黄瀬川 1

- 南八甲田 -

  1. HOME
  2. 沢の扉
  3. 北東北の沢

南八甲田 黄瀬川 1

この日は、台風が北上しつつある時で 盛岡を出発する時は、雨が…。 台風がそれることを祈りつつ一路青森へ! ところが、青森へ入ったとたん、なんと 青空が…。

青森はまだ台風の影響が 出ていなくて、ラッキーでした♪ これはそのアプローチの途上で撮影した 八甲田山の麓にある上路式では日本一の 城ヶ倉大橋です!観光の名所になってます。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 2

下山口の猿倉温泉に山形の けんぼーさんと9時に合流! 私の車をデポして、けんぼーさんの 車で入渓口の黄瀬へ移動! 直ぐにゲートがあり、ここから長~い (2時間半~3時間)林道歩きの はじまりで~す!

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 3

整備された立派な林道をせっせと 歩く私で~す!ところが…。 歩き始めてから、数分したところで、 後ろから車の一団がやってきました。

普段は閉鎖されているはずの林道に何故? この車達は松見の滝を祀る祭礼を行う為、 年に一度やってくる地元の方々でした。 最後の車を運転していたおじさんの車に 運よく乗せてもらえたのですよ!ラッキー♪

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 4

ネットの記録によると松見の滝までの アプローチは、所々道標が立っている ようですが、我々が行った時は、皆無でした。

林道上で唯一迷う場所はココ! Y字路になっていて、地形図を読めない方は 「どちらへ行くべきか?」悩むかもしれません。 ここは右へ入ります。すると橋が出てきて あとは道なりに進めば松見の滝入口 に到着いたします。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 5

これは2番目のゲートでしょうか? コバヤシという会社の私有地になって いるようです。ここより約1.5Kほどで 松見の滝入口に到着!

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 6

松見の滝入口までの林道のアプローチで 唯一道標があったところです。 ここよりヤブっぽい山道を下っていきます。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 7

台風の接近の為、安全を見て 今回は完全遡行を断念し、松見の滝 入り口付近の林道にベースを張って、 時間を許す限り、黄瀬川をピストン遡行 することに致しました。

この時点で雨が ポツポツと…。明日は間違いなく台風の 影響を受けそうでしたので…。(^^ゞ

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 8

ネットの記録によると松見の滝の上に出る ハッキリした道があるという…。その道を 探しながら山道を下ったのですが、 見つからず…。

松見の滝下へ 到着してしまいましたぁ~!いやはや「これが松見の滝かぁ~!」 絶景なり!写真撮影に励む けんぼーさんです。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 9

これはけんぼーさん撮影によるもの。 写真下中央にポツリと青いツブが見えますが、 実は私なんです。

滝の規模がわかりと 思います。この滝、90Mもあるそうですよ♪

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 10

これもけんぼーさんの作品です。 さすが名カメラマンですね! ウットリする美しさと気品と 雄大さが感じさせられます♪

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 11

滝のちょっと手前にある石碑。 「松見滝竜神」と彫ってあります。 ゲートから僕たちを乗せてきて下さった 方々は、どうやらこれの祭礼をとり行う ためにやってきたようです。

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 12

両脇の岸壁(双耳峰)から 流れ落ちる様は、雄大にして 迫力があり、かつ優美♪ 滝上に到る道を発見できず滝下に 到着してしまった我々。滝下左岸に 踏み跡らしきものを発見!

