酔いどれ日記 2021年7月

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7月29日(木)
前川大滝沢の動画と沢屋の定義

先日7月25日に遡行した吾妻連峰の前川大滝沢の動画、何と一緒に行ったメンバーの雪華(yukica)さんが作ってくれたようです。沢登りに興味を抱いてくれる人が多少なりとも増えてくれれば嬉しい限りだと思い、この度、私のHPでも雪華さんの動画をご紹介させていただくことにしました。いや~それにしてもいつの間に撮影されていたんだろう?動画で撮られることにまったく気付かなかった私です。

こりゃ~変な所でコケられませんねぇ~!前川大滝沢は「神の芸術作品」と思えるほど美しい渓で、スケールもそこそこあり、初級者から上級者まで幅広く楽しめる沢です。「沢登りの魅力」が凝縮されていて「沢登りをやってみたい!」って方への「沢中毒化(沢狂い化)作戦」に使用するには、打って付けの沢だと思います。以下、吉川栄一著の『沢登り』より抜粋いたします。

【沢屋の定義】山、谷、森、風、雲、水、土、とにかくいろんな要素と人間の目的、そして私たち一人一人の感性がゴチャゴチャになって、ある種の化学反応のようなことを起こす。そこで発生した得たいの知れない気体が「沢登り」なのかもしれない。この反応は、一度として同じ反応ではなく、同じ気体は発生しないのだ。この気体は、まっこと得もいわれぬ芳香を放つこともあるし、屁みたいな時もある。

芳香を放つ遡行は、人間の側の遡行目的と、山や谷、風が握手した時に発生する。この香りに酩酊する遊びが「沢登り」なのである。一度、この芳香を嗅いでしまうと、たいてい中毒になり、アルパインクライミングなどには特効がある就職、結婚、出産といった解毒剤の効果も弱い。症状の重い病的酩酊者は自らを「沢屋」と称す。

●『雪華さんのYAMAP』前川大滝 ☆withスペシャルメンバー


7月26日(月)
懇親会山行♪ 吾妻連峰・前川大滝沢

7月24日(土)~25日(日)に掛けて、北上山岳会の皆さんと吾妻連峰・前川大滝沢を4名で遡行して参りました(24日は懇親会、25日は遡行)。「懇親会山行しませんか?」ってお声を掛けさせていただいたところ、なんと北上山岳会さんの精鋭メンバーが集まってくれたのです。沢登りに興味を持って頂きたくて、敢えて美しく楽しく易しい沢をセレクトしたのですが…。

前川大滝沢は、別名「デート沢(日本三大デート沢の一つ)」とも言われるほど、美しい渓です。関東方面の山岳会では、新人をこの沢へ連れていき「沢中毒」にしてしまうとか…。私は今回で4度目(1995年、2004年、2012年)の遡行になりますが、何度入渓しても楽しい沢です。過去3度、あまりお天気に恵まれせんでしたが、今回4度目の正直でやっと快晴の中、遡行出来て嬉しい限りです。

今回ご参加いただいた北上山岳会のメンバーは、大ベテランで北上山岳会の支柱 tbfさん(ヤマレコネーム)、若手のホープ 5.12クライマーのKさん、そして、近年急上昇中で努力家のyukica(ヤマレコネーム)の三名です。皆さん、ベテランの方々ばかりですので、安心する一方「こんな易しい沢で、果たして満足してくれるかな?」と不安に思ったほどです。でも、何より美しい沢ですので、懇親会用の沢としては選択に間違いはなかったかな!と思っています。

盛岡組はyukicaさんの車で私をピックアップ、その後、北上金ヶ崎ICで北上組のtbfさんとKさんと13時30分合流予定でした。ところが、沢談議大好きな沢女、yukicaさんと車中話が盛り上がり、気付けば何と下車予定の北上金ヶ崎ICを通り過ぎていました。しょっぱなから、おもさげながんす~!

