二天ノ滝・幸兵衛滝

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湯淵沢・二天ノ滝 1

田沢湖町・湯淵川の上流部にある二天ノ滝、 実は2005年の9月に単独で挑戦しましたが…。 この時は、ブナ森トンネル方面が通行止めで、 湯淵川の下流部より延々と遡行しました。

二天ノ滝手前の中ノ滝の上まで到達するものの、 それ以降もあまりのゴーロ歩きの長さにウンザリ 途中敗退したのです。 あれから4年…気になっていた滝でした。 この二天ノ滝、いつか自分の目で見てみたい! 車のアプローチは、左の写真の通りです。 写真をクリックすると拡大されますよ~♪

湯淵沢・二天ノ滝 2

湯淵沢上流部の橋より二天ノ滝に至る 私が辿った遡行ルートは赤の点線ルート! コル(最低鞍部)の登降をどうするか? が最大の思案のしどころであり核心部。

このコルを越えて二天ノ滝へ至った 遡行記録を見つけることが出来ず、 行き当たりバッタリ勝負、あとは現場で判断!

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 3

宝仙湖にかかる川崎橋より 宝仙湖と紅葉を望む。 天気予報によれば晴れるハズだったのです。 なのに朝から雨ですよ…。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 4

ブナ森トンネルを超えるとやがて 阿仁方面へ至る広い道路のT字路に ぶつかります。ここは左へ(阿仁方面の反対側) へ進みます。

あとは一本道で山越えをします。 すると桃洞林道の分岐(左)が出てきますが、 ここは真っ直ぐ(右側)へと進みます。 右の写真は、桃洞林道の入り口・分岐にて。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 5

どんどん進むと湯淵沢にかかる橋に到着! 2万5千図で確認、地形から判断して、 間違いなさそう♪この橋には「20」という 看板がありましたので、目印になるかも。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 6

上記の橋を渡りきった直ぐ右側には 広い駐車スペースがありました。 沢へ降りる顕著な踏み跡もありました。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 7

上流部だから水量は少ないだろう!と 思っていたのですが、雨の影響か? 思いの他、水量が多く…。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 8

深いところではこんな感じ・…。 パンツまで濡らしたくないよ~! 浅い徒渉点を探しながら遡行しました。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 9

遡行開始地点の橋より二天ノ滝まで 途中二俣が2箇所ありますが、ここは 二つ目の735Mの二俣です。 もちろん本流は、左(手前)です。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 10

今回の二天ノ滝に至るルートは、 上の写真「2」の地図「コル越え」を計画しました。

これが一番効率的で安全だと思ったからです。 そのコルが見えてきましたぁ~! 赤矢印の場所です。果たしてコルまで 登れるのか…?結構な急斜面だなぁ~!

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 11

そのコル下に到着! コルへの直登ルートは傾斜が強く、 右手の小尾根を利用し上部は左に トラバースしてコルへ出ました。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 12

これがコルへの登りに利用した小尾根。 ヤブも浅く、傾斜も緩く快適に登る ことが出来ました♪

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 13

白丸がそのコルです。 コルからダイレクトに降りようと思いきや、 絶壁状態でして…。 どこから降りようか?思案する私。 てなわけで、そのコルより3~4Mほど登ると…

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 14

でかい岩がありました。右手は枝尾根が派生。 この枝尾根から下ろうと思いきや、 下を覗くと絶壁状態で降りられそうになく…。

結局、主尾根と枝尾根の間のルンゼより 降りてみることにしました。このくらいの 傾斜なら、問題なさそう!

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 15

ブッシュは豊富なものの、それでも、 傾斜が強くって、転ぶと止まらない感じ。 安全を期してザイルを出しました。

ここから30Mザイルぎりぎり一杯の 懸垂下降(シングル懸垂)をしました。 果たして下(傾斜が緩む場所)まで届くかな?

