2009年 9月  酔いどれトップに戻る

9月30日(水) 船形連峰・笹木沢とWの悲劇! その2

さて、前回の日記の続きで〜す!激痛をこらえ、七転八倒状態でどうにか寝袋から這い出す私…。仲間達に「実は、これこれしかじかで腰が痛くって…」って、打ち明けたところ、皆さん、痛み止めの薬やテーピング、サポーターなど持参してくれていてホント助かりました。

特にテーピングとサポーターの威力は絶大でした。痛みが半分以下に軽減されたのです。処置してもらう前は、歩ける自信がなかったのですが、処置後は痛みも緩和され、これならどうにか歩けそう♪心優しい仲間達は「オガちゃん(私のこと)、どれ、荷物貸せ!持ってあげるから!」と言ってくれたのですが、せめて私物くらいは自分で持たないと…。でも、共同装備等は皆さんに持っていただきました。辛い時ほど、仲間の優しさが身に沁みるものです。

皆さんにはご心配とご迷惑をおかけし、反省することしきりです。しかも、自分の不注意による事故ですから…。私の沢登り人生の中で、過去他人や仲間達を助けたことは幾度もありましたが、自分自身が助けられたことは初めての経験でした。朝食を済ませ、沢登りを再開しました。本日は、登山道までツメて下山するのみです。「行程は短いし、なんとかなる!」と思っていました。

平坦なゴーロを歩く際は痛みもさほど感じず歩けたのですが、段差のあるゴーロや滝を登る度に激痛が走りました。つまりは、腰を曲げないと登れないところでは、痛み出すのですよ。しかも、「うぅぅ〜!」って感じの激痛です。特に滝では参りました(^^ゞ。1〜2級の簡単な小滝ですら私にとって5級に思えたほどです。なるべく腰を曲げずに登ろうとするものの、そういうワケにもいかず…(^^ゞ。無事登山道に出た時には、ホッとしました。

暗い話ばかりで申し訳ございません…(^^ゞ。でもね、楽しいこともイッパイあったんですよ〜♪「Wの悲劇」を除けば楽しいことばかりでした。腰を痛めた後の宴会では、焚き火を囲んでの焼肉パーティーにイワナの骨酒♪皆さんのザックから出るわ出るわ〜♪焼酎にワインに日本酒にビールにと、まるで居酒屋状態!沢の中でカルビの上肉を食べたのは初めてでした。柔らかくってとろけるような旨さ♪こんな高級肉、年に数回食べられるかどうかって感じ。遡行中に採ったキノコを炒めて食べたり、幸せイッパイでした。怪我したことすら忘れさせるほどの楽しい夜の宴会でした。

今回は特に宮城隊の方々にはお世話になりっぱなしでした。心から感謝とお礼を申し上げます。帰りの車の中でSW先生と「今度は、我々岩手隊が宮城隊を岩手の沢で接待しないといけないなぁ〜!」って、言い合っていたほどです。帰宅の翌日28日(月)、さっそく近所の整形外科で診てもらいました。診察の結果、「急性腰痛症」と診断されました。つまりは、「ぎっくり腰」のようです。痛みは徐々に緩和されつつありますが、しばらくは家でおとなしくしています。紅葉シーズンの沢、楽しみたかったのになぁ〜!くぅ〜残念です!

ぎっくり腰の痛みがこれほど大変だとは予想だにしていませんでした。ちょっとした動作をするにも「あ、いたたたぁ〜!」って感じです。神経を刺激するこの痛さは、たまりません。やっと本日、痛みをこらえながらどうにか靴下を履けるようになりました。数日前までは布団から起き上がるのもシンドかったくらいですから、順調に回復しているようです。早く治してまた山へ出かけたいです。当スクール、むげんの生徒の皆さんへ…。パソコンの授業は通常通り行っていますのでご安心くださいマセ。今日の授業は、生徒さんと腰痛の話題で盛り上がっちゃいました♪当スクールの生徒さんといい、山仲間といい、腰痛に関するアドバイスをたくさん賜りありがたいことです。感謝♪(*^_^*)


9月28日(月) 船形連峰・笹木沢とWの悲劇! その1

先日、26日(土)〜27日(日)の2日間、山中1泊2日で岩手&宮城の沢仲間合同で船形連峰は笹木沢へ行って参りました♪当初は、岩手、宮城、山形の三県より参加者が10名を越える予定だったのですが、皆さん、仕事や緊急の用事等で忙しく、最終的には岩手からは私と北上のSW先生、宮城からはKBさんとSDさんの合計4名の参加となりました。

この笹木沢、今から11年前の1998年10月10日に東京時代の山仲間達を案内したことがあり、それ以来で2回目の遡行となります。今回の山行計画は、私が立案したにもかかわらず、すっかり地元・宮城隊のお世話になりっぱなしでした。共同食料や装備の準備、そして下山口への車の手配等、全て宮城隊がやってくれて感謝感謝です♪まさに至れり尽くせりの山行で、これほど楽しく快適に遡行できた沢は過去にないかも知れません。心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました♪

私は2度目の遡行でしたし、メンバーの皆さん、達者な方々ばかりでしたので、まさにハイキング気分(遡行グレードも中級レベルの3級ですし)♪適当にトップ(先頭を歩くこと)を交代しながら思い思いに各自自由に登りたい所を登っていく…そんな感じで楽しみながらの遡行でした。この笹木沢、ナメと滝が連続し、まったく飽きさせない秀渓なんですよ〜♪ゴーロ歩きはほとんどありませんしね。ザイルを使ったのは2回だけ(核心部の鎧滝手前の8M滝と、その鎧滝30Mのみ)。イワナを釣りながらキノコを採りながらの余裕の山行でした。

ベテラン揃いのメンバー達で緊張感もなく遡行中に眠くなる私…(^^ゞ。この沢、結構イワナがいて、ビックリしました。これまた浅い瀬にいるんですよ〜!最初にSDさんが23センチの丸々太ったイワナを釣り上げた時は、皆さん拍手喝采♪「これでイワナの骨酒が飲めるぞぉ〜!」って狂喜しました♪(*^_^*)だって、今シーズン、まだイワナの骨酒を飲んでいませんでしたので〜!まさに親睦を兼ねた宴会山行にふさわしい山行状態が続きました。

「Wの悲劇」の内、最初の悲劇が起きたのは、その直後でした。私がトップで6Mほどの小滝をフリーで登っていて、あと2〜3歩で滝上に出られるというまさにその時、全体重を乗せていた足が岩から滑り、あれよあれよと滑落…(^^ゞ。秋ということもあってか、岩は結構ヌメッていたのです。それは分かっていたことですが、私の注意力不足は否めません。岩に叩きつけながら滝つぼへと落ちて行きました。落ちながら思ったこと…。結構冷静に落ちていき「私の身はともかく、ザックの肩ベルトにぶら下げていたデジカメを守らなければ…」と、デジカメを水没させないように落ちる配慮をしました。今回持参したデジカメは防水ではなかったのです。

途中落ちながら腕や腰、足を岩に強打したけど、デジカメを死守することが出来ました。仲間達からは「オガちゃん、綺麗なラインで落ちたね〜!」って、褒められた?ほどです。デジカメを守ったのはいいけど、その後激痛が…。しばらく呼吸を整え、心配している仲間達に「大丈夫ですよ〜!」と笑顔で応える私。幸い大した怪我もなく遡行を続行しました。滝から落ちたのは20年の沢人生の中で2回目。1回目は、12年前の南アルプスは栗代川(4級上)を遡行した際、核心部の竜神の瀬戸にて登攀グレード5級の滝を登っていた時。この時は、「落ちるかもしれない…」と思っていましたし、万が一落ちても深い釜に沈むだけですので、思い切って登りました。そしたら、思いっ切り落ちました(^^ゞ。特に滝出口のホールドは皆無でテロテロ状態だったのです。2度目のトライで完登できました♪

しかしながら、今回滑落した滝の登攀グレーはせいぜい2級(初級)レベル!ヌメッていたとはいえ、まさかこんな所で落ちるとは予想だにしていませんでした。しかも、思いっきり滑りましたので…。幸い小滝でしたので大怪我することはなかったのですが、これが数十メートルの滝であれば、骨丈夫な私でも骨折は免れない…。メンバーの皆さんには多大な心配をおかけし、申し訳なく思いました。今にして思えば、気の緩みがあったのかも知れません。気を取り直し、その後も楽しい遡行が続きました。今日中に下山できる時間帯でしたが、「焚き火がした〜い!イワナの骨酒が飲みた〜い!」てなことで、沢のかなり上部に幕営することにしました。

我々が設営した場所は、最初は笹ヤブだらけだったのですが、せっせと刈り払いと整地を行い、素晴らし天場の完成で〜す♪「今宵はイワナの骨酒が飲めるぞ〜♪」と思うだけで心が弾みました。焚き火の周りを囲んで宴会するためには、「腰かけ用の岩」があればなお快適♪仲間達の腰かけ用の岩を河原で探す私…。先の滑落事故で、少しでも皆さんに恩返ししたかったのです。「あった!これはいいかも〜!」と思ったものの、かなり巨大で重そうな岩でした…(^^ゞ。重いモノを持つ時には腰を痛めないように常に気を付けていた私。順調に運び、泥壁の傾斜のある場所に差し掛かり、足場は不安定だし傾斜はあるし…(^^ゞ。「こりゃ無理かも?止めようかな?」と思ったものの、目的地まではもうちょっとの距離!目と鼻の先だったのです。ここで諦めたら男がすたる!気合を入れて〜!その足場の悪い場所で、無理な体勢のまま、その巨大な岩を持ち上げたのですよ…。その時です。過去に経験したことのない激痛が腰に走ったのです。

