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和賀川 小鷲倉沢 1今回は酔いどれ隊の若きホープ、くじ氏と 共に和賀山塊は小鷲倉沢を遡行して参りました。薬師岳の登山口に車をデポ。なんと立派な 山小屋が出来ていましたぁ~♪ 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 2「公衆トイレ」と看板がありましたが、 泊まれそうです。これがその小屋の中です。 テーブルあり、2階もありましたよ~♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 3駐車場よりまずは林道歩き少々。 今回は変則的なアプローチを取ってみました。通常は、赤沢林道より和賀川本流の下流部から 遡行するか、高下登山口より和賀岳登山道を 登り、徒渉点より和賀川本流を下降するか? なのですが、今回は「より短時間で安全に行ける 方法はないものか?」と新しいアプローチ方法を 考えてみました。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 4今回我々が取ったアプローチルートは… 薬師岳登山口よりすずみ長根を登り中ノ沢岳と 薬師岳への分岐(甲山分岐、標高1,000M)まで 登り、そこから北へ50M下った950Mのコルより (電子国土ポータルの大仙市の「仙」の文字 のところ)枝沢を下降。850M付近より沢の 傾斜が増す為、左の枝尾根に移り下った。 で、和賀川本流に降り立ちました。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 5駐車場から和賀川本流に降り立つまで2時間半 (休憩含む)でした。これといった難所もなく、 ヤブも少なく快適なルートでした。和賀川本流に降り立ち、15分で大鷲倉沢出合。 このアプローチ、なんたって下山が楽チンです♪ 遡行終了後、小杉山より薬師岳登山口の 駐車場までたったの2時間ですもの~! 左の写真は、甲山分岐にて。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 6ここが950Mのコルのところ、このヤブに 突入!2~3分ほどで沢へ至り、まるで 登山道のように歩きやすい枝沢でしたよ♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 7和賀川本流に降り立ち、釣りっコを 楽しむくじ氏。イワナちゃん、いっぱ~い♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 8ここが大鷲倉沢の出合で~す!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 9水が綺麗♪ しかし、とっても冷た~い! とても泳げるような水温ではありません。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 10いよいよ目的の小鷲倉沢へ~!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 11小鷲倉沢の出合には小滝がかかっています。 ここより先、たっくさん滝が出てきました~! 滝のオンパレードですよ~!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 12水の流れがとても綺麗♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 13時には綺麗なナメ滝が~! 心癒されるところですね。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 14これが最初の難関でしょうか? 直登するなら右壁でしょうけど、 中間部が被っている上に逆層でしたので、 ここは無理せず左岸より小さく高巻きました。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 15溝のような小滝。 やがて巨岩帯が続きます。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 16プチ連瀑帯! ここは左の水線を直登。 岩がヌメッてるぅぅぅ~!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 17溝のようなゴルジュ! 左岸より巻き気味に登ると…2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 18奥にも滝が…2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 19さらに奥にも~!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 20心休まるナメ床♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 2115Mくらいの滝だぞ~!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 22左岸より直登を試みるくじ氏。 ヌメヌメ・テロテロ岩の為、取り付けず 右岸より小さく高巻く。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 23深い釜をもった小滝。 等に問題なし。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 24おぉぉ~美瀑だぁ~♪ 8Mくらいでしょうか?右岸より登る。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 25やがて両岸が立上がった中に20M クラスの二段の滝がかかるゴルジュだ~! この谷最大の見せ場だと思います。右岸の急峻なルンゼより取り付き、 数十M登り、そこより急斜面の草付を トラバース。なるべく小さく高巻くように 心がけましたが、結構なアルバイトでした。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 26上の写真のゴルジュ入り口にて撮影。 この奥にも20Mほどの滝が見えました。 一緒に高巻いちゃいました。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 27高巻きの途中、下を覗いた写真です。 ゴルジュ入り口からだと20M滝が2つしか 見えませんでしたが、さらにその奥にも 滝と深い淵が連続していました。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 28ゴルジュの高巻きが終わり、降り立った 所で私の高時計は830Mでした。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 298Mほどの滝だったでしょうか…。 ここは左岸を直登。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 30水温低く、なるべく水に浸かりたくないよ~! おぉぉ~冷たい、冷たい…。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 31またゴルジュだよ~! 深い釜をもった8Mほどの滝。 突破を試みたものの、滝に取り付けず (足場がない)、右岸より高巻き懸垂下降。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 32上のゴルジュを高巻き懸垂下降するくじ氏。 今回唯一ザイルを使用したところ。とは言うものの、この沢、全体的に悪い感じ。 滝はヌメってるし、高巻きも草付の急斜面だし… クライミング能力抜群のくじ氏とだからこそ ザイルなしで突破できたと思う。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 33そのゴルジュ(写真31)の落ち口にて 下を覗くと…結構深い。