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8月29日(月) 山の扉

本日新しい総理大臣が決まりました。日本の為に、そして被災地復興の為にも、野田新総理にはぜひ頑張ってもらいたいものです。党内で分裂している場合じゃありませんものね。これからの野田さんに期待したいものです。さて、本日、北海道・日高山脈(コイカクシュサツナイ岳)を『山の扉』に公開しました。未公開写真もたくさんありますので、ご興味のある方は、ぜひご覧くださいませ♪

全部で71枚写真を掲載しています。これから先も山行予定が色々と入っています。仕事と山を両立しながら頑張っていきたいものです。ホームページの更新もね!そうそう、昨日行ったエコシ沢の写真も早めに整理をして、アップしなくっちゃね〜!

『山の扉』 北海道・日高 コイカクシュサツナイ岳 今すぐ見たい方はクリック!


8月28日(日) 山行速報!

本日は、宮城県は二口山塊、穴戸沢支流のエシコ沢遡行〜高倉沢下降を単独で行って参りました。2万5千図にも沢名が記載されていないほどの超マイナーな沢ですが「今井家ブログ」や童人トマの風さんの山行記録を拝見し、「当たりの沢だ!」との記載に興味をそそられ、行ってみることにしました。

特に「今井家ブログ」の今井さんとは東京時代からのお付き合いです。大学も一緒、年も一緒です。さらに所属していた社会人山岳会も一緒だった時期もあり、たくさんの沢をご一緒させて頂きました。私が12年前に岩手に戻ってからは、疎遠になりつつありますが…。奥様のRさんとも何度か岩手の沢をご案内させて頂きましたし。

お二人がご結婚される前のこと…、彼は東京、私は岩手。そんな状況の中、広大な八幡平で偶然バッタリ出会った時には、ほんとビックリしました。その時、私たちは南白沢を仲間三人で遡行していました。稜線に無事ツメ上げた後、「もう登山者は来ないだろう!」と思い、登山道のド真ん中で焼肉&酒宴を催していたのです。

そしたら、一組の男女がやってきたのです。「ヤバイぞ!ルート、あけなきゃ!」と思い、急いで焼肉、そしてお酒やコップを片づけました。どんどんお二人が近づいてきました。お互いに「こんにちは〜!」と挨拶を交わしました。私は片づけに一生懸命で、お二人の顔を見る余裕がありませんでした。

お二人が我々の前を通り過ぎた時のこと…今井さんが後ろを振り返り「あれ?もしかして酔いどれさんじゃない!」「えぇ〜!うそ〜!今井さん!どうしてここにいるの?」って。お互いビックリですよ〜!「これも何かの縁、まんず、一緒に飲むべし!」と今井さん達を交え、一緒に飲みました。時効だから言いますが、どうやら「お忍び山行」だったようです。その当時、「大丈夫、誰にも言わんから!」と私。あれから10年くらい経つのかな?今井さん、もう時効ですよね!

現在は、今井さんも奥様も山が縁で結ばれ、全国を股にかけて精力的に山登りに励まれているご様子を拝見する度に、とても微笑ましく、また嬉しく思います。ご夫婦で共通の趣味があるって、いいですよね♪末永くお幸せにね!(^o^)  特に東京時代、今井さんと私の異なる点は、沢シーズンが終わると、私はひたすらフリークライミングに没頭し、今井さんは山スキーに没頭する点でした。夏のシーズンは、一緒に沢へ行ったりしたのですが、冬になるとそれぞれ違うジャンルへ励んでいたのです。

そんな彼がブログの中で「面白い沢!」と評価していたこともあり、行ってみることにしました。彼が言うのだから「間違いないだろう!」と確信していました。今朝は4時10分に起き、自宅を出発しました。結果、ナメと滝が多く、まったく飽きさせない秀渓でした。確かにこれは「当たり」の沢です。グレード的にはちょっと物足りなさを感じましたが、単独で行く分には程よく楽しめたと思います。ナメと滝がバンバン出てきて、さらにほぼ全て直登出来ました。続きは後日の日記に続きます。 PS.上の写真の滝、30〜40mはあるかな?


8月27日(土) 北海道 日高遠征 その4

北海道・日高遠征から帰宅してちょうど一週間が経ちます。北海道で思いっ切り遊んだ分、今は一生懸命仕事に励んでおります。特にある企業様から受注したホームページ作成の仕事に関しては、「一日も早く仕上げて欲しい!」とのご要望があり、授業をしているか、ホームページを作っているか、って感じの忙しい毎日を送っています。

ホームページ、自分で言うのもなんですが、一心不乱とでも言いましょうか…凄い集中力で作っています。集中すると、どうにも止まらなくなってしまうようです。今回の受注したHP作成の仕事は、ページボリュームがあり金額も大きいです。膨大な作業量で大変ですが、やりがいがあります。依頼主様に喜んでいただけるよう、頑張りたいものです。

今回は全てスタイルシートで作っているのですが、IE6やIE7のバグ対策が結構神経を使い苦労します。昨日は、丸一日かがりで原因と対策を調べ、どうにか全て対処することが出来ました。私のホームページのアクセス解析を見ても、まだまだIE6で閲覧している人がいるようですので(信じられませんが、事実なんです)、対策を講じる必要があるのです。

さて、前回の日記の続きです。いよいよ北海道を去る最終日、19日(金)の朝を迎えました。泣いても笑っても今日が最後です。外は曇り、厚い雲に覆われています。最終日くらい晴れてもらいたかったけど、雨が止んでくれただけでもありがたく思わなくっちゃね。朝からフリーズドライの高級カレーライスを食べ元気を付ける私たち♪

パッとしたお天気ではありませんでしたが、皆さん行く気満々です。朝食後、各自黙々と遡行支度に励んでいました。「せめてワンピーク踏みたい!」という熱い思いが、そのような行動を取らせたのかもしれません。5日連続の雨による大増水で、果たして突破できるかどうか、わからない状況でしたが、「とりあえず頑張れるところまで行ってみたい!そうしないと納得できない!」って、気持ちだったと思います。遡行できない欲求不満が炸裂寸前だったのです。

当初予定していたヌビナイ川も札内川も本流ですが、本日遡行するコイカクシュサツナイ岳は札内川の支流です。この大増水で本流徒渉は100%無理だ!と思っていました。望みがあるのは支流です。「支流ならどうにか行けるかも?」との期待がありました。支流といえ、股下までの激流徒渉を何度も強いられました。ドスコイ、ドスコイ!で徒渉を繰り返しました。一か所ほど4人のスクラム徒渉で突破しましたが、皆さん大ベテランの猛者ばかりですので、ザイルを使うまでもありませんでした。