結局、水沢ICまで行って戻りました。初めて知ったのですが、料金所で事情を話せば間違えた出口で料金を払わず、本来下車予定だった所へ戻れるそうです。私は、間違えた際、いつもお金を払っていましたので、良い勉強になりました!

やっとメンバー4名が合流し、気を取り直して出発です!宴会用の荷物が多過ぎたせいか?車の荷台に詰め込むのに一苦労!荷台の扉の開けると荷物が雪崩落ちるという有様でして…。「妥協なき完璧な宴会」を追及すると、どうしても荷物が多くなってしまいます。夕方には峠駅に到着!9年前に来た時は、峠駅のスノーシェルター内にテントを張ったのですが、現在は全面禁止(キャンプ禁止)になっていました。「見つけた際は警察に通報する!」との「恐怖の張り紙」が…。

しょうがないので、駅から離れた静かな場所にテントを張り、そこで宴会を催しました♪yukicaさんが、お酒のおつまみにピッタリで、しかもヘルシーな料理をたくさん作って来てくれて、美味しいのなんのってぇ~♪感謝、感激です!

北上山岳会の皆さん、私のホームページを見て下さっている方が多いとかで…それもまた嬉しく思いました。tbfさんyukicaさんに至っては、私のブログや遡行記録の内容をそらんじるほどで、これまたビックリ!(書いた本人より詳しかった)。美味しい料理と美味しいお酒を飲みながらの山談議は、ほんと楽しく夢のようなひと時でした。

翌25日は4時30分起床!朝から豪勢なリゾットを作っていただいたyukicaさんに感謝!やはり、遡行日の朝は、米が食べたくなりますものね。6時20分、青空の下 いよいよ前川大滝沢の遡行開始です!皆さん、ベテランの方々ばかりですので、各自思い思い好きなように登りたい所を登っていきます。あまりの美しさに、皆さん童心に帰ったように喜んで遡行している姿を見ては、嬉しくなりました。結局、ロープは一度も使いませんでした。

前川大滝沢、お天気が良いとこんなにも美しいのか~!と過去3度入渓してる私も感動したほどです。アルパインクライマーのKさんに至っては、本来高巻くような滝もガンガン直登していました。ラストは、大ベテランのtbfさんにお任せしていますので、私も安心して先頭を歩くことが出来ました。

そんな達者な方々と遡行しましたので、終了点の潜滝まで3時間40分で遡行終了!下山に1時間50分、合計5時間30分の行動で お昼前には下山することが出来ました。ちなみに この前川大滝沢、一般的には7~8時間掛かる沢だと言われています。

下山後、皆で滑川温泉・福島屋にて入浴♪その後、「峠の茶屋 力餅」へ寄ってランチタイム♪皆でミックス餅(850円)を頼みました。納豆にお餅って、合うんですねぇ~!とっても美味しかったです。こんな山奥にあるのに多くの人で賑わっていました。二日間、たっぷりと遊んで気分爽快です♪ご参加下さった北上山岳会の皆さん、ありがとうございました!心より感謝とお礼を申し上げます。また機会がございましたら、ご一緒しましょうね!(^_-)-☆

ここ岩手では、沢屋さん及び沢登りをやってみたい!と思う人が急増中!(特に女性)現在ちょっとした「沢ブーム」と聞きました。何とも嬉しい限りです。PS.1枚目の写真:懇親会シーン。2枚目:喜びのポーズの北上山岳会さん。3枚目:大滝120mにて、左下に三人が小さく写っている。4枚目:Y字状ノ滝を登るKさん。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』懇親会山行♪ 前川大滝沢


7月23日(金)
栃ヶ森山塊 岩ノ目沢

国土地理院の地形図を見ては、以前より気になっていた沢があります。栃ヶ森山塊の柏峠に突き上げる北面の沢、岩ノ目沢です。遡行記録は、ほとんど見当たらず「どんな沢なのか?」と興味を抱いていました。車の回収のことを考えれば、岩ノ目沢左俣遡行~柏峠~岩ノ目沢右俣下降が楽しそう♪と遡行計画を立てました。