数分間は呼吸することさえ困難なほどの痛みでした。その時、「あぁ〜やっちまった〜!」と思いました。これ以上仲間達に心配をかけるわけにはいきません。何事もなかったように笑顔で振る舞いました。その後、痛みを忘れさせてくれるほどの楽しい宴会が続き、酔った勢いで寝ました。ことの重大さに気付いたのは、夜中の2時にトイレに行きたくなり目が覚めた時です。体を起こそうと思っても起き上がれない…。「一体どうなったんだろう?これは悪夢か?」でも、夢心地状態でしたので、激痛をこらえて用を足したのでした。「朝、目が覚めれば、この悪夢は覚めるだろう!」って。

朝6時、起床の時間になりました。ところが、今度は本当に起き上がれない…。起き上がろうと思っても腰を中心に体中に激痛が走り言うことをきかないのですよ…。こんな経験は初めてでした。「一晩寝れば、治るだろう!」と思っていた私の認識が甘かったのです。この時点で、もはや仲間達に隠し通せる状況ではありませんでした。これが「Wの悲劇」の2つ目です。本日は、沢を稜線までツメテて下山しなければなりません。果たして歩けるのだろうか?(その前に、立てるのだろうか?)不安は募る一方…。続きは後日の日記に続く…。

PS.上の写真は、笹木沢の核心部、鎧滝(30M)の滝下にて。ここは左壁を直登出来ます。


9月25日(金) アルプス単独遠征4 鈴ヶ沢東股・遡行編

9月20日(日)、いよいよ今回の遠征の目玉、御嶽山の鈴ヶ沢東股の遡行です。この沢、以前より行ってみたかったのス!中村成勝著の『沢登り』によれば、次のように紹介されています。『なかでも、鈴ヶ沢東股は指折り屈指の美渓である。磨かれたスラブとナメ滝、迫力ある大滝は、訪れたものをうっとりとさせてくれる』と。楽しみ、楽しみ〜♪(*^_^*)

遡行グレードは日帰りで3級(中級)ですから、それなに登り甲斐がありそうです。地元の沢で言えば、尿前川本沢を単独遡行するようなもの、気合いを入れて5時50分出発!今日は朝から素晴らしいお天気♪まずは鈴ヶ沢林道を25分歩き三沢橋へ、そこから沢へ降り遡行開始しました。この沢も人気が高いようですので、連休ですし、私以外の遡行者もたくさんいるかと思ったら…今日も貸し切りで〜す!

20M、12Mの滝を左岸より高巻くと赤いナメ床が続き、綺麗だなぁ〜♪やがてこの沢の核心部、大滝が見えてきたぞぉ〜!落ち口はオーバーハングしていて怖いくらいのド迫力です。50Mくらいあるだろうか?しかし、近づいてみると7M、5M、20Mの三段になっていました。直登は考えられず右岸より高巻き開始!高巻きルートは一目瞭然で踏み跡もシッカリしていました。ただ、上部は傾斜も強く今にも抜けそうなブッシュを頼りに、そろりそろりと登った次第です。

この大滝を超えると鈴ヶ沢の真骨頂ともいえる美しいナメと斜瀑のオンパレードですよ〜♪ナメとスラブ、小滝と釜のコラボが綺麗のなんのってぇ〜!まさに芸術的な美しさでした♪これを天国と言わず、何と言おう。しかも、ほとんどの滝を直登出来るのですから、これまた、たまりませ〜ん!この世にこれほど美しく素敵な沢があったなんて…。まさに自然の造形美の驚異です。遠路岩手から来た甲斐がありました。

「今後、もし彼女が出来るようなことがあれば、ぜひ連れてってあげたい沢だよなぁ〜!まさにデートコースにピッタリな沢だ〜♪」と思ったほどです。直登不可能な滝にはシッカリとした巻道がありましたので、人気のほどが伺えます。まるで童心に返ったような解放感に浸ることが出来る明るく楽しい沢でした。この沢には、ゴーロ歩きというのがほとんどなく、渓相よし、滝よし、ナメよし、奇形よし、原生林よし、の「よしよし尽くし」の沢で、「歩くのがもったいな〜い!」と思ったほどです。

いよいよ最後の核心部、上部にあるオーバーハング滝30Mの高巻き。この滝に到着した時点で下降ルートをどうするか?決めようと考えていました。中股を下降し車デポ地へ戻るか、そのままツメて三笠山の田ノ原へ出て、バスと徒歩で車の回収をするか…。このままツメればバスの時間(12時45分)にちょうどいいかも〜?それに中股の下降ルートはヤブ漕ぎがあるというし…(^^ゞ。「よし、このままツメよう!」。ヤブ漕ぎなしでポンと田ノ原の車道へ出ました。そこより数分歩いたら直ぐにバス停でした。それにしても物凄い車と人の数…(^^ゞ。ここは御嶽山の登山口ですからねぇ。白装束の人もたっくさんいました。

鈴ヶ沢林道の車デポ地より歩き始め5時間半(休憩含む)でバス停に到着♪予定より早く到着したため、バス(1日3本、季節運行)の待ち時間は1時間もありましたが、付近を散策したり昼食を食べたりしていたらあっという間でした。御嶽山を目の前に望みながらの昼食は気分最高でしたよ♪村営の立派な大型バスに乗車するも、お客さんは私含め5人だけ…。皆さん、マイカーで来られているようです。王滝で下車し、車道と鈴ヶ沢林道を1時間歩き車デポ地へ。やったぁ〜♪これで今回の遠征山行は無事終了!

車の回収後、途中木曽福島駅前のSATYに寄り、打ち上げ用の晩飯とお酒を調達しました。ほんとSATYさんには感謝ですね♪「昨日はお寿司を食べたし、今日は肉をお腹イッパイ食べたいなぁ〜♪」。カルビを700gも買っちゃいました。そんなに食えるのか、自分…(^^ゞ。その後、一路伊那IC方面を目指します。その近くの「みはらしの湯」にて入浴し、キャンプ場にて幕営。一人打ち上げの開始♪酔いが早く、8時には寝てしまいました。

翌朝21日(月)2時半に起床し、昨夜食べきれなかった焼き肉を食べ(朝から焼肉は辛かった…)、3時半出発!渋滞する前に少しでも前に進んでおきたかったのです。しかし、途中事故渋滞に巻き込まれ、伊那ICから盛岡南ICまで10時間もかかっちゃいました。サービスエリアなんて凄かったですよ〜!駐車に難儀するほど満杯状態でした。帰りの車の運転、シンドかったぁ〜!睡魔との闘いでした。お昼過ぎには無事盛岡の自宅に到着♪山もいいけど、やっぱ、家は落ち着くなぁ〜!楽しく充実した4日間でした♪(*^_^*) (完)

PS.鈴ヶ沢東股・遡行編の写真を30枚、「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方は、御覧下さいねぇ〜♪

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9月24日(木) アルプス単独遠征3 西横川・遡行編

9月19日(土)朝6時半、いよいよ中央アルプスは西横川の遡行開始で〜す♪この沢は、手軽に遡行できるアルプスの沢として人気が高いようです。花崗岩のナメ滝が延々と続き、明るくって開放的で楽しい沢でした。そのほとんどの滝が直登出来るのですからたまりませ〜ん♪

ロープウェイ乗り場より道路を数分下って、しらび橋よりいざ入渓!なんと楽なことか〜♪入渓してから堰堤を2個ほど超えて直ぐに東横川との二俣に出合います(1,740地点)。右の東横川には20Mのナメ滝がかかっていました。私が遡行するのは、左の西横川で〜す!秋のせいか?水量は少ない。それにしても水はとても冷た〜い!さすがアルプスだなぁ〜!標高も高いですから、気温も低くて寒い寒い…。防寒のためカッパを着こむ私。

岩はアルプス特有の花崗岩、白くて綺麗だなぁ〜♪でも、ところどころヌメッていたので慎重に足場を探りながら遡行しました。いくつかのナメ滝を越えると…遠方に巨大な滝が〜♪大滝30Mだぁ〜!高巻きは絶望的で登るしかなさそう。それにしても果たして登れるのだろうか?しかし、滝の側に近づいてみると、傾斜もさほどなくホールドも豊富そう♪これなら直登出来るぞ〜!

この大滝、水線右を登り中段で水流をまたいで左壁を直登しました。容易に登れましたが、高度感タップリ〜!登りながら下を覗くと吸い込まれそうでしたよ。一歩誤ればあの世行きって感じ。この沢の最初の核心部のようです。この大滝から上がこれまた素晴らしかったぁ〜♪「これでもかぁ〜!」って言うほどにナメとナメ滝のオンパレードですよ〜♪10〜20mクラスのナメ滝が延々と続き、直登したり滝の側を登ったりで超楽し〜い!ほとんどの滝は快適に登れましたが、なにせそれなりの高さがある為、慎重に登った次第です。それとヌメリには細心の注意を払いました。

開放的で明るいナメ滝の連続で、綺麗だなぁ〜♪この沢、とっても傾斜が強いんです。2万5千図を見れば一目瞭然なんですが、等高線の間隔が超過密なんですよ〜!虫眼鏡で見ないと枝沢の位置や標高がわからないほどです。ちなみに敷島悦朗著の『関東周辺沢登り50コース 』では、大滝上の1,980Mの二俣は左に進むように記載されてるようですが、間違いのようです。どうみても右が本流で結果、右に進んで正解でした。ナメ滝を登りながら一気に高度を稼ぐ!って感じの沢でしたよ。