遡行すること約2時間で520mの二俣に到着!ここまで来れば一安心です。ここからは尾根に取り付きコイカクシュサツナイ岳を目指します。笹ヤブを漕ぎながらグイグイ高度を上げていきます。この尾根、笑ってしまうほどの(信じられないほどの)急傾斜が続きます!ヤブと急傾斜で休憩できるところも限られていました。バランスを崩せば、どこまで転げ落ちるのやら…って感じ。でも、ブッシュなど掴むモノがあるので安心できますが…。

主稜線に合流するあたりは「これって沢のツメですか…」って思うほどの急登でした。ナイフエッジの岩稜帯も出てきて「ここは穂高ですか?」って感じで、楽しめました。とにかくエッジ状の痩せ尾根(蟻の刃渡り)が続き、傾斜の強い尾根の印象が強かったです。登りはいいとして、下りは慎重に降りないと…って感じですね。聞くところによると、このコイカク岳、日高の山にあって入門ルートらしいです。「えっ?これが入門ルートなの?」と、一同ビックリでした。

S先生曰く、「我々だからノーザイルで登れるけど、もし○○さんがメンバーにいたらザイルを出さねばダメだな!」と。我々のように沢や岩を登る人であれば、問題ないルートですが、尾根歩き専門の方であれば、激流徒渉やエッジ状の痩せ尾根で怖がるかもしれませんね。

増水していたこともあり時間がかかりました。登り始めること5時間半、コイカクシュサツナイ岳の山頂に到着です♪遡行開始時は、濃いガスに覆われていたのですが、登るにつれて徐々にガスが晴れ、主稜線に出るちょうど良いタイミングでガスが晴れてくれたのです♪360度の大展望に皆大感動!これまでの苦労が報われた瞬間でした。「いがった、いがった♪」と皆で固い握手を交わしました。主稜線は、ほんと気持ちの良い稜線漫歩を満喫!「日高って、楽し〜い!それに素晴らし〜い!また来たいな♪」と思ったのは、私だけではないと思います。

下りは慎重に…膝が笑ってしまうほどの激急登です。結構膝に負担がかかります。下りは4時間かかり、この日の合計行動時間(休憩時間含む)は9時間半でした。最終日にギリギリどうにか一座登頂でき、気持ちが晴れました♪夜9時までに苫小牧のレンタカー会社に車を返却せねばならず、時間の猶予はありません。急いで苫小牧を目指しました。Aさんの素晴らしい車の運転のお蔭で夜7時頃に苫小牧港に到着!さすが本職、車屋さんです。「まだ時間あるね!温泉&打ち上げしようか♪」ということになりました。このような時は、タクシーの運転手にお勧めの場所を聞くのが一番です。

苫小牧港近くの温泉に入り、その後ラーメン屋で打ち上げをしました。生ビールが旨いこと〜♪その後、夜12時のフェリーに乗船し、翌朝20日(土)八戸港に7時半に到着しました。そして盛岡へ。楽しい5日間でした♪今回の遠征に参加して下さった皆さん、心から感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました♪(^o^)

今回の遠征、計画通りには全く行きませんでしたが、「行って良かった!」と心から思っています。なぜなら、日高山脈の山や沢について、実に多くのことを学ぶことが出来たからです。日高の山と沢には魅力が満載!またぜひ行きたいと願っています。今度は、もっと日程に余裕を持って(予備日を設けて)のんびり沢に望めたら…と思っています。

PS.『酔いどれ画像掲示板』に「北海道・日高遠征 その4」を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。

『酔いどれ画像掲示板』 北海道・日高遠征 その4 今すぐ見たい方はクリック!


8月24日(水) 北海道 日高遠征 その3

北海道に到着して二日目の朝を迎えた18日(木)、「この雨じゃ、どうしようもないな…今日はどうやって過ごそうか?」と途方にくれる私達。「この雨じゃ、山は絶対に無理だべ。観光見物でもすっぺか!」と満場一致で決定!

Mさんが作る朝食がこれまた超豪華!さすが全国でも指折り数える沢のスペシャリスト集団、さがみ山友会(神奈川)さんのご出身だけあります(転勤で岩手へ赴任中)。沢だけでなく料理にも「こだわり」をお持ちのようでした。飄々としていて、とっても楽しいお方です。

そのMさんとは、山行をご一緒させて頂くのは今回で2回目なのですが(私と休みが合わない)、色々と話をしているうちに、東京時代の共通の山仲間が、結構いることが分かりました。沢登りの世界って、ほんと狭いですね。「あ!○○山岳会の○○さんですか、はい、知っていますよ!合同山行で一緒に遡行しましたから。」って感じでした。

Mさんが作ってくれた具沢山の豪勢な讃岐うどんを食べながら本日の観光ルートを皆で話し合いました。これもまた楽しいひと時です。「癒し系&自然系の観光地巡りがいいよねぇ♪」って。泊まっている山小屋の札内川ヒュッテは、山の麓にありますので、町に出て観光をするにしても100K〜200K走らないとなりません。北海道は、まさに「でっかいどう!」です。

岩手の大御所、メンバーのS先生に至っては、大変なお喜びようでした。「オガちゃん(私のこと)、今日は剣のいい休養になりそうだぞっ!剣は荷物も重く、大変だったんだぞ!今日は、いい骨休みになる♪」って、ご機嫌でした。S先生、お盆期間中は北アルプス・剣岳のチンネ左稜線の登攀を行い、帰宅して2日後には北海道・日高遠征に参加ですから、超ハードスケジュールだったようです。

S先生は、山の全てのジャンルをこなせる岩手の大御所的な存在で、人望も厚く憎めない性格ゆえ、皆から大変慕われています。また長年の経験と熟練した技術から様々な山仲間や山岳会から常に引っ張りだこ状態なんです。私も岩手に来た12年前(県内に誰も山仲間がいなかった当時)、最初に私のパートナーになってくれたのがS先生でした。毎週のように沢に山にとご一緒させて頂きました。それからですか、先生のご紹介により岩手県内でたくさんの山仲間が出来たのは。私にとって、まさに恩師であり、神様的存在の大尊敬するお方です。

感謝してもしきれないほど、ありがたく思っています。ご本人の前では照れくさくて、そんなこと口が裂けても言えませんので、この日記を借りてお礼申し上げます。S先生、本当にありがとうございました。おそらく、私のようにS先生を慕い、お世話になった方は、岩手県内にたくさんいらっしゃると思います。今回の遠征メンバー、ホンダのAさんもその一人です。AさんもS先生のこと、「師匠」と慕っています。