正規ルートを 探すのも面倒だ!ここから高巻けるかも? と思い急斜面に突進!やがて踏み跡も 消え、ヤブ漕ぎモードへ…。30分くらい登り、 「こりゃ、何時間かかるやら…」と思い、 ルンゼを降りて、滝下へ戻り、 正規ルートを探すことにしました。 振り出しに戻る…。

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 13

正規ルートを探すより2万5千図で読図して 降りやすそうなところから滝上に出よう! 「この枝沢からの下降が一番早くて安全!」 と読図。人の踏み跡より自分を信じることに しました。

ネットで情報収集が楽になりましたが その情報に振り回されないようにしなくっちゃ! 松見の滝の岩峰から派生する尾根の コル付近にて。標高600M地点です。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 14

上の写真の標高600M地点にて尾根を確認し、 その直ぐ右側(林道から下った場合)の 枝沢を下降することにしました。

入口は完全なブッシュです。 5分も歩かない内に踏み跡が 出てきたのですよ! 「ははぁ~これが正規ルートか!」

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 15

10分~15分ほどで簡単に松見の滝上に 到着♪これがその降り立った地点です。 小ゴルジュの先に松見の滝の落口が かすかに見えます。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 16

八甲田山系の中で一番大きな川だけあって この黄瀬川、規模もそこそこあります。 標高560Mの左岸枝沢までは このような退屈なゴーロ歩きが 続きま~す!

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 17

その560Mの枝沢を過ぎると、やがて ゴルジュの渓相になってきてナメと ナメ滝が連続し、楽しいのなんのってぇ~♪ 赤いナメ床が続き、癒されるところです。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 18

前方に小滝が見えま~す!
結構水量も豊富で、ヘツったり 滝を登ったりで飽きさせません。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 19

プチゴルジュで~す♪

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 20

水は結構冷たかったです。
出来れば、泳ぎは避けたいところです。 これは私で~す!

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 21

このような深い瀬やゴルジュは徹底的に ヘツリます。フリクションが結構効くし、 ホールドもそこそこあり適度な緊張感で 楽しませてくれます。

ルートファインディングさえ的確であれば 快適な遡行を楽しめます♪

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 22

ここも赤いナメで奇麗なところでした。 快適、快適♪

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 23

瀬をヘツっている私で~す! 暑い時なら、泳いで突破も楽しいかも? 足元をよ~くみると、結構ホールドが あります。

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 24

ここから一気に沢幅も狭くなり より一層ゴルジュらしくなってきます。

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 25

おぉぉ~!前方に二条の滝が…。
5Mくらいだろうか?

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 26

上の写真の滝を間近で撮影したものです。 ここは右壁から楽に直登出来ます。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 27

泳ぎを嫌い(だって水が冷たいんだも~ん!) 徹底的にヘツって行きました。といっても 難しいところはなく、どれもこれも適度な スリルを楽しみながら突破できました♪

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 28

水の流れが結構激し~い! 快適な遡行が続きます。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 29

次に出てきたちょっと見ごたえのある 三条の滝で~す!右側から大きな釜を ヘツって滝下へ至り、そこから水線右を 直登しました。

滝下へ至る釜のトラバースの 一歩がいやらしい。まぁ、落ちてもドボンで 済みますけど…。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 30

このゴルジュはとても深そうでした。
ここもヘツリで突破できましたよ♪

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 31

ヘツっているけんぼーさんです。 頑張れぇ~!本格的な沢登りは 初めてというけんぼーさんですが、 とってもお上手でしたよ♪

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 32

これはゴルジュを突破している けんぼーさんで~す!

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 33

そこを抜けると、ゴーロとナメが…。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 34

やがて大きな深い釜をもった 4~5M滝が行く手をさえぎります。 ここまで全て水線通しに遡行出来ましたが、 この滝は、登れそうにありません。 (泳げば別ですが…) ここは左岸より高巻きました。 踏み跡がありビックリ!

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 35

上の写真の滝を超えるとやがて 590M右岸枝沢の二俣に到着♪ 右が本流の黄瀬川です。

ここは素敵な台地があり、幕営地として とてもよい場所だと思いました。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 36

本流の偵察に出かける私です。 なんかこの先はしばらくゴーロが 続く感じだなぁ~!