やがてナメも終わり、奥の二俣(標高2,260M)に到着!本流の左俣には30Mの滝がかかっていますが、階段状で楽に登れました。最後は傾斜の強いゴーロをツメ上げ、ヤブ漕ぎなしでトラロープがぶら下がっている長谷部新道の登山道へポンと出ました。この登山道は、廃道扱いでエアリアマップには記載されていませんが(2万5千図には記載されています)、歩きやすい道で、和賀の登山道より立派でした。その登山道を歩きロープウェイ乗り場の千畳敷カールへ♪千畳敷に着いたら物凄い人の数でビックリ!宝剣岳の山頂まで行く登山者、千畳敷カールを散策するアベックやファミリーなどでごった返していました。

その時、場内アナウンスが〜!『本日はとても混雑しております。ロープウェイの待ち時間は2〜3時間となります』とな。「え〜!そりゃ困るぅ〜!暗くなる前に明日遡行予定の鈴ヶ沢東股の車止めまで行っておきたいし〜!」。時間はまだ10時、これから宝剣岳の山頂目指して登って帰ってくれば、おそらくお昼頃…となれば、2時間待ちは必須!今ならまだ混んでなさそう!「登頂は諦めこのまま降りることにしよう!」この宝剣岳、過去何度か登頂していますので、山頂にはこだわっていませんでした。さすが10時に下山する人は少なく、順番待ちすることなくロープウェイに乗車できました♪

6時30分に遡行開始し、長谷部新道の登山道に着いたのが9時15分でしたので、2時間45分で西横川を遡行したことになります(休憩含む)。その後、その登山道を45分歩き千畳敷のロープウェイ乗り場に着いたのが10時ちょうどでしたので、合計3時間半の行動でした。ホントあっという間でした。私が持っている茂木完治著の沢のガイド本によれば、参考タイムが6時間5分になっていますが…。そんなに急いだつもりはないんだけどなぁ〜!

ロープウェイでの下山は超楽チ〜ン♪千Mをたったの8分で降りちゃうんですものね。その後、バスで菅の台バスセンターへ行き、車の回収をしました。これから明日遡行する御嶽山は鈴ヶ沢東股の鈴ヶ沢林道車止めを目指してレッツGO!途中、木曽福島駅前にあるSATYに寄って、今晩のお酒と晩飯を調達!「今宵は豪勢にお寿司を食べよう♪ちょっと値段は張るけどウニ入りがい〜い!お酒はやはり地酒がい〜い♪」木曾の地酒、七笑(純米酒)を購入しました。その後、王滝村にある「王滝の湯」の温泉へGO♪超山奥にある一軒屋の温泉で(砂利道の林道をかなり登る)源泉かけ流し〜!いい湯だったなぁ〜!時間はタップリあるし〜♪

この王滝村から目指す鈴ヶ沢林道の車止めまで6Kしかないのですが、ここで思いっきり道に迷ってしまいました(^^ゞ。道路は狭く、2万5千図に記載されていない道路もあって、まるで迷路なのス!地元の方に道を聞いて謎が解けました。明るい時間だったので探しやすかったのですが、夜間に走ったらまずわからないだろうなぁ〜!ふぅ〜!無事に鈴ヶ沢林道の車止めに到着で〜す!夕方より一人宴会を始める私♪(*^_^*)いよいよ明日は今回の山行のメイン、鈴ヶ沢東股の遡行で〜す!楽しみ、楽しみ〜♪後日の日記に続く。

PS.西横川・遡行編の写真を26枚、「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方は、御覧下さいねぇ〜♪

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9月23日(水) アルプス単独遠征2 遡行計画編

忘れないうちに、明日の分の日記を書いちゃいま〜す!中央アルプスの西横川の遡行編を書く前に、今回の山行計画のいきさつを述べたいと思います。先月の北アルプス・小倉谷同様、計画が二転三転したのですよ…(^^ゞ。6月頃より今年の夏のメインの沢は北アルプスの小倉谷と決めていました。そして9月のシルバーウィークの5連休は、御嶽山の濁河川・兵衛谷(山中2泊3日)と決めていたのス!

この兵衛谷は、山の専門誌、2007年7月号の「岳人」にて「日本の渓スタンダード10」に選ばれた興味深い沢、ぜひ行ってみた〜い!ところが、ネットでいくら検索しても9月末に遡行した記録がまったくな〜い!ネットの遡行記録によれば、泳ぎが16回もあるという…。泳ぐのは全く構わないのですが、標高3千Mの御嶽山に突き上げる沢ですから、かなり水が冷たいのでしょうね。ちなみにこの「スタンダードの渓」10本の沢のうち、9本は既に遡行済みです。どの沢も素晴らしい沢でしたので、「きっと兵衛谷も素晴らしいに違いない!」と確信していました。

パートナーはクライミング能力と体力に優れ、若さ溢れる30代前半のK君!それだけでなく、彼は先輩思いで性格も素晴らしい好青年なんですよ〜♪ほんと「あうんの呼吸」で対処してくれるので頼もしいパートナーなんです♪兵衛谷の遡行グレード(難易度)は4級(上級レベル)ですが、「彼となら問題なく遡行できる!」と確信していました。出した結論は、「この沢は真夏の8月に遡行すべき沢なんだろうなぁ〜!今の9月は水温が低過ぎて低体温症を起こしかねない…。来年の夏には絶対に行くぞぉ〜!」って。山中2泊3日で、泳ぎと登攀のダイナミックな遡行を満喫できる素晴らしい沢のようで、今から楽しみで〜す♪(*^_^*)

てなわけで、山行計画を練り直し、中央アルプスは木曾駒ケ岳に突き上げる正沢川・細尾沢(1泊2日)と、御嶽山の鈴ヶ沢東股(日帰り)の2本立てで計画を立てたのです。ところが、出発直前になってパートナーのK君がひざの故障のため、参加できない!との連絡を受け、ショックを受ける私…。先月行った北アルプス・小倉谷同様、今回の遡行計画にも膨大な時間を費やした私…。時間を費やした分だけ思い入れも深くなります。「K君が行けないなら私一人でも行ってみよう!」と覚悟を決めました。

どちらの沢もグレードは3級(中級レベル)ですので、「単独でも行ける!」と思っていたのです。しかし、遠征から帰宅後の週末には(帰宅して3日後)、岩手、宮城、山形の沢仲間合同の沢登りの予定が入っているのス!一人で往復1,600Kも車の運転をして、沢を2本を遡行、しかも泊まりの沢も含むワケです。体力的に持つだろうか?また、合同山行の準備が間に合うだろうか?との不安もあり、再度計画を練り直しました。もちろん、その間、当然仕事も入っているわワケけでして…。

出した結論は、「日帰りの沢を2本遡行しよう!」。これなら体力的にも時間的にも週末の合同山行まで余裕が出来るぞ!仕事にも支障はない!よし、これで行こう♪てなわけで、中央アルプスの西横川と御嶽山の鈴ヶ沢東股の日帰りの沢を2本、遡行する計画を練ったのでした。どちらの沢も以前より遡行してみたい!と思っていた沢です。遡行グレードは兵衛谷に比べワンランク落ちますが、単独なら十分満足できる遡行計画が立てられたと思います。

結果、その無理のない山行計画で正解だったように思います。一人で片道800Kも車の運転をすることが、これほどシンドイとは想像すら出来ませんでした。ちなみに私は車の運転、得意ではありませ〜ん!長距離トラック運転手さんは、ほんとエラ〜イ!って尊敬しました。運転中、話し相手は誰もおらず、睡魔との闘いですよ〜!何度ホッペをひっぱ叩いたでしょうか!ホッペが真っ赤に膨れるほどにビシバシ叩きました。時には一人で車中大声で歌ったり、一人会話をしたり…(^^ゞ。サービスエリアでは、一人腹筋をしたり腕立て伏せをして目を覚ます努力をする私…。意識が朦朧としてきた時もありました。ほんと気合いと集中力のみですよ〜!私にとって、沢の遡行より車の運転の方が核心部となったアルプス遠征でした。

本日は、中央アルプスの西横川の遡行内容を披露する予定でしたが、思いっきり脱線してしまったようです(^^ゞ。ゴメンなさ〜い!次回の日記には、その西横川の遡行記録を書こうと思います。請うご期待♪お楽しみに〜!とっても素晴らしい沢でしたよ〜♪上の写真は、その西横川にて。傾斜の強い沢で、滝の連続で楽しめましたよ〜♪このスケールの大きなナメ滝は、水線右側を直登しました。快適に登れて超楽し〜い!(*^_^*)


9月22日(火) アルプス単独遠征1 アプローチ編

いや〜昨夜はよく寝ましたぁ〜♪夜9時には目を開けているのがシンドイほどで、そのままキューバタン!今朝まで一度も目を覚ますことなく爆睡したようです。4日間の遠征の疲れが溜まっていたのでしょうね。正直、今回の沢は2本とも体力的、技術的には楽勝でした。一番神経を使ったのが、慣れない土地での車の運転だったかも知れません。こういう時にこそ「カーナビがあればなぁ〜!」と思った次第です。

9月18日(金)、午前中は授業(仕事)をこなし、午後に一路駒ヶ根IC目指して自宅を出発しました。いやはや、長野県は遠かったぁ〜!花巻JCT、北上JCT、村田JCT、郡山JCT、新潟中央JCT、上越JCT、更埴(こうしょく)JCT、岡谷JCT。合計8つのジャンクションを超えました。ジャンクションが近付くとなぜか?緊張する私…。間違った方へ行かないように!との思いがあるのでしょうね。

高速道路、シルバーウィーク前日で混雑するかな?と思っていましたが、意外と空いていました。国見SAまでノンストップでガンガン飛ばしたら、頭がフラフラ状態に〜!「こんなんで果たして大丈夫だろうか?」と心配になり、それ以降はあまり追い越すのを止めて左車線をマイペースで走ることにしました。明るいうちはまだ良かったのですが、暗くなると余計に神経を使い、目がおかしくなっていくような感じ…。80K走行の安全運転!頻繁に休憩をとりました。