S先生は、御年67歳、未だ現役バリバリで岩に沢に、雪山に精力的に登られています。いくつになっても少年のような純真な心で常に前向きなS先生、私の憧れであり目標でもあります。ほんと凄いお方です。そんなS先生から「今回の山行もオガちゃん(私のこと)に全部任せるから、よろしく頼むなっ!」って言ってくれて…。私のことを心から信用して下さっているようで、嬉しかったです。

S先生、当初は剣岳から帰宅する翌日に北海道遠征参加だったようです。しかし、剣岳のメンバーが先生のお体を気遣って、予定を一日早めたと聞きました。S先生は、特に岩手の山の世界では「財産的お人」ですから、「長生きしてもらわないと…」って、岩手県の山屋が、皆がそう思っています。北アルプスの富山から、2日後には北の大地、北海道ですから、先生のモチベーションとバイタリティーには驚かされます。

それはさておき、スペシャル讃岐うどんを食べながら協議し、本日の観光ルートが決まりました!まずは近場から…。札内川園地にあるキャンプ場やピョウタン滝、そして日高山脈山岳センターを見学しました。キャンプ場は驚くほど広くて綺麗に整備されていました。これで幕営料は無料、バンバローは一棟2千円ですから、驚きの安さです。ピョウタン滝は大増水により濁流化し怖いほどでした。日高山脈山岳センターには、ヒグマのはく製を始め、日高での山岳遭難事故の歴史、綺麗な山やお花のパネル写真、日高の山々の模型などがあり、日高を知るうえで良い勉強になりました。

次に寄ったのが一昔前話題になった「幸福駅」です。アベックやファミリーで一杯でした。男4人で行くところではありませんね。その後しばらく車を走らせ「然別湖」へ行きました。標高の高い所にあり、気温がとても低く短パンとTシャツ姿のMさんは、「寒い、寒い」を連発していました。ほんと寒かったです。展望台に寄るもガスと雨で何一つ見えませんでした。それから糠平湖にも行きました。この湖畔にあるログハウスの喫茶店、眼下に糠平湖を望みながらコーヒータイム、ぜいたくな気分になりました。

その後、有名なタウシュベツ川橋梁(旧国鉄・士幌線アーチ橋)を見に行ったのですが、増水の影響か?湖面に沈んでいて全く見えませんでした。道の駅・士幌温泉で入浴し、途中お酒と食料の買い出しを行い、小屋に戻ったのが夕方6時を過ぎていました。小屋に戻ったら、たくさんの人がいました。「人類皆兄弟」のS先生は、誰とでも直ぐにお友達になれる天才です。「皆さ〜ん!一緒に飲みましょう♪」ってなことで、今日もまた大宴会ですよ〜!「一体私は何しに北海道に来たのだろう?」と思いましたが、この雨では飲むしかありませんものね。でも、皆さん素敵な方ばかりで楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

いよいよ明日19日(金)は、北海道を去る日です。明日がラストチャンスなんです。ヌビナイ川のソエマツ岳もダメ、八の沢のカムイエクウチカウシ山もダメ、そして明日の最後の望みはコイカクシュサツナイ川のコイカクシュサツナイ岳(略してコイカク)です。この山に賭けるしかありません!増水は覚悟のうえ、この悪条件の中、どうにか登れそうな希望が持てる山は、このコイカク岳しかないのです。岩手を出発する前、最悪の事態を想定し、このコイカクについても調べておいて良かった!天気予報によれば、明日はやっと雨が止んでくれるそうですから…。

「神様仏様、どうか明日のお天気、晴れますように!登頂できますように!」と願いを込めながら寝床に着きました。続きは後日の日記に続きます。上の写真は、糠平湖にて、左より私、Aさん、S先生。下の写真は、他の登山者も交え懇親会。PS.『酔いどれ画像掲示板』に「北海道・日高遠征 その3」を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。

『酔いどれ画像掲示板』 北海道・日高遠征 その3 今すぐ見たい方はクリック!


8月21日(日) 北海道 日高遠征 その2

苫小牧港に到着した17日(水)の天気予報は、午前中の降水確率は70%で大雨注意報が出ていました。午後からは止むものの翌18日(木)は一日中雨の予報…。明後日の19日(金)が曇りのち晴れという予報でした。北海道を去る最終日にやっと天気が回復するのか…。ところが、苫小牧港の降り立つと、雨どころか青空がチラリと見えるじゃありませんかぁ〜!「これはヌビナイ川へ行けるかな?」と期待したものの…。

てっきり土砂降りかと思っていたので、なんか得した気分です。一時的なものと思いつつも、絶望的なお天気であることには変わりません。高速道路を利用し一路帯広・日高方面目指し車を走らせます。道路から望む川や沢は半端じゃないほどの大増水でした。完全なコーヒー牛乳色で濁流状態!氾濫寸前でした(前日は大雨警報が出ていました)。今現在は雨が止んでいるものの、これだけ大増水していれば、減水するにも時間がかかりそうです。

この川の大増水を見て、ヌビナイ川右股川南東面直登沢〜ソエマツ岳の山行計画を断念せざるを得ませんでした。となれば、次なる候補は、札内川・八ノ沢のカムイエクウチカウシ山(略してカムイエク)です。この沢は、ヌビナイ川のような難所はありません。あとはこの大増水の中、本流徒渉が可能な状態であるかどうかです。こればかりは現地へ行ってみなければわかりません。

そうそう、日高へ行く際の高速道路、夕張〜占冠(しむかっぷ)の間が10月29日に開通予定だとか…(現在はこの間、下道を利用)。これが開通すれば、かなり時間短縮できますし日高へのアプローチが楽になります。帯広、そして中札内へ…。ビックリしたことがあります。北海道の高速道路って、入り口にゲートがある所とない所があるのです。ゲートがないので「無料区間かな?」と思い、そのまま券を取らずに突入しちゃったAさん。それともう一つ、車がほとんど走っていないのにもビックリしました。まさに高速道路の貸し切り状態!さらにサービスエリアの少ないこと〜!あってもトイレのみで食事や給油が出来ません。

中札内の道の駅で昼食を済ませ、真向かいのスーパー(いちまる)で食料とお酒の買い出しをした後、札内川の林道終点を目指しました。車止めのゲートまで行って、川を覗き込む私たち…。「こりゃ、無理だっ!」と。恐ろしいほどの勢いでゴーゴーとうねりを立てて流れていました。それと、ゲートに到着するや否や雨が降ってきたのです。「撤収!ひとまず札内川ヒュッテ(山小屋)に戻り、そこで雨宿りしながら検討しよう!」。

札内川ヒュッテにて作戦会議!「どこへ行くか?そしてどのような行動を取るか?リーダーのオガちゃん(私のこと)に全て任せっから!」と一任されちゃいました。正直、コイカクシュサツナイ川のコイカクシュサツナイ岳(略してコイカク)は、「余程増水しない限り、我々の技量なら行ける!」と考えていました。仮に今日突っ込んだとして、時間的に八の沢出合が限界。そして、明日は一日中雨の予報なので停滞を余儀なくされるだろう。明後日最終日の19日、減水するのを待って一気にピークアタックに行って下山…。もし、明後日も雨だったら、水が引かなかったら完全に閉じ込められ、身動きが取れなくなり帰れなくなる…。メンバーの命を預かる身として、一か八かの賭け的な山行はしたくない!

