桧山川(ひやまがわ)3

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五葉山 桧山川 1

クライミング仲間総勢9名で五葉山の桧山川(ひやまがわ)を遡行して参りました。滝観洞ICに7時30分待ち合わせ!599mちょい手前のゲートにて沢支度をする面々。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 2

以前からクライミング仲間より「沢へ連れてって~!」と頼まれていて去年一度企画したのですが、雨のため中止に…。やっと約束を果たせて嬉しい限りです。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 3

ゲート(車デポ地)から10分ほどで入渓!いきなり広大なナメにテンションが上がります。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 4

この日、岩手内陸と秋田のお天気が悪く、唯一晴れマークがついていたのが岩手県沿岸地域のみ。まさに「神の采配か!」と思うほどの奇跡でした。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 5

私にとって桧山川は、三年連続三度目の遡行!今回の遡行メンバーは、ベテランから沢登り初体験の方まで50代~70代の岩手と秋田の混成チーム!女性3名、男性6名。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 6

この桧山川、2年前の9月に初めて遡行した時は、遡行記録がほとんどない無名の沢だったのですが「沢の扉」に紹介すると共に遡行者が徐々に増えてきたようです。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 7

開放的で明るい渓相が続きます。今年は、北上山岳会さんはじめ地元岩手の山岳会の方々、岩手県山岳協会の沢登り講習会でも遡行されました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 8

さらに東京のわらじの仲間さんや関東のブナの沢旅さんも遠路、遡行に来られていて近年徐々に有名になりつつあるようです。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 9

この沢を世に紹介した者として嬉しい限りです。ほんと明るくて綺麗な沢ですので、たくさんの方に遡行してもらえたら…と願っています。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 10

ちょっとしたゴルジュもあり変化に富み楽しませてくれます。助け合い(愛)ですね♪

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 11

この日は、寒気が入り込んで風がとても冷たく寒~い!出来るだけ水に入りたくな~い!って感じでした。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 12

深い釜を持った小滝。水は冷たく、ドボンしたくないです。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 13

この日が沢登りデビューのNさんです。秋特有のヌメリがひどく(さらに落ち葉も)、滑るのなんのってぇ~!足の置き場所を見極めないと、すってんころりん!になってしまいます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 14

釜と小滝、そしてナメが続き、まったく飽きさせない秀渓です。大勢でワイワイガヤガヤ、楽しい遡行が続きます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 15

それにしても、この桧山川は何度遡行しても美しく楽しい沢です♪皆さん口々に「美しいねぇ~!綺麗だねぇ~!楽しいねぇ~♪」を連発していました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 16

標高580m付近にある大滝にて。水線の右の際を登りますが、安全を期し念のためにロープを出しました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 17

立ち木にロープを固定して…。あとは登高器で皆さんに登ってもらいました。沢慣れた方であればロープは不要です。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 18

本日が沢デビューのNさんです。初めてとは思えないほど安定していました。これも毎週のクライミング練習の賜物かな?

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 19

山スキーの大家、第一人者のMさんも頑張ります。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 20

大滝を超えると直ぐにまた8mほどの滝が…。いつもは釜の右手(左岸)をへつって直登していますが、ドボンするとまずいので、安全を期して左岸より巻き気味に登りました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 21

それがコレです。中断から上は直登しました。容易ですが、ヌメるのでスリップに注意!

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 22

秋の桧山川も綺麗ですが、新緑の時期も綺麗だろうなぁ~!高巻きはどれも容易ですが、なるべく水線通しで遡行するように心掛けました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 23

まさに「癒し系」の沢!心まで洗われるような気がします。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 24

この深い釜を持ったナメ滝が、意外と厄介でして…。落ち葉とヌメリで滑りやすくって。落ちたくないところです。右岸よりヘツって越えました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 25

それがこの写真です。ナメ滝を目指し慎重にへつります。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 26

へつった後はナメ滝を登ります。

2020年10月24日撮影

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頑張る御年80歳のKさん!念のために補助ロープで確保してもらいました。

2020年10月24日撮影

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ゴルジュっぽい渓相になってくると、3mハング滝が近いです。

2020年10月24日撮影

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これがその3mハング滝です。水量が少ない時であれば、左岸の水線際から直登できそうにも見えましたが、思いっ切りシャワーを被ることになります。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 30

この3mハング滝を見学した後は、少し戻って左岸より高巻きます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 31

このガレの急斜面から高巻きます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 32

近年遡行者が増えたせいか、高巻きには明瞭な踏み跡がありビックリ!(2年前は皆無だった)。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 33

ここより懸垂下降(空中)して沢床へ降り立ちます。青色のスリングロープ、私が2年前に目印用として残置したものです。新たに黒のスリングテープが」増えてました。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 34

7~8mほどの空中懸垂下降になります。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 35

空中懸垂下降で降り立った場所が、淵のちょうど出口になります。この先もゴルジュ帯が続きますが、容易に突破可能です。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 36

紅葉も美しく「秋の桧山川」も素敵です♪

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 37

思い思いに各自が歩きやすいところを登ります。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 38

ここも深い釜を持ったナメ滝です。右岸より容易に越えられます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 39

美しいナメが続きます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 40

標高650mにある美しいナメ滝です。10mほどあったでしょうか。右岸より容易に登れます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 41

その10mナメ滝の上部です。階段状で楽に登れます。下から2番目の拡大写真も同じ場所から撮影しています(Sさんから頂戴した写真)。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 42

その10mナメ滝を登っているメンバー。水量が多い時は、滝頭の徒渉には気を付けましょう!

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 43

もう直ぐゴルジュ帯を抜けます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 44

標高680m付近にて。ゴルジュ帯を抜けると渓相が変わり、開けた渓相でコケが増えてきます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 45

標高700m付近のナメ滝がとても光り輝き綺麗でした。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 46

そのナメ滝で撮影したものです。一番下にある拡大写真もそうです。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 47

いつもは830mまで遡行していたのですが、今回は時間節約のため標高720mの左岸枝沢よりエスケープし林道へ出ました(あすなろ山荘付近)。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 48

ツメもヤブ漕ぎ一切なしで楽に林道に出られます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 49

は~い!林道に出ました!あすなろ山荘は、直ぐ側です。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 50

あすなろ山荘にて大休止!

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 51

ここでしばし休憩!山談議に花が咲きます。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 52

その後、紅葉が綺麗な林道を歩き車デポ地へ。下山がとても楽なのも、この沢の良いところです。

2020年10月24日撮影

五葉山 桧山川 52

これで今年の沢登りはおしまいです。今年はコロナや週末の悪天に翻弄され(特に7~8月)遡行本数は少なく、たったの13本。来年はもっとたくさん入りたいです。

2020年10月24日撮影

GPSの軌跡

<2020年10月24日(土)>
行動時間 5時間45分(休憩時間含む)
登り:4時間25分 / 下り:1時間20分

599mゲート車デポ地(8時25分)~入渓(8時35分)~8m大滝(9時25分)~左俣沢遡行~3mハング滝(10時40分)~720m左枝沢出合(12時30分)~林道(12時50分)~あすなろ山荘(12時55分 大休止)~599mゲート車デポ地(14時10分)
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