天竺沢・小岩沢・枯松沢・合居大谷右俣

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焼石連峰・天竺沢2

尿前沢 天竺沢 1

天竺沢は、このような両岸絶壁の ゴルジュが続きます。よって、高巻き は絶望的ですので、ガンガン登りましょう!

登攀あり、シャワーあり、泳ぎ あり、人口登攀あり、ヤバッチイ 高巻きありで遡行者を魅了します。 短い沢ですが、エッセンスが 凝縮されています。

1998年7月5日撮影

尿前沢 天竺沢 2

天竺沢は、このような 悪い滝が連続します。 技術がシッカリした人が必要です。

1998年7月5日撮影

尿前沢 天竺沢 3

もう次から次へと… その対応に忙しいです。 1998年7月5日撮影
焼石連峰・天竺沢1

尿前沢 天竺沢 4

大滝にて… この流域で一番困難な沢で怪我人も 多数出ているらしい?ので気をつけて…

荒々しい渓相に魅力があり、側壁両側とも 急峻な絶壁な為、高巻きも厳しい、登攀的 な沢。この大滝を越えると、この沢も 終了である。部分的に岩が脆いので、 落石には充分注意が必要! 1998年7月5日撮影
焼石連峰・小岩沢

胆沢沢 小岩沢

小滝をシャワーで登っている所。 あまり、というよりほとんど知られてい ない沢。上部の草原が気持ち良い! これは一関のOさん。
焼石連峰・夏油川・枯松沢1

夏油川 枯松沢 1

出合直ぐにて。このような幅の狭い ゴルジュが続く。このようにステミング にて楽しく突破できる。

毎年沢始めに入渓。 何度入っても楽しめる沢です。 短くこじんまりした沢だが飽きさせなく 美しい沢です。

2002年6月30日撮影
焼石連峰・夏油川・枯松沢2

夏油川 枯松沢 2

毎年6月中旬~下旬に入渓している いるのですが毎回雪渓が残っている。

今年は雪が少ないかなぁ~?って 思っていましたが、タンマリと残って いました。不安定な雪渓で 雪渓処理が核心部かも…?
焼石連峰・夏油川・枯松沢3

夏油川 枯松沢 3

このように深い釜と小滝が連続する美しい沢。 結構微妙なへつりもあり楽しめます。 落ちてもドボンで済むので安心かも?
焼石連峰・夏油沢・枯松沢4

夏油川 枯松沢 4

ここは右岸をヘツル。天気も良く 沢の途中で宴会を催し気分も最高! 遡行中に飲む酒がタマラナ~イ! 上部840Mの二又は右へ…。 意識して読図しながら遡行しないと 間違えること必至。

夏油川 枯松沢 5

これは2004年7月4日に行った時のもの。 下部ゴルジュ帯にて。 大ピンチのS嬢! 二進も三進も行かなくなったようで…。 でも、無事に突破できましたぁ~!

夏油川 枯松沢 6

ゴルジュ帯を突破するとこのように 釜と小滝が連続し楽しませてくれます! 微妙なへつりで突破するK氏と それを見守るS嬢。

夏油川 枯松沢 7

上の写真を下から見るとこのような感じです。 写真提供はS嬢。

夏油川 枯松沢 8

今の時期、毎年ここにスノーブリッジが かかっています。今回は下をくぐって 突破できましたぁ~!

夏油川 枯松沢 9

ここから「枯松沢18」までは2005年8月26日に 仕事として雑誌社の方とカメラマンの方を 山岳ガイドした時のものです。

この写真は、経塚山の登山口の橋から 夏油川本流に降り立ち、枯松沢出合までの 下降途中にある「銚子の滝」です。 ここは左岸より高巻き下ります。

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 10

上の写真「銚子の滝」の滝つぼです。 本流に掛かる滝だけあって迫力があります!

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 11

これは夏油川本流の小滝です。 ゴーゴーと音を立てて流れていました。

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 12

経塚山登山口の夏油川本流から 下ること約30分、目的の枯松沢の 出合に到着いたします。 いきなりこのようなゴルジュから始まります。 ここは左壁を突破できます。

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 13

フリーのプロカメラマンのIさんです。 山屋でありカメラマンでもあるようで このような難所でもカメラを抱えて プロ根性を見せてくれました。

このスタイルで撮影されていました。 スゴイですよねぇ~!

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 14

手前が雑誌社のHさんで、奥に小さく 見えるのがカメラマンのIさんです。 ここは足が立たないほど深いんですよ!