私の腹は決まりました!「もうお昼を過ぎていますし、雨も降っています。今日の行動はここまでとし、札内川ヒュッテに泊まり(ベースとして)お天気の様子を見ましょう!」と。夕方、一人の青年がその小屋にやって来ました。N大学の山岳部のN君、卒論の岩質調査の為、数か月間もこの日高に滞在してあちこちの沢を単独で遡行しまくり調査しているとのこと。

そのN君曰く「お盆の前までは晴天続きで沢は渇水状態だったんです。しかし、お盆あたりからお天気が崩れ、毎日ず〜っと雨ばかり降っています。下界は降っていなくても日高の山々は降り続いていました。私は今日で停滞4日目になります!」と。小屋の中には山の本やヒグマ対策マニュアルなどあり、時間を潰せました。そのヒグマ対策マニュアルには恐ろしいことが書かれていました。@ヒグマは笛音にも慣れ、逃げないことがある。Aヒグマに背中を見せたら殺されると思って下さい。Bいざという時は、ヒグマと戦う覚悟を持ちましょう!などなど。

夜はN君も交え皆で大宴会をしました。今宵の食当はMさん。まったく軽量化など考えない超豪勢な食事に一同ビックリ!「Mさん、やりますねぇ〜!料理、上手いじゃないですかぁ〜!」と皆大絶賛!「いやいや、私なんてまだまだです。W(女性)さんには全くかなりませんよ!弟子入りしたいくらいです」と。また長期間滞在している学生のN君から、彼が猟師に聞いたヒグマ対策や、日高の山や沢について貴重な情報を聞くことが出来ました。とても好青年で、思わずご馳走したくなる不思議な?魅力を持っていました。S先生に至っては「これ、俺の食料、食べて!」って、プレゼントしていました。外は雨…「明日の予報も雨だけど、晴れてくれないかな…」と祈りつつ、23時頃寝床に着きました。

夜中の三時頃、凄い雨音で目が覚めました。そして四時にトイレに起きたついでに外を覗いてみると…ドバドバの土砂降り状態!あぁ…予想はしていたけど、これほど降るとは…絶句!昨日、八の沢へ突っ込まなくてよかった!

北海道に到着して二日目の朝を迎えた17日(水)、「この雨じゃ、どうしようもないな…今日はどうしようか?」と思案。続きは後日の日記に続きます。PS.上の写真は、その日泊まった札内川ヒュッテ、下の写真は、その小屋の中での宴会シーンです。『酔いどれ画像掲示板』に「北海道・日高遠征 その2」を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね。

『酔いどれ画像掲示板』 北海道・日高遠征 その2 今すぐ見たい方はクリック!


8月20日(土) 北海道 日高遠征 その1

皆さん、ご無沙汰しております。一週間振りの日記です。本日、北海道は日高山脈より無事帰宅しました。出発の準備でバタバタし、その後遠征に出発し…そんなわけで日記が滞り申し訳ございませんでした。

三年前の夏より始めた毎年夏の恒例になった懇親会を兼ねた「オール岩手(岩手県内の様々な山岳会の合同山行)」の沢仲間による遠征です。2008年には南アルプスの赤石沢、2009年には北アルプスの小倉谷、そして去年の2010年には御嶽山の兵衛谷を遡行しました。

「今年はどこを遡行しようかな?」と思案した結果、「北海道は日高山脈の沢を遡行しよう!」ということに決めたのでした。日高の沢は、学生時代からの夢でしたゆえ。「果て?日高のどこの沢へ行こうかな?」といろいろ考え、調べまくりました。最初に「ぜひ、行きた〜い!」と候補に挙げた沢が、ヌビナイ川左股遡行(5級)〜ピリカヌプリ山頂〜ヌビナイ川右俣(3級)下降でした。文句なく満喫できるコースです。

とはいうものの、メンバー全員が初めて入渓する日高の沢で、いきなり5級の沢はちょっと厳しいかな?と思いました。「やはり土地勘がないと、いざという時…」って感じです。てなわけで、ヌビナイ川右股川南東面直登沢を遡行、ソエマツ岳〜ピリカヌプリ間を縦走、その後、ビリカヌプリより沢を下降し、さらにヌビナイ右股の同沢下降という2泊3日の山行計画で行くことに決定しました。

ところが…苫小牧港に7時に到着し、その後ヌビナイ川の林道終点まで車で約5〜6時間もかかることが判明したのです。ということは、遡行開始時刻が13時過ぎになり「2泊3日では時間的に絶対無理!止むを得ない、ピリカまでの縦走は諦めソエマツ岳のみにしよう!」と最終的に決めたのでした。山行計画、二転三転しましたが、最終的にはこの案で行くことにしました。

2泊3日でヌビナイ川右股川南東面直登沢を遡行しソエマツ岳の山頂に!オール岩手の強力メンバーなら楽勝の遡行計画で、正直物足りないくらいかもしれません。でも、「初めて入る山域ゆえ、この位がちょうどいいのかな?」とも思いました。これを足掛かりに徐々に貪欲になっていけたら…。遡行グレード(難易度)問わず、「日高一美しい沢♪」と謳われるヌビナイ川右股を遡行することは楽しみであり、メンバー皆もワクワクしていたようです。もちろん私もです。っていうか、私が一番楽しみにしていたのかもしれません。

今回の北海道・日高遠征、結構設備投資もしました。ニコンの最新カメラを購入、その他モンベルのアンダーウェア(ジオライン)、ファイントラックの山ズボン(ストームゴージュアルパインパンツ)を新調したのです。盛岡出発の前日15日と当日の16日は特に念入りに天気のチェックをしました。この予報を見て私は愕然としました。沢登りの場合、雨で増水すれば登れないのです。予報によれば、まさに絶望的ともいえるお天気…。う〜ん、困った!ヌビナイ川を遡行できない場合のサブプランも急いで考えねば…。今回の遠征計画、「雨でも何でもとりあえず現地へ行ってみましょう!」ということに決めていたのです。