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 16

むぅ~!ちょっと足りませんでした。 そのちょっととは、7Mほどですが…。 あとはブッシュをつかみ急傾斜を下る。 40Mザイルであれば、問題ないです。

ここから先は、尾根の裾を回り込み 二天ノ滝目指してトラバースです。 帰り用にピンクテープの目印を 付けながら歩を進めました。 このピンクテープは全て回収済み。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 17

これが二天ノ滝から派生する尾根 (岩峰)の裾を回り込んでいるところです。 人が歩いた形跡がかすかにあり、 ヤブ漕ぎもパヤパヤ状態で楽勝でした。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 18

遠方に目指す二天ノ滝が見えてきました~♪ ワクワクしますねぇ~。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 19

おぉぉ~!ついに二天ノ滝下に到着です♪ 幅広の60M滝で、とても立派で見事した! 全国の滝屋さん達がこの滝に 憧れるのもわかるような気がします。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 20

二天ノ滝の下流部はこんな感じ…。 穏やかなゴーロが続いていました。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 21

見た感じ、右側(左岸)より 直登できそうにも見えます。 今回はコルに残置したザイルを 回収しなければならず、断念。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 22

滝の左側は凄い岩峰の尾根です。 この尾根の左側から降りたことになります。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 23

たっぷりと滝を鑑賞し、 あとは来た道を戻りました。 コルへの登り返しは、ユマール(登降器)を 使って楽チン♪

もう直ぐコルです。 ユマールがなくても、ごぼうで登れる 傾斜でしたが、せっかくユマールを持参 したのですから、使うことにした次第です。

2009年10月26日撮影

湯淵沢・二天ノ滝 24

ちなみに入渓地点の橋からコルまでは 難所はまったくありませんでした。 ひたすらゴーロとナメです。 しかし、部分的に深いところがあります。

2009年10月26日撮影

幸兵衛滝 25

二天ノ滝を見物し、駐車場に戻ったのが まだお昼前でした。車道をちょっと戻って 桃洞林道に入り、幸兵衛滝を見に行くことに♪

ちなみにこの桃洞林道は砂利道で、 部分的に悪いです。RV車なら問題ないです。

2009年10月26日撮影

幸兵衛滝 26

当初は、沢を下降し幸兵衛(こうべ)滝の下まで 行く予定だったのですが、この桃洞林道より 幸兵衛滝の展望台に至る登山道があるという。

(2万5千図には記載されていません) 登山道があるなら利用しない手はありません。 ここが幸兵衛滝に至る登山道入り口です。

2009年10月26日撮影

幸兵衛滝 27

「このような道、訪れる人も人もいない だろうから半ヤブ状態かな?」と思いきや、 立派に刈り払いがされており、 快適な登山道でした。 しかし、傾斜が強くって、重労働…。

2009年10月26日撮影

幸兵衛滝 28

落差108Mの幸兵衛(こうべ)滝で~す♪ 落差100Mを越える滝、迫力あります!

2009年10月26日撮影

幸兵衛滝 29

お日様に照らされた紅葉が とても綺麗でしたよ~♪

2009年10月26日撮影

幸兵衛滝 30

この幸兵衛滝の上流部は、ナメの連続♪ 登山道の上から撮影しました。 冒険チックな滝見山行で楽しかったです♪ 何はともあれ、めでたし、めでたし♪

2009年10月26日撮影
<2009年10月26日(土)> 
行動時間(休憩時間含む) 4時間

湯淵沢の橋・入渓地点(8時30分)~コル下(9時15分)~コル着(9時20分)~ コルから下降開始(9時25分)~~二天ノ滝下(9時40分)~写真撮影とランチタイム♪(10時10分)~ 往路を戻り湯淵沢・入渓地点車デポ地へ(11時10分)~休憩&移動 幸兵衛滝登山道入り口(11時45分)~幸兵衛滝展望台(12時5分)~写真撮影(12時10分)~ 幸兵衛滝登山道入り口(12時30分)
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