酔いどれ日記 2017年06月

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6月25日(日)いよいよ来月!
東北(全国)沢屋交流会

8~9年ほど前からはじめた沢屋交流会!今では毎年恒例の行事になっています。沢屋さんを増やしたい(沢登りの魅力を伝えたい)!との思いと、沢屋さん同士の交流の場を作りたい!との思いから始めたのがきっかけでした。特にここ岩手では、沢屋さんが極めて少なく、パートナーを得るのに苦労していました。私のような思い(苦労)をされている方が、他にも大勢いるのでは?そのような思いもあり始めた沢屋交流会でした。

当初は、岩手県内の私と親交のある山岳会に声を掛けさせていただき、いわゆる身内が集まっての「岩手沢屋交流会」で、参加者も10数人程度のこじんまりした集まりでした。ありがたいことに毎年大好評で皆さん、とても喜んでいただきました。年を重ねるごとに「私も、僕も…」と広がっていき、岩手県外(秋田、宮城、福島等)からの参加者も増え、参加者は20名を越えるほどになり「岩手沢屋交流会」から「東北沢屋交流会」に改名しました。

ちなみにこれまで交流会で遡行した沢は、①八甲田・逆川~バッカイ沢 ②森吉・桃洞沢~赤水沢 ③森吉・様ノ沢 九階滝 ④二口山塊・小松原沢 ⑤二口山塊・エシコ沢~高倉沢 ⑥二口山塊・大行沢 ⑦二口山塊・鳴虫沢 ⑧焼石連峰・尿前本沢 ⑨岩手山・焼切沢 ⑩八幡平・葛根田川 ⑪八幡平・湯ノ沢です。本交流会は技術レベルの向上ではなく、あくまでも親睦が目的ゆえ、安全に楽しめる癒し系の沢ばかり選定してきました(尿前本沢のみ例外)。私のこだわりの一つに交流会において同じ沢には絶対に行かない!でしたが、今年はどうやら厳しそうです。

去年から東京など関東方面の山岳会さん達(ACC-J茨城、浪漫山房の高桑信一さん銀座山の会)も加わり、参加者が何と30名近い人数になったのです。こりゃ「東北沢屋交流会」から「全国沢屋交流会」に改名しなければなりませんね!今年の沢屋交流会、来月7月に開催予定ですが、お声掛けをさせいただいたところ、今年はさらに…な、な、なんとあの(日本最強の沢登り集団)「わらじの仲間」さんや「童人トマの風」さんからも参加表明をいただき、嬉しいやら恐れ多いやら…。私と限らず、沢屋であれば誰もが憧れ、目標とする山岳会ですものね。

先日20日に参加申し込みを打ち切らせていただきましたが、現時点で参加希望者は30名を越えています(ちなみに去年は28名の参加)。青森、岩手、秋田、宮城、東京、神奈川、埼玉、茨城の沢好きな14団体の山岳会が集結します。嬉しい反面、リーダーとして身の引き締まる思いです。去年は、八幡平焼山の湯ノ沢を皆で遡行したのですが、30名の大所帯で沢のリーダーをするのは初めての経験(20名ほどであれば何度も経験ありますが)!20名と30名の差はとても大きいです。遡行後たくさん反省し学びました。沢において30名での遡行となれば、ザイルを出すような沢は時間的に厳しくリスクも増大します。親睦が目的ですので、安全を最優先し沢の選定をしなければなりません。手前味噌で恐縮ですが、私はこれまで全国の沢を350本以上遡行していますが、自分がリーダーした沢では(単独行でも)一度も事故を起したことがありません。たまたま運が良かっただけかもしれませんが、臆病なほど念には念を入れて慎重を期した結果だと思っています。

そんなわけで、交流会において過去遡行した沢と同じ沢には行かない!というこだわりを今回は捨てて、安全を最優先し今年は2年前に皆で遡行した岩手山の焼切沢に決定することにしました。焼切沢であれば、万が一の際のエスケープが楽ですし各々のレベルに応じ直登や高巻きも可能です。

今回の参加希望者の半数以上は、この焼切沢を既に遡行済みあることは重々承知しておりますが、安全を最優先させていただきたく、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。参加者が20名程度であれば、他の沢もいくつか候補を考えておりましたが…。何はともあれ、皆さんとお会いできること、とてもとても楽しみにしています♪

