抱返り渓谷 百尋の滝 1本日は雨の中、やって参りましたぁ~! 今回の山行計画は、抱返り渓谷より入山し、 渓谷歩道を歩き和賀山塊の行太沢に入渓。百尋ノ滝を超えてゴルジュ帯を突破し 中流部まで遡行しよう!というもの。 ここは抱返り渓谷入口(駐車場)です。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 2これは「神の岩橋」で~す! 三つ道具(ザイル、アイスハンマー、ハーケン)、 その他登攀器具やヘルメットを持参し、 抱返り渓谷の遊歩道を歩きました。朝早い時間で、しかも雨降り、登山者は 私だけ…ラッキーでした。 この格好、あまりにも目立ち過ぎますゆえ。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 3これはその「神の岩橋」から見た光景です。 ソーダ水のような清流、何度見ても感動♪2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 4新緑と抱返り渓谷♪ 緑と水色のこのコントラストが とっても美しかったです。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 5清流に吸い込まれるように川へ下りる私。 いつまでも見たくなる綺麗な川の流れです。 しばし鑑賞♪2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 6「回顧(みかえり)の滝」まではこのように 遊歩道がシッカリと整備されています。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 7実はこの遊歩道、生保内森林軌道の 廃線跡なんです。日本三大美林に数えられる 「秋田杉」を搬出するために作られた軌道です。夏瀬から国鉄生保内線(現・JR田沢湖線)の 神代駅まで運行していたそうですよ。 下に続く… 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 8昭和38年に廃止されてからは、抱返渓谷の 遊歩道として整備されたのでした。「飯村少年鬼神の地」まで遊歩道が整備 さているものの、その先は通行止め。 崩壊が激しく、落石等の危険があるそうです。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 9もう直ぐ「回顧(みかえり)の滝」で~す! 観光の名所でもあるようです。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 10抱返神社を出発して約1.5キロで、渓谷一の 見どころ「回顧(みかえり)の滝」に到着!30メートルほどの滝が頭上の絶壁から 落下しています。新緑の頃が見ごろで、 盛んに水しぶきを上げるさまに何度も 振り返って見たくなることから その名が付いたようです。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 11さらに近づいてみる。 水しぶきが凄かったです。 立派な滝でした~♪2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 12その直ぐ先には「飯村少年鬼神の地」が… 『己が死んでも妹は殺されない、 助けなければならない。』 妹が誤ってこの高台より足を滑らし転落 していった。兄は鬼神のようになって 眼下に飛び込んだ岩に二転三転、脳天は 打ち砕かれ全身紅と変わり果てた。 この兄弟愛は、玉川の清流を真っ赤に 染めてしまった。というお話。 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 13なんと「この先入っちゃならん!」とのこと。 読むと、「落石、倒木、崩落等による危険箇所 がありますので、通行を禁止します!」とのこと。でも、この先を行かなければ行太沢の出合いに 行けませんし…。どれだけひどい状況なんだろう? この先は、自己責任の世界! まぁ、行けるところまで行ってみよう! 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 14いざ突入!確かにこれまでのハイウェイを 思わせる遊歩道とは違って、急に道幅が狭くなり 多少ヤブっぽい。廃道に近い登山道って 感じですが、踏み跡はシッカリしていました。しかし、側壁からの落石は要注意! 特にこの時は雨が降っていて、落石が 起きやすい状況でしたのでヘルメットを被る私。落石の跡が多数ありましたし。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 15さらにどんどん奥に進むと、部分的にヤブ漕ぎ を強いられたり、土砂で道が崩壊していたり…。 う~ん、確かにこりゃ一般ハイカーにとっては 危険なルートだべなぁ~!しかし、危険地帯を 歩き慣れた沢屋にとっては、困難な場所にも 思えず。正直、完全な廃道で思いっきり ヤブ漕ぎを強いられると思っていたのです。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 16やはり一般の登山者は入らない方が よろしいかと思います。自己責任で! 善知鳥の中島、ここの景観も 素敵でしたよ♪2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 17部分的にヤブ漕ぎを強いられるところも…。 沢でのヤブ漕ぎに比べれば~!2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 18手掘りのトンネルだぁ~! よくまぁ掘ったもんだ~!2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 19山道にガードレールが… ちょっと?違和感を感じる私…。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 20駐車場から歩き始めること1時間ちょい。 無事目的地の行太沢の出合に到着で~す♪ やっと遡行できるぞ~♪「2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 21古ぼけた看板にはそこから1.2K先に百尋ノ滝 があって(行く太沢の下流部)、そこまで 登山道が付いていることが記載されていました。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 22あれ?なに?このヒョロヒョロの沢は…! 沢の出合は小さく水量も少なく果たして遡行対象 になるのかな?とちょっとガッカリ。しかも、昨日から今日にかけてず~っと 雨が降っているにもかからず、この水量である。 てっきり濁流状態だと思っていたのですが…。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 23途中まで登山道を利用するものの、 土砂崩れやヤブ、倒木等で結構荒れて いました。 これはもはや「道」とは言えない…。 よって、山道を歩いたり沢を遡行したり…。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 24出合から30分ほどで「東北随一の瀑布」を誇る (看板にはそう書いてあった)百尋ノ滝に到着!2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 25これまでのヒョロヒョロの沢とは思えない 規模の大きな滝で落差50mとか…。 す、す、凄いっ!まっこと見事な滝です♪ もうウットリですよ~!写真撮影に励む私。2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 26滝は被って(ハング)しているし、周りは 岩盤の側壁が扇状に広がっていて、 「この滝をどうやって超えようか?」と…。直登はまず不可能で高巻きができそうな ルートを探すが…。 登山体系によると「左岸のルンぜより高巻く」 と書いてあったっけな~! 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 27左岸のルンぜと言えば、「あっ!あそこだ! あそこしかない…」。しかし、見るからに ヤバッチイ(危険な)感じだなぁ~! そこは垂直に近い急斜面で、周り一帯は 岩盤だらけ。何よりこの数日の大雨で地盤が 緩んでいて落石の危険性が大きい。 ザイル、ハーケン、ハンマー等登攀具は 一式持参してるものの、今回は単独ゆえ 自分の安全を確保してくれる人が いないのですよ…。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 28滝を越えようか、越えまいか…う~ん! しばし考えた挙句、「今回は止めよう!」 と決心しました。どうしてもその上を覗いてみたい衝動と、 そのリスクを天秤にかけた結果、敗退を 決意した次第です。 2009年6月7日撮影 |
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抱返り渓谷 百尋の滝 29元々悪条件(雨の中)の遡行でしたし あの狭いルンぜを登攀中、もし落石が 起これば命中する確率はかなり大きいですし。百尋の滝を見れただけでも「よし」としよう♪ 遡行を諦め、往路を戻り駐車場へ! 往復約11K歩いたことになります。 2009年6月7日撮影 |