目的地の駒ヶ根ICの一つ手前の小黒川パーキングエリア、今宵の泊まり場所(車中泊)に到着!本日の走行距離は750K、9時間かかりました。単独での車の運転の自己最長記録の達成です。「長かったぁ〜!やっと着いたぁ〜♪」って感じでした。気が張っていたのか?食欲はなく、ラーメンを食べるのがやっとでした。車の中で数時間の仮眠をとり、明日からの遡行に備えました。

9月19日(土)、朝4時半に起きました。やはり車の中では熟睡できず、超眠いんですけど…(^^ゞ。車の外へ出てビックリ、目が覚めました!小黒川パーキングエリアの駐車場は車で溢れていました。っていうか、ところ狭しに路上駐車の嵐!駒ヶ根IC(通常の高速料金は\14,650ですが、休日割引で千円!)で降り、菅の台バスセンターを目指しました。中央アルプスは木曾駒ケ岳のロープウェイの発着所、しらび平まではバスとタクシーしか入れませんので、バスで行くしかないのです(駐車料金400円、バス代800円)。始発バスが6時12分ですが、1時間前の5時10分に到着!早めに着いてゆっくり朝食を食べようと思っていたのです。

その菅の台バスセンターへ着いてまたまた超ビックリですよ〜!人と車が溢れかえっていたのです。始発バスまで1時間以上も時間があるのに、既にたっくさんの人がバス乗り場に並んでいたのです。「ウカウカしてられななぁ〜!私も並ばなきゃ〜!」 よって、朝食は抜き!こんな大勢の登山者を見たのは何年振りだろうか?臨時バスがガンガン出ていて、5時半頃よりバスが運行されました。こんな狭くて急傾斜の林道を大型バスが走るのですから、ビックリですよ〜!

駒ヶ岳登山口のしらび平は、標高1,662Mあります。既に八幡平より高いです。私以外の登山者は、ここよりロープウェイに乗って千畳敷(標高2,612M)まで行くようです。高低差約千Mをたった8分、日本最高のようですよ。この時点で岩手山より高いし〜!この千畳敷カールは、氷河に削られた圏谷地形で、まさに圧巻の眺めです♪このロープウェイを利用すれば、標高2,931Mの宝剣岳までわずか1時間で登頂できるのですから、人気が高いワケですよね。登山する人、千畳敷カールを散策する人が主です。そのバスの終点、しらび平から私一人だけ登山者の群れから外れ、ロープウェイ乗り場とは逆方向の車道を下りました。その理由は…そう、私は沢登りに来たのス〜♪(*^_^*)

中央アルプスの沢の中でも、人気の高い西横川、以前より遡行したい!と思っていました。やっとここまで来た!遡行できる喜びを噛みしめました。「連休ですし、私以外にも遡行者はいるだろうなぁ〜!」と思っていたのですが、私だけでした。まさに沢の貸し切り状態♪(*^_^*) しらび橋より川へ降り、6時半、いよいよ遡行開始♪それにしても寒いなぁ〜!水も超冷た〜い!この入渓地点で既に標高1,690Mもありますから寒いワケですよね〜!単独遡行ですので、ミスは絶対に許されません。気を引き締めてヒタヒタと沢を登り始めました。続きは、後日の日記にて〜♪(*^_^*)

PS.アプローチ編の写真を6枚、「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方は、御覧下さいねぇ〜♪

『酔いどれ画像掲示板』 アルプス単独遠征 1 今すぐ見たい方はクリック!


9月21日(月) 山行速報♪

本日は夜中の2時半に起床、3時半にテント場を出発して長野県は伊那ICより一路盛岡南ICを目指しました。途中事故渋滞にハマり10時間もかかっちゃいましたが…。睡魔との闘いでシンドかったですぅ〜!なんたって、800Kも一人で運転しましたから〜!(過去単独最長記録)。現在も頭がフラフラしています(^^ゞ。沢の遡行より車の運転の方が大変でした。

本日の各サービスエリアなんて凄かったよ〜!だって、どこのSAも満車状態で駐車出来ないんだも〜ん!腹へって、喜多方ラーメン頼んだら30分以上も待たされるし…。女子トイレに至っては、大渋滞!男で良かったぁ〜!5連休ということもあってか、凄い車の数と人でした。人ごみに慣れていない私は、神経を擦り減らしてしまう始末…(^^ゞ。

合計3泊4日の単独遠征でしたが、お天気に恵まれ楽しい遡行を満喫出来ました♪長野県は中央アルプスの西横川と御嶽山の鈴ヶ沢東股の二本の沢を単独遡行しましたが、どちらの沢も岩手の沢には見られない渓相で素晴らしい沢でしたよ〜♪(*^_^*)二つの沢とも、「遠路、行って良かったぁ〜!」と思える感動的な沢でした。

西横川はとてもダイナミックな沢でしたが、カモシカ遡行で、なんと2時間45分でツメ上げちゃいました。楽しみながらフリーでガンガン直登しました。これでもアルプス三千M級の沢なんですよ〜!翌日の鈴ヶ沢東股は、まさに芸術的に美しい沢でした。「この世にこんな美しい沢があったなんて〜♪」って感動したほどです。ツメ上げるのに約6時間を要しましたが、あまりの美しさに歩くのがもったいな〜い!と思ったほどです。この沢は、ほんとお勧めですよ〜♪(*^_^*)

余裕を持って山行計画を練ったつもりでしたが、思いの外、慣れない土地のゆえか?気苦労が多く、それなりに疲れました。だって、人と車の数が凄いだも〜ん!それに、ここ岩手に帰ってからは、単独で飯豊連峰は新潟を超えたことがありませんでしたし…。行き当たりバッタリの計画でしたが、結果オーライで順調に山行計画を消化できたと思います。明日はゆっくりと体を休めたいと思っています。何はともあれ、楽しい4日間でした♪(*^_^*)詳細は、後日の「酔いどれ日記」に掲載しますので、お楽しみに〜♪

PS.上の写真は、中央アルプスは西横川にて大滝30M。ここは、フリーで水線右を直登し、中段より左壁を直登。見た目より容易でしたが、ヌメッていたので慎重に登りました。高度感は満点でしたよ〜!いやはや、楽しかったですぅ〜♪(*^_^*)どちらも素晴らしい沢でした。遠路、岩手から行って良かったと思える沢でした。運転疲れでヘロヘロ状態です。今宵はこの辺で…(^^ゞ。


9月17日(木) 一日一日にけじめをつける

今朝は6時に起きてせっせと山の準備をし始めました。遠方の沢ゆえ、忘れ物は許されません。本日お昼前に一緒に行く予定だったK君から電話があり「まだ膝が痛むので、今回は無理です。大事をとります!」とのこと。「よし、わかった!大事にしろよ〜!」と。そうと決まれば、気持ちを切り替えて準備にまい進する私。

計画を練り直し、単独でも行けそうな沢を2本遡行することにしました。単独ですと、せいぜい初級〜中級レベルの沢しか行けませんが、それでも行ってみた〜い♪これまで3級レベル(中級)の沢は、数多く単独でこなしてきましたので、遡行上は特に心配していませんが、今回はプラス超時間の車の運転(約10時間)が加わります。精神力の勝負!気合を入れて行って来るぞぉ〜!

この一週間、仕事の合間を見ては、沢について調べたり計画を練ったり、準備をしたりの大忙しで睡眠不足の日々が続きました。頑張った甲斐があって、本日の夕方ちょっと時間が出来ました。近所の温泉(喜盛の湯)で久し振りにマッタリ♪温泉に入ったことで、緊張感も和らぎ落ち着いた次第です。入浴後、体重計に乗ってみたところ、ベスト体重の58Kになっていました(*^_^*)。何年振りだろうか?ベスト体重に戻ったの。この体重ならビシバシ滝も登れそうです。

来週末26、27日は、岩手と宮城、山形の山仲間合同で親睦を兼ねた沢登りがある為、今回は予備日を1日設けゆったり目の山行計画を練りました。単独ゆえ、誰にも迷惑かけることなく、臨機応変に対応できますしね。今回は日帰りの沢を2本遡行する予定ですので、気も楽です(油断は禁物ですが)。遠方の泊まりの沢となれば、それなりの覚悟をしなければなりませんゆえ。現地の銘酒や特産品をグルメするぞぉ〜♪(*^_^*)

話変わって…以前、土光敏夫さんの著、『土光敏夫の哲学』を読んだことがあります。石川播磨重工業、そしての東芝の元社長で、会社を見事再建させ、どん底にあった会社を蘇らせたお人です。また、「ミスター合理化」「行革の鬼」の異名をとり、国鉄分割民営化や三公社民営化で、日本の構造改革を実現させたスゴイお方なのです。生涯にわたり「無私」を貫き通したようです。本の表紙にこう書かれています。『己を律し、信念を貫け!』と。今日は、本書の最初に書かれている文を皆さんにご紹介いたします。私の好きな一文で、「一日一日にけじめをつける」です。

『今日という日は、全ての人にとって平等に訪れるかけがえのない一日である。自己の人生にとって初めて訪れた日であり、また決して再び訪れることのない日でもある。だから、この一日を粗末に過ごす人は、毎日を粗末に過ごし、一生を粗末に過ごすことに通ずる。一日一日にけじめをつけていこう。今日のことは、今日やってしまおう!これは、忙しいとか暇があるとかの時間の問題ではない。志の問題である。「明日しよう」という弱い心に、自ら鞭を打て!明日という日には、また明日やるべき事が待っている。』 ホントそう思います。「今日出来ることは今日やる!」。肝に銘じたいですね。


9月16日(水) もう直ぐ5連休!