で、昨日22日(木)4連休の初日、早速行ってみましたよ~!天気予報とは裏腹にお天気は快晴♪初めて遡行する沢は、とってもワクワクして楽しいです。入渓口は、滝の沢橋になります。ちょっとした駐車スペースに車を停めて6時40分に歩き始めました。まずは、滝の沢橋から胆沢川へ降りなければなりません。

橋のたもとに踏み跡があってそれを利用して下っていきましたが、途中で踏み跡が消失しヤブ漕ぎを強いられました。胆沢川本流に辿り着くと地元秋田の方(2名)が釣りをしていました。そこから岩ノ目沢の出合まで直ぐです。出合はしょぼくて遡行意欲が減退しましたが、ちょっと入ってみると…わぁ~♪素敵!いきなりナメが広がり心が躍りました。「こりゃ、なかなかいい感じ~♪」って。

小滝も出てきて、まさに「癒し系」の美しい沢です。750mの二俣は両門の滝になっていて、見応えのある素晴らしい光景にウットリ♪右俣を下降する際は、懸垂下降を強いられる滝となります。その二俣を過ぎるとスノーブリッジの崩壊による雪渓の残骸があちこちに散乱しはじめました。さらに進むと今にも崩れそうな危険なスノーブリッジが…。それ以降、スノーブリッジの雪渓処理に忙しくなった私…。

ひとつひとつ丹念にこなし進んでいきましたが、標高800mで超巨大な雪渓に進路を阻まれてしまいました。中は真っ暗で抜けられそうにありません。雪渓の上に登ってしばらくスノーブリッジ上を歩き進んでいきましたが、とても沢床へ降りられる状況ではない!と判断、撤退を決意しました。北面の沢ですので、スノーブリッジはあるだろうな!と推測はしていたものの…。

連日の猛暑にもかかわらず、まさかここまで巨大な雪渓が残っているとは…。例えこのスノーブリッジを突破できたしても、さらに上部には数多くのスノーブリッジが待ち受けているのは明白!ここが潮時だと判断しました。

この雪渓の量を鑑みると、9月以降でないと消えないだろうなぁ~!って思いました。てなことで、9月以降に再チャレンジしたいと思っています。敗退したものの、これだけ巨大スケールの雪渓を見るのは、ほんと久し振りで感動しました。また、魚影の濃さにも脅かされました。

結局、この日は半分も遡行できずに無念の敗退…。全行動時間は、たったの2時間10分で体力トレーニングにもなりませんでした。こんなにお天気が良いのになぁ~!くぅ~!って感じです。帰路、花巻の中村食堂に寄ってランチタイム♪ステーキ定食を食べました。ここのステーキ、とっても大好きなんです♪沢では満たされませんでしたが、胃袋は満たされ、楽しい一日になりました♪上の写真は、標高750mの二俣にて。下の写真は、標高800m付近の巨大な雪渓が見えてきた!PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』栃ヶ森山塊 岩ノ目沢


7月19日(月)
極上の癒し沢♪ 栗子山塊 叶道沢

7月17日(土)から18日(日)に掛けて宮城蔵王(栗子山塊)の叶道沢(地神沢下降~クロノ沢遡行)へ行って参りました。叶道沢は「日本三大ナメ沢」の一つに数えられ「デート沢」「沢納め沢」との異名を持ち、全国的にも有名な沢です。実は、遡行するチャンスは過去何度もあったのですが「老後の楽しみ」として、敢えてとっておいた沢の一つなんです。

来年には還暦を迎えますし「そろそろ行ってみようかな?」と急遽思ったのでした。それに、右手首のTFCC損傷の痛みがいまだ取れず(かれこれ3ヶ月以上)今シーズンは登攀的な沢は断念し「癒し系の沢に専念しよう!」との思いもありました。

