袖川沢 キトノ沢右俣 1この度はくじ氏と和賀山塊は、斎内川 袖川沢 キトノ沢右俣へ山中1泊2日で行ってきました。 この日の秋田は最高気温37度を記録し、 炎天下の中の遡行となりました。12日、白岩岳登山口(二股口)朝8時30分集合! 私の車をデポし、くじ氏の車で入渓地点の 真木渓谷は袖川立岩へ移動。 9時30分遡行開始! 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 2これが真木渓谷の観光の名所?袖川立岩です。 側壁が凄いですよ♪ここには駐車場と トイレがあります。いざ出発♪2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 3袖川立岩の左岸に立派な道が付いていて そこを行くと堰堤の上に出られます。 この沢、どうやらイワナがいないようです。 遡行中、一回も魚影を見ませんでした。 水質的なものなのかなぁ~?2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 4不思議なことにアブも非常に少なかったです。 防虫ネットまで持参したのに、ラッキー♪この沢、透明度の高い清流です♪ 猛暑の中、遡行するくじさん。 あじぃぃ~よ~! 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 5いやはや、水量の多さにはビックリ! この先の遡行が思いやられます。 昨日、雨でも降ったのだろうか? 明らかに平水以上でしたもの。2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 6歩くこと約1時間で大杉沢出合に到着! 去年はえるさんと共にこの大杉沢を 遡行したんです。去年来た時より 遙かに水量が多かったです。去年、同時期にこのキトノ沢を遡行している くじ氏も水量の多さにはビックリ状態でした! 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 7標高350Mの枝沢を右に見送ると やがてプチゴルジュが…。 ここは左岸を容易に高巻けます。2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 8上の写真のプチゴルジュを滝上から見たもの。 怖いくらいの水圧ですね!2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 9もう直ぐキトノ沢へ入るかな?(標高400M手前) ってところで直瀑が…。これは登れそうになく 左岸より大高巻きとなりました。40Mほど戻って左岸の枝沢から取り付き ある程度登ったあと、斜面をトラバースし、 そして懸垂下降。炎天下の中、重労働でした。 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 10上の写真の滝から懸垂下降で 沢床へ下りるくじさんです。 この沢の最初の難所かも? 30Mザイルでは、ちょっと長さが足りませ~ん!足りない分はフリーで降りられました。ほっ! ルートファインディグ力を試されます。 滝上にドンピシャリ降りられました。 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 11上の写真の滝を高巻いた後、直ぐキトノ沢です。 標高400Mでキトノ沢へと名前を変えます。右から流れるのはは竹ノ内沢です。 この写真の大岩が目印です。 ここで一本(休憩)! 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 12キトノ沢へ入りちょっと歩くと両岸が狭まった 陰気な廊下状が現れます。奥に7mの 滝が落ちていて(右写真)、ここは右岸をヘツって トラバースし滝上に出ました。一歩がいやらしい。 あまりの暑さに入水するくじさん。 でも、水は結構冷た~い! 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 13上の写真のプチゴルジュをヘツっている くじさんです。おぉぉ~怖えぇぇぇぇ~! との声が…。ここはお助け紐を出しました。2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 14そこを越えると直ぐにちょっと大きな滝が…。 ここは直登は無理で、右岸ルンゼより 高巻きました(容易)。 水しぶきが凄くって、奇麗な滝でしたよ♪2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 15標高560Mにある25M大滝です。ここは左壁が階段状で直登出来そうでしたが 増水状態で上部落ち口が水量が多く(悪そうで) 断念しました。安全第一ですもの! 平水状態なら直登出来そうでした。 ここは右岸より容易に高巻けます。 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 16大滝を超えたのが確か13時頃だったような…。 まだ時間も早いし、もうちょっと上に行って みますか?しかし、適当な天場がなく、結局 ここへ戻ってきました。この沢の最後の 幕営適地です。560Mにある大滝を 越えた右岸で、多少整地の必要があります。 ここなら増水しても安心できる台地です。 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 17猛暑の中、ビールは最高♪ いつもは日本酒なのですが、ビールを 持ってきていがったぁぁぁぁ~♪ う、う、旨い♪2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 18夕方になると急に冷え込んで参りました。 夜は、結構寒かったです。