で、そのサブプランで考えた沢(山)が、@札内川・八ノ沢のカムイエクウチカウシ山 Aコイカクシュサツナイ川のコイカクシュサツナイ岳でした。あとは現地での天候判断でどこへ行くか?考えよう!と。だから、出発前は超多忙だったのです。二つも沢と山の詳細を調べなければいけなかったのですから…。ましてや、初めての山域で全く知識がありませんでしたゆえ。

8月16日、メンバー全員(4名)が私の家に18時に集合し、S先生の車で一路八戸港を目指します。北海道へ行くのは、実に21年振りのことです。21年前は大雪山のクワンナイ川を単独遡行し、その後十勝山脈を縦走しました。その前は、大学三年生の時、約一か月間、日高山脈を除く北海道の山々を登りまくっていました。海を渡るということは、まるで海外遠征のような気分になります。

22時の「フェリーはちのへ」に乗船し、苫小牧港まで宴会で盛り上がりました。私は1時前に寝たのですが、皆さん朝まで飲んでいたとか…。今回急遽参加できなくなった重鎮のSさんからの差し入れ、高級焼酎「財宝(1升)」が一晩で(フェリーの宴会で)なくなりました。Sさん、たくさんの差し入れ、ありがとうございました。

17日(水)7時、苫小牧港到着!さっそくターミナルのテレビに釘付けになり天気予報をチェックする私。まさに絶望的なお天気…。予報によれば帰る日の19日(金)にはお天気が回復するようですが、それまではず〜っと前線が停滞し雨が降り続くようです。この時点で、「ヌビナイ川の遡行は厳しいかな?」と思いました。北海道の日高地方、実は数日前より断続的にず〜っと雨が降り続いていたようです。とりあえず、日高目指して車を走らせることにしました。

車の窓から川を望むと、もの凄い増水と濁流でビックリしました。「この数日間で、余程降ったのだろうなぁ〜!」と直ぐにわかりました。日高を目指しながらの車中で、「リーダーとして、どのような山行計画にすべきか?」を一生懸命に考えていました。安全と楽しさの欲望の両天秤に掛けながら…。@ヌビナイ川右股川南東面直登沢〜ソエマツ岳 A札内川・八ノ沢のカムイエクウチカウシ山 Bコイカクシュサツナイ川のコイカクシュサツナイ岳、果たしてどこの山へ行こうかな?いよいよ決断の時です。続きは後日の日記に続きます。PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいね。上の写真は、八戸港フェリーターミナルにて。下の写真は、そのフェリーの中での宴会シーンです。

『酔いどれ画像掲示板』 北海道・日高遠征 その1 今すぐ見たい方はクリック!


8月13日(土) あれから5ヶ月、東日本大震災 家族の絆

今日は被災地、陸前高田より兄夫婦がやって参りました。陸前高田の現在の様子を聞き、徐々にではありますがプレハブのスーパーが出来たり(マイヤ)、プレハブのコンビニが出来たり、復興の兆しを感じ嬉しく思いました。兄も復興に携わる身として震災後、ほとんど休むことなく働いているようです。今日もせっかく久しぶりに会えたのに「これから陸前高田に戻って葬儀に出ないと…」と言って、1時間もいないで帰っていきました。

兄曰く…「陸前高田で友人や知人、お客様など、実に多くの方が亡くなったんだ…。せめて葬儀に出て供養したいんだ」と。「兄らしいな!」と思いました。ちなみに陸前高田では人口2万人のうち、死亡及び行方不明者が現在2千人を超えているんです。ということは、10人に一人がいなくなってしまった…。信じられないけど、これが事実なんです。

それと「悪臭が凄い!」と言ってました。「洗濯物はとても外に干せない!」って。多くの水産加工会社が被災し、魚が腐った匂いだとか…。そのせいでハエが大量発生し、丸々太った巨大なハエが飛び回っているそうです。栄養たっぷりの肥えたハエで体重が重過ぎてまともに飛べず、ヨタヨタ飛んでいるようです。町はガレキだらけで、復興にはまだまだ長い年月がかかるようですが、体に気を付けて陸前高田の発展のために頑張ってもらいたいものです。復興に全力を傾けているそんな兄を私は誇らしく思います。

私より年齢が一つ上の兄は、子供の頃より常に人の上に立つリーダー的な存在で人望も厚かったです。学級委員長をしたり、生徒会長をしたり、バレー部のキャプテンをしたり、大学では自ら野球のクラブを立ち上げ活躍したり、現在は銀行の支店長だし。同じ兄弟でも私は人の上に立つのが苦手なタイプで、山の世界にハマってからですかね、リーダーをするようになったのは(かれこれ30年になりますが)。それまでは(学生の頃は)、小学生の時、遠足の班長をやったくらいです(笑)。兄と私、同じ兄弟とは思えないほど性格が異なります。兄は成績優秀で運動神経抜群!リーダーとして人をグイグイ引っ張るタイプでしたし、一方私はおバカさんでおっとり系でマイペースだし。そんな兄を羨ましく思っていましたし、近寄りがたい存在のように思っていました。優秀な兄を持つ次男は辛いものです(^^ゞ。だから、必要なこと以外はあまり相談したり話をしなかったように思います。正直、そんな兄を「怖い」とさえ思っていたのかもしれません。

兄は私に対して常に心を開いてくれていたのですが、私が兄に対し心を閉ざしていたのです。でも、3月11日の東日本大震災を境に兄弟の関係がガラリと変わりました。この時ほど、真剣に兄のことを思ったことはありませんでした。こうなったら最後は神頼みしかありません。神様、仏様、亡き父の墓石へ、さらに近くの神社や八幡宮へ毎日のようにお願いに通いました。「どうか兄と兄の嫁さんの命を助けて下さい!私の命と引き換えてもいいです!兄は酔いどれ家にとって、なくてはならない存在なんです!どうかどうかお願い致します!」って、何度も何度もお願いしました。だから兄の生存が確認できたときは、嬉しくて涙が止まりませんでした。正直、まさか自分がこのような行動と感情になるとは予想していませんでした。でも、それが私の本心であり、「心の叫び」だったのかもしれません。

そんな些細なことに気付くのに49年もかかってしまいました。でも、「生きているうちに気付いてよかった!」と心から思っています。兄には酔いどれ家の長として、まだまだ長生きしてもらわないとねっ!帰り際に「おっ!今度北海道の山へ行くんだって?これ軍資金だ!気をつけて行って来いよ!」と2万円も頂戴しました。本来なら被災者の兄へ私が軍資金を渡さなきゃいけないのに、逆にもらっちゃいました(^^ゞ。ありがたいことです。北海道で大切に使わせて頂きます。今回の震災で「家族の絆」を痛いほど感じました。兄や兄の嫁さんの存在のありがたさを実感しました。「生きているだけで素晴らしい!」、心からそう思いました。酔いどれ家の小さな家族の小さな物語(ドキュメント)でした。そのようなドラマが、被災した家族の分だけあるのでしょうね。立ち上がれ岩手!岩手の底力は凄いんだぞっ!PS.先週行った八幡平・葛根田川遡行〜秋取沢下降を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね♪(^o^)

『沢の扉』 葛根田川・北ノ又沢 2 今すぐ見たい方はクリック!


