小鎚川支流・種戸川

- 釜石市(大槌町) -

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小鎚川支流・種戸川 1

「数日間は激しい運動は控えてくださいね!」抜歯手術後、先生にそう念押しされていたにもかかわらず…。痛みはまだ残っているし、本来なら安静にしているべきタイミング。それでも「軽めの沢ならリハビリになるのでは?」という都合のいい解釈で、静かに計画を立て始めたのです。車デポ地にて。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 2

4月の岩手で入渓できる沢は限られています。自然と目は三陸沿岸へ。そんな中、東北遡行同人ゴルオヂのお二人(モーリーさんとポムチムさん)の遡行記録で目に留まったのが、小鎚川支流・種戸川でした。その車デポ地には「旧道入口」の案内板がありました。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 3

「五葉山の桧山川や水海川に匹敵する美渓!」との評価に、正直、心が動かないわけがありません。あの桧山川に並ぶと言われたら、桧山川を世に知らしめた私としては見逃せない!そう思い、気づけば現地に立っていました。車デポ地より旧道を利用して最初の堰堤を高巻きます。

2026年4月19日撮影

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最初の堰堤です。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 5

今シーズン初のの沢登り(沢初め)です。一発目は、やはり履き慣れた渓流足袋ですね。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 6

古道を利用し最初の堰堤を高巻き、古道が沢から離れる地点(堰堤より少し行ったところ)より降りやすそうな場所から沢へと降り立ちました。堰堤を超えて少し歩けば、そこは天国!ナメと小滝のオンパレードの始まり始まり~!

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 7

沿岸の沢ということもあり、開放的で明るい渓相です。五葉山の桧山川とそっくりな渓相でした。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 8

多段のナメ滝。これも美しかったなぁ~!意外と水量豊富でビックリです。沢ではなく「川」ですものね。今の時期、ヌメリの箇所が多々ありますので、足元はラバーよりフェルトの方が歩きやすいと思います。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 9

水はそれほど冷たくなかったです。手術後ということもあり、この数日間、痛みもあり寝てばかりいました。久し振りに体を動かしたせいか?体がシンドイ(疲れやすい)です。写真撮影しながらのんびり遡行することにします。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 10

「これは…素晴らしい!」。ナメ床が陽光を反射し、小滝がリズムよく続く。水量も豊富で、どこを切り取っても絵になる渓相。新緑や紅葉の時期に遡行すれば、さらに美しさが増すでしょう。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 11

しかも難しい箇所はほとんどなく、終始リラックスして歩ける心地よさ。まさに“癒しの沢”。気づけば時間を忘れて夢中になっていました。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 12

これは、結構大きく迫力のある滝でした。シャワーを嫌って左岸より高巻くことにしました(容易)。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 13

その滝を高巻き中に撮影しました。滝の規模が分かります。と言っても7~8mくらいでしょうか?

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 14

深い釜を持った小滝。エメラルドグリーンが美しかった。盛夏であれば泳いで突破するの楽しいかも?

2026年4月19日撮影

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いや~癒されるぅ~♪遡行していて、ほんと超楽し~い!リハビリ(自然治癒力?)にはもってこいの渓です。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 16

この沢の魅力はとにかくバランスがいいこと。入渓までわずか徒歩5分、遡行中は美しいナメと小滝が連続し、詰めも藪漕ぎなし。下山も40分という手軽さ。これほどストレスフリーで満足度の高い沢は中々ありません。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 17

初心者の方や、癒し系の沢に魅力を感じる方には、理想的なフィールドです。「デート沢」という言葉がぴったりハマる、明るく優しい空間でした。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 18

標高450mにあるこの沢のハイライトの美瀑!直登します。1段目は右から、2段目は水線右のクラックから。いずれも容易。

2026年4月19日撮影

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さらに接近!

2026年4月19日撮影

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1段目上より2段目を望みます。ジェット水流です。

2026年4月19日撮影

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水流右脇のクラックより登りました(容易)。この沢、全体的にヌメリがありましたので(時期的なものもあるが)、ラバーよりフェルトの方が安心できると思います。

2026年4月19日撮影

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その後も延々と美しいナメのオンパレードが続きます。まさに「デート沢」にふさわしい美渓です。

2026年4月19日撮影

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歩けど歩けど、ナメ、ナメ、そしてナメ…。新緑の時期に遡行したら、もっと綺麗だろうなぁ~♪

2026年4月19日撮影

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この沢を「岩手三大ナメ沢」に入れいた!と思いました。

2026年4月19日撮影

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美しい二条の滝です。

2026年4月19日撮影

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その上段をズームアップ!

2026年4月19日撮影

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ゴーロさえも美し~い!まるで日本庭園みたいです。

2026年4月19日撮影

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新緑が芽吹いていました。春の訪れを感じます。

2026年4月19日撮影

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まだまだ続きます。

2026年4月19日撮影

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この沢の魅力は、何といっても渓相の美しさ!これから沢登りを始めたい方にお勧めです。このような沢を経験することで、沢登りが大好きになってくれるかもしれませんね。

2026年4月19日撮影

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ナメと小滝はおしまい!平凡な流れになりました。

2026年4月19日撮影

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堰堤が見えました。左岸より高巻くと鹿の進入防止柵と踏み跡がありました。それを利用して車道に出ることにしました。

2026年4月19日撮影

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堰堤上より車道が見えます。その方向に進みます。ガッツリ登攀を楽しみたい方には物足りなさを感じるかもしれません。ただ、シーズン初めの足慣らしや、沢登りの楽しさや魅力を誰かに伝えたいときにはこれ以上ない一本です。実際、全行程は約2時間半と短めですが、その分“濃密な癒し”がぎゅっと詰まっています。

2026年4月19日撮影

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ヤブ漕ぎなしで快適に車道に出ました~!車2台で来れば下山はゼロです。車デポ地まで坂道(下り坂)が続きますので、自転車をデポしておけば、ペダルを漕ななくても下山出来そうです。

2026年4月19日撮影

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のどかな放牧地を愛でながら下山。

2026年4月19日撮影

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立派な車道です。ひたすら車道を下っていきます。意外と交通量があってビックリしました。

2026年4月19日撮影

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地形図の431m地点よりショートカットしました。ゴルオヂさんの記録によれば尾根を下っていますがダニがいるそうです。よって、沢形より下りました。こちらは杉林のスッキリした斜面でダニがおらず快適に下山出来ました。

2026年4月19日撮影

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その沢形を下れば、堰堤のちょい上に出られます。あとは古道を辿って車デポ地へ。この沢を開拓してくださった東北遡行同人ゴルオヂのお二人(モーリーさんとポムチムさん)に、心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました!

2026年4月19日撮影

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無事下山!この種戸川は、間違いなく岩手を代表する「デート沢」になることでしょう。気軽に行けて、しっかり満たされる——そんな贅沢な体験を、ぜひ味わってみてください。

2026年4月19日撮影

GPSの軌跡

<2026年4月19日(日)>
行動時間 2時間25分(休憩時間含む)
登り:1時間45分 / 下り:40分

車デポ地(7時45分)~C450ハイライト美瀑(8時30分)~車道(9時30分)~車デポ地(10時10分)
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