本日夕方のこと…5連休に一緒に行く予定のK君からお電話を頂き「先週の沢でひざを痛めてしまい、もしかしたら参加できないかもかも知れません…」とのこと。いやはや、突然の電話でビックリ!ちょうどその時、山行計画書を作成している真っ最中でした。「無理は禁物!明日まで様子を見てそれでも痛むようであれば、仕方がないな…。ゆっくり養生してくれ!その時は、単独で行ってくるよ!」と私。

先月行った北アルプス・小倉谷の時もそうでしたが、出発直前になってメンバーの故障が相次ぎ…(^^ゞ。沢自体は問題ないと思っていますが、なにせ場所は長野県は中央アルプス、一人で車の運転は、結構辛いかも〜!ここ盛岡から長野(伊那IC)まで800Kもありますから〜!今回の遠征の核心部かも?よって、現在は、K君が参加できる時の計画書と、不参加の時(単独行になった時)の計画書を作成中なんです。明日は早起きして、さっそく山の準備に励まないと、出発まで間に合いそうにありません。

もちろん、連休前で仕事も結構詰まっていますので、仕事をこなしながら準備に邁進しなければ〜!「だったら、もっと近場の沢へ行けばいいのに〜!」とお思いの方もいるかと思いますが、沢シーズンの5連休なんてお盆休みくらいにしかとれないゆえ、遠方の沢へ行く貴重なチャンスなんです。きっと「東北の沢ならいつでも行ける!」との思いがあるのでしょう。例えK君が参加出来なくなっても、アルプスの沢へ行ってみた〜い!簡単な沢でもい〜い!それでも行ってみた〜い!との憧れがあるんです。

特に今年の夏は雨続きで、思うような沢へ行けていません。この数日間で調べた沢(遡行の候補に挙げている沢)が、中央アルプスの木曾駒ケ岳に突き上げる正沢川・細尾沢と西横川。御嶽山の名渓、王滝川鈴ヶ沢東股〜中股下降。奥飛騨の沢上谷。雨天時の候補として南会津の大幽沢。なんと5本の沢について調べまくっていました。鈴ヶ沢東股は絶対に外せない沢です。現在、私の頭の中は、ぐちゃぐちゃ状態かも〜?(^^ゞ。「大滝って、どれがどの大滝なんだか…」って感じ。特に中央アルプスや御嶽山、奥飛騨の沢に関しては、名古屋ACCのつちのこさんの遡行記録を参考にさせていただきました。

つちのこさんが紹介する沢は、どれもこれも素晴らし〜い♪数年前、そのつちのこさんと盛岡の居酒屋で飲んだことがあります。メールを頂き、「来週、会で和賀の沢へ行くので、下山後一緒に飲みませんか?」とのお誘いメールでした。それまで全く面識がなく「あれ?どうして私のことを知っているのですか?」と訊ねたところ、「いつもホームページ、拝見してますよ〜!」とのことでした。ありがたいことですね。また、私の東京時代の山の教え子が、名古屋に転勤になり名古屋ACCさんにお世話になった御縁もありました。世間はホント狭いものです。

一方私は、沢の世界で有名なつちのこさんのことは、以前よりお名前とご活躍ぶりは存じ上げていました。名古屋の山岳会と盛岡の山岳会合同の楽しい宴会でした♪台湾の沢情報など、貴重なお話をたくさん聞くことが出来て、有意義なひと時でした。今回、そのつちのこさんが絶賛する沢へ行けると思うだけで、ワクワクします♪最悪単独での遠征になりますが、気を付けて行って参りま〜す!今のところ、週間天気予報ではお天気も良さそうですし、楽しみです♪(*^_^*)明日から、仕事に山の遠征の準備にと忙しくなりそうです。っていうか、かなり気合を入れないと、間に合わないかも〜!


9月14日(月) 5連休♪

この日記を書きながら、外では太鼓と笛の音が〜♪実は今日、近所の盛岡八幡宮神社のお祭りなんですよ〜!このお祭りが終わると、いっきに秋が訪れる北国です。盛岡市の無形民俗文化財に指定されているこの盛岡八幡宮祭りの山車行事は、1709年9月14日、南部藩の街造りが完成したのを祝い、始められたとされています。世界一の太鼓祭りで人気の高い「さんさ踊り」より歴史が古いんです。

子供の頃、父からお小遣いをもらってこのお祭り内のお化け屋敷を見に行くのが、とっても楽しみでした♪翌日学校(小学校)に行っては、友達とお化け屋敷の話題でもちきりですよ〜!「今年のお化けは怖かったなぁ〜!」とか、「もっと怖かったらいいのに…」とか、盛り上がったものです。そうそう、金魚すくいも楽しみでしたねぇ〜!

9月3日の日記に記載した例のモンベル製のシュラフ(寝袋)が入荷したとの連絡を受け、先日取りに行って参りました(上の写真、髭剃りの後)。「この小ささ、なに?」ってくらいコンパクトでビックリしています。しかも、保温力は抜群のようですし、「早くこの寝袋に寝てみた〜い♪」って、ワクワクしています。寝袋って、結構かさばるんですよね。軽量コンパクトであることは、山屋にとって嬉しい限りです(*^_^*)。2万4千円の出費は大きかったですが、山装備に関しては良いモノを購入し、長年使うのが私の主義なんです。いいモノは10年、20年使えますから…。

今月はその他、髭剃り(7千4百円)も購入しましたし(写真に写っているヤツ)、車のATFオイル(1万2千円)やエンジンオイルも交換しました。出費は大きかったですが、良い買い物が出来たと思っています。そして、今週末からいよいよ5連休が始まりますね〜♪年に数度の長期連休!遠方の沢へ行ける貴重なチャンス!12日(土)は朝から晩まで仕事が忙しく、13日(日)は山へ行く予定が、悪天のため、結局5連休の沢の計画を練っていました。

朝6時に起きて、夜(というより深夜)の1時までず〜っと机の上で山行計画を練っていたのですよ。席を立ったのが、トイレの時と食事の時だけ。ついつい、熱中しちゃって〜♪せっかくの長期連休ですし、貪欲に楽しみた〜い!中央アルプスの沢を2本、御嶽山の沢を1本、会津の沢を1本の合計4本の遡行計画を練りました。特に遠方の沢の場合、沢自体のことだけでなく、アプローチ方法や車の回収方法(バスやタクシーなど)なども調べなくてはなりません。私の場合、大事な情報は、地図上に書き込んでいくのです。地図さえ見れば、何でもパッとわかるように。その他、スーパーの有無や安くて良い温泉どころなど。今やインターネットで情報収集できるので、ほんと便利な時代になりました。

でも、その反面、情報量が多過ぎて振り回されてしまうことも…(^^ゞ。今回も4本の沢のうち1本が、情報に翻弄されました。遡行記録をネットで調べてみると、同じ沢を行っているはずなのに、食い違いが多過ぎて、謎が深まるばかり…。「どっちが正しいんだぁ〜!」その謎を解明するのに数時間もかかりました。インターネットが世に出る前は、「関東周辺の沢」が沢屋にとってのバイルブル的な書物で、それだけの情報で遡行していたのですから、贅沢な悩みかもしれませんね。

「なぜ4本も…?」と疑問に感じられた方もいると思います。いくら5連休とはいえ、4本も遡行するのは不可能!この4本のうち、お天気と元気度、時間などを鑑み、臨機応変に行く場所を選定するわけなんです。天気予報は直前で変わる可能性もあり、そんな時に「晴れるところ」に行くわけなんです。その他、雨量や元気具合に応じて「Aの沢は無理でもBの沢なら行ける!」とか、「1泊の沢は無理でも日帰りの沢なら行ける!」とか…。2本遡行するとか…。アルプスの長野県が雨の場合は、福島県の会津の沢へ♪てな具合です。貴重な休日を有効活用したい!という趣旨なんです。出発まで実質あと4日!仕事と山の準備で忙しい毎日です。晴れてくれることを祈って♪(*^_^*)


9月11日(金) 沢の扉、3,000枚突破!

先週行った和賀山塊、堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢を「沢の扉」に掲載し、写真を60枚アップしましたぁ〜♪ご興味のある方はご覧下さいね〜♪今回のアップで、なんと「沢の扉」の写真掲載枚数が三千枚を突破したようです。紹介している沢の本数は、268本目となりました。

実際は少なく見積もっても300本以上(延べ回数は380回以上)行っていると思いますが、昔はカメラを持参しないで沢へ行っていましたし…。また、私の記憶から忘れ去られた沢も結構ありまして…。「沢の扉」を作ったきっかけは、「いつ、誰とどこの沢へ行ったのか?そろそろ記録をまとめないとわからなくなってしまう…どうせなら一般公開しよう!」という趣旨で始めたのでした。

特にこの5〜6年ほど前からは、「遡行上、皆様の参考になれば…」という思いから、沢の詳細がわかるように、なるべく親切丁寧にわかりやすくまとめ、掲載してきたつもりです。自分でもびっくりするほど、全国のたくさんの沢屋さんが見て下さっているようで、ありがたいことです。「まるでガイドブックみた〜い!」とか「印刷して沢へ持って行きました!」とかよく感謝のメールを頂戴しますし。

私の「酔いどれ日記」によれば、「沢の扉」を初めて公開したのが2001年3月23日のようです。以下、その時の日記より抜粋させていただきますね。『山に関しては、かれこれ20年近く取り組んでまいりましたが「アルピニズムを追求し、生と死のきわどい吊り橋を渡るような、いわゆる尖鋭的なアルピニスト」では決してなく、それどころか、自然を相手に酒盛りして酔っ払っている方が大好きなアルコールニスト?なのです。

