藤沢四十八滝

- 北上山地(遠野市) -

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藤沢の滝 1

「今日は午後から仕事が…午前中だけで、自然に癒やされて、思いっきり遊べる場所(沢)ないかな…?」そんな贅沢な願いを叶えてくれたのが、岩手県遠野市小友町にある「藤沢の滝」でした。入渓地点の藤沢の滝農村公園の駐車場にて。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 2

連日の猛暑のなか、内陸の沢はまだ雪渓が残っていて選択肢が限られる中、ふと思い出したこの沢(山仲間tbfさんの遡行記録)。アクセス良好、難易度ちょうどよし、そして何より、午前中でスパッと遊んで帰ってこれる。そんな理想の沢だったのです。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 3

この沢の目玉「男滝女滝(藤沢應瀧)15m」なぜか?女滝の方が豪快でご立派!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 4

現地に着いて驚いたのは、まるで“初心者専用テーマパーク”のような至れり尽くせりの環境。入渓まで徒歩1分、滝は全部直登OK、ホールドもバッチリ。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 5

泳ぎもあり、へつりもあり、エスケープルートまでしっかり確保。そして下山は遊歩道で楽々。トイレも東屋も水道も完備。どこまで親切なんだこの沢は…!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 6

「藤沢の滝・農村公園」は、キャンプも出来るのでしょうか?整備された綺麗な公園です。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 7

この藤沢の滝の四十八滝群は「次世代に守り伝えていくべき遠野のたからもの」「遠野遺産」のようです。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 8

駐車場から1分足らずで入渓できるのもこの沢の魅力です。ここより沢へ降りる道がありました。初めて入渓する沢は、ほんとワクワクして楽しいです♪

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 9

入渓早々深い瀬と奥には滝が…。講演にあった案内板によるとこれが「キッチが瀧」でしょうか?ここは右岸をヘツって直登しました。渓相は綺麗ですが、前日の大雨に影響か?水が底が見えないほど濁っていました。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 10

右岸をヘツって滝に取り付き直登。入っちゃダメよ!と言わんばかりに倒木が邪魔します。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 11

ヘツった瀬を振り返ります。結構深いです。水が濁っていて(汚くて)泳ぐ気になれませんでした。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 12

綺麗な渓相が続きます。時期的なものか?結構ヌメリます。渓流足袋で来てよかったぁ~!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 13

2条の滝。次から次へと滝が現れて飽きさせません。さすが四十八滝です。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 14

「銚子の口瀧」です。ここも右岸をヘツって滝に取り付きます。標高が低くアプローチも楽で4月から入渓可能のようです。沢初めの足慣らしや初心者を連れて行くには、ほど良い沢かもしれません。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 15

綺麗な滝です。階段状で楽に登れます。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 16

濡れたくない場合は、右のここから登ることも可能です。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 17

次に現れた倒木滝(明神ノ瀧)。一見登れなさそうに見えますが…。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 18

近づいてみると突破できそうです。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 19

遊歩道が直ぐ上にあるので簡単に高巻くことも可能です。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 20

「扇の瀧」が見えてきました~!深い瀬や釜と小滝の連続の綺麗な渓相が続きます。どれもこれも快適に登れます。但し、ヌメっていて滑りやすいので注意が必要です。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 21

見事な滝です。綺麗だなぁ~♪

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 22

「四十八滝」とも呼ばれるだけあって、滝の連続が楽しくて仕方ない!ただこの日は前日の雨で水が濁り、ちょっと泳ぐ気にはなれませんでしたが、逆に滑りやすいので慎重に歩く緊張感もいいスパイスになりました。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 23

これも見事な滝でした。尾ヶ瀬瀧(奥川瀬滝)というそうです。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 24

尾ヶ瀬瀧(奥川瀬滝)を間近で撮影。これも直登可能です。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 25

さらに接近!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 26

短いながらも沢登りのエッセンスが詰まった楽しい沢です。沢登り講習会や宴会山行に良いかも知れませんね。北国あって4月から入渓可能ですので、沢初めの足慣らしにお勧めです。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 27

尾ヶ瀬瀧(奥川瀬滝)を過ぎると、しばらくゴーロ歩きが続きます。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 28

遊歩道と交差しますが、梯子が無残に壊れていました。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 29

その梯子の下は、ちょっとしたゴルジュになっています。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 30

巨岩滝にて。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 31

中でも目玉は、名前も風格もバッチリな「男滝女滝(藤沢應瀧)15m」。左の女滝は逆層&ヌメヌメで登るのが至難の業。でも右の男滝は直登も高巻きもイケる!しかも登ったあとすぐに遊歩道に出られて、登ってきたルートを振り返りながら下山できるのが最高!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 32

まずは、左の女滝の登攀ルートを探ります。ヌメっている上に逆層で悪そうです。なぜか?男滝より女滝の方が立派で豪快!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 33

間近で女滝の登攀ルートを探ります。私には無理だ…。tbfさん、良く登ったなぁ~!感心します。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 34

こちらは男滝。傾斜もゆるく中央からも右からも登れそうです。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 35

男滝の真下で登攀ルートを探ります。結構なシャワーを被りそうなのでパス。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 36

高巻き開始地点より男滝女滝の見納め。左岸枝沢から高巻き遊歩道に出ました。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 37

遊歩道に合流!今日も渓流足袋で遡行しました。ヌメっていたので正解でした。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 38

ちょっと上流にも足を伸ばしてみましたが、そこからは単調なゴーロ歩き。ここは割り切ってメインの滝ゾーンだけで十分楽しむのが正解。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 39

遊歩道を辿り下山します。途中、壊れた梯子は渡る気になれず沢床へ降りて斜面を登り遊歩道に上がりました。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 40

その壊れた梯子の入口にはロープが張られ通行止めになっていました。

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 41

全行程で1時間55分。短くても満足度は濃密で、沢登りのエッセンスが凝縮されていました。初心者を連れて行くにも、講習会にも、ちょっとした沢遊びにもピッタリ。4月から入渓可能で、シーズン最初の沢慣らしにもオススメ!

2025年6月28日撮影

藤沢の滝 42

何より、午前中で帰ってこられるのがありがたい。帰り道、盛岡市内でカツ丼をかきこみながら「やっぱり沢って最高だな!」としみじみ感じました。「忙しいけど、自然に触れたい」そんなあなたにこそ、この藤沢の滝を体験してほしい。

2025年6月28日撮影

男滝女滝(藤沢應瀧)15m

GPSの軌跡

<2025年6月28日(土)>
行動時間 1時間55分(休憩時間含む)
登り:1時間15分 / 下り:40分

藤沢の滝農村公園(7時50分)~藤沢の滝上の遊歩道(9時5分)~上流部偵察を経て藤沢の滝農村公園(9時45分)
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