコンコンと湧き出ていて 小滝ながらも清らかさを感じさせる滝でした。 滝屋にはたまらないかも?

2006年4月29日撮影

鳥海山 37

これは「元滝伏流水」を横から撮影 したものです。なんか原始的な光景で 心が洗われるような気分でしたよ!

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 38

上の「元滝伏流水」の場所から遠方に 元滝本体がチラリと見えました。 じゃ、行ってみるべか!しかも私は サンダル…。

まぁ、大丈夫でしょう! 一応「落石のため通行禁止」となっています。  行かれる方はそれなりの覚悟をもって、 あくまでも自己責任で!

鳥海山 39

これが元滝本体の滝です! 豪快な滝でしたよ♪この元滝本体を見るためには、 道はなく、一箇所徒渉しなければ なりません。

また、側壁からの落石の 危険性があるため、現在は通行止め になっているようです。 行かれる方は、自己責任でね!

2006年4月29日撮影

鳥海山 40

元滝本体の落口です。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 41

この日は、象潟温泉の「海苑蕉風荘」に 宿泊いたしました。 「会席5000円湯ったりプラン11畳」で お一人様 10,290円なり。

下山後の 温泉宿泊は、ホント楽チンです。 温泉に三回も入っちゃいましたよ♪山の疲れを癒せる至福のひと時ですね。 年に数回の贅沢山行です。

2006年4月29日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 42

これはその宿での朝食で~す! 何から食べようか?と目移りしました。

2006年4月30日撮影

鳥海山 43

で、朝食後、三崎海岸へ クライミングへ行きました。 ここの岩場を登るのは、三年振りです。

海を背に登れるロケーション最高の クライミングエリアですよ♪ GWにも関わらず、クライマーが二人しかいなくて ビックリしました。三年前のGWは順番待ちを するほど混み合っていたのになぁ~!

2006年4月30日撮影

鳥海山 44

その岩場に至るアプローチは、ちょっと 悪くて、こんな感じです。滑り落ちると 海へドボンかな?慎重に下ります。 これは私で~す!

2006年4月30日撮影

鳥海山 45

三崎海岸の入門ルートを登るえるさんです。 出だしが被っていて女性にはちょっと 厳しいかも?オブザベーションするえるさん。

2006年4月30日撮影

鳥海山 46

午前中は、上記の三崎海岸でクライミングを 楽しみ、午後からは滝めぐりを致しました。 玉簾の滝を見に行ってきました♪滝屋のえるさんは興奮状態! 酒田市八幡地区にあります。

2006年4月30日撮影(写真提供えるさん)

鳥海山 47

およそ1200年前、弘法大師が神のお告げ により発見、命名したとされる県内随一の 高さを誇る玉簾の滝。

落差63メートルからまっすぐに滝つぼに 落ちていき、豪快に水が飛びはねる様は 見る者を魅了します。水しぶきが凄かったぁ!

2006年4月30日撮影

鳥海山 48

玉簾の滝の近くにある八森自然公園は、 酒田市の桜の名所のようです。 ついでに寄ってみました。桜並木が とても素敵でした♪

2006年4月30日撮影

鳥海山 49

これも八森自然公園の桜で~す♪ウットリですねぇ~!お花見宴会を 催したい気分でした。

2006年4月30日撮影

鳥海山 50

その後、また三崎公園に戻り そこのドライブインの名物料理 「三崎ラーメン」を食べました。700円なり。 私の大好きなラーメンなんですよ♪

数年前に三崎海岸に岩登りに行っていた当時、 必ずこのラーメンを食べていました。えるさん にもその感動を味わってもらいたいと思い、 立ち寄りました。ここの三崎ラーメンは お勧めです♪なにはともあれ無事下山! 楽しい三日間でした!めでたし、めでたし♪

2006年4月30日撮影
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