ドラゴンアイと安比岳 2

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ドラゴンアイと安比岳 1

今回の山行目的は、今話題沸騰の「ドラゴンアイ」の写真を撮ること、安比岳(1,493m)に登ること。八幡平アスピーテラインに向かうもお天気は今一つで、上に向かうにつれてガスが濃くなりホワイトアウト状態!視界は10mにも満たないほど。しかも、小雨まで降ってくるし…。レストハウス手前の駐車場にて。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 2

あまりの寒さにフリースを着込んで登ることに。先週の森吉山では猛暑で夏山登山って感じでしたが、今日は体感的に「3月の春山登山」って感じです。まずは、ドラゴンアイの鏡沼を目指します。歩いている途中でガスが流れ、どんどん晴れてきて小躍りしたい気持ちになりました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 3

駐車場唐歩くこと10分ちょっとでドラゴンアイ(鏡沼)に到着!沼中心部に雪が残ったまま、周囲に雪解け水がドーナツ状にたまることで“巨大な生き物(龍)の目玉”のように見えることから名付けられたようで、地元の観光協会は「観光の目玉に」とアピールしているようです。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 4

このドラゴンアイ、例年5月下旬から6月初旬の雪解けの短い時期にしか見られない現象のようです。ドラゴンアイが騒がれるようになったのは、この数年ではないでしょうか?たくさんのツアーが組まれ、一気に観光客が増えたとか…。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 5

どんどんお天気が回復してきて期待に胸が膨らみました。それにしても残雪の多さにはビックリです。6月の中旬だというのにね。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 6

ドラゴンアイを見た後は、八幡平の山頂へと向かいました。ここには展望台があります。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 7

その展望台から雲海を望みます(薄っすらと見えます)。肉眼だとハッキリと見えたのですが…。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 8

迷わないように目印のポールや赤布があるので安心できますが、この目印がなかったら道迷いする人も結構いるのではないでしょうか?まさか雪山を楽しめるなんてラッキー♪全行程の7~8割は雪の上でした。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 9

ガマ沼です。幸か不幸か?ドラゴンアイの写真撮影が終わりガマ沼に向かう途中で急にガスが湧いてきて、またもやホワイトアウト状態に戻ってしまいました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 10

過去、厳冬期に何度かお世話になった陵雲荘です。とても立派で快適な山小屋です。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 11

八幡沼の湿原です。夏には高山植物が咲き乱れる所です。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 12

どんどんガスが濃くなってきました。ホワイトアウト状態です。登山者は私以外に誰もいません。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 13

安比岳のへの分岐に到着しました。八幡沼と源太森を過ぎ安比岳への分岐までは赤布等目印は豊富だったのですが、その分岐から安比岳までの道のりには目印らしきものがありません(予想通り)。この分岐より安比岳を目指しますが…。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 14

樹木とヤブの間を潜りながら進むものの、ヤブに進路を阻まれ、あっち行ったり こっち行ったり…まるで迷路のようでルートファンディングに苦労しました。視界は効かないし、平坦で方角を定めるのに神経を使いました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 15

う~ん!こりゃダメだ!と断念し一旦分岐まで戻って、黒谷地湿原から安比岳を目指すことにプラン変更しました(積雪期限定のバリエーションルート)。その方が、距離が短くなるし真北に進めば安比岳に辿り着けるわけですから、ヤブに進路を阻まれても迷い難い(進みやすい)と判断したのです。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 16

まさかこんなに手こずるとは…。そう言えば、5年前の2003年6月9日(今回とほぼ同時期)に安比岳を登った時も(この時は、安比高原側から入山)雪の多さにビックリしたっけ。残雪期の安比岳は、侮れません。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 17

途中 何度かヤブに進路を阻まれ難儀しました。雪のある所だけを選んで進めば、方向がどんどんずれていくし…。ルートファンディングが難しいです。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 18

雪渓の先に登山道を発見!何か嬉しくなってしまいました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 19

新緑がとても眩しく綺麗でした♪

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 20

登山道が出てくると、なぜか嬉し~い♪

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 21

喜んだのも束の間。またもや登山道は雪の中に消え…その繰り返しでした。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 22

ストックの場所が、本当の安比岳の最高地点です。GPS上では…。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 23

その後、せっかくですので安比岳の三角点まで足を伸ばしてみました。5年前の前回も、そして今回も冒険チックでエキサイティングな山行を楽しむことが出来、何か得した気分になりました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 24

その安比岳の三角点からの景色です。曇ってい展望は今一つでした。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 25

シラネアオイが綺麗です♪

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 26

登頂後、下山します。またもや道を探しながら…。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 27

黒谷地湿原に戻ってきました。ここまで来れば、一安心です。当初の計画では、茶臼岳まで足を伸ばす予定でしたが「山頂を踏んでも、このお天気じゃ展望が望めないよなぁ~!」と思い、断念しました。それに…帰宅後、夕方4時から授業(仕事)が入っていましたし。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 28

水芭蕉の群生です。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 29

下山後、3キロほど車道を歩いて車デポ地まで戻ります。これが、意外と長く感じられました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 30

車道を歩きながら残雪の中に新緑を望みます。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 31

写真の左上に岩手山の頭が小さく見えました。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 32

車道からモッコ岳を望みます。雪の白と新緑の緑のコントラストが何とも美しかったです。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 33

そのモッコ岳をズームアップ!まだまだ雪がイッパイ!

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 34

駐車場に戻った所、満車状態でした。これも「ドラゴンアイ効果」でしょうか?数日前、地元のテレビ局、IBC放送でドラゴンアイの放映していましたので、その影響もあるかもしれませんね。

2018年6月10日撮影

ドラゴンアイと安比岳 35

帰路、すき家にて昼食を食べました。私のお気に入り「おろしポン酢牛皿定食(610円)」です!残雪期の安比岳、GPSがあったから登れたものの、正直 地図とコンパスだけでは厳しかったかもしれません。何はともあれ、充実した休日を過ごす事が出来て満足・満足♪

2018年6月10日撮影

GPSの軌跡

<2018年 6月10日(日)>
行動時間 5時間 10分(休憩時間含む)
登り:3時間 15分 下り: 1時間 55分

駐車場・スタート地点(6時50分)~ドラゴンアイ・鏡沼(7時2分)~八幡平山頂(7時25分)~源太森(7時55分)~黒谷地湿原(8時55分)~安比岳(9時50分)~安比岳三角点(10時5分)~黒谷地湿原(11時)~駐車場(12時)
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