8月12日(金) 八幡平・葛根田川 その2

ここ最近、かなり充実した日々を過ごしております。岩手県内のある大手企業様よりホームページ作成依頼を受けました。当社に決まる以前より「この仕事、絶対に受注するぞ!」と意気込んでいました。当然、その企業様の方針や競合他社との絡みもあり、正式受注が決まるかどうかさえも分からない状態したが…。しかし、私は、レイアウトデザインを考えたり、その会社や業種、業界のことを調べたり、さらには暇を見つけては作成していたのです。あたかも当社に決まったかのように行動していました。

実はこれ、『引き寄せの法則』なんです。引き寄せの法則とは…「あなたが注意と意識とエネルギーを向けるものは、良いものも悪いものもすべて、人生に引き寄せられる。」 今回に限らず、仕事に山にプライベートなことに、私はこの「引き寄せの法則」を利用しています。自分の経験上、「そのようなことが実際に起きるんだ!」ということを過去何度も経験しています。とはいうものの、先日、お電話を頂き「貴社に決まりました!」と言われた時は、ほんと嬉しく思いました♪

この数日間は、寝食を忘れそのホームページ作りに没頭しています。「最高の作品を作るぞ!」と、かなり気合を入れて作っております。北海道へ遠征に行く前に、出来るだけ頑張って作っておきたいのです。結構なページ数で、よって受注金額も大きく、これで今年は安泰です。そんなわけでお最近睡眠不足気味ですが、思いっ切り仕事をして、思いっ切り北海道へ行って参ります。あぁ〜そろそろ北海道の準備もしなくっちゃ〜!

北海道と言えば…先週のアンダーウェアに続き、本日は山用ズボンを購入しました。今まで履いていたズボンは擦り切れシースルー状態…。とても下界では履けません。かれこれ6〜7年は愛用したと思います。このボロボロズボン、これじゃ、北海道へ行くのに「おしょす(恥ずかしい)」と思ったわけです。今回購入したのは、ファイントラック社の「ストームゴージュアルパインパンツ」という優れものです。これ1万6千円もするんですよ〜!これまで買ったズボンの最高値です。でも、実際にこれを履いている山仲間からの評価はとても高く、思い切って買うことにしました。私の宝物になりそうです。

そうそう、そのズボンを引き取り(取り寄せを頼んでいたのが届いたので)にICI石井スポーツさんへ行ったのですが、懇意にしている店員のUさんと沢の話をチョットしました。Uさんの話によれば「先日、桃洞沢へ行ってきたのですがアブとヤブ蚊の集中攻撃をくらい、こんな有様になりまして…」と。腕を見せてもらったら、無数の痛々しいほどの刺された跡が…。「いや〜桃洞沢って、そんなにアブがいない沢なんですけど、今年はやはり異常気象なのかな?」と思いました。普段あまりアブのいない葛根田や桃洞沢ですらそんな有様ですから、アブの宝庫、和賀山塊の沢へ行ったらとんでもないことになるかもしれませんね。いずれにせよ、今シーズンの沢、アブ対策はシッカリしておいた方がよさそうです。

前置きが長くなりましたが、さて本題です。葛根田川を無事遡行し、小屋で楽しい宴会を催し、翌朝7日(日)、今日は秋取沢の下降です。ここで下降組三人と縦走組4人に分かれ「気を付けてねぇ〜!」と手を振って別れました。下降点は7日の日記をご覧いただくとして、とても綺麗な沢でした。猛暑の中、縦走することを思えば、沢は快適そのものです。

葛根田川同様、エメラルドグリーンの美しい水に白いナメ床が続き、かと思えば、美しい釜や淵、そして小滝も随所に現れ、まったく飽きさせない秀渓でした。「それにしてもMさん、働き者だなぁ〜!」と感心しました。小屋では料理作りの補助をし、沢ではテキパキとザイル操作を行う好青年です。若手ゆえ、盛岡山友会さんの将来を担う貴重な人材に育っているようで嬉しく思いました。沢登りをする若者が少ない中、岩手全体で見ても貴重な人材なのだと思います。今後のご活躍を期待しています。

その秋取沢、地図で見ると距離は短いのですが、予想以上に時間がかかりました。だって、滝ノ上温泉に到着したら縦走組が待っていたほどです(5〜10分早く着いたみたい)。実は、この秋取沢、2003年に単独で本流を遡行しています。当時の日記を見ると「ヤブ漕ぎは強烈な根曲がり竹で結構気合を要します。ヤブ漕ぎが嫌いじゃない私もさすがに、疲れ果てた…」と書いてありました。本流遡行の際、どうやら核心部は最後のツメにあるようです。

廃道状態の林道でのヤブ漕ぎを覚悟していたのですが、踏み跡がハッキリしており問題ありませんでした。林道終点から葛根田地熱発電所を経由して滝ノ上温泉までが最大の核心部だったかもしれません。だって、アブの猛攻撃を食らってしまいましたもの(^^ゞ。朝日・飯豊を彷彿させるほどのアブの大群には参りました…。立ち止まったら最後、ボコボコに集中攻撃されてしまいます。葛根田は、そもそもあまりアブがいない川なのですが、今年は異常です。葛根田川から帰宅して今日で5日目、そろそろ写真の整理をしなくっちゃね。北海道へ行く前に…。これからお墓の掃除へ行って参りま〜す!PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいね♪(^o^)

『酔いどれ画像掲示板』 葛根田川 2 今すぐ見たい方はクリック!