そうそう、ワクチン接種予約のことですが、叶道沢に向かうべく自宅を出発したのが17日(土)の13時頃!Webの予約枠が定員に達し締め切ったため、今度は電話での予約枠の奪取に乗り出しました。午前中何度電話しても全くつながらず…。いよいよ叶道沢へ向けて出発時間が迫って参りました。しょうがないので、道中パーキングエリアから予約の電話することに!午後2時頃だったでしょうか。志波姫PAから予約の電話を入れたところ、奇跡的に繋がったのです!「接種会場はどこでもいいので、一番早い日で予約したいのですが…」と。で、7月30日(金)9時30分に予約を取ることが出来ました♪

偶然にも7月30日は、母の85回目の誕生日でもあります。一つ上の兄も7月27日に予約が取れたことを聞き安堵しました。この日、私は朝9時から午後2時までの間に合計50回以上電話し、やっと予約が出来ました。予約を取るのに、こんなにも苦労しないといけないのか?何はともあれ、これで安心して沢登りに専念できそうです♪

久し振りの遠征!宮城蔵王は遠いです。我が家から260キロ、休憩を含めると約4時間ほど掛かります。核心部は林道の走行でした。結構掘れていて私の愛車(アクア)が可哀そうでしたが、頑張って走ってくれました。この日は、猛暑日で36度!2日前に梅雨明けしたばかりでしたので「アブアブ大行進」を覚悟していました。幕営地に車を停めてドアを開けるなり大粒のアブが私目掛けてアタックしてきたのです!

実は、こちらには秘密兵器があるんですよ~!その名も「コダマ パワー森林香」です。普通の蚊取り線香だとアブには効かないのですが、この森林香は元々林業従事者などのプロユース商品で効果絶大なんです。アブがピタリと寄って来なくなりました。まさに「沢ヤ御用達」の蚊取り線香と言えるでしょう。これで快適に「酔いどれタイム」を過ごすことが出来ました。久し振りに飲んで食べての「お泊り山行」とっても楽しかったです。

翌18日(日)遡行日は、朝4時に起きて中華丼を食べ4時50分から歩き始めました。この日も猛暑の予報でしたので、暑くなる前に下山したい!と思ったのです。草茫々の荒れた林道を歩いていると、後ろから2台のRV車がやって来ました。どうやら地元の釣り師のようです。

RV車だと第二ゲートまで入れるようですが、林道の両脇に草木が生い茂っていて車でのヤブ漕ぎを強いられる場所もあります。車を傷付けたくない場合は、第一ゲート手前の広場に車を停めて歩いた方が良さそうです。

荒れた林道を1時間ほど歩き、いよいよ叶道沢・地神沢の下降です。ちょっと下るとナメが早速始まりました♪それ以降、歩けど歩けどナメナメ尽くしです。100m~200mのナメは全国ザラにありますが、沢全体の8割以上がナメで構成されている沢は、珍しいと思います。延々と続くナメにとても感動しました。美しいのはナメだけではありません。森も美しくて綺麗なんですよ!ナメと森の雰囲気がマッチし、とっても素晴らし~い♪まさに「極上の癒し沢」だと思いました。

私は、ユノムラ沢出合まで下り、その後クロノ沢を遡行しました。このクロノ沢もナメナメ尽くしで美しかったです。ほんと感動的な美しい沢に大満足♪交通費(高速代)10,020円払った価値は充分にありました。但し、登攀的要素を求める方には「退屈な沢」に思えてしまうかもしれません。まさに「豊穣の森」にふさわしく、魚影は濃く、春は山菜、秋にはきのこがたくさん採れそうです。全行程4時間でしたが(何と下山したのが8時50分!)大満足のいく遡行を楽しめました♪「癒し」を求めたい方には、超お勧めの沢です。