大自然に抱かれている時のあの何とも言えない開放感、山で美酒に酔いしれ仲間と山談議に花を咲かせ、さらに下山した時の充実感に酔いしれる、これこそ最高の喜びであり贅沢だと思っています。よって、「崇高なアルピニズムの追求」とはかなりかけ離れた存在で、それよりも「山でいかに美味しい酒を飲むか?」という「崇高な?酒ニズムの追求」に精を出しています。

「沢登り」に関しては、どうやら私のツボにハマッタようです。一時期、まるでキチガイのように毎週のごとく通っていました。この時期は多い年で年間50本以上、少ない年でも40本以上入渓し、それ程、沢の魅力に取り付かれ酔いしれてしまったのでした。これまでの延べ遡行本数は300本を超えると思いますが、特に記録を取っていた訳でもなく、アルバムを見ながら思い出せるもののみ190本をピック・アップしてみました。(この編集作業が今回のHPの作成で膨大な時間を要しました。)

いわば、写真集みたいなものですが、皆様の「酒のつまみ」替わりにでもなれば、これ幸い!って感じで編集致しました。ここ岩手に来てからは、雪国豪雪地帯の為、入渓時期が限られ遡行本数は極端に減り、最近はフリークライミングをする機会が多くなってしまいました。沢ばかりでなく、雪山もアルパインもフリーも大好きです!今後、どんどんページを増やしていける様に頑張りたいものです。岩、沢、雪山、縦走、山菜、キノコ、渓流釣りと自然を貪欲に60歳までは楽しんでいたい!というのが私の夢です。日本と限らず、世界中の素晴らしい大自然を相手に美酒に酔いしれたい!というのが私の二つ目の夢です。中年クライマーのたわ言でした。』

あれから8年…気付いてみればページがどんどん増えていました。「塵も積もれば…」って感じです。最初は誰からも見向きもされなかったページですが、今では55万アクセスを突破しちゃうし〜!ほんと驚きです。『継続は力なり!』ってことかなぁ〜!これも皆さんの励ましや感謝の言葉があったればこそ!心よりお礼申し上げます。これからもできる限り更新し続けていきたいと思っています。今後も私の駄文にお付き合い、よろしくお願い致します。

PS.上の写真は、2004年9月、東京時代の山仲間達とマンダノ沢・下天狗沢の遡行後、羽後朝日岳の山頂にて。

『沢の扉』 和賀山塊、堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢 今すぐ見たい方はクリック!
『酔いどれ画像掲示板』 和賀、マンダノ沢上天狗沢2 今すぐ見たい方はクリック!


9月10日(木) 和賀山塊、堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢 3

先日のこと、長年愛用していた髭剃りが壊れました(^^ゞ。かれこれ10年以上も使っていたので寿命かな?と思い、さっそく購入を検討!「ハテ?何を買ったらよいのやら…」。面倒なので人気商品をインターネットで調べ、ネット購入することにしました。何やらパナソニックのラムダッシュ ES8111Pが売れているらしい…。

お値段も7千円ちょっとでお手ごろ価格♪数日前に届いて早速剃り心地を試してみることに〜!いやはや、ビックリするほど剃れ味抜群でビックリしちゃいましたよ〜♪今まで使っていた髭剃りは一体何だったのか…?と思うくらいに。とても満足のいくレベルで、何より肌に優しいのが嬉しいです。どんどん剃れちゃて、毎朝の髭剃りが楽しくなりました♪(*^_^*)

さて、前回の日記の続きで〜す!焚き火を囲み酔いどれる私…。焚き火の炎を見ているだけで心が安らぎ楽しくなります。よく仲間から質問されます。「酔いどれさん、一人で沢へ行って寂しくないの?」って。正直、あまり寂しいと思ったことがないんですよ。仲間と行く山も楽しいけど、一人で行く山もまた楽しいものです。遡行中は全神経を集中していますし、テント場に着いたら着いたで、薪集めやら飯炊きなどやることイッパイで忙しいし、焚き火をすれば楽しくなるし、お酒を飲めば絶好調♪寂しがっている暇がないかもね〜!

時は刻々と過ぎ、お酒もおつまみも底をつきました。「そろそろ寝るか〜!」。夜は思ったほど寒くなく、熟睡できました。翌朝は、熟睡のお陰か?体がとっても軽〜い!4時半起床、ぱっぱと朝食を済ませ5時半には出発しました。「今日が勝負だ!頑張るぞ〜!」。気合を入れて遡行したら下天狗と上天狗の二俣まで30分で着いちゃいました。ここは左の上天狗沢へ入ります。ここから先は私にとって未知の世界!何が待ち受けているのか、楽しみ楽しみ〜♪

未知なる領域に足を踏み入れる時、確かに不安もありますが、それよりも好奇心の方が大きいかも知れません。上天狗沢はナメがとても素晴らしい沢だと聞いていましたが、果たしてどうなんだろ?期待で胸が膨らみました。出合には8Mほどの垂直な滝が…。一見直登は無理そうに見えましたが、近づいてルート観察をしてみると右壁から登れそうな感じ。「よし、登ってみるか〜!」。ところが、ヌメリがひどくって滑るのなんのってぇ〜!慎重に登ったのですが、細かいホールドに全体重をかけたその時、ズルッ!足が宙に浮いちゃいました(^^ゞ。幸い手につかんでいた岩がシッカリしていたので、大丈夫でした。ふぅ〜!気を取り直して上まで登りました。

それ以降は、ナメとナメ滝の連続で楽しいのなんのってぇ〜♪それに綺麗なこと〜!同じ沢なのに、下天狗沢とは雰囲気がまるで違っていました。上天狗沢の上部のツメはヤブ漕ぎがあるという。それを嫌ってか?下天狗沢の方が入渓者が多いようです(以前の私もそうでした)。楽しいナメ歩きも終わり、それ以降は小滝の連続でこれまた楽しめました♪登れる滝と登れない滝は一目瞭然!登れない滝の高巻きも容易にクリア。いよいよ水も細り源頭の雰囲気に…。やがて沢形も無くなり、いよいよヤブに突入で〜す!ヤブを漕ぐこと30分!突如美しい草原が目の前に広がったのです♪ヤブから草原地帯ですよ〜!まるで地獄から天国に舞い降りた気分でした。やったぁ〜!あとはこの草原を登れば朝日岳の山頂だ♪花ッコを愛でながらの草原登りは気分のいいものです。

9時15分、羽後朝日岳の山頂に到着♪360度の大パノラマ!田沢湖、夏瀬ダム、和賀岳、白岩岳などが一望できました。しばし、景色に見惚れていました。いよいよ下山!この山には登山道がありません。よって、部名垂(へなたれ)沢を下りますが、これまた結構長いんですよ…。半ヤブ状態の踏み跡をたどり部名垂沢の下降点へ。それにしても傾斜の強い沢だなぁ〜!転がり落ちるような勢いで下る私…。部名垂沢から朝日岳を目指す人も多く、迷いやすいところには目印のテープがあったり、滝の巻き道にはロープがFIXされていたりで、気も楽ですが、ここで気を抜くわけにはいきません。ふぅ〜!部名垂林道に到着で〜す!あとは林道を1時間半歩いて14時半、夏瀬温泉に到着しました♪この日の行動時間は9時間!温泉、温泉♪さっそく夏瀬温泉(都わすれ)に入浴♪体がとろけそう♪いい気持ち〜!いやはや、とっても楽しい二日間でした。めでたし、めでたし♪(完)

PS.上の写真は、羽後朝日岳山頂直下の草原にて。遡行初日に撮影した写真を17枚「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。ご興味のある方はご覧下さいね〜♪そうそう、私のこのHPが昨日55万アクセスを突破しましたぁ〜♪皆様、ありがとうございます♪感謝!m(__)m

『酔いどれ画像掲示板』 和賀、マンダノ沢上天狗沢1 今すぐ見たい方はクリック!


9月8日(火) 和賀山塊、堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢 2

2週連続で泊まりの沢へ行くと、さすがに忙し〜い!仕事もそうですし、先々週に行った八幡平の大深沢の写真も記憶が薄れないうちに整理しないと…。てなわけで、この数日間、暇を見つけては「沢の扉」に紹介すべく、せっせと作業にまい進していました。

その努力の甲斐あってか?やっと本日八幡平、大深沢・東ノ又沢の「沢の扉」が完成し、アップすることが出来ましたぁ〜♪ここ最近、仕事が多忙を極め、結局、朝早起きして頑張った次第です。写真を50枚掲載しましたので、ご興味のある方はご覧下さいね〜♪

今度は、先日行った和賀山塊の堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢の写真を整理しないとね〜!これも記憶が薄れないうちに取り掛からないと。今月の5連休の沢計画もまだ練っていないし…。その翌週は岩手・宮城の沢仲間達と大人数で宮城の沢へ行くのですが、その山行計画書も今週中に作らなければならず…。どちらの沢も仲間達と行くので、山行計画を早めに練って仲間達を安心させないとね。もちろん、仕事も頑張りますよ〜!仕事の合間を見ての作業、結構ハードスケジュールかも〜?でも、山のためなら頑張りますよ〜♪

そうそう、このHPのある愛読者の方よりメールを頂戴し、「その沢(マンダノ沢)はどこの山へ突き上げるのですか?」って質問を頂戴しました。なかなか素晴らしい質問です!この沢は、和賀山塊の名峰、羽後朝日岳(1,376M)に突き上げるのですよ。実はこの山、登山道はありません。国土地理院発行の2万5千分の1地形図には、登山道があることになっているのですが、現在は廃道で踏み跡の痕跡すらまったくありません(猛烈なヤブです)。

よって、この朝日岳を登るには、今回の私のように沢よりツメ上げて山頂に至るか、稜線のヤブが雪に埋まる積雪期を狙って登るかのどちらかになります。山頂付近は素敵な湿原が広がっていて、展望もまた素晴らしい山です。地元では名峰と言われていますが、上記の理由から山達者な方のみに許された山とも言えます。無雪期に山頂に至る一番簡単なルートは、部名垂沢の遡行(今回は下降ルートに利用)で、沢登りの入門コースって感じです。でも、結構行程が長いですので体力勝負だと思います。

沢の中級者向けの場合、今回私が遡行したマンダノ沢・上天狗沢や下天狗沢、生保内川が挙げられます(山中1〜2泊必要)。よってこの山への登山者は極めて少なく、その分原始性が保たれている貴重な山なんですよ♪関東方面からもこの沢へ憧れて来られる方も多いと聞きますし、またイワナがたくさん釣れることから、釣り師の入渓者も多いようです。

実は私、この羽後朝日岳への登頂は、今回で6度目となりました。それほどまでに何度登っても素敵な山♪っていうか、何度でも登りたく山だと感じます。なんちゅ〜か、他の山にはない一種独特な雰囲気を醸し出しているとでもいいましょうか…。マンダノ沢・下天狗沢より3回、生保内川より1回、積雪期(3月)に1回、そして今回は上天狗沢からの登頂となり6回目です。苦労した者だけが味わえる達成感と山頂の素晴らしさ♪何度経験しても感動モンですよ〜!