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 34その後も深い釜を持った小滝が連続するが 登れる滝が多い。ここは右岸より直登。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 35その先にゴルジュが~! つ、つ、ついに泳ぐハメに…。 高巻きはシンドそうだったので、 覚悟を決めて泳ぎましたよ…。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 36せっせと泳ぐくじ氏で~す!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 37このような深い釜を持った滝が連続します。 ここは左岸より直登。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 38うわぁぁ~!またゴルジュだよ~! 奥にも滝がかかっており2段になっている模様。 もう泳ぎは勘弁…どっちみにこの滝、 登れそうにありませんし…。 ここは右岸の草付を小さく高巻き1段目の 落ち口へ…。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 39これはその2段目の滝です。 出だしが被っている上にヌメっている感じ でしたので、左岸より高巻くも大高巻き するハメに…。左岸の岸壁帯が結構上まで 続いており、その岩壁帯をトラバース出来 そうなところまで追い上げられてしまいました。30Mザイル1本で果たしで降りられるだろうか? ルートファインディンはバッチリ!懸垂下降する ことなく沢床へ降りられました。ホッ♪ 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 40癒されますねぇ~♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 41またまたゴルジュだよぉ~! 楽しくも、ゴルジュはもう勘弁…って感じでした。 奥にかかる滝、登れるかなぁ~?2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 42その上の写真のゴルジュ、手前にかかる小滝 を左岸より登るくじ氏。ここは楽勝!2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 43で、次にそのゴルジュの奥にかかる滝。 よく見ると、左岸より直登出来そうだぞ! ここも楽勝で突破!ヤレヤレでです。この沢、結局出合から二万五千図の青色の 水線(940M付近)まで滝とゴルジュが 断続的に続いていたことになります。) 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 44沢が大きく右に曲る940M付近で滝も終わり、 打って変わって穏やかなゴーロ帯に! まさに「動と静」のギャップにビックリ♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 45980Mの二俣にて。 当初、ここに幕営しようと思っていたのですが、 これじゃ、幕営出来ない…。右俣へ天場探しに行って戻ってくるくじ氏。 「ダメです。テント張れそうな場所、ありません」 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 46時間も早いし上部に行ってみよう! 980Mの二俣を左俣へ入る。 まるで舗装道路のような綺麗なナメ床♪2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 47ところどころ、小滝も出来てましたが、 直登出来る。天場を探しながら遡行するも 「う~ん、ヤブっぽくなってきた…」2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 48結局、1,050Mの左岸側のヤブを 切り開き天場としました。 せっせと整地するくじ氏。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 49リバーサイドホテル?の出来上がり~♪ 駐車場を出発したのが朝7時で、 天場(1,050M)に到着したのは14時半。本日の行動時間は7時間半(休憩含む)。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 50結構な上部に設営したため、焚き火するための 木探しには苦労しました。根性で集めました!今の時期、朝晩はとても寒く、焚き火なしでは とてもとても…。しかし、芯まですっかり 濡れている木は燃えが悪くって…。 なかなか盛大に燃えてくれませんでした。 2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 51びっしょり濡れた装備を乾かします。 晩飯は、牛タンハンバーグカレー。 朝飯はスパゲッティー♪大好評でした。2008年9月14日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 52朝が来た~!今日もいい天気♪ 本日の行動は難所はないし、超楽勝♪ あとはせっせとツメて下山するだけです。2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 53気持ちの良いナメ床♪ シッカリ読図しながらツメて行きます。 「どうせなら小杉山の山頂目指して ツメましょう!」とくじ氏。2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 54ところが…その通りツメると、 だんだんヤブがひどくなってきたぁ~! もう直ぐ山頂なのに~!背丈ほどの笹藪。 「こりゃたまら~ん!」てなことで…2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 55よって、上部でヤブの中トラバースし、 1,130Mから出ている枝沢に移り、小杉山 山頂直下南の1,180Mのコルを目指してツメる。 ここはヤブ漕ぎ、ほとんどありませんでした。遠目で見る限り、1,090Mの枝沢をツメて 1,180Mのコルに出るのがいいかな?って 思いました。ヤブの中、薬師岳を望む。 2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 56ふぅ~!登山道(1,180Mのコル)に出た♪ 薬師岳までは直ぐです。2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 57小杉山から薬師岳の稜線歩きの気持ちい~い♪ 鳥海山もうっすら遠望できました♪2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 58ここが薬師岳の山頂で~す♪2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 59山頂より和賀岳主峰を望む。 すっかり秋の空ですねぇ~♪2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 60薬師岳の山頂にてしばし展望を楽しむ。 あとは下山するだけです。2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 61お天気も良く、眺望が素晴らしいです♪ 2008年9月15日撮影 |
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和賀川 小鷲倉沢 62帰りは田沢湖芸術村の「ゆぽぽ」にて入浴♪2008年9月15日撮影 |
< 9月14日(土)> 行動時間 7時間30分(休憩含む) 薬師岳登山口~甲山分岐~950Mコル枝沢下降点(1時間45分)~枝沢下降~和賀川本流の570M付近(45分)。和賀川本流~大鷲倉沢出合(15分)~大鷲倉沢出合~小鷲倉沢遡行~1,050M幕営地(4時間45分) <9月15日(日)> 行動時間 2時間45分(休憩含む) 1,050M幕営地~小杉山山頂直下(45分)~小杉山~薬師岳~駐車場(2時間) |