打当内沢左俣 2

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森吉山 打当内沢左俣 1

アプローチ方法は、「打当内沢1」の方を ご覧下さいませ。去年の敗退の経験を 活かし、今回ははじめから中流域より 遡行する計画を立てました。

昔、利用されていた植林用のかすかな 踏み跡をたどり、中流域を目指します。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 2

その植林用の踏み跡をたどること約30分、 打当内沢の中流域、630M付近に出ます。 この写真の滝上まで踏み跡が続いていました。

2008年6月22日撮影

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入渓開始後、最初に出てきた滝です。 右壁を直登出来ます。 結構ヌメッていました…。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 4

次に出てきた滝が、コレ! 右壁を直登出来そうにも見えましたが、 落ち口のトラバースがいやらしそう…。 ここは無理せず、左岸を高巻きました。

2008年6月22日撮影

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この打当内沢の中流域は、滝が連続して 楽し~い♪ この滝は、左岸より小さく高巻きました。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 6

深い釜をもったナメ滝。 去年は右壁をへつりで超えましたが、 今年は左壁側より超えました。

2008年6月22日撮影

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上の写真のナメ滝を登るくじ氏です。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 8

美渓ですねぇ~♪ 一段目は左壁、二段目は右壁を登りました。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 9

左岸を小さく高巻けます。 次から次へと滝ができ来て まったく飽きさせませ~ん♪

2008年6月22日撮影

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729Mの二俣です。 かなり順調なペースです。 この日は、猛暑でした… お天気、晴れてくれて嬉しかったけど ちと暑過ぎました…。 顔を洗うくじ氏

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 11

その二俣より5分ほどでまたもや 大きな滝が~! 20M以上はあると思います。 階段状なので直登も可能に見えましたが かなりシャワーを被ります。 よって、ここは右岸より高巻きました。

去年は、ここで敗退したのでした。 ここから先は、私にとって未知の世界! この滝を超えると、めっきり沢はおとなしくなり ゴーロ歩きに…。

2008年6月22日撮影

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私の高時計は850M… なのに…下に続く

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 13

このありさま… まるで源頭部のよう…水はヒョロヒョロだし~! 遡行距離は、まだ半分くらいなのに…

稜線までの標高差、まだ550Mもあるのに~! まだまだぁ~!なのにこの渓相は一体…。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 14

え~い!こうなったら、 パンでも喰ってやるぅ~!

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 15

ヌメヌメの急傾斜のゴーロ登りに 飽きたころ、1,015M付近で急に 沢が開けてきました~♪ いいぞ、いいぞ~!と喜んでいたら…

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 16

あらまぁ~長大な雪渓が~! そして、その先には、屏風のような岸壁帯!

「岩壁の右側、水が流れてますが あれって枝沢ですよね?」とくじ氏。 「うん、そうじゃないの~!」と私。 1,050M付近にて。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 17

まずは目の前にあるズタズタの雪渓を 通過しなければ…

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 18

スノーブリッジの崩壊後。 かなり巨大なブロックでした。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 19

ふぅ~!無事雪渓を通過し、ぎょえ~! なんじゃこりゃ~!枝沢だと思っていた あの水の流れは、本流だった…。 中央右寄りが大滝60M(に見えた)です。

目の前に立ちふさがる巨大な屏風状の 岸壁帯…高巻き、出来るのか…。 どうやって超えるんじゃ~! 1,100M付近にて。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 20

その大滝の落ち口をズームで撮影してみました。 迫力満点、まさに圧巻でしたよ♪

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 21

これは大滝の真下から撮影したもの。 登れそうにも見えましたが、ヌメリがひどく断念!

登るなら3ピッチかな~?ルート、どこが 登れそうかな?って、じ~っと観察する私。 でも、登る時間はないし、怖そうだし…。 え~い、高巻いちゃえ~!

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 22

でも、どうやって高巻いていいのやら… この大滝、あまりにも巨大過ぎて 一枚の写真に収まりませ~ん!

よって、下と上を撮影し、二枚を つなぎ合わせ、合成しました。 写真右下にいるのがくじ氏です。 この滝のスケールの大きさがわかる と思います。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 23

この大滝&岸壁帯は右岸より岩壁の基部を 回り込み、ブッシュに突入し(かなりの急傾斜で 腕がパンプした)、本流に降り立ちました。

ルートファインディング大成功♪ 滝の落ち口近くに降りることができました。 高巻き中に大滝の写真を撮影するくじ氏。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 24

それがコレ~! ほとんど垂直に見えます。 あそこまで高巻くのかぁ… 遠い目…。

2008年6月22日撮影

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これが大滝60Mの落ち口で~す! 目がくらみそうですぅ~! 巨大な雪渓が見えます。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 26

大滝を無事に超え、1,200M付近に これまた滝が…。ちょっといやらし~い! スノーブリッジと滝… 慎重に突破しました。

2008年6月22日撮影

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これも1,200M付近の滝で~す。

2008年6月22日撮影

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上の写真の滝を超えると、滝はなくなり あとはせっせとツメるだけ…。 写真右上に森吉山が見えま~す♪

2008年6月22日撮影

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お疲れモードのくじ氏…。 私も結構疲れましたぁ~! この日は、炎天下で体がオーバーヒート しそうな感じでした。もう直ぐ稜線!

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 30

1,300Mの最後の二俣を左に入り ヤブ漕ぎ少々で中村登山道の 1,370Mに出ました。 車デポ地よりここまで約5時間。 結局ザイルは、一回も出しませんでした。

2008年6月22日撮影

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お花のシーズン真っ盛り~♪ 登山道には高山植物がイッパ~イ♪ イワカガミ

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 32

高山植物、心が和みます♪

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 33

中村登山道の1,040Mのコルより 枝沢を下降開始!ここが下降地点です。 え~!炎天下の中、このヤブ、 突入するんですか…遠い目…。 この枝沢、超ヤブっぽくて~

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 34

さらに、ヌメリがひどく滑りやすい。 滝を慎重に下るくじ氏。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 35

懸垂下降するくじ氏。 なんと、打当内沢に出る直前で 懸垂下降するハメに… 今回の遡行で唯一ザイルを出したところです。

2008年6月22日撮影

森吉山 打当内沢左俣 36

ふぅ~!打当内沢へ出た! この日は猛暑ということもあり、頻繁に 休憩をとりました。全行程、8時間も かかっちゃいました。でも、とっても楽しかったですよ~♪

2008年6月22日撮影

遡行ルート概念図

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