話し変わって…もう2ヶ月近く前のことになるのですが、東京時代の山仲間のブログで沢屋の弘田氏の訃報を知りました。奈良県の大峰山脈・下多古川本谷の琵琶の滝(50m)を単独登攀中に滑落し亡くなられたようです。彼ほどの百戦錬磨・大ベテランでさえ亡くなってしまうのか…。数日間、彼のことが頭から離れませんでした。本当に残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。

沢登りをされる方であれば、彼のホームページ「その空の下で…」は、一度ならず見たことがある人が多いと思います。実は、私も彼のホームページのファンの一人でした。膨大な遡行記録がとてもわかりやすく整理されていて、参考にさせていただいていました。そんな彼からメールを頂いたことがあります(確か去年だったと思います)。①私のホームページをよく見ていること。②主に東北の沢に関して私のHPを参考にさせていただき感謝していること。③東北方面の沢へもよく行くので、都合が合えばご一緒したいとのこと。④自分のプロフィール等、とても丁寧なメールを頂戴しました。

その時は、『私も弘田さんのホームページをよく見ています!とても素晴らしいホームページで参考にさせていただいています。機会あらば、ぜひご一緒させてくださいね!』と返信させていただきました。彼のような卓越した沢屋さんからメールを頂戴し、嬉しかったのを覚えています。結局一度もお会いすることなく亡くなられ残念な思いですが、彼の偉業は、きっと後世に語り継がれると思います。彼のような偉大な沢屋さんと私とでは比べようもありませんが、僭越ながら言わせて頂けるのであれば「似たもの同士だな!」と思ったのが、数年前に彼のホームページを熟読させていただいた際の第一印象でした。

彼も私も沢登りは独学で一人で始めている点。パートナー探しに苦労している点。単独でも沢へ行く点。沢登りを始めた時期もほぼ同じ点。年齢も近い点。廻りから「沢キチガイ」と言われるほど、沢が大好きな点、などなど。決して他人事とは思えませんでした。弘田氏の訃報を知り「彼の身に何が起こったのか?」を知りたくて、出来る限り情報を集める努力をしました。第一発見者の様子も知ることが出来ましたし、彼と親交のあった方のホームページからも彼のお人柄等を知ることが出来ました。

彼ほどの百戦錬磨の沢屋が、なぜ亡くなってしまったのか…。様々な情報を元にそれとなく推測することが出来たようにも思いますが、真意の程は本人しかわかりません(大阪わらじの琵琶の滝の登攀記録、これを読む限り かなりシビアな登攀を強いられる滝のように思います)。もし、私が同じ状況だったら…。いつかは我が身…。彼の死は私にとって、とてもショックな出来事でした。私を含め彼に憧れ目標としていた全国の沢屋のためにも、まだまだ長生きして活躍して欲しかった…。心からそう思います。それだけに今回の事故は本当に残念に思います。ご冥福をお祈りいたします。


6月22日(木)鳥海山と山麓デート 3

いよいよ本日6月18日(日)は、Fちゃんとの約2ヶ月振りのデート日♪この2日間、朝4時起きだったこともあり、この日も自然と4時に目を覚ましてしまいました。ゆっくりと朝食を食べ時間を潰すものの、Fちゃんとの待ち合わせはイオンスーパーセンター本荘店に朝8時なので、まだまだ時間があります。

てなわけで、「どこか時間を潰せる場所はないかなぁ~!」とタブレットで検索し、あったあった~!待ち合わせ場所の近くにある24時間営業のサウナ施設「にしめ湯っ娘ランド」。早朝割引で何と360円だって!銭湯ならまだしも、サウナでこの激安価格は信じられません!

昨日の鳥海山での雪焼けがひどく、顔、首、腕が真っ赤でヒリヒリ状態!湯船に入ろうとすると痛くて大変!顔は、まるでお猿さんのようです。でも、朝風呂って最高なんですよね♪少しでも小奇麗にしてデートに望みたいもの。今回の観光ルート(デートコース)は、全てFちゃんにお任せしました。まずは、Fちゃんお気に入りの場所「土田牧場」に案内してくれました。仁賀保高原で収穫した牧草を使って飼育したジャージー牛のミルクで作るソフトクリームや、オリジナルのソーセージなどが食べられる「ミルクハウス」が人気の牧場のようです。

