大沢川本流

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毒ヶ森山塊 大沢川本流 1

大沢川の起点、渡り温泉にて。 都南図書館で山岳雑誌『岳人』の今月号を 見ていました。

花巻は毒ヶ森山塊の駒頭山に 突き上げる大沢川と穴ノ沢が紹介されていて、超マイナーな沢だけにビックリしました。 執筆者は、なんとあの高桑信一さんです。

2013年7月7日撮影

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その渡り温泉より3Kほど林道を進み 穴ノ沢出合(244m)に車をデポします。 駒頭山の沢は何本か遡行していますが 大沢川はまさに盲点でした。

高桑さんによると童人トマの風の手嶋さんに 教えてもらった沢だとか…。地元の我々 ですら未遡行の沢だけにビックリです。

2013年7月7日撮影

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アプローチの途上で、こんなものがありました。 「名所」となっていますが、訪れる人は まずいないかな?と思います…。

2013年7月7日撮影

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ここ数日間の大雨で、沢は大増水してました! 沢そのものの規模が小さいので、増水しても 何とかなるかな?と思い、やって来たのですが、 この有様(大増水)です…大丈夫なのか、自分!

2013年7月7日撮影

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ルートは、渡り温泉~大沢川本流遡行~穴ノ沢 下降で山行計画を練りました。

(時間的に厳しい 場合は、穴ノ沢の下降を断念し登山道を下山)。 穴の沢下降するつもりで、その二俣(244m)に 車をデポします。

2013年7月7日撮影

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大沢川本流と穴の沢の二俣の林道を 穴の沢側へちょっと下ると、 広場になっていて、ここに車をデポ。

2013年7月7日撮影

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計画ではこの二俣(244m)地点より入渓予定 でしたが、この大増水で無理そうです。 よって、大沢川沿いに付けられた林道を 行ける所まで歩いてみることにしました。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 8

林道から眺める大沢川本流です。 完全に濁流、怖い位の水量です。

2013年7月7日撮影

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320mの二俣です。2万5千図では林道は 右に伸びていることになっていますが、 廃道状態でした。 逆に左は立派な林道でした (地図に記載されていない)。

2013年7月7日撮影

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320m二俣から先の林道はかすかな 踏み跡を辿りながら歩を進めますが、 時々ヤブ漕ぎになることも…。

2013年7月7日撮影

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ヤブもうるさくなってきたので、 標高400m付近より沢へ入りました。 これ(右)は、480m枝沢に掛かる滝。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 12

沢は大増水しており難儀します。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 13

このような小滝(5m)ですら、ジェット水流! 足がすくわれるほどの水勢でした。

2013年7月7日撮影

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滝の水が、まるで踊っているかのようです♪ 元気一杯、飛び跳ねています! 水量が多くて思いの他、時間が掛かりますが、 慎重に遡行しました。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 15

滝は噴水状態ですよ~! ひぇ~! 何気ない数メートルの小滝ですら、 怖いくらいのジェット水流で水線ギリギリの 際をシャワー浴びながら登る始末…。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 16

平水時ならチンケナ沢かもしれませんが、 大増水のお陰で迫力満点です! 良いトレーニングになります。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 17

登れど登れど、さっぱり水量減らず ほとほと参りました…。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 18

シャワーを被りながらガシガシ登っていきます。 おそらくこの沢の遡行グレードは、 平水時なら1~2級程度なのでしょうが、 今日は増水の影響で難しくショッパイです。

2013年7月7日撮影

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標高580mの三俣付近にて。 ここを過ぎ、やっとガクンと水量が減り ホッと一安心♪この位の増水は過去何度も経験 していますので、心は至って平常心♪

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 20

上部は小滝が連続し、楽しませてくれます♪ この沢、平水時に初心者を連れて 行くには良い沢かもしれませんね。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 21

源流部、もう直ぐ登山道に出ます。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 22

最後のツメは、ヤブ漕ぎなしで登山道に出ました! 車デポ地の標高244m地点より歩き始めること 約3時間。

そうそう、当初は、穴ノ沢を下降する 予定でしたが、この増水具合では無理と判断し、 安全を期し登山道を下山することにしました。

2013年7月7日撮影

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「下山ルートをどうするか?」歩きながら 考えていました。標高790mの登山道分岐より 右方向へ下り穴ノ沢沿いの林道へと下るのが 一番の近道なのですが、その分岐がわかり ませんでした。

GPSで確認しながら歩いていたのですが、 見つけられず…。おそらく完全に廃道状態に なったのかも知れません。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 24

よって、かなり遠回りになりますが鉛温泉スキー場 に下山しました。このルート、駒頭山から何と 7Kもあるロングルートで、近年歩行者も少ない せいか、半ヤブ状態のところが多々ありました。

何よりも熊の糞が至る所に散乱していて 笛をピーピー吹きながら歩きました。

2013年7月7日撮影

毒ヶ森山塊 大沢川本流 25

下山口の鉛温泉スキー場を下る。 鉛温泉スキー場に下山したものの、車の回収で 延々と県道&林道を歩かなければなりません。

バス時刻を見たら、次のバスまで1時間半以上の時間があります。 「歩いた方が早いかも!と思い、歩くことに。 この車道歩きが結構辛かった…。

2013年7月7日撮影

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本日の行動時間は合計7時間20分、 歩行距離は約23K! 良いトレーニングになりました。 今回は体力トレーニングと称し、 荷物を重量化しての山行でした。

2013年7月7日撮影

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下山後は、渡り温泉にて汗を流しました(600円)。 初めて渡り温泉に入ったのですが、静かで ゆっくり入れてよかったです♪

近くに超人気の大沢温泉がありますので、 混んでいる日は穴場かもしれませんね。 何はともあれ、充実した一日を過ごせて 満足・満足~♪

2013年7月7日撮影

GPSの軌跡

<2013年7月7日(日)>
行動時間 7時間 20分(休憩時間含む)
登り:3時間25分/ 帰り:3時間55分 2

44m地点車デポ地(7時50分)~320m二俣(8時15分)~400m付近入渓(8時40分)~556m(9時45分) 登山道(11時)~駒頭山(11時15分)~778.5m(12時10分)~鉛温泉スキー場(13時20分)~ 車デポ地(15時10分)
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