8月8日(月) 八幡平・葛根田川 その1

昨日八幡平から自宅に戻ったところ母曰く…「山は暑くなかったか?昨日の土曜日、盛岡は34度もあったんだよ!」と。「えっ〜!34度も!」とビックリしました。「沢へ行っていがったぁ〜♪」って、思いました。今日もとても暑いです。エアコンなしでは辛いものを感じます。山の涼しさが懐かしく思います。沢も暑かったですが、暑くなったらドボンと飛び込みクールダウンすれば、直ぐに涼しくなります。

では、八幡平・葛根田川の山行報告をさせて頂きます。8月6日(土)自宅を5時に出発し途中玄武洞のさわやかトイレに寄り用を足したのですが、車のドアを開けた瞬間、なんとアブの大群が車の中に進入してきました。思わず「ギャ!」って叫んでしまったほどです。車の中から大量のアブを追い出すのに一苦労でした(^^ゞ。

5時50分には集合場所である滝ノ上温泉に到着!皆さん既に集まっていました。ここにもアブが…。去年も同時期に遡行しに来ているのですが、今年はアブが異常に多いです。葛根田でこんなにもアブ攻撃を受けたのは初めてかもしれません。しかし我々は、アブにも負けず、風にも負けず遡行しなければなりません。今回のメンバーは私含めて7名の大所帯です。懇意にさせて頂いている盛岡山友会さんの呼びかけで、私も参加させていただくことになりました。

私以外の皆さん、上下ファイントラック社の高価なウェアとズボンでバッチリ決めています。まるでカタログから飛び出してきたようにカッコイ〜イ!いいな、いいなぁ〜♪私もファイントラック社のウェアだけは持っていますが、勝負パンツならぬ勝負ウェア用で「ここぞ!」というメインの沢の時だけ着るようにしています。だって、もったいないんだも〜ん!でもね、今回はモンベルのアンダーウェア(ジオライン)を思い切って新調したんですよ。これまで着ていたアンダーウェアは、あまりにもボロボロで穴空き放題だったので、「これじゃ〜ちょっと恥ずかしいなぁ〜!」と思った次第です。

いよいよ葛根田和賀の遡行開始です。水量は平水より少なめで、「これは楽勝だな!」と思いました。去年は、何度かスクラム徒渉して突破したところも、今回はフリーで行けます。水量は少なかったですが、水の美しさは例年通り変わらず大変美しいです。今回初めて葛根田川を遡行するメンバーもいて、感動している様子が伝わってきて嬉しかったです。

本日は八瀬森山荘までの予定です。去年は早く着き過ぎて、ビールが足りなくなる…というハプニングがありました。今年は去年の反省を踏まえ、あまり早く小屋に着かないように時間調整しながらのんびりと遡行することにしました。今回で9回目(いや10回目かな)の遡行ですので、時間調整はもちろんのこと、徒渉ポイントも突破ポイントも全て熟知しています(というより体が自動的に反応するようです)。葛根田川はまさに「癒しの渓」で関東方面からも多くの遡行者を迎えています。増水すると暴れ川に変貌しますので、天気の見極めが最大の核心部かもしれません。

今回遡行していて「いつもと違うな?」と思ったことは、@アブが多い Aイワナが多い、でした。アブの多さにはビックリしました。葛根田って、そもそもあまりアブがいないのですが、今年は異常です。特に下山の林道歩きでアブの猛攻撃を受け大変でした。それと本流でこんなにもたくさんのイワナを見たのは初めてです。おそらく、東日本大震災の影響で、釣り師や沢屋の入渓者が激減したのかもしれません。

のんびり遡行すること約8時間、2時頃には今宵の宿泊地、八瀬森山荘に到着しました。この小屋、私の大のお気に入りなんです♪だって、布団まであるんですもの。過去9〜10回この小屋に泊まっていますが、毎回貸切り状態なんですよ〜!小屋の直ぐ側には大湿原が広がっていて、水場も近いし願ったり叶ったりの山小屋です。この小屋なら、何日でも泊まっていられそうです。

15時前には待ちに待った宴会の開始です♪出るわ出るわ、ビールにワインに日本酒に焼酎♪それと豪勢なおつまみの数々♪私は晩飯前に既にお腹イッパイになっちゃいました(^^ゞ。晩飯は手巻き寿司で、これまた旨い♪今回のように他山岳会の皆さんと山行を共にすると様々な勉強になります。例えば山装備の情報とか、食料の軽量化などなど。お酒もなくなり21時頃に寝ました。

翌7日(日)、朝からカレーライスを食べて元気を付ける私たち。このフリーズドライのカレー、とっても旨かったなぁ〜(酔いどれ画像掲示板に掲載)♪最初は「朝からカレーライス?マジですか…」と思ったのですが、これが食べてみたら、とっても美味しくってペロリと食べちゃいました。食欲のない時でも食べられるし、何といっても軽量化できる!ちょっとお値段が高いですが(約300円)、お勧めです。ICI(石井スポーツ)で売ってるそうですよ。

今日はいよいよ、秋取沢の下降です。「去年はどこで間違えたのだろう?なぜ間違えたのだろう?その謎を今回はぜひ解明するぞ!」と、とってもワクワクしておりました。続きは後日の日記に続く。PS.今回撮影した写真の一部を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいね♪(^o^)

『酔いどれ画像掲示板』 葛根田川 1 今すぐ見たい方はクリック!


8月7日(日) 八幡平・葛根田川 山行速報!

6日(土)〜本日7日(日)の二日間で、八幡平・葛根田川遡行〜秋取沢下降をしてきました。今回は、盛岡山友会さんの皆さんと計7名の遡行でワイワイ・ガヤガヤ楽しい遡行となりました。盛岡山友会さんとは、長いお付き合いをさせて頂いております。私が盛岡に戻ってからですから、かれこれ10年以上になります。その当時は、クライミングが主でしたが、この数年は沢登りでもお付き合いさせて頂くようになりました。

盛岡山友会さんの皆さん、とても個性溢れる楽しい方々ばかりで、ほんとお世話になりっぱなしです(^^ゞ。本当にありがとうございます。今回の葛根田川の遡行、去年も山友会さん達と一緒に同じ時期(8月の第一週)に遡行し、大好評でした♪そんなこともあり「酔いどれさん、今年もぜひ行きましょう!そして厳しく飲みましょう!」と山友会の重鎮であられるSさんよりお声を掛けて頂きました。ほんとありがたいことです。もちろん、二つ返事でOKさせて頂きました。

私にとって葛根田川の遡行は、今回で9回目(いや10回目かな?)になります。何度遡行しても美しく楽しい沢です。一つの沢でこんなにも遡行した沢は葛根田川くらいかもしれません(基本的に一度は入った沢は、行かない主義なんです)。葛根田川は、それほど魅力溢れる素敵な沢だと思います。