「日本で一番安心できるミルク」と場長が自負するジャージー牛乳は飲む価値大です。大地の恵みと高原と鳥海山の雄大なロケーションを堪能できるスポットで大変気に入りました。Fちゃん、曰く、特にここのソフトクリームが絶品とのこと。早速二人で食べてみました。とっても濃厚で美味しかったですよ♪また、雲ひとつない鳥海山を見ることが出来て感動しました。こんなに完全な姿で鳥海山を望めることは珍しいようです。犬やヤギ、ウサギとも触れ合うことが出来、のどかでほんと素敵な所でした♪また近くの仁賀保高原から見る日本海も見事でしたよ♪

その後、獅子ヶ鼻湿原(中島台レクリエーションの森)に行き、奇形ブナとしては日本一の太さを誇る樹齢300年の「あがりこ大王」を見に行きました。ちょっとしたハイキングコースになっていて、神秘に満ちたブナの森の散策も素晴らしかったです。

それから「奈曽の白滝」にも行きました。金峰神社そばの奈曽の白滝(高さ26m)は鳥海山の雪解け水が轟音とともに流れ落ちる名勝地!アプローチの便の良さもあり観光客で賑わっていました。

お腹空いたぁ~!Fちゃんお勧めのにかほ市にある「ホテルエクセルキクスイ」にてランチタイム♪このホテルでは、石野真子や早見優のディナーショーも行われるようです。さぞやメニューも高価かな?と思いきや、意外や意外…結構リーゾナブルなお値段にビックリ!さすがグルメのFちゃん、良いお店を知っています。

目に付いたメニューが「玉手箱(1,500円)」!「開けてビックリのお楽しみ弁当♪」らしいです。二人で同じものをオーダーしました。お肉、お刺身、天ぷら等、盛りだくさんで、ちょっとした懐石風のお弁当で、とっても美味しかったですよ♪

昼食を食べたあとは、本荘市にしめ町の「ハーブワールド」を見に行きました。ちょうどラベンダーフェアを開催していて、しかも、昨日の地元の新聞に大きく取り上げられたこともあり大変賑わっていて(大混雑していて)、まるでお祭り騒ぎのようでした。でも、カラフルなお花がたくさん咲き乱れて、ほんと心癒される素敵な場所でしたよ♪そうこうしているうちに、Fちゃんとのお別れの時間になりました。後ろ髪引かれる思いで岩手に向かい帰宅の途に就きました。鳥海山とデート、とても楽しく充実した三日間を過ごすことが出来ました♪ PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪

『酔いどれ画像掲示板』 鳥海山(その3) 今すぐ見たい方はクリック!


6月21日(水)鳥海山と山麓デート 2

久し振りのテント泊だったせいか、お酒の飲みが足りなかったせいか、夜中に何度も目を覚ましてしまいました。4時過ぎに寝袋から這い出て空を望むと厚い雲が垂れ込め、あまりお天気がよろしくありません。雨が止んだだけでも良しとしなきゃね!タブレットで天気予報をチェックすると7時頃からお天気が回復らしいけど…。本当かなぁ~?

とりあえず朝食のカップラーメンを食べ出発の準備をします。鳥海ブルーラインで鉾立登山口に到着するも一面ガスに覆われ10m先がかすんで見えてしまうほどの絶望的なお天気!ガ~ン!こうなったら、体力トレーニングと割り切って登るしかないかな!

5時40分、あまり気が進みませんでしたが、濃厚なガスの中、登り始めることにしました。これじゃ~山頂からの景色は期待できないなぁ~!2007年8月に登頂した時もガスで何も見えなかったし今回もダメか…。登り始めて40分、1,370m付近で急にガスが晴れ(というより雲より上の位置に到達し)目の前に青空が広がった時は、そりゃもう感動しました♪これは夢か!と思ったほどです。後ろを振り返ると眼下に広大な雲海が見渡せ、進行方向を見ると長大な雪渓と山々が望めました。

しかし、喜んだのも束の間、またガスに覆われ(雲が上昇し)またもや何も見えない状態に陥りました。その後、晴れたりガスったりの繰り返しで一喜一憂していました。ところが、御浜小屋手前の1,600mから上は一切ガスられることはなく、ず~っと青空のもと歩くことが出来ました。10m先も見えずガスしか見えなかったモノクロの「白の世界」が、瞬時に快晴のカラー色「青の世界」に劇的に変わり、目の前にドカンと鳥海山の雄姿が見えた時は、そりゃもう感動モンでした♪

