白木峠

- 西和賀町 -

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白木峠 1

群馬の友人Kさん、お仕事で盛岡へ出張! お仕事のついでに?山登りに誘ってくれました。

そのKさんとは、前日21日(土)の夜7時に 菜園のステーキハウス・和かなで待ち合わせ! 2年振りの再会に話が弾みました。

2012年1月21日撮影

白木峠 2

短角牛(脂肪が少なく赤身の多い健康牛肉)の ヒレステーキが最高に美味しかったです。

短角牛とワインで幸せ一杯♪ 世の中にこんな美味しいお肉があったなんて~! こりゃ感動モンでした。至福のひととき♪ 山談義でとっても盛り上がりました。

2012年1月21日撮影

白木峠 3

魚介類のセットも超ウマウマでした♪ こんな高級料理店でのグルメ三昧、 数年に一回あるかないかの贅沢を堪能でき、 Kさんに感謝です♪ご馳走様でした!

2012年1月21日撮影

白木峠 4

日本有数の超豪雪地帯の湯田です。 一体どれだけ積もっているのだろうか…?

ラッセルし切れるのだろうか?と想像しただけで、 ワクワク・ドキドキ、興奮状態の私♪ 車は予想通り林道入り口まででした。 ここで既に2m以上の積雪がありました。

2012年1月22日撮影

白木峠 5

登山前日21日(土)のNHKの天気予報によると 残念ながら絶望的な予報でしたが、いざ 行ってみると、それほどでもない♪ラッキー!

何よりも風がないのがありがたい♪ それに1月とは思えないほど、気温が高いです。

2012年1月22日撮影

白木峠 6

ここの林道、車一台がやっと通れる幅の 林道だったはずですが…。雪が積もれば まるで6車線状態の広さに~! これには驚きましたぁ~!へぇ~!って。

2012年1月22日撮影

白木峠 7

「岩手県の山60」を全て積雪期に登頂しよう!と、 この白木峠、10月末に偵察山行をしていました。

場所的には、西和賀のほっと湯田駅方面です。 よって、土地勘もありますし、「厳冬期はどんな 感じなんだろう?」と、とっても興味津々。 林道を元気一杯ラッセルするKさんです。

2012年1月22日撮影

白木峠 8

厳冬期の白木峠をネットで情報収集しました。 ところが…いくら検索しても厳冬期における 登山記録が一件も出てきません。

「厳冬期に入る人は、いないんだなぁ…」 と思いました。そりゃそうですよねぇ~!

2012年1月22日撮影

白木峠 9

そう思うと、余計に行きたくなってしまう私…。 「どうして厳冬期に入る人がいないのだろうか?」 その理由を知りたくなったのです。

私にとって山の魅力って… 「冒険心」的な要素が大きいです。 「自分の知らない世界を知りたい!」と。

2012年1月22日撮影

白木峠 10

ちなみに我が家から白木峠の林道入り口まで (高速道路を利用)約85Kあります。

今朝は異常なほど、気温が高かったです。 新雪が降り早朝となれば、路面はバリバリの 凍結状態が当たり前なのですが…。

2012年1月22日撮影

白木峠 11

驚いたことに道路が 凍結していなかったのです。 これにはビックリしました。1月だというのにね。 こんな暖かい日に来れて、Kさん、ラッキーだよ!

2012年1月22日撮影

白木峠 12

今回の山行計画を練るにあたり、 私は山頂までの行動時間を約3時間 とみていました(無雪期は1時間)。

今回はKさんの事情もありスキーではなく スノーシューでの登山、おそらく股下までの ラッセルは強いられるだろうと…。

2012年1月22日撮影

白木峠 13

登り3時間、下り2時間の計5時間で考えてました。 何たって厳冬期の記録が見当たらないので、 自分なりの「長年の勘」でした。 ところがですね、確かに積雪は多いのですが、 下の層の雪が締まっていてあまり潜らなかった のです。

一番深いところでも膝程度でしたので、 スノーシューでも楽勝でした。 左の写真は、山頂まで0.7km地点 樹齢数百年の杉の大木です。 コースの見所のひとつ。 あまりにも立派過ぎてカメラに収まりきれず…

2012年1月22日撮影

白木峠 14

そうそう、岩手県西和賀町湯田と秋田県横手市 (旧・山内村)を通る古の道に跨る白木峠は ユキツバキの群生地として有名のようです。

その時期にも、一度行ってみたいものです。 山頂に至る稜線が見えました~! この急斜面を登り切れば山頂です♪

2012年1月22日撮影

白木峠 15

この山の最大の核心部… ノッペリとした地形で、さらに360度どこも かしこも同じような地形でして…。

2万5千図とコンパスだけでは、読図が難しい。 (出来なくはないけど、時間を要する)。 時々GPSで現在地を確認しルート修正。 まさにGPS様様でした。

2012年1月22日撮影影

白木峠 16

誰もいない静寂な世界を黙々と Kさんと二人でラッセル…。 何とも言えない至福のひと時、 まさに自然と一体化しながらドップリ 浸かれました。

2012年1月22日撮影

白木峠 17

低山ながらこれほどまでに楽しめるとは、 予想以上でした。高峰を目指すのも楽しいけど、 ブナ林に抱かれながら静寂の世界を歩くのも 楽しいものですね♪

2012年1月22日撮影影

白木峠 18

山頂直下は急傾斜でルートを上手く 選ばないと雪崩れる危険性を感じました。 「このラインで山頂目指して登りましょう!」 と私。

その急斜面を登り切り、稜線へ。 先に見えるポールが山頂です。

2012年1月22日撮影

白木峠 19

「ぜひ、私にラッセルさせて下さい! 楽しくて溜まらないのですよ~!」と、Kさん。

Kさんのラッセルのお蔭で、楽させて頂きました。 は~い、ここが山頂で~す♪さすがに山頂は風が強く、寒いです。

2012年1月22日撮影

白木峠 20

白木峠山頂にて鳥海山をバックに 満面の笑みのKさんです。 「わぁ~鳥海山が見えるぞ~♪」これには感動!

天気予報によれば、お天気は絶望的 でしたので山頂からの展望は、 まったく期待していなかったのです。 何か得した気分です♪

2012年1月22日撮影

白木峠 21

山頂から登ってきた稜線を望む。 右側の急斜面を登り、この稜線へ。 夏道は、沢沿いに着いていますが、 雪が積もると夏道通りに歩くのは 困難です(雪壁になっていた)。

よって、上手く歩きやすい所を 探しながら歩を進めました。

2012年1月22日撮影

白木峠 22

山頂より焼石連峰方面を望む。 生憎、雲の中ですが…。 それでも1月の和賀にあって、 これほど見えれば十分です♪

2012年1月22日撮影

白木峠 23

下山は、のんびり下って1時間半でした。 こんな素晴らしい世界なのに、どうして 厳冬期の山行記録がないのでしょう…。

もっと人が入っても良い山だと思いました。 但し、読図力がないと危険ですが…。

2012年1月22日撮影

白木峠 24

帰路、ほっと湯田駅の温泉に寄りました♪ シャンプー石鹸があり、なんと入浴料が 250円ですよ~♪銭湯より安いです!

その後Kさんを盛岡駅まで送り解散! 2年振りの再会、とっても楽しかったです。 また岩手に遊びに来てねぇ~♪

2012年1月22日撮影

GPSの軌跡

<2012年1月22日(日)>
行動時間 3時間30分 (休憩時間含む)
登り:2時間 下り:1時間30分

林道入り口(8時30分)~530m地点(9時50分)~白木峠山頂(10時30分)~林道入り口(12時)
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