前置きが長くなりましたが、そろそろ前回の日記の続きを書かなければ…。登山口の夏瀬温泉に車をデポし、支度を整え7時40分に歩き始めました。吊り橋を渡り山道、そして林道を歩きいよいよ堀内沢へ入渓!水量は平水状態で安心しました。

この沢、増水すると結構大変なんですよ…(経験者は語る)。しかし、秋特有のヌメリが出始めていて、岩が滑るのなんのってぇ〜!足の置き場を慎重にしないと…。今回は単独ゆえ、捻挫すら許されない(助けてくれる者はいない)。慎重に遡行し過ぎたせいか?マンダノ沢出合まで4時間もかかっちゃいました(予定では3時間半でしたが)。荷物が重かったのも原因ですが、安全第一です!ゆっくりと遡行しました。

それにしても、水が綺麗なこと〜♪渓が美しいこと〜♪徒渉したり滝を登ったり、高巻いたり楽しい遡行が続きました。緊張感はほとんどなく、マッタリムードですよ〜♪過去3度も入渓していますので、「この滝は確か左から突破できたな!」とか、「ここはあの地点より高巻いたっけな!」と過去の記憶が蘇ってきました。出発前は記憶がほとんど飛んでいたのですが、現場を目の前にすると思い出されたようです。

マンダノ沢出合の手前、オイノ沢出合で釣り師と会いました。そこにベースを張って釣り三昧を楽しんでおられるようでした。釣果はまぁまぁ〜のようです。「先に2パーティーが行ったよ!君、単独とは凄いねぇ〜!」と褒められましたが(っていうか、この沢を単独遡行するなんて無謀では?って感じでしたが)、「地元ですから…」って、淡々と返答する私。

マンダノ沢出合を過ぎると一気に傾斜も増し重労働ですよ〜!「荷物が重いよ〜!もっと軽量化するんだったなぁ〜!」と、プチ反省!二条15M滝の難所は、いつもザイルを出していたところですが、今回は単独ゆえフリーで超えました。結構な高度感です。一歩誤ればあの世行き…(^^ゞ。慎重に登りました。その後も巨岩滝の急傾斜が続きます。やがて、見慣れた「蛇体淵」に到着!この蛇体淵はマンダノ沢の象徴とも言える綺麗な淵で、いつも通りここにテントを張ることにしました。

当初の予定では、翌日の行動を少しでも楽にするために上部二俣(上天狗沢と下天狗沢の二俣)に幕営する予定でしたが、この蛇体淵の幕営地になんと焚き火用の薪がイッパ〜イ♪以前ここに泊まったパーティーが残していってくれたようです。ラッキー♪このテントサイトは、沢でありながら、まるでキャンプサイトのような素晴らしい幕営地で、ロケーション最高(目の前には蛇体淵が)!広々として、これほどまでに満足のいく沢のテント場を私は知らない…。まっ平で整地する必要は全くありません。「よし、今日はここに泊まろう♪その分、明日は早起きして出発するぞ〜!」。追加の薪を集めること10分、これで盛大な焚き火を楽しめそうです♪この時間が止まったような静寂な空間の中、一人焚き火を囲み酔いどれる私…。何という至福なひと時か♪(*^_^*)続きは後日の日記にて〜!請う、ご期待♪

PS.上の写真は、その二条15M滝にて。下の写真は、初日の幕営地、マンダノ沢の象徴である「蛇体淵」にて。とても神秘的で美しい淵です。以前はこの淵に50センチを超える大イワナが生息していたとか…。そうそう、下のリンクをクリックして八幡平の大深沢の写真も見てねぇ〜♪きっと癒されますよ〜!(*^_^*)

『沢の扉』 八幡平・大深沢・東ノ又沢 今すぐ見たい方はクリック!


9月6日(日) 和賀山塊、堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢 1

「今週末、どこの沢へ行こうか?」と先週の木曜日あたりから考えていました。岩手、秋田、青森、宮城の東北4県のうち、晴れる所へ行こう!天気予報によると土日両方とも晴れるのが秋田県のみ!金曜日の夜6時過ぎに秋田の沢へ行くことに決定♪秋田と言っても、森吉山域、和賀山域、秋田駒ケ岳連峰、太平山、秋田八幡平とエリアは膨大です。

でも、秋田と言ったらやっぱり和賀山塊の沢が私のお気に入り〜♪和賀山塊の沢はこれまで何度もたくさん入渓して参りました。マタギの渓として知られ原始性の色濃い沢で、自宅から近いのも魅力です。思案した結果、「和賀の堀内沢へ行こう!」と決めたものの、はて、どこへ行こうか?堀内沢で遡行対象となる沢は、八瀧沢、マンダノ沢の下天狗沢と上天狗沢、辰巳又沢、シャチアシ沢などが挙げられます。

本当は堀内沢にあって一番登攀的な要素の強い辰巳又沢へ行きたかったのですが、この沢へ行くためには、どうしても2泊3日が必要なんです。稜線に出ても登山道がありませんから…。「1泊2日で行ける方法はないものか?」と4日(金)の夜遅くまでに思案したものの、良策思い浮かばず…(^^ゞ。八瀧沢は1996年9月に東京時代に遡行していますし、単独ですと車の回収に難があります。マンダノ沢の下天狗沢は、過去三度も入渓しており、ちょっと飽きた感じ…。シャチアシ沢は2005年8月に遡行しているし(ヒネリ滝まで)…。

てなわけで、マンダノ沢の上天狗沢へ行くことに決定しました♪決定したのが4日(金)の夜も遅い時間。大慌てで沢について調べたり装備を整えたり、食糧を買い出ししたりで超忙し〜い!結局深夜までかかりました(^^ゞ。上天狗沢と下天狗沢の二俣までは過去3度も入渓していますので、気分も楽でした。しかし、堀内沢へ単独で入渓するのは今回が初めて〜!上天狗沢の遡行も初めて〜!和賀山塊の沢へ入る時は、いつもパートナーと入渓していたのです。グレード的には下天狗沢と比べれば、今回遡行する上天狗沢は易しいみたですので不安はありませんでした。

今回は今月の5連休の沢へ向けての体力トレーニング!てなことで、わざと荷物を重くしました。遡行中に思ったこと…。「荷物を重くするんじゃなかったぁ〜!」って、後悔しました(^^ゞ。バテはしませんでしたが、結構シンドかったです。4日(金)、寝たのが夜遅い時間だったこともあり、出発当日の5日(土)の朝は、のんびり出発!初日は蛇体淵まで行けばいいし、そこまでは過去三度入渓していますので勝手知っている沢、「夕方前には着くだろう!」って、感じでした。5日(土)、登山口の夏瀬温泉を7時40分に出発!果たしてどうなることやら…。1泊2日、単独遡行の始まり始まり〜!次回の日記に続く…。

PS.上の写真は夏瀬温泉の玉川にかかる吊り橋にて。いよいよ、和賀山塊、堀内沢・マンダノ沢・上天狗沢へ向けて単独遡行の開始で〜す♪(*^_^*)


9月3日(木) 山岳用寝袋の進化

30代の若かりし頃は、雪山や秋の沢で寒くて眠れなくてもまったく平気でした。だって、学生時代の山岳部の頃は、冬山合宿でさえサマーシュラフ(寝袋)でアルプス3千M級の山々を登っていましたから〜!皆、貧乏学生で、冬期用シュラフ(寝袋)が買えなかった…というのが真相です。エアーマットも買えず、厳冬期でもペラペラの銀マットを敷いてサマーシュラフで寝ていたものです。

当時、先輩達からは次のように言われたものです。「冬山で寝ようと思うな!寝れなくても歩けるだけの体力と精神力を身に付けよ!」と。当時は、「そんなバカな!」と思ったものですが、経験を積み重ねていくうちに「寝れなくても歩けるもんだなぁ〜!」と分かってきました。熟睡できなくても、横たわっているだけで疲れが取れることを知ったのです。

それ以来、寒さで寝れなくてもまったく気にならなくなりました。寝る時は酒の勢いで眠るのですが、2〜3時間もすると底冷えで目が覚めてしまい、そこから朝を迎えるまで長いのなんのってぇ〜!未だにそうなんです。「寝れなくても歩ける!」そんな理由から、寝袋を買い替えることをためらっていたのです。左上の写真を見て下さ〜い!現在私が持っている寝袋です。なんと4つも持っています。大きさの違いに注目!