ということは、登山口の5合目から1,500m付近まで厚い雲(雲海)に覆われていたことになります。その雲の上に出たことにより超快晴に変わったようです。今回のような劇的な変化は、私の35年の登山人生の中でも珍しいです。何はともあれ、お天気が良くなって安心しました♪日本海は見えませんでしたが、その代わりに広大な雲海を望むことが出来ました。ほんと久し振りです!こんな壮大な雲海を見たのは。

それにしても、今年は雪が多いです。全行程の4分の3以上は雪渓歩きだったように思います。御浜小屋から見た鳥海湖や鳥海山の雄姿が見事でした。お花もたくさん咲いていました。七五三掛から先は、外輪山コースから登り登頂し、千蛇谷(雪渓)コースを下る予定でいましたが、千蛇谷コースの落石の危険性を考慮し早い時間に通過した方がリスクは軽減するだろう!との判断から予定の逆コース、つまり千蛇谷(雪渓)コースから登り、登頂後は外輪山コースを下ることにしました(この判断が、後に後悔することになろうとは…)。

標高1,500m以上は、雲の上で天候に恵まれ、また雲海が素晴らしかったこともとあり、たくさん写真を撮りながらのんびり登りましたので結構時間が掛かってしまいました。登り始めて5時間、やっと鳥海山の山頂(新山)に到着しました!360度、どこを見ても雲海だらけで素晴らしかったです。その後、七高山の山頂も踏み外輪山コースで下山しましたが、これが失敗でした。展望を満喫できる魅力はあるのですが、結構時間を要しました。千蛇谷雪渓を下った方が、かなり時間短縮できたと思います(落石の危険がありますが)。

下りも長かったなぁ~!全行程17キロで9時間20分も掛かってしまいました。写真を全部で450枚も撮りましたので、そのせいもありますが、結構疲れました。久し振りに「思いっ切り歩いたなぁ~!」って感じです。

下山後は、道の駅 象潟「ねむの丘」の展望風呂に入りましたが、これがまた素晴らしかったです♪日本海を見渡しながら入浴できるのですから堪りません!しかも、たったの350円です♪その後、昨日と同じマックスバリュ武道島店にて打ち上げ用のおかずを奮発して?購入しました。本日の目玉は、本まぐろ中とろのお刺身♪たった5切れで842円なんですが、半額の421円で購入できました。秋田産ならぬスペイン産だったのがちょっと残念でしたが、中とろには変わりません。私にとってはこれでも 登頂祝い用の「贅沢の一品」なんです。

買出しを済ませた後、これまた昨日と同じ奈曽川河川公園キャンプ場に向かいました。本日は土曜日でしかもお天気が良いので「きっと混んでいるだろう!」と覚悟して行ったのですが、何と2組(約10人)しかいませんでした。このキャンプ場から鳥海山を眺めながら一人打ち上げ!祝杯を上げました。純米吟醸酒と中とろのお刺身がこれまた絶品!満ち足りた気持ちになりました。彼女のFちゃんが昨日も今日も頻繁にラインで会話してくれるので、一人でも寂しさは一切なく、とても楽しい気持ちにさせてくれました。

いよいよ明日はFちゃんとのデート!久し振り再会でワクワクします♪続きは後日の日記をお楽しみに~!PS.『酔いどれ画像掲示板』に鳥海山の写真を掲載しました。今回はとても素敵な写真を数多く撮影することが出来ました。鳥海山の絶景をご覧になりたい方は、ぜひご覧下さいねぇ~♪雲海が超素晴らしかったです!(^_-)-☆

『酔いどれ画像掲示板』 鳥海山(その2) 今すぐ見たい方はクリック!


6月19日(月)鳥海山と山麓デート♪ 1

6月16日(金)の午後から18日(日)夜に掛けて計2泊3日で鳥海山登山とFちゃんとの2ヶ月振りのデートの両方を満喫して参りました。鳥海山はロングルートの鉾立(象潟コース)から登るため初日の16日(金)は、仕事が終わった後に自宅を出発!鳥海山は遠いなぁ~!