今回一番興味があったのが、秋取沢の下降です。去年その山友会さんの皆さんと遡行した際、源頭部に降りられず諦め、一般縦走路を下山した苦い経験があります。去年は1,283m湿原より下降したのですが、ヤブを漕ぐこと30分!なんと同じ登山道に出てしまったのです。これにはビックリしました。そんなバカな…!と思い、再度チャレンジ!2度目は、それはそれは慎重にルートファインディングしました。それにもかかわらず、「あれ?また登山道に出たぞ〜!」この猛烈なヤブ漕ぎで時間をロスすること1時間…。これ以上はヤバイ!と思い、一般縦走路をから下山した次第です。

今年は、そのリベンジ山行なんです。「去年は何で間違えたのだろう?」それをぜひとも解明したかったのです。去年は地図とコンパスのみでルートファンディングしましたが、今回は強い味方、GPSがあります。1,283mの湿原の道標に着いてGPSで現在位置を確認した際、「なぜ、去年間違えたのか?」直ぐにわかりました。1,283mの道標から降りてはダメだったんです。その先から降りないと…。

その先から降りたら5分ほどで沢の源頭に降り立つことが出来ました。それにヤブ漕ぎもパヤパヤ状態で大したことありませんでした。「え〜!去年の苦労は一体なんだったのだろう?」と思ったほど、あっけなく秋取沢の源頭部に降り立つことが出来ました。やはりGPSって凄〜い!まさに源頭部の最短距離に降り立つことが出来ましたゆえ。下降した秋取沢は結構綺麗な沢で満足満足♪懸垂下降、全部で6回ほどしましたが、下降するには快適な沢でした。実は、その1,283mの湿原より秋取沢下降チームと一般縦走路下降チームと別行動で別れたのですが、滝上温泉の駐車場に到着した時間は、ほとんど変わりませでした。

今回、私は僭越ながら「スペシャルゲスト」扱いで、ほんと楽させて頂きました。たくさんの美味しい食事やお酒を頂戴し、心から感謝とお礼を申し上げます。本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました♪機会あらば、またご一緒させて下さいね♪ほんと楽しい二日間でした。山友会さんの皆様に感謝感謝です♪(^o^) ありがとうございました!


8月3日(水) 早池峰山

昨夜は盛岡駅前(開運橋手前)の居酒屋、沢内甚句にて北海道・日高山脈、沢登り遠征メンバー達と打ち合わせがありました。今回は5名で行って参ります。日高の山や沢は学生時代からの憧れでした。「やっと長年の夢が叶うんだ!」と思うと嬉しいです。

私の山行計画に賛同して下さったメンバーの皆さんに心より感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。日高山脈は初めて経験する山域ですので、まったく土地勘がなく色々とわからないことだらけで、暇を見つけてはネットを駆使して調べまくっていました。努力の甲斐あり、徐々に様々な疑問や不安が解消されていきました。

昨夜はその最終打ち合わせの日で、居酒屋「沢内甚句」にて大いに盛り上がりました。メンバーの皆さん酒豪揃いなんです。これまで一人当たり7千円ほど掛っていました。居酒屋で一人7千円ですよ…。「一体どれだけ飲んでるんだ!」って感じですよね。てなわけで、今回は「飲み放題4千円コース」をお願いしました。飲み放題コースがあっただなんて、今回初めて知りました。打ち合わせも無事終わり、あとは天気に恵まれることを祈るばかりです。

前置きはこの辺にして…さて、8月1日(月)は山岳ガイドの仕事で、早池峰山を登って参りました。今回の生徒さんは二名です。登山はほとんど初めてだというお二人、今回の為に登山靴や雨具、アンダーウェア等、様々購入されたようです。最新の登山靴はカッコいいですね。街中でも履けるほどオシャレです。昔ながらの重厚な登山靴のイメージが払拭されています。お花が大好きな方で、今回の山行をとても楽しみにしていたようです。

7時に生徒さんと登山口の河原の坊にて集合したのですが、駐車場はほぼ満杯に近い状態でした。「今日は平日、しかも月曜日だというのに…」ビックリです。その多くが他県(関東方面のナンバーが多かった)の車ばかりでした。ちなみに岩手県ナンバーの車は、ほんの数台のみでした。早池峰山の人気のほどが伺えます。

その駐車場で生徒さんのザックを持ち上げたところ「うっ?こりゃ重〜い!何が入ってるのすか?」と私。ザックの中身を点検させて頂きました。「○○と○○は、車に置いていっても大丈夫ですよ!○○と○○は、私持ちますね!」少しでも生徒さんのザックを軽くしてあげないとね。荷物を軽くしてその分、シッカリと歩いてもらわなければなりません。生徒さんのお気持ちはわかるんです。初めての登山ですと特に心配で、あれもこれも持っていきたくなるんですよね。30年前の私もそうでしたから…。

お天気はガスがかかって曇り空でしたが、暑くもなく寒くもなく歩くにはちょうど良い気温で、休憩するとちょっと肌寒く感じるほどでした。カンカン照りを覚悟していたのですが、ラッキーです。その分、ガスで景色が全然見えませんでしたけど…(^^ゞ。でも、早池峰山の場合、景色が見えなくても高山植物はタップリと楽しめます♪お二人ともほぼ初めてということもあり、かなりスローペースで噛みしめるようにゆっくり登ることにしました。時間はタップリある!お花と会話を楽しみながら、のんびり行きましょう!

無事山頂に到着♪お二人とも、ほんと良く頑張って登ってくれました!「腹へったぁ〜!」山頂でランチタイムです。キュウリやナスの漬物、それにおにぎりまで生徒さんよりご馳走になりました。やはり手作りって美味しいです♪山頂は平日とは思えないほど、多くの登山者で賑わっていてビックリでした。で、おにぎりを食べていたら「あれ〜?もしかして酔いどれさんじゃない?」。まさかこんなところでお会いするなんて〜!お互いにビックリですよ〜!毎週水曜日にクライミングの練習をしているメンバーのMさんでした。「今日は月曜日なのに、どうしたの?」って。「今日は山岳ガイドの仕事で来てるんですよ!」と私。世間は狭いものです。

お腹も膨れたことだし下山しましょう!稜線上は見事なお花畑が広がっていました。これには生徒さんも感動したようで「まるで天国のよう♪来て良かったぁ〜!」って、歓喜の声を上げていました。下りもゆっくり安全を確認しながら歩きました。無事駐車場に到着♪ほんとお疲れ様でした。まずはゆっくりとお休みくださいませ。そして、機会あらば、またご一緒させて下さいね♪PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。今回使用したカメラは、先日購入したばかりのニコン、COOLPIX P300です。この日が山デビューでした。綺麗に撮れていて感動です。画像処理をしなくても、こんなに綺麗に撮れるのですから…。

『酔いどれ画像掲示板』 早池峰山 今すぐ見たい方はクリック!



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