●『画像掲示板』極上の癒し沢! 叶道沢


7月17日(土)
無念!ワクチン接種予約出来ず

昨日の日記に記載した通り、新型コロナワクチン接種の予約ハガキが届いたのが、予約日の前日でした。そして、ワクチン不足により接種会場がたったの4ヶ所に制限されたのを知ったのが昨日の夕方でした。盛岡市のホームページに反映されたのも昨日の夕方だったようです。「64歳以下の方のワクチン接種を一部の医療機関を除き延期します。」とな。

本日9時ちょうどにホームページから予約を入れようとパソコンの前で待機していた私…。予約画面に入るのに数秒ほど遅れてしまいました。そしたら「現在混雑しています。そのままお待ちください。自動的に画面が切り替わります」との画面が表示されてしまいました。この時点で、既に厳しいかな?と思いましたが、頑張ってみることにしました。やっと予約の画面が表示されたものの既に予約カレンダーは「×」だらけでした。

△(予約残りわずか)目掛けて予約を入れようとするも、コンマ数秒の差なのでしょう。満杯になったとの表示が…。見る見るうちに△もなくなり、数分のうちに「予約枠は定員に達したため締切となりました。次回の予約は7月28日(水)からの見込みとなります。」とのこと。ガ~ン!楽勝で予約が取れるもんだと思っていただけにショックです。

ネットからの予約枠が締め切ったとなれば、電話枠がまだ残されているハズ!一縷の望みを掛けて何度も電話を掛けるも一向に繋がらず…。ほんと困ったものです。次回の予約日である7月27日(火)まで待つしかないのか…。7月27日予約の場合、接種日は8月17日(火)になるようです。結局2回目の接種できるのは、9月の秋になってしまいそうです。


7月16日(金)
新型コロナワクチン接種の予約

本日は、猛暑日でした!ここ北国岩手(盛岡)の日中の最高気温が34度でした。明日は、何と今日よりも暑く36度ですって!気象庁は、本日北東北での梅雨明けを発表したようです。例年より12日も早い梅雨明け宣言です。梅雨が明けると同時に、沢ではアブが大量発生します。まさに「アブアブ大行進!」状態になってしまうのです。

パソコン教室以外に自室(プライベートルーム兼事務所)に先月エアコンを設置して良かったぁ~!本日のような猛暑日でも、事務所内にて快適に仕事をすることが出来ます。ちょっと高い買い物にはなりましたが、涼しさの快適さには替えられませんよね♪これで、スクールの教室内と自室(プライベートルーム)の2ヶ所にエアコンが設置されたことになりますので、安心できます。

そうそう、本日「新型コロナワクチン接種(1回目)予約受付を開始ます!」と葉書がやっと届きました~!私は、60歳以上65歳未満の枠内にどうにかギリギリ入ったようです。明日17日(土)が予約開始日なのですが、前日の16日にハガキが届くなんてビックリです。テレビでの報道によるとワクチンの数が不足している状況のようですので、予約は早い者順になると思います(争奪戦)。

明日は9時になるのを待ち構え、速攻で予約を入れたいと思っています。早ければ7月27日に第一回目のワクチン接種が出来るかもしれません。また最近コロナの感染者が急増しているようですので、早くワクチンを打って安心したいものです。私だけでなく、当校(パソコンスクールむげん)の生徒さんに安心してもらう為にも…。


7月13日(火)
盛岡市の新型コロナワクチン情報!