初日のその夜16日(金)、鳥海山の麓のキャンプ場(無料)にてテントを張り、2日目の翌17日(土)に鳥海山を登り下山後は また昨日と同じキャンプ場に泊まりました。3日目の18日(日)は、朝早くからFちゃんと鳥海山の麓の観光地巡りをしてデートを楽しみ充実した三日間を過ごすことが出来ました♪(^_-)-☆

さすがに遠方で2泊もすると「遊んだなぁ~!」って感じです。連休を取ったのはゴールデンウィーク以来です。鳥海山は今度で4回目になりますが、何度登っても素敵な山ですね♪一度目は2006年4月下旬GWに二人で鉾立から登り時間切れ!山頂まで180m残し惜しくも敗退。2度目は翌年の2007年5月上旬GWで6人で登り この時も鉾立から登り悪天のため敗退。三度目は同年8月の夏に矢島コースから二人で登りやっと登頂を果たすことが出来ました!鳥海山は立地上から天気に恵まれことは極めて稀で意外と侮れない山です。10年振りの鳥海山!鉾立から登るのは(しかも単独)、これで三度目の正直です。幸いにも今週末は晴れそうで絶好のチャンス到来!

土曜日にデートして日曜日に鳥海山を登るか?または、土曜日に鳥海山を登って日曜日にデートをするか?大分考えましたが、登った後にデートした方が気分的に楽かも♪と思いスケジュールを決めました。気になるのは、お天気です。出発時の16日(金)の盛岡は、凄い雨(土砂降り)で心配になりましたが、天気予報によれば週末は晴れマーク!天気予報を信じていざ出発!16日(金)午前中仕事(授業)をこなし昼食後に自宅を出発。今宵の宿泊場所は、にかほ市象潟町本郷にある「奈曽川河川公園キャンプ場」です。R46を通り協和ICから高速道路を利用しました。我が家から180キロで約3時間半掛かります。

キャンプ場に入る前に「象潟夕日の宿 さんねむ温泉」にて入浴し運転疲れを癒します。ここは、その昔、三崎海岸に仲間とクライミング通いしていた当時、利用していた懐かしい温泉で何と350円で入浴できます。道の駅象潟「ねむの丘」は、とても人気が高く混みますので、ゆっくりと入浴したく あえてさんねむ温泉を利用していました。

入浴後は5分(2キロ)先にあるマックスバリュ武道島店にて今宵の酒のつまみの買出しを済ませ、さらに車で15分(約8キロ)も走れば今宵の宿泊場所である奈曽川河川公園キャンプ場に到着です。ちなみにこのキャンプ場から5合目登山口(駐車場)の鉾立までは16キロ約30分の距離です。鉾立の標高1,150mもあり寒そうなので(しかも雨だったので)、あえて下界のキャンプ場を利用した次第です。

道の駅 象潟及びさんねむ温泉(1.入浴)とマックスバリュ武道島店(2.買出し)と奈曽川河川公園キャンプ場(3.宿泊)は、それぞれ近場にあり「鳥海山 前夜泊・トライアングル地帯」と勝手に命名しました。暗くなる直前の6時30分にキャンプ場に到着したのですが、金曜日でしかも雨降りだったせいもあり誰もいませんでした。それに寒い寒い…。フリースを持ってきて良かったぁ~!ここは鳥海山麓秋田側のキャンプ場で唯一無料の公園キャンプ場です。鳥海ブルーラインから奥に入った所にあり広大な敷地で設備も綺麗♪これが無料なのですからビックリです。

外は結構雨が降っていましたし、誰もいませんでしたので これ幸い!と屋根のある炊事場の中にテントを張らせていただきました。その後、一人前夜祭を行いちょっと奮発して高いお酒(純米吟醸-2013年春季全国酒類コンクール純米吟醸酒部門第1位)で入山祝いをしました。一人旅の際、タブレットは とっても重宝します。メールや天気予報のチェック、読書は出来るし音楽も聴けますので一人でもまったく寂しくありません。この日は、明日朝が早いので9時前には寝ました。明日、本当に晴れるのだろうか?今の天気(外は雨)からすると想像出来ませんでした。いよいよ明日17日は10年振りの鳥海山登山です。予報通り晴れてくれると嬉しいけど…。続きは後日の日記に続きます。PS.今回撮影した写真(前夜祭編)を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪(^_-)-☆

『酔いどれ画像掲示板』 鳥海山(その1) 今すぐ見たい方はクリック!