順番にご説明しましね。@の寝袋は、今からちょうど20年前(1989年)、パキスタンはカラコルム山群、7千M峰のヒマラヤ遠征時に購入した化学繊維の寝袋。ヒマラヤ仕様で、氷点下25度まで対応。Aは、それ以前より厳冬期のアルプス等で使用していたもので25年前に購入したダウン(羽毛)の寝袋(3万5千円で購入)。氷点下20度まで対応。Bは化学繊維のサマーシュラフで、7度までの対応で主に夏山や沢用に19年前に購入(1万円)。その後、登山用品の専門店、ICIさんより寝袋革命と言われるほどの画期的な商品が販売されたのです。それがCです。軽量でコンパクト、しかも表面は防水コーティングされているまさに沢登りには打って付けの寝袋でした。シュラフカバーに毛が生えたような品物でしたが、軽量化を第一とする沢屋としては画期的な商品だったと思います。化学繊維の寝袋ですが、先週の沢まで、かれこれ18年間も愛用していました。

ダウン(羽毛)と化学繊維の寝袋には一長一短があります。ダウンは高価ですが長年愛用しても保温力は衰えませんし、軽量でコンパクト。現にAの寝袋は25年経った今でも厳冬期の山で愛用しています。しかし、濡れると乾きにくく、保温力が低下します。一方、化学繊維の寝袋は安価で速乾性が高いのがウリですが、かさばるし重いのがネックです。さらに数年もすると保温力は衰えてきます。ダウンと化学繊維、どちらを選ぶかは、その人の好みだと思います。

40歳を過ぎ、加齢と共に熟睡しないと翌日の行動に支障をきたすようになったのが数年前のこと…。まだまだ若いつもりでしたが、私も歳をとったのか…?この18年間、沢で愛用していた化学繊維Cの寝袋の保温力はゼロに等しく…(^^ゞ。正直、シュラフカバーと何ら変わりません。真夏の沢では問題ないのですが、9月以降の沢ではとても寝れたもんじゃありませんでした。18年間もよくぞ私と山行を共にしてくれた!と感謝の念に堪えません。出費は大きいけど、この度、沢用の寝袋を購入する決意をしました。

さっそく、山仲間であり登山用品専門店、ICI・宮城の店長であるAさんにメールで問い合わせをしました。Aさんはオールランドにこなすベテランの山屋であり、去年一緒に南アルプスの赤石沢を遡行した仲。商品の特性を熟知している頼りになるお方です。たくさんのアドバイスを賜りました。「モンベルのULスパイラルダウンハガーがいいんじゃない!」との回答をいただき、ネットで調べてみると、うなるほどの優れモノでした。さすが店長!アウトドア界で最も権威ある賞と言われるアメリカの「エディターズ・チョイス賞」を受賞しただけあります。

この商品、ダウン(羽毛)の寝袋で軽量でコンパクト、しかも安い(品番 #1121800 、2万4千円)!これなら買えるぞっ♪さっそく、ICI盛岡店へ山仲間であるU主任を尋ねました。しかし、Uさんは夏季休暇を取っている最中で9日まで不在とのこと…。ガ〜ン!Uさんも沢屋さんで商品知識に詳しく、とっても頼りにしているお方なんです。他の店員さんに聞いたところ、在庫はないとのこと。さらにショック〜!取り寄せるにしても、せめて現物を見てから判断しよう!と思い、モンベルの直営店へ行ってみることにしました。

直営店でありながら、ここにも在庫がありませんでした。しかし、それに近い商品がありましたので、その凄さを垣間見ることが出来たのです。何よりも驚いたのが、その小ささと軽さ!「なにコレ!私の雨具より小さいじゃん!しかも超軽い!」(上記寝袋Cの半分の大きさ)。この小ささと軽さで氷点下6度まで使用できるのですから驚きです(快適睡眠温度域は3度まで)。この18年間の技術の進歩に驚嘆しました。あれこれ見ていたら店員さんがやってきて…。「寝袋をお探しですか?」って。「品番 #1121800はないですか?」と私。「すいません、現在在庫を切らしております。直ぐにメーカーに問い合わせてみます。」と。

その店員さんの話によれば「とても人気商品でメーカーと他の直営店にもあたってみましたがどこにも在庫がなく、次の生産まで入荷出来そうもありません…」とのことでした。さらにガ〜ン!「どうしても今月の5連休の沢に間に合わせたいのですが…。次の生産はいつですか?来年なんて言ったら、もう2度と来ないよ!」と店員さんを脅す私…。再度メーカーと交渉してくれた店員さん、「5連休前には間に合わせるようにします!しかし、今度の生産は40個と少量で、既に多くの予約が入っている為、今すぐ注文していただけないと商品を確保するのは難しいです…」とのこと。私としては日頃お世話になっているICIさんからぜひ購入したいと思っていましたが、そこまで言われると…。正直悩みましたが、ICIのAさん、そしてUさん、本当にごめんなさ〜い!5連休に間に合わせるのが最優先課題!モンベル直営店に発注しちゃいました(^^ゞ。たくさんのアドバイスを賜ったのに…心よりお詫び申し上げます。

30代の頃までは軽量化なんて全く無関心だった私…。45過ぎてからは軽量化を意識するようになりました。軽量化と快適化にはお金はかかります。年々優れた商品が出てきています。本日ICIさんへ行ったら、エアマット、シュラフカバーは私が持っているモノよりも半分以下の小ささと軽さでビックリしちゃいました。思えば現在使っているシュラフカバーは26年間も使っていますし…。店内をじっくり見ていると、「あれも欲しい、これも欲し〜い!」ってなっちゃいます。「今度購入した寝袋、20年は使うぞ〜!」と心に誓ったのでした。うっ、はて???20年後の私って、山登りをやっているのだろうか…?チャン、チャン!


9月2日(水) 夢しか実現しない!

いよいよ9月に突入しましたね。昨日の夜は仕事が終わった後、録画しておいたNHKの番組『激闘43日、花巻東 ベスト4への軌跡』を見ました。その番組中で、準決勝で中京大中京に敗れた後のミーティングで佐々木洋監督が選手のみんなに語った言葉が深く印象に残りました。

花巻東はもちろん「全国制覇」が目標だったのですが、佐々木監督の「野球を通して子供たちに伝えたいこと…」の熱意が伝わる名言だったと思い、ここにご紹介させていただきます。何度も再生を繰り返し聞き取りながら書きましたので、多少言葉の語尾に違いがあるかもしれませんが…。

『日本一になるってことは、相当難しいことだったと思う。特に岩手県にとっては…。しかし、間違いなく春はあそこまで(準優勝)階段を登ったし、今回もここまで(ベスト4)これた。野球を通して学んだことは何かというと、絶対に目標だと思う。夢であったり、あ〜なりたい!って、僕らが本気でなりたいんだ!って言ったから、たぶん近づいたんだと思う。俺も夢しか実現しない、夢に思ったことしか実現しない!そうなんだと思う。

野球の技術は衰えるし、野球の技術なんて大した問題じゃないから…。一塁まで全力で駆け抜ける姿、誰かのあるかないかのわからないために必ず構えるバックアップ、カバーリング、そのことは絶対に野球で活かすんじゃなくて、人生に活かしてもらいたいと思う。そして、諦めないということ、決して諦めないこと…。以上』

この「夢しか実現しない!」は、私がいわて起業家大学で学んでいたころ、恩師の福島正伸先生より叩き込まれた「起業家精神」でもあります。成功するための絶対条件、そして成功者達の共通項。それは「成功するまで決して諦めないこと!」。この一言に尽きると思います。

佐々木監督、岩手出身の子達を、よくぞここまで育てたものです。野球の技術だけでなく、人間性や心も日本一を目指していたのではないでしょうか?野球を通じて立派な社会人、立派な人間を育てるという信念で「人間教育」を掲げる佐々木監督の指導者としての姿勢は、本当に素晴らしいと感じました。どんな時でも全力、仲間を思いやる気持ち、諦めない心、花巻東の選手と戦いぶりを見ていて監督の教えが浸透しているのがわかりました。本当に素直で優しく素晴らしい選手たちですね。観ていて清々しい気持ちにさせてくれました。

そう言えば…経営の神様、松下幸之助氏も同じようなことを言っています。『私は、ずっと以前でしたが、当時の年若き社員に得意先から「松下電器は何をつくるところか」と尋ねられたならば、「松下電器は人をつくるところでございます。あわせて電気商品をつくっております」と申せ!と言ったことがあります』と。氏は「物をつくる前に人をつくる」というのが信念だったようです。

今春の第81回選抜高校野球大会で県勢初の準優勝を果たし、夏の第91回全国高校野球選手権大会でも県勢90年ぶりの4強入りの快挙を遂げた花巻東高校硬式野球部に県民栄誉賞が贈られました。その理由は…「同校野球部は本県出身選手だけでメンバーを構成し、常に郷土・岩手への貢献という意識を持って試合に臨み、日常生活や学習も含めたすべての取り組みで日本一を目指した。春夏続けての快進撃は、県民に大きな感動と明るい希望を与えた。」今回の高校の県民栄誉賞受賞は、2007年の全国サッカー選手権大会を制した盛岡商高サッカー部に引き続き2校目となります。

これまでの岩手県民は、「甲子園で一勝出来れば大したもの!」と思っていた人が多かったかも知れません。それを花巻東は「岩手でも頑張れば優勝を目指せるんだ!」ということを証明してくれたように思います。県民にどれだけ自信と勇気を与えてくれたことか…。本当にありがとう!と言いたい。 PS.上の写真は、2歳にしてクライミングを楽しむたっくんで〜す!2歳にしてこのバランスの良さ!脱帽です。将来が楽しみ♪(*^_^*)


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