本日、郵便ポストに盛岡市の広報誌「広報もりおか」が入っていました。いつもはスルーしているのですが、母が「読んだ方がいいよ!ワクチン接種のこと、載ってるよ~!」とのことで、渋々読んでみることに…。「60~64歳の人のワクチン接種を開始します!」との大きな見出しが目に飛び込んできました。私は59歳ですので「ぎりぎりアウト(対象外)だなぁ~!」って諦めていたのです。

ところが、接種対象の年齢区分をよ~く読んでみると…60歳~64歳(昭和32年4月2日~昭和37年4月1日生まれ)とあります。私は59歳ですが、昭和37年2月生まれ!何とまぁ~ギリギリ60歳の枠に入っているじゃありませんか~!正直ワクチン接種できるのは、早くても秋以降かなぁ~?って思っていた私…。思いもよらぬ朗報に嬉しくなりました♪

岩手県盛岡市内の上記対象者の60歳~64歳の場合、ワクチン接種の予約開始日は、7月17日(土)9時から。そして、ワクチン接種日は、7月27日(火)からになるそうです。母のワクチン接種予約で経験しました。電話予約は、なかなかつながらず大変でした。電話以外の方がスムーズに予約できると思います(ラインやWeb予約など)。

ワクチンを接種するまでは「いつ感染するか?」と、ハラハラドキドキの日常を送っている方も多いと思います(実は、私もそうです)。特に私のような個人授業主の場合、緊張感もハンパないです。万が一、感染でもしたら…廃業も止む無し!と思っている自営業者の方も多いのではないでしょうか?我々個人事業主は、そのような緊張感の中で日々過ごしているのです。

アメリカやイギリスなどでは、既にマスクなしで街を歩いている姿をテレビで見る度にビックリします。数年前まで当たり前の光景だったのですが、ここ日本でも一日も早くマスクなしで街を歩けるような平穏な日常に戻ってもらいたいものです。そして、ワクチン打って、安心してアルプスなど遠方の沢へも行けるようになりたい!と願っています。


7月12日(月)
早池峰山、雨の中での沢トレ

このところ雨が降り続き、まさに「沢屋泣かせ」のお天気が続いています。先週も悪天で沢へ行かれませんでしたし…。今週こそは!と思っていたら予報はかなり悪く…。tenki.jp(山専門の天気予報アプリ 250円/月)でチェックしてみると、前日10日(土)の時点で、お天気が期待できるのが早池峰山と五葉山だけでした(いずれも判定A)。

で、久し振りに早池峰山の「秘密の沢」へ行ってみることに~!今回で3度目かな?ちょうどお花のシーズンですので、お花見もした~い♪と思っていたところでしたので…。早池峰山は、8月1日までの土日は、交通規制で朝5時~昼1時までゲートが締まって車が通行出来ないのです。ということは、朝の5時前にゲートを通過しなければなりません。

しょうがない!朝3時に起きて3時30分に自宅を出発しましたよ~!途中セブンイレブンで買い出しをし、岳のゲートを4時45分に通過できました。こんな朝早い時間に(外は真っ暗)アプローチするのは、久し振りのことです。河原の坊の駐車場に着いてビックリ!車での前夜泊り組の車で一杯でした。しかも、外は小雨が降ってるし…。さらにガスが濃く展望は絶望的です。

駐車場に到着後、朝食を食べてちょっと仮眠をし、5時30分に歩き始めました。この数日の雨で明らかに増水していましたが、容易な沢ですので問題なく遡行出来ました。増水のお陰で?稜線直下まで水が流れていたほどです。いや~ガスが濃くって(しかも、小雨が降り続く中)、霧の中を黙々と登っていきました。でも、一般登山道を歩くより、はるかに楽しかったです。

河原の坊駐車場から登ること3時間30分、登山道に出ました!こんな悪天にもかかわらず、たくさんの登山者で賑わっていて、これまたビックリ!悪天でもお花は楽しめますしね♪全行程6時間30分の良いトレーニングになりました。

河原の坊の駐車場に12時丁度に到着!13時になるまで駐車場を出てはいけないとのこと…。よって、1時間ほど時間を潰しました。交通規制期間は、時間配分を考えながら登るしかなさそうです。帰路、すき家にて新メニュー「Wニンニク牛丼(560円)」を食べましたが、結構お腹一杯になりました。やはり、下山後は肉系が食べたくなってしまいます。今回、終始、雨の中の遡行でしたが、良い気分転換が出来ました♪