6月12日(月)登山用GPS
& カシミール3D講座

先日6月9日(金)は、当パソコンスクールの、おそらく日本で唯一対応している『登山用GPS&カシミール3D講座』を受けに、何と福島県は会津若松から来られた方(70歳男性)がいます。過去、岩手県内はもちろんのこと、大阪はじめ東京や宮城からもこの講座を受けに来られている方がいて、ほんとありがたいことです。

ただし、今回はこれまでとちょっと違って、教えて欲しい機種が現在販売されている(最も人気のある)eTrex 30xjではなく、一世代前の「eTrex Vista HCxの操作方法を欲し~い!」との依頼でした。

確かに私も以前は使っていた機種ではありますが、かれこれ1年以上も触っていません。すっかり新しい機種に慣れてしまい、古い機種の操作方法を忘れてしまっています。電話で「大丈夫ですよ!いいですよ!ただし、マニュアルはeTrex 30xjのものになりますけど、それでもいいですか?」って。

6月9日(金)この日は、朝9時~夕方16時まで6時間みっちりの講習です(昼休み1時間あり)。生徒のFさん、大分前に購入したものの操作方法がわからず、そのまま放置していたとのこと。ネットで当講座の存在を知り「使ってみたくなった!」ようです。「私みたいに買ったはいいけど、使い方がわからずに放置している方、意外と多いと思いますよ!先生の教室が、もっと近くにあれば…」とおっしゃっていました。

見るからにほぼ新品同様でした。最初から問題発生!日本登山地形図(TOPO10MPlus)をGPSにインストールする作業において、ロックコードがきちんと解除出来ているのに なぜかパソコンからGPS機器(eTrex Vista)にインストール(転送)できないのです。操作方法は問題ないはず!何度トライしてもダメで、もしやGPS機器側に問題がある可能性も考えられます(初期不良かも)。私が思うにマイクロSDカードが認識されていない様子でしたので、接触不良かシステムエラーかもしれません。こうなれば、ガーミン社に電話して対処方法を聞くしかありません(なかなか繋がらず、何度も電話した)。言われたとおりに操作してもSDカードが読み込まれず、結局「当社へ送っていただけませんか。診てみます!」との結論に達しました。これらの作業やガーミン社との交渉で午前中が潰れてしまいました。

午後からは、私が持っているeTrex Vista HCxにて講習を実施することにしました。午後からの3時間で集中して(凝縮して)基本操作を徹底的に説明させていただきました。10日前にお電話を頂いた時「マニュアルは最新機種のeTrex 30xjになりますよ!」と言ったものの、「せっかく福島の、しかも会津若松から来られるのだから(しかも御歳70歳)、古い機種eTrex Vista用にマニュアルを作ってあげよう!」と思い立ったのです。

抜本的に全て見直し、操作方法の確認、写真も全て撮り直し丸一日かけて仕上げました。今日ここでの授業内容を忘れても このマニュアルさえあれば、基本操作は出来るように作ってあります。「いやはや、作っておいて良かった~♪」って心から思いました。あとは修理に出したGPSが無事に戻ってくるのを待つだけです。何はともあれ、喜んでいただいたようで嬉しく思いました。

話し変わって…昨日11日(日)は、お天気が今一つでしたので近所の山(矢巾の赤林山)へトレーニング兼ねて登って参りました。この赤林山は、急登の上にアップダウンが多いので体力トレーニングは最適な山だと思っています。過去何度も登っている山なので新鮮味には掛けますが、ひと汗かいて矢巾温泉でマッタリと読書に励むのが目的なんです。以前の日記にも書きましたが、この矢巾温泉は、日曜日でもあまり混むこともなく、のんびり出来るのが最大の魅力です。この日は、石原慎太郎著の『天才』を読みました。65万部超えの大ベストセラーで田中角栄元首相の伝記的内容になっています。お昼は、その矢巾温泉で唐揚げ定食(650円)を食べましたが、とっても外はカリッ、中はジューシーでとっても美味しかったです。登山と温泉と読書三昧の平和な一日となりました♪(^_-)-☆


6月7日(水)国見温泉~貝吹岳
(旧秋田街道)

この所 2週連続で週末に雨が続き、まともな山へ行けず悶々とした日々を過ごしておりました。しかも、気温も低く寒い日々が続きストーブを着けたほどです。2週間前の30度越えの日々がウソのようです。冬物を全て締まってしまったのが悔やます。毎週山を登っていると、一週でも行かないとストレスになってしまいます。

てなわけで、6日(火) 午前中予定が空いていましたので(仕事が入っていなかったので)、即効で山へ行くことにしました。この日は、移動性高気圧に覆われ晴れること間違いなし♪このチャンスを逃してなるものか~!