そんな時、 焚き火はありがたいですぅ~♪ 翌朝は暑くなる前に高度を稼ぎたい! との思いから5時50分に出発! これは大正解でしたよ♪ 2007年8月12日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 19そして、翌日…。 大滝を超えるとやがて広大なナメ滝が出現♪ この沢で唯一ナメがあったところです。 心、癒されますねぇ~♪2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 20その後、小滝も出てきて楽しませてくれます♪ 小滝をボルダームーブで登るくじさん。2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 21その後、このような直瀑の滝が出てきた のですが、なぜか?記憶にないのですよ…。 暑さで記憶が飛んじゃったかも?2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 22この滝はよ~く覚えています。結構大きな滝でしたもの。20Mくらい あっただろううか…。ここも直瀑で 登れそうになく、右から高巻こうか 左から高巻こうか?迷ったところです。でも、右(左岸)から高巻いた方が楽な 感じでしたので、猛暑の中、ヤブに突入! 急斜面のトラバースで5~6Mほどザイルを出し その後、滝の落ち口へ懸垂下降。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 23上の写真の滝を懸垂下降しているくじさん。 30Mザイルで届くかな?なんとか届きましたぁ~!ほっ♪ 滝の落ち口へドンピシャリ降りられましたよ! 高巻きのルートファンディング力を要します。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 24やがて幅広の二段の滝が…。下段は楽に登れます。問題は… 上段の滝です。かなり水量が多いです。朝一でシャワーは避けたい…。 でも、高巻きはもっといやん! てなわけで…。下に続く。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 25上の写真の上段の滝です。 ここより怒涛のシャワークライミングで~す! 水が冷たいのなんのってぇ~! 下に続く…2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 26上の写真の滝を怒涛のシャワークライムする くじさんです。おぉぉ~!冷ぇぇぇぇ~!と 喜びの?悲鳴が…。2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 27標高800Mの二俣で本流は大きく 右へ曲がります(90度)。左の写真は 左の枝沢です。こちらの方が明るくて 本流らしく見えますので、間違いないように! 本流の右の沢は、暗くて小さいです。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 28その800Mの二俣を右へ入ると直ぐに このような両岸側壁の細い滝が…。下段は容易に右から登れますが 上段は直瀑でかつ、右側がハングして いて、とても登れそうにありません。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 29これが上の写真の上段の滝です。 8~10Mといったところか…。 ここは一見すると右岸の高巻きが容易に 見えるのですが、滝上は側壁で 降りられないようです(ネットの記録を参考) 。よって、ここは左岸を高巻きました。 なるべく小さく高巻いて滝上に降りるつもりが 30Mザイルじゃ降りられそうにありませんでした。 再度登り直し、側壁の切れる斜面から ブッシュをつかみながら下降しました。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 30ここは890Mの二俣で~す! この写真の滝は右俣にかかる滝です。 左俣にかかる滝もこのような細い滝でした。 どちらも15Mほどあります。ここは、 この二つの滝の間の壁を(左俣の滝寄り) 直登し、右俣の滝上に出ました。 階段状で楽ですが、高度感があります。 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 31この滝を超えると、一気に水量が減り やがて枯れます。えっ?もう枯れちゃうの? って感じでした。枯滝がイッパイ出てきますが、 全て直登出来ました。しかし、炎天下の中の 登りは辛~い! 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 32最後1,150Mの二俣を左に入ると 白岩岳の山頂に出ます♪ ヤブ漕ぎは5分程度で済みました。 ほっ♪2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 33白岩岳の山頂から車のデポ地、二股(入角) 登山口まで約1時間の下り。下山が楽です♪これは下山中、行太展望台から見た 秋田駒ケ岳(左)と岩手山(右)で~す♪ 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 34この白岩岳の登山道、上部が刈り払い されておらず、半藪状態でした。しかし、ブナ林に入ると道もスッキリして ブナが素晴らしいのなんのってぇ~♪ これほどのブナ林、珍しいかも? 2007年8月13日撮影 |
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袖川沢 キトノ沢右俣 35立派なブナの木がイッパ~イ♪ 何はともあれ、猛暑の中、楽しい遡行が 出来ました。くじさん、お疲れ様でした!私は帰路、雫石のあねっこの温泉にて ひと風呂浴びて帰宅♪ 炎天下の遡行は結構疲れました。 めでたし、めでたし♪ 2007年8月13日撮影 |