7月10日(土)
大深沢・湯ノ沢左俣 未踏!幻の大滝

私の「沢の扉」において、実は遡行記録をあえて公開していない沢がたくさんあります。あれから6年…そろそろ時効かな?と思い、この度公開することに致しました。あれは今から13年前の2008年7月13日のこと。大深沢湯ノ沢右俣遡行~左俣下降の周回ルートを後輩のKくん(5.12クライマー)と遡行した時のことです。

大深沢湯ノ沢右俣右沢は、八幡平の倉沢山に突き上げる沢で、日本登山体系に記載さてはいるものの、ネットを駆使して調べても遡行記録は一件もヒットしませんでした。おそらく、下降ルート(道)がないことから敬遠されてのことだと思います。この湯ノ沢右俣、滝がバンバン出てきて面白いのなんのってぇ~!ボルダーチックにグイグイ登れて気分爽快でした。

我々は倉沢山の山頂まで標高差250m残して時間切れの為、敗退しました。左俣への周回ルートも大滝に阻まれ時間的に無理と判断!安全第一に考え撤退を決意しました。敗退はしたものの、物凄く充実した素晴らしい山行となりました。その7年後の2015年に日本最強の沢登り集団・わらじの仲間さん達がこの沢へやってきたのです!その時の遡行記録を拝見すると、私のような若輩者を大分意識されているんだなぁ~!って、ちょっと嬉しくなったのを覚えています。

そのわらじの仲間のEさんから「行ってきたよ~!物凄い大スラブの滝でまるでガンガラシバナのようだったよ~!」って、情報提供をいただきました。翌年の2016年6月12日、クライマーのAさんと共に湯ノ沢左俣の幻の大滝(100m以上あるかな?)を偵察へ行ってきたのです。

この幻の大滝の第一発見者はわらじの仲間さんですので、第一発見者が初登の権利があります。よって、我々は第二登を目指しての偵察山行ということになります。まずは、どんな滝なのか?登れるのかどうか?この目で確かめてみたい!と思ったのです。当時は、私もパートナーのAさんも5.11クラマーでしたので…。

滝下で登攀ルートをAさんとじっくりと検討しました。あそこから取り付いて、あ~登って、その後こ~登って…。でも、スケールが巨大過ぎて上部の様子が分からない…。いざとなったら左のブッシュに逃げられるね!って。そんな具合に、Aさんと登攀ルートをシュミレーションしているだけで至福のひと時♪例えこの幻の大滝を登らなくても、観賞するだけでも十分価値あると思うほど、迫力満点の大スラブ滝でした。

帰宅後、早速わらじの仲間のEさんにメールしました。「わらじの仲間さんに遠慮して登らなかったよ…」って。そしたら「そんなこと気にしなくていいのに~!登っても良かったのに!っていうか、登れるもんなら登ってみんしゃ~い!」って言われました。そのお心遣いが嬉しく思いました。あれから私も歳を取り「何としても登ろう!」という意欲はなくなってしまいましたが…。誰が初登するのかなぁ~?日本に、しかも、ここみちのく秋田に未踏の大滝がいまだ残されていることに驚きです。下の写真、右下(赤丸)に写っているのがAさんです。スケールの大きさを感じ取っていただけると思います。




7月7日(水)
し、知らなかった…7月の変則連休

昨日の授業中のこと…生徒さんとの会話「先生は連休は山へ行かれるのですか?連休中のスクールの予定はどうなりますか?」って。「来週の17日(土)~19日(祝)の三連休は、久し振りに泊りの沢へでも行ってみようかな?って思ってるんです。スクールの方もお休みをいただくことになって申し訳ございません。」って。

