焼山

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八幡平・焼山 1

本日は平日ですが代休を取って 八幡平の焼山を登って参りました。

この三週間、休むことなくず~っと働き尽くめ でしたので、自分へのご褒美として好天が 約束された本日に休みを取らせていただく ことにしました。もう直ぐ登山口の後生掛温泉! 我が家から後生掛温泉まで約115Kあります。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 2

焼山の登山口は、後生掛温泉の 大浴場の通路を通り…

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 3

さらにこの扉を開くと…

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 4

小川に橋が架かっていて正面の 急斜面を登るところから登山が始まります。 時間はまだ7時前、カチカチの斜面でした。

4月の雪山の登頂の可否は、「朝早い雪の 締まった時間帯にどれだけ高度を稼げるか!」 だと思っています。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 5

10時を過ぎると気温の上昇と共に雪が緩み ズボズボ潜ります。午後になればさらに潜り 重労働を強いられ体力が奪われていきます。

よって、朝早い時間が勝負となります。 雪山の基本は、やはり早出に限りますね。 後生掛温泉を背に急斜面を登ります。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 6

澄み切った青空♪ 素晴らしいお天気です!

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 7

今回はスキーで行くかスノーシューで行くか、 大分悩みました。2万5千図を見る限り傾斜的 にはスキー下手な私でも滑れそうな緩斜面です。

しかし、今の時期、強風地帯はガリガリに 凍結していることが予想されます。 そんなわけで、今回はスノーシューを基本とし 安全を期してアイゼンとピッケルも持参。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 8

朝早い時間(7時)で、ほとんど沈みません。 まるで舗装道路を歩くような感じです。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 9

スキーのトレースがありラッキーでした♪ そのトレースは、尾根上の夏道とは異なり、 北側の平坦地沿いに伸びていました。

「おそらく途中で左にトラバースしながら 尾根に這い上がるのだろう!」と思い、 トレースを忠実に辿ることにしました。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 10

今月から高速道路の無料化が 終了し有料化に戻ってしまったため、 今回は高速料金を払っての挑戦です。

費用負担の大きさに比例し、 登頂への執念も増大するように思います。 でも、好天が約束されていましたので、 気分的にはとっても楽でした♪

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 11

ところがそのスキーのトレースが、国見台 手前の登りで完全に消失してしまいました。

途中で敗退したのか? また、風雪により掻き消されてしまったのか…? しかし、自分でトレースを付けて行くのも好きです。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 12

遠方に国見台が見えてきました♪ 夏道は、右側を巻いていますが…。 国見台(1,322m)の登りは雪崩を警戒し 尾根伝いに忠実に登ることにしました。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 13

国見台から望む八幡平は雄大でしたよ♪左側に秋田八幡平スキー場が見えます。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 14

雪のある時期にしか登頂出来ない 国見台(1,322m)です。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 15

国見台(1,322m)を下りコル付近より 毛せん峠、栂森方面を望む。

今日はお天気も良く視界もバッチリでした ので迷うことは皆無でしたが、悪天時や ホワイトアウト時にはルートファンディング に苦労するかもしれません。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 16

八幡平特有のノッペリした地形が続きます。 後ろを振り向き先ほど登った国見台を望む。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 17

特に栂森から1,354m峰~焼山~名残峠に 至る縦走路は美しく壮大で、かつ豪快でした♪ 「歩くのがもったいない!」と思うほどの 景観を満喫できました♪

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 18

毛せん峠付近より後ろを振り返り 辿ったルート、国見台方面を望む。 遠方に八幡平の雄姿が望めます。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 19

毛せん峠に到着! ここら辺は、強風地帯のようです。 風が強く雪もカチカチ、ガリガリ状態でした。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 20

栂森より1,354m峰を望みます。 今回のルート、アップダウンが結構あります。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 21

その1,354m峰の雪庇です。 登山道は北西斜面をトラバースしていますが、 万が一コケると奈落(崖)の底へ…。

カチカチに凍結していたため、トラバースを避け 安全地帯まで直上することにしました。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 22

1,354m峰を下ったところから 目指す焼山(1,366.1m)を望みます。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 23

後ろを振り返り先ほど登った1,354m峰を望む。 トラバースを避けた左側の崖が見えます。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 24

今回のコースは毛せん峠、鬼ケ城、名残峠と 八幡平エリアの眺望抜群のビューポイントが続き 美しいクレーター湖も望める変化に富んだ 縦走が楽しめますよ~♪

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 25

あの頂(左側の尖った山)が焼山の山頂かな! と思いきや、さらにその奥でした…。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 26

あともうちょっと、頑張りま~す!

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 27

は~い、正真正銘の焼山の山頂が見えました♪

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 28

後生掛温泉より歩くこと2時間25分で 焼山の山頂に到着です。 山頂より鬼ヶ城方面を望む。 山頂より名残峠へ降りてみることにしました。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 29

名残峠からの光景です。 八幡平西部に位置する焼山(標高1366m)は 今でも噴気など活発な火山活動を続けています。

巨大な玉川カルデラ上に噴出した二重式火山 であり溶岩円頂丘の「鬼ヶ城」とコバルトブルー の水を湛えた火口湖が俯瞰できます。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 30

下山中に後ろを振り返り焼山を望む。 光と影が織りなす芸術の極致かな♪ まっこと綺麗でした♪(^o^)

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 31

青空と雪の白のコントラストが美し~い♪ 壮大な光景でした。気分も爽快でした♪

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 32

毛せん峠を下ったコルより栂森を望む。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 33

10時半過ぎると雪が緩みズボズボと潜りました。 お天気に恵まれ最高に楽しかったです♪

小躍りしたいほど気分は最高、爽快でした! 11時15分後生掛温泉に下山! 下りは2時間でした。 本日は合計4時間半の行動でした。

2012年4月10日撮影

八幡平・焼山 34

後生掛温泉の湯に浸かりマッタリしました。 入浴料が400円と安いですがシャワーはありせん。

標高千メートルの温泉だけあり湯質は最高です♪ 「これぞ温泉!」って感じです。 それにしても、今年は雪が多いなぁ~!

2012年4月10日撮影

1,354m峰を下ったコルから焼山を望む

避難小屋南の尾根上から見た焼山方面にて

名残峠からのパノラマ

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

<2012年4月10日(火)>
行動時間 合計4時間25分 (休憩時間含む)
登り:2時間25分 / 下り:2時間

後生掛温泉(6時50分)~国見台(8時10分)~1,359m峰(8時45分)~焼山(9時15分)~ 名残峠(9時20分)~1,359m峰(10時)~国見台(10時30分)~後生掛温泉(11時15分)
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