今回の遡行はここまで! 590Mの二俣から同沢を下降することにしました。

2007年7月14日撮影(写真提供けんぼーさん)

南八甲田 黄瀬川 37

登りより下降の方が神経を使います。 この滝は、上の写真29を右岸側から 撮影したものです。ここは右岸より 懸垂下降で降りました。下降支点のシュリンゲ、 残置してきました。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 38

上の写真の滝を懸垂下降する けんぼーさんです。

2007年7月14日撮影

南八甲田 黄瀬川 39

ここはちょっと勇気のいる所です。 だって下は渦巻く深い釜ですから…。 大きくジャンプして対岸へ飛び移ります。

で、その日は上記写真7のテント場(林道) に戻り、一泊し、翌日は長~い林道を歩き 黄瀬入口へと戻りました。そのあと私の 車を回収し、以下の写真2日目に続きま~す!

2007年7月14日撮影

十和田湖 奥入瀬渓流 40

黄瀬川遡行翌日は、林道を1時間40分で 下山し、けんぼーさんのリクエストにお応えして 十和田湖の奥入瀬渓流へ行きました。

三連休の為か、大型観光バスが たっくさん入っていて人の多さにビックリ! さすが有名どころであります。 雨で増水していて多少濁っていましたが それでもとても奇麗な清流でしたよ♪

2007年7月15日撮影

十和田湖 奥入瀬渓流 41

これも奥入瀬渓流の雲井の滝です。 高さ25Mあるそうです。 写真撮影に励むけんぼーさんです。

2007年7月15日撮影

十和田湖 奥入瀬渓流 42

清らかな奥入瀬渓流の流れ♪

2007年7月15日撮影(写真提供けんぼーさん)

十和田湖 奥入瀬渓流 43

これが奥入瀬渓流のハイライトの 銚子大滝で~す♪ 幅約20m、高さ7mあります。 去年の2月にここに訪れた時は、 ヒョロヨロ状態だったのですが…。

2007年7月15日撮影

十和田湖 44

奥入瀬渓流の見学の後、十和田湖見学! さっきまでお天気が悪かったのに山から降りたら なん青空が♪久しぶりに日の光を浴びた ような…。お日様のありがたさを実感しました。

2007年7月15日撮影

八甲田山 蔦沼 45

その後悪天の中の八甲田山に戻り 蔦沼を見学いたしました。 ネッシーが出てきそうな神秘的な 雰囲気に包まれていました。 写真撮影に励むけんぼーさんです。

2007年7月15日撮影

八甲田山 蔦沼 46

これはその蔦沼にて…。 名カメラマンけんぼーさんの作品。

2007年7月15日撮影(写真提供けんぼーさん)

八甲田山 田代平湿原 47

その後は、車でさらに移動し田代平 湿原へ行ってみました♪(*^_^*) あまりお花が咲いておりませんでしたが、 広大な草原はとても気持ちいいです。 観光客も少なく穴場かも?

2007年7月15日撮影(写真提供けんぼーさん)

八甲田山 田代平湿原 48

これも田代平湿原で~す! 名カメラマンけんぼーさんの作品。

2007年7月15日撮影(写真提供けんぼーさん)

八甲田山 酸ケ湯温泉 49

その後、酸ケ湯温泉に移動し幕営。 左の写真は、前日お天気の良い時に 撮影したものですが、翌日の夕方3時頃、 酸ケ湯温泉一帯は台風の影響で暴風雨 状態でした。沢に突っ込まなくてよかった!

2007年7月14日撮影

八甲田山 酸ケ湯温泉 50

その暴風の中テントを張り、あとは 飲むしかありません。 とっても素晴らしいキャンプ場でしたよ♪ この酸ケ湯温泉のキャンプ場の 正式オープンは8月1日なそうです。 許可を得て幕営させていただきました。

2007年7月15日撮影

八甲田山 酸ケ湯温泉 51

酸ケ湯温泉で購入した青森の地酒 「じょっぱり」で~す!旨かったぁ~♪ 翌日お天気が回復すれば八甲田山を 登ろうと思っていたのですが、生憎の 暴風雨状態でした。

よって、朝食後 ここで解散!私は一路盛岡へ、けんぼーさん は山形へと…。なにはともあれお疲れ様でした♪

2007年7月15日撮影
  1. HOME
  2. 沢の扉
  3. 北東北の沢