よって、このように手足で突っ張りながら 突破いたします。面白いところですよ♪

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 15

これはカメラマンのIさんです! この枯松沢は出合からこのような幅の狭い ゴルジュが続き、楽しませてくれます♪

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 16

出合から1時間も遡行すると、「四つ釜」が 出てきま~す!これは最初の釜です! 結構深いですよぉ~!

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 17

これも「四つ釜」で~す! 上の三つの釜を撮影しました。 2万5千図の「枯松沢」と明記されている部分がココにあたります。

ココの突破がこの沢の核心部の一つです。 ホールドが細かいので、慎重に登ります。 落ちれば深い釜にドボンですよぉ~!

2005年8月26日撮影

夏油川 枯松沢 18

プロカメラマンのIさんです。 カメラ機材だけでも結構重そうでした。 上の写真の「三つ釜」を撮影しているところ。

2005年8月26日撮影
焼石連峰・合居大谷右俣1

成瀬川 合居大谷右俣 1

台風6号の増水の後に入渓。台風の 後だけあって、結構増水していて充実 した山行になりました。

焼石連峰の三界山に突き上げる沢で 明るく変化に富んだ美しい沢でした。 次から次へと滝やゴルジュ、ナメなどが出現し まったく飽きさせない素晴らしい沢でした!
焼石連峰・合居大谷右俣2

成瀬川 合居大谷右俣 2

これは標高600M地点の二又の 右俣側にかかる大滝にて。 ご覧の通り雪渓があり滝の上部 がかすかに見える。この大滝は30M ある。

左俣にかかる2段15Mの滝を 1段目まで登り急峻な尾根に取り付き そこから延々と高巻く。次の10M滝の先まで高巻く。下降出来るところ が少ないのでルートファイディんグ力 が要求される。高巻きに1時間半も かかった。この沢の核心部かも?
焼石連峰・合居大谷右俣3

成瀬川 合居大谷右俣 3

このようなナメ床やナメ滝も随所に 出現し、心を癒してくれる美しい見せ場 もふんだんにありました!
焼石連峰・合居大谷右俣4

成瀬川 合居大谷右俣 4

この沢の美しさは何と言っても 水のブルーと岩肌の白さの コントラストが素晴らし~い!

部分的にボルダーチックな登攀も 楽しめます。水量が少なければ なんてことないけど多いと 結構ルートファインディングに 神経を使います。
焼石連峰・合居大谷右俣5

成瀬川 合居大谷右俣 5

巾1Mのゴルジュの入り口です。 この沢は全体を通して両壁が急峻で 脆く高巻きはほとんどできません。

というより高巻く方がよっぽど危険。 大滝以外は全て水線通しで直登しま した。滝の岩は意外とシッカリしていま した。まるで上越の沢を思い出させる ような雪の浸食による顕著なゴルジュ が連続し遡行者を虜にさせます!
焼石連峰・合居大谷右俣6

成瀬川 合居大谷右俣 6

ゴルジュ帯をパホーマンンスで 突破するS先生。両壁の 切れ込み具合は感動的!? 稜線に出ても登山道もないためか ほとんど人が入っていない沢だと 思います。
焼石連峰・合居大谷右俣7

成瀬川 合居大谷右俣 7

思わずウットリ~の40M滝。 あまりの美しさに皆しばし見とれる。 ホント綺麗な滝でした~。
焼石連峰・合居大谷右俣8

成瀬川 合居大谷右俣 8

左側斜面に要塞のような大岩壁群 が立ちはだかる標高950M地点。 この日は標高1000M地点の左岸を せっせと整地し幕場とする。 翌朝は朝から雨降りで、そこから 100M多段の滝を朝一で思いっきり シャワークライム。顔を上げると窒息 寸前になった。

ツメのヤブ漕ぎは 約30分。下降ルートは三界山ピーク 手前より胆沢川を目指してブッシュに つかまりながら急斜面を下降し途中 より枝沢を下降し胆沢川→登山道へ
成瀬川 合居(かっきょ)大谷右俣遡行 
2002年7月13日
(土)

晴れ 合居川林道終点(9:10)→左俣出合(10:10)→標高1000M大岩壁群下幕場(14:30)

2002年7月14日(日)
1000M幕営地出発(7:00)→三界山稜線着(10:30)→登山道(11:30)→駐車場(12:30)

感想 思っていたより楽しめた。沢の総合力が問われる沢。変化に富んで遡行者をまったく 飽きさせない秀渓でした。増水で水量が多かった分、余計に楽しめ得した気分。 ウドの刺身をはじめて食べました。とっても美味しかったなぁ~! 20M補助ザイルが結構重宝しました。ビバーク適地は極めて少ないです。側壁からの 落石には注意を要します。台風6号の被害による爪あとが随所に見られました。
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