貝吹岳、今まで幾度も登っている山ですが積雪期(冬~春)にしか登ったことがありませんでした。登山道がなく積雪期にしか登れない山だと、ず~っと思っていたのです。ところが、無雪期でも登れることを知りビックリで!10年ほど前に切り開かれた登山道があるという。し、し、知らなかった…。先週のクライミング練習時に仲間のMさんにその話をしたところ、「その登山道、実はね、我々が整備したんだよ!」とのこと。Mさん達が丹精込めて整備したルートかぁ~!こりゃ、登らずにはいられませんね!

仙岩トンネル~貝吹岳~笹森山~国見温泉の周遊コースは、残雪期の2012年4月15日に行っています。「このコース、いいよ♪お勧めだよ!」って国見温泉・石塚旅館のご主人(当パソコンスクールの生徒さんでもあります)に聞き行ってみたのですが、超最高のルートでした!最高の展望を満喫できる素晴らしいルートで感動したことを覚えています。同コース、あまり記録を見ませんが、お天気に恵まれれば360度の大展望を満期しながら縦走できる最高の周遊コースですよ♪

積雪期と無雪期、アプローチの問題から多少コースは異なるものの、あの感動を無雪期にも味わえるなんて素晴らしいです!「雪がないと、どんな感じなんだろう?」ってワクワクしました。初めて登るルートは、ほんとワクワクしますよね♪ヤマレコで過去の記録を見ると4時間~6時間掛かるようです。朝早く出発すれば、午後の仕事に間に合うはず!いざ、出発!

まずは国見温泉から笹森山を登るのですが、道中まったく道標がありません。石塚旅館さんの真正面が登山口になります。ここから下り沢を徒渉し(この数日の雨で増水していた)、笹森山へ向かいます。通常の登山道と何ら変わらない立派な道です。ちょうどタケノコ採りのシーズンで旧秋田街道のゲート前は路上駐車で溢れていました。

全行程でラジオや熊除け鈴や笛の音、人の叫び声は当たり前!爆竹はバンバン鳴り響いているし、けたたましいサイレン音にもビックリ!皆さん、熊対策で音を鳴らし放題!かなり騒々しい感じでした。先月(5月27日)、同じ仙北市でタケノコ採り中に61歳の女性が熊に襲われ亡くなったばかりなのですから、警戒する気持ちもわかります。まさに命がけのタケノコ採り!

さらに驚いたこと…タケノコ採りの皆さん、バイクや自転車で登山道や林道を走っているのですよ~!バイクはわかりますが、自転車の場合、歩いた方が速いのではないか!と思ってしまいました。今日すれ違った皆さん、大収穫だったようで、大きな袋を重そうに担いでいました。ヘルメットを被っている人もたくさんいました。熊ってね、まずは頭を真っ先に襲ってくるようですから…。

今回歩いてみて、積雪期とはまったく雰囲気が異なることに驚き、新鮮な気持ちになりました。笹森山と貝吹岳、山頂からの展望は最高でした♪鳥海山もバッチリ見えましたよ!全行程の6~7割は林道と車道歩きに終始しますが、それでも楽しい山行となりました♪下山後は、やまなか家(冷麺・焼肉のお店)にて「平日・500円ランチ」メニューの「半冷麺+ライスセット」を頼みました。雫石のR46号を通るたびに気になっていたのですよ!「平日500円ランチ」の看板をね。

さすがに500円では焼肉は付きませんが、熱々のごはんにやまなか家秘伝のタレ(焼肉用)を掛けて食べた所、とっても美味しくって、まるで焼肉を食べた気分になりました♪その日の夕方、仕事が終わった後、市内のマース(入浴施設)へ行きました。6日は「風呂の日」で通常の半額320円なんですよ♪山と仕事と充実した一日となりました。そうそう、旧秋田街道の歴史を知りたい方は、HP「山さ行がねが」をご覧くださいませ。よくぞまぁ~ここまで調べ上げたものだ!と感心しました。さらに自分の足で歩いているのですから凄いお方です。また『国見峠・仙岩峠物語』のHPも大変参考になりました。 PS.下の写真は、国見峠で江戸~明治8年まで使われていた旧秋田街道です。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧下さいねぇ~♪(^_-)-☆

『酔いどれ画像掲示板』 国見~貝吹岳(旧秋田街道) 今すぐ見たい方はクリック!

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