「あれ?先生、今月は東京オリンピックの関係で祝日が変更になったこと、ご存じないのですか?」って。「えっ!そうなの?」本来祝日の7月19日(海の日)は、22日(木)へ移動。さらに、10月11日(体育の日)の祝日が東京オリンピックの開会式の23日(金)へ移動。よって、19日は平日扱いになり、その代わり22日~25日が4連休になるそうなんです。

え~!そんなの、聞いてないよ~!いつ決まったの?ちなみに私のカレンダーは、そう(4連休に)なってませ~ん!仕事と沢の両立の観点から、予定の変更を余儀なくされそうです。知らなかったのは、私だけ?いや~参った、参った~!4連休は嬉しいけど、このコロナ禍での4連休は、さすがに人の移動が増えてマズイのでは?って思ってしまうのですが…。

開催が迫る東京オリンピック・パラリンピック。その開催に伴い、祝日が計3日間も移動していることにまったく気付かなかった私…。さらに8月の祝日も変わるそうです。11日(山の日)がオリンピック閉会式のある8日へ移るものの、その8日が日曜日であるため、翌日の9日が振替休日という形で休みとなっています。つまり、11日が平日扱いになり、8日(日)~9日(月)が連休になる!ということのようです。そんでもって10月11日の体育の日は、祝日ではなくなります。詳細は、こちらのページに記載されています。PS.今日は、母の2回目の新型コロナのワクチン接種日です。これでちょっとは安心できそうです♪


7月5日(月)
靴デビューとコマクサ in 岩手山

昨日4日(日)、本来 和賀山塊のマニアックな沢へ行く予定でいました。予定通り朝4時30分に起きて家の外へ出てみると小雨が…。さらに天気予報をチェックすると和賀山塊方面のお天気は良くありません(昨夜の予報よりさらに悪化)。「今日はダメだな!」と断念し、二度寝してしまいました。

6時頃目を覚まし「週に一度の貴重な休日、せめて体力トレーニングだけでもしよう!」と思い立った私…。で、どこへ行こうか?東根山は登り飽きたしなぁ~!山の天気予報をチェックしてみると、唯一岩手山だけが午前中晴れマークになっていたのです。「焼走りコースを登ってコマクサでも見に行こう♪」と決めました。

そうと決まれば行動は早いです!そうだ、5月19日に購入して まだ一度も履いていなかった軽登山靴 モンベルのマリポサトレール(19,250円)を履いて登ってみよう♪買ったのはいいけど、もったいなくって、なかなか履く勇気が持てなかったのです。だって、こんな高級靴、仕事用(革靴)でも買いませ~ん!コレ、私の財産です。てなことで、本日めでたくデビューを飾りました♪

履き心地は、そりゃもう最高です!軽いし何と言っても滑りにくいです。さらに、靴ひもの部分がBOAシステムの採用により靴紐の代わりに高強度のステンレスワイヤーを束ねて作られた細いワイヤーを使用し、ダイヤル部分で巻き取る事でフィット感を調整!コレほんと楽チンで、一度経験すると虜になります。また、紐と違って緩まないのが気に入っています。

コマクサもたくさん咲いていました~♪焼走りコースは、写真撮影大会さながら!って感じで大いに賑わっていました。まさか岩手山がこんなに晴れるとは思っていなくて、なんか得した気分になった次第です。

沢と違って一般登山道は変化が少なく、登っていて長く感じます。山頂まで行かず、ツルハシ分岐まで登って下山することにしました。全行程往復 4時間30分、良い気分転換と体力トレーニングになりました。

帰路、ユートランド姫神に寄ってランチと温泉を堪能しました。ランチは「姫神山定食・海鮮鮪漬け丼定食(750円)」を食べましたが、プリンも付いてとっても美味しかったです♪久し振りに「沢へ行かない日曜日」となりましたが、たくさんお花が見れて楽しかったです。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』